JPH0720598A - 電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して感受性でありかつ電磁スペクトルの紫外領域の電磁線に対して透明である光熱写真材料 - Google Patents
電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して感受性でありかつ電磁スペクトルの紫外領域の電磁線に対して透明である光熱写真材料Info
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- JPH0720598A JPH0720598A JP11502394A JP11502394A JPH0720598A JP H0720598 A JPH0720598 A JP H0720598A JP 11502394 A JP11502394 A JP 11502394A JP 11502394 A JP11502394 A JP 11502394A JP H0720598 A JPH0720598 A JP H0720598A
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像複写材料、好ましくは印刷版または新聞
印刷版の製造方法において容易かつ有効に用いることが
できる光熱写真材料を提供する。 【構成】 透明な高分子支持基材と、第1の波長の電磁
線に露出した後に熱によって現像できる、該透明な高分
子支持基材に付着された少なくとも1つ以上の感光性層
とを有してなり、該少なくとも1つ以上の感光性層がそ
の中に抗ハレーション着色剤を0.02重量%以上含有
し、該抗ハレーション着色剤が該第1の波長の電磁線に
対して活性でありかつ該第2の波長の電磁線に対して透
明であることを特徴とする光熱写真材料。
印刷版の製造方法において容易かつ有効に用いることが
できる光熱写真材料を提供する。 【構成】 透明な高分子支持基材と、第1の波長の電磁
線に露出した後に熱によって現像できる、該透明な高分
子支持基材に付着された少なくとも1つ以上の感光性層
とを有してなり、該少なくとも1つ以上の感光性層がそ
の中に抗ハレーション着色剤を0.02重量%以上含有
し、該抗ハレーション着色剤が該第1の波長の電磁線に
対して活性でありかつ該第2の波長の電磁線に対して透
明であることを特徴とする光熱写真材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に光熱写真エレメン
トに関し、さらに詳しくは、電磁スペクトルの赤色領域
において吸収が生じ、かつ、電磁スペクトルの紫外領域
において僅かに吸収が生じる非消色抗ハレーションまた
はアーキュタンス染料を含有する光熱写真エレメントに
関する。
トに関し、さらに詳しくは、電磁スペクトルの赤色領域
において吸収が生じ、かつ、電磁スペクトルの紫外領域
において僅かに吸収が生じる非消色抗ハレーションまた
はアーキュタンス染料を含有する光熱写真エレメントに
関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムは画像複写材料(image rep
roducing material)の製造方法において用いられる。画
像複写材料に含まれるものとしては、印刷版、プルーフ
(校正材料)、フィルム、およびプリント回路板レジスト
を含むレジスト等、コンタクトモードで作製された材料
が挙げられる。
roducing material)の製造方法において用いられる。画
像複写材料に含まれるものとしては、印刷版、プルーフ
(校正材料)、フィルム、およびプリント回路板レジスト
を含むレジスト等、コンタクトモードで作製された材料
が挙げられる。
【0003】新聞印刷工業で用いられる印刷版の製造は
多くの工程を有する。コンピューターベースの画像を表
す潜像が写真フィルム上に配置される。次に、フィルム
中の該潜像が現像される。現像フィルムは写真版または
プルーフの次に配置され、紫外線に露出される。該紫外
線は現像された画像に対応するパターンを写真版中に形
成する。次に、該版はインキ付けされて、新聞コピーを
印刷する。それ相応に、現像フィルムから作製されたプ
ルーフを見ることができる。この方法は前記工業におい
て良く知られている。
多くの工程を有する。コンピューターベースの画像を表
す潜像が写真フィルム上に配置される。次に、フィルム
中の該潜像が現像される。現像フィルムは写真版または
プルーフの次に配置され、紫外線に露出される。該紫外
線は現像された画像に対応するパターンを写真版中に形
成する。次に、該版はインキ付けされて、新聞コピーを
印刷する。それ相応に、現像フィルムから作製されたプ
ルーフを見ることができる。この方法は前記工業におい
て良く知られている。
【0004】写真フィルム上に潜像を形成する場合、典
型的には、コンピューター駆動画像画像設定装置を用い
る。かかる画像設定装置(iamgesetting equipment)は当
業者において良く知られ、この装置は、コンピューター
ベースの画像を用いて電磁線発生器、一般に、レーザ
ー、レーザーダイオードまたはブラウン管を駆動して、
電磁線感受性フィルム全体にわたって走査される。コン
ピューターベースの画像に基づく電磁線の変調によっ
て、電磁線感受性フィルム上に対応する画像が形成され
る。
型的には、コンピューター駆動画像画像設定装置を用い
る。かかる画像設定装置(iamgesetting equipment)は当
業者において良く知られ、この装置は、コンピューター
ベースの画像を用いて電磁線発生器、一般に、レーザ
ー、レーザーダイオードまたはブラウン管を駆動して、
電磁線感受性フィルム全体にわたって走査される。コン
ピューターベースの画像に基づく電磁線の変調によっ
て、電磁線感受性フィルム上に対応する画像が形成され
る。
【0005】新聞印刷工業および他の工業においては、
赤外領域の電磁線に対して感光する画像材料を用いて、
コンピューター記憶グラフィックデータから走査レーザ
ーダイオード源を用いてハードコピーを製造する。特
に、半階調グラフィックアートコンタクトフィルムを得
ることができ、それをカラー複写法(color reproductio
n process)に用いて、印刷版やカラー校正フィルム等の
紫外線感光性材料を画像形成することができる。電磁ス
ペクトルの赤色領域において吸収が生じ、かつ、電磁ス
ペクトルの紫外領域において僅かに吸収が生じるあるい
はまったく吸収が生じない高濃度の抗ハレーションおよ
びアーキュタンス染料を含有する光熱写真エレメントが
必要である。
赤外領域の電磁線に対して感光する画像材料を用いて、
コンピューター記憶グラフィックデータから走査レーザ
ーダイオード源を用いてハードコピーを製造する。特
に、半階調グラフィックアートコンタクトフィルムを得
ることができ、それをカラー複写法(color reproductio
n process)に用いて、印刷版やカラー校正フィルム等の
紫外線感光性材料を画像形成することができる。電磁ス
ペクトルの赤色領域において吸収が生じ、かつ、電磁ス
ペクトルの紫外領域において僅かに吸収が生じるあるい
はまったく吸収が生じない高濃度の抗ハレーションおよ
びアーキュタンス染料を含有する光熱写真エレメントが
必要である。
【0006】従来より、この方法に用いられるハロゲン
化銀フィルムは湿式ケミストリー写真フィルム(wet che
mistry photographic film)である。かかる湿式ケミス
トリー写真フィルムは必要な尖鋭度(acuity)および濃度
を付与する。しかし、画像の現像に湿式ケミストリーを
用いると、実質的な環境への影響、湿式ケミストリーを
維持する際の大きいコストおよび該処理における実質的
な時間への影響を招く。
化銀フィルムは湿式ケミストリー写真フィルム(wet che
mistry photographic film)である。かかる湿式ケミス
トリー写真フィルムは必要な尖鋭度(acuity)および濃度
を付与する。しかし、画像の現像に湿式ケミストリーを
用いると、実質的な環境への影響、湿式ケミストリーを
維持する際の大きいコストおよび該処理における実質的
な時間への影響を招く。
【0007】画像設定装置における電磁スペクトルの赤
色領域で発生する高出力ガスレーザーまたは発光ダイオ
ードの増大する利用および/または使用により、この領
域に対して感受性を有する通常のハロゲン化銀材料の代
わりに光熱写真画像形成材料を用いる機会が生じた。環
境に対する懸念により、公知の「湿式」ケミストリーによ
って処理される通常のハロゲン化銀材料を「乾式」処理材
料に変えることが望ましい。湿式処理によって、商業的
にも環境的にも廃棄がますます難しくなってきている廃
棄物が生じる。乾式処理材料はこのような廃棄に関する
問題点で苦しむことがない。
色領域で発生する高出力ガスレーザーまたは発光ダイオ
ードの増大する利用および/または使用により、この領
域に対して感受性を有する通常のハロゲン化銀材料の代
わりに光熱写真画像形成材料を用いる機会が生じた。環
境に対する懸念により、公知の「湿式」ケミストリーによ
って処理される通常のハロゲン化銀材料を「乾式」処理材
料に変えることが望ましい。湿式処理によって、商業的
にも環境的にも廃棄がますます難しくなってきている廃
棄物が生じる。乾式処理材料はこのような廃棄に関する
問題点で苦しむことがない。
【0008】光熱写真フィルムも当業者に良く知られて
いる。米国特許第3,457,075号、モーガンら(Mor
gan et al.)、「有機銀塩、還元剤および触媒比率のハロ
ゲン化銀を含有する感光シート」には、光画像(light im
age)に露出した後に適度に均一加熱することにより高コ
ントラスト画像を形成する乾式写真用感光性フィルムが
記載されている。モーガンらの特許に記載された該感光
シートは、光熱写真フィルムまたは「乾銀(dry silver)」
フィルムとして一般に知られている。
いる。米国特許第3,457,075号、モーガンら(Mor
gan et al.)、「有機銀塩、還元剤および触媒比率のハロ
ゲン化銀を含有する感光シート」には、光画像(light im
age)に露出した後に適度に均一加熱することにより高コ
ントラスト画像を形成する乾式写真用感光性フィルムが
記載されている。モーガンらの特許に記載された該感光
シートは、光熱写真フィルムまたは「乾銀(dry silver)」
フィルムとして一般に知られている。
【0009】光熱写真画像形成システムは、まず画像に
関連する方法で露光した後、加熱することによって画像
を得る画像形成材料である。光または他の照射への露出
は画像形成可能なエレメント中のある成分を光活性化ま
たは失活させ、その後、加熱することにより、露出また
は非露出領域において異なって生じる画像形成反応がお
きる。なぜならば、水なしで画像形成システムの露出お
よび現像が生じるからであり、これらの材料はしばしば
乾銀材料と呼ばれる。
関連する方法で露光した後、加熱することによって画像
を得る画像形成材料である。光または他の照射への露出
は画像形成可能なエレメント中のある成分を光活性化ま
たは失活させ、その後、加熱することにより、露出また
は非露出領域において異なって生じる画像形成反応がお
きる。なぜならば、水なしで画像形成システムの露出お
よび現像が生じるからであり、これらの材料はしばしば
乾銀材料と呼ばれる。
【0010】しかし、かかる乾銀フィルムは、新聞印刷
版の前記製造方法と共に使用するのに適さない。典型的
には、レーザー出力が低すぎるおよび/またはフィルム
速度が遅すぎる。
版の前記製造方法と共に使用するのに適さない。典型的
には、レーザー出力が低すぎるおよび/またはフィルム
速度が遅すぎる。
【0011】高出力レーザーをこの方法で用いると、光
散乱またはハレーションが生じ、重大な問題となる。そ
れにより、露光寛容度の損失が生じ、首尾一貫した方法
で容認可能な性能を達成することが難しくなる。
散乱またはハレーションが生じ、重大な問題となる。そ
れにより、露光寛容度の損失が生じ、首尾一貫した方法
で容認可能な性能を達成することが難しくなる。
【0012】感光性記録材料は、記録された画像の品質
を低下させるハレーションとして知られる現象で苦しん
でいる。感光性層を攻撃するこのような光は吸収されな
いが、その上に感光性層が被覆されるフィルム基材を通
過する。
を低下させるハレーションとして知られる現象で苦しん
でいる。感光性層を攻撃するこのような光は吸収されな
いが、その上に感光性層が被覆されるフィルム基材を通
過する。
【0013】該基材に達する光の一部は反射されて、裏
