JPH07208522A - 旋回軸のストッパ装置 - Google Patents

旋回軸のストッパ装置

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JPH07208522A
JPH07208522A JP218694A JP218694A JPH07208522A JP H07208522 A JPH07208522 A JP H07208522A JP 218694 A JP218694 A JP 218694A JP 218694 A JP218694 A JP 218694A JP H07208522 A JPH07208522 A JP H07208522A
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turning
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swivel
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Akira Nihei
亮 二瓶
Takeshi Okada
毅 岡田
Tsutomu Miyagawa
勉 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、相対的に旋回する2つの旋
回部材に対して360°を超える動作領域を設定可能な
ストッパ装置を提供することにある。 【構成】 上述の目的を達成するために、本発明による
ストッパ装置は、所定の軸線(U)回りに相対的に回転
する2つの旋回部材(14、16)を停止させるストッ
パ装置において、前記2つの旋回部材の一方に当接可能
に設けられた第1のストッパ部材(10)と、前記2つ
の旋回部材の他方に、第1のストッパ部材(10)に設
けられた第2のストッパ部材(12)とを具備し、第1
のストッパ部材(10)が、所定の軸線回りに所定の角
度範囲で回転する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋回軸のストッパ装置に
関し、特に、所定の軸線回りに相対的に回転動作する2
つの旋回部材の回転動作の動作領域を制限する機械的ス
トッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットや製造機械の分野では、
所定の軸線回りで相対的に旋回動作する2つの旋回部材
の旋回動作を所定の動作領域に制限する必要が多数あ
る。例えば、図4に示すような産業用ロボットは、固定
ベース24の上において、概ね鉛直な旋回軸U1の回り
に旋回自在に設けられた旋回ベース26を具備してい
る。旋回ベース26には、関節部30aを介して水平な
旋回軸U2の回りに旋回自在にロボットアーム28が設
けられている。ロボットアーム28は、第1のロボット
アーム30と第2のロボットアーム32から成る。第2
のロボットアーム32は、関節部32aを介して概ね水
平な旋回軸U3の回りに旋回自在に第1のロボットアー
ム30の先端部に取着されている。つまり、図4の産業
用ロボットは垂直多関節ロボットを構成している。
【0003】更に、ロボットアーム28の先端にはロボ
ット手首34が設けられており、ロボット手首34の取
付面34aに、ロボットハンド等のエンドエフェクタ
(図示せず)が取着される。図示する産業用ロボットで
は、ロボット手首34は、第2のロボットアーム32の
先端において、旋回軸U3に対して概ね垂直な旋回軸U
4の回りに旋回自在に取り付けられている。更に、ロボ
ット手首34は、互いに直交する2つの旋回軸U5、U
6の回りに旋回自在に構成されている。上述のように、
産業用ロボットは複数の旋回軸U1〜U6の回りに旋回
自在に構成されており、各々の部材の旋回動作を組み合
わせて、ロボット手首34の先端に取り付けられたエン
ドエフェクタを三次元空間内で所定の動作経路に沿って
移動させ、所望の作業を実行させるように構成されてい
る。
【0004】産業用ロボットは、一般的に安全性の観点
から、旋回ベース26やロボットアーム28を構成する
各部材が、所定の動作領域内で適切に動作するように、
その制御装置(図示せず)が予めプログラムされてい
る。更に、前記制御装置または旋回ベース26やロボッ
トアーム28を構成する各部材を駆動する駆動装置の誤
動作により、上記動作領域を越えて旋回ベース26やロ
ボットアーム28の各部材が動作することを防止するた
めに、各々の関節部または旋回部に機械的ストッパ装置
が設けられている。これは、工作機械等においても同様
である。
【0005】図5に、従来技術によるストッパ装置の一
例を示す。図5は、図4に示した産業用ロボットの旋回
部または関節部の略示図である。図5において、旋回側
の部材38は固定側の部材36に対して矢印aで示す方
向に旋回自在に取り付けられている。固定側の部材36
