JPH07207047A - 不飽和ポリエステル樹脂成形材料の製造方法 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂成形材料の製造方法

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JPH07207047A
JPH07207047A JP572494A JP572494A JPH07207047A JP H07207047 A JPH07207047 A JP H07207047A JP 572494 A JP572494 A JP 572494A JP 572494 A JP572494 A JP 572494A JP H07207047 A JPH07207047 A JP H07207047A
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JP
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unsaturated polyester
polyester resin
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temperature
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JP572494A
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English (en)
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Masahiro Ishii
正裕 石居
Hajime Naito
一 内藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】短時間で増粘することが出来て生産性が高く、
又、金型を用いた成形が可能な不飽和ポリエステル樹脂
成形材料の製造方法を提供する。 【構成】不飽和ポリエステル樹脂100重量部にt-ブチ
ルパーベンゾエートを1重量部加えたものにヘキサメチ
レンジアミンを5重量部添加して30秒後に樹脂温度を
60℃とした。この樹脂組成物100重量部と150重
量部のガラス繊維強化マットを混合含浸した後、冷却し
て35℃とした後、2分間要して25℃迄に1分間維持
することにより、繊維強化不飽和ポリエステル樹脂成形
材料を得た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維補強材で強化した
不飽和ポリエステル樹脂成形材料、例えばシート・モー
ルディング・コンパウンド(SMC)、の生産性の高い
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】未硬化の不飽和ポリエステル樹脂に補強
繊維、充填材等を加えて成形用材料として使用する際
は、不飽和ポリエステル樹脂中のカルボキシル基等と反
応する化合物を加えて分子量を増大させ、加熱加圧成形
を可能な状態にする(増粘させる)ことが必要である。
従来、この増粘のための化合物として、金属酸化物や、
ジイソシアネート等が用いられてきた(例えば特開昭4
8−84155号公報や昭和63年、日刊工業新聞社発行
「ポリエステル樹脂ハンドブック」第95頁)。
【0003】又、不飽和ポリエステル樹脂、光増感剤及
び硬化剤の混合物を繊維補強材と共にフイルム間にシー
ト状に一体化し、紫外線照射により表面を硬化させてプ
リプレグ化する方法は知られている(例えば特開昭56
−139535号公報)。
【0004】しかし乍ら、上記従来の増粘剤を用いた増
粘方法では、増粘効果の発現までに時間がかかり(通常
1日〜2日程度)、樹脂の含浸工程から賦型工程迄に多
大な時間が必要となるため、広大な養生庫等の設備を要
し、また利用できる成形もバッチ成形に限られ、連続成
形に利用することが出来ないものであった。
【0005】また、繊維強化樹脂材料の取扱い性を向上
させるために表層を紫外線硬化する上記公報記載の方法
は、内層は未硬化のままであるので、手積み成形法(ハ
ンドレアップ成形法)等の無圧成形には利用できても、
金型を用いて成形する場合は内層の樹脂のみが繊維と分
離して不測に流動する為、利用困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
成形材料の製造方法では、増粘に時間がかかり、連続賦
型成形に利用できなかった点に鑑み、短時間で増粘する
ことが出来て生産性が高く、又、金型を用いた成形が可
能な不飽和ポリエステル樹脂成形材料の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の不飽和ポリエス
テル樹脂成形材料の製造方法は、未硬化の不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に対して多価アミン化合物を1
〜50重量部添加し、得られた不飽和ポリエステル樹脂
組成物を、多価アミン化合物添加後24時間以内に温度
が40℃〜90℃の状態で、繊維補強材50〜500重
量部と混合した後、得られた繊維補強材含有不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を、0℃〜35℃の温度に30秒間
〜3時間維持して増粘させることを特徴とする。
【0008】更に、本発明の不飽和ポリエステル樹脂成
形材料の製造方法は、未硬化の不飽和ポリエステル樹脂
100重量部に対して多価アミン化合物1重量部〜50
重量部、光重合開始剤0.01〜10重量部を添加し、
得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物を、多価アミン
化合物添加後24時間以内に温度が40℃〜90℃の状
態で、繊維補強材50〜500重量部と混合した後、得
られた繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組成物
を、0℃〜35℃の温度に30秒間〜10分間維持して
増粘させる間に、上記組成物表面に紫外線を照射するこ
とを特徴とする。そして、これらのことにより上記目的
が達成される。
【0009】本発明で用いられる不飽和ポリエステル樹
脂は、通常用いられる不飽和ポリエステル樹脂全てが用
いられる。即ち、本発明に用いられる不飽和ポリエステ
ル樹脂とは、例えば、不飽和多塩基酸とグリコールと必
要に応じて使用される飽和多塩基酸とを重縮合せしめた
不飽和ポリエステルと、共重合性単量体とを含有する混
合物である。また、不飽和ポリエステル樹脂に含まれる
樹脂成分として、不飽和ポリエステル及び共重合性単量
体の他に、必要に応じて、低収縮化のために熱可塑性樹
脂を添加してもよい。
【0010】不飽和多塩基酸としては例えば、無水マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が用い
られ、また飽和多塩基酸としては、例えば無水フタル
酸、オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テ
トラヒドロ無水フタル酸、テトラクロロフタル酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、コハク酸、ヘット酸等が挙げら
れ、特性及びコストの点から、無水マレイン酸又はフマ
ル酸が好ましく用いられる。
【0011】グリコール類としては例えば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,3ブタンジオール、
1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジオール、ビス
フェノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフェノ
ールAエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAプ
ロピレンオキシ付加物、ネオペンチルグリコール、ジブ
ロムネオペンチルグリコール、ペンタエリスリットジア
リルエーテル、アリルグリシジルエーテル等が挙げら
れ、特性及びコストの点からエチレングリコール又はネ
オペンチルグリコールが好ましく用いられる。
【0012】上記共重合性単量体としては、スチレン、
ジクロロスチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレ
ン、酢酸ビニル、メタクリル酸、メタクリル酸メチルな
どのメタクリル酸エステル、アクリル酸、アクリル酸エ
ステル、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルテトラブロ
ムフタレート、フェノキシエチルアクリレート、1,6
ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロ
パンアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート
等が挙げられるが、特にスチレンが好ましい。通常、上
記不飽和ポリエステル樹脂に含まれる重合性単量体の量
は、20〜60重量%である。
【0013】不飽和ポリエステル樹脂には補強材の他
に、通常、硬化剤、離型剤、着色剤、安定剤、加工助
剤、可塑剤のような添加剤、及び炭酸カルシウム、金属
酸化物(酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜
鉛)等の充填材等が配合されてもよい。
【0014】また本発明で用いる多価アミン化合物と
は、1分子中に2以上のアミノ基を有する化合物であっ
て、これらのアミノ基がカルボキシル基とアンモニウム
塩を形成することのできるもの全てを意味し、脂肪族で
あっても、芳香族であってもよい。アミノ基は1級、2
級、3級何れであってもよい。
【0015】多価アミン化合物の具体例としては、エチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,3ジアミ
ノプロパン、テトラメチレンジアミン、2,7ジアミノ
フルオレン、2,6ジアミノピリジン、2,4ジアミノ
ピリミジン、2,6ジアミノトルエン、9,10ジアミ
ノフェンナンスレン、3,4ジアミノベンゾフェノン、
1,5,9トリアザシクロドデカン、2,4,6,トリ
アミノピリミジン、2,4,7トリアミノ−6−フェニ
ルプテリジン、1,4,8,11−テトラアザシクロテ
トラデカン−5,7−ジオン等が挙げられ、これらは単
独で又は適宜組み合わせて用いられる。
【0016】これら多価アミン化合物は、反応性が高い
2価の1級アルキルアミンが通常用いられ、その内でも
安価なエチレンジアミン及びヘキサメチレンジアミン等
が好ましく用いられる。
【0017】またこれら多価アミン化合物の添加量は、
未硬化の不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して
1重量部〜50重量部の範囲内において、用いる不飽和
ポリエステル樹脂、プロセス等により適宜決定される。
1重量部未満であると多価アミン添加の効果が発現され
ず、また50重量部を超えると不飽和ポリエステルの硬
化に悪影響を与え、得られる繊維強化樹脂成形体の機械
的強度が低下する。
【0018】また多価アミン化合物の添加方法、時間に
ついては、各配合物の添加混合の最後に添加する方が良
い。未硬化の不飽和ポリエステル樹脂に多価アミン化合
物を添加するとアンモニウム塩の形成(発熱反応)によ
り粘度が上昇するので、最初に多価アミンを添加してし
まうとその後加えた他の配合物の均一混合に、エネルギ
ー及び時間が余分に必要となる為、所定の硬化剤、顔
料、離型剤、充填材、安定剤、加工助剤、可塑剤等を均
一混合した後、最後に一度に添加混合するとよい。分割
添加する場合は、アミン所定量の添加開始から終了まで
の時間を24時間以内とする必要がある。24時間を越
えると、最終添加時点での粘度が大きくなり、攪拌が困
難となる。
【0019】本発明において用いられる繊維補強材とし
ては、使用される不飽和ポリエステル樹脂の硬化工程の
温度において安定なものが用いられる。具体的には、ガ
ラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、微細な金属繊維の
他、アラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊
維、ポリプロピレン繊維、ポエチレン繊維、ビニロン繊
維などの有機繊維を挙げることが出来、所定の物性を有
すると共に安価な点でガラス繊維が好ましく用いられ
る。またモノフィラメントの直径は1〜50μm が好ま
しい。
【0020】使用される繊維の形態としては、ロービン
グ、平織、朱子織等に織り上げたクロスや、バインダー
により不織布状にした、チョップドストランドマット、
サーフェイシングマット、コンティニュアスマット(ス
ワールマット)等のマットが挙げられ、特に限定されな
いが、上述の不飽和ポリエステル樹脂組成物と混合した
後増粘した際に、シート状態を保持し得る点で、前記各
種のマットが好ましく用いられる。
【0021】不飽和ポリエステル樹脂と繊維補強材の割
合は、成形材料を成形加工して得られる繊維強化樹脂成
形体に要求される物性などにより適宜決定されるが、未
硬化の不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して繊
維補強材が50〜500重量部である必要がある。繊維
補強材が50重量部未満であると成形体の機械的強度が
十分でなく、500重量部を越えると繊維補強材が樹脂
中に均一に分散した成形体が得にくくなり、ボイドの発
生などにより成形体強度が極端に低下する。
【0022】これらの不飽和ポリエステル樹脂組成物を
繊維補強材と混合含浸する方法としては、未硬化の液状
不飽和ポリエステル樹脂槽中に繊維補強材を供給する方
法、繊維補強材が供給された金型中に液状樹脂を注入す
る方法等が挙げられ、特に限定されない。この際、樹脂
の粘度がやや高くて含浸し難い場合には、硬化剤の分解
しない程度にまで加温して粘度を低くしてもよい。
【0023】具体的には、樹脂組成物温度が40℃〜9
0℃の範囲にあるときに繊維補強材に混合含浸する必要
がある。樹脂組成物の温度が40℃以下では、粘度が高
く繊維のモノフィラメント間にまで樹脂が充分含浸せ
ず、また90℃以上では硬化剤の分解、もしくは不飽和
ポリエステル中の2重結合の熱分解でラジカルを生成し
樹脂が硬化してしまうからである。
【0024】不飽和ポリエステル樹脂組成物の繊維補強
材への混合含浸は、多価アミン化合物の添加後、粘度が
高くなり過ぎない内に、即ち24時間以内に行わなけれ
ばならない。
【0025】又、成形材料とするためには、その後組成
物全体を0℃〜35℃の温度に30秒間〜3時間維持す
る必要がある。0℃〜35℃の温度に30秒間以上維持
しないと、所定の粘度に達しないので、取扱い性が悪
く、余り粘度が低い場合は加熱加圧成形が困難となる。
0℃より低く維持すると、組成物中に微量含まれる水分
が固化する虞れがあるので不都合である。
【0026】更に、0℃〜35℃の温度に30秒維持す
ると成形可能となるので、30秒を大幅に越えて0℃〜
35℃に維持しても生産性が悪いだけであるので、0℃
〜35℃の温度に維持保管するのは3時間以内とし、生
産性の点から好ましくは2時間以内、より好ましくは1
時間以内とする。より詳しくは、上記不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物の増粘は、不飽和ポリエステル樹脂と多価
アミン化合物との反応によりアンモニウム塩が形成され
ることに由来するが、懸る反応による増粘は一般に10
分間でほぼ終了するのであるが、より完全な増粘を意図
する場合や時間的余裕がある場合は最長3時間迄0℃〜
35℃の温度に維持するのである。
【0027】請求項2記載の発明においては、未硬化の
不飽和ポリエステル樹脂組成物100重量部に対して多
価アミン化合物1〜50重量部、光重合開始剤0.01
〜10重量部を添加する。上述の理由により、多価アミ
ン化合物を先に添加するのが好ましいが、場合によって
は光重合開始剤を先に添加しても良く、又、多価アミン
化合物と光重合開始剤とを同時に添加しても良い。光重
合開始剤は紫外線によりラジカルを生成する重合開始剤
であり、添加量が0.01重量部未満では、添加効果が
発現されず、10重量部を越えると、開始剤の効果とし
て飽和状態となり、不経済であるばかりでなく、開始剤
残留物により強化成形体の強度が低下する。
【0028】光重合開始剤の具体例としては、ベンジル
ジメチルケタール、アセトフェノン、ベンゾフェノン、
ジフェニルジスルフィド、ジベンジルジスルフィド、ヒ
ドラジン、アンスラキノン、α−アルキルベンゾインエ
ーテル等が挙げられ、これらの1種もしくは複数が適宜
用いられる。好ましい例としては、ベンジルジメチルケ
タール及びベンゾフェノン等が挙げられる
【0029】また紫外線の光線源としては、例えば市販
の中高圧水銀ランプが使用される。照射時間は、使用す
る不飽和ポリエステル樹脂成形材料の厚み、繊維補強材
構成により適宜決定されるが、一般に5秒〜180秒、
好ましくは5秒〜60秒である。5秒未満であると、照
射効果が発現されず、180秒を超えると硬化が進行し
過ぎて、成形が困難となる。
【0030】また紫外線の照射は、40℃〜90℃の不
飽和ポリエステル樹脂組成物と繊維補強材とを混合含浸
させて繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組成物を
得た後、全体の温度を冷却して、0℃〜35℃の温度に
30秒間〜10分間維持すると共にに行うことが必要で
あり、通常、紫外線の照射開始は0℃〜35℃の温度に
30秒間維持した以後に行われ、照射終了は0℃〜35
℃の温度に10分間維持する以前とされる。
【0031】その理由は、繊維補強材含有不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物を冷却して、0℃〜35℃の温度に3
0秒間〜10分間維持する間に、不飽和ポリエステル樹
脂は増粘が進行するが、増粘の程度は上述の如く10分
間で一応のレベルに達するので、0℃〜35℃の温度範
囲になって10分間を越えてから紫外線を照射しても時
間短縮のメリットが乏しいからである。
【0032】又、繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹
脂組成物を0℃〜35℃の温度に30秒間維持する前に
紫外線を照射すると、詳細な理由は不明であるが不飽和
ポリエステル樹脂成形材料表面に皺が発生する場合があ
り、得られる成形体にも悪影響を及ぼすおそれがあるか
らである。
【0033】このように、繊維補強材含有不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物の表面に紫外線を所定量照射すること
により、表面の樹脂がある程度硬化するので、表面ベタ
つき等がなくなり、取扱性のよい成形材料となる。
【0034】
【作用】請求項1記載の本発明不飽和ポリエステル樹脂
成形材料の製造方法は、未硬化の不飽和ポリエステル樹
脂100重量部に対して多価アミン化合物を1〜50重
量部添加し、得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物
を、多価アミン化合物添加後24時間以内に温度が40
℃〜90℃の状態で、繊維補強材50〜500重量部と
混合した後、得られた繊維補強材含有不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物を用いるものであり、従来多大な時間を要
した不飽和ポリエステル樹脂の増粘反応とは異なり、多
価アミンと不飽和ポリエステルとの塩生成反応であるた
め、0℃〜35℃の温度に30秒間〜3時間維持するだ
けで反応を迅速に進めて増粘することが出来、生産性が
高いのである。
【0035】請求項2記載の本発明不飽和ポリエステル
樹脂成形材料の製造方法は、予め光重合開始剤を添加し
た不飽和ポリエステル樹脂組成物を、多価アミン化合物
添加後24時間以内に温度が40℃〜90℃の状態で、
繊維補強材50〜500重量部と混合した後、得られた
繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組成物を、0℃
〜35℃の温度に30秒間〜10分間維持して増粘させ
ると共に、上記組成物表面に紫外線を照射するものであ
り、極めて迅速に増粘することが出来ると共に、紫外線
の照射によっても組成物表面が硬化して、ベタツキが無
く取扱性の良い成形材料、例えばシート・モールディン
グ・コンパウンド(SMC)、が得られる。
【0036】又、得られた樹脂成形材料中の繊維を含ま
ない流動した樹脂が金型から流下する所謂樹脂ダレの現
象がなく、金型および装置の汚染が有効に抑えられ、金
型を用いた加熱加圧成形に際して繊維と樹脂の不均一流
動が無く、従って、クラック等の発生が有効に抑えられ
る。そして、このような樹脂粘度制御/増粘がインライ
ンで可能となる為各種連続成形に利用することが出来
る。
【0037】
【実施例】
(実施例1)無水マレイン酸、ネオペンチルグリコール
及び無水フタル酸の3成分からなる不飽和ポリエステル
にスチレンが全体の40重量%となるように加えた不飽
和ポリエステル樹脂100重量部に、t-ブチルパーベン
ゾエートを1重量部加えたものにヘキサメチレンジアミ
ンを5重量部添加して攪拌し、不飽和ポリエステル樹脂
組成物を得た。この反応は発熱反応であり、攪拌具付き
容器の温度を調整してヘキサメチレンジアミン添加後約
30秒後に樹脂脂組成物温度を60℃とした。
【0038】一方、水冷されている容器に150重量部
のガラス繊維強化コンティニアスストランドマット(旭
ファイバーグラス社製、M8624,450g/m2
を投入し、上記60℃の樹脂組成物100重量部をこの
容器に投入してガラスマットに含浸させた。この材料を
冷却して35℃とした後、2分間要して室温(25℃)
まで冷却し、室温(25℃)に1分間維持することによ
り、シート・モールディング・コンパウンド(SMC)
と称される繊維強化不飽和ポリエステル樹脂成形材料を
得た。
【0039】尚、上記60℃の不飽和ポリエステル樹脂
組成物と、SMC製造と同様の熱履歴を与えた不飽和ポ
リエステル樹脂組成物の粘度をJIS K7117に準
拠して、SA型粘度計のSA6号スピンドル(スピンド
ル回転数50/分)により測定したところ、前者は1.
5×103 〜5×103 cps の範囲、後者は、8×10
4cpsであった。
【0040】この不飽和ポリエステル樹脂成形材料の指
乾性を次のように測定した。即ち、成形材料を10×1
0cmの大きさに切り出し、厚さ約3mmの2枚のステ
ンレス板の間に挟み、0.01Kg/cm2 の圧力を1
0秒間掛けた後、上下のステンレス板に付着した樹脂の
量を合計して指乾性の尺度とした。付着樹脂量は89g
/m2 であった。
【0041】この繊維強化不飽和ポリエステル樹脂成形
材料を145℃の熱プレスにより、14.2cm四方、厚
み6mmの平板形状から2倍面積の20cm四方厚み3mmの
平板形状に展延し、成形体の周辺端部5箇所より1.5
cm×1.5cmの試験片を得た。この成形体のガラス含有
率を、温度625℃のマッフル炉で1時間燃焼して測定
したところ、流動末端である5箇所の平均値は58.7
重量%であった。尚、理論値は60重量%であった。
【0042】(実施例2)無水マレイン酸、プロピレン
グリコール及びイソフタル酸の3成分からなる不飽和ポ
リエステルに、スチレン:ジアリルフタレート=1:1
混合モノマー溶剤が全体の45重量%となるように加え
た不飽和ポリエステル樹脂100重量部に、t-ブチルパ
ーベンゾエートを1重量部加えたものにイソプロピルト
リ(N-アミノエチルーアミノエチル)チタネートを7重
量部添加して攪拌し、不飽和ポリエステル樹脂組成物を
得た。攪拌具付き容器の温度を調整してイソプロピルト
リ(N-アミノエチルーアミノエチル)チタネート添加後
約30秒後に樹脂温度を約55℃とした。
【0043】この樹脂組成物を上記温度のまま、樹脂組
成物100重量部に対して150重量部の実施例1で用
いたガラス繊維強化コンティニアスストランドマットに
含浸させ、得られた材料を冷却して35℃とした後、2
分間要して室温(25℃)まで冷却し、室温(25℃)
に1分間維持することにより繊維強化不飽和ポリエステ
ル樹脂成形材料(SMC)を得た。樹脂のみの粘度を実
施例1と同様にして測定したところ、当初の55℃では
1.5×103 〜5×103 cps の範囲で、増粘後は、
1.6×105cpsであった。この繊維強化樹脂成形材料
を、実施例1と同様に、20cm四方、厚み3mmの平板形
状に成形して5箇の試験片を得て、ガラス含有率を測定
した。流動末端である5箇所の平均値は理論値60重量
%に対して59.6重量%であった。 又、実施例1と
同様にして指乾性を測定したところ、付着樹脂量は87
g/m2 であった。
【0044】(実施例3)実施例1と同じ不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に、t-ブチルパーベンゾエート
1重量部を加えたものに、ベンジルメチルケタールを
0.5重量部加え、更にヘキサメチレンジアミンを5重
量部添加して攪拌し、不飽和ポリエステル樹脂組成物を
得て、ヘキサメチレンジアミン添加後約30秒後に樹脂
温度を約60℃とした。
【0045】この樹脂組成物を上記温度のまま、樹脂組
成物100重量部に対して150重量部の実施例1で用
いたのと同じガラス繊維強化コンティニアスストランド
マットに含浸させ、得られた材料を冷却して35℃とし
た後、2分間要して室温(25℃)まで冷却し、室温
(25℃)に1分間維持した。この際、最後の15秒間
(25℃まで冷却した直後の45〜60秒の間)は、高
圧水銀ランプにより紫外線を照射して、繊維強化不飽和
ポリエステル樹脂成形材料(SMC)を得た。又、紫外
線照射しない条件下で、増粘していることをを実施例1
と同様にして確認した。
【0046】紫外線を照射して得た不飽和ポリエステル
樹脂成形材料の指乾性を実施例1と同様にして測定した
ところ、付着樹脂量は0g/m2 であった。又、実施例
1と同様にして試験片を得てガラス含有率を測定したと
ころ、理論値60重量%に対して58.6重量%であっ
た。
【0047】(実施例4)実施例2と同じ不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部に、t-ブチルパーベンゾエート
1重量部を加えたものに、アセトフェノン0.4重量部
とベンゾフェノン0.3重量部とを加え、更にイソプロ
ピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネー
ト7重量部を添加して攪拌し、不飽和ポリエステル樹脂
組成物を得て、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−
アミノエチル)チタネート添加約30秒後に樹脂温度を
約55℃とした。
【0048】この樹脂組成物を上記温度のまま、樹脂組
成物100重量部に対して150重量部の実施例1で用
いたのと同じガラス繊維強化コンティニアスストランド
マットに含浸させ、得られた材料を冷却して35℃とし
た後、2分間要して室温(25℃)まで冷却し、室温
(25℃)に1分間維持して不飽和ポリエステル樹脂成
形材料(SMC)を得た。この際、最後の20秒間(約
25℃まで冷却した直後の40〜60秒の間)は、高圧
水銀ランプにより紫外線を照射して、繊維強化不飽和ポ
リエステル樹脂成形材料を得た。又、紫外線照射しない
条件下で、増粘していることをを実施例2と同様にして
確認した。
【0049】紫外線を照射して得たSMCの指乾性を実
施例1と同様にして測定したところ、付着樹脂量は5g
/m2 であった。この繊維強化樹脂成形材料を、実施例
1と同様にして試験片を得て、ガラス含有量を測定した
ところ、理論値60重量%に対して59.5重量%であ
った。
【0050】(比較例1)実施例1において、実施例1
と同じ不飽和ポリエステル樹脂組成物をガラス繊維強化
コンティニアスストランドマットに含浸させるときの温
度を、25℃としたところ、マット中のガラス繊維に殆
ど樹脂が入り込まず、樹脂/繊維補強材が一体となった
成形材料を得ることができなかった(その1)。
【0051】又、実施例1において、温度100℃の樹
脂組成物とガラス繊維強化コンティニアスストランドマ
ットとを混合した際には、硬化剤の分解が徐々に進行し
樹脂がゲル状態になりこの場合においても、マットに樹
脂を充分含浸させることができなかった(その2)。
又、実施例1において温度60℃の樹脂組成物をガラス
繊維強化コンティニアスストランドマットに含浸させた
後室温まで冷却する途中において、35℃となってから
10秒後に、繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組
成物を水冷容器から取り出し、実施例1と同様にして、
14.2cm四方、厚み6mmの平板を熱プレスで厚み3mm
に展延した。この平板の周辺端部5箇所より1.5cm×
1.5cmの試験片を採取し、ガラス含有率を温度625
℃のマッフル炉で1時間燃焼し測定した。5箇所の平均
値は49.5%であった(その3)。
【0052】(比較例2)実施例1で使用した不飽和ポ
リエステル樹脂100重量部に対し粒径30μの酸化マ
グネシウム5重量部及びt-ブチルパーベンゾエート1重
量部を加えた樹脂組成物の粘度を、実施例1と同様の測
定法で8×104cps(実施例1の樹脂組成物が示した粘
度)とするまでに要した時間は、材料温度を40℃に保
持した場合36時間であった。上記樹脂組成物に酸化マ
グネシウムを添加した10分後に、樹脂組成物100重
量部に対して150重量部の実施例1で用いたのと同じ
ガラス繊維マットを混合含浸させた。
【0053】この材料を実施例1と同様にして、熱プレ
スで厚み3mmに展延した平板を得て、周辺端部5箇所よ
り1.5cm×1.5cmの試験片を採取し、ガラス含有率
を、温度625℃のマッフル炉で1時間燃焼して測定し
たところ、5箇所の平均値は22.1%であった。
【0054】(比較例3)実施例2において、実施例2
で使用した不飽和ポリエステル樹脂組成物をガラス繊維
マットに含浸させるときの温度を、28℃としたとこ
ろ、マット中のガラス繊維に殆ど樹脂が入り込まず、樹
脂/繊維補強材が一体となった成形材料を得ることがで
きなかった(その1)。又、実施例2において、温度1
00℃の樹脂組成物とガラス繊維強化コンティニアスス
トランドマットとを混合した際には、硬化剤の分解が徐
々に進行し樹脂がゲル状態になりこの場合においても、
マットに樹脂を充分含浸させることができなかった(そ
の2)。
【0055】又、実施例2において温度55℃の樹脂組
成物をガラス繊維マットに含浸させた後室温(25℃)
まで冷却する途中において、35℃となってから15秒
後に、繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組成物を
水冷容器から取り出し、その後は実施例1と同様にし
て、熱プレスで厚み3mmに展延した平板の周辺端部5箇
所より1.5cm×1.5cmの試験片を採取し、ガラス含
有率を、温度625℃のマッフル炉で1時間燃焼して測
定したところ、5箇所の平均値は50.1%であった。
【0056】(比較例4)実施例2で使用した不飽和ポ
リエステル樹脂100重量部に対しトリレンジイソシア
ネート(TDI)を5重量部、t-ブチルパーベンゾエー
トを1重量部加えた樹脂組成物の粘度を、実施例1と同
様に測定したところ、材料温度40℃に48時間保持し
ても実施例2の樹脂組成物が示した1.6×105cpsま
でには、到達せず、極めて増粘速度の遅いものであっ
た。上記不飽和ポリエステル樹脂組成物をTDI添加1
0分後、樹脂組成物100重量部に対して150重量部
の実施例1と同じガラス繊維強化コンティニアスストラ
ンドマットに含浸させた。これを実施例1と同様に、1
45℃の熱プレスで厚み6mmから3mmの平板形状に展延
し、成形体の周辺端部5箇所より1.5cm×1.5cmの
試験片を得た。この試験片のガラス含有率を、温度62
5℃のマッフル炉で1時間燃焼して測定したところ、5
箇所の平均値は19.6%であった。
【0057】(比較例5)実施例1において温度60℃
の樹脂組成物をガラス繊維強化コンティニアスストラン
ドマットに含浸させた後室温(25℃)まで冷却する途
中において、35℃となってから5秒後に、繊維補強材
含有不飽和ポリエステル樹脂組成物を水冷容器から取り
出し、実施例1と同様にして、成形材料を10×10c
mの大きさに切り出し、上下のステンレス板に挟んで指
乾性を測定した。付着樹脂量は655g/m2 であっ
た。
【0058】(比較例6)比較例2において、不飽和ポ
リエステル樹脂に酸化マグネシウム及びt-ブチルパーベ
ンゾエートを加えて得た樹脂組成物100重量部に対し
て、酸化マグネシウムの添加10分後に、実施例1で用
いたガラス繊維マット150重量部を混合含浸させた。
含浸の10分後に実施例1と同様にして、10×10c
mの大きさに切り出し、上下のステンレス板に挟んで指
乾性を測定した。付着樹脂量は548g/m2 であっ
た。
【発明の効果】本発明の不飽和ポリエステル樹脂成形材
料の製造方法によれば、不飽和ポリエステルと多価アミ
ン化合物との反応により、酸化マグネシウム等を用いた
従来の方法に比べ増粘速度が格段と速くなり、短時間で
得られる。従って、インラインでの製造及び使用が可能
となる。又、本発明の製造方法によれば、不飽和ポリエ
ステルと多価アミン化合物との反応に加えて、紫外線の
照射による硬化反応により、ベタツキが無く取扱性の良
い成形材料が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未硬化の不飽和ポリエステル樹脂100重
    量部に対して多価アミン化合物を1〜50重量部添加
    し、得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物を、多価ア
    ミン化合物添加後24時間以内に温度が40℃〜90℃
    の状態で、繊維補強材50〜500重量部と混合した
    後、得られた繊維補強材含有不飽和ポリエステル樹脂組
    成物を、0℃〜35℃の温度に30秒間〜3時間維持し
    て増粘させることを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂
    成形材料の製造方法。
  2. 【請求項2】未硬化の不飽和ポリエステル樹脂100重
    量部に対して多価アミン化合物1〜50重量部、光重合
    開始剤0.01〜10重量部を添加し、得られた不飽和
    ポリエステル樹脂組成物を、多価アミン化合物添加後2
    4時間以内に温度が40℃〜90℃の状態で、繊維補強
    材50〜500重量部と混合した後、得られた繊維補強
    材含有不飽和ポリエステル樹脂組成物を、0℃〜35℃
    の温度に30秒間〜10分間維持して増粘させると共
    に、上記組成物表面に紫外線を照射することを特徴とす
    る不飽和ポリエステル樹脂成形材料の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216823A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Panasonic Corp 成形材料の製造方法及び成形材料並びに繊維強化樹脂成形体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013216823A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Panasonic Corp 成形材料の製造方法及び成形材料並びに繊維強化樹脂成形体

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