JPH07208804A - 浴槽水の加熱装置 - Google Patents

浴槽水の加熱装置

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JPH07208804A
JPH07208804A JP3242499A JP24249991A JPH07208804A JP H07208804 A JPH07208804 A JP H07208804A JP 3242499 A JP3242499 A JP 3242499A JP 24249991 A JP24249991 A JP 24249991A JP H07208804 A JPH07208804 A JP H07208804A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気容量の大きいヒータでも容易に用いられる
安全でかつ低コストの浴水の加熱装置の提供。 【構成】電熱線11を例えば金属パイプ13、15等を
介し電気絶縁材粉末層12、14の2層で絶縁するよう
に複数の絶縁層で絶縁、しかも絶縁材粉末層14の絶縁
抵抗測定用端子23、28が、金属パイプ13、15と
導通状態で装着された電気ヒータ。 【効果】電熱線の2重絶縁により安全性を高めるととも
に、さらに、絶縁材粉末層の絶縁抵抗を一定時間毎に測
定することにより安全性のチエツクが行えるので漏電の
危険が防げ、これによりヒータを安全用の絶縁トランス
等を介すことなく直接商用電源に接続できるので、大容
量のヒータの利用も容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽装置に係り、特に浴
水を循環ポンプにより強制的に循環させる循環経路に配
備する電気的な加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、図5に示すような、浴水を循環ポ
ンプで強制循環させ濾過、殺菌等によって清浄化を図る
清浄化装置を配備した浴槽装置の利用が多くなり、特に
最近は、この浴水の循環経路に加熱装置を配備して、浴
水を絶えず適温に保ち、24時間いつでも快適に入浴で
きるようにしたいわゆる24時間風呂の人気が高まって
いる。
【0003】図5は24時間風呂装置の一例が示されて
おり、1は浴水2の入った浴槽、3は清浄化装置であ
り、清浄化装置3は、フイルターや活性炭等の清浄化材
の充填された清浄化タンク、循環ポンプ5、加熱装置
6、オゾン発生装置7等より成っている。
【0004】浴槽1内の浴水2は、循環ポンプ5の作動
によって給水管8で吸い上げられて清浄化タンク4に入
って汚れを取り除く清浄化処理がまず行われ、その後、
加熱装置6で所定温度に加熱した後、噴水管9の先端の
ジエツトノズル10からから浴槽1内にオゾン発生装置
7で発生したオゾンを含む空気とともにジエツト流とし
て噴出され。
【0005】以上のような清浄化処理の結果、浴水2
は、汚れが取り除かれたりオゾン殺菌されたりして絶え
ず清浄であるとともに適温に保たれ、24時間いつでも
快適な入浴が楽しめる。
【0006】前記したような清浄化装置において浴水を
保温加熱するための加熱装置では、電熱線を絶縁セラミ
ツク粉末の充填された金属パイプやセラミツク中埋設し
たシーズヒータやセラミツクヒータのような電気ヒータ
が多く利用されていた。
【0007】
【従来技術の課題】しかしながら、このような電気ヒー
タで浴水を直接加熱した場合、ヒータが金属パイプに腐
食等で穴が開いたり、セラミツクがひび割れしたりして
損傷し絶縁不良となつて浴水に漏電する心配があるの
で、入浴者にとっては大変危険である。
【0008】このような漏電の危険を防ぐために、絶縁
油のような熱媒体を電気ヒータで加熱し浴水と熱交換さ
せる間接加熱方式を採る場合もあるが、この場合は、加
熱装置が大きくなるとともにコスト高となつてしまう。
【0009】また、電気ヒータを利用しての直接加熱で
漏電の危険を防ぐ対策として、電源供給回路に絶縁トラ
ンスを配備し、電圧を100Vから24V程度に下げる
とともに、電源供給の1次側回路とヒータの2次側回路
とを遮断し漏電電流が浴槽内に流れ内容にする方法が採
られる場合もある。
【0010】しかしながら、このように絶縁トランスで
安全性を保てるのはヒータの容量が小さな場合だけであ
る。
【0011】なぜなら、ヒータの容量を500W程度と
としても、絶縁トランスはかなり大型で高価にるととも