面から感光性層を攻撃する。このようにして反射された
光は、ある場合には、感光性層の全露出に対して大きく
寄与する。感光性エレメント中の特定物質はエレメント
を通過する光を散乱させる。フィルム基材から反射され
た散乱光は、感光性層の第2の通過時に、露出する予定
の箇所に隣接した領域全体を露出する。画像崩壊に導く
のは、この作用である。感光性層が光散乱粒子を含有す
るため、光熱写真材料はこの画像崩壊の形態を呈しやす
い。画質に対する光散乱の作用についてはかなり文献が
あり、例えば、ティー・エイチ・ジェームズ(T.H. Jame
s)、「写真プロセスの理論」、第4版、20章、マックミ
ラン(Macmillan)、1977に記載されている。
面から感光性層を攻撃する。このようにして反射された
光は、ある場合には、感光性層の全露出に対して大きく
寄与する。感光性エレメント中の特定物質はエレメント
を通過する光を散乱させる。フィルム基材から反射され
た散乱光は、感光性層の第2の通過時に、露出する予定
の箇所に隣接した領域全体を露出する。画像崩壊に導く
のは、この作用である。感光性層が光散乱粒子を含有す
るため、光熱写真材料はこの画像崩壊の形態を呈しやす
い。画質に対する光散乱の作用についてはかなり文献が
あり、例えば、ティー・エイチ・ジェームズ(T.H. Jame
s)、「写真プロセスの理論」、第4版、20章、マックミ
ラン(Macmillan)、1977に記載されている。
【0014】写真画像の鮮鋭度および鮮明度を改良する
ため、しばしば、感光性組成物に抗ハレーション層が導
入される。効果的には、該抗ハレーション層中の活性成
分が、感光性組成物が感受性を有する波長で吸収する。
感光性組成物の該層における光路長が長い程、減衰が大
きい。そのため、散乱光は感光性結晶上に直接衝突する
よりも減衰または吸収量が大きい。その結果、組成物の
総合速度は僅かに減少するが、ぼやけた画像を形成しや
すい散乱光および他の光線は優先的に吸収されるため、
該層に形成される画像の鮮鋭度および鮮明度は増大され
る。
ため、しばしば、感光性組成物に抗ハレーション層が導
入される。効果的には、該抗ハレーション層中の活性成
分が、感光性組成物が感受性を有する波長で吸収する。
感光性組成物の該層における光路長が長い程、減衰が大
きい。そのため、散乱光は感光性結晶上に直接衝突する
よりも減衰または吸収量が大きい。その結果、組成物の
総合速度は僅かに減少するが、ぼやけた画像を形成しや
すい散乱光および他の光線は優先的に吸収されるため、
該層に形成される画像の鮮鋭度および鮮明度は増大され
る。
【0015】アーキュタンス剤(acutance agents)とし
て当業者に公知の抗ハレーション化合物は、感光性シス
テムに導入できる染料または顔料である。好ましくは、
それらはシステム中で熱変化しやすく、すなわち、それ
らは、実質的に無色である1つ以上の化合物に対する光
熱写真組成物の熱現像によって崩壊する。この反応の確
かな機構は知られていない。かかるアーキュタンス剤
は、例えば、米国特許第4,308,379号に開示され
ている。
て当業者に公知の抗ハレーション化合物は、感光性シス
テムに導入できる染料または顔料である。好ましくは、
それらはシステム中で熱変化しやすく、すなわち、それ
らは、実質的に無色である1つ以上の化合物に対する光
熱写真組成物の熱現像によって崩壊する。この反応の確
かな機構は知られていない。かかるアーキュタンス剤
は、例えば、米国特許第4,308,379号に開示され
ている。
【0016】英国特許第1,261,102号、ミネソタ
・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カン
パニー(Minnesota Mining and Manufacturing Compan
y)、「透明な熱現像性感光性シート材料」には、透明な熱
現像性感光性シート材料の使用について記載されてい
る。これらの「乾銀」透明性の「画像鮮鋭度および鮮明度」
は少量の光吸収性着色剤を感光性層に導入することによ
って改良される(1頁、41〜44行)。英国特許第1,
261,102号に記載の材料は、「必要な色が画像層に
残留するため、銀塩組成物に直接添加される着色剤の量
は少量を保たねばならない」ことを特に必要とする(1
頁、53〜57行)。
・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カン
パニー(Minnesota Mining and Manufacturing Compan
y)、「透明な熱現像性感光性シート材料」には、透明な熱
現像性感光性シート材料の使用について記載されてい
る。これらの「乾銀」透明性の「画像鮮鋭度および鮮明度」
は少量の光吸収性着色剤を感光性層に導入することによ
って改良される(1頁、41〜44行)。英国特許第1,
261,102号に記載の材料は、「必要な色が画像層に
残留するため、銀塩組成物に直接添加される着色剤の量
は少量を保たねばならない」ことを特に必要とする(1
頁、53〜57行)。
【0017】英国特許第1,261,102号に記載の材
料は、前記版製造方法に使用するのには適さない。この
方法用のフィルムを製造するのに用いる画像設定装置
は、画画像設定装置におけるレーザーの必要走行速度お
よび2.5以上の光学濃度の要求によって、典型的には
1mWの出力を有する。この出力レベルでは、ハレーシ
ョンの問題は解決されない。英国特許第1,261,10
2号に記載の感光性材料により、容認できないドットゲ
インおよび容認できないエッジ尖鋭度が得られる。
料は、前記版製造方法に使用するのには適さない。この
方法用のフィルムを製造するのに用いる画像設定装置
は、画画像設定装置におけるレーザーの必要走行速度お
よび2.5以上の光学濃度の要求によって、典型的には
1mWの出力を有する。この出力レベルでは、ハレーシ
ョンの問題は解決されない。英国特許第1,261,10
2号に記載の感光性材料により、容認できないドットゲ
インおよび容認できないエッジ尖鋭度が得られる。
【0018】また、抗ハレーション化合物は電磁線感受
性層から離れたある層に含むことができる。米国特許第
4,477,562号、ツェラー−ペンドレイ(Zeller-Pe
ndrey)、「光熱写真フィルム用乾式抗ハレーション剥離
層」には、光熱写真フィルムと共に使用できる抗ハレー
ション剥離層が記載されている。該抗ハレーション層
は、画像形成領域内の汚染を避けるのに有利であるよう
に、分離剥離層に配置される(第2欄、45〜48行)。
同様に、前記英国特許第1,261,102号には、分離
剥離層において多量の抗ハレーション材料を用いること
について記載されている。これらの「乾銀」透明性の画像
鮮鋭度または鮮明度は比較的多量の着色剤を、次の乾式
剥離プロセスによって取り除かれる分離層に導入するこ
とによって改良される(1頁、41〜50行)。英国特許
第1,261,102号に記載の材料は、「後で取り除か
れる被膜に非常に多量の着色剤を用いる」ことを特に必
要とする(1頁、80〜83行)。
性層から離れたある層に含むことができる。米国特許第
4,477,562号、ツェラー−ペンドレイ(Zeller-Pe
ndrey)、「光熱写真フィルム用乾式抗ハレーション剥離
層」には、光熱写真フィルムと共に使用できる抗ハレー
ション剥離層が記載されている。該抗ハレーション層
は、画像形成領域内の汚染を避けるのに有利であるよう
に、分離剥離層に配置される(第2欄、45〜48行)。
同様に、前記英国特許第1,261,102号には、分離
剥離層において多量の抗ハレーション材料を用いること
について記載されている。これらの「乾銀」透明性の画像
鮮鋭度または鮮明度は比較的多量の着色剤を、次の乾式
剥離プロセスによって取り除かれる分離層に導入するこ
とによって改良される(1頁、41〜50行)。英国特許
第1,261,102号に記載の材料は、「後で取り除か
れる被膜に非常に多量の着色剤を用いる」ことを特に必
要とする(1頁、80〜83行)。
【0019】これらの両文献に記載の感光性材料は、フ
ィルムの使用前に該フィルムから取り除かれなければな
らない分離層に多量の抗ハレーション材料を導入する。
ィルムの使用前に該フィルムから取り除かれなければな
らない分離層に多量の抗ハレーション材料を導入する。
【0020】同様に、米国特許第3,769,019号、
ウィーゼ・ジュニアら(Wiese Jr. et al.)、「感光性お
よび感熱性シート材料」には、光画像に露出されるため
に生じる第2の透明な感光性熱現像性「乾銀」層への光散
乱/反射を防止する第1の着色された熱消色性層が記載
されている。次に、このシートは加熱されて、第2の層
内に可視画像を現像する。同時に行う加熱によって、着
色された第1の層の色が抜けるため、現像プリントの非
画像形成領域は透明である。
ウィーゼ・ジュニアら(Wiese Jr. et al.)、「感光性お
よび感熱性シート材料」には、光画像に露出されるため
に生じる第2の透明な感光性熱現像性「乾銀」層への光散
乱/反射を防止する第1の着色された熱消色性層が記載
されている。次に、このシートは加熱されて、第2の層
内に可視画像を現像する。同時に行う加熱によって、着
色された第1の層の色が抜けるため、現像プリントの非
画像形成領域は透明である。
【0021】ツェラー−ペンドレイの米国特許第4,4
77,562号および英国特許第1,261,102号に
記載のように、ウィーゼらの特許に記載の感光性シート
に含まれる抗ハレーション材料は他の処理工程を経て、
感光性シートがさらに他の処理工程に用いることができ
る前に着色された抗ハレーション材料を除去しなければ
ならない。
77,562号および英国特許第1,261,102号に
記載のように、ウィーゼらの特許に記載の感光性シート
に含まれる抗ハレーション材料は他の処理工程を経て、
感光性シートがさらに他の処理工程に用いることができ
る前に着色された抗ハレーション材料を除去しなければ
ならない。
【0022】かくして、これらの従来技術である感光性
システムは、抗ハレーション材料が少量に維持されるこ
とを必要とするあるいは抗ハレーション材料が、材料か
ら取り除かれるまたは無色にされる分離層に含有される
ことを必要とする。
システムは、抗ハレーション材料が少量に維持されるこ
とを必要とするあるいは抗ハレーション材料が、材料か
ら取り除かれるまたは無色にされる分離層に含有される
ことを必要とする。
【0023】米国特許第4,581,325号、キッチン
ら(Kitchen et al.)、「抗ハレーションおよび/または
アーキュタンス染料を導入する写真エレメント」、およ
び類似の英国特許明細書第89.312472.7号、
「抗ハレーションおよび/またはアーキュタンス染料を
導入する赤外線感受性写真エレメント」には、近赤外線
(約700nm)を吸収しかつ比較的低い可視光吸収を有
する抗ハレーション染料を含む通常の湿式処理タイプま
たは乾銀タイプの写真エレメントが記載されている。ま
た、この材料は、630〜700nmの電磁線を照射す
る画像設定装置用新聞印刷版の前記製造方法に用いるの
に適さない。したがって、抗ハレーション材料はこれら
の波長においては有効でない。
ら(Kitchen et al.)、「抗ハレーションおよび/または
アーキュタンス染料を導入する写真エレメント」、およ
び類似の英国特許明細書第89.312472.7号、
「抗ハレーションおよび/またはアーキュタンス染料を
導入する赤外線感受性写真エレメント」には、近赤外線
(約700nm)を吸収しかつ比較的低い可視光吸収を有
する抗ハレーション染料を含む通常の湿式処理タイプま
たは乾銀タイプの写真エレメントが記載されている。ま
た、この材料は、630〜700nmの電磁線を照射す
る画像設定装置用新聞印刷版の前記製造方法に用いるの
に適さない。したがって、抗ハレーション材料はこれら
の波長においては有効でない。
【0024】
【発明の要旨】本発明は、画像複写材料、好ましくは印
刷版または新聞印刷版の製造方法において容易かつ有効
に用いることができる光熱写真材料を提供する。本発明
の光熱写真材料は乾式ケミストリーを用いるため、「湿
式処理」を必要としない。ドットゲインおよびエッジ尖
鋭度は、画像設定装置によって放射された高出力レベル
の電磁線並びに新聞版の製造方法を含む画像再現材料の
製造方法に必要な高光学的濃度においても維持される。
刷版または新聞印刷版の製造方法において容易かつ有効
に用いることができる光熱写真材料を提供する。本発明
の光熱写真材料は乾式ケミストリーを用いるため、「湿
式処理」を必要としない。ドットゲインおよびエッジ尖