に第1のストッパ部材40が取着されており、旋回側の
部材38に第2のストッパ部材42が取着されている。
第1のストッパ部材40は概ね五角形をしており、第2
のストッパ部材42と当接する部分に、緩衝部材40
a、40bが設けられている。
【0006】図5において、第2のストッパ部材42を
実線で示す位置を仮りに原点位置Oとする。この位置か
ら旋回側の部材38が反時計回りの方向に旋回すると、
第2のストッパ部材42もまた、旋回側の部材38と共
に反時計回りの方向に回転する。第2のストッパ部材4
2が二点鎖線で示す位置に到達すると、第2のストッパ
部材42は第1のストッパ部材40の緩衝部材40aに
当接して、旋回側の部材38の旋回動作が停止する。反
対に、旋回側の部材38が原点位置Oから時計回りの方
向に回転すると、第2のストッパ部材42もまた、旋回
側の部材38と共に時計回りの方向に回転する。第2の
ストッパ部材42が二点鎖線で示す位置に到達すると、
第2のストッパ部材42は第1のストッパ部材40の緩
衝部材40bに当接して、旋回側の部材38の旋回動作
が停止する。
【0007】こうして、第2のストッパ部材42と第1
のストッパ部材40との当接により、ロボットの旋回部
材が所定の動作領域を超えて動作することが防止され
る。図5では、上記動作領域は、原点位置Oから時計回
りの方向と反時計回りの方向に各々157°の角度範囲
である。つまり図5に示す構成では、旋回側の部材38
は314°の範囲で旋回することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図5に
示す従来技術の構成のストッパ装置では、旋回側の部材
の動作は314°に制限される。この動作領域は、第1
および第2のストッパ部材40、42の寸法、形状を変
更することにより、図5に示す動作領域よりも大きくす
ることが可能であることは言うまでもない。一方、図4
に示す産業用ロボットでは、U2、U3軸において36
0°を越える動作領域を設定する必要は通常ない。これ
に対して、U1、U5、U6軸では、360°を越える
動作領域を設定しなければならない場合がある。然しな
がら、従来技術のストッパ装置では、上記2つのストッ
パ部材の寸法、形状を改良しても360°を超える動作
領域を設定することはできない。
【0009】従来のスットパ装置では、上述のように3
60°を越える動作領域を設定することができないの
で、従来のストッパ装置を具備する機械、例えば図4に
示すような産業用ロボットでは所望の作業ができなかっ
たり、ロボットアームの動作経路の教示に時間が掛ると
いう問題があった。このために、従来技術では、例えば
パイプの全周溶接や全周塗装等を行うために、360°
を超える動作領域を設定する必要がある場合に機械的ス
トッパ装置を備えないこともある。これは、制御装置等
のの誤作動に際してロボットを停止させるという観点か
ら問題がある。そこで、本発明の目的は、相対的に旋回
動作する2つの旋回部に、360°を超える動作領域を
設定可能なストッパ装置を提供して従来技術の問題点を
解決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、所定の軸線回りに相対的に回転する
2つの旋回部材を停止させるストッパ装置において、前
記2つの旋回部材の一方に設けられた第1のストッパ部
材と、前記2つの旋回部材の他方に、前記第1のストッ
パ部材に当接可能に設けられた第2のストッパ部材とを
具備し、前記第1のストッパ部材が、所定の軸線回りに
所定の角度範囲で回転自在に構成されているストッパ装
置が提供される。
【0011】
【作用】2つの旋回部材が旋回することにより、前記第
1と第2のストッパ部材が当接して、前記第1のストッ
パ部材が所定の角度を以て回動したのち停止して、前記
2つの旋回部材の相対的な旋回動作が停止される。
【0012】
【実施例】上述のように本発明は、所定の軸線回りに相
対的に旋回動作する2つの旋回部材に、360°を越え
る動作領域を設定可能なストッパ装置に関する。上記2
つの旋回部材の一方に第1のストッパ部材を備え、他方
の旋回部材に、該旋回部材と共に前記所定の軸線を中心
として円周方向に移動して、前記第1のストッパ部材と
当接する第2のストッパ部材を設ける。つまり、第1の
ストッパ部材と第2のストッパ部材は、互いに前記所定
の軸線回りに相対的に回転動作する。前記第1のストッ
パ部材は、前記軸線に対して垂直な軸線または平行な軸
線回りに、所定の角度範囲で回転または回動自在に構成
されている。そして、第1のストッパ部材が所定の角度
回転または回動したときに、その回転動作または回動々
作を停止するための停止手段が具備される。
【0013】第2のストッパ部材と当接すると、第1の
ストッパ部材は、前記回動軸を中心として前記の所定の
角度範囲で、第1のストッパ部材の移動方向に回転また
は回動する。第1のストッパ部材が所定の角度位置に到
