JPH06230694A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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Publication number
JPH06230694A
JPH06230694A JP1347593A JP1347593A JPH06230694A JP H06230694 A JPH06230694 A JP H06230694A JP 1347593 A JP1347593 A JP 1347593A JP 1347593 A JP1347593 A JP 1347593A JP H06230694 A JPH06230694 A JP H06230694A
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JP
Japan
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film
recording material
heater
heat
carrying
Prior art date
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Pending
Application number
JP1347593A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hayakawa
亮 早川
Daizo Fukuzawa
大三 福沢
Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Manabu Takano
学 高野
Koichi Okuda
幸一 奥田
Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Tokuyoshi Abe
篤義 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH06230694A publication Critical patent/JPH06230694A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非通紙部昇温によるフィルムの導通接点の劣
化を防止する。 【構成】 記録材の搬送を片側基準とし、フィルムの導
通接点を搬送基準側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性のフィルムを介し
て記録材に熱エネルギーを付与し、画像の改質や定着を
行なう加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、画像の加熱定着等のため
の記録材の加熱装置としては、所定の温度に維持された
加熱ローラと、弾性層を有して該加熱ローラに圧接する
加圧ローラを有し、該両ローラによって、未定着のトナ
ー画像が形成された記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱
ローラ方式が多用されている。
【0003】また出願人は先に特開昭63−31318
2号公報で、固定支持された加熱体(サーマルヒータ)
と、該ヒータに対向圧接しつつ搬送される耐熱性フィル
ム(定着フィルム)と、該フィルムを介して記録材をヒ
ータに密着させる加圧部材を有し、ヒータの熱をフィル
ムを介して記録材へ付与することで記録材面に形成担持
されている未定着画像を記録材面に加熱定着される方式
・構成の定着装置を提案した。このようなフィルム加熱
方式の定着装置においてはヒータとして低熱容量加熱体
を用いることができる。そのため従来の接触加熱方式で
ある熱ローラ方式やベルト加熱方式に比べて省電力化及
びウェイトタイムの短縮化(クイックスタート)が可能
になる。
【0004】このようなフィルムを画像に接触させる加
熱装置においても熱ローラ方式と同様オフセットが発生
する。
【0005】そのトナーオフセットの発生は一般的に温
度的要因のものと、静電的要因のものに大別できる。
【0006】前者の温度的要因のオフセットは、定着装
置でのトナーの温度が低すぎて定着されずにオフセット
する低温オフセットと、逆にトナー温度が高すぎて液状
にトナーが溶けて生じる高温オフセットがあり、これら
は用いる現像剤の特性、記録材搬送速度、加圧力、温度
制御手段を適切に定めることによって防止できる。
【0007】一方、後者の静電的要因オフセットは、記
録材上の帯電トナーが静電気的にフィルムに転移するも
のである。この現象は記録材の種類、環境、加圧部材の
材質・抵抗等に大きく依存するため、その制御は困難で
あり、オフセットによる弊害、例えば、オフセットトナ
ーの再転写による記録材汚れ、オフセットトナーが加圧
部材に付着して加圧部材がトナー汚れすることによる記
録材の加圧部材に対する巻き付き等を見ることがある。
【0008】この静電的なオフセットを防止するために
フィルムをバリスタを介して接地するなど電気的に導通
させることが好ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】また、小サイズの記録
材を連続的に加熱する場合、記録材が通過しない非通紙
部は記録材に熱を奪われないため昇温が発生する。
【0010】前述した様にフィルムを導通させる場合、
非通紙部の昇温により接点が劣化してしまい導通状態が
得られなくなってしまうことがあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、加熱体と、画像を支持した記録材と共に移動する
フィルムと、このフィルムを導通する導通部材と、を有
し、フィルムを介して加熱体からの熱で記録材上の画像
を加熱する加熱装置において、記録材をそのサイズにか
かわらず一側端を基準として搬送する片側基準構成とす
ると共に、フィルムの導通接点を搬送基準側に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】(実施例1)図1は本発明の一実施例とし
てのテンションレスフィルム加熱方式の加熱装置の概略
構成を示す横断面図である。本実施例では、この加熱装
置を画像形成装置の画像加熱定着装置として用いてい
る。
【0014】図1において、1は耐熱性樹脂性の横長ス
テーであり、下記のエンドレス耐熱性フィルム2の内面
ガイド部材となる。
【0015】2はエンドレスの耐熱性フィルムであり、
ヒータ3を含む上記ステー1に外嵌させてある。このエ
ンドレスの耐熱性フィルム2の内周長とヒータ3を含む
ステー1の外周長はフィルム2の方を例えば3mm程大
きくしてあり、従ってフィルム2は、ヒータ3を含むス
テー1に対して周長が余裕をもってルーズに外嵌してい
る。
【0016】ヒータ3は、アルミナ等でできた基板3の
略中央部に沿って、例えばAg/Pd(銀パラジウム)
等の電気抵抗材料(発熱体)4を厚み10μm、幅1〜
3mmにスクリーン印刷等により塗工し、その上に保護
層5としてガラスやフッ素樹脂等をコートしている。
【0017】6はヒータ3との間でフィルム2を挟んで
定着ニップ部Nを形成し、フィルム2を駆動する回転体
としてのフィルム加圧ローラであり、接地された中心軸
7とこの軸に外装したシリコンゴム等の離型性のよい耐
熱ゴム弾性体からなるローラ部8とからなり、中心軸7
の端部が不図示の駆動手段により駆動されることで矢示
の反時計方向に回転駆動される。加圧ローラ6が回転駆
動されることでエンドレスの耐熱性フィルム2も矢示の
時計方向に回転駆動される。
【0018】エンドレスの耐熱性フィルム2は非駆動時
においてはヒータ3と加圧ローラ4とのニップ部Nに挟
まれている部分を除く残余の大部分の略全周長部分がテ
ンションフリーである。
【0019】加圧ローラ6が回転駆動されるとニップ部