鋭度は、画像設定装置によって放射された高出力レベル
の電磁線並びに新聞版の製造方法を含む画像再現材料の
製造方法に必要な高光学的濃度においても維持される。
【0025】本発明の光熱写真材料は印刷版プロセスに
おいて直接用いることができる。まず、第1の波長、典
型的には630〜700nmの電磁線を放射する画像設
定装置を用いることによって光熱写真材料に画像形成を
行う。次に、該光熱写真材料上の潜像を加熱することに
よって現像する。第2の非可視波長の電磁線、典型的に
は紫外線で活性化された通常の版製造装置とともに光熱
写真材料を直接用いる。光熱写真材料中の高レベルの抗
ハレーション材料により、画像設定装置によって放射さ
れた高出力電磁線と共同するエッジ尖鋭度およびドット
ゲイン要求を満足させる十分な抗ハレーションが得られ
る。該光熱写真材料は可視電磁線に対して透明である必
要はないため、光熱写真材料は高レベルの抗ハレーショ
ン染料を維持でき、印刷版の露出において紫外線に露出
されても機能する。
おいて直接用いることができる。まず、第1の波長、典
型的には630〜700nmの電磁線を放射する画像設
定装置を用いることによって光熱写真材料に画像形成を
行う。次に、該光熱写真材料上の潜像を加熱することに
よって現像する。第2の非可視波長の電磁線、典型的に
は紫外線で活性化された通常の版製造装置とともに光熱
写真材料を直接用いる。光熱写真材料中の高レベルの抗
ハレーション材料により、画像設定装置によって放射さ
れた高出力電磁線と共同するエッジ尖鋭度およびドット
ゲイン要求を満足させる十分な抗ハレーションが得られ
る。該光熱写真材料は可視電磁線に対して透明である必
要はないため、光熱写真材料は高レベルの抗ハレーショ
ン染料を維持でき、印刷版の露出において紫外線に露出
されても機能する。
【0026】本発明は、電磁スペクトルの赤色領域の電
磁線に対して感受性でありかつ電磁スペクトルの紫外領
域の電磁線に対して透明であるのに適した光熱写真材料
を提供する。高分子基材は、630〜700nmの範囲
の電磁線に露出した後に加熱することによって現像でき
る少なくとも1つ以上の感光性層を支持し、それは高分
子支持基材に対して付着される。少なくとも1つ以上の
感光性層は、該感光性層に対して抗ハレーション着色剤
を0.02重量%以上含有する。抗ハレーション着色剤
は電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して活性であ
りかつ電磁スペクトルの紫外領域の電磁線に対して透明
である。
磁線に対して感受性でありかつ電磁スペクトルの紫外領
域の電磁線に対して透明であるのに適した光熱写真材料
を提供する。高分子基材は、630〜700nmの範囲
の電磁線に露出した後に加熱することによって現像でき
る少なくとも1つ以上の感光性層を支持し、それは高分
子支持基材に対して付着される。少なくとも1つ以上の
感光性層は、該感光性層に対して抗ハレーション着色剤
を0.02重量%以上含有する。抗ハレーション着色剤
は電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して活性であ
りかつ電磁スペクトルの紫外領域の電磁線に対して透明
である。
【0027】他の実施態様において、本発明は、画像設
定装置からの第1の波長の電磁線によって画像形成し、
熱によって現像した後、第2の波長の電磁線に露出して
用いる印刷版の製造方法に用いられるのに適した光熱写
真材料を提供する。透明な高分子基材は、第1の電磁線
に露出した後に加熱することによって現像できる少なく
とも1つ以上の感光性層を支持し、それは透明な高分子
支持基材に対して付着される。少なくとも1つ以上の感
光性層は、抗ハレーション着色剤を0.02重量%以上
含有する。抗ハレーション着色剤は第1の波長の電磁線
に対して活性でありかつ第2の波長の電磁線に対して透
明である。
定装置からの第1の波長の電磁線によって画像形成し、
熱によって現像した後、第2の波長の電磁線に露出して
用いる印刷版の製造方法に用いられるのに適した光熱写
真材料を提供する。透明な高分子基材は、第1の電磁線
に露出した後に加熱することによって現像できる少なく
とも1つ以上の感光性層を支持し、それは透明な高分子
支持基材に対して付着される。少なくとも1つ以上の感
光性層は、抗ハレーション着色剤を0.02重量%以上
含有する。抗ハレーション着色剤は第1の波長の電磁線
に対して活性でありかつ第2の波長の電磁線に対して透
明である。
【0028】第1の波長は630〜700nmの範囲が
好ましい。また、第2の波長は360〜450nmの範
囲が好ましい。
好ましい。また、第2の波長は360〜450nmの範
囲が好ましい。
【0029】好ましくは、抗ハレーション着色剤は紫外
線透明性アーキュタンス染料である。好ましくは、紫外
線透明性アーキュタンス染料はV.P.B.(ビクトリアピ
ュアブルー)である。
線透明性アーキュタンス染料である。好ましくは、紫外
線透明性アーキュタンス染料はV.P.B.(ビクトリアピ
ュアブルー)である。
【0030】好ましい実施態様において、少なくとも1
つ以上の感光性層はさらに写真銀塩、有機銀塩、該有機
銀塩用還元剤、バインダーおよび安定剤を含有する。
つ以上の感光性層はさらに写真銀塩、有機銀塩、該有機
銀塩用還元剤、バインダーおよび安定剤を含有する。
【0031】好ましくは、V.P.B.の濃度は、前記感
光性層に対して0.02〜0.09重量%の範囲にある。
さらに好ましくは、V.P.B.の濃度は、前記感光性層
に対して0.04〜0.07重量%の範囲にある。
光性層に対して0.02〜0.09重量%の範囲にある。
さらに好ましくは、V.P.B.の濃度は、前記感光性層
に対して0.04〜0.07重量%の範囲にある。
【0032】
【発明の構成】本発明は、本発明が最も適用できる工業
および方法を参照することによって最高に理解すること
ができる。
および方法を参照することによって最高に理解すること
ができる。
【0033】印刷版、特に新聞印刷工業で用いられる印
刷版の製造は多くの工程を有する。コンピューターベー
スの画像を表す潜像が写真フィルム上に配置される。次
に、フィルム中の該潜像は現像される。現像フィルムは
写真版またはプルーフの次に配置され、紫外線に露出さ
れる。該紫外線は現像された画像に対応するパターンを
写真版中に形成する。次に、該板はインキ付けされて、
新聞コピーを印刷する。それ相応に、現像フィルムから
作製されたプルーフを見ることができる。
刷版の製造は多くの工程を有する。コンピューターベー
スの画像を表す潜像が写真フィルム上に配置される。次
に、フィルム中の該潜像は現像される。現像フィルムは
写真版またはプルーフの次に配置され、紫外線に露出さ
れる。該紫外線は現像された画像に対応するパターンを
写真版中に形成する。次に、該板はインキ付けされて、
新聞コピーを印刷する。それ相応に、現像フィルムから
作製されたプルーフを見ることができる。
【0034】写真フィルム上に潜像を形成する場合、典
型的には、コンピューター駆動画像画像設定装置を用い
る。かかる画像設定装置は当業者において良く知られ、
この装置は、コンピューターベースの画像を用いて電磁
線発生器、一般に、レーザー、レーザーダイオードまた
はブラウン管を駆動し、電磁線感受性フィルム全体にわ
たって走査される。コンピューターベースの画像に基づ
く電磁線の変調によって、電磁線感受性フィルム上に対
応する画像が形成される。
型的には、コンピューター駆動画像画像設定装置を用い
る。かかる画像設定装置は当業者において良く知られ、
この装置は、コンピューターベースの画像を用いて電磁
線発生器、一般に、レーザー、レーザーダイオードまた
はブラウン管を駆動し、電磁線感受性フィルム全体にわ
たって走査される。コンピューターベースの画像に基づ
く電磁線の変調によって、電磁線感受性フィルム上に対
応する画像が形成される。
【0035】典型的には、この画像設定装置は一般に電
磁スペクトルの赤色または青色領域の電磁線を放射す
る。本発明は、どちらかの領域からの装置を使用する
が、赤色領域が好ましい。画像設定装置に用いることが
できる電磁線エミッタとしては、例えば、約670nm
の電磁線を放射するレーザーダイオード、約633nm
の電磁線を放射するヘリウムーネオンガスレーザーおよ
び約514nmの電磁線を放射するアルゴンイオンレー
ザーが挙げられる。
磁スペクトルの赤色または青色領域の電磁線を放射す
る。本発明は、どちらかの領域からの装置を使用する
が、赤色領域が好ましい。画像設定装置に用いることが
できる電磁線エミッタとしては、例えば、約670nm
の電磁線を放射するレーザーダイオード、約633nm
の電磁線を放射するヘリウムーネオンガスレーザーおよ
び約514nmの電磁線を放射するアルゴンイオンレー
ザーが挙げられる。
【0036】新聞印刷工業および他の工業においては、
電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して感光する画
像材料を用いて、コンピューター記憶グラフィックデー
タから走査レーザーダイオードまたはガスレーザー源を
用いてハードコピーを製造する。特に、半階調グラフィ
ックアートコンタクトフィルムを得ることができ、それ
を色再現処理に用いて印刷版やカラー校正フィルム等の
紫外線感光性材料を画像形成することができる
電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して感光する画
像材料を用いて、コンピューター記憶グラフィックデー
タから走査レーザーダイオードまたはガスレーザー源を
用いてハードコピーを製造する。特に、半階調グラフィ
ックアートコンタクトフィルムを得ることができ、それ
を色再現処理に用いて印刷版やカラー校正フィルム等の
紫外線感光性材料を画像形成することができる
【0037】従来より、この方法に用いられるハロゲン
化銀フィルムは湿式ケミストリー写真フィルムである。
かかる湿式ケミストリー写真フィルムは必要な尖鋭度お
よび濃度を付与する。しかし、画像の現像に湿式ケミス
トリーを用いると、実質的な環境への影響、湿式ケミス
トリーを維持する際の大きいコストおよび該方法におけ
る実質的な時間への影響を招く。
化銀フィルムは湿式ケミストリー写真フィルムである。
かかる湿式ケミストリー写真フィルムは必要な尖鋭度お
よび濃度を付与する。しかし、画像の現像に湿式ケミス
トリーを用いると、実質的な環境への影響、湿式ケミス
トリーを維持する際の大きいコストおよび該方法におけ
る実質的な時間への影響を招く。
【0038】光熱写真フィルムは当業者に良く知られて
いる。米国特許第3,457,075号、モーガンら(Mor
gan et al.)、「有機銀塩、還元剤および触媒部分のハロ
ゲン化銀を含有する合成シート」には、光画像に露出さ
れた後に適度に均一加熱することにより高コントラスト
画像を形成する乾式写真用低感光性フィルムが記載され
ている。モーガンらの特許に記載された該感光シート
は、光熱写真フィルムまたは「乾銀」フィルムとして一般
に知られている。しかし、かかる乾銀フィルムは、新聞
印刷版の前記製造方法と共に使用するのに適さない。典
型的には、レーザー出力が低すぎるおよび/またはフィ
ルム速度が遅すぎる。
いる。米国特許第3,457,075号、モーガンら(Mor
gan et al.)、「有機銀塩、還元剤および触媒部分のハロ
ゲン化銀を含有する合成シート」には、光画像に露出さ
れた後に適度に均一加熱することにより高コントラスト
画像を形成する乾式写真用低感光性フィルムが記載され
ている。モーガンらの特許に記載された該感光シート
は、光熱写真フィルムまたは「乾銀」フィルムとして一般
に知られている。しかし、かかる乾銀フィルムは、新聞
印刷版の前記製造方法と共に使用するのに適さない。典
型的には、レーザー出力が低すぎるおよび/またはフィ
ルム速度が遅すぎる。
【0039】米国ミネソタ州、セントポールにあるミネ
ソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・
カンパニーから入手できる3M乾銀フィルム、タイプ8
500はモーガンらの特許に記載の材料に基づいた改良
された乾銀フィルムである。この3M、タイプ8500
のフィルムはポリエステル基材と感光性被覆から構成さ
れる。該ポリエステル基材は処理後も寸法的に安定であ
り、引裂きおよび引張りに対して耐性がある。該被覆は
ブラウン管、レーザー、レーザーダイオードおよび発光
ダイオードから放射される光に対して感受性を有する。
タイプ8500の乾銀フィルムの感光性層は、V.P.
