JP2544961B2 - 地下還水装置 - Google Patents

地下還水装置

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JP2544961B2
JP2544961B2 JP63129730A JP12973088A JP2544961B2 JP 2544961 B2 JP2544961 B2 JP 2544961B2 JP 63129730 A JP63129730 A JP 63129730A JP 12973088 A JP12973088 A JP 12973088A JP 2544961 B2 JP2544961 B2 JP 2544961B2
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政俊 横山
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は融雪水を地下に還水する地下還水装置に係る
ものである。
〔従来の技術〕
従来使用地下水を地下に還元する方法は色々と試みら
れているが、それらの基本的な考え方は使用地下水を集
水し、パイプを介して井戸内に還水する方法が採用され
ている。
このような方法は地下水に汚水を還水し易い上還水量
も送水パイプにより制限される欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はかかる欠点を解決した新しい地下還水装置を
提案するものである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して詳述すると次の通りである。
地表部1に設けた井戸室2の底部に地下水aを汲み上
げるポンプ装置3と汲上管3′とを設けた井戸管4を垂
設し、この井戸管4の開口部4′に二次スクリーン部5
を連設し、井戸室2内に一次スクリーン部6を設けた濾
過装置7を設け、この濾過装置7に雨水や融雪水bを導
入する導水装置8を井戸室2に連設し、濾過装置7で濾
過した浄水cを二次スクリーン部5を介して井戸管4内
に還水することを特徴とする地下還水装置に係るもので
ある。
また、地下水位を下げる為に設置した工事地盤確保用
の排水浅井戸9を利用し、この排水浅井戸9の上部に井
戸室2′を設け、この井戸室2′に一次スクリーン部
6′を設けた濾過装置7′を設け、この濾過装置7′に
雨水や融雪水bを導入する導水装置8′を井戸室2′に
連設し、排水浅井戸9の開口部9′に二次スクリーン部
5′を設け、濾過装置7′で濾過した浄水cを二次スク
リーン部5′を介して排水浅井戸9内に還水することを
特徴とする地下還水装置に係るものである。
また、地表部1に雪投入部10を設けた雪処理室11を設
け、この雪処理室11に還水井戸12を垂設し、この還水井
戸12の上部開口部12′に二次スクリーン部5″を設け、
雪処理室11内に一次スクリーン部6″を設けた濾過装置
7″を設け、この濾過装置7″に雨水や融雪水bを導入
する導水装置8″を井戸室2″に連設し、濾過装置7″
で濾過した浄水cを二次スクリーン部5″を介して還水
井戸12に還水することを特徴とする地下還水装置に係る
ものである。
〔作用〕
第1図の地下還水装置の実施例に基づいて説明する
と、地下水aをポンプ装置3により汲み上げ、地表部1
の諸設備例えば道路消雪装置に送水して道路上に散水
し、消雪を行う。
雨水や融雪水bは側溝13を介して導水装置8により井
戸室2内の一次スクリーン部6を設けた濾過装置7に送
り、一次スクリーン部6により浄水する。
この浄水cを井戸管4の開口部4′に設けた二次スク
リーン部5を介して更に浄水して井戸管4内に導入し、
地下水aに還水する。
第3図の地下還水装置の実施例に基づいて説明する
と、地下水位を下げる為に設置した工事地盤確保用の排
水浅井戸9を利用し、この排水浅井戸9の上部に設けた
井戸室2′内に導水装置8′を介して雨水や融雪水bを
導入し、一次スクリーン部6′を設けた濾過装置7′に
より浄水する。
この浄水cを二次スクリーン部5′を介して更に浄水
して排水浅井戸9内に導入し、地下水aに還水する。
第5図の地下還水装置の実施例に基づいて説明する
と、雪投入部10より雪処理室11内に消雪したい雪(屋根
より落とした雪や道路上の雪)を投入する。
この雪を地熱を利用して融水し、この融雪水b中に更
に雪を投入して融雪する。また、雪処理室11内に導水装
置8″を介して雨水や融雪水bを導入し、一次スクリー
ン部6″に設けた濾過装置7″により浄水する。この浄
水cを二次スクリーン5″より還水井戸12内に導入し、
地下水aに還水する。
〔実施例〕
第1,2図は、本発明の第一実施例、第3,4図は第二実施
例、第5図は第三実施例を図示したもので、以下三実施
例を順次説明する。
本発明の第一実施例は地表部1に設けた井戸室2の底
部に地下水aを汲み上げるポンプ装置3と汲上管3′と
を設けた井戸管4を垂設し、この井戸管4の開口部4′
に二次スクリーン部5を連設し、井戸室2内に一次スク
リーン部6を設けた濾過装置7を設け、この濾過装置7
に雨水や融雪水bを導入する導水装置8を井戸室2に連
設し、濾過装置7で濾過した浄水cを二次スクリーン部
