JPH07205238A - 射出成形機における型締装置 - Google Patents
射出成形機における型締装置Info
- Publication number
- JPH07205238A JPH07205238A JP4305605A JP30560592A JPH07205238A JP H07205238 A JPH07205238 A JP H07205238A JP 4305605 A JP4305605 A JP 4305605A JP 30560592 A JP30560592 A JP 30560592A JP H07205238 A JPH07205238 A JP H07205238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold clamping
- clamping plate
- slider
- mold
- movable mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1761—Means for guiding movable mould supports or injection units on the machine base or frame; Machine bases or frames
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定金型締付け板とスライダ上を走行できる
可動金型締付け板とを有し、これら金型締付け板が機械
フレーム上に配置され、合成樹脂加工用の金型に対する
金型半部を収容している射出成形機における型締装置に
おいて、機能確実なスライダガイドを作り、スライダ上
に固定金型締付け板に対して存在する可動金型締付け板
を、すべての座標においてスライダに無関係に固定金型
締付け板に対して調整可能にないしは復帰可能に形成す
る。 【構成】 スライダ(4)に横に、偏心ボルト(12)
を介して調整でき機械フレーム(1)に接触支持できる
横案内ローラ(14)が配置され、可動金型締付け板
(5)とスライダ(4)との間に空隙(3)が存在し、
これら両者が、一方では少なくとも3本好適には4本の
支持棒(曲げ圧縮棒10)を介して、他方では機械長手
軸心(21)に対して直角に移動できる垂直の回転軸ピ
ン(6)を介して互いに移動可能に結合され、機械長手
軸心(21)の縁部領域の範囲に配置されている固定ボ
ルト(18)を介して相互に固定されている。
可動金型締付け板とを有し、これら金型締付け板が機械
フレーム上に配置され、合成樹脂加工用の金型に対する
金型半部を収容している射出成形機における型締装置に
おいて、機能確実なスライダガイドを作り、スライダ上
に固定金型締付け板に対して存在する可動金型締付け板
を、すべての座標においてスライダに無関係に固定金型
締付け板に対して調整可能にないしは復帰可能に形成す
る。 【構成】 スライダ(4)に横に、偏心ボルト(12)
を介して調整でき機械フレーム(1)に接触支持できる
横案内ローラ(14)が配置され、可動金型締付け板
(5)とスライダ(4)との間に空隙(3)が存在し、
これら両者が、一方では少なくとも3本好適には4本の
支持棒(曲げ圧縮棒10)を介して、他方では機械長手
軸心(21)に対して直角に移動できる垂直の回転軸ピ
ン(6)を介して互いに移動可能に結合され、機械長手
軸心(21)の縁部領域の範囲に配置されている固定ボ
ルト(18)を介して相互に固定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定金型締付け板と、
2つの滑りシューと1つの曲げ剛性の結合部品とを持つ
スライダ上にある可動金型締付け板とを有し、これら両
金型締付け板が機械フレームに接触支持され、金型の金
型半部を収容し、片持ちの又は通しの支柱を介して互い
に結合できるか結合されており、その支柱が金型高さに
関係して金型高さ調整装置によって調整でき、金型の金
型半部を互いに接近ないし離隔するために可動金型締付
け板が1つあるいは複数の早送りシリンダによって開放
位置あるいは閉鎖位置に送られ、閉鎖シリンダによって
閉鎖力・保持力および切り離し力が与えられるような射
出成形機における型締装置に関する。
2つの滑りシューと1つの曲げ剛性の結合部品とを持つ
スライダ上にある可動金型締付け板とを有し、これら両
金型締付け板が機械フレームに接触支持され、金型の金
型半部を収容し、片持ちの又は通しの支柱を介して互い
に結合できるか結合されており、その支柱が金型高さに
関係して金型高さ調整装置によって調整でき、金型の金
型半部を互いに接近ないし離隔するために可動金型締付
け板が1つあるいは複数の早送りシリンダによって開放
位置あるいは閉鎖位置に送られ、閉鎖シリンダによって
閉鎖力・保持力および切り離し力が与えられるような射
出成形機における型締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実際に知られている上述の射出成
形機の場合、可動金型締付け板およびスライダは、機械
長手軸心において可動金型締付け板の前縁ないし後縁の
近くで互いにかみ合い結合され、同様に機械長手軸心の
近くに配置されている固定ボルトによって互いに固定さ
れている。この結合は、金型締付け板の左右の外側縁だ
けでしか金型締付け板のスライダに対する僅かな移動を
可能にしない。これは、可動金型締付け板が上から見て
閉鎖シリンダの閉鎖力の作用のもとでスライダに対して
摩擦抵抗に抗してたわむときである。
形機の場合、可動金型締付け板およびスライダは、機械
長手軸心において可動金型締付け板の前縁ないし後縁の
近くで互いにかみ合い結合され、同様に機械長手軸心の
近くに配置されている固定ボルトによって互いに固定さ
れている。この結合は、金型締付け板の左右の外側縁だ
けでしか金型締付け板のスライダに対する僅かな移動を
可能にしない。これは、可動金型締付け板が上から見て
閉鎖シリンダの閉鎖力の作用のもとでスライダに対して
摩擦抵抗に抗してたわむときである。
【0003】可動金型締付け板と固定金型締付け板の高
さおよび傾きについての整合は、その厚みが実験によっ
て求められているシム板の挿入によって行われる。可動
金型締付け板の横側の整合は、機械フレームの横からス
ライダに作用する押圧ボルトによって行われる。スライ
ダの4つの角において、複合ローラ・滑りガイドが別個
の押圧ボルトを介して機械フレームの対応した案内面に
設置されている。この横側ガイドは、それが非常に高価
であり、不正確であり、調整過程が煩雑で経費がかかる
という欠点を有している。
さおよび傾きについての整合は、その厚みが実験によっ
て求められているシム板の挿入によって行われる。可動
金型締付け板の横側の整合は、機械フレームの横からス
ライダに作用する押圧ボルトによって行われる。スライ
ダの4つの角において、複合ローラ・滑りガイドが別個
の押圧ボルトを介して機械フレームの対応した案内面に
設置されている。この横側ガイドは、それが非常に高価
であり、不正確であり、調整過程が煩雑で経費がかかる
という欠点を有している。
【0004】金型の両金型半部に閉鎖シリンダによって
閉鎖力を与える場合、金型締付け板に種々の原因による
変形が生ずる。金型部品の形状に条件づけられて、金型
の開放過程の際に非対称的な切り離し力が生じ、これは
スライダと可動金型締付け板が固く結合されている場合
にかなり大きな横力をスライダに伝達する。これによっ
てその機械フレームにおけるガイドは大きく荷重され、
これは、一方では摩耗および有害なガタツキの原因とな
り、他方では金型半部の心出し要素が過大に荷重される
原因となる。
閉鎖力を与える場合、金型締付け板に種々の原因による
変形が生ずる。金型部品の形状に条件づけられて、金型
の開放過程の際に非対称的な切り離し力が生じ、これは
スライダと可動金型締付け板が固く結合されている場合
にかなり大きな横力をスライダに伝達する。これによっ