B.またはビクトリア・ピュア・ブルーなる商品名の下
に一般に入手できるアーキュタンス染料、すなわちベイ
シック・ブルー(Basic Blue)CI742595からなる少
量、すなわちエマルジョン層の0.0025重量%以下
を有する。感光性層に含まれるV.P.B.の量は、得ら
れる現像フィルムが可視光に対して比較的透明であるこ
との必要性によって必然的に制限される。かかる少量の
V.P.B.より多い量がこのフィルムに用いられると、
得られる現像フィルムは着色され、可視光フィルムとし
ての用途には役立たない。
ソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・
カンパニーから入手できる3M乾銀フィルム、タイプ8
500はモーガンらの特許に記載の材料に基づいた改良
された乾銀フィルムである。この3M、タイプ8500
のフィルムはポリエステル基材と感光性被覆から構成さ
れる。該ポリエステル基材は処理後も寸法的に安定であ
り、引裂きおよび引張りに対して耐性がある。該被覆は
ブラウン管、レーザー、レーザーダイオードおよび発光
ダイオードから放射される光に対して感受性を有する。
タイプ8500の乾銀フィルムの感光性層は、V.P.
B.またはビクトリア・ピュア・ブルーなる商品名の下
に一般に入手できるアーキュタンス染料、すなわちベイ
シック・ブルー(Basic Blue)CI742595からなる少
量、すなわちエマルジョン層の0.0025重量%以下
を有する。感光性層に含まれるV.P.B.の量は、得ら
れる現像フィルムが可視光に対して比較的透明であるこ
との必要性によって必然的に制限される。かかる少量の
V.P.B.より多い量がこのフィルムに用いられると、
得られる現像フィルムは着色され、可視光フィルムとし
ての用途には役立たない。
【0040】前記新聞印刷版に利用される高出力レーザ
ーを用いることにより、光散乱またはハレーションが生
じ、重大な問題となる。それにより、露光寛容度の損失
が生じ、フィルムの画像複写が困難となる。これらの発
光源の高出力により、本発明の光熱写真材料は、電磁ス
ペクトルの赤色領域において吸収が生じ、かつ、電磁ス
ペクトルの紫外領域において僅かに吸収が生じるあるい
はまったく吸収が生じない有効濃度のアーキュタンス染
料を含有する。
ーを用いることにより、光散乱またはハレーションが生
じ、重大な問題となる。それにより、露光寛容度の損失
が生じ、フィルムの画像複写が困難となる。これらの発
光源の高出力により、本発明の光熱写真材料は、電磁ス
ペクトルの赤色領域において吸収が生じ、かつ、電磁ス
ペクトルの紫外領域において僅かに吸収が生じるあるい
はまったく吸収が生じない有効濃度のアーキュタンス染
料を含有する。
【0041】本発明の光熱写真製品は、好ましくは透明
な基材上に被覆された光熱写真組成物を含有してなり、
該光熱写真組成物は写真銀塩、有機銀塩、該有機銀塩用
還元剤、バインダー、安定剤および高濃度のアーキュタ
ンス剤、好ましくは抗ハレーション染料を含有する。ア
ーキュタンス剤の濃度は、エマルジョンに対して、0.
02〜0.09%、さらに好ましくは0.04〜0.07
%である。
な基材上に被覆された光熱写真組成物を含有してなり、
該光熱写真組成物は写真銀塩、有機銀塩、該有機銀塩用
還元剤、バインダー、安定剤および高濃度のアーキュタ
ンス剤、好ましくは抗ハレーション染料を含有する。ア
ーキュタンス剤の濃度は、エマルジョンに対して、0.
02〜0.09%、さらに好ましくは0.04〜0.07
%である。
【0042】本発明の光熱写真製品はグラフィックアー
トコンタクトフィルムとして機能するためにいくつかの
基準を満足しなければならない。非画像形成領域は、コ
ンタクトフィルムとして使用した時に、紫外(好ましく
は、青色)感光性ポリマーおよびジアゾ感光性材料(36
0〜440nm)、例えば、印刷版およびカラー校正フ
ィルム上に画像形成できるように、紫外光に対して十分
透明でなければならない。画像形成領域は、光が画像を
透過して画像崩壊が生じないように十分な濃度を有しな
ければならない。適当な露出時間でグラフィックアート
コンタクトフィルム用の工業規格を満足するのに必要な
濃度を達成するため、画像設定装置内のガスレーザーま
たはレーザーダイオードの出力を増大させる必要があ
る。感光性層中にアーキュタンス染料を典型的に0.0
025重量%含む光熱写真フィルムは、高出力レーザー
ダイオードで画像形成する場合にハレーションを制御す
るのには不十分であることが判明した。画質、解像度お
よび濃度要求を維持するのに必要な染料の量は増大しな
ければならない。500〜675nmにおいて最大吸収
を有するC.I.ベーシック・ブルー742595を、エマ
ルジョンに対して、0.02〜0.09重量%、さらに好
ましくは0.04〜0.07重量%のレベルで感光性銀層
に導入して、グラフィックアートコンタクトフィルムと
しての用途のための前記基準を満足させることができ
る。
トコンタクトフィルムとして機能するためにいくつかの
基準を満足しなければならない。非画像形成領域は、コ
ンタクトフィルムとして使用した時に、紫外(好ましく
は、青色)感光性ポリマーおよびジアゾ感光性材料(36
0〜440nm)、例えば、印刷版およびカラー校正フ
ィルム上に画像形成できるように、紫外光に対して十分
透明でなければならない。画像形成領域は、光が画像を
透過して画像崩壊が生じないように十分な濃度を有しな
ければならない。適当な露出時間でグラフィックアート
コンタクトフィルム用の工業規格を満足するのに必要な
濃度を達成するため、画像設定装置内のガスレーザーま
たはレーザーダイオードの出力を増大させる必要があ
る。感光性層中にアーキュタンス染料を典型的に0.0
025重量%含む光熱写真フィルムは、高出力レーザー
ダイオードで画像形成する場合にハレーションを制御す
るのには不十分であることが判明した。画質、解像度お
よび濃度要求を維持するのに必要な染料の量は増大しな
ければならない。500〜675nmにおいて最大吸収
を有するC.I.ベーシック・ブルー742595を、エマ
ルジョンに対して、0.02〜0.09重量%、さらに好
ましくは0.04〜0.07重量%のレベルで感光性銀層
に導入して、グラフィックアートコンタクトフィルムと
しての用途のための前記基準を満足させることができ
る。
【0043】アーキュタンス染料は、通常の技術に従っ
て光熱写真エレメントに導入してもよい。また、該染料
は抗ハレーション裏地層、抗ハレーション下地層または
オーバーコートとして、従来技術の技術に従って抗ハレ
ーション層に導入してもよい。同様の赤色吸収染料がア
ーキュタンスおよび抗ハレーション染料としての使用に
適することも予想される。また、アーキュタンス顔料も
単独あるいは任意の組合せで使用できる。
て光熱写真エレメントに導入してもよい。また、該染料
は抗ハレーション裏地層、抗ハレーション下地層または
オーバーコートとして、従来技術の技術に従って抗ハレ
ーション層に導入してもよい。同様の赤色吸収染料がア
ーキュタンスおよび抗ハレーション染料としての使用に
適することも予想される。また、アーキュタンス顔料も
単独あるいは任意の組合せで使用できる。
【0044】本発明の光熱写真製品において、写真銀塩
を含有する層は本明細書中でエマルジョン層という。本
発明の光熱写真乾銀エマルジョンは基材上の1つ以上の
層から構成される。単一層構造は、銀源材料、ハロゲン
化銀、現像剤およびバインダー並びにトナー、被覆助
剤、他のアジュバント等の任意の他の材料を含有しなけ
ればならない。2層構造は、あるエマルジョン層(通
常、基材に隣接する層)中に銀源およびハロゲン化銀を
含有し、両層または第2の層中にいくつかの他の成分を
含有しなければならないが、2層構造はすべての成分を
含有する単一エマルジョン層を有し、保護トップコート
が予想される。
を含有する層は本明細書中でエマルジョン層という。本
発明の光熱写真乾銀エマルジョンは基材上の1つ以上の
層から構成される。単一層構造は、銀源材料、ハロゲン
化銀、現像剤およびバインダー並びにトナー、被覆助
剤、他のアジュバント等の任意の他の材料を含有しなけ
ればならない。2層構造は、あるエマルジョン層(通
常、基材に隣接する層)中に銀源およびハロゲン化銀を
含有し、両層または第2の層中にいくつかの他の成分を
含有しなければならないが、2層構造はすべての成分を
含有する単一エマルジョン層を有し、保護トップコート
が予想される。
【0045】防曇剤なしでは、熱現像中に非露出領域で
銀が析出するため、画像とバックグラウンドかぶりの間
で不十分な差異が生じる。このため、水銀(II)塩、好ま
しくは酢酸第二水銀および/または臭化第二水銀をエマ
ルジョン層に添加する。
銀が析出するため、画像とバックグラウンドかぶりの間
で不十分な差異が生じる。このため、水銀(II)塩、好ま
しくは酢酸第二水銀および/または臭化第二水銀をエマ
ルジョン層に添加する。
【0046】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀
は、有機銀塩に対して、0.75〜25モル%、好まし
くは2〜20モル%の範囲で用いられる。
は、有機銀塩に対して、0.75〜25モル%、好まし
くは2〜20モル%の範囲で用いられる。
【0047】ハロゲン化銀は、臭化銀、ヨウ化銀、塩化
銀、臭化ヨウ化銀、塩化臭化ヨウ化銀、塩化臭化銀等、
いずれの感光性ハロゲン化銀でもよい。ハロゲン化銀の
形態は感光性を有するものであれば特に限定されず、例
えば、立方晶、斜方晶、板状、四面体等が挙げられる
が、その上に結晶のエピタキシャル成長を有してもよ
い。
銀、臭化ヨウ化銀、塩化臭化ヨウ化銀、塩化臭化銀等、
いずれの感光性ハロゲン化銀でもよい。ハロゲン化銀の
形態は感光性を有するものであれば特に限定されず、例
えば、立方晶、斜方晶、板状、四面体等が挙げられる
が、その上に結晶のエピタキシャル成長を有してもよ
い。
【0048】本発明で用いるハロゲン化銀は改質するこ
となしに用いてもよい。しかし、イオウ、セレン、テル
ル等を含有する化合物、金、プラチナ、パラジウム、ロ
ジウム、イリジウム等を含有する化合物等の化学増感
剤、ハロゲン化錫等の還元剤、あるいはそれらの組合せ
によって化学的に増感させてもよい。これらの方法の詳
細はティー・エヌ・ジェームズ(T.N. James)、写真プロ
セスの理論、第4版、第5章、149〜169頁に記載
されている。
となしに用いてもよい。しかし、イオウ、セレン、テル
ル等を含有する化合物、金、プラチナ、パラジウム、ロ
ジウム、イリジウム等を含有する化合物等の化学増感
剤、ハロゲン化錫等の還元剤、あるいはそれらの組合せ
によって化学的に増感させてもよい。これらの方法の詳
細はティー・エヌ・ジェームズ(T.N. James)、写真プロ
セスの理論、第4版、第5章、149〜169頁に記載
されている。
【0049】ハロゲン化銀は、銀源に対して接触近接で
