JPH07204673A - 浄化槽施工法及び沈澱槽の構造 - Google Patents

浄化槽施工法及び沈澱槽の構造

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JPH07204673A
JPH07204673A JP484394A JP484394A JPH07204673A JP H07204673 A JPH07204673 A JP H07204673A JP 484394 A JP484394 A JP 484394A JP 484394 A JP484394 A JP 484394A JP H07204673 A JPH07204673 A JP H07204673A
Authority
JP
Japan
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concrete
tank
tanks
middle cylinder
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP484394A
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English (en)
Inventor
Ichitaro Hashimoto
一太郎 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOHO PLANT KOGYO KK
Original Assignee
TOHO PLANT KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、浄化槽施工法に関するものであ
る。 【構成】 浄化槽に必要なコンクリート槽1を処理目的
に応じて各種寸法毎に工場で製造し、コンクリート槽を
浄化槽施工現場に搬入し、現場では、予めコンクリート
槽を設置すべき位置に竪穴を掘削し、竪穴中にコンクリ
ート槽を嵌入設置し、コンクリート槽の底面にぐり石2
を敷設し、その上にコンクリートを打設してコンクリー
ト底板3を形成し、次いで各種槽間に移流管4を介設
し、各コンクリート構中にそれぞれ必要な機能を付設
し、次いで、各コンクリート管の上端開口部にコンクリ
ート製蓋体5を閉蓋し、更に蓋体上にコンクリートの現
場打ちをしスラブ仕上げ5′をして地表層を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浄化槽施工法及び沈
澱槽の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽、例えばコンクリート製の
合併処理槽の施工に際しては、現場において型枠を組
み、そこにコンクリートを流入して製造するものであ
り、通常、浄化処理工程に応じて第1沈澱分離槽、第2
沈澱分離槽、第1接触曝気槽、第2接触曝気槽、沈澱
槽、消毒槽、排水ポンプ槽等を現場打ちして製造し、適
宜連結パイプを介設して施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる浄化槽
の施工方法は、現場で型枠を組みコンクリート打ちする
ものであるため、手間がかかり、施工に天候等の影響を
受けやすく、コストも割高となる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、浄化槽に必
要なコンクリート槽を処理目的に応じて各種寸法毎に工
場で製造し、該コンクリート槽を浄化槽施工現場に搬入
し、現場では、予めコンクリート槽を設置すべき位置に
竪穴を掘削し、竪穴中にコンクリート槽を嵌入設置し、
コンクリート槽の底面にぐり石を敷設し、その上にコン
クリートを打設してコンクリート底板を形成し、次いで
各種槽間に移流管を介設し、各コンクリート構中にそれ
ぞれ必要な機能を付設し、次いで、各コンクリート管の
上端開口部にコンクリート製蓋体を閉蓋し、更に該蓋体
上にコンクリートの現場打ちをしスラブ仕上げをして地
表層を形成したことを特徴とする浄化槽施工法を提供せ
んとするものである。
【0005】また、本発明は、コンクリート槽中におけ
る沈澱槽は、槽本体中に、上手隣接槽の第2接触曝気槽
に連通した下端開放の中筒を収納し、中筒の上端にバッ
フルを連接し、バッフルの周縁垂下壁と中筒外周壁との
間に周辺樋を形成し、周辺樋の外周壁は、上端縁が山形
に形成されオーバーフロー壁とし、周辺樋内部は、下手
隣接槽の消毒槽中に連通パイプを介して連通したことを
特徴とする沈澱槽の構造を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき詳説すれ
ば、まず、浄化槽に必要なコンクリート槽1を処理目的
に応じて各種寸法毎に工場で製造する。
【0007】そして、このコンクリート槽1を浄化槽施
工現場に搬送する。
【0008】施工現場では、予めコンクリート槽1を設
置すべき位置に複数の竪穴Hを掘削し、各竪穴H中にコ
ンクリート槽をそれぞれ嵌入設置する。
【0009】各竪穴中に設置したコンクリート槽の内底
面にぐり石2を敷設し、その上にコンクリートを打設し
てコンクリート底板3を形成する。
【0010】次いで、各コンクリート槽1間に移流管4
を介設し、各コンクリート槽1中にそれぞれ必要な機能
を付設する。
【0011】次いで、各コンクリート管の上端開口部に
コンクリート製の蓋体5を閉蓋し、更に蓋体5上にコン
クリートの現場打ちをしてスラブ仕上げ5′をし地表層
を形成する。