てその機械フレームにおけるガイドは大きく荷重され、
これは、一方では摩耗および有害なガタツキの原因とな
り、他方では金型半部の心出し要素が過大に荷重される
原因となる。
【0005】製造技術に条件づけられて、金型締付け
板、金型およびガイドは、それぞれ金型の分割面および
ガイドにおいて加算される公差を含んでいる。金型の金
型半部間に非平行が存在する場合、金型半部は互いにぴ
ったり接触するまで閉鎖シリンダの大きな力によって押
し合わされる。これによりスライダのガイドに非常に大
きな横力が作用し、その結果、スライダはある程度まで
変形され、機械フレームに対して傾く。これによってス
ライダの横側ガイドは、一方では摩耗およびスライダと
機械フレームとの有害なガタツキが形成され、他方では
金型半部の心出し要素がひどく荷重され摩耗に曝される
ほど強く荷重される。その場合、次の金型閉鎖過程にお
いて両金型半部はスライダの許容できない大きな遊びに
よって互いに不正確に突き当たり、これは金型を一層損
傷してしまう。この結果、金型品質が害され、金型部品
にいわゆる浮動スキンを形成してしまう。垂直平面に対
して非平行が存在する場合、スライダは更にその前縁お
よび後縁が、金型の金型半部の面平行接触が保障される
まで機械フレームから引き出される。これによって同様
に金型半部間に有害な作用を伴う横移動が生ずる。スラ
イダのゆがんで引っ張られた位置において、金型は再び
開かれ、この位置ないし発生した隙間に条件づけられた
不正確な位置において次の射出成形工程において再び合
体される。その場合、金型の案内要素におけるかみ合い
の狂いおよび早期の摩耗が生じてしまう。更に駆動装置
を設計する際に考慮しなければならない補助的な摩擦抵
抗を、作用する横力によって打ち負かさねばならない。
板、金型およびガイドは、それぞれ金型の分割面および
ガイドにおいて加算される公差を含んでいる。金型の金
型半部間に非平行が存在する場合、金型半部は互いにぴ
ったり接触するまで閉鎖シリンダの大きな力によって押
し合わされる。これによりスライダのガイドに非常に大
きな横力が作用し、その結果、スライダはある程度まで
変形され、機械フレームに対して傾く。これによってス
ライダの横側ガイドは、一方では摩耗およびスライダと
機械フレームとの有害なガタツキが形成され、他方では
金型半部の心出し要素がひどく荷重され摩耗に曝される
ほど強く荷重される。その場合、次の金型閉鎖過程にお
いて両金型半部はスライダの許容できない大きな遊びに
よって互いに不正確に突き当たり、これは金型を一層損
傷してしまう。この結果、金型品質が害され、金型部品
にいわゆる浮動スキンを形成してしまう。垂直平面に対
して非平行が存在する場合、スライダは更にその前縁お
よび後縁が、金型の金型半部の面平行接触が保障される
まで機械フレームから引き出される。これによって同様
に金型半部間に有害な作用を伴う横移動が生ずる。スラ
イダのゆがんで引っ張られた位置において、金型は再び
開かれ、この位置ないし発生した隙間に条件づけられた
不正確な位置において次の射出成形工程において再び合
体される。その場合、金型の案内要素におけるかみ合い
の狂いおよび早期の摩耗が生じてしまう。更に駆動装置
を設計する際に考慮しなければならない補助的な摩擦抵
抗を、作用する横力によって打ち負かさねばならない。
【0006】ドイツ連邦共和国特許公告明細書第371
8106号に、スライダが垂直荷重に対して機械フレー
ムにおける線形転がり軸受ガイドによって受けられてい
るような方式が記載されている。平行に案内するために
スライダは、同期して駆動される2本のねじ付きスピン
ドルによって動かされる。この方式は非常に高価であ
り、金型の両金型半部を閉鎖過程の際に面平行に密着さ
せるという問題を解決できない。
8106号に、スライダが垂直荷重に対して機械フレー
ムにおける線形転がり軸受ガイドによって受けられてい
るような方式が記載されている。平行に案内するために
スライダは、同期して駆動される2本のねじ付きスピン
ドルによって動かされる。この方式は非常に高価であ
り、金型の両金型半部を閉鎖過程の際に面平行に密着さ
せるという問題を解決できない。
【0007】更にヨーロッパ特許第0311133号公
報において、垂直方向に生ずるすべての力の差および可
動金型締付け板における位置偏差が平衡されるような小
さい閉鎖力に対する無支柱形の型締装置が知られてい
る。そのために可動金型締付け板は水平回転軸を中心に
傾動可能に支持され、このヒンジ継手を介して中央に作
用する液圧閉鎖シリンダに結合されている。そのヒンジ
継手は調整可能なストッパを有し、可動金型締付け板は
ローラを介して機械フレームに接触支持され、これによ
ってヒンジ継手の水平回転軸を中心とした角運動が行え
る。ヒンジ継手の下側にヒンジ継手部品に作用する復帰
ばねが配置されている。この方式は小さな閉鎖力に対し
てしか適用できないという欠点の他に、可動金型締付け
板が固定金型締付け板と可動金型締付け板との間の垂直
方向における位置偏差しか平衡できないという欠点があ
る。従って機械フレームの左右間の水平平面における力
の差および位置偏差は平衡できない。
報において、垂直方向に生ずるすべての力の差および可
動金型締付け板における位置偏差が平衡されるような小
さい閉鎖力に対する無支柱形の型締装置が知られてい
る。そのために可動金型締付け板は水平回転軸を中心に
傾動可能に支持され、このヒンジ継手を介して中央に作
用する液圧閉鎖シリンダに結合されている。そのヒンジ
継手は調整可能なストッパを有し、可動金型締付け板は
ローラを介して機械フレームに接触支持され、これによ
ってヒンジ継手の水平回転軸を中心とした角運動が行え
る。ヒンジ継手の下側にヒンジ継手部品に作用する復帰
ばねが配置されている。この方式は小さな閉鎖力に対し
てしか適用できないという欠点の他に、可動金型締付け
板が固定金型締付け板と可動金型締付け板との間の垂直
方向における位置偏差しか平衡できないという欠点があ
る。従って機械フレームの左右間の水平平面における力
の差および位置偏差は平衡できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、可動
金型締付け板に対するスライダのガイドの機能確実性お
よび精度を高めること並びに技術的経費および克服すべ
き摩擦抵抗を低減することにある。本発明の他の目的
は、金型の寿命および機能精度を高め、金型の品質を改
良することにある。
金型締付け板に対するスライダのガイドの機能確実性お
よび精度を高めること並びに技術的経費および克服すべ
き摩擦抵抗を低減することにある。本発明の他の目的
は、金型の寿命および機能精度を高め、金型の品質を改
良することにある。
【0009】本発明の課題は、射出成形の全工程に対し
て正確で機能確実なスライダガイドを作ること、および
スライダ上に固定金型締付け板に対して存在する可動金
型締付け板をすべての座標においてスライダに無関係に
固定金型締付け板に対して調整可能にないしは復帰可能
に形成することにある。
て正確で機能確実なスライダガイドを作ること、および
スライダ上に固定金型締付け板に対して存在する可動金
型締付け板をすべての座標においてスライダに無関係に
固定金型締付け板に対して調整可能にないしは復帰可能
に形成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は特許請求の範囲請求項記載の特徴事項の組合せによ
って達成される。即ち、スライダに横に、偏心ボルトを
介して調整でき機械フレームに接触支持できる横案内ロ
ーラが配置されている。スライダを機械フレームに対し
てこのように遊びなしに調整することによって、まず機
械フレーム内におけるスライダの安定し且つ機能確実な
位置が達成され、更にコスト的に有利となる。転がりガ
イドを選択して採用することによって、スライダにおけ
る粘着・滑り(スティック・スリップ)効果の発生は避
けられ、走行抵抗は減少される。
題は特許請求の範囲請求項記載の特徴事項の組合せによ