達すると、前記停止手段により、第1のストッパ部材は
それ以上の回転または回動々作ができなくなる。このと
き、第2のストッパ部材は、回転または回動々作できな
くなった第1のストッパ部材から反力を受けて押接され
る。これにより、上記2つの旋回部材の相対的な旋回動
作が停止する。
【0014】第2のストッパ部材と当接した後に、第1
のストッパ部材が、前記所定の軸線を中心として所定の
角度範囲内において回転または回動することができるの
で、前記2つの旋回部材は、第1のストッパ部材の軸線
の位置に対して直径を挟んで反対側の原点位置から、時
計回りおよび反時計回りの2つの方向に各々180°以
上回転することが可能となる。つまり、前記2つの旋回
部材は、360°以上の所定の角度範囲で定められた動
作領域において、相対的に回転することができるように
なる。
【0015】前記第1のストッパ部材は、好ましくは、
レバーにより構成される。このレバーは、前記第2のス
トッパ部材と当接可能な位置に、前記旋回部材の一方に
取着されている。前記レバーは、好ましくは、上記2つ
の旋回部材の回転軸線に対して概ね垂直または概ね平行
に設けられた回動軸を中心として、所定の角度範囲にお
いて回転または回動できるように構成されている。ま
た、前記停止手段は、前記の2つの旋回部材の一方に設
けられた当接面により構成される。前記レバーが前記当
接面に当接することにより、その回転または回動々作が
停止する。前記レバーは一定の強度または剛性を有する
プラスチックまたは金属により構成することができる。
特に、前記第1のストッパ部材を金属により形成する場
合には、第1のストッパ部材が前記当接面と当接する部
分に緩衝部材を設けてもよい。
【0016】以下、添付図面に示す実施例に基づいて、
本発明をより詳細に説明する。先ず、図1、2を参照し
て本発明の第1の実施例について説明する。図1、2は
図5と同様に、例えば図4に示した産業用ロボットの旋
回部または関節部の略示図である。図1は、旋回ベース
16が旋回して、この旋回部材16に設けられた第2の
ストッパ部材12が、固定ベース14に設けられた第1
のストッパ部材10と当接する前の状態を示している。
これに対して図2は、第2のストッパ部材12が第1の
ストッパ部材10と当接して、旋回ベース16が停止し
た状態を示している。図1、2において、(a)は側面
図であり、(b)は平面図である。
【0017】図1、2を参照すると、旋回ベース16
は、旋回軸線Uを中心として旋回自在に固定ベース14
に取り付けられている。固定ベース14において旋回ベ
ース16が取り付けられている面には、第1のストッパ
部材10が設けられている。また、旋回ベース16の外
周面において固定ベース14の近傍には、第2のストッ
パ部材12が、前記外周面から外方に突出するように取
着されている。第2のストッパ部材12は、旋回ベース
16が旋回軸線Uを中心として旋回するとき、旋回ベー
ス16と共に旋回軸線Uを中心とする円周方向に移動す
る。図1、2において、旋回ベース16の原点位置がO
で示されている。
【0018】第1のスットパ部材10はレバー10aを
具備している。レバー10aは、回動軸10dにより固
定ベース14に回動自在に取着されている。回動軸10
dは、旋回軸線Uに対して概ね垂直に設けらている。レ
バー10aの先端には、第2のストッパ部材12と当接
するヘッド10bが設けられている。図示より理解され
るように、固定ベース14にはスロット18が形成され
ている。スロット18は、旋回軸線Uと概ね平行な直線
に対して左右対称形に形成されており、上方に向かって
広がるように形成された当接面18a、18bを有して
いる。第1のストッパ部材10は、ヘッド10dにおい
て第2のストッパ部材12と当接できるようにスロット
18から突出して、スロット18内に配置されている。
また、第1のストッパ部材10は、レバー10aと当接
面18a、18bとの間に緩衝部材10cを具備してい
る。
【0019】回動軸10dは、スロット18の中心線上
に配置されている。そして、回動軸10dおよびスロッ
ト18は、旋回ベース16の原点位置Oに対して180
°の位置に配置されている。つまり、旋回ベース16の
原点位置Oは、回動軸10dおよびスロット18の位置
から180°の位置に定義されている。
【0020】次に、本発明の第1の実施例によるストッ
パ装置の作用について説明する。図1、2において旋回
ベース16は、固定ベース14に対して矢印aの方向、
つまり反時計回りの方向に旋回している。そして、図1
に示すように、旋回ベース16の第2のストッパ部材1
2が、固定ベース14に設けられた第1のストッパ部材
10に接近する。第2のストッパ部材12が第1のスト
ッパ部材10のヘッド10bに当接すると、第1のスト
ッパ部材10は回動軸10dを中心として第2のストッ
パ部材12の移動方向に回動する。そして、第1のスト
ッパ部材10は、原点位置Oから180°の位置を通過
して回動し、最終的に緩衝部材10cにより、スロット
18に形成された当接面18bに当接する(図2参
照)。第1のストッパ部材10が当接面18bとの当接
することにより、第1のストッパ部材10の回動々作が
停止する。そして、旋回ベース16は、原点位置Oから
(180+α)°の位置において、第2のストッパ部材
12が第1のストッパ部材10から反力を受けて停止す
る。
【0021】旋回ベース16が、図1、2において時計
回りの方向に旋回する場合には、第1のストッパ部材1
0がスロット18の当接面18aと当接する点を除い
て、反時計回りの方向に旋回する場合と同様に作用する
ことは言うまでもない。つまり、図1、2では旋回ベー
ス16は、旋回軸線Uを中心として原点位置Oから反時
計回りの方向に(180+α)°旋回できるように示さ
れている。然しながら、旋回ベース16は、旋回軸線U
を中心として原点位置Oから時計回りの方向にも(18
0+α)°旋回可能であることは理解されよう。つま
り、旋回ベース16は固定ベース14に対して(360
+2α)°の動作領域において旋回可能となっている。
【0022】また、緩衝部材10cは、第1のストッパ
部材10が、スロット18の当接面18a、18bと当
接する際の衝撃を緩衝する効果を有しているが、本発明
において絶対的に必要な要素ではない。更に、旋回ベー
ス16が原点位置Oから(180+α)°旋回した位置
において停止可能なように、スロット18の当接面18
a、18bと、緩衝部材10cと、ヘッド10bおよび
第2のストッパ部材12の形状、寸法を決定しなければ
ならない。
【0023】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
例について説明する。図3は、図1(a)、図2(a)
と同様の平面図であるが、固定ベースは省略されてい
る。第1の実施例では、第1のストッパ部材10が旋回
軸線Uに対して概ね垂直な軸線を中心として回動した。
これに対して図3に示す本発明の第2の実施例では、第
1のストッパ部材は、旋回ベース16の旋回軸線(図示
せず)に対して概ね平行な軸線を中心として回動するよ
うに構成されている。この点を除いて、第2の実施例は
第1の実施例と概ね同一である。そして、図3におい
て、第1の実施例と同様の要素は同じ参照番号にて示さ
れている。
【0024】図3を参照すると、旋回ベース16は、固
定ベースに旋回自在に取り付けられている。固定ベース
において旋回ベース16が取り付けられている面には、
第1のストッパ部材10が設けられている。また、旋回
ベース16の外周面において固定ベースの近傍には、第
2のストッパ部材12が、前記外周面から外方に突出す
るように取着されている。第2のストッパ部材12は、
旋回ベース16が旋回するとき、該旋回ベース16と共
に旋回ベース16の旋回軸線を中心とする円周方向に移
動する。また、図示より理解されるように、固定ベース
には、第1のストッパ部材10の両側に、前記旋回軸線
に対して垂直な直線に対して略対称形状の停止部材2
0、22が設けられている。停止部材20、22は、旋
回ベース16の向かって広がるように線対称形に形成さ
れた当接面20a、22aを有している。図1、2と同
様に、図3において、旋回ベース16の原点位置がOで
示されている。
【0025】第1のスットパ部材10はレバー10aを
具備している。レバー10aは、回動軸10dにより固
定ベースに回動自在に取着されている。回動軸10dは
前記旋回軸線に対して概ね平行に設けらている。レバー
10aの先端には、第2のストッパ部材12と当接する
ヘッド10bが設けられている。第1のストッパ部材1
0は、ヘッド10dにおいて第2のストッパ部材12と
当接できるように、停止部材20、22の内側の先端か
ら旋回ベース16の方向に突出して、停止部材20、2
2の間に配置されている。また、第1のストッパ部材1
0は、レバー10aと当接面20a、22aとの間に緩
衝部材10cを具備している。
【0026】回動軸10dは停止部材20、22の中心
線上に配置されている。そして、回動軸10dは、旋回
ベース16の原点位置Oに対して180°の位置に配置
されている。つまり、旋回ベース16の原点位置Oは、
回動軸10dの位置から180°の位置に定義されてい
る。
【0027】次に、本発明の第2の実施例によるストッ
パ装置の作用について説明する。図3において旋回ベー
ス16は、固定ベースに対して矢印aの方向、つまり反
時計回りの方向に旋回している。そして、旋回ベース1
6の第2のストッパ部材12が、固定ベースに設けられ
た第1のストッパ部材10に接近する。第2のストッパ
部材12が第1のストッパ部材10のヘッド10bに当
接すると、第1のストッパ部材10は回動軸10dを中
心として第2のストッパ部材12の移動方向に回動す
る。そして、第1のストッパ部材10は原点位置Oから
