JPH07206388A - 電動巻上機用過荷重防止装置 - Google Patents

電動巻上機用過荷重防止装置

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JPH07206388A
JPH07206388A JP148994A JP148994A JPH07206388A JP H07206388 A JPH07206388 A JP H07206388A JP 148994 A JP148994 A JP 148994A JP 148994 A JP148994 A JP 148994A JP H07206388 A JPH07206388 A JP H07206388A
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JP
Japan
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worm gear
worm
gear
spring
overload
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Pending
Application number
JP148994A
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English (en)
Inventor
Akira Konno
亮 金野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ウォームギヤにより応答性の優れた過荷重防止
装置を得ることを目的とする。 【構成】電動巻上機の減速機構に、ウォーム軸3と共に
回転し、かつ軸方向に移動可能なウォームギヤ1を動力
側に有し、このウォームギヤ1と噛み合うウォームホイ
ール2を負荷側に有し前記ウォームギヤ1は調整ナット
5により押圧力調整なバネ4によって荷重を巻上げた場
合に所定の移動量が生ずるように設定され、過荷重の場
合の所定値以上のウォームギヤ1の移動量を直接検出し
てスイッチ6fを作動させ電動機1を停止させる機能を
持つ電動巻上機用過荷重防止装置。 【効果】過荷重時のウォームギヤ1の移動が直接スイッ
チ6fを操作するため応答性に優れる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動巻上機に係るもので
あり、更に詳しくは、電動巻上機における過荷重防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動チェンブロック等の電動巻上機にお
いては、過荷重を吊りあげると機械の破壊や荷重落下の
危険が有るので、過荷重を吊ったときにはこれを検出し
て巻上用電動機を停止し、このような危険な状態になる
のを防止している。
【0003】図4はこのような電動チェンブロックの全
体構造を示す要部破断正面図で、巻上用電動機9はフレ
ーム10に固着され、減速機構部11はフレーム12,
13に固定された軸受14a,14b,15a,15
b,16a,16bおよびフレーム10,12,13に
固定された軸受17a,17b,17cによりそれぞれ
軸承される1段ピニオン18,1段ギヤ19,2段ピニ
オン20,2段ギヤ21,3段ピニオン22,3段ギヤ
23から構成されている。電動機9の出力軸24はカッ
プリング25を介して減速機構部11の1段ピニオン1
8と連結され、減速機構部11の最終段、つまり3段ギ
ヤ23は荷重巻上用リンクチェン26を巻回して下フッ
ク27を上下行させるスプロケット28に連結されてい
る。なお29は制御機構を内蔵する部分である。
【0004】この電動チェンブロックにおいて、電動機
9の回転トルクは、その出力軸24、カップリング2
5,1段ピニオン18,1段ギヤ19,2段ピニオン2
0,2段ギヤ21,3段ピニオン22,3段ギヤ23へ
と、順次伝達されてスプロケット28を回転駆動する。
過荷重防止装置はこのような回転トルク伝達機構の1段
ギヤ19と2段ピニオン20を利用して構成される。
【0005】図5〜図7により従来のこの種の過荷重防
止装置の一例を説明する。
【0006】図5において2段ピニオン20上に固定さ
れた1段ギヤ19はスプライン係合した一対の回転部材
19a,19bと、この回転部材19a,19bの外周
に遊嵌されたリング状の歯車部材19cと、歯車部材1
9cに与えられた回転トルクを歯車部材19aに伝達す
るための弾性部材であるバネ19dと回転部材19bと
歯車部材19c間に回転方向の相対的位置変化が発生し
たときに軸心方向に飛び出す鋼球19eと、鋼球19e
に圧接される板バネ19fとを備える。鋼球19eの飛
び出しによる板バネ19fの変形はピン30によって支
持されたレバー32で拡大されてスイッチ33を操作す
るようにされる。
【0007】図6は1段ギヤ19の回転軸心と直角方向
の断面図、図7は1段ギヤ19の一部分解斜視図で、回
転部材19aの中心部には2段ピニオン20と係合する
スプライン孔19gがあり、外周部には係合突起19h
があり、これらの一側面には円板部19iがある。リン
グ状の歯車部材19cの内側両端面には前記回転部材1
9a,19bと遊合する支持面19j,19kがあり、
その内側には前記係合突起19hと対向する突起19l
がある。バネ19dはこの突起19hと突起19lの間
に圧縮収納されるもので、所定値以下の回転トルクでは
このバネ19dは更に圧縮されることがないように、予め
所定の力で圧縮して収納される。
【0008】歯車部材19cの突起19bの端面には鋼
球19eを収容する円錐孔19mがあり、回転部材19
bのこの円錐孔19mと対向する位置に鋼球19eの外
径よりも大きい孔19nが設けられている。円錐孔19
mに収納された鋼球19eは孔19nを貫通して板バネ
19fと接するように鋼球19eの大きさと円錐孔19
mの深さと回転部材19bの厚さが決められる。
【0009】このような巻上機械において、荷重巻上時
の回転トルク伝達は、図6における歯車部材19cの回
転方向が時計方向であり、伝達トルクの大きさが所定値
以下であればバネ19dは更に圧縮変形されることが無
い。しかし伝達トルクの大きさが所定値を越えるとバネ
19dは更に圧縮されるために回転部材19a,19bと
歯車部材19cの間に相対的な位置変化が発生する。そ
の結果、鋼球19eは円錐孔19mの傾斜面に押されて
飛び出し、板バネ19fを変形させる。そしてレバー3
2を転角させてスイッチ33を作動させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な過荷重防止装置は、バネ19dが回転部材19a,1
9b,歯車部材19cに内装されているためバネ19d
圧の調整、即ち過荷重値の微調整が困難であり、また、
鋼球19eの飛び出しによる板バネ19fの変形量をレ
バー32を介してスイッチ33に伝えるため応答性に問
題があった。また荷重により鋼球19eの飛出し量が変
化するためレバー32の転角量が変化し、スイッチ33
の位置調整が必要だった。さらに高強度材料で作られる
歯車部材19cに突起などを成形しているため、形状が
複雑で加工性に難があり、高価になるという欠点があっ
た。
【0011】本発明の目的は、過荷重値の微調整を容易
にし、応答性に優れ、安価な過荷重防止装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は電動巻上機の減
速機構に、軸と共に回転し、かつ軸方向に移動可能なウ
ォームギヤを動力側に含み、このウォームギヤは押圧力
調整可能な弾性手段によって荷重を巻上げた場合に所定
の移動量が出るように設定され、ウォームギヤの移動量
が直接スイッチ等を動作させ、モータを停止させる機能
を持つことを特徴とする。
【0013】
【作用】過荷重時のウォームギヤの移動が直接スイッチ
等を操作するため、応答性に優れる。また、過荷重値を
設定するための調整が容易になり、構造,部品が単純に
なるため、安価な過荷重防止装置となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図1〜図3を参照して説明す
る。
【0015】図1,図2において、ウォームギヤ1は動
力側にスプライン係合によりフレーム7a,7bに固定
された軸受8a,8bにより軸承されるウォーム軸3上
を軸方向に移動可能に組まれ、負荷側のウォームホイー
ル2と噛みあっており、調整ナット5により押圧力調整
可能なバネ4によって位置決めされている。また、ウォ
ームギヤ1の側面には、ブッシュ6a,プッシュロッド
6b,ボール6c,コイルバネ6d,キャップ6e,マ
イクロスイッチ6fによって構成されたウォーム移動検
出機構を有しており、ウォームギヤ1が所定量以上移動