5を介して井戸管4内に還水することを特徴とする地下
還水装置に係るものである。
本発明の第二実施例は地下水位を下げる為に設置した
工事地盤確保用の排水浅井戸9を利用し、この排水浅井
戸9の上部に井戸室2′を設け、この井戸室2′に一次
スクリーン部6′を設けた濾過装置7′を設け、この濾
過装置7′に雨水や融雪水bを導入する導水装置8′を
井戸室2′に連設し、排水浅井戸9の開口部9′に二次
スクリーン部5′を設け、濾過装置7′で濾過した浄水
cを二次スクリーン部5′を介して排水浅井戸9内に還
水することを特徴とする地下還水装置に係るものであ
る。
本発明の第三実施例は地表部1に雪投入部10を設けた
雪処理室11を設け、この雪処理室11に還水井戸12を垂設
し、この還水井戸12の上部開口部12′に二次スクリーン
部5″を設け、雪処理室11内に一次スクリーン部6″を
設けた濾過装置7″を設け、この濾過装置7″に雨水や
融雪水bを導入する導水装置8″を井戸室2″に連設
し、濾過装置7″で濾過した浄水cを二次スクリーン部
5″を介して還水井戸12に還水することを特徴とする地
下還水装置に係るものである。
図中符号14はマンホール、15はバルブ装置、16・16′
は区画壁、17はオーバーフロー管、18は消雪装置であ
る。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように構成したから雨水や融雪水は井
戸室や雪処理室内に導入され、井戸室や雪処理室内の濾
過装置の一次スクリーンにより浄水され、この浄水が地
下水を汲み上げる井戸管や排水浅井戸や還水井戸内に開
口部を設けた二次スクリーン部を介して導入されるから
常にゴミのない浄水が地下水内に還元され、且つ従来の
ように送水パイプによる還水方式を採用せずに開口部よ
り直接井戸室や雪処理室内の過剰水を導入する方式であ
るから制限を受けずに多量の融雪水を還水できる秀れた
特長を発揮する地下還水装置となる。
現在、消雪用としての井戸が各地域に何百本とか何十
本という数に達している。
また、最近では建築物の構築のため地下水位を下げる
ためデープウエル用の井戸を掘ったり、下水道用の埋管
をするためにやはりデープウエル用の井戸を多数掘って
地下水位を下げている。
消雪用井戸は非使用時間が長いし、仮設用の井戸は廃
井にされるか、埋戻されるか、井戸蓋をして水位を計る
ようにするかなどである。
そのため、これらの井戸を有効に使えば、新たに地下
還水用の井戸を設けなくても、今回の装置を施すことな
どできるので経済的となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第一実施
例の実施状態の説明断面図、第2図は第1図の平断面
図、第3図は第二実施例の実施状態の説明断面図、第4
図は第3図の平断面図、第5図は第三実施例の実施状態
の説明断面図である。 a……地下水、b……融雪水、c……浄水、1……地表
部、2・2′・2″……井戸室、3……ポンプ室、3′
……汲上管、4……井戸管、4′……開口部、5・5′
・5″……二次スクリーン部、6・6′・6″……一次
スクリーン部、7・7′・7″……濾過装置、8・8′
・8″……導水装置、9……排水浅井戸、9′……開口
部、10……雪投入部、11……雪処理室、12……還水井
戸、12″……上部開口部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地表部1に設けた井戸室2の底部に地下水
    aを汲み上げるポンプ装置3と汲上管3′とを設けた井
    戸管4を垂設し、この井戸管4の開口部4′に二次スク
    リーン部5を連設し、井戸室2内に一次スクリーン部6
    を設けた濾過装置7を設け、この濾過装置7に雨水や融
    雪水bを導入する導水装置8を井戸室2に連設し、濾過
    装置7で濾過した浄水cを二次スクリーン部5を介して
    井戸管4内に還水することを特徴とする地下還水装置。
  2. 【請求項2】地下水位を下げる為に設置した工事地盤確
    保用の排水浅井戸9を利用し、この排水浅井戸9の上部
    に井戸室2′を設け、この井戸室2′に一次スクリーン
    部6′を設けた濾過装置7′を設け、この濾過装置7′
    に雨水や融雪水bを導入する導水装置8′を井戸室2′
    に連設し、排水浅井戸9の開口部9′に二次スクリーン
    部5′を設け、濾過装置7′で濾過した浄水cを二次ス
    クリーン部5′を介して排水浅井戸9内に還水すること
    を特徴とする地下還水装置。
  3. 【請求項3】地表部1に雪投入部10を設けた雪処理室11
    を設け、この雪処理室11に還水井戸12を垂設し、この還
    水井戸12の上部開口部12′に二次スクリーン部5″を設
    け、雪処理室11内に一次スクリーン部6″を設けた濾過
    装置7″を設け、この濾過装置7″に雨水や融雪水bを
    導入する導水装置8″を井戸室2″に連設し、濾過装置
    7″で濾過した浄水cを二次スクリーン部5″を介して
    還水井戸12に還水することを特徴とする地下還水装置。
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