JPH07207965A - エネルギー供給ステーションシステムおよび当該システムを稼動させる情報伝達装置ないしキーボックス - Google Patents

エネルギー供給ステーションシステムおよび当該システムを稼動させる情報伝達装置ないしキーボックス

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JPH07207965A
JPH07207965A JP2318094A JP2318094A JPH07207965A JP H07207965 A JPH07207965 A JP H07207965A JP 2318094 A JP2318094 A JP 2318094A JP 2318094 A JP2318094 A JP 2318094A JP H07207965 A JPH07207965 A JP H07207965A
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energy supply
parking lot
parking
key
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Osamu Endo
修 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給油等のエネルギー供給、洗車、オイル交換、
タイヤ交換等に際して合理的に時間や場所を活用するこ
とができ、また車に種々の作業を待ち時間なく施すこと
のできるエネルギー供給ステーションシステムに関す
る。 【構成】駐車場を備え、入口にキーボックス、駐車位置
確認手段および、上記駐車場に駐車する車に対して必要
事項を伝達する作業指示手段を設けた事業所と、この事
業所に近接して設けた固定給油所等のエネルギー供給所
と、上記キーボックスの開閉手段とを有し、駐車時に上
記作業指示手段の指示に基づいて車にエネルギー供給、
洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業を施すよ
うにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、給油等のエネルギー
供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等に際して合理的
に時間や場所を活用することができ、また車に種々の作
業を待ち時間なく施すことのできるエネルギー供給ステ
ーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給油等のエネルギー供給、洗車、
オイル交換、タイヤ交換等は、車の所有者がいちいち給
油所等へ車を移動させて行わなければならない。すなわ
ち、通勤や車での移動の途中に給油所へ立ち寄ったり、
あるいは休日や仕事時間中にわざわざ給油所へ出向いて
上述の給油等のエネルギー供給、洗車、オイル交換、タ
イヤ交換等を行なっているのが現状である。
【0003】一方給油所も、上述のような事情から道路
に面した地価の高い一等地で開業されており、給油所の
設置コストや維持コストも年々ますます負担が増大する
傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車の所
有者にとっていちいち給油所へ車を移動させることは非
常に手間がかかり、しかも上記給油等のエネルギー供
給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等には少なからぬ時
間を要するので、無駄な時間を費やしてしまうことが常
であった。
【0005】また石油販売等の事業者にとって給油所
も、道路に面した地価の高い一等地で開業するため、設
置コストや維持コストの負担が非常に大きく、採算が取
りにくい状況となってきている。もちろん、交通事情の
悪化から給油所への車の頻繁な出入り、そのための担当
者の割り当て等の負担もばかにならない。
【0006】また、敷地の狭い給油所においては、会社
等の通勤時に固定給油所の給油、洗車等の設備数を越え
る受注が集中することが多々あり、この場合、顧客に対
しては待ってもらうか、あきらめてもらうことが常であ
った。このことは、顧客の取りこぼしを招くばかりか、
給油所に対する顧客の印象の悪化を生じかねない。一
方、全く需要がない場合には、給油、洗車等の設備は空
き状態となり、労働力の偏在、設備稼動率の低下を生じ
ている現状である。
【0007】そこでこの発明のエネルギー供給ステーシ
ョンシステムは上記問題点を解決するために、給油等の
エネルギー供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等を、
車の所有者がいちいち給油所へ車で出向いて行ったり、
給油や洗車作業等の待ち時間を費やしたりすることなく
