JPH07208345A - ポンプ設備の運転制御方法 - Google Patents

ポンプ設備の運転制御方法

Info

Publication number
JPH07208345A
JPH07208345A JP22094A JP22094A JPH07208345A JP H07208345 A JPH07208345 A JP H07208345A JP 22094 A JP22094 A JP 22094A JP 22094 A JP22094 A JP 22094A JP H07208345 A JPH07208345 A JP H07208345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
check valve
pumps
check valves
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyoshi Hashimoto
公美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP22094A priority Critical patent/JPH07208345A/ja
Publication of JPH07208345A publication Critical patent/JPH07208345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転停止中のポンプ側の逆止弁が塵埃などを
噛み込んで少しでも開いた場合、ポンプによる排水力を
利用してその塵埃等を強制的に除去してポンプの無駄な
運転をなくし、さらにポンプ運転再開時の排水動作が適
正に行なえるようにする。 【構成】 複数台のポンプ3A,3Bに対応する各逆止
弁4A,4Bにそれぞれ開度検出センサ7A,7Bが取
り付けられており、いずれかのポンプ3Aの運転中に、
運転停止中のポンプ3B側の逆止弁4Bの開状態が開度
検出センサ7Bで検出された際には、運転中のポンプ3
Aの運転を停止させるとともに、開状態の逆止弁4Bに
対応するポンプ3Bを運転させるように運転状態を切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマンホ−ルなど
のように複数台のポンプを使用して排水を行なうポンプ
設備の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般のマンホ−ル用ポンプ設備は、
図3に示すように、マンホール31内に複数台、例えば
2台のポンプ32A,32Bを設置し、これらポンプ3
2A,32Bの各吐出側にそれぞれ逆止弁としてのスイ
ング弁33A,33Bを介在し、これら両スイング弁3
3A,33Bの各下流側が上部ヘッダ34A,34Bを
介して1つの圧送管35に接続された構成のものであ
り、その運転方法としては、マンホール31内の水位が
上限値HWLになると、制御装置36により、たとえば
一方のポンプ32Aを運転させ、上記水位が下限値LW
Lになると、上記ポンプ32Aの運転を停止させるよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
ポンプ設備の運転方法においては、一方のポンプ31A
運転中に、他方のポンプ32B側のスイング弁33Bが
塵埃などを噛み込んで少しでも開いた状態になると、運
転中のポンプ31Aによって吸い上げられた水Wが圧送
管35を通して圧送されなくなり、上記スイング弁33
Bを通して停止中の他方のポンプ32B側に戻ってしま
う。このために、水位が減らず、一方のポンプ32Aに
よる無駄な運転状態が続いてしまうことがあった。
【0004】また、両ポンプ32A,32Bの運転停止
時に、一方または両方のスイング弁33A,33Bが塵
埃などの噛み込みにより開いていると、圧送管35内の
水Wが全てポンプ33A,33B側に戻ってしまうの
で、ポンプ32A,32Bの運転を再開させた際、エア
と水とが交互に吐出される、いわゆるエアがみ現象を起
し、排水動作の不調を招くといったトラブルを発生しや
すい。
【0005】本発明は上記したような課題を解消するた
めになされたもので、休止中の逆止弁が塵埃などを噛み
込んで開いた状態となってポンプが無駄に連続運転され
ることを有効に防止できる上、確実かつ適正な排水動作
を行なわせることができるポンプ設備の運転制御方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数台のポンプの各吐出側にそ
れぞれ逆止弁が介在され、これら逆止弁の各下流側がヘ