配置されるいずれの方法でエマルジョン層に添加しても
よい。別々に成形されるあるいはバインダー中で「予備
形成される」ハロゲン化銀および有機銀塩は被覆溶液を
調製するのに用いる前に混合するが、長時間、ボールミ
ル中で両方をブレンドするのが効果的である。また、有
機銀塩の銀をハロゲン化銀に部分的に変換するために調
製された有機銀塩にハロゲン含有化合物を添加する方法
を用いることが効果的である。
配置されるいずれの方法でエマルジョン層に添加しても
よい。別々に成形されるあるいはバインダー中で「予備
形成される」ハロゲン化銀および有機銀塩は被覆溶液を
調製するのに用いる前に混合するが、長時間、ボールミ
ル中で両方をブレンドするのが効果的である。また、有
機銀塩の銀をハロゲン化銀に部分的に変換するために調
製された有機銀塩にハロゲン含有化合物を添加する方法
を用いることが効果的である。
【0050】これらのハロゲン化銀および有機銀塩を調
製する方法並びにそれらのブレンド方法はリサーチ・デ
ィスクロージャー(Research Disclosure)、1978年
6月、17029および米国特許第3,700,458号
に記載されている。
製する方法並びにそれらのブレンド方法はリサーチ・デ
ィスクロージャー(Research Disclosure)、1978年
6月、17029および米国特許第3,700,458号
に記載されている。
【0051】本発明に用いることができる有機銀塩は、
光に対して比較的安定であるが、露出された光触媒(例
えば、写真ハロゲン化銀)および還元剤の存在下で80
℃以上に加熱されると銀画像を形成する銀塩である。
光に対して比較的安定であるが、露出された光触媒(例
えば、写真ハロゲン化銀)および還元剤の存在下で80
℃以上に加熱されると銀画像を形成する銀塩である。
【0052】有機銀塩は銀イオンの還元性源を含有する
いずれの有機材料でもよい。有機酸、特に長鎖(10〜
30個、好ましくは15〜28個の炭素原子)脂肪カル
ボン酸の銀塩が好ましい。そのリガンドが4.0〜10.
0のグロス安定定数を有する有機または無機銀塩が望ま
しい。銀源材料は、好ましくは、画像形成層に対して、
約5〜30重量%の量で構成されるべきである。好まし
い有機銀塩としては、カルボキシ基を有する有機化合物
の銀塩が挙げられる。以下の例に限定されないが、例え
ば、脂肪族カルボン酸の銀塩および芳香族カルボン酸の
銀塩が挙げられる。好ましい脂肪族カルボン酸の銀塩と
しては、例えば、ベヘン酸銀、ステアリン酸銀、オレイ
ン酸銀、ラウリル酸銀、カプロン酸銀、ミリスチン酸
銀、パルミチン酸銀、マレイン酸銀、フマル酸銀、酒石
酸銀、リノール酸銀、酪酸銀および樟脳酸銀、それらの
混合物等が挙げられる。脂肪族カルボン酸上にハロゲン
原子またはヒドロキシル基を有する銀塩も有効に使用で
きる。好ましい芳香族カルボン酸および他のカルボキシ
ル基含有化合物の銀塩としては、例えば、安息香酸銀、
銀置換ベンゾエート(例えば、3,5−ジヒドロキシ安息
香酸銀、o-メチル安息香酸銀、m−メチル安息香酸銀、
p−メチル安息香酸銀、2,4−ジクロロ安息香酸銀、ア
セトアミド安息香酸銀、p−フェニル安息香酸銀)、没食
子酸銀、タンニン酸銀、フタル酸銀、テレフタル酸銀、
サリチル酸銀、フェニル酢酸銀、ピロメリット酸銀、米
国特許第3,785,830号に記載のような3−カルボ
キシメチル−4−メチル−4−チアゾリン−2−チオン
の銀塩並びに米国特許第3,330,663号に記載のよ
うなチオエーテル基を有する脂肪族カルボン酸の銀塩が
挙げられる。所望により、メルカプトまたはチオン基を
有する化合物およびその誘導体あるいはイミノ基を有す
る化合物の銀塩を用いることができる。
いずれの有機材料でもよい。有機酸、特に長鎖(10〜
30個、好ましくは15〜28個の炭素原子)脂肪カル
ボン酸の銀塩が好ましい。そのリガンドが4.0〜10.
0のグロス安定定数を有する有機または無機銀塩が望ま
しい。銀源材料は、好ましくは、画像形成層に対して、
約5〜30重量%の量で構成されるべきである。好まし
い有機銀塩としては、カルボキシ基を有する有機化合物
の銀塩が挙げられる。以下の例に限定されないが、例え
ば、脂肪族カルボン酸の銀塩および芳香族カルボン酸の
銀塩が挙げられる。好ましい脂肪族カルボン酸の銀塩と
しては、例えば、ベヘン酸銀、ステアリン酸銀、オレイ
ン酸銀、ラウリル酸銀、カプロン酸銀、ミリスチン酸
銀、パルミチン酸銀、マレイン酸銀、フマル酸銀、酒石
酸銀、リノール酸銀、酪酸銀および樟脳酸銀、それらの
混合物等が挙げられる。脂肪族カルボン酸上にハロゲン
原子またはヒドロキシル基を有する銀塩も有効に使用で
きる。好ましい芳香族カルボン酸および他のカルボキシ
ル基含有化合物の銀塩としては、例えば、安息香酸銀、
銀置換ベンゾエート(例えば、3,5−ジヒドロキシ安息
香酸銀、o-メチル安息香酸銀、m−メチル安息香酸銀、
p−メチル安息香酸銀、2,4−ジクロロ安息香酸銀、ア
セトアミド安息香酸銀、p−フェニル安息香酸銀)、没食
子酸銀、タンニン酸銀、フタル酸銀、テレフタル酸銀、
サリチル酸銀、フェニル酢酸銀、ピロメリット酸銀、米
国特許第3,785,830号に記載のような3−カルボ
キシメチル−4−メチル−4−チアゾリン−2−チオン
の銀塩並びに米国特許第3,330,663号に記載のよ
うなチオエーテル基を有する脂肪族カルボン酸の銀塩が
挙げられる。所望により、メルカプトまたはチオン基を
有する化合物およびその誘導体あるいはイミノ基を有す
る化合物の銀塩を用いることができる。
【0053】市販のベヘン酸のナトリウム塩の水溶液か
ら析出させた後に約14.5%の銀を分析することによ
り調製された、ベヘン酸塩とべヘン酸の等量ブレンドか
らなる銀ハーフソープ(silver half soap)を用いること
も有利であることも判明している。透明な裏地上に形成
された透明なシート材料は透明な被覆を必要とし、その
ため、約4または5%以下の遊離ベヘン酸を含有しかつ
約25.2%の銀を分析するベヘン酸銀フルソープ(full
soap)を用いてもよい。
ら析出させた後に約14.5%の銀を分析することによ
り調製された、ベヘン酸塩とべヘン酸の等量ブレンドか
らなる銀ハーフソープ(silver half soap)を用いること
も有利であることも判明している。透明な裏地上に形成
された透明なシート材料は透明な被覆を必要とし、その
ため、約4または5%以下の遊離ベヘン酸を含有しかつ
約25.2%の銀を分析するベヘン酸銀フルソープ(full
soap)を用いてもよい。
【0054】銀ソープ懸濁液を調製するのに用いられる
方法は当業者に良く知られており、リサーチ・ディスク
ロージャー、1983年4月、22812、リサーチ・
ディスクロージャー、1983年10月、23419お
よび米国特許第3,985,565号に開示されている。
方法は当業者に良く知られており、リサーチ・ディスク
ロージャー、1983年4月、22812、リサーチ・
ディスクロージャー、1983年10月、23419お
よび米国特許第3,985,565号に開示されている。
【0055】有機銀塩用の還元剤は、銀イオンを金属銀
に還元できるいずれの材料、好ましくは有機材料であっ
てもよい。フェニドン、ヒドロキノンおよびカテコール
等の通常の写真現像剤が有用であるが、ヒンダードフェ
ノール還元剤が好ましい。還元剤は、画像形成層に対し
て、1〜10重量%の量で存在すべきである。
に還元できるいずれの材料、好ましくは有機材料であっ
てもよい。フェニドン、ヒドロキノンおよびカテコール
等の通常の写真現像剤が有用であるが、ヒンダードフェ
ノール還元剤が好ましい。還元剤は、画像形成層に対し
て、1〜10重量%の量で存在すべきである。
【0056】好適な還元剤の例は米国特許第3,770,
448号、同第3,773,512号および同第3,59
3,863号並びにリサーチ・ディスクロージャー、1
978年6月、17029およびリサーチ・ディスクロ
ージャー、1989年3月、29963に開示されてお
り、例えば、アミノヒドロキシシクロアルケノン化合物
(例えば、2−ヒドロキシ−ピペリジノ−2−シクロヘ
キサン)、現像剤先駆物質としてのアミノレダクトンの
エステル(例えば、ピペリジノヘキソースレダクトンモ
ノアセテート)、N−ヒドロキシウレア誘導体(例えば、
N−p−メチルフェニル−N−ヒドロキシウレア)、ア
ルデヒドおよびケトンのヒドラゾン(例えば、アントラ
センアルデヒドフェニルヒドラゾン)、ホスホルアミド
フェノール、ホスホルアミドアニリン、ポリヒドロキシ
ベンゼン(例えば、ヒドロキノン、t−ブチル−ヒドロ
キノン、イソプロピルヒドロキノンおよび2,5−ジヒ
ドロキシ−フェニル−メチルスルホン)、スルフヒドロ
キサム酸(例えば、ベンゼンスルフヒドロキサム酸)、ス
ルホンアミドアニリン(例えば、4−(N−メタンスルホ
ンアミド)アニリン)、2−テトラゾリルチオヒドロキノ
ン(例えば、2−メチル−5−(1−フェニル−5−テト
ラゾリルチオ)ヒドロキノン、テトラヒドロキノキサロ
ン(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン)、アミドキシン、アジン(例えば、脂肪族カルボン酸
アリールヒドラジドとアスコルビン酸の組合せ)、ポリ
ヒドロキシベンゼン、ヒドロキシルアミン、レダクトン
および/またはヒドラジンの組合せ、ヒドロキサム酸、
アジンとスルホンアミドフェノールの組合せ、α−シア
ノフェニル酢酸誘導体、ビス−β−ナフトールと1,3
−ジヒドロキシベンゼン誘導体の組合せ、5−ピラゾロ
ン、スルホンアミドフェノール還元剤、2−フェニルイ
ンダン−1,3−ジオン、クロマン、1,4−ジヒドロピ
リジン(例えば、2,6−ジメトキシ−3,5−ジカルベ
トキシ−1,4−ジヒドロピリジン)、ビスフェノール
(例えば、ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−
メチルフェニル)メタン、ビス(6−ヒドロキシ−m−ト
リ)メシトール、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン−ビス(2
−t−ブチル−6−メチルフェノール)、紫外線感受性
アスコルビン酸誘導体および3−ピラゾリドンが挙げら
れる。
448号、同第3,773,512号および同第3,59
3,863号並びにリサーチ・ディスクロージャー、1
978年6月、17029およびリサーチ・ディスクロ
ージャー、1989年3月、29963に開示されてお
り、例えば、アミノヒドロキシシクロアルケノン化合物
(例えば、2−ヒドロキシ−ピペリジノ−2−シクロヘ
キサン)、現像剤先駆物質としてのアミノレダクトンの
エステル(例えば、ピペリジノヘキソースレダクトンモ
ノアセテート)、N−ヒドロキシウレア誘導体(例えば、
N−p−メチルフェニル−N−ヒドロキシウレア)、ア
ルデヒドおよびケトンのヒドラゾン(例えば、アントラ