行なうことができ、また石油販売等の事業者は、給油所
を道路に面した地価の高い一等地ではなく、事業所の敷
地内や進入路等の地価の安い場所で開業することがで
き、労働力の計画性、設備稼動率の向上を図れるエネル
ギー供給ステーションシステムを提供することを目的と
して発明されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明のエネ
ルギー供給ステーションシステムは、下記項目からなる
ことを特徴とするものである。 1)駐車場を備え、入口にキーボックス、駐車位置確認
手段および、上記駐車場に駐車する車に対して必要事項
を伝達する作業指示手段を設けた事業所と、この事業所
に近接して設けた固定給油所等のエネルギー供給所と、
上記キーボックスの開閉手段とを有し、駐車時に上記作
業指示手段の指示に基づいて車にエネルギー供給、洗
車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業を施すよう
にしたこと。 2)駐車場を備え、その入口にキーボックスを設けた事
業所と、この事業所に近接して設けた固定給油所等のエ
ネルギー供給所と、上記駐車場に駐車する車に対して発
行された必要事項を記入ないし記録した作業指示手段
と、上記キーボックスの開閉手段とを有し、駐車時に上
記作業指示手段の指示に基づいて車にエネルギー供給、
洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業を施すよ
うにしたこと。 3)駐車場を備え、受付を設けた事業所と、この事業所
に近接して設けた固定給油所等のエネルギー供給所と、
上記駐車場に駐車する車に対して必要事項を伝達する作
業指示手段とを有し、駐車時に上記作業指示手段の指示
に基づいて車にエネルギー供給、洗車、オイル交換、タ
イヤ交換等の所要の作業を施すようにしたこと。 4)上記1)において、予備鍵を常備することによりキ
ーボックスを省略したこと。 5)上記1)ないし4)のいずれかに記載のエネルギー
供給ステーションシステムにおいて、作業指示手段が電
話であること。 6)上記1)ないし4)において、カード読み取り式の
開閉手段と、駐車場に駐車する車に対して必要事項を伝
達する押しボタン式の作業指示手段と、テンキーを備
え、駐車位置をディスプレイに表示するようにした駐車
位置確認手段を有する情報伝達装置を設置すること。 7)上記1)において、カード読み取り式の開閉手段
と、駐車場に駐車する車に対して必要事項を伝達する押
しボタン式の作業指示手段と、テンキーを備え、駐車位
置をディスプレイに表示するようにした駐車位置確認手
段を有するキーボックスを設置すること。
【0009】上記各項目において事業所とは、駐車場を
備えた事務所、メーカーの工場、営業所のみならず、駐
車場、駐車場を備えたスーパーマーケット等の店舗をも
含むものである。
【0010】上記において固定給油所等のエネルギー供
給所とは、ガソリンやLPGガスのみならず、水素ガ
ス、電気自動車用の電気等のあらゆるエネルギーを供給
するためのステーションを意味するものである。
【0011】
【作用】この発明のエネルギー供給ステーションシステ
ムは以上のように構成したので、給油等のエネルギー供
給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等を、車の所有者が
いちいち給油所へ車で出向いて行ったり、給油や洗車作
業等の待ち時間を費やしたりすることなく行なうことが
できる。また、朝事業所へ出勤して作業指示を行なって
おけば、勤務終了時や車での移動の際には、給油等のエ
ネルギー供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要
の作業を施した車で帰宅や移動することができ、安全か
つ快適に運転することができる。
【0012】さらに石油販売等の事業者は、給油所を道
路に面した地価の高い一等地ではなく、事業所の敷地内
や進入路等の地価の安い場所で開業することができ、ま
た計画的な労働力の配分、固定給油所の設置設備の稼動
率の向上を図ることができる。
【0013】加えて作業の必要な車の管理、鍵の管理等
を少ない人員で行なうことができ、低コストで極めて合
理的なエネルギー供給ステーションシステムを提供する
ことができるようになった。
【0014】
【実施例】以下に、この発明のエネルギー供給ステーシ
ョンシステムの一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】図1において、Aは駐車場を備えた事務所
からなる事業所の敷地、Bは事業所の建物、Cは事業所
の建物Bへの入口、Dは駐車場、Eは駐車場に駐車した
車、Fは駐車した位置を示す番号、Gは上記事業所の建
物Bへの入口Cに設置したキーボックスである。