Nにおいてフィルム2に回転加圧ローラ6との摩擦力で
移動力がかかり、フィルム2が加圧ローラ6の回転周速
と略同速度をもってフィルム裏面が加熱体3の面(=保
護層5の面)を摺動しつつ時計方向に回転駆動される。
このフィルム駆動時においてはニップ部Nとこのニップ
部Nよりもフィルム移動方向上流側であって、このニッ
プ部近傍のフィルム内面ガイド部分とニップ部の間の部
分のみにおいてフィルムにテンションが加わる。
【0020】上記フィルム駆動とヒータ3の発熱体4へ
の通電を行なわせた状態において、見定着トナー像Tを
担持した記録材Pがニップ部Nの回転フィルム2と回転
加圧ローラ6との間に像担持面上向きで導入されると、
記録材Pはフィルム2と一緒にニップ部Nを通過してい
き、該ニップ部Nにおいてフィルム裏面に接しているヒ
ータ3の熱エネルギーがフィルム2を介して記録材Pに
付与されてトナー像Tの熱定着がなされる。
【0021】ここでフィルム2は熱容量を小さくしてク
イックスタート性を向上させるために、その膜厚は、総
厚100μm以下が好ましく耐熱性・強度・耐久性等の
あるポリイミド・PEEK・PES・PPS等基層2−
aの外周表面にプライマーをかねた導電層2−bをコー
ティングし、さらにその上に離型性に優れた略絶縁のP
TFE・PFA・FEP等の離型層2−cをコーティン
グした複合層フィルムを使用している。本実施例ではポ
リイミドの外周表面にカーボンを分散したプライマーを
コーティングしその上にPTFEをコートしたものを用
いた。また最表層のPTFEを基準側の端部のみコーテ
ィングせずにプライマーを露出させている。この部分に
図2に示すように加圧ローラ6の中心軸7に取り付けた
弾性に富んだ導電ゴム接点9を定着ニップ部Nで圧接さ
せることにより、加圧ローラ中心軸7を介して接地して
いる。
【0022】また記録材Pはサイズにかかわらず一側端
を基準とする片側搬送で搬送され、接点は搬送基準側、
特に、抵抗材料4より外側に設けられている。
【0023】このため、封筒等の小サイズの被加熱材を
連続加熱処理するとおこる非通紙部昇温により接点の導
電ゴム9が極度の高温になり劣化するのを防止すること
ができる。このような方法により常に安定した導通を確
保できオフセットを防止できる。
【0024】(実施例2)上記実施例と略同様の定着装
置においてそのヒータ3を図3に示すような構成にす
る。
【0025】本実施例においても記録材は片側基準で搬
送される。
【0026】このヒータ3において通紙基準側には、基
準側に近い位置に配置された温度検知素子10のDC接
点11を、反基準側には発熱体4に給電するためAC接
点12を設けてある。これは、小サイズの記録材Pに対
してもその加熱処理する幅の中に必ず温度検知素子10
があるようにするため、温度検知素子10は基準側に近
い位置に配置され配線を短くするため基準側端部に温度
検知素子用のDC接点11を設ける。また発熱体4に対
する給電は装置の簡素化のため発熱体4の基準側端部に
スルーホール13を設け背面に配線をまわし反基準側の
発熱体4がある加熱面と背面のAC接点12で片側給電
している。このヒータ3を用いて上記実施例1と同様の
加圧ローラ6の中心軸7に取り付けた弾性に富んだ導電
ゴム9をヒータ3の基準側の発熱体4の外側に配置する
ことにより保護層5のコートしてあるガラスやフィルム
2にピンホールや破壊が有った場合も決して発熱体4へ
の電流が導電ゴム9を通じて接地されることがなく安全
を確保することができる。
【0027】またこの時フィルムに対する接点を金属等
のブラシ状のものにした場合もブラシの抜け等によるシ
ョートに対しても有効である。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、フィ
ルムの接点不良によりフィルムがチャージアップするこ
とにより発生するフィルムへのトナーや紙粉の付着いわ
ゆる定着オフセットを防止することができる。
【0029】また発熱体へ供給される電流がフィルムや
ヒータ保護層のピンホールや破壊によって接点を通じて
接地される危険も回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の加熱装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例の接点部の拡大図である。
【図3】本発明の別の実施例に用いられるヒータの平面
図である。
【符号の説明】
1 ステー 2 フィルム 3 ヒータ 4 発熱体 5 保護層 6 加圧ローラ 7 中心軸 8 ローラ部 9 導電ゴム接点 10 温度検知素子 11 DC接点 12 AC接点 13 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 奥田 幸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 友行 洋二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 阿部 篤義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、画像を支持した記録材と共に
    移動するフィルムと、このフィルムを導通する導通部材
    と、を有し、フィルムを介して加熱体からの熱で記録材
    上の画像を加熱する加熱装置において、 記録材をそのサイズにかかわらず一側端を基準として搬
    送する片側基準構成とすると共に、フィルムの導通接点
    を搬送基準側に設けたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記接点は加熱体の発熱部端部より外側
    に設けられていることを特徴とする請求項1の加熱装
    置。
JP1347593A 1993-01-29 1993-01-29 加熱装置 Pending JPH06230694A (ja)

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JP1347593A JPH06230694A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1347593A JPH06230694A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPH06230694A true JPH06230694A (ja) 1994-08-19

Family

ID=11834156

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1347593A Pending JPH06230694A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 加熱装置

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JP (1) JPH06230694A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292864A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Murata Mach Ltd 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292864A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Murata Mach Ltd 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

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