って達成される。即ち、スライダに横に、偏心ボルトを
介して調整でき機械フレームに接触支持できる横案内ロ
ーラが配置されている。スライダを機械フレームに対し
てこのように遊びなしに調整することによって、まず機
械フレーム内におけるスライダの安定し且つ機能確実な
位置が達成され、更にコスト的に有利となる。転がりガ
イドを選択して採用することによって、スライダにおけ
る粘着・滑り(スティック・スリップ)効果の発生は避
けられ、走行抵抗は減少される。
【0011】可動金型締付け板とスライダとの間に空隙
が存在し、これら両者が曲げ圧縮棒として形成された少
なくとも3本好適には4本の支持棒を介して互いに結合
されている。更に、可動金型締付け板はスライダに機械
長手軸心に対して直角に移動できる垂直の回転軸ピンを
介して結合されている。機械長手軸心の縁部領域の範囲
に配置されている固定ボルトを介して両者は相互に固定
されている。
が存在し、これら両者が曲げ圧縮棒として形成された少
なくとも3本好適には4本の支持棒を介して互いに結合
されている。更に、可動金型締付け板はスライダに機械
長手軸心に対して直角に移動できる垂直の回転軸ピンを
介して結合されている。機械長手軸心の縁部領域の範囲
に配置されている固定ボルトを介して両者は相互に固定
されている。
【0012】これらの特徴事項の組合せによって可動金
型締付け板は、固定金型締付け板に存在する金型の金型
半部に金型の金型半部間に横応力が生ずることなしにぴ
ったり密着するためのあらゆる自由度を有している。こ
れによって危険な閉鎖過程および切り離し過程における
高価で複雑な金型の非常にていねいな取扱いが達成さ
れ、金型の高い品質が保障される。即ち、非対称の切り
離し過程において曲げ圧縮棒は、金型半部間における有
害な横変位および心出し要素における過大な曲げが生じ
ないようにするために、可動金型半部のゆがんだ引っ張
りを制限する。他の利点は、計算上において求められる
ように、閉鎖過程の際にスライダの横ガイドに作用する
力が最大閉鎖力の約1/30に制限されることであり、
これはスライダの横ガイドの寿命に有利に作用する。本
発明に基づく方式の決定的な利点は、各金型開放過程に
おいて摩擦なしに即ちヒステリシス特性なしに、可動金
型締付け板が予め決定されている最適な位置に復帰され
るということである。これによって次の金型閉鎖過程に
対して再び同じ最適な出発条件が存在する。これは、ス
ライダと可動金型締付け板との間に存在する空隙および
曲げ圧縮棒の弾性によって達成される。
型締付け板は、固定金型締付け板に存在する金型の金型
半部に金型の金型半部間に横応力が生ずることなしにぴ
ったり密着するためのあらゆる自由度を有している。こ
れによって危険な閉鎖過程および切り離し過程における
高価で複雑な金型の非常にていねいな取扱いが達成さ
れ、金型の高い品質が保障される。即ち、非対称の切り
離し過程において曲げ圧縮棒は、金型半部間における有
害な横変位および心出し要素における過大な曲げが生じ
ないようにするために、可動金型半部のゆがんだ引っ張
りを制限する。他の利点は、計算上において求められる
ように、閉鎖過程の際にスライダの横ガイドに作用する
力が最大閉鎖力の約1/30に制限されることであり、
これはスライダの横ガイドの寿命に有利に作用する。本
発明に基づく方式の決定的な利点は、各金型開放過程に
おいて摩擦なしに即ちヒステリシス特性なしに、可動金
型締付け板が予め決定されている最適な位置に復帰され
るということである。これによって次の金型閉鎖過程に
対して再び同じ最適な出発条件が存在する。これは、ス
ライダと可動金型締付け板との間に存在する空隙および
曲げ圧縮棒の弾性によって達成される。
【0013】本発明の有利な実施態様において、支持棒
は下側締付け軸および上側締付け軸を有し、スライダお
よび可動金型締付け板における収容孔の中に収容されて
いる。両締付け軸間において支持棒は細められ、支持棒
の下側端面に、くさび状調整要素と共働するくさび状傾
斜面が加工されている。それぞれ2本の支持棒の調整要
素は調整スピンドルを介して結合されている。調整スピ
ンドルの回転運動によって、可動金型締付け板はスライ
ダおよび固定金型締付け板に対して調整できる。曲げ圧
縮棒としての3本の支持棒を持った小形射出成形機の場
合、可動金型締付け板の高さ調整および傾斜調整は支持
棒の下側に存在する単純な押圧ボルトによっても行え
る。さほど高くない精度要求に対して、支持棒を調整す
るための調整装置は省略でき、その場合支持棒の下側端
面はくさび状傾斜面を持っていない。更に、外側ストッ
パを介して調整スピンドルを心出しすることによって、
スライダにおける補助的な機械加工が不要であるという
利点を有する。可動金型締付け板のスライダに対する可
動性を保障するために、支持棒の細められた範囲におい
て収容孔は段階的に広げられている。更に、大形の射出
成形機において、横案内ローラが2個づつ、偏心ボルト
によって受けられスライダの角点に配置されている振れ
横棒に配置されていることが有利である。
は下側締付け軸および上側締付け軸を有し、スライダお
よび可動金型締付け板における収容孔の中に収容されて
いる。両締付け軸間において支持棒は細められ、支持棒
の下側端面に、くさび状調整要素と共働するくさび状傾
斜面が加工されている。それぞれ2本の支持棒の調整要
素は調整スピンドルを介して結合されている。調整スピ
ンドルの回転運動によって、可動金型締付け板はスライ
ダおよび固定金型締付け板に対して調整できる。曲げ圧
縮棒としての3本の支持棒を持った小形射出成形機の場
合、可動金型締付け板の高さ調整および傾斜調整は支持
棒の下側に存在する単純な押圧ボルトによっても行え
る。さほど高くない精度要求に対して、支持棒を調整す
るための調整装置は省略でき、その場合支持棒の下側端
面はくさび状傾斜面を持っていない。更に、外側ストッ
パを介して調整スピンドルを心出しすることによって、
スライダにおける補助的な機械加工が不要であるという
利点を有する。可動金型締付け板のスライダに対する可
動性を保障するために、支持棒の細められた範囲におい
て収容孔は段階的に広げられている。更に、大形の射出
成形機において、横案内ローラが2個づつ、偏心ボルト
によって受けられスライダの角点に配置されている振れ
横棒に配置されていることが有利である。
【0014】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。図1には金型3が閉鎖位置にある射出成
形機の型締装置が側面図で示されている。型締装置は、
金型3の金型半部がそれぞれ取り付けられている固定金
型締付け板2と可動金型締付け板5とから成っている。
これらの金型締付け板2,5は通しの又は片持ちの支柱
5.1を介して互いに結合されているか結合でき、金型
組立高さHw を調整するために金型高さ調整装置5.2
によって調整できる。金型室1は早送りシリンダ2.2
によって大きく開かれるか閉じられ、閉鎖シリンダ3に
よって金型3に対する閉鎖力ないし切り離し力が与えら
れる。固定金型締付け板2および可動金型締付け板5は
機械フレーム1にスライダ4で接触支持されている。ス
ライダ4は、図2、図5および図6から分かるように、
曲げ剛性の結合部品4.2を介して互いに結合されてい
る2つの滑りシュー4.1から成っている。スライダ4
の横に各滑りシュー4.1の外側端の外側に機械の大き
さに関係して個々にあるいは振れ横棒13に配置された
別の個所で詳述する二重の横案内ローラ14が存在して
いる。更に図1から分かるように、金型3の両金型半部
の間には垂直分割平面37において非平行が存在し、金
型3の下側縁に金型組立高さHw の偏差ΔHw が存在し
ている。支柱5.1は互いに間隔e2 を隔てて配置さ
れ、下側支柱5.1には図3に関して詳述する力c・2
・FS が作用する。
細に説明する。図1には金型3が閉鎖位置にある射出成
形機の型締装置が側面図で示されている。型締装置は、
金型3の金型半部がそれぞれ取り付けられている固定金
型締付け板2と可動金型締付け板5とから成っている。
これらの金型締付け板2,5は通しの又は片持ちの支柱
5.1を介して互いに結合されているか結合でき、金型
組立高さHw を調整するために金型高さ調整装置5.2
によって調整できる。金型室1は早送りシリンダ2.2
によって大きく開かれるか閉じられ、閉鎖シリンダ3に
よって金型3に対する閉鎖力ないし切り離し力が与えら
れる。固定金型締付け板2および可動金型締付け板5は
機械フレーム1にスライダ4で接触支持されている。ス
ライダ4は、図2、図5および図6から分かるように、
曲げ剛性の結合部品4.2を介して互いに結合されてい
る2つの滑りシュー4.1から成っている。スライダ4
の横に各滑りシュー4.1の外側端の外側に機械の大き
さに関係して個々にあるいは振れ横棒13に配置された
別の個所で詳述する二重の横案内ローラ14が存在して
いる。更に図1から分かるように、金型3の両金型半部
の間には垂直分割平面37において非平行が存在し、金
型3の下側縁に金型組立高さHw の偏差ΔHw が存在し
ている。支柱5.1は互いに間隔e2 を隔てて配置さ
れ、下側支柱5.1には図3に関して詳述する力c・2
・FS が作用する。
【0015】図2は金型3が閉鎖位置にある射出成形機
の類似した型締装置を示している。この場合、図1と異
なって平面図で示され、金型3の両金型半部の間には水
平分割平面37において非平行部が存在している。金型
の側縁に存在する金型組立高さHw の偏差ΔHw が明白
に示され、同様に上下の支柱5.1に作用する力c・2
・FS も示されている。
の類似した型締装置を示している。この場合、図1と異
なって平面図で示され、金型3の両金型半部の間には水
平分割平面37において非平行部が存在している。金型
の側縁に存在する金型組立高さHw の偏差ΔHw が明白
に示され、同様に上下の支柱5.1に作用する力c・2
・FS も示されている。
【0016】図3には、金型3の金型半部間の分割平面
37において水平の平行偏差を有している型締装置が概
略的に平面図で示されている。この平行偏差ΔHwmaxを
閉鎖過程において克服しようとするとき、可動金型締付
け板5がスライダ4に対して回転できねばならない。こ
れは、支柱中心間隔e2 のてこ長さにおいて式c・2・
Fs に相応した2つの閉鎖シリンダ2.3の按分力の作
用のもとで可動金型締付け板5が図示した構造的な回転
点6を中心として回転することによって達成される。こ
の可動金型締付け板5の回転運動中において、スライダ
4はその横案内ローラ14で案内長さLF のてこ長さに
おいて機械フレーム1に対してその案内幅bF で接触支
持される。可動金型締付け板は金型開放過程の際に自動
的に予め設定された位置に戻されねばならないので、そ
の回転は長手方向に配置された2つのばね7の抵抗に抗
して機械長手軸心21からのてこ長さrにおいて行われ
ねばならない。可動金型締付け板5が回転角度αだけ回
転するごとに、金型3の分割平面37において横変位Δ
xが伴って生ずる。この横変位Δxは可動金型締付け面
に対する構造的な回転点6の位置Yと金型3の金型半部
の長さHw ′に関係する。この横変位を避けるために、
可動金型締付け板5の理想的な回転点8を中心とした回
転が行われねばならない。このために、構造的な回転点
6は例えば横向きばね9によって実現できるばね弾性の
横自由度を有していることが必要である。空隙ΔHwmax
の収縮中においてスライダ4は距離ΔYだけ進み、即
ち、スライダ4はこの距離だけ固定金型締付け板2に向
けて移動する。図3におけるばね7,9のばね剛性は式
c・2・Fs における按分比例係数cによって表されて
いる。
37において水平の平行偏差を有している型締装置が概
略的に平面図で示されている。この平行偏差ΔHwmaxを
閉鎖過程において克服しようとするとき、可動金型締付
け板5がスライダ4に対して回転できねばならない。こ
れは、支柱中心間隔e2 のてこ長さにおいて式c・2・
Fs に相応した2つの閉鎖シリンダ2.3の按分力の作
用のもとで可動金型締付け板5が図示した構造的な回転
点6を中心として回転することによって達成される。こ
の可動金型締付け板5の回転運動中において、スライダ
4はその横案内ローラ14で案内長さLF のてこ長さに
おいて機械フレーム1に対してその案内幅bF で接触支
持される。可動金型締付け板は金型開放過程の際に自動
的に予め設定された位置に戻されねばならないので、そ
の回転は長手方向に配置された2つのばね7の抵抗に抗
して機械長手軸心21からのてこ長さrにおいて行われ
ねばならない。可動金型締付け板5が回転角度αだけ回
転するごとに、金型3の分割平面37において横変位Δ
xが伴って生ずる。この横変位Δxは可動金型締付け面
に対する構造的な回転点6の位置Yと金型3の金型半部
の長さHw ′に関係する。この横変位を避けるために、
可動金型締付け板5の理想的な回転点8を中心とした回
転が行われねばならない。このために、構造的な回転点
6は例えば横向きばね9によって実現できるばね弾性の
横自由度を有していることが必要である。空隙ΔHwmax
の収縮中においてスライダ4は距離ΔYだけ進み、即
ち、スライダ4はこの距離だけ固定金型締付け板2に向
けて移動する。図3におけるばね7,9のばね剛性は式
c・2・Fs における按分比例係数cによって表されて
いる。
【0017】図4、図5および図6は、スライダ4と可
動金型締付け板5との間の上述した運動原理が、可動金
型締付け板5の復帰がヒステリシスなしに行われる方式
に、どのようにして変換されているかを示している。そ
のために、可動金型締付け板5のスライダ4に対する運
動が摩擦力の克服なしにできることが必要である。これ
は、可動金型締付け板5が曲げ圧縮棒として形成され非
常に離して外側に配置された4本あるいは3本の支持棒
10に設置されているときに達成され、その場合、スラ
イダ4と可動金型締付け板5との間に空隙5.3が存在
しなければならない。構造的な回転点6はこの場合溝1
1.1内で横に移動可能な滑り片(スライディング・ブ
ロック)11として形成されている。可動金型締付け板
5のそのY方向およびX方向における出発位置へのすべ
ての復帰は、曲げ圧縮棒として形成され戻り変形エネル
ギを記憶する支持棒10を介して行われる。
動金型締付け板5との間の上述した運動原理が、可動金
型締付け板5の復帰がヒステリシスなしに行われる方式
に、どのようにして変換されているかを示している。そ
のために、可動金型締付け板5のスライダ4に対する運
動が摩擦力の克服なしにできることが必要である。これ
は、可動金型締付け板5が曲げ圧縮棒として形成され非
常に離して外側に配置された4本あるいは3本の支持棒
10に設置されているときに達成され、その場合、スラ
イダ4と可動金型締付け板5との間に空隙5.3が存在
しなければならない。構造的な回転点6はこの場合溝1
1.1内で横に移動可能な滑り片(スライディング・ブ
ロック)11として形成されている。可動金型締付け板
5のそのY方向およびX方向における出発位置へのすべ
ての復帰は、曲げ圧縮棒として形成され戻り変形エネル
ギを記憶する支持棒10を介して行われる。
【0018】構造的な回転点6によって、機械長手軸心
21における可動金型締付け板5のスライダ4に対する
正確な幾何学的場所が決定される。これは組込み済みの
重い金型3(ここでは図示せず)による可動金型締付け
5の追従前傾斜に対抗する。
21における可動金型締付け板5のスライダ4に対する
正確な幾何学的場所が決定される。これは組込み済みの
重い金型3(ここでは図示せず)による可動金型締付け
5の追従前傾斜に対抗する。
【0019】図4は可動金型締付け板5をスライダ4と
共に側面図で示している。可動金型締付け板5には片持
ちの支柱5.1が存在している。これらの支柱5.1は
金型高さ調整装置5.2によってその都度の金型組立高
さHw に調整できる。スライダ4の滑りシュー4.1に
おいて外側端に、偏心ボルト12を介して調整できる振
れ横棒13が存在している。振れ横棒13内にそれぞれ
転がり軸受で案内されている2つの横案内ローラ14が
支持されている。その詳細は図8、図9および図10か
ら理解でき、また、必要な範囲について後述する。
共に側面図で示している。可動金型締付け板5には片持
ちの支柱5.1が存在している。これらの支柱5.1は
金型高さ調整装置5.2によってその都度の金型組立高
さHw に調整できる。スライダ4の滑りシュー4.1に
おいて外側端に、偏心ボルト12を介して調整できる振
れ横棒13が存在している。振れ横棒13内にそれぞれ
転がり軸受で案内されている2つの横案内ローラ14が
支持されている。その詳細は図8、図9および図10か
ら理解でき、また、必要な範囲について後述する。
【0020】可動金型締付け板5とスライダ4との間に
おいて、曲げ圧縮棒として形成された支持棒10が一部
断面図で理解できる。可動金型締付け板5はその支持棒
10に、両者の間に空隙5.3が存在するように支持さ
れている。支持棒10およびその配置構造については図
7を参照して詳述する。
おいて、曲げ圧縮棒として形成された支持棒10が一部
断面図で理解できる。可動金型締付け板5はその支持棒
10に、両者の間に空隙5.3が存在するように支持さ
れている。支持棒10およびその配置構造については図
7を参照して詳述する。
【0021】図5から、滑りシュー4.1および結合部
品4.2から成るスライダ4が、図4のI−I線に沿っ
た空隙5.3の平面における平面図で理解できる。この
図4は特に、可動金型締付け板5とスライダ4との間の
結合要素の位置および配置を図示するために使用する。
断面図では理解できない可動金型締付け板5に対する4
本の支持棒10は可動金型締付け板の角点の近くにかな
り外側に配置されている。別の個所で可動金型締付け板
について説明しなければならない。その場合、スライダ
4の結合部品4.2が基礎面において可動金型締付け板
5の基礎面と一致していることが前提となっている。こ
のために固定ボルト18は可動金型締付け板5の前縁1
9ないし後縁20の近くで機械長手軸心21に密接して
位置している。更に、横移動可能な滑り片11として形
成された構造的な回転点6は、可動金型締付け板5の前
縁19に対してできるだけ短い距離Yに存在している。
滑り片11が溝11.1の中で移動できることが理解で
きる。全体配置構造から、スライダ4の滑りシュー4.
1に取り付けられている偏心ボルト12の位置が理解で
きる。この偏心ボルト12は振れ横棒13に案内され機
械フレーム1に接触している横案内ローラ14を有して
いる。
品4.2から成るスライダ4が、図4のI−I線に沿っ
た空隙5.3の平面における平面図で理解できる。この
図4は特に、可動金型締付け板5とスライダ4との間の
結合要素の位置および配置を図示するために使用する。
断面図では理解できない可動金型締付け板5に対する4
本の支持棒10は可動金型締付け板の角点の近くにかな
り外側に配置されている。別の個所で可動金型締付け板
について説明しなければならない。その場合、スライダ
4の結合部品4.2が基礎面において可動金型締付け板
5の基礎面と一致していることが前提となっている。こ
のために固定ボルト18は可動金型締付け板5の前縁1
9ないし後縁20の近くで機械長手軸心21に密接して
位置している。更に、横移動可能な滑り片11として形
成された構造的な回転点6は、可動金型締付け板5の前
縁19に対してできるだけ短い距離Yに存在している。
滑り片11が溝11.1の中で移動できることが理解で
きる。全体配置構造から、スライダ4の滑りシュー4.
1に取り付けられている偏心ボルト12の位置が理解で
きる。この偏心ボルト12は振れ横棒13に案内され機
械フレーム1に接触している横案内ローラ14を有して
いる。
【0022】図6は図5と異なって、図では認識できな
い可動金型締付け板5がスライダ4に4本ではなく3本
の支持棒10によって置かれていることを示している。
この配置構造の場合、2本の支持棒10は可動金型締付
け板5の前縁19の近くに、もう1本の支持棒10は後
縁20の近くに存在している。この配置構造は、一方で
は金型締付け板および金型の金型半部の自重により可動
金型締付け板の前側における支持力が後縁におけるより
も非常に大きいために必要である。更に、後方支持棒1
0は前方支持棒10よりも大きな曲げ弾性を有していな
ければならない。更に図6から、横案内ローラ14が振
れ横棒ではなく偏心ボルト12に直に配置されているこ
とが理解できる。3本の支持棒10を有し偏心ボルト1
2に直に横案内ローラ14を配置した図6に示されてい
る実施例は、小さな閉鎖力および切り離し力が作用する
射出成形機の小形型締装置に対して特に適していると思
われる。
い可動金型締付け板5がスライダ4に4本ではなく3本
の支持棒10によって置かれていることを示している。
この配置構造の場合、2本の支持棒10は可動金型締付
け板5の前縁19の近くに、もう1本の支持棒10は後
縁20の近くに存在している。この配置構造は、一方で
は金型締付け板および金型の金型半部の自重により可動
金型締付け板の前側における支持力が後縁におけるより
も非常に大きいために必要である。更に、後方支持棒1
0は前方支持棒10よりも大きな曲げ弾性を有していな
ければならない。更に図6から、横案内ローラ14が振
れ横棒ではなく偏心ボルト12に直に配置されているこ
とが理解できる。3本の支持棒10を有し偏心ボルト1
2に直に横案内ローラ14を配置した図6に示されてい
る実施例は、小さな閉鎖力および切り離し力が作用する
射出成形機の小形型締装置に対して特に適していると思
われる。
【0023】図7はスライダ4全体をその上にある可動
金型締付け板5の一部と共に断面図で示している。可動
金型締付け板5が載っており高さ調整装置によって調整
できる4本あるいは3本の支持棒10のうちの2本が見
えている。支持棒10はその下側端面23が自動制動
(セルフロック)角度αK で傾斜されている。この傾斜
した端面23はその下側に存在するくさび状調整要素1
7と作用結合されている。調整スピンドル24を介して
2つの調整要素17が同時に相互に移動され、その際、
支持棒10は可動金型締付け板5と共に下降されるか上
昇される。調整スピンドル24は、支持棒10に対する
収容孔15にある外側ストッパ25によって心出しされ
る。更に、調整スピンドル24は互いに釈放可能に結合
されている好適には3つのセグメントに分割されてい
る。これによってスライダ4の補助的な機械加工は不要
であり、輪郭部材35を介して作動される調整スピンド
ル24は簡単に組立できる。更に、支持棒10の曲げ長
さ26の範囲において孔15が大きさ直径16を有して
いることが理解できる。可動金型締付け板5とスライダ
4との間の空隙5.3は支持棒10の長さおよび両部品
における孔の深さによって決定される。図7の中央に別
の部分断面で、構造的な回転点6が溝11.1の中に横
移動可能な滑り片11として見えている。構造的な回転
点6は、可動金型締付け板5の孔5.4の中に収容され
ているボルトとして形成されている。
金型締付け板5の一部と共に断面図で示している。可動
金型締付け板5が載っており高さ調整装置によって調整
できる4本あるいは3本の支持棒10のうちの2本が見
えている。支持棒10はその下側端面23が自動制動
(セルフロック)角度αK で傾斜されている。この傾斜
した端面23はその下側に存在するくさび状調整要素1
7と作用結合されている。調整スピンドル24を介して
2つの調整要素17が同時に相互に移動され、その際、
支持棒10は可動金型締付け板5と共に下降されるか上
昇される。調整スピンドル24は、支持棒10に対する
収容孔15にある外側ストッパ25によって心出しされ
る。更に、調整スピンドル24は互いに釈放可能に結合
されている好適には3つのセグメントに分割されてい
る。これによってスライダ4の補助的な機械加工は不要
であり、輪郭部材35を介して作動される調整スピンド
ル24は簡単に組立できる。更に、支持棒10の曲げ長
さ26の範囲において孔15が大きさ直径16を有して
いることが理解できる。可動金型締付け板5とスライダ
4との間の空隙5.3は支持棒10の長さおよび両部品
における孔の深さによって決定される。図7の中央に別
の部分断面で、構造的な回転点6が溝11.1の中に横
移動可能な滑り片11として見えている。構造的な回転
点6は、可動金型締付け板5の孔5.4の中に収容され
ているボルトとして形成されている。
【0024】図8から、スライダ4の横案内ローラ14
と機械フレーム1における対応した案内面27との共働
作用が図5におけるIII −III 線に沿った断面図で理解
できる。振れ横棒13は横案内ローラ14と共にスライ
ダ4の対応して成形された輪郭凹所28の中に収納され
ている。横案内ローラ14は好適には転がり軸受として
形成され、振れ横棒13に配置されかつ止め、要素1
4.2によって保持されているボルト14.1によって
受けられている。
と機械フレーム1における対応した案内面27との共働
作用が図5におけるIII −III 線に沿った断面図で理解
できる。振れ横棒13は横案内ローラ14と共にスライ
ダ4の対応して成形された輪郭凹所28の中に収納され
ている。横案内ローラ14は好適には転がり軸受として
形成され、振れ横棒13に配置されかつ止め、要素1
4.2によって保持されているボルト14.1によって
受けられている。
【0025】図9は図5におけるIV−IV線に沿った断面
図で偏心ボルト12を示し、これはスライダ4の滑りシ
ュー4.1における輪郭凹所28内に収容されている。
偏心ボルト12のかみ合い結合端29における回転運動
によって、振れ横棒13あるいは横案内ローラ14がそ
の上に直接配置されている偏心部分30の偏心距離Eが
調整され、これによってここでは図示していない機械長
手軸心21に対する横案内ローラ14の間隔が変更され
る。従って、機械フレーム1の案内面27における横案
内ローラ14の接触は簡単に実現できる。偏心ボルト1
2の調整済みの位置を保持するために、止めボルト32
付きの止め板31が使用される。
図で偏心ボルト12を示し、これはスライダ4の滑りシ
ュー4.1における輪郭凹所28内に収容されている。
偏心ボルト12のかみ合い結合端29における回転運動
によって、振れ横棒13あるいは横案内ローラ14がそ
の上に直接配置されている偏心部分30の偏心距離Eが
調整され、これによってここでは図示していない機械長
手軸心21に対する横案内ローラ14の間隔が変更され
る。従って、機械フレーム1の案内面27における横案
内ローラ14の接触は簡単に実現できる。偏心ボルト1
2の調整済みの位置を保持するために、止めボルト32
付きの止め板31が使用される。
【0026】図10には図4におけるV−V線に沿った
水平断面図が示されている。横案内ローラ14は機械フ
レーム1の案内面27にぴったりと接触し、振れ横棒1
3を介して荷重が平衡される。
水平断面図が示されている。横案内ローラ14は機械フ
レーム1の案内面27にぴったりと接触し、振れ横棒1
3を介して荷重が平衡される。
【0027】図11は、可動金型締付け板5とスライダ
4の滑りシュー4.1に対する結合部品4.2との間の
縁部領域の図5におけるVI−VI線に沿った断面図を示し
ている。両者の間に空隙5.3が見えているスライダ4
と可動金型締付け板5を互いに結合する固定ボルト18
が明らかに示されている。固定ボルト18と結合部品
4.2における収容孔4.2.1との間には、可動金型
締付け板5のスライダ4に対する変位を補償するために
十分な隙間が存在している。この変位を小さくするため
に固定ボルト18は、図5および図6からも分かるよう
に、機械長手軸心21の近くで可動金型締付け板5の前
縁19および後縁20に配置されている。
4の滑りシュー4.1に対する結合部品4.2との間の
縁部領域の図5におけるVI−VI線に沿った断面図を示し
ている。両者の間に空隙5.3が見えているスライダ4
と可動金型締付け板5を互いに結合する固定ボルト18
が明らかに示されている。固定ボルト18と結合部品
4.2における収容孔4.2.1との間には、可動金型
締付け板5のスライダ4に対する変位を補償するために
十分な隙間が存在している。この変位を小さくするため
に固定ボルト18は、図5および図6からも分かるよう
に、機械長手軸心21の近くで可動金型締付け板5の前
縁19および後縁20に配置されている。
【0028】図12には、調整スピンドル24が収容孔
15の外側壁にそのストッパ25を有しており、これに
よって心出しされることが示されている。この図から更
に、収容孔15におけるくさび状調整要素17の横調整
行程が理解できる。
15の外側壁にそのストッパ25を有しており、これに
よって心出しされることが示されている。この図から更
に、収容孔15におけるくさび状調整要素17の横調整
行程が理解できる。
【0029】次に本発明に基づく方式の作用について簡
単に説明する。
単に説明する。
【0030】型締装置の最終組立において模型金型から
成る調整装置によって、スライダ4は可動金型締付け板
5と共に、機械長手軸心21に関して対称にかつ固定金
型締付け板2と可動金型締付け板5とが平行になるよう
に調整される。この調整は偏心ボルト12によって、ス
ライダ4が機械フレーム1内において遊びなしに移動で
きるように行われる。この位置において偏心ボルト12
は止め板31および止めボルト32によって確保される
(図9参照)。その後、調整スピンドル24の輪郭部材
35に係合するレンチによって、垂直方向における固定
金型締付け板2に対する可動金型締付け板5の高さおよ
び平行度が調整される(図7参照)。両調整スピンドル
24の回転によってその回転方向に応じて可動金型締付
け板5は上昇あるいは下降される。前部調整スピンドル
24だけが「持ち上げ」方向に回転されたとき、可動金
型締付け板5は後ろに傾く。後部調整スピンドル24に
おいてだけ「持ち上げ」方向の回転が行われると、可動
金型締付け板5は前向きに傾く。調整済みの可動金型締
付け板5の確保は、一方では支持棒10および調整要素
17におけるくさび角度αK によって他方では調整スピ
ンドル24のねじピッチによって二重の自動制動作用が
存在しているので、不要である。そのように調整が行わ
れた後、固定ボルト18が固く締めつけられ、型締装置
は射出成形運転の準備を完了する。金型を実際に製造す
る場合、両金型半部が締付け面36のベースに対して加
工されるように行われる。従って、一般に、図示してい
ない心出し要素が大きな精度で金型3の締付け面36に
対して直角に位置し、金型3の金型半部の分割面37は
締付け面36に対して多少の偏差を有している(図1、
図2、図3参照)。これは、予め調整されているにも拘
わらず射出成形運転の際に金型3の金型半部間に、可動
金型締付け板5の対応した変位によって克服しなければ
ならない平行偏差が生ずる原因となる。金型3の閉鎖過
程の際、金型の理論的な両金型半部は一点8だけで接触
し、垂直方向および水平方向において分割面37間にく
さび隙間が存在する。閉鎖力を与えた状態において、可
動金型締付け板5における金型半部は固定金型締付け板
2における金型半部にぴったり接触するまで、曲げ圧縮
棒として形成された支持棒10の抵抗に抗してかつ構造
的な回転点8が距離ΔX だけ移動した状態で引き寄せら
れる。その場合、支持棒(曲げ圧縮棒)10は、これが
スライダ4の横案内ローラ14に作用する力を最大閉鎖
力の約1/30に制限するように設計されている。支持
棒10のこの限定作用は、閉鎖力(C・2・FS )に対
する按分比例係数C(図3におけるばね7,9のばね剛
性)で表されている。垂直平面における金型3の金型半
部間の隙間を克服するために、スライダ4の前部あるい
は後部における垂直弾性が支持棒(曲げ圧縮棒)10の
圧縮弾性と組み合わせて作用する。これによって金型3
の金型半部間の垂直方向における横移動は十分に避けら
れる。金型の開放過程において、支持棒10はそれに記
憶されている戻し変形エネルギによって可動金型締付け
板5を、最終組立の際にとられた最適位置に再び戻す。
その場合、構造的な回転点6を中心とする回転および横
移動可能な滑り片11として溝11.1(図3、図7参
照)内で移動できる回転軸ピンの戻り移動は、距離ΔX
だけ実行される。これによって、次の閉鎖過程の際に金
型3の可動金型締付け板5における金型半部が他方の金
型半部に再び最適に係合することが保障される。同じよ
うにして、金型開放過程においてスライダ4の垂直弾性
および支持棒10の圧縮弾性によって、可動金型締付け
板5の最適な傾斜位置への自動復帰が行われる。
成る調整装置によって、スライダ4は可動金型締付け板
5と共に、機械長手軸心21に関して対称にかつ固定金
型締付け板2と可動金型締付け板5とが平行になるよう
に調整される。この調整は偏心ボルト12によって、ス
ライダ4が機械フレーム1内において遊びなしに移動で
きるように行われる。この位置において偏心ボルト12
は止め板31および止めボルト32によって確保される
(図9参照)。その後、調整スピンドル24の輪郭部材
35に係合するレンチによって、垂直方向における固定
金型締付け板2に対する可動金型締付け板5の高さおよ
び平行度が調整される(図7参照)。両調整スピンドル
24の回転によってその回転方向に応じて可動金型締付
け板5は上昇あるいは下降される。前部調整スピンドル
24だけが「持ち上げ」方向に回転されたとき、可動金
型締付け板5は後ろに傾く。後部調整スピンドル24に
おいてだけ「持ち上げ」方向の回転が行われると、可動
金型締付け板5は前向きに傾く。調整済みの可動金型締
付け板5の確保は、一方では支持棒10および調整要素
17におけるくさび角度αK によって他方では調整スピ
ンドル24のねじピッチによって二重の自動制動作用が
存在しているので、不要である。そのように調整が行わ
れた後、固定ボルト18が固く締めつけられ、型締装置
は射出成形運転の準備を完了する。金型を実際に製造す
る場合、両金型半部が締付け面36のベースに対して加
工されるように行われる。従って、一般に、図示してい
ない心出し要素が大きな精度で金型3の締付け面36に
対して直角に位置し、金型3の金型半部の分割面37は
締付け面36に対して多少の偏差を有している(図1、
図2、図3参照)。これは、予め調整されているにも拘
わらず射出成形運転の際に金型3の金型半部間に、可動
金型締付け板5の対応した変位によって克服しなければ
ならない平行偏差が生ずる原因となる。金型3の閉鎖過
程の際、金型の理論的な両金型半部は一点8だけで接触
し、垂直方向および水平方向において分割面37間にく
さび隙間が存在する。閉鎖力を与えた状態において、可
動金型締付け板5における金型半部は固定金型締付け板
2における金型半部にぴったり接触するまで、曲げ圧縮
棒として形成された支持棒10の抵抗に抗してかつ構造
的な回転点8が距離ΔX だけ移動した状態で引き寄せら
れる。その場合、支持棒(曲げ圧縮棒)10は、これが
スライダ4の横案内ローラ14に作用する力を最大閉鎖
力の約1/30に制限するように設計されている。支持
棒10のこの限定作用は、閉鎖力(C・2・FS )に対
する按分比例係数C(図3におけるばね7,9のばね剛
性)で表されている。垂直平面における金型3の金型半
部間の隙間を克服するために、スライダ4の前部あるい
は後部における垂直弾性が支持棒(曲げ圧縮棒)10の
圧縮弾性と組み合わせて作用する。これによって金型3
の金型半部間の垂直方向における横移動は十分に避けら
れる。金型の開放過程において、支持棒10はそれに記
憶されている戻し変形エネルギによって可動金型締付け
板5を、最終組立の際にとられた最適位置に再び戻す。
その場合、構造的な回転点6を中心とする回転および横
移動可能な滑り片11として溝11.1(図3、図7参
照)内で移動できる回転軸ピンの戻り移動は、距離ΔX
だけ実行される。これによって、次の閉鎖過程の際に金
型3の可動金型締付け板5における金型半部が他方の金
型半部に再び最適に係合することが保障される。同じよ
うにして、金型開放過程においてスライダ4の垂直弾性
および支持棒10の圧縮弾性によって、可動金型締付け
板5の最適な傾斜位置への自動復帰が行われる。
【0031】一般に金型3の特殊性によって非対称に実
行される危険な切り離し過程において、金型3は切り離
し力の作用のもとでゆがんで引っ張られる。その場合、
支持棒10の剛性は、金型の調和的限界に到達する前に
ゆがんだ引っ張りが制限されるように設計されている。
これは、金型3の金型半部間における予想されるすべて
のはめ合い遊びが使い尽くされる前に、支持棒10にお
ける曲げ力と片側に作用する切り離し力との間で力がバ
ランスされることを意味する。可動金型締付け板5のこ
のゆがんで引っ張られた位置に対しても、続く金型開放
運動において、可動金型締付け板の最適な水平位置およ
び垂直位置への自動復帰が行われる。これはスライダ4
の垂直弾性および支持棒10の曲げ・圧縮弾性によって
達成される。
行される危険な切り離し過程において、金型3は切り離
し力の作用のもとでゆがんで引っ張られる。その場合、
支持棒10の剛性は、金型の調和的限界に到達する前に
ゆがんだ引っ張りが制限されるように設計されている。
これは、金型3の金型半部間における予想されるすべて
のはめ合い遊びが使い尽くされる前に、支持棒10にお
ける曲げ力と片側に作用する切り離し力との間で力がバ
ランスされることを意味する。可動金型締付け板5のこ
のゆがんで引っ張られた位置に対しても、続く金型開放
運動において、可動金型締付け板の最適な水平位置およ
び垂直位置への自動復帰が行われる。これはスライダ4
の垂直弾性および支持棒10の曲げ・圧縮弾性によって
達成される。
【0032】
【発明の効果】このようにしてスライダ4上に配置され
た本発明に基づく可動金型締付け板は、従来公知の方式
と異なって必要なすべての自由度を有する。これらの自
由度によって、最適な閉鎖過程が保障され、ゆがんだ切
り離しが制限され、スライダは可動金型締付け板のあら
ゆる変位において機械フレームにおける横ガイドに関し
て無関係であり、各金型開放過程においてヒステリシス
特性なしに自動復帰が行われる。
た本発明に基づく可動金型締付け板は、従来公知の方式
と異なって必要なすべての自由度を有する。これらの自
由度によって、最適な閉鎖過程が保障され、ゆがんだ切
り離しが制限され、スライダは可動金型締付け板のあら
ゆる変位において機械フレームにおける横ガイドに関し
て無関係であり、各金型開放過程においてヒステリシス
特性なしに自動復帰が行われる。
【図1】金型に垂直の平行偏差がある場合の射出成形機
の型締装置の閉鎖状態における側面図。
の型締装置の閉鎖状態における側面図。
【図2】金型に水平の平行偏差がある場合の射出成形機
の型締装置の閉鎖状態における平面図。
の型締装置の閉鎖状態における平面図。
【図3】可動金型締付け板の必要な自由度を決定するた
めの概略的な原理図。
めの概略的な原理図。
【図4】スライダ付きの可動金型締付け板の側面図。
【図5】スライダと可動金型締付け板の間の空隙の平面
を通る図4におけるI−I線に沿った水平断面図。
を通る図4におけるI−I線に沿った水平断面図。
【図6】異なった実施例の図5に相応した断面図。
【図7】支持棒に対する調整装置の図5におけるII−II
線に沿った垂直断面図。
線に沿った垂直断面図。
【図8】スライダに対する横ガイド付きの滑りシューの
図5におけるIII −III 線に沿った垂直断面図。
図5におけるIII −III 線に沿った垂直断面図。
【図9】スライダの横ガイドを調整するための偏心ボル
トの図5におけるIV−IV線に沿った垂直断面図。
トの図5におけるIV−IV線に沿った垂直断面図。
【図10】スライダに対する横ガイドの図4におけるV
−V線に沿った水平断面図。
−V線に沿った水平断面図。
【図11】固定要素の配置に関する図5におけるVI−VI
線に沿った垂直断面図。
線に沿った垂直断面図。
【図12】図7におけるVII −VII 線に沿った水平断面
図。
図。
1 機械フレーム 2 固定金型締付け板 2.1 金型室 2.2 早送りシリンダ 2.3 閉鎖シリンダ 3 金型 4 スライダ 4.1 滑りシュー 4.2 結合部品 4.2.1 収容孔 5 可動金型締付け板 5.1 支柱 5.2 金型高さ調整装置 5.3 空隙 5.4 孔 5.5 孔 6 ボルト、可動金型締付け板の構造的な回転点 7 長手方向におけるばね 8 可動金型締付け板の理想的な回転点 9 構造的な回転点6における横向きばね 10 支持棒、曲げ圧縮棒 11 構造的な回転点6における滑り片 11.1 溝 12 偏心ボルト 13 振れ横棒 14 横案内ローラ 14.1 ボルト 14.2 止め要素 15 収容孔 16 孔15の広げられた部分 17 くさび状調整要素 18 スライダと可動金型締付け板との固定ボルト 19 可動金型締付け板の前縁 20 可動金型締付け板の後縁 21 機械長手軸心 23 支持棒10における下側端面 24 調整スピンドル 25 調整スピンドルの外側ストッパ 26 支持棒10の曲げ長さ 27 機械フレームにおける案内面 28 スライダにおける輪郭凹所 29 偏心ボルトにおけるかみ合い結合端 30 偏心ボルトにおける偏心部分 31 止め板 32 止めボルト 33 上側締付け軸 34 下側締付け軸 35 調整スピンドルにおける輪郭部材 36 金型における締付け面 37 金型における分割面 ΔX 可動金型締付け板の横変位 ΔY 可動金型締付け板回転の際のスライダの行程 ΔHwmax 金型における最大平行偏差 α 可動金型締付け板の回転角度 αK 支持棒10およびくさび状調整要素17における
くさび角度 HW 金型高さ r 長手ばねの作用半径 bF 機械フレームにおける案内幅 lF スライダにおける案内長さ HW ′ 金型半部の長さ Y 構造的な回転点6と可動金型締付け板の締付け面と
の間隔 E 偏心距離 FS 閉鎖力
くさび角度 HW 金型高さ r 長手ばねの作用半径 bF 機械フレームにおける案内幅 lF スライダにおける案内長さ HW ′ 金型半部の長さ Y 構造的な回転点6と可動金型締付け板の締付け面と
の間隔 E 偏心距離 FS 閉鎖力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワルター、シュタイン ドイツ連邦共和国シュウェリン、アンネ- フランク‐シュトラーセ、15
Claims (5)
- 【請求項1】固定金型締付け板と、2つの滑りシューと
1つの曲げ剛性の結合部品とを持つスライダ上にある可
動金型締付け板とを有し、これら両金型締付け板が機械
フレームに接触支持され、金型の金型半部を収容し、片
持ちの又は通しの支柱を介して互いに結合できるか結合
されており、その支柱が金型高さに関係して金型高さ調
整装置によって調整でき、金型の金型半部を互いに接近
ないし離隔するために可動金型締付け板が1つあるいは
複数の早送りシリンダによって開放位置あるいは閉鎖位
置に送られ、閉鎖シリンダによって閉鎖力・保持力およ
び切り離し力が与えられるような射出成形機における型
締装置において、 スライダ(4)に横に、偏心ボルト(12)を介して調
整でき機械フレーム(1)に接触支持できる横案内ロー
ラ(14)が配置され、可動金型締付け板(5)とスラ
イダ(4)との間に空隙(5.3)が存在し、これら両
者が、一方では曲げ圧縮棒として形成された少なくとも
3本好適には4本の支持棒(10)を介して、他方では
機械長手軸心(21)に対して直角に移動できる垂直の
回転軸ピン(6)を介して互いに移動可能に結合され、
機械長手軸心(21)の縁部領域の範囲に配置されてい
る固定ボルト(18)を介して相互に固定されているこ
とを特徴とする射出成形機における型締装置。 - 【請求項2】支持棒(10)が下側締付け軸(34)お
よび上側締付け軸(33)を有し、スライダ(4)およ
び可動金型締付け板(5)における収容孔(5.5)の
中に収容され、両締付け軸間において支持棒(10)が
細められ、支持棒(10)の下側端面に、くさび状調整
要素(17)と共働するくさび状傾斜面が角度(αK)を
もって加工されていることを特徴とする請求項1記載の
型締装置。 - 【請求項3】2本の支持棒(10)の調整要素(17)
が調整スピンドル(24)を介して結合され、調整スピ
ンドル(24)の回転運動によって、可動金型締付け板
(5)がスライダ(4)および固定金型締付け板(2)
に対して調整されることを特徴とする請求項1又は2記
載の型締装置。 - 【請求項4】支持棒(10)の細められた範囲において
収容孔(15)が段階的に広げられていることを特徴と
する請求項2又は3記載の型締装置。 - 【請求項5】横案内ローラ(14)が2個づつ、偏心ボ
ルト(12)によって受けられスライダ(4)の角点に
配置されている振れ横棒(13)に配置されていること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
型締装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4141259A DE4141259C2 (de) | 1991-12-14 | 1991-12-14 | Formschließeinrichtung für Spritzgießmaschinen |
DE4141259.1 | 1991-12-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205238A true JPH07205238A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=6447047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4305605A Pending JPH07205238A (ja) | 1991-12-14 | 1992-11-16 | 射出成形機における型締装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5314327A (ja) |
EP (1) | EP0551584B1 (ja) |
JP (1) | JPH07205238A (ja) |
AT (1) | ATE119821T1 (ja) |
DE (2) | DE4141259C2 (ja) |
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JP2005289002A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Fanuc Ltd | 射出成形機の型締機構 |
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- 1992-11-13 EP EP92119441A patent/EP0551584B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-13 AT AT92119441T patent/ATE119821T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-11-13 DE DE59201667T patent/DE59201667D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-11-16 JP JP4305605A patent/JPH07205238A/ja active Pending
- 1992-12-14 US US07/990,387 patent/US5314327A/en not_active Expired - Fee Related
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