センアルデヒドフェニルヒドラゾン)、ホスホルアミド
フェノール、ホスホルアミドアニリン、ポリヒドロキシ
ベンゼン(例えば、ヒドロキノン、t−ブチル−ヒドロ
キノン、イソプロピルヒドロキノンおよび2,5−ジヒ
ドロキシ−フェニル−メチルスルホン)、スルフヒドロ
キサム酸(例えば、ベンゼンスルフヒドロキサム酸)、ス
ルホンアミドアニリン(例えば、4−(N−メタンスルホ
ンアミド)アニリン)、2−テトラゾリルチオヒドロキノ
ン(例えば、2−メチル−5−(1−フェニル−5−テト
ラゾリルチオ)ヒドロキノン、テトラヒドロキノキサロ
ン(例えば、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン)、アミドキシン、アジン(例えば、脂肪族カルボン酸
アリールヒドラジドとアスコルビン酸の組合せ)、ポリ
ヒドロキシベンゼン、ヒドロキシルアミン、レダクトン
および/またはヒドラジンの組合せ、ヒドロキサム酸、
アジンとスルホンアミドフェノールの組合せ、α−シア
ノフェニル酢酸誘導体、ビス−β−ナフトールと1,3
−ジヒドロキシベンゼン誘導体の組合せ、5−ピラゾロ
ン、スルホンアミドフェノール還元剤、2−フェニルイ
ンダン−1,3−ジオン、クロマン、1,4−ジヒドロピ
リジン(例えば、2,6−ジメトキシ−3,5−ジカルベ
トキシ−1,4−ジヒドロピリジン)、ビスフェノール
(例えば、ビス(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−
メチルフェニル)メタン、ビス(6−ヒドロキシ−m−ト
リ)メシトール、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)プロパン、4,4−エチリデン−ビス(2
−t−ブチル−6−メチルフェノール)、紫外線感受性
アスコルビン酸誘導体および3−ピラゾリドンが挙げら
れる。
【0057】前記成分に加えて、画像を改良する「トナ
ー」として知られる添加剤を含むことが有利である。ト
ナー材料は、例えば、全銀含有成分に対して、0.1〜
10重量%の量で存在する。トナーは米国特許第3,0
80,254号、同第3,847,612号および同第4,
123,282号に記載のような光熱写真分野において
良く知られた材料である。
ー」として知られる添加剤を含むことが有利である。ト
ナー材料は、例えば、全銀含有成分に対して、0.1〜
10重量%の量で存在する。トナーは米国特許第3,0
80,254号、同第3,847,612号および同第4,
123,282号に記載のような光熱写真分野において
良く知られた材料である。
【0058】トナーとしては、例えば、フタルイミドお
よびN−ヒドロキシフタルイミド、環状イミド(例え
ば、スクシンイミド、ピラゾリン−5−オン、キナゾリ
ノン、3−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
フェニルウラゾール、キナゾリンおよび2,4−チアゾ
リジンジオン)、ナフタルイミド(例えば、N−ヒドロキ
シ−1,8−ナフタルイミド)、コバルト錯体(例えば、
コバルトヘキサミントリフルオロアセテート)、メルカ
プタン(例えば、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾ
ール、2,4−ジメルカプトピリミジン、3−メルカプ
ト−4,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾールおよ
び2,5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール)、N
−(アミノメチル)アリールジカルボキシミド(例えば、
(N,N−ジメチルアミノメチル)フタルイミドおよびN,
N−(ジメチルアミノメチル)ナフタレン−2,3−ジカ
ルボキシミド)、ブロックトピラゾール、イソチウロニ
ウム誘導体およびある種の光消色剤の組合せ(例えば、
N,N'−ヘキサメチレンビス(1−カルバモイル−3,5
−ジメチルピラゾール)、1,8−(3,6−ジアザオクタ
ン)ビス(イソチウロニウムトリフルオロアセテート)お
よび2−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾチアゾー
ル)の組合せ)、メロシアニン(シアニン)染料(例えば、
3−エチル−5−[(3−エチル−2−ベンゾチアゾリニ
リデン)−1−メチルエチリデン]2−チオ−2,4−オ
キサゾリジンジオン)、フタラジノンおよびフタラジノ
ン誘導体または金属塩またはこれらの誘導体(例えば、
4−(1−ナフチル)フタラジノン、6−クロロフタラジ
ノン、5,7−ジメトキシフタラジノンおよび2,3−ジ
ヒドロ−1,4−フタラジンジオン)、フタラジノンとフ
タル酸誘導体(例えば、フタル酸、4−メチルフタル
酸、4−ニトロフタル酸および無水テトラクロロフタル
酸)の組合せ、キナゾリンジオン、ベンゾキサジンまた
はナフトキサジン誘導体、インシトゥで機能するロジウ
ム錯体(例えば、ヘキサクロロロジウム(III)酸アンモニ
ウム、臭化ロジウム、硝酸ロジウムおよびヘキサクロロ
ロジウム(III)酸カリウム)、無機過酸化物および過硫酸
塩(例えば、アンモニウムペルオキシスルフェートおよ
び過酸化水素)、ベンゾオキサジン−2,4−ジオン(例
えば、1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオン、8−
メチル−1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオンおよ
び6−ニトロ−1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオ
ン)、ピリミジンおよび不斉トリアジン(例えば、2,4
−ジヒドロキシピリミジン、2−ヒドロキシ−r−アミ
ノピリミジン)、アザウラシル、およびテトラズペンタ
レン誘導体(例えば、3,6−ジメルカプト−1,4−ジ
フェニル−1H、4H−2,3a,5,6a−テトラザペン
タレンおよび1,4−ジ(o−クロロフェニル)−3,6−
ジメルカプト−1H,4H−2,3a,5,6a−テトラザペ
ンタレン)が挙げられる。
よびN−ヒドロキシフタルイミド、環状イミド(例え
ば、スクシンイミド、ピラゾリン−5−オン、キナゾリ
ノン、3−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−
フェニルウラゾール、キナゾリンおよび2,4−チアゾ
リジンジオン)、ナフタルイミド(例えば、N−ヒドロキ
シ−1,8−ナフタルイミド)、コバルト錯体(例えば、
コバルトヘキサミントリフルオロアセテート)、メルカ
プタン(例えば、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾ
ール、2,4−ジメルカプトピリミジン、3−メルカプ
ト−4,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾールおよ
び2,5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾール)、N
−(アミノメチル)アリールジカルボキシミド(例えば、
(N,N−ジメチルアミノメチル)フタルイミドおよびN,
N−(ジメチルアミノメチル)ナフタレン−2,3−ジカ
ルボキシミド)、ブロックトピラゾール、イソチウロニ
ウム誘導体およびある種の光消色剤の組合せ(例えば、
N,N'−ヘキサメチレンビス(1−カルバモイル−3,5
−ジメチルピラゾール)、1,8−(3,6−ジアザオクタ
ン)ビス(イソチウロニウムトリフルオロアセテート)お
よび2−(トリブロモメチルスルホニル)ベンゾチアゾー
ル)の組合せ)、メロシアニン(シアニン)染料(例えば、
3−エチル−5−[(3−エチル−2−ベンゾチアゾリニ
リデン)−1−メチルエチリデン]2−チオ−2,4−オ
キサゾリジンジオン)、フタラジノンおよびフタラジノ
ン誘導体または金属塩またはこれらの誘導体(例えば、
4−(1−ナフチル)フタラジノン、6−クロロフタラジ
ノン、5,7−ジメトキシフタラジノンおよび2,3−ジ
ヒドロ−1,4−フタラジンジオン)、フタラジノンとフ
タル酸誘導体(例えば、フタル酸、4−メチルフタル
酸、4−ニトロフタル酸および無水テトラクロロフタル
酸)の組合せ、キナゾリンジオン、ベンゾキサジンまた
はナフトキサジン誘導体、インシトゥで機能するロジウ
ム錯体(例えば、ヘキサクロロロジウム(III)酸アンモニ
ウム、臭化ロジウム、硝酸ロジウムおよびヘキサクロロ
ロジウム(III)酸カリウム)、無機過酸化物および過硫酸
塩(例えば、アンモニウムペルオキシスルフェートおよ
び過酸化水素)、ベンゾオキサジン−2,4−ジオン(例
えば、1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオン、8−
メチル−1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオンおよ
び6−ニトロ−1,3−ベンゾオキサジン−2,4−ジオ
ン)、ピリミジンおよび不斉トリアジン(例えば、2,4
−ジヒドロキシピリミジン、2−ヒドロキシ−r−アミ
ノピリミジン)、アザウラシル、およびテトラズペンタ
レン誘導体(例えば、3,6−ジメルカプト−1,4−ジ
フェニル−1H、4H−2,3a,5,6a−テトラザペン
タレンおよび1,4−ジ(o−クロロフェニル)−3,6−
ジメルカプト−1H,4H−2,3a,5,6a−テトラザペ
ンタレン)が挙げられる。
【0059】感光性ハロゲン化銀は、公知のシアニンま
たはメロシアニン染料で有利にスペクトル増感されて、
電磁スペクトルの可視部(400〜650nm)に対する
感受性を増大する。本発明に用いられる増感染料は、米
国特許第3,761,279号、同第3,719,495号
および同第3,877,943号並びに英国特許第1,4
66,201号、同第1,469,117号および同第1,
422,057号に記載のような公知の染料から適当に
選択されてもよく、公知の方法に従って光触媒の近接に
配置され得る。スペクトル増感染料は、典型的には、ハ
ロゲン化銀1モルに対して約10-4〜1モルの範囲で用
いられる。
たはメロシアニン染料で有利にスペクトル増感されて、
電磁スペクトルの可視部(400〜650nm)に対する
感受性を増大する。本発明に用いられる増感染料は、米
国特許第3,761,279号、同第3,719,495号
および同第3,877,943号並びに英国特許第1,4
66,201号、同第1,469,117号および同第1,
422,057号に記載のような公知の染料から適当に
選択されてもよく、公知の方法に従って光触媒の近接に
配置され得る。スペクトル増感染料は、典型的には、ハ
ロゲン化銀1モルに対して約10-4〜1モルの範囲で用
いられる。