ッダー管を介して1つの圧送管に接続されてなるポンプ
設備の運転制御方法であって、いずれかのポンプの運転
中において、運転停止中のポンプに対応する逆止弁が開
状態にあることが開度検出センサで検出された際、その
検出信号を受けた制御装置により、運転中のポンプの運
転を停止させるとともに、上記開状態の逆止弁に対応す
るポンプを運転させるようにポンプの運転を切り替える
ようにしたものである。
【0007】また、請求項2の発明は、複数台のポンプ
の各吐出側にそれぞれ逆止弁が介在され、これら逆止弁
の各下流側がヘッダー管を介して1つの圧送管に接続さ
れてなるポンプ設備の運転制御方法であって、上記逆止
弁にはそれぞれ開度検出センサが取り付けられており、
全てのポンプの運転停止中に、いずれかの逆止弁が開状
態にあることが開度検出センサで検出された際、その検
出信号を受けた制御装置により、次回は上記開状態にあ
る逆止弁に対応するポンプを運転させるようにしたもの
である。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、いずれかのポンプの
運転中に、運転停止中のポンプに対応する逆止弁が塵埃
などを噛み込んで開状態となると、これが開度検出セン
サにより検出され、その検出信号を受けた制御装置によ
り、上記運転中のポンプの運転が停止される一方、上記
開状態にある逆止弁に対応するポンプが運転されるよう
にポンプの運転が切り替えられるので、運転が開始され
た側のポンプにより吸い上げられた水の勢いで、上記塵
埃などが強制的に除去されることになり、排水作用が低
下したままでポンプが無駄に運転されるといったおそれ
がなくなり、さらに、ポンプの運転中に圧送管から水が
全てポンプ側に逆流してしまうこともなくなるので、ポ
ンプの運転を再開した際の排水動作も順調に行なわれ
る。
【0009】また、請求項2の発明によれば、全てのポ
ンプの運転停止中にいずれかの逆止弁が塵埃などを噛み
込んで開状態となっていると、これが開度検出センサで
検出され、その検出信号を受けた制御装置により、次回
は上記開状態の逆止弁に対応するポンプが先に運転開始
されるので、上記逆止弁に噛み込まれた塵埃がそのポン
プによって吸い上げられた水の勢いで強制的に除去さ
れ、ポンプを確実かつ適正な状態で運転させることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は本発明の一実施例によるポンプ設備の運
転制御方法を適用するポンプ設備の概要を示す構成図で
ある。
【0011】図1において、1は流入管2からの水Wを
収容するマンホールであり、複数台、例えば2台のポン
プ3A,3Bが設置されており、これらポンプ3A,3
Bの各吐出側には、逆止弁として、例えば図2に示すよ
うなスイング弁4A,4Bがそれぞれ介在されている。
上記スイング弁4A,4Bの各下流側はそれぞれヘッダ
ー管5A,5Bを介して1つの圧送管6に集合するよう
に接続されている。
【0012】上記スイング弁4A,4Bには、それぞれ
図2に示すように、揺動開閉自在な弁体21の開度をそ
の揺動支点となる弁軸22を介して検出する開度検出セ
ンサとしてのマイクロスイッチ7A,7Bが弁箱23に
取り付けられている。8は上記マンホール1内の水位に
応じて上記ポンプ3A,3Bを選択的に運転させるとと
もに、上記マイクロスイッチ7A,7Bからの開度検出
信号を受けて、ポンプ運転を制御する制御装置である。
【0013】つぎに、上記構成のポンプ設備における運
転制御方法について説明する。いま、マンホール1内の
水Wの水位が上限値HWL近くにあり、制御装置8の指
令により、例えば一方のポンプ3Aが運転されて、上記
マンホール1内の水Wがそのポンプ3Aによって吸い上
げられ、スイング弁4A、ヘッダー管5Aを経て圧送管
6から外部へ圧送されているとする。
【0014】この状態で、運転停止中の他方のポンプ3
Bに対応するスイング弁4Bが塵埃や砂粒などを噛み込
んで僅かに開いていると、このスイング弁4Bにおける
マイクロスイッチ7Bがこの開状態を検出してその検知
信号を制御装置8に送出する。開状態検出信号を受けた
制御装置8は、運転中の一方のポンプ3Aの運転を停止
させるとともに、他方のポンプ3Bを運転させるように
運転状態が自動的に切り替えられる。その結果、上記ポ
ンプ3Bで吸い上げられた水Wがスイング弁4Bを通過
し、その水Wの勢いで該スイング弁4Bに噛み込まれて
いる塵埃などが強制的に流し出されることになり、圧送
力の低下にともない排水作用が低下したままでポンプ運
転が無駄に継続されるといったおそれが解消されるとと
もに、圧送管6内の全ての水Wの逆流によって、次回運