に、流れる電流量は21A程度と多いので配線にはかな
り太い電線が必要になり、これ以上大きな容量のヒータ
の配備を必要とする場合の浴槽装置には適用できないか
らである。
【0012】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消し、1KW以上の大容量の電気ヒータでの直接加
熱でも漏電による危険を防いで安全であるとともに、コ
ンパクトでコストも安い浴水の加熱装置を提供すること
を目的とし創案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴水
の循環経路中に配備され、電熱線が金属パイプを介して
絶縁材粉末の複数の層により絶縁され、好ましくは、絶
縁層の絶縁抵抗を測定するための絶縁抵抗測定用端子が
金属パイプに導通状態で装着された電気ヒータであるた
ことを特徴とする浴水の加熱装置である。
【0014】
【発明の作用】本発明は以上のように構成され、電熱線
は金属パイプを介して電気絶縁材粉末の複数の層で絶縁
されているので、仮に外側の金属パイプに穴が開いても
まだ十分な絶縁状態にあつて漏電の心配はなく安全性は
非常に高くなる。
【0015】このため、絶縁トランスを配備する必要が
なくなるとともに100Vの電源に直接つなげるのでヒ
ータ容量を1KW以上に大きくすることも容易でありし
かもコストも安い。
【0016】また、ヒータは折り曲げ自在であるので、
自由に折り曲げ加工をして極めてコンパクトな形状にで
きる。
【0017】さらに、金属パイプの外周に絶縁抵抗測定
用端子を装着しているので、金属パイプ間の絶縁抵抗の
測定によつて漏電が生じているか否かの安全性がチエツ
クできる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について、図に基づいて
詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施例のヒータを一部を
断面として示す側面図であり、11がニクロム線のよう
な電熱線、12が電熱線11を覆う第1絶縁材粉末層、
13がこの第1絶縁材粉末層12を覆う第1金属パイ
プ、14が第1金属パイプ13を覆う第2絶縁材粉末
層、15がこの第2絶縁材粉末層を覆う第2金属パイプ
であり、電熱線11は絶縁材粉末層で2重絶縁されてい
る。
【0020】絶縁材粉末層12、14は、酸化マグネシ
ウムのような電気絶縁性の金属酸化物粉末により形成
し、金属パイプ13、15は、SUS、銅等の機械的強
度が強くしかも腐食に強い金属で形成するが、内側の第
1金属パイプ13は、外側の第2金属パイプ15よりは
強度と耐食性が必要ないので肉厚を薄くしたり耐食性の
低い材料を利用したりできる。
【0021】16は電熱線11とスポツト溶接されたね
じ切り部を持つヒータ端子、17及び18は第1及び第
2金属パイプの端部開口を絶縁材粉末が漏れないように
塞ぐガラス、シリコーン等の封口材、19は第2金属パ
イプにねじ部嵌合させて取り付けた取付用フランジであ
る。
【0022】ヒータを取付板に取り付けた状態が図2及
び3の部分側面図と図4の正面図とに示されており、ヒ
ータはヒータ取付板20に取付用フランジ19のフラン
ジ部を水漏れ防止パツキン21を介して密着させた後、
ねじ部にヒータ取付用ナツト22を嵌めてねじ止めして
取り付けられている。
【0023】23は第1絶縁抵抗測定用端子、24はセ
ラミツク、ガラス等の絶縁材製のスペーサであり、第1
絶縁抵抗測定用端子23は、第1金属パイプ13の開口
端部にスペーサ24を嵌合させて押さえ付けた後、ねじ
切りされたヒータ端子16にナツト25を嵌めてねじ止
めして取り付けられている。
【0024】27はヒータ端子16に嵌められた100
V或は200V等の一般商用電源と接続する電源用端子
であり、ナツト26によりナツト25に押し付けられて
ねじ止めされている。
【0025】28はヒータ取付板20に装着された第2
絶縁抵抗測定用端子であり、第2絶縁抵抗測定用端子2
8は、原則的には取付用フランジ19のような第2金属
パイプ15に直接取り付いた部品に取り付けるが、取付
用フランジ19を介して第2金属パイプ15と導通して
いるヒータ取付板20に取り付けても絶縁抵抗の測定に
は何ら支障がないことは当然である。
【0026】このため、前記第1絶縁抵抗測定用端子2
3と第2絶縁抵抗端子28とを図示しない絶縁抵抗測定
回路で結び、内側の第1金属パイプ13と外側の第2金