【0060】本発明における安定化エマルジョンは、ポ
リアルコール(例えば、米国特許第2,960,404号
に記載のようなグリセリンおよびジオール)、米国特許
第2,588,765号および同第3,121,060号に
記載のような脂肪酸またはエステル、英国特許第95
5,061号に記載のようなシリコーン樹脂等の可塑剤
および滑剤を含有できる。
リアルコール(例えば、米国特許第2,960,404号
に記載のようなグリセリンおよびジオール)、米国特許
第2,588,765号および同第3,121,060号に
記載のような脂肪酸またはエステル、英国特許第95
5,061号に記載のようなシリコーン樹脂等の可塑剤
および滑剤を含有できる。
【0061】ここに記載されたような安定化されたエマ
ルジョンを含む光熱写真エレメントは、デンプン、二酸
化チタン、酸化亜鉛、シリカ、米国特許第2,992,1
01号および同第2,701,245号に記載のタイプの
ビーズをはじめとする高分子ビーズ等の艶消剤を含有す
ることができる。
ルジョンを含む光熱写真エレメントは、デンプン、二酸
化チタン、酸化亜鉛、シリカ、米国特許第2,992,1
01号および同第2,701,245号に記載のタイプの
ビーズをはじめとする高分子ビーズ等の艶消剤を含有す
ることができる。
【0062】本発明によって安定化されたエマルジョン
は、可溶性塩(例えば、クロリド、ニトレート等)、蒸発
させられた金属層、米国特許第2,861,056号およ
び同第3,206,312号に記載のようなイオンポリマ
ーまたは米国特許第3,428,451号に記載のような
不溶性無機塩を含有する層等の帯電防止または導電層を
有する光熱写真エレメントに使用できる。
は、可溶性塩(例えば、クロリド、ニトレート等)、蒸発
させられた金属層、米国特許第2,861,056号およ
び同第3,206,312号に記載のようなイオンポリマ
ーまたは米国特許第3,428,451号に記載のような
不溶性無機塩を含有する層等の帯電防止または導電層を
有する光熱写真エレメントに使用できる。
【0063】バインダーは、ゼラチン、ポリビニルアセ
タール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロ
ース、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート等の良く知ら
れた天然または合成樹脂から選択される。もちろん、コ
ポリマーおよびターポリマーもこれらに含まれる。好ま
しい銀含有光熱写真ポリマーは、ポリビニルブチラー
ル、ブチルエーテルセルロース、メタクリレートコポリ
マー、無水マレイン酸エステルコポリマー、ポリスチレ
ン、塩化ビニルコポリマーおよびブタジエン−スチレン
コポリマーである。
タール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロ
ース、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリアクリロニトリル、ポリカーボネート等の良く知ら
れた天然または合成樹脂から選択される。もちろん、コ
ポリマーおよびターポリマーもこれらに含まれる。好ま
しい銀含有光熱写真ポリマーは、ポリビニルブチラー
ル、ブチルエーテルセルロース、メタクリレートコポリ
マー、無水マレイン酸エステルコポリマー、ポリスチレ
ン、塩化ビニルコポリマーおよびブタジエン−スチレン
コポリマーである。
【0064】所望により、これらのポリマーは2種以上
を組み合わせて使用してもよい。かかるポリマーは、バ
インダーとして機能する有効範囲内で、その中に分散さ
れた成分を担持するのに十分な量で使用される。有効範
囲は当業者によって適当に決定できる。少なくとも1つ
以上の有機銀塩を担持する場合のガイドとして、バイン
ダーと有機銀塩の好ましい比率は15:1〜1:2、特
に8:1〜1:1の範囲である。
を組み合わせて使用してもよい。かかるポリマーは、バ
インダーとして機能する有効範囲内で、その中に分散さ
れた成分を担持するのに十分な量で使用される。有効範
囲は当業者によって適当に決定できる。少なくとも1つ
以上の有機銀塩を担持する場合のガイドとして、バイン
ダーと有機銀塩の好ましい比率は15:1〜1:2、特
に8:1〜1:1の範囲である。
【0065】本発明における安定剤を含有する光熱写真
エマルジョンは、種々の基材上に被覆される。典型的な
基材としては、例えば、ポリエステルフィルム、下塗り
(subbed)ポリエステルフィルム、ポリ(エチレンテレフ
タレート)フィルム、硝酸セルロースフィルム、セルロ
ースエステルフィルム、ポリ(ビニルアセタール)フィル
ム、ポリカーボネートフィルムおよび類似または樹脂材
料並びにガラス等が挙げられる。基材は変形または収縮
なしに熱加工条件に耐えるのに十分安定でなければなら
ない。基材は紫外領域の電磁線に対して比較的透明でな
ければならず、基材が可視光領域において少なくとも部
分的に透明であることが望ましい。
エマルジョンは、種々の基材上に被覆される。典型的な
基材としては、例えば、ポリエステルフィルム、下塗り
(subbed)ポリエステルフィルム、ポリ(エチレンテレフ
タレート)フィルム、硝酸セルロースフィルム、セルロ
ースエステルフィルム、ポリ(ビニルアセタール)フィル
ム、ポリカーボネートフィルムおよび類似または樹脂材
料並びにガラス等が挙げられる。基材は変形または収縮
なしに熱加工条件に耐えるのに十分安定でなければなら
ない。基材は紫外領域の電磁線に対して比較的透明でな
ければならず、基材が可視光領域において少なくとも部
分的に透明であることが望ましい。
【0066】本発明における光熱写真エマルジョンは、
米国特許第2,681,294号に記載のタイプのホッパ
ーを用い、浸漬被覆、エアナイフ被覆、フロー被覆また
は押出被覆等の種々の被覆方法によって被覆できる。所
望により、米国特許第2,761,791号および英国特
許第837,095号に記載の方法によって2つ以上の
層を同時に被覆してもよい。
米国特許第2,681,294号に記載のタイプのホッパ
ーを用い、浸漬被覆、エアナイフ被覆、フロー被覆また
は押出被覆等の種々の被覆方法によって被覆できる。所
望により、米国特許第2,761,791号および英国特
許第837,095号に記載の方法によって2つ以上の
層を同時に被覆してもよい。
【0067】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
く説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。
【0068】実施例1 乾銀エマルジョン ホモジネートA:予備形成していないベヘン酸銀フルソ
ープ(129.7g)を、204.5gのトルエン、60
3.6gのメチルエチルケトン、57.9gのメチルイソ
ブチルケトンおよび4.3gのブットバー(Butvar)B-76
(モンサント(Monsanto)社製のポリビニルブチラール)で
均質化した。
ープ(129.7g)を、204.5gのトルエン、60
3.6gのメチルエチルケトン、57.9gのメチルイソ
ブチルケトンおよび4.3gのブットバー(Butvar)B-76
(モンサント(Monsanto)社製のポリビニルブチラール)で
均質化した。
【0069】
【表1】 ホモジネートA 731.5g 1−メチル−2−ピロリドン 0.97g メチルエチルケトン 83.28g 臭化第ニ水銀(メタノール中5.94%) 12.5g 臭化水素酸48% 5.31g ブットバーB−76(モンサント社製の 89.56g ポリビニルブチラール) VAGH(ユニオンカーバイド(Union Carbide)社製 19.81g の酢酸ビニル/塩化ビニルコポリマー 2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−t− 13.13g ブチルフェノール) フタラゾン 5.43g C.I.べーシック・ブルー742595染料 3.175g (メタノール中0.8%) 2−(2−チアゾリッド−3−カルボキシメチル− 8.883g 4−オン)−3−エチル−5[(1−エチル−2− キノリリデン)エチリデン]−4−チアゾリジオン CAS#33006−61−0(メタノール中0.71%) トルエン 26.44g
【0070】前記処方により、エマルジョン重量に対し
て、0.0025重量%のアーキュタンス染料を含有す
るエマルジョンを得た。
て、0.0025重量%のアーキュタンス染料を含有す
るエマルジョンを得た。
【0071】マイナス赤色光下、21℃で成分を順番に
混合した後、4ミルの透明なポリエステル基材上に押出
被覆し、12.9〜14.0g/m2(1.20〜1.30g
/ft2)の乾量となるまで93℃で3分間乾燥させた。
以下の処方からなるトップコートを第1のエマルジョン
被覆上にオーバーコートし、同じ乾燥条件下で1.07
〜1.61g/m2(0.10〜0.15g/ft2)の乾量
となるまで乾燥させた。
混合した後、4ミルの透明なポリエステル基材上に押出
被覆し、12.9〜14.0g/m2(1.20〜1.30g
/ft2)の乾量となるまで93℃で3分間乾燥させた。
以下の処方からなるトップコートを第1のエマルジョン
被覆上にオーバーコートし、同じ乾燥条件下で1.07
〜1.61g/m2(0.10〜0.15g/ft2)の乾量
となるまで乾燥させた。
【0072】
【表2】 メチルエチルケトン 959.0g VYNS−3(ユニオンカーバイド社製の塩化ビニル/ 40.9g 酢酸ビニルコポリマー フタル酸 0.136g
【0073】以下の各実施例に対して特定の変形を加え
る以外は実施例1と同様の方法を用いて、高濃度のアー
キュタンス染料を含有するフィルムサンプルを調製し
た。
る以外は実施例1と同様の方法を用いて、高濃度のアー
キュタンス染料を含有するフィルムサンプルを調製し
た。
【0074】実施例2 0.0115%アーキュタンス染料:メタノール中、0.
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(0.4
2g)を前記エマルジョン(26.5726g)に添加し
た。
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(0.4
2g)を前記エマルジョン(26.5726g)に添加し
た。
【0075】実施例3 0.0297%アーキュタンス染料:メタノール中、0.
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(1.2
7g)を前記エマルジョン(26.5726g)に添加し
た。
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(1.2
7g)を前記エマルジョン(26.5726g)に添加し
た。
【0076】実施例4 0.0585%アーキュタンス染料:メタノール中、0.
