JPH0720715Y2 - 電子楽器の鍵域分割装置 - Google Patents

電子楽器の鍵域分割装置

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JPH0720715Y2
JPH0720715Y2 JP14632788U JP14632788U JPH0720715Y2 JP H0720715 Y2 JPH0720715 Y2 JP H0720715Y2 JP 14632788 U JP14632788 U JP 14632788U JP 14632788 U JP14632788 U JP 14632788U JP H0720715 Y2 JPH0720715 Y2 JP H0720715Y2
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JP
Japan
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keyboard
key
electronic musical
musical instrument
key range
Prior art date
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JP14632788U
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茂 山田
和夫 服部
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、特に、1つの鍵盤を複数の鍵域に分けて使
用する電子楽器に用いられる鍵域分割装置に関する。
[従来の技術] 従来、1つの鍵盤を2つに分け、右方をメロディ音用
に、また、左方を伴奏音用に使用することがしばしば行
なわれている。また、特公昭62-36237号公報には、鍵盤
の分割点を演奏モード(フィンガードモード、シングル
フィンガードモード、スピリットモード等)毎に切り換
えるようにした電子楽器の鍵域分割装置が記載されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のこの種の電子楽器は、いずれも鍵
盤の分割点が明確でなく、このため、演奏中に誤って他
方の鍵域に指が入ってしまう問題があった。特に、教習
中において、鍵盤を2分割し、各鍵域の鍵を2人の演奏
者(先生と生徒)が演奏するような場合に、この鍵域侵
害を起こし易かった。
この考案は、このような背景の下になされたもので、演
奏者が鍵盤の分割点位置を明確に検知することができる
電子楽器の鍵域分割装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案は、所定鍵域に装着される鍵盤蓋と、該鍵盤蓋
が所定鍵域に装着されたことを検出する検出手段と、該
検出手段の検出結果に応じて少なくとも一方の鍵域の音
色または音高を制御する制御手段とを設けたことを特徴
としている。
[作用] 上記構成によれば、所定鍵域に鍵盤蓋が装着され、その
鍵盤蓋によって鍵域分割部が指示される。すなわち、こ
の考案によれば、鍵盤蓋が所定の範囲に亙って鍵盤を覆
うので、指が他方の鍵域に非常に入りにくくなり、ま
た、視覚的にも分割部を検知し易くなる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を説明す
る。第1図はこの考案の一実施例による鍵域分割装置を
適用した電子楽器の平面図であり、この図において、符
号1は61の鍵から構成される鍵盤である。この鍵盤1は
予め左鍵盤KBl(26鍵)、中央鍵盤KBc(10鍵)、右鍵盤
KBr(25鍵)の分割されており、中央鍵盤上にプラスチ
ック製の鍵盤蓋2が装着されている。第2図(イ)は鍵
盤蓋2の斜視図、(ロ)は側面図である。これらの図に
示すように、鍵盤蓋2は方形状のプラスチック板の手前
側をRをつけて折り曲げたもので、その左後部および右
後部に各々突起2a,2bが形成されている。そして、この
鍵盤蓋2を電子楽器の中央鍵盤KBc上に装着すると、こ
れらの突起2a,2bが各々電子楽器本体に形成された嵌合
穴4a,4b内に挿入される。嵌合穴4a内には、第3図に示
すスイッチSWが設けられており、突起2aが該嵌合穴4a内
に挿入されると、可動接点SWaと固定接点SWbとが接触
し、導通状態となる。
また、第1図において、符号6,6はスピーカ、7,7は音色
設定等に使用される操作子、8はスペース部であり、こ
のスペース部8に、使用されない時の鍵盤蓋2が載置さ
れる。
次に、第4図はこの電子楽器の電気的構成を示すブロッ
ク図である。この図において、11はCPU(中央処理装
置)、12はCPU11のプログラムが記憶されたプログラム
メモリ、13は楽音形成処理において使用される種々のレ
ジスタからなるレジスタ群、14は鍵盤1の各鍵の下部に
設けられたキースイッチと各キースイッチのオン/オフ
状態をバスBへ出力するインタフェイス回路とからなる
鍵盤回路、15は各種の操作子7およびインタフェイス回
路からなる操作子回路、16は楽音を形成するトーンジェ
ネレータ(楽音形成回路)である。
次に、CPU11の動作を第5図に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、電源が投入されると、第5図の
ステップS1へ進み、レジスタ群13内のレジスタのクリア
等、各種のイニシャライズ処理が行なわれる。次にステ
ップS2に進むと、鍵盤回路14の各キースイッチのオン/
オフ状態がチェックされ、新たに操作されたキー
(鍵)、すなわち、新たにオンとされたキーあるいはオ
フとされたキーがあるか否かが検出される。そして、こ
の判断結果がNOの場合はステップS3へ進む。ステップS3
では、操作子回路15内の操作子7の操作状態のチェック
その他の処理が行なわれ、そして、ステップS2へ戻る。
以後、ステップS2の判断結果が「YES」になるまで、ス
テップS2,S3が繰り返し実行される。
次に、ステップS2の判断結果が「YES」になると、ステ
ップS4へ進む。ステップS4では、新たに操作されたキー
のキーコードがレジスタ群13内のキーコードレジスタに
書き込まれる。なお、ここで書き込まれるキーコード
は、鍵盤1が鍵域分割されてなく、1つの鍵盤として使
用される場合のキーコードである。次に、ステップS5へ
進むと、前述したスイッチSW(第3図参照)がオンか否
かが判断される。そして、この判断結果が「NO」の場
合、すなわち、鍵盤蓋2が鍵盤1上に装着されていない
場合は、スイッチ6へ進み、上記キーコードレジスタ内
のキーコードおよびキーのオン/オフの別を示すデータ
を各々トーンジェネレータ6へ出力する。これにより、
そのキーコードに対応する音高の楽音が発生し、あるい
は、発音中であった楽音が停止する。一方、ステップS5
の判断結果が「YES」の場合、すなわち、鍵盤蓋2が鍵
盤1上に装着されていた場合はステップS7へ進む。ステ
ップS7では、操作されたキーが第1図の右鍵盤KBrに属
するキーか否かが判断される。そして、この判断結果が
「YES」の場合は、ステップS8へ進む。ステップS8で
は、キーコードレジスタ内のキーコードを1オクターブ
下のキーコードに変換し、次いでステップS6の発音処理
を行う。また、ステップS7の判断結果が「NO」の場合、
すなわち、キーコードレジスタ内のキーコードが左鍵盤
KBlに属する場合はステップS9へ進む。ステップS9で
は、該キーコードを2オクターブ上のキーコードに変換
し、次いでステップS6の発音処理を行う。以下、上記の
処理が繰り返される。
このように、上述した電子楽器は、鍵盤蓋2が第1図に
示す中央鍵盤KBc上にセットされていない場合、すなわ
ち、スイッチSWがオフの場合は、鍵盤1が1つの鍵盤と
して機能する。一方、鍵盤蓋2が中央鍵盤KBc上にセッ
トされ、スイッチSWがオンとなっている場合は、左鍵盤
KBlと右鍵盤KBrが各々別個の鍵盤として機能する。この
場合、第5図のステップS8,S9によってキーコードの変
換が行なわれ、これにより、左鍵盤KBlの音域と右鍵盤K
Brの音域が同一となる。したがって、この電子楽器は、
教習用に用いた場合に、先生が左鍵盤KBlを弾いて模範
を示し、生徒が右鍵盤KBrを弾いて練習をすることが可
能であり、教習用として特に好適である。
なお、上記実施例は鍵盤蓋2によって10キーを覆うよう
になっているが、例えば1オクターブのキー(12キー)
を覆うようにしてもよく、また、61キーの中のちょうど
中間の11キーを覆うようにしてもよい。
また、上記実施例は鍵盤蓋2がセットされた場合に、左
鍵盤KBlおよび右鍵盤KBrの各音域を変更するようになっ
ているが、これに代えて、左右鍵盤KBl,KBrの音色を各
々変更するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、所定鍵域に装
着される鍵盤蓋と、該鍵盤蓋が所定鍵域に装着されたこ
とを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に応じ
て少なくとも一方の鍵域の音色または音高を制御する制
御手段とを設けたので、演奏者が鍵盤の分割点位置を明
確に検知することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による鍵域分割装置を適用
した電子楽器の平面図、第2図(イ)、(ロ)は各々同
電子楽器における鍵盤蓋2の構成を示す斜視図および側
面図、第3図は同電子楽器におけるスイッチSWの構成を
示す図、第4図は同電子楽器の電気的構成を示すブロッ
ク図、第5図は同電子楽器におけるCPU11の処理過程を
示すフローチャートである。 2……鍵盤蓋、11……CPU、12……プログラムメモリ、S
W……スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍵域分割可能な電子楽器において、所定鍵
    域に装着される鍵盤蓋と、該鍵盤蓋が所定鍵域に装着さ
    れたことを検出する検出手段と、該検出手段の検出結果
    に応じて少なくとも一方の鍵域の音色または音高を制御
    する制御手段とを設けたことを特徴とする電子楽器の鍵
    域分割装置。
JP14632788U 1988-11-09 1988-11-09 電子楽器の鍵域分割装置 Expired - Lifetime JPH0720715Y2 (ja)

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JP14632788U JPH0720715Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 電子楽器の鍵域分割装置

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JPH0267397U JPH0267397U (ja) 1990-05-22
JPH0720715Y2 true JPH0720715Y2 (ja) 1995-05-15

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