属パイプ15との間の絶縁抵抗を一定時間毎に測定する
と、外側の第2金属パイプ15に穴が開き外側の第2絶
縁材粉末層14に水が侵入し絶縁性が損なわれた場合に
は絶縁抵抗が急激に小さくなり、この異常を検知した際
に、これを表示したり、或はヒータの回路を遮断したり
して漏電の危険を防ぐ。
【0027】またヒータの形状は前記実施例ではU字型
となつているが、絶縁層が金属パイプで覆われた粉末層
であつて折り曲げ自在であるので、自由に折り曲げてさ
らにコンパクトな形状とすることもできる。
【0028】さらにこのヒータは、電熱線11が絶縁材
粉末層12及び14により2重絶縁されているので熱伝
導性が悪くなつているが、水中用として用いるものであ
るので通常の電気ヒータと比べても熱効率は殆ど差はな
い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のような構成及び作用のも
のであり、電気ヒータの電熱線に対する絶縁層を2重に
設けた2重絶縁によつて安全性が高めるとともに、外側
の絶縁層の絶縁抵抗をチエツクすることによりさらに安
全性を高めている。
【0030】このため、電源回路中に絶縁トランスを設
けることなく直接ヒータを商用電源に接続でき、これに
よりいかなる大きさの加熱容量でも容易に得られるとと
もに、漏電の危険がなく安全でかつ低コストでコンパク
トな浴水の清浄化装置における加熱装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の側面図、
【図2】 実施例の部分側面図、
【図3】 実施例の部分側面図、
【図4】 実施例の正面図、
【図5】 浴水清浄化装置。
【符号の説明】
11. 電熱線 12. 第1絶縁材粉末層 13. 第1金属パイプ 14. 第2絶縁材粉末層 15. 第2金属パイプ 23. 第1絶縁抵抗測定端子 28. 第2絶縁抵抗測定端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 浴槽水の加熱装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽装置に係り、特に浴
槽水を循環ポンプにより強制的に循環させる循環経路に
配備する電気的な加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、浴槽水を循環ポンプで強制循環さ
せ濾過、殺菌等によって清浄にする清浄化装置を配備し
た浴槽装置の利用が多くなり、特に最近は、この浴槽水
の循環経路に加熱装置を配備して、浴槽水を絶えす適温
に保ち、24時間いつでも快適に入浴できるようにした
いわゆる24時間風呂の人気が高まっている。
【0003】図5は24時間風呂装置の一例が示されて
おり、1は浴槽水2の入った浴槽、3は清浄化装置であ
り、清浄化装置3は、フイルターや活性炭等の清浄化材
の充填された清浄化タンク4、循環ポンプ5、加熱装置
6、オゾン発生装置7等より成っている。
【0004】浴槽1内の浴槽水2は、循環ポンプ5の作
動によって吸水管8で吸い上げられて清浄化タンク4に
入って汚れを取り除く清浄化処理がまず行われ、その
後、加熱装置6で所定温度に加熱した後、噴水管9の先
端のジエツトノズル10からから浴槽1内にオゾン発生
装置7で発生したオゾンを含む空気とともにジエツト流
として噴出される。
【0005】以上のような清浄化処理の結果、浴槽水2
は、汚れか取り除かれたりオゾン殺菌されたりして絶え
ず清浄であるとともに適温に保たれ、24時間いつでも
快適な入浴が楽しめる。
【0006】前記したような清浄化装置において浴槽水
を保温加熱するための加熱装置では、電熱線を絶縁セラ
ミック粉末の充填された金属パイプやセラミック中に埋
設したシーズヒータやセラミツクヒータのような電気ヒ
ータが多く利用されていた。
【0007】
【従来技術の課題】しかしながら、このような電気絶縁
層が一重の電気ヒータで浴槽水を直接加熱した場合、ヒ
ータの金属パイプに腐食等で穴か明いたり、セラミック
かひび割れしたりすると絶縁不良となつて浴槽水に漏電
する心配があるので、入浴者にとっては大変危険であ
る。
【0008】このような漏電の危険を防ぐために、絶縁
油のような熱媒体を電気ヒータで加熱し浴槽水と熱交換
させる間接加熱方式を採る場合もあるが、この場合は、
加熱装置が大きくなるとともにコスト高となつてしま
う。
【0009】また、電気ヒータを利用しての直接加熱で