【0012】具体的に各コンクリート槽1を説明する
と、Aは、第1沈澱分離槽、Bは第2沈澱分離槽、Cは
第1接触曝気槽、Dは第2接触曝気槽、Eは沈澱槽、F
は消毒及び排水ポンプ槽を示す。
【0013】浄化槽施工現場で竪穴Hを掘削して各種の
コンクリート槽1を嵌入設置するに際しては、通常地盤
M-1 の場合は、図3に示すように、いわゆるオープンカ
ット方式で予めコンクリート槽1に必要な竪穴Hを掘削
し、クレーンNにてコンクリート槽1を吊下しながら設
置する。
【0014】他方、軟弱地盤M-2 の場合には、図4に示
すように、地表面に約2mの浅竪穴hを掘削し、浅竪穴
中にコンクリート槽1を据付けて、徐々にコンクリート
槽1の内底面をクレーンNに吊下したバケットnで掘削
しながら沈下させていく。
【0015】各コンクリート槽1間には、移流管4が介
設されており、汚水の沈澱分離を行い、空気と接触させ
最終的に沈澱処理を行い消毒して浄化された水を排水す
るものである。
【0016】また、各種コンクリート槽1中の沈澱槽E
においては、槽本体中に、上手隣接槽たる第2接触曝気
槽Dに連通した下端開放の中筒8を収納している。
【0017】中筒8の上端にはバッフル9を設けてお
り、該バッフル9は周縁垂下壁10と中筒外周壁との間に
周辺樋11を形成し、周辺樋11の外周壁は、上端縁が山形
に形成されたオーバーフロー壁12としている。
【0018】周辺樋11内部は、下手隣接槽たる消毒槽F
中と連通パイプ13を介して連通している。14は、周辺樋
11の内底面に形成した排出孔であり連通パイプ13に連通
している。
【0019】従って、中筒8において沈澱された汚水の
上づみ液は、中筒下端から中筒外周まわりバッフル9中
にはいり込む。
【0020】バッフル9中では周縁垂下壁10と中筒外周
壁との間に形成した周辺樋11中に入り込む。
【0021】周辺樋11の外周壁は上端縁が山形に形成さ
れたオーバーフロー壁12であり、処理水が波打ちながら
徐々に山形の谷部分からオーバーフローして周辺樋11中
に移流することができ、最終処理水の取出しを円滑に行
うことができるものである。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、予め浄化槽となるべ
きコンクリート槽を工場で一定規格のもとに製造し、こ
れを浄化槽施工現場に搬入して現場で掘削した竪穴中に
埋設して施工するものであるため、施工時間を短縮で
き、かつコストも安価にできる効果があり、更には最終
処理槽たる沈澱槽の中筒にバッフルを設け、その内部に
周辺樋を形成する際に、周辺樋の外周壁上端縁を山形の
オーバーフロー壁としたので、処理水の流入を円滑に行
え、常時一定量の処理水が連続して流入されて取出され
ることになり、処理効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浄化施工法により施工した各コンクリー
ト槽の断面図。
【図2】同断面説明図。
【図3】通常地盤での施工状態を示す説明図。
【図4】軟弱地盤での施工状態を示す説明図。
【図5】沈澱槽における中筒及び周辺樋を示す説明図。
【図6】図5における移流管との関係を示す説明図。
【図7】図5I−I線における断面説明図。
【符号の説明】
1 コンクリート槽 2 ぐり石 3 コンクリート底板 4 移流管 5 蓋体 6 地表槽 8 中筒 9 バッフル 10 周縁垂下壁 11 周辺樋 12 オーバーフロー壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化槽に必要なコンクリート槽を処理目
    的に応じて各種寸法毎に工場で製造し、 該コンクリート槽を浄化槽施工現場に搬入し、現場で
    は、予めコンクリート槽を設置すべき位置に竪穴を掘削
    し、竪穴中にコンクリート槽を嵌入設置し、コンクリー
    ト槽の底面にぐり石を敷設し、その上にコンクリートを
    打設してコンクリート底板を形成し、次いで各種槽間に
    移流管を介設し、 各コンクリート構中にそれぞれ必要な機能を付設し、 次いで、各コンクリート管の上端開口部にコンクリート
    製蓋体を閉蓋し、更に該蓋体上にコンクリートの現場打
    ちをしスラブ仕上げをして地表層を形成したことを特徴
    とする浄化槽施工法。
  2. 【請求項2】 コンクリート槽中における沈澱槽は、槽
    本体中に、上手隣接槽の第2接触曝気槽に連通した下端
    開放の中筒を収納し、中筒の上端にバッフルを連接し、
    バッフルの周縁垂下壁と中筒外周壁との間に周辺樋を形
    成し、周辺樋の外周壁は、上端縁が山形に形成されオー
    バーフロー壁とし、周辺樋内部は、下手隣接槽の消毒槽
    中に連通パイプを介して連通したことを特徴とする沈澱
    槽の構造。
JP484394A 1994-01-20 1994-01-20 浄化槽施工法及び沈澱槽の構造 Pending JPH07204673A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102943583A (zh) * 2012-10-17 2013-02-27 常州大学 一种用于村镇的现浇钢砼模块化污水处理设施建造方法
CN107954402A (zh) * 2017-12-14 2018-04-24 攀枝花市德铭再生资源开发有限公司 防冲蚀硫酸槽下料系统

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