JPH0720469Y2 - 継手装置 - Google Patents
継手装置Info
- Publication number
- JPH0720469Y2 JPH0720469Y2 JP1991062351U JP6235191U JPH0720469Y2 JP H0720469 Y2 JPH0720469 Y2 JP H0720469Y2 JP 1991062351 U JP1991062351 U JP 1991062351U JP 6235191 U JP6235191 U JP 6235191U JP H0720469 Y2 JPH0720469 Y2 JP H0720469Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- hole
- union
- bulging
- joint device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カーエアコン用配管
等に用いられる一対のパイプをユニオンとナットにより
接続する継手装置に関する。
等に用いられる一対のパイプをユニオンとナットにより
接続する継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示す如くこの種の継手装置
のユニオン20はパイプ装着用の透穴21を有し、透穴
21の内周面には膨出部係合部22が切欠き形成されて
いる。そして、このようなユニオン20にパイプを固定
する場合には、パイプを透穴21に挿入した後、所定の
プレス力でパイプの外周面に膨出部を形成するととも
に、その膨出部を膨出部係合部22に圧着結合させてい
る。
のユニオン20はパイプ装着用の透穴21を有し、透穴
21の内周面には膨出部係合部22が切欠き形成されて
いる。そして、このようなユニオン20にパイプを固定
する場合には、パイプを透穴21に挿入した後、所定の
プレス力でパイプの外周面に膨出部を形成するととも
に、その膨出部を膨出部係合部22に圧着結合させてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の継手装置にあっては、上記の如くユニオン2
0にパイプを固定する際、単にユニオン20の膨出部係
合部22のみにパイプの膨出部を圧着結合させているた
め、圧着結合部分でのユニオン20とパイプとの回り止
め効果を高める場合には、大きなプレス力でパイプの外
周面に膨出部を形成して、圧着結合部分の面圧を高くし
なければならないので、プレスに要する機器が大型化す
る。
うな従来の継手装置にあっては、上記の如くユニオン2
0にパイプを固定する際、単にユニオン20の膨出部係
合部22のみにパイプの膨出部を圧着結合させているた
め、圧着結合部分でのユニオン20とパイプとの回り止
め効果を高める場合には、大きなプレス力でパイプの外
周面に膨出部を形成して、圧着結合部分の面圧を高くし
なければならないので、プレスに要する機器が大型化す
る。
【0004】特に、小径かつ薄肉のパイプを用いる場合
には、圧着結合部分の面圧が一層低下するので、より大
きなプレス力が必要になる。
には、圧着結合部分の面圧が一層低下するので、より大
きなプレス力が必要になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は上述の事情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小さ
なプレス力でユニオンとパイプとの回り止め効果を得る
ことが可能な継手装置を提供することにある。 上記目的
を達成するために、この考案は一方側パイプと他方側パ
イプを接続固定するためのユニオンおよびこのユニオン
の外周ねじ部に取り付けられるナットからなり、ユニオ
ンには一方側パイプを挿入するパイプ装着用透穴を有
し、パイプ装着用透穴には一方側パイプの一部が膨出し
て圧着結合する膨出部係合部を備えてなる継手装置にお
いて、上記パイプ装着用透穴に、この透穴の中心線から
外側に向かって放射状に形成されかつ膨出部係合部に連
通する切欠溝部を設けたことを特徴とする。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小さ
なプレス力でユニオンとパイプとの回り止め効果を得る
ことが可能な継手装置を提供することにある。 上記目的
を達成するために、この考案は一方側パイプと他方側パ
イプを接続固定するためのユニオンおよびこのユニオン
の外周ねじ部に取り付けられるナットからなり、ユニオ
ンには一方側パイプを挿入するパイプ装着用透穴を有
し、パイプ装着用透穴には一方側パイプの一部が膨出し
て圧着結合する膨出部係合部を備えてなる継手装置にお
いて、上記パイプ装着用透穴に、この透穴の中心線から
外側に向かって放射状に形成されかつ膨出部係合部に連
通する切欠溝部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案によれば、一方側パイプの膨出部は膨
出部係合部のみならず切欠溝部にも圧着結合する。
出部係合部のみならず切欠溝部にも圧着結合する。
【0007】
【実施例】以下、この考案に係る継手装置の一実施例に