漏電の危険を防ぐ対策として、電源供給回路に絶縁トラ
ンスを配備し、電圧を100Vから24V程度に下げる
とともに、電源供給の1次側回路とヒータの2次側回路
とを遮断し漏電電流か浴槽内に流れないようにする方法
が採られる場合もある。
【0010】しかしながら、このように絶縁トランスで
安全性を保てるのはヒータの容量が小さな場合だけであ
る。
【0011】なぜなら、ヒータの容量を500W程度と
としても、絶縁トランスはかなり大型で高価になるとと
もに、流れる電流量は21A程度と多いので配線にはか
なり太い電線が必要になり、これ以上大きな容量のヒー
タの配備を必要とする場合の浴槽装置には適用できない
からである。
【0012】本発明は、前記したような従来技術の欠点
を解消し、1KW前後の電気ヒータでの直接加熱でも漏
電による危険を防いで安全であるとともに、コンパクト
でコストも安い浴槽水の加熱装置を提供することを目的
とし創案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、浴槽
水の循環路中に配備され、電熱線を導電性被覆管で多重
に覆い、この多重の導電性被覆管の空隙に電気絶縁材を
充填し多重の絶縁層で絶縁した電気ヒータであることを
特徴とする浴槽水の加熱装置であり、また前記導電性被
覆管が金属管であり、前記電気絶縁材が粉末状であるこ
とを特徴とする前記の浴槽水の加熱装置であり、さらに
前記電気絶縁層に対する絶縁劣化度測定用端子を測定用
絶縁層が介在する導電性被覆管又はこの導電性被覆管と
導通する導電性部材に配備したことを特徴とする前記の
浴槽水の加熱装置である。
【0014】
【発明の作用】本発明は以上のように構成され、電熱線
は空隙に電気絶縁材を充填した多重の導電吐被覆管で覆
われて多重絶縁されているので、仮に外側のいずれか一
つの導電性被覆管に穴が明いて絶縁層の絶縁が壊れて
も、まだその内側に絶縁層があって十分絶縁が保たれる
ので、漏電の心配はなく安全性は非常に高くなる。
【0015】このため、絶縁トランスを配備する必要が
なくなるとともに100Vの電源に直接つなげるのでヒ
ータ容量を1KW前後に大きくすることも容易でありし
かもコストも安い。
【0016】また、導電性被覆管を金属パイプとし、か
つ絶縁材を粉末状とすると、ヒータは折り曲げ自在であ
るので、極めてコンパクトな形状にでき、同時に絶縁材
が熱膨張してパイプが破損する心配もない。
【0017】さらに、所定の絶縁層を絶縁劣化度の測定
用として選び、この測定用の絶縁層が介在する内外の導
電性被覆管又はこの導電性被覆管に導通する導電性部材
に絶縁劣化度測定用の導電性端子が装着されているの
で、この端子を用いて測定用の絶縁層の絶縁劣化度を絶
えずチエックすることにより漏電を防止できる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について、図に基づいて
詳細に説明する。
【0019】図1は、電熱線を導電性被覆管としての金
属パイプで二重に覆い、この二重の金属パイプの空隙に
電気絶縁材として粉末状絶縁材を充填し二重絶縁したヒ
ータを一部を断面として示す側面図であり、11がニク
ロム線のような電熱線、13が電熱線11を覆う第1金
属パイプ、12が第1金属パイプ13の空隙に粉末状の
電気絶縁材を充填した第1絶縁材粉末、15が第1金
属パイプ13の外側を覆う第2金属パイプ、14が第2
金属パイプ15の空隙に粉末状絶縁材を充填した第2絶
縁材粉末層である。
【0020】絶縁材粉末層12、14は、酸化マグネシ
ウムのような電気絶縁性の金属酸化物粉末により形成
し、金属パイプ13、15は、SUS、銅等の機械的強
度が強くしかも腐食に強い金属で形成するが、内側の第
1金属パイプ13は、外側の第2金属パイプ15よりは
強度と耐食性が必要ないので肉厚を薄くしたり耐食性の
低い材料を利用したりできる。
【0021】16は電熱線11とスポット溶接されたね
じ肋り部を持つヒータ端子、17及び18は第1及び第
2金属パイプの端部開口を絶縁材粉末が漏れないように
塞ぐガラス、シリコーン等の封口材、19は第2金属パ
イプにねじ部嵌合させて取り付けた取付用フランジであ
る。
【0022】ヒータを取付板に取り付けた状態が図2及
び3の部分側面図と図4の正面図とに示されており、ヒ
ータはヒータ取付板20に取付用フランジ19のフラン
ジ部を水漏れ防止パツキン21を介して密着させた後、
ねじ部にヒータ取付用ナット22を嵌めてねじ止めして