【0016】上記事業所の敷地Aへの進入路Hに面して
固定給油所Iが設置されている。この固定給油所Iは、
少なくとも給油等のエネルギー供給施設、自動洗車設
備、オイル交換、タイヤ交換等のできる簡単な車体点検
設備を備えていることが望ましい。一方、定期点検、車
検作業等を行なう場合は作業を集約し、また点検等の作
業者を分散させないで経費の節減を図るため、複数のこ
れらのエネルギー供給ステーションより集めた車を一箇
所において一括して行なうシステム体制を設置する必要
がある。ここで点検作業が複数の日にまたがる場合に
は、代車を所定の駐車位置に置くことによって対処し、
点検作業後に上記駐車位置で代車と交換すればよい。
【0017】図2ないし図4はキーボックスGの例を示
すもので、駐車台数に応じた数のキーボックスGが並設
されている。図2のようにこのキーボックスGには、開
閉扉Jと、カードKの読み取り装置Lと、識別表示Mお
よび駐車位置確認手段N、作業指示手段Oが設けられて
いる。
【0018】図3に基づいてより詳細にキーボックスG
の例を説明すると、鍵を収納できる大きさの函体Qの前
面には開閉扉Jを備えた開閉手段が設けられ、その上部
に取り付けた磁気あるいはICカード等のカードKの読
み取り装置LでカードKに記録した情報(車の所有者か
否か等)を確認して開閉扉Jを開閉することができる。
このカードKはもちろん、既存のクレジットカード等の
カード類と共用したり、エネルギー供給ステーションシ
ステム専用のものとすることができる。この例では読み
取り装置Lは、カードKを上段から投入し、下段から排
出するようになっている。
【0019】なお上記かードKに代えて専用の暗証番号
や鍵等を用いて開閉手段としてもよい。
【0020】上記キーボックスGの見やすい位置には、
少なくとも固定給油所Iの作業者がどれが当該車の所有
者のものか否かを識別するための氏名・番号等からなる
識別表示Mを施しておくことが必要である。またキーボ
ックスGの前面には駐車位置確認手段Nが施してある。
図の例では駐車位置確認手段Nとして液晶表示等からな
るディスプレイSが設けられ、テンキーTで駐車位置を
入力するように構成されている。
【0021】さらに上記キーボックスGには、給油等の
エネルギー供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所
要の作業を表示する作業指示手段Oもその前面に設けら
れている。図の例では作業指示手段Oとして、種々の作
業を表示した押しボタン式の点灯スイッチUが設けら
れ、この点灯スイッチUを入力すれば所要の作業が点灯
により、確認、識別できるように構成されている。
【0022】上記において、駐車位置確認手段Nや作業
指示手段Oの作動をカードKが読み取り装置L内にある
ときのみに限定し、カードKを読み取り装置Lから抜き
取ったときには駐車位置確認手段Nや作業指示手段Oの
表示がロックされるようにしておけば、誤動作やいたず
らがなくなる。
【0023】また上記入力内容の消去、キーボックスG
の開閉は、すべてのキーボックスGを一括あるいは個々
というように、選択的に行なえるようにすることが望ま
しい。これを作業者の作業の順応度によって使い分けを
し、受注内容の確認ミスや鍵の取り出し、返却等の作業
ミスをなくすとともに、作業の迅速化を図ることができ
る。
【0024】また前記キーボックスGと固定給油所Iと
を無線Xまたは有線で結んで情報を固定給油所へ送れ
ば、固定給油所内において受注内容を把握でき、固定給
油所の情報収集機能を高めることができる。こうするこ
とによって顧客から不特定時間に受注を受けた場合にお
いても対処することもできる。この場合固定給油所に
は、情報収集盤を設置しなければならない。
【0025】この発明のエネルギー供給ステーションシ
ステムに使用されるキーボックスGの別の例を示す図4
の例では、読み取り装置Lは、カードKを左側から投入
し、右側から排出するようになっている。そして、車の
所有者が鍵をキーボックスGに入れた後、作業者が鍵の
有無の確認ができるよう車の所有者の作業要求を示す表
示灯スイッチが付いている。この場合、駐車位置番号、
作業指示内容の意思伝達は、専用票Rに記入して車の鍵
と一緒にキーボックスGに入れて行なうか、作業指示を
図6に示すように給油等のエネルギー供給、洗車、オイ
ル交換、タイヤ交換等の所要の作業を表示する、例えば
磁気ステッカーや吸盤付きプレートを準備しておき、こ
れらを車の所有者が車から離れる前に車に装着し、駐車
位置番号は前述のように専用票Rを用いて鍵と一緒にキ
ーボックスGに入れることによって行なう等の、別に補
完する手段を用いなければならない。
【0026】次に、上記実施例のエネルギー供給ステー
ションシステムの作用を、図1および図3に基づいて説
明する。先ず、車の所有者は事業所の敷地Aにある駐車