転時にエアと水Wが断続するエアがみ現象の発生が防止
されることになる。
【0015】また、上記とは逆に、他方のポンプ3Bの
運転中に、一方のポンプ3A側のスイング弁4Aが塵埃
などを噛み込んで開状態となっている時も、マイクロス
イッチ7Aでその開状態が検出され、その検出信号を受
けた制御装置8の働きにより他方のポンプ3Bの運転が
停止されるとともに、一方のポンプ3Aが運転されるよ
うに運転状態が自動的に切り替えられるので、上記と同
様の作用効果が発揮されることになる。
【0016】また、上記マンホール1内の水位が下限値
LWLとなって、両ポンプ3A,3Bの運転が停止され
ている場合に、例えば一方のポンプ3A側のスイング弁
4Aが塵埃を噛み込んで開状態となり、これがマイクロ
スイッチ7Aで検出されて、その検出信号が制御装置8
に送出されると、この制御装置8は、上記水位の上昇に
伴って運転を再開させる際に、上記一方のポンプ3A側
から運転を開始させる。その結果、この一方のポンプ3
Aによって吸い上げられた水Wの勢いで上記スイング弁
4Aに噛み込まれ塵埃などが強制的に除去され、上記と
同様にポンプ運転の適正状態が確保される。なお、上記
水位が上限値HWLよりも高い異常水位DHLとなる
と、両ポンプ3A,3Bが並行運転される。
【0017】ところで、上記マイクロスイッチ7A,7
Bからの検出信号を受けてその開状態を制御盤などの表
示手段に表示させるようにしておけば、上記スイング弁
4A,4Bのメンテナンスを的確かつ迅速に実行できる
利点がある。
【0018】なお、上記の実施例では、2台のポンプ3
A,3Bの使用例で説明したが、ポンプ数がさらに多い
場合にも適用でき、また、開度検出センサは上記マイク
ロスイッチ7A,7Bに限られることなく、光学的検知
センサなど任意のセンサを採用できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、複数台のポンプの各吐出側に介在の逆止弁にそれぞ
れ取り付けられた開度検出センサによって各逆止弁の開
度状態を検出して、いずれかのポンプの運転中において
停止中のポンプ側の逆止弁が塵埃などの噛み込みにとも
ない開状態となった場合、上記開度検出センサによる検
出信号を受けて、運転中のポンプを停止させるとともに
上記逆止弁が開状態にある側のポンプを運転させるとい
ったように運転状態を切り替えるので、運転開始された
側のポンプで吸い上げられた水の勢いで強制的に上記塵
埃などを除去することができる。したがって、塵埃など
の噛み込みに起因して圧送力が低下したままでポンプ運
転が継続されるといった無駄な運転をなくすることがで
きるとともに、圧送管から水が全て逆流してしまうこと
もなくなり、運転再開時のポンプの起動をスムースに行
なわせることができるという効果を奏する。
【0020】また、請求項2の発明によれば、全てのポ
ンプの運転停止中に、いずれかのポンプに対応する逆止
弁が塵埃などを噛み込んで開状態となっている場合、次
回は、その逆止弁に対応するポンプから運転を開始させ
るようにしたので、上記逆止弁に噛み込まれた塵埃がそ
のポンプによって吸い上げられた水の勢いで強制的に除
去され、ポンプ運転の再開初期から確実かつ適正な排水
作用を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるポンプ設備の運転制御
方法を適用したポンプ設備の概要を示す構成図である。
【図2】同上実施例におけるポンプ設備の運転制御方法
に用いられる逆止弁の構造を示す拡大縦断面図である。
【図3】従来のポンプ設備の運転方法を説明する概略の
構成図である。
【符号の説明】
3A,3B ポンプ 4A, 4B 逆止弁 5A,5B ヘッダー管 6 圧送管 7A,7B 開度検出センサ 8 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のポンプの各吐出側にそれぞれ逆
    止弁が介在され、これら逆止弁の各下流側がヘッダー管
    を介して1つの圧送管に接続されてなるポンプ設備の運
    転制御方法であって、上記各逆止弁にはそれぞれ開度検
    出センサが取り付けられており、いずれかのポンプの運
    転中において、運転停止中のポンプに対応する逆止弁が
    開状態にあることが開度検出センサで検出された際、そ
    の検出信号を受けた制御装置により、運転中のポンプの
    運転を停止させるとともに、上記開状態の逆止弁に対応
    するポンプを運転させるようにポンプの運転を切り替え
    ることを特徴とするポンプ設備の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 複数台のポンプの各吐出側にそれぞれ逆
    止弁が介在され、これら逆止弁の各下流側がヘッダー管
    を介して1つの圧送管に接続されてなるポンプ設備の運
    転制御方法であって、上記逆止弁にはそれぞれ開度検出
    センサが取り付けられており、全てのポンプの運転停止
    中に、いずれかの逆止弁が開状態にあることが開度検出
    センサで検出された際、その検出信号を受けた制御装置
    により、次回は上記開状態にある逆止弁に対応するポン
    プを運転させることを特徴とするポンプ設備の運転制御
    方法。
JP22094A 1994-01-06 1994-01-06 ポンプ設備の運転制御方法 Pending JPH07208345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22094A JPH07208345A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ポンプ設備の運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22094A JPH07208345A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ポンプ設備の運転制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07208345A true JPH07208345A (ja) 1995-08-08

Family

ID=11467888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22094A Pending JPH07208345A (ja) 1994-01-06 1994-01-06 ポンプ設備の運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07208345A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177316A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mitsubishi Electric Corp 排水ポンプの逆止弁異常検出システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177316A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Mitsubishi Electric Corp 排水ポンプの逆止弁異常検出システム
JP4614758B2 (ja) * 2004-12-24 2011-01-19 三菱電機株式会社 排水ポンプの逆止弁異常検出システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4552054B2 (ja) 排液装置及び排液方法
JPH07208345A (ja) ポンプ設備の運転制御方法
JP3713621B2 (ja) 横軸ポンプ
JP2001355268A (ja) 真空便器
JPH11148456A (ja) 二槽式真空ポンプ場
JP3502698B2 (ja) 真空弁の異常検出方法
JPH08296600A (ja) 吸引装置の吸引調整装置
JPH0623756Y2 (ja) 立軸ポンプ
JP3007791B2 (ja) 液状物等流体の自動移送装置
JPH05331891A (ja) 建造物排水設備
JPH11230050A (ja) 満水検知器及び該満水検知器を備えたポンプ
JPH11100887A (ja) 真空排水管
JPH0622157Y2 (ja) 立軸ポンプ
JPH1161922A (ja) 排水制御方法
JP7258289B2 (ja) 排水装置
JP2018145931A (ja) ポンプ設備および弁組立体
JP4559051B2 (ja) 屋内排水システム
JPH08338389A (ja) 横軸ポンプ
JPH09100793A (ja) 排水ポンプのエアーロック運転時間短縮構造
JP3025922U (ja) 間欠圧送式汚水排出装置
JPH0925662A (ja) 空気式作動弁の制御装置
JP2004293449A (ja) 満水装置およびそれを用いた揚水ポンプ機場
JPH08291799A (ja) 横軸ポンプの運転方法
JPH09310879A (ja) ドレン排水装置
JP3502428B2 (ja) ポンプの運転制御装置