取り付けられている。
【0023】23は第1絶縁劣化度測定用端子、24は
セラミック、ガラス等の絶縁材製のスペーサであり、第
1絶縁劣化度測定用端子23は、第1金属パイプ13の
開口端部にスペーサ24を嵌合させて押さえ付けた後、
ねじ切りされたヒータ端子16にナット25を嵌めてね
じ止めして取り付けられている。
【0024】27はヒータ端子16に嵌められた100
V或は200V等の一般商用電源と接続する電源用端子
であり、ナット26によりナット25に押し付けられて
ねじ止めされている。
【0025】28はヒータ取付板20に装着された第2
絶縁劣化度測定用端子であり、第2絶縁劣化度測定用端
子28は、原則的には取付用フランジ19のような第2
金属パイプ15に直接取り付いた部品に取り付けるが、
取付用フランジ19を介して第2金属パイプ15と導通
しているヒータ取付板20に取り付けても絶縁劣化度の
測定には何ら支障がないことは当然である。
【0026】このため、前記第1絶縁劣化度測定用端子
23と第2絶縁劣化度端子28とを図示しないが、例え
ば絶縁抵抗のような絶縁劣化度測定回路で結び、内側の
第1金属パイプ13と外側の第2金属パイプ15との間
の第2絶縁材粉末層14の絶縁抵抗を一定時間毎に測定
すると、外側の第2金属パイプ15に穴が開き外側の第
2絶縁材粉末層14に水が侵入し絶縁性が損なわれた場
合には絶縁抵抗が急激に小さくなり、この異常を検知し
た際に、これを表示したり、或はヒータの回路を遮断し
たりして漏電の危険を防ぐ。
【0027】またヒータの形状は前記実施例ではU字型
となつているが、絶縁層が金属パイプで覆われた粉末層
であつて折り曲げ自在であるので、自由に折り曲げてさ
らにコンパクトな形状とすることもできる。
【0028】さらにこのヒータは、電熱線11が絶縁材
粉末層12及び14により2重絶縁されているので熱伝
導性が悪くなつているか、水中用として用いるものであ
るので通常の電気ヒータと比べても熱効率は殆ど差はな
い。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のような構成及び作用のも
のであり、電気ヒータの電熱線に対する絶縁層を2重に
設けた2重絶縁によつて安全性が高めるとともに、外側
の絶縁層の絶縁劣化度をチエックすることによりさらに
安全性を高めている。
【0030】このため、電源回路中に絶縁トランスを設
けることなく直接ヒータを商用電源に接続でき、これに
よりいかなる大きさの加熱容量でも容易に得られるとと
もに、漏電の危険がなく安全でかつ低コストでコンパク
トな浴槽水の清浄化装置における加熱装置が提供され
る。
【0031】また、絶縁材として粉末状のものを用いる
と、絶縁材が熱膨張して外側を覆う金属管を破損する心
配もない。
【0032】なお本発明の加熱装置は、安全性が強く要
求される浴槽水の加熱装置として開発されたものである
が、温水器や洗濯機のように、同じように安全性が強く
要求される機器類の加熱装置として利用しても非常に大
きな効果が得られることは言うまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の側面図、
【図2】 実施例の部分側面図、
【図3】 実施例の部分側面図、
【図4】 実施例の正面図、
【図5】 浴槽水清浄化装置。
【符号の説明】 11. 電熱線 12. 第1絶縁材粉末層 13. 第1金属パイプ 14. 第2絶縁材粉末層 15. 第2金属パイプ 23. 第1絶縁劣化度測定端子 28. 第2絶縁劣化度測定端子
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴水の循環経路中に配備され、電熱線が金
    属パイプを介して電気絶縁材粉末の複数の層により絶縁
    された電気ヒータであることを特徴とする浴水の加熱装
    置。
  2. 【請求項2】電気絶縁層の絶縁抵抗を測定するための絶
    縁抵抗測定用端子が金属パイプに導通状態で装着された
    ことを特徴とする請求項1記載の浴槽水の加熱装置。
JP3242499A 1991-08-28 1991-08-28 浴槽水加熱用電気ヒータ Expired - Lifetime JP2691808B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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