場D内に車Eを駐車させる。そして車Eから離れる前
に、車の所有者は駐車位置番号を確認して記憶してお
く。次いで事業所の入口Cに設置したキーボックスGの
開閉扉JをカードKで開け、鍵PをキーボックスGに収
納する。そしてその際、車の所有者は駐車場D内のどの
位置に車Eを駐車させたかを駐車位置確認手段Nで、ま
た給油等のエネルギー供給、洗車、オイル交換、タイヤ
交換等の所要の作業を作業指示手段Oで入力し、その後
自分の業務を開始すればよい。
【0027】一方固定給油所Iの作業者は、予め顧客の
キーボックスの番号、車種、ナンバープレートの番号、
車の写真等を添付した車両票(図示せず)を準備してお
き、所定の時間になったらこの車両票を持ち、キーボッ
クスGから鍵Pを取り出すとともに、駐車位置や作業内
容を駐車位置確認手段Nや作業指示手段Oで確認し、駐
車場D内の当該車Eの所へ行って、上記の車両票をもと
に車の確認を行ない、必要に応じて車Eを固定給油所I
へ移動する。その後給油等のエネルギー供給、洗車、オ
イル交換、タイヤ交換等の所要の作業を行ない、終了後
は駐車場Dの元の位置へ車Eを戻す。もちろんキーボッ
クスGへ鍵Pを戻すことも忘れてはならない。
【0028】1台が終われば、また所要の作業の必要な
車Eを確認し、車Eごとに上記の手順で作業を施せばよ
い。
【0029】なお給油等のエネルギー供給、洗車、オイ
ル交換、タイヤ交換等にかかった経費は、キーボックス
Gの番号、車の所有者の氏名を、予めコンピューター等
へ入力済みの車Eの所有者のデータを呼び出し、当該経
費を入力して、口座引き落とし等の処理をすることによ
って清算を行なえばよい。
【0030】車Eの所有者は、帰宅や事業所からの外出
に際して以上の作業が完了した車Eに搭乗することがで
き、安全かつ快適に運転することができる。
【0031】図9は以上に説明した一連の作業をフロー
チャートにより示したものである。
【0032】一方、顧客が車の予備の鍵を石油販売等の
事業者に貸与することを承諾してくれるならば、前記の
キーボックスは図5に示すように情報伝達機能のみでこ
のシステムを稼動することができ、鍵を保管する箱は省
略することができる。この場合は前記と同様に情報伝達
盤と固定給油所とを無線又は有線により結ぶことによっ
て、作業員がいちいち事業所の入口の情報伝達盤を見に
行かなくても、固定給油所内で顧客の注文を確認するこ
とができ、直接給油、洗車、オイル交換、タイヤ交換等
の作業に入ることができる。このことによって、作業員
の移動労力の軽減および、労働時間の短縮を図ることが
でき、事業所の入口に設置する情報伝達盤はキーボック
スと情報伝達機能を組み合わせたシステムの場合のよう
に駐車台数に応じた数を並列する必要はなく、一度に多
数の顧客からの受注が発生した場合に備えたとしても、
数台の設置により対処することができる。
【0033】このシステムにおいて、もし無線または有
線による固定給油所への情報伝達が不可能な場合には、
この入口に設置した情報伝達盤内に受注内容を記録ない
し記憶できる装備を行なっておくことも可能である。し
かし、この場合は、入口の情報伝達盤の所へ行き、受注
内容を情報伝達盤内から読み取る労力が必要となる。
【0034】その他、このシステムの導入例として、顧
客からの直接電話により受注を受ける方法がある。顧客
は事業所内から固定給油所の作業員に電話をかけ、自分
の必要とする注文を行なう。この場合、駐車位置は口頭
により伝達し、車の鍵は手渡しで行なうことになる。
【0035】 ここでこのシステムの応用例を幾つか挙げ
ることができる。図7は小規模ではあるが、事業所が集
積している例を示したものである。この場合には図7
(イ)、(ロ)に図示したように、できる限り事業所の
集積している中心に固定給油所を設置し、1固定給油所
において複数の事業所の顧客の受注に対応しようとする
ものである。例えば工業団地にこのシステムを導入する
場合、小規模ではあるが作業性に重点をおいた固定給油
所をこれらの事業所群の要所に設置することにより、き
め細やかな販売網を形成することができる。
【0036】図8では、事業所の直近ではないが近接に
既設の固定給油所がある場合の例を示したものである。
車での移動距離および移動時間は増すが、固定給油所の
新たな建設コストは必要ない。この例においても前記シ
ステムの導入は可能である。
【0037】図10はこの発明のエネルギー供給ステー
ションシステムの他の実施例を示すもので、Aは駐車場
を備えたスーパーマーケット等の大型店舗からなる事業
所の敷地、Bは大型店舗の建物、C’は事業所の建物B
への受付、Dは駐車場、Eは駐車場に駐車した車であ
る。そして、上記事業所の敷地A(駐車場の片隅等)内
へ、固定給油所Iが配置されている。
【0038】上記実施例のエネルギー供給ステーション
システムの作用を、同図に基づいて説明する。先ず、車
の所有者は事業所の敷地Aにある駐車場D内に車Eを駐
車させる。そして車Eから離れる前に、車の所有者は駐
車位置番号を確認して記憶しておく。次いで事業所の受
付C’に鍵を手渡して保管させるとともに、車の所有者
は駐車場D内のどの位置に車Eを駐車させたかを受付
C’で駐車位置番号等により伝達し、給油等のエネルギ
ー供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業
要求とともに作業票等に記入し、指示しておく。その後
自分の業務を開始すればよい。
【0039】一方固定給油所Iの作業者は、受付と携帯
用の無線機等で連絡をとりながら受付で顧客の車の鍵を
貰うとともに、駐車位置や作業内容を作業票で確認し、
駐車場D内の当該車Eの所へ行って、必要に応じて車を
固定給油所Iへ移動する。その後給油等のエネルギー供
給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業を行
ない、終了後は駐車場Dの元の位置へ車Eを戻す。もち
ろん客の車の鍵を受付へ返すことも忘れてはならない。
【0040】1台が終われば、また別の所要の作業の必
要な車を受付C’からの伝達により駐車位置番号によっ
て確認し、1台ずつ上記の手順で作業を施せばよい。
【0041】図11はこの例を説明した一連の作業をフ
ローチャートにより示したものである。
【0042】
【発明の効果】この発明のエネルギー供給ステーション
システムは以上のように構成したので、車の所有者に対
しては、給油等のエネルギー供給、洗車、オイル交換、
タイヤ交換等を行なうとき、いちいち固定給油所へ車を
移動させることなく行なうことができ、朝事業所へ出勤
して作業指示を行なっておけば、勤務終了時や車での移
動の際には、給油等のエネルギー供給、洗車、オイル交
換、タイヤ交換等の所要の作業を施した車で帰宅や移動
することができ、安全かつ快適に運転することができる
ようになった。他方スーパー等の店舗に買い物に出かけ
た場合、買い物を行なっている時間内に給油等のエネル
ギー供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作
業を済ませることができ、安全かつ快適に運転すること
ができるようになった。
【0043】石油販売等の事業者に対しては、固定給油
所を道路に面した地価の高い一等地ではなく、事業所の
敷地内や進入路等の地価の安い場所で開業することがで
き、さらに作業の必要な車の管理、鍵の管理等を少ない
人員で行なうことが可能になったため、低コストで極め
て合理的エネルギー供給ステーションシステムを提供す
ることができるようになった。
【0044】また、従来までの固定給油所においては、
一時期に受注が集中した場合、固定給油所内の給油、洗
車等の設備数では対処できない場合が多々あり、こうし
た場合、顧客に対しては待ってもらうか、固定給油所の
敷地が狭く、駐車スペースがない場合は、あきらめても
らうことが常であった。反面、まったく受注がない場合
は、給油、洗車等の設備は空き状態となり、設備稼動率
の低下、労働力の偏在を余儀なくされているのが現状で
ある。
【0045】しかしながら、この発明のエネルギー供給
ステーションシステムにおいては、キーボックス等に表
示されている作業指示手段からその日の受注量を的確に
把握することができ、合理的な給油、洗車等の設備の稼
動、および労働力等の計画を建てることができ、上記問
題を確実に解決することができるようになった。また従
来までの固定給油所においては、顧客を待つだけの受け
身の販売形態を余儀なくされていたが、このシステムに
おいては顧客への便益姓を向上させたことにより、能動
的な販売形態を構築することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエネルギー供給ステーションシステ
ムの1実施例を説明する概略図である。
【図2】キーボックスの正面図である。
【図3】キーボックスの斜視図である。
【図4】キーボックスの別の例を示す斜視図である。
【図5】予備鍵を常備することによりキーボックスを省
略した場合の情報伝達盤の斜視図である。
【図6】作業指示手段を示す概略図である。
【図7】集積した事業所に対してエネルギー供給ステー
ションシステムを導入した例を示す概略図である。
【図8】既設固定給油所にエネルギー供給ステーション
システムを導入した例を示す概略図である。
【図9】この発明のエネルギー供給ステーションシステ
ムの一実施例のフローチャートである。
【図10】この発明のエネルギー供給ステーションシス
テムの他の実施例を説明する概略図である。
【図11】この発明のエネルギー供給ステーションシス
テムの他の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
A 事業所の敷地 B 事業所の建物 C 入口 C’ 受付 D 駐車場 E 車 F 駐車位置番号 G キーボックス H 進入路 I 固定給油所 J 開閉扉 K カード L 読み取り装置 M 識別表示 N 駐車位置確認手段 O 作業指示手段 P 鍵 Q 函体 R 専用票 S ディスプレイ T テンキー U 点灯スイッチ X 無線等による情報伝達

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場を備え、入口にキーボックス、駐
    車位置確認手段および、上記駐車場に駐車する車に対し
    て必要事項を伝達する作業指示手段を設けた事業所と、
    この事業所に近接して設けた固定給油所等のエネルギー
    供給所と、上記キーボックスの開閉手段とを有し、駐車
    時に上記作業指示手段の指示に基づいて車にエネルギー
    供給、洗車、オイル交換、タイヤ交換等の所要の作業を
    施すようにしたことを特徴とするエネルギー供給ステー
    ションシステム。
  2. 【請求項2】 駐車場を備え、入口にキーボックスを設
    けた事業所と、この事業所に近接して設けた固定給油所
    等のエネルギー供給所と、上記キーボックスの開閉手段
    と、上記駐車場に駐車する車に対して必要事項を伝達す
    る作業指示手段とを有し、駐車時に上記作業指示手段の
    指示に基づいて車にエネルギー供給、洗車、オイル交
    換、タイヤ交換等の所要の作業を施すようにしたことを
    特徴とするエネルギー供給ステーションシステム。
  3. 【請求項3】 駐車場を備え、受付を設けた事業所と、
    この事業所に近接して設けた固定給油所等のエネルギー
    供給所と、上記駐車場に駐車する車に対して必要事項を
    伝達する作業指示手段とを有し、駐車時に上記作業指示
    手段の指示に基づいて車にエネルギー供給、洗車、オイ
    ル交換、タイヤ交換等の所要の作業を施すようにしたこ
    とを特徴とするエネルギー供給ステーションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、予備鍵を常備するこ
    とによりキーボックスを省略したことを特徴とするエネ
    ルギー供給ステーションシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のエ
    ネルギー供給ステーションシステムにおいて、作業指示
    手段が電話であるエネルギー供給ステーションシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 カード読み取り式の開閉手段と、駐車場
    に駐車する車に対して必要事項を伝達する押しボタン式
    の作業指示手段と、テンキーを備え、駐車位置をディス
    プレイに表示するようにした駐車位置確認手段を有する
    請求項1または4に記載の情報伝達装置。
  7. 【請求項7】 カード読み取り式の開閉手段と、駐車場
    に駐車する車に対して必要事項を伝達する押しボタン式
    の作業指示手段と、テンキーを備え、駐車位置をディス
    プレイに表示するようにした駐車位置確認手段を有する
    請求項1に記載のキーボックス。
JP2318094A 1994-01-24 1994-01-24 エネルギー供給ステーションシステムおよび当該システムを稼動させる情報伝達装置ないしキーボックス Pending JPH07207965A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881602A3 (de) * 1997-05-27 2001-09-19 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur automatischen Bearbeitung von Serviceaufträgen
EP0978805A3 (de) * 1998-08-06 2001-10-04 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung zur automatischen Bearbeitung von Serviceaufträgen

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EP0881602A3 (de) * 1997-05-27 2001-09-19 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur automatischen Bearbeitung von Serviceaufträgen
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