ついて図1ないし図3を用いて詳細に説明する。この継
手装置は図1に示す如く一方側パイプ1と他方側パイプ
2とをユニオン3及びナット4により接続するもので、
ユニオン3は図2及び図3に示すようにパイプ装着用の
透穴5を有し、透穴5の内周面には膨出部係合部6が切
欠き形成されているとともに、この膨出部係合部6は透
穴5の一側開口部5aに設けられている。
ついて図1ないし図3を用いて詳細に説明する。この継
手装置は図1に示す如く一方側パイプ1と他方側パイプ
2とをユニオン3及びナット4により接続するもので、
ユニオン3は図2及び図3に示すようにパイプ装着用の
透穴5を有し、透穴5の内周面には膨出部係合部6が切
欠き形成されているとともに、この膨出部係合部6は透
穴5の一側開口部5aに設けられている。
【0008】透穴5の内面には膨出部係合部6の奥部側
に切欠溝部8も形成されており、この切欠溝部8は膨出
部係合部6と連通し、かつ透穴5の中心線O1 へ向かっ
て放射状に設けられている。
に切欠溝部8も形成されており、この切欠溝部8は膨出
部係合部6と連通し、かつ透穴5の中心線O1 へ向かっ
て放射状に設けられている。
【0009】なお、上記透穴5の内周面には膨出部係合
部6のほかテーパ状のフレア係合部9及び拡径部10が
連続的に切欠き形成されており、これらのフレア係合部
9及び拡径部10は透穴5の他側開口部5bに設けられ
ている。
部6のほかテーパ状のフレア係合部9及び拡径部10が
連続的に切欠き形成されており、これらのフレア係合部
9及び拡径部10は透穴5の他側開口部5bに設けられ
ている。
【0010】ところで、上記のような透穴5には図1に
示すように一方側パイプ1が挿入されており、このよう
な一方側パイプ1の外周面には膨出部11がプレス成形
されているとともに、その膨出部11は上記膨出部係合
部6のみならず切欠溝部8にも圧着結合するように形成
されている。
示すように一方側パイプ1が挿入されており、このよう
な一方側パイプ1の外周面には膨出部11がプレス成形
されているとともに、その膨出部11は上記膨出部係合
部6のみならず切欠溝部8にも圧着結合するように形成
されている。
【0011】また、上記一方側パイプ1の先端側にはフ
レア部12及び拡管部13が形成されおり、フレア部1
2は上記フレア係合部9の形状に、拡管部13は上記拡
径部10の形状に合わせてそれぞれプレス成形されてい
る。
レア部12及び拡管部13が形成されおり、フレア部1
2は上記フレア係合部9の形状に、拡管部13は上記拡
径部10の形状に合わせてそれぞれプレス成形されてい
る。
【0012】さらに、上記一方側パイプ1の拡径部13
には他方側パイプ2の小径部14が挿入されているとと
もに、その他方側パイプ2の鍔部15後方位置には袋状
のナット4が配設されており、このナット4は上記ユニ
オン3の外周ねじ部16に取り付けられ、かつ他方側パ
イプ2の鍔部15を一方側パイプ1のフレア部12に向
かって押し付けて、一方側パイプ1と他方側パイプ2と
を接続固定するように構成されている。なお、Oリング
17は上記鍔部15とフレア部12との間における接続
継目部分の気密を保持するように構成されている。
には他方側パイプ2の小径部14が挿入されているとと
もに、その他方側パイプ2の鍔部15後方位置には袋状
のナット4が配設されており、このナット4は上記ユニ
オン3の外周ねじ部16に取り付けられ、かつ他方側パ
イプ2の鍔部15を一方側パイプ1のフレア部12に向
かって押し付けて、一方側パイプ1と他方側パイプ2と
を接続固定するように構成されている。なお、Oリング
17は上記鍔部15とフレア部12との間における接続
継目部分の気密を保持するように構成されている。
【0013】したがって、上記実施例の継手装置による
と、パイプの膨出部はユニオンの膨出部係合部のみなら
ず切欠溝部にも圧着結合するので、小さなプレス力でパ
イプとユニオンとの回り止め効果を高めることができ
る。しかも、このような切欠溝部とパイプの一部との圧
着結合による回り止めにあっては、その圧着部分がクリ
アランスなく密着することから、パイプとユニオンにが
たつきが生ぜず、この種のがたつきから生じる不具合、
例えばユニオンにナットを係合させるとき、その最大ト
ルクをとらえにくいという不具合がなく、当該最大トル
クを正確に把握することもできる。
と、パイプの膨出部はユニオンの膨出部係合部のみなら
ず切欠溝部にも圧着結合するので、小さなプレス力でパ
イプとユニオンとの回り止め効果を高めることができ
る。しかも、このような切欠溝部とパイプの一部との圧
着結合による回り止めにあっては、その圧着部分がクリ
アランスなく密着することから、パイプとユニオンにが
たつきが生ぜず、この種のがたつきから生じる不具合、
例えばユニオンにナットを係合させるとき、その最大ト
ルクをとらえにくいという不具合がなく、当該最大トル
クを正確に把握することもできる。
【0014】
【考案の効果】この考案に係る継手装置は、上記の如く
パイプの一部を膨出部係合部に膨出させる際、膨出部係
合部に膨出するパイプの一部を切欠溝部にも同時に膨出
させ、この切欠溝部とパイプの一部との圧着結合により
回り止めを行うように構成したものである。このように
パイプの膨出部はユニオンの膨出部係合部のみならず切
欠溝部にも圧着結合するので、小さなプレス力でパイプ
とユニオンとの回り止め効果を得ることができ、プレス
に要する機器の小型化を図ることができる。しかも、こ
のような切欠溝部とパイプの一部との圧着結合による回
り止めにあっては、その圧着部分がクリアランスなく密
着することから、パイプとユニオンにがたつきが生ぜ
ず、この種のがたつきから生じる不具合、例えばユニオ
ンにナットを係合させるとき、その最大トルクをとらえ
にくいという不具合がなく、当該最大トルクを正確に把
握することもできる。
パイプの一部を膨出部係合部に膨出させる際、膨出部係
合部に膨出するパイプの一部を切欠溝部にも同時に膨出
させ、この切欠溝部とパイプの一部との圧着結合により
回り止めを行うように構成したものである。このように
パイプの膨出部はユニオンの膨出部係合部のみならず切
欠溝部にも圧着結合するので、小さなプレス力でパイプ
とユニオンとの回り止め効果を得ることができ、プレス
に要する機器の小型化を図ることができる。しかも、こ
のような切欠溝部とパイプの一部との圧着結合による回
り止めにあっては、その圧着部分がクリアランスなく密
着することから、パイプとユニオンにがたつきが生ぜ
ず、この種のがたつきから生じる不具合、例えばユニオ
ンにナットを係合させるとき、その最大トルクをとらえ
にくいという不具合がなく、当該最大トルクを正確に把
握することもできる。
【図1】この考案に係る継手装置の説明用断面図。
【図2】図1に示す継手装置におけるユニオンの断面
図。
図。
【図3】図2に示すA矢視図。
【図4】従来の継手装置を構成するユニオンの断面図。
1 一方側パイプ 2 他方側パイプ 3 ユニオン 4 ナット 5 透穴 6 膨出部係合部 8 切欠溝部 11 膨出部
Claims (1)
- 【請求項1】 一方側パイプと他方側パイプを接続固定
するためのユニオンおよびこのユニオンの外周ねじ部に
取り付けられるナットからなり、ユニオンには一方側パ
イプを挿入するパイプ装着用透穴を有し、パイプ装着用
透穴には一方側パイプの一部が膨出して圧着結合する膨
出部係合部を備えてなる継手装置において、 上記パイプ
装着用透穴に、この透穴の中心線から外側に向かって放
射状に形成されかつ膨出部係合部に連通する切欠溝部を
設けたことを特徴とする継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062351U JPH0720469Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062351U JPH0720469Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610690U JPH0610690U (ja) | 1994-02-10 |
JPH0720469Y2 true JPH0720469Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=13197616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991062351U Expired - Lifetime JPH0720469Y2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720469Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE43123E1 (en) | 1997-06-12 | 2012-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Vertically-aligned (VA) liquid crystal display device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6089488U (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-19 | カルソニックカンセイ株式会社 | 管継手 |
JPH0233991U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-05 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP1991062351U patent/JPH0720469Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE43123E1 (en) | 1997-06-12 | 2012-01-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Vertically-aligned (VA) liquid crystal display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610690U (ja) | 1994-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951101 |