した場合にウォームギヤ1の側面に接しているボール6
cがウォームギヤ1の方向に押し出されるように移動し
マイクロスイッチ6fを作動させる。
【0016】このような過荷重防止装置において、巻上
機械が荷重を吊り上げているときはウォームギヤ1には
ウォームホイール2により、矢印で示すようなトルクが
作用している。従って、ウォームギヤ1はウォーム軸3
上を矢印の方向に移動しようとするが、ウォームギヤ1
は、調整ナット5によるバネ4の押圧力調整により所定
の移動量が出るように設定されているので、ウォームギ
ヤ1が所定の量以上移動するには、このバネ4の設定押
圧力よりも大きなトルクが作用しなければならない。従
って、ウォームギヤ1に作用するトルクがバネ4の設定
押圧力よりも小さい場合はウォームギヤ1の移動量はマ
イクロスイッチ6fを作動させることは無い。しかし、
ウォームギヤ1に作用するトルクがバネ4の設定押圧力
よりも大きくなる場合、即ち過荷重の場合は、図3のよ
うにウォームギヤ1はウォーム軸3を移動し、ウォーム
ギヤ1はスイッチ6fを作動させる。調整ナット5によ
ってバネ4の押圧力を変化させると、ウォームギヤ1の
移動特性が変わりスイッチの動作特性を変えることがで
きる。
【0017】電動チェンブロックは巻上揚程の選択が比
較的に自由であり、リンクチェンを長くすることによっ
て高揚程の電動チェンブロックとすることができる。こ
のような場合にはリンクチェンの伸縮量が大きくなるの
で、過荷重を吊り上げた場合に、ウォームホイール2の
伝達トルク特性が変化し所定の過荷重では過荷重防止装
置が作動しないことがある。しかし、上記実施例によれ
ば、調整ナット5によってバネ4のたわみ量を変えて押
圧力を変えることで所定の過荷重で過荷重防止装置が作
動するように調整することができる。
【0018】以上のように構成することで、次に述べる
ような種々の効果を得ることができる。
【0019】1.ウォームギヤの移動により直接スイッ
チ等を動作させるので応答性に優れる。
【0020】2.調整ナットにより、過荷重値の設定が
容易に行える。
【0021】3.ウォームギヤを使用することによりブ
レーキ機構を簡略化できる。
【0022】4.構造が単純で安価な過荷重防止装置と
することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明はウォームギヤの移動量を直接検
知してスイッチを動作させるため応答性に優れた過荷重
防止装置となる。また過荷重値を容易に調整することが
可能であり、またウォームギヤを使用することによりブ
レーキ機構を簡略化できる。さらに構造が単純で安価な
過荷重防止装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる過荷重防止装置の横断正面図であ
る。
【図2】ウォームギヤとウォーム軸の回転軸心と直角方
向の断面図である。
【図3】本発明になる過荷重防止装置が作動した時の横
断正面図である。
【図4】一般の電動チェンブロックの全体構成を示す要
部破断正面図である。
【図5】従来の一般に用いられている過荷重防止装置を
示す縦断面図である。
【図6】1段ギヤの回転軸心と直角方向の断面図であ
る。
【図7】1段ギヤの一部分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ウォームギヤ、2…ウォームホイール、3…ウォー
ム軸、4…バネ、5…調整ナット、6…a〜fウォーム
移動検出機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動巻上機の減速ギヤに、軸方向に移動可
    能なウォームギヤを動力側に有し、このウォームギヤと
    噛み合うウォームホイールを負荷側に有し前記ウォーム
    ギヤは押圧力調整可能な弾性手段によって荷重を巻上げ
    た場合に所定の移動量が生ずるように設定され、ウォー
    ムギヤの移動量を直接検出してスイッチ等を作動させ電
    動機を停止させる機能を持つことを特徴とした電動巻上
    機用過荷重防止装置。
JP148994A 1994-01-12 1994-01-12 電動巻上機用過荷重防止装置 Pending JPH07206388A (ja)

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