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(5.7
2g)を前記エマルジョン(136g)に添加した。
59%C.I.ベーシック・ブルー742595染料(5.7
2g)を前記エマルジョン(136g)に添加した。
【0077】得られた被覆を、10mWのHeNeレーザー
を備えた12インチ画像設定装置中で露出した後、12
7℃で17秒間熱処理することによって評価した。各々
の対応フィルムの露出の最適領域を決定するため、露出
のセッティングを変えた。以下の表から明らかなよう
に、フィルムの効果的な露出領域はアーキュタンス染料
の濃度が増大するにつれて増大する。
を備えた12インチ画像設定装置中で露出した後、12
7℃で17秒間熱処理することによって評価した。各々
の対応フィルムの露出の最適領域を決定するため、露出
のセッティングを変えた。以下の表から明らかなよう
に、フィルムの効果的な露出領域はアーキュタンス染料
の濃度が増大するにつれて増大する。
【0078】
【表3】 フィルム中0.0025%アーキュタンス染料:0.3中
濃度フィルター 使用可能領域:3セッティング フィルム中0.0115%アーキュタンス染料:中濃度
フィルターなし 使用可能領域:4セッティング フィルム中0.0297%アーキュタンス染料:中濃度
フィルターなし 使用可能領域:5セッティング
濃度フィルター 使用可能領域:3セッティング フィルム中0.0115%アーキュタンス染料:中濃度
フィルターなし 使用可能領域:4セッティング フィルム中0.0297%アーキュタンス染料:中濃度
フィルターなし 使用可能領域:5セッティング
【0079】実施例3および4に記載のフィルムを、フ
ィルムの動的領域(すなわち画像形成(DlogEトレースの
先)から過露出(DlogEトレースの肩)まで)中で画像形成
した。この露出領域は、レーザー画像形成装置中で中濃
度(nd)フィルトレーション(filteration)を調節する
ことによって達成され、その後、該画像形成装置上で1
〜20の露出調節スケールを用いて、各フィルムをその
全露出領域中で露出した。画像は、1インチスクリーン
並びに2重および3重ライン走査あたり90ラインで、
5%増分の0〜100%ドットを含んだ。各サンプルに
ついて、可視光Dmin、紫外線Dmax、50%ドットを測
定し、各サンプルについて最適露出および2つの過露出
レベルでマイクロ濃度計トレースを操作した。マイクロ
濃度計トレース角を0.5〜1.0濃度で測定した。可視
光Dmaxおよび50%ドットを露出に対してプロット
し、50%ドットおよび60%ドット間の%ドットライ
ンの勾配を計算した。結果を、市販のデュポン社製HeNe
湿式処理グラフィックアートフィルムと比較した。
ィルムの動的領域(すなわち画像形成(DlogEトレースの
先)から過露出(DlogEトレースの肩)まで)中で画像形成
した。この露出領域は、レーザー画像形成装置中で中濃
度(nd)フィルトレーション(filteration)を調節する
ことによって達成され、その後、該画像形成装置上で1
〜20の露出調節スケールを用いて、各フィルムをその
全露出領域中で露出した。画像は、1インチスクリーン
並びに2重および3重ライン走査あたり90ラインで、
5%増分の0〜100%ドットを含んだ。各サンプルに
ついて、可視光Dmin、紫外線Dmax、50%ドットを測
定し、各サンプルについて最適露出および2つの過露出
レベルでマイクロ濃度計トレースを操作した。マイクロ
濃度計トレース角を0.5〜1.0濃度で測定した。可視
光Dmaxおよび50%ドットを露出に対してプロット
し、50%ドットおよび60%ドット間の%ドットライ
ンの勾配を計算した。結果を、市販のデュポン社製HeNe
湿式処理グラフィックアートフィルムと比較した。
【0080】
【表4】 可視光 紫外線 50% マイクロ 50%/60%サンフ゜ル 露出 Dmin Dmax Dmin Dmax ト゛ット 0.5-10D 勾 配 テ゛ュホ゜ン 1 0.04 0.18 0.08 0.22 16 [2.5] (1.3 nd) 3 0.03 3.00 0.08 2.90 53 86.8 4 0.03 3.92 0.08 3.35 56 5 0.03 4.27 0.08 3.47 58 86.8 7 0.03 4.28 0.08 3.50 62 86.8 10 0.03 4.28 0.08 3.49 68 13 0.04 4.28 0.08 3.50 72 16 0.03 4.28 0.08 3.49 75 19 0.03 4.28 0.08 3.55 79
【0081】
【表5】 可視光 紫外線 50% マイクロ 50%/60%サンフ゜ル 露出 Dmin Dmax Dmin Dmax ト゛ット 0.5-10D 勾 配 実施例3 1 0.21 0.26 0.30 0.35 4 [3.7] (0.1 nd) 3 0.21 1.25 0.30 1.06 29 6 0.20 1.57 0.29 1.30 54 7 0.20 1.69 0.29 1.40 58 8 0.23 1.79 0.30 1.47 61 83.9 9 0.20 1.92 0.31 1.55 73 10 0.23 1.93 0.30 1.58 67 13 0.22 2.09 0.30 1.71 77 83.9 16 0.20 2.25 0.30 1.87 78 83.3 19 0.21 2.40 0.31 1.99 86
【0082】
【表6】 可視光 紫外線 50% マイクロ 50%/60%サンフ゜ル 露出 Dmin Dmax Dmin Dmax ト゛ット 0.5-10D 勾 配 実施例4 5 0.25 1.05 0.32 0.93 32 [1.8] (0.1 nd) 8 0.25 1.52 0.32 1.27 51 10 0.28 1.66 0.36 1.39 55 82.8 11 0.25 1.69 0.32 1.41 59 12 0.28 1.76 0.35 1.48 57 83.5 13 0.25 1.79 0.32 1.51 60 14 0.28 1.86 0.34 1.56 60 83.0 15 0.25 1.88 0.32 1.59 62 16 0.26 1.94 0.32 1.64 62 19 0.26 2.04 0.33 1.73 69
【0083】露出と、50%ドットおよび60%ドット
間のドット%の変化率との関係は露光寛容度の評価方法
である。前記データは、デュポン社製湿式処理ハロゲン
化銀フィルムと比較して、実施例4が露光寛容度を有す
ることを示す。露光寛容度を評価する第2の方法は、
0.5および1.0濃度間のマイクロ濃度計トレースの角
度、および露出レベルと、露出レベルの関数としてのエ
ッジ尖鋭度の指標を与える該角度との関係に関する。デ
ュポン社製フィルムは、実施例3および4の乾銀に比べ
て、最適露出で高い角度を有する。
間のドット%の変化率との関係は露光寛容度の評価方法
である。前記データは、デュポン社製湿式処理ハロゲン
化銀フィルムと比較して、実施例4が露光寛容度を有す
ることを示す。露光寛容度を評価する第2の方法は、
0.5および1.0濃度間のマイクロ濃度計トレースの角
度、および露出レベルと、露出レベルの関数としてのエ
ッジ尖鋭度の指標を与える該角度との関係に関する。デ
ュポン社製フィルムは、実施例3および4の乾銀に比べ
て、最適露出で高い角度を有する。
【0084】デュポン社製湿式処理フィルムと実施例3
および4の乾銀との最も重大な差は、ドット特性を維持
する間に達成される画像濃度である。実施例3および4
の乾銀で達成される濃度は、従来のデュポン社製湿式処
理ハロゲン化銀フィルムによって達成される濃度よりも
小さいけれども、実施例の乾銀は印刷版並びにカラーキ
ー(商品名)およびクロマリン(商品名)カラー校正フィル
ムの画像形成において満足いく程度に機能することが示
された。
および4の乾銀との最も重大な差は、ドット特性を維持
する間に達成される画像濃度である。実施例3および4
の乾銀で達成される濃度は、従来のデュポン社製湿式処
理ハロゲン化銀フィルムによって達成される濃度よりも
小さいけれども、実施例の乾銀は印刷版並びにカラーキ
ー(商品名)およびクロマリン(商品名)カラー校正フィル
ムの画像形成において満足いく程度に機能することが示
された。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像複
写材料、好ましくは印刷版または新聞印刷版の製造方法
において容易かつ有効に用いることができる光熱写真材
料が提供される。本発明の光熱写真材料は乾式ケミスト
リーを利用するため、「湿式処理」を必要としない。画像
設定装置によって放射された高出力レベルの電磁線、お
よび新聞版の製造方法を含む画像再現材料の製造方法に
必要な高光学濃度においてさえもドットゲインおよびエ
ッジ尖鋭度は維持される。
写材料、好ましくは印刷版または新聞印刷版の製造方法
において容易かつ有効に用いることができる光熱写真材
料が提供される。本発明の光熱写真材料は乾式ケミスト
リーを利用するため、「湿式処理」を必要としない。画像
設定装置によって放射された高出力レベルの電磁線、お
よび新聞版の製造方法を含む画像再現材料の製造方法に
必要な高光学濃度においてさえもドットゲインおよびエ
ッジ尖鋭度は維持される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・カール・コットナー アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)
Claims (9)
- 【請求項1】 画像設定装置からの第1の波長の電磁線
によって画像形成し、熱によって現像した後、第2の波
長の電磁線に露出して用いる印刷版の製造方法に用いら
れるのに適した光熱写真材料であって、 透明な高分子支持基材と、 第1の波長の電磁線に露出した後に熱によって現像でき
る、該透明な高分子支持基材に付着された少なくとも1
つ以上の感光性層とを有してなり、 該少なくとも1つ以上の感光性層がその中に抗ハレーシ
ョン着色剤を0.02重量%以上含有し、該抗ハレーシ
ョン着色剤が該第1の波長の電磁線に対して活性であり
かつ該第2の波長の電磁線に対して透明であることを特
徴とする光熱写真材料。 - 【請求項2】 前記第1の波長が電磁スペクトルの赤色
領域にあり、前記第2の波長が電磁スペクトルの紫外領
域にある請求項1記載の光熱写真材料。 - 【請求項3】 前記第1の波長が630〜700nmの
範囲にある請求項2記載の光熱写真材料。 - 【請求項4】 前記第2の波長が360〜450nmの
範囲にある請求項3記載の光熱写真材料。 - 【請求項5】 前記抗ハレーション着色剤が紫外線透明
性アーキュタンス染料を包含する請求項4記載の光熱写
真材料。 - 【請求項6】 前記紫外線透明性アーキュタンス染料が
V.P.B.(ビクトリアピュアブルー)である請求項5記
載の光熱写真材料。 - 【請求項7】 前記少なくとも1つ以上の感光性層がさ
らに写真銀塩、有機銀塩、該有機銀塩用還元剤、バイン
ダーおよび安定剤を含有する請求項6記載の光熱写真材
料。 - 【請求項8】 前記V.P.B.の濃度が前記感光性層に
対して0.02〜0.09重量%の範囲にある請求項7記
載の光熱写真材料。 - 【請求項9】 前記V.P.B.の濃度が前記感光性層に
対して0.04〜0.07重量%の範囲にある請求項8記
載の光熱写真材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7215793A | 1993-06-04 | 1993-06-04 | |
US072157 | 1993-06-04 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720598A true JPH0720598A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=22105949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11502394A Pending JPH0720598A (ja) | 1993-06-04 | 1994-05-27 | 電磁スペクトルの赤色領域の電磁線に対して感受性でありかつ電磁スペクトルの紫外領域の電磁線に対して透明である光熱写真材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993021279A2 (de) * | 1992-04-10 | 1993-10-28 | H.B. Fuller Gmbh | Verfahren zur herstellung eines klebstoffes für die verklebung von materiallagen |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11502394A patent/JPH0720598A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993021279A2 (de) * | 1992-04-10 | 1993-10-28 | H.B. Fuller Gmbh | Verfahren zur herstellung eines klebstoffes für die verklebung von materiallagen |
WO1993021279A3 (de) * | 1992-04-10 | 1994-01-06 | Fuller H B Gmbh | Verfahren zur herstellung eines klebstoffes für die verklebung von materiallagen |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |