JPH0720736A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0720736A
JPH0720736A JP18207893A JP18207893A JPH0720736A JP H0720736 A JPH0720736 A JP H0720736A JP 18207893 A JP18207893 A JP 18207893A JP 18207893 A JP18207893 A JP 18207893A JP H0720736 A JPH0720736 A JP H0720736A
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JP
Japan
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pressure roller
recording material
heat
fixing device
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP18207893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Uchiyama
高広 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0720736A publication Critical patent/JPH0720736A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記録材1ページ内での加圧ローラ
表面温度の低下を防ぎ、大サイズ通紙時の定着性の悪化
を防ぐことのできる定着装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 例えば、総厚20μm以上100μm以下の
エンドレスの耐熱性フィルム7を、発熱体4を有するヒ
ータ2が取り付けられたステー1に外嵌させ、上記耐熱
性フィルム7を介してヒータ2に圧接するように加圧ロ
ーラ8を配設し、通紙可能な最大記録材をA4サイズ
(297×210mm)としたとき、該加圧ローラ8の
直径を95mmに設定し、加圧ローラ8が、A4サイズ
内で1回転しか回転しなように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置を有する電子
写真装置、あるいは静電記録装置等の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば画像の加圧定着のための記
録材の定着装置としては、熱ローラ方式、またはフラッ
シュ加熱方式、オーブン加熱方式、熱板加熱方式等、種
々の方式、構成のものが知られており、また実用されて
いる。
【0003】また、米国特許第3578797号明細書
に開示されているように、フィルム加熱方式のものも知
られている。
【0004】さらに、最近では金属や樹脂製のホルダー
に直接固定支持された加熱体(サーマルヒータ、以下ヒ
ータと記す。)と該ヒータに対向圧接しつつ搬送される
耐熱性フィルム(定着フィルム)と、該フィルムを介し
て記録材をヒータに密着させる加圧部材を有し、ヒータ
の熱をフィルムを介して記録材へ付与することで記録材
面に形成担持されている未定着画像を記録材面に加熱定
着させる方式、構成の定着装置(フィルム加熱方式)が
提案されている。
【0005】本出願人の先の提案に係る例えば特開昭6
3−313182号公報に開示の方式、装置がこれに属
し、このような、フィルム加熱方式においては、ヒータ
として低熱容量加熱体を用いることができる。このた
め、従来の接触加熱方式である熱ローラ方式、ベルト加
熱方式に比べ、省電力化及びウェトタイム短縮化(クイ
ックスタート)が可能となる。その他従来の加熱方式の
欠点を解決できる利点を有し、効果的なものである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来例に示したフィルム加熱方式の定着装置においては、
耐熱性フィルムを介して記録材をヒータに密着させる加
圧部材である加圧ローラの表面温度が、ヒータから記録
材に与えられる熱と共に記録材への画像の定着性に大き
な影響を与えるという問題点があった。
【0007】これは、従来の加圧ローラの周長が記録材
長に比べて短いため、図4に示されるように、通紙1ペ
ージ内で加圧ローラが多回転することになり、ローラ表
面温度が低下し、特に大サイズ通紙時の定着性を悪化さ
せたものである。
【0008】本発明は、上記問題点を解決し、加圧ロー
ラの表面温度の低下を防止することのできる定着装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、通電により発熱する加熱体と、該加熱体に摺接す
るように配設された耐熱性フィルムと、該耐熱性フィル
ムを介して上記加熱体と圧接するように配設された加圧
ローラとを備え、該圧接部に記録材を搬送し、上記耐熱
性フィルムを介して加熱体の熱エネルギーを該記録材に
付与する定着装置において、上記加圧ローラの周長を搬
送可能な最大記録材長より大とすることにより達成され
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、加圧ローラの周長を搬送可能
な最大記録材材長より大としたので、耐熱性フィルムを
介して形成された加熱体と加圧ローラの圧接部にて、最
大の記録材を搬送した場合でも、当該記録材の定着終了
までに、加圧ローラが多回転することなく、加圧ローラ
の表面温度の低下を防ぐ。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0012】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1及び図2に基づいて説明する。図1は本発明の実施例
1における加熱方式定着装置の概略断面図である。図1
において1は、耐熱樹脂製の横長ステーであり、後述す
るフィルム7の内面ガイド部材と、後述する加熱体支持
の補強部材を兼ねている。
【0013】2は定着フィルム7の走行方向と直角の方
向を長手方向とする横長の弾性、高耐熱、断熱性を有す
る樹脂製のヒータステー3と、該ヒータステー3の下面
側に長手方向に沿って一体に取り付け支持された発熱体
4とから成るヒータである。発熱体4はヒータステー3
の下面の略中央部に沿って例えばAgPd(銀パラジウ
ム)等の電気抵抗材料を厚み約10μm、幅1.5mm
にスクリーン印刷等により塗工し、その上に絶縁、保護
を目的としたガラス層を備えている。さらに、この上に
定着フィルム7との摩擦を低減するため、PTFE等の
コートをしてもよい。
【0014】5は温度検知素子たるサーミスタであり、
上記ヒータステー3の上面側に長手方向に沿って取り付
けられている。
【0015】7はエンドレスの耐熱性フィルムであり、
ステー1に外嵌させてある。このエンドレスの耐熱性フ
ィルムの一周長と、ステー1の外周長は、フィルム7の
方を例えば、3mm程度長くしてあり、従ってフィルム
7はステー1に対してルーズに外嵌している。また、フ
ィルム7は熱容量を小さくしてクイックスタート性を向
上させるために、膜厚を総厚100μm以下もしくは4
0μm以下、20μm以上としており、耐熱性、離型
性、強度、耐久性等のあるフィルムを使用している。
【0016】8は、ヒータ2との間でフィルム7を挟ん
でニップ部を形成し、駆動する回転体として加圧ローラ
である。該加圧ローラ8は、中心軸9と、この中心軸9
に外層したシリコーンゴム等の離型性の良いゴム弾性体
で形成されたローラ部10から成り、中心軸9の左右端
部をそれぞれ左右の軸受け部材(図示せず)の回軸自由
に軸受け支持させてある。
【0017】本実施例においては、通紙可能な最大記録
材をA4サイズ(297×210mm)とするため、加
圧ローラ8の直径を95mmと設定した。
【0018】A4サイズを縦で通紙した場合、加圧ロー
ラ8の周長を95π≒298.3mmであるから、A4
サイズ内で加圧ローラは1回転しかしない。図2に本実
施例と従来例の加圧ローラ表面温度変化を示した。
【0019】従来例においては、記録材の通紙により約
15°Cの加圧ローラ表面温度変化がみられたが、本実
施例においては、約5°Cに抑えることができ、記録材
の一面内での定着性の向上が見られた。
【0020】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
3に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0021】本実施例では、実施例1と同様に加圧ロー
ラ8の外径を95mmとし、最大記録材をA4に設定
し、また温度検知素子であるサーミスタ11を加圧ロー
ラ8に当接させ、記録材の紙間を加圧ローラ8の周長よ
大きくするため、300mmに設定した。
【0022】以上のように、紙間において加圧ローラ8
を少なくとも1周以上回転させ、表面温度を制御するこ
とにより、連続通紙時における加圧ローラ8の表面温度
の低下及び紙間における表面温度を回復させることがで
き、定着性が向上した。
【0023】〈実施例3〉次に、本発明の実施例3につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0024】本実施例においては、構成は、実施例2と
同様であるがプロセススピードと同じ50mm/s、紙
間を150mmに設定し、定着通紙時の定着スピード
は、プロセススピードと同じ50mm/sであるが、紙
間において定着スピードを100mm/sとした。
【0025】本実施例においては、紙間において加圧ロ
ーラ8の表面温度を少なくとも1周以上制御することは
実施例2と同じであるが、紙間でかかる時間を実施例2
の半分とすることで、スループットの向上がみられた。
【0026】今回は、定着スピードをプロセススピード
の2倍に設定して紙間において表面温度が回復できるの
で、紙間のスピードを上げることもできた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、加圧ローラの周長
を通紙可能な最大記録材長より大とすることで、記録材
1ページ内で加圧ローラの表面温度の低下を防ぎ、大サ
イズ通紙時の定着性の悪化を防ぐことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における定着装置の概略断面
図である。
【図2】従来例と実施例1の加圧ローラの表面温度分布
を示す図である。
【図3】本発明の実施例2における定着装置の概略断面
図である。
【図4】従来例装置における加圧ローラの回転と画像の
関係を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ヒータステー(加熱体) 3 ヒータ基板(加熱体) 4 発熱体(加熱体) 7 定着フィルム(耐熱性フィルム) 8 加圧ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱する加熱体と、該加熱体
    に摺接するように配設された耐熱性フィルムと、該耐熱
    性フィルムを介して上記加熱体と圧接するように配設さ
    れた加圧ローラとを備え、該圧接部に記録材を搬送し、
    上記耐熱性フィルムを介して加熱体の熱エネルギーを該
    記録材に付与する定着装置において、上記加圧ローラの
    周長を搬送可能な最大記録材長より大とすることを特徴
    とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加圧ローラの表面に当接させた温度検知
    素子と、該温度検知素子によって検知した温度に基づい
    て加圧ローラの温度を制御する温度制御手段を備えたこ
    ととする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 圧接部から記録材が排出された後、次の
    記録材が該圧接部に進入する前までの期間にて、加圧ロ
    ーラの回転速度を可変としたこととする請求項2に記載
    の定着装置。
JP18207893A 1993-06-29 1993-06-29 定着装置 Pending JPH0720736A (ja)

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JP18207893A JPH0720736A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 定着装置

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JP18207893A JPH0720736A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 定着装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6061544A (en) * 1998-11-20 2000-05-09 Eastman Kodak Company Maximizing image gloss uniformity by minimizing the effect of temperature droop in a fuser for reproduction apparatus
JP2002207389A (ja) * 1995-05-16 2002-07-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像定着装置
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JP2006330253A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2008116846A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置および画像形成装置

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