180°の位置を通過して回動し、最終的に緩衝部材1
0cにより、停止部材22に形成された当接面22aに
当接する(図示せず)。第1のストッパ部材10が当接
面22aとの当接することにより、第1のストッパ部材
10の回動々作が停止する。そして、旋回ベース16
は、原点位置Oから(180+α)°の位置において、
第2のストッパ部材12が第1のストッパ部材10から
反力を受けて停止する。
【0028】旋回ベース16が図3において時計回りの
方向に旋回する場合には、第1のストッパ部材10が停
止部材20の当接面20aと当接する点を除いて、時計
回りの方向に旋回する場合と同様に作用することは言う
までもない。つまり、図3において旋回ベース16は、
原点位置Oから反時計回りの方向に(180+α)°旋
回できるように示されているが、旋回ベース16は、原
点位置Oから時計回りの方向にも(180+α)°旋回
可能であることは理解されよう。従って、旋回ベース1
6は固定ベースに対して(360+2α)°の動作領域
において旋回可能となっている。
【0029】第2の実施例において緩衝部材10cは、
第1のストッパ部材10が、停止部材20、22の当接
面20a、22aと当接する際の衝撃を緩衝する効果を
有しているが、本発明において絶対的に必要な要素では
ない。また、旋回ベース16が、原点位置Oから(18
0+α)°の位置において停止可能なように、停止部材
20、22の当接面20a、22aと、緩衝部材10c
と、ヘッド10bおよび第2のストッパ部材12の形
状、寸法を決定しなければならない。
【0030】既述の第1と第2の実施例において緩衝部
材10cは、ポリスチレン等の柔軟なプラスチックや、
NBR等の合成ゴムまたは天然ゴムから形成することが
できる。更に、緩衝部材10cは概ね断面が台形の四角
柱にて図示されているが、直方体形状に形成してもよ
い。また、詳細には示されていないが、回動軸10d
は、例えばピンや円滑な摺動面を有するボルトにより形
成することができる。
【0031】
【発明の効果】既述の説明から明らかなように、本発明
によるストッパ装置は、相対的に旋回する2つの旋回部
材に対して360°を超える動作領域を設定することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の略示図であり、第2の
ストッパ部材が第1のストッパ部材に接近する状態を示
す図である。 (a)本発明の第1の実施例の略示側面図であり、図1
(b)において矢視線A−Aに沿って破断して示す図で
ある。 (b)本発明の第1の実施例の略示平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の略示図であり、第2の
ストッパ部材が第1のストッパ部材に当接した状態を示
す図である。 (a)本発明の第1の実施例の略示側面図であり、図2
(b)において矢視線AA−AAに沿って破断して示す
図である。 (b)本発明の第1の実施例の略示平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の略示図であり、第2の
ストッパ部材が第1のストッパ部材に接近する状態を示
す図である。
【図4】産業用ロボットの一例を示す斜視図である。
【図5】従来技術によるストッパ装置の略示図である。
【符号の説明】
10…第1のストッパ部材 12…第2のストッパ部材 14…固定ベース 16…旋回ベース 18…スロット 18a…当接面 18b…当接面 20…停止部材 20a…当接面 22…停止部材 22a…当接面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軸線回りに相対的に回転する2つ
    の旋回部材を停止させるストッパ装置において、 前記2つの旋回部材の一方に設けられた第1のストッパ
    部材と、 前記2つの旋回部材の他方に、前記第1のストッパ部材
    に当接可能に設けられた第2のストッパ部材とを具備
    し、 前記第1のストッパ部材が、所定の軸線回りに所定の角
    度範囲で回転自在に構成されているストッパ装置。
JP218694A 1994-01-13 1994-01-13 旋回軸のストッパ装置 Pending JPH07208522A (ja)

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JP218694A Pending JPH07208522A (ja) 1994-01-13 1994-01-13 旋回軸のストッパ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110043581A (zh) * 2019-05-07 2019-07-23 深圳市众为创造科技有限公司 一种抱闸

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