JPH07204410A - Absラテツクス用の消泡性組成物 - Google Patents
Absラテツクス用の消泡性組成物Info
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- JPH07204410A JPH07204410A JP6331362A JP33136294A JPH07204410A JP H07204410 A JPH07204410 A JP H07204410A JP 6331362 A JP6331362 A JP 6331362A JP 33136294 A JP33136294 A JP 33136294A JP H07204410 A JPH07204410 A JP H07204410A
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- B01D19/0404—Foam dispersion or prevention by addition of chemical substances characterised by the nature of the chemical substance
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
油、(C)4ないし8個の炭素原子を有するチオジカル
ボン酸とC10−C20アルコールとからのエステルおよび
(D)非イオン性乳化剤を含む、特にABSラテックス
用の消泡剤として好適な混合物、ならびにこれらの消泡
性混合物を使用するABSラテックスからの残留単量体
の除去方法。 【効果】 本件消泡性混合物は高度に効率的であるが、
ABS成形用混和物の諸性質を損なうことがなく、原理
的にはアニオン性乳化剤を用いて製造した全てのABS
ラテックス用に好適である。
Description
レフィン性不飽和単量体の乳化重合は一般に、反応が効
率的に制御されている場合には>99.5%の転化率ま
で進行する。しかし、成形用混和物の二、三の応用面
(たとえば揮発性成分の比率が極端に小さい成形物品の
製造または食料品と接触するプラスチック部品の製造)
に関しては、重合体中になお存在する単量体を可能な限
り定量的に除去することが必要である。溶液重合により
製造される重合体の場合には後処理段階、すなわち溶媒
の除去中に(好ましくは真空下で)残留単量体を除去す
ることが、また任意にこの単量体を重合反応に戻すこと
が容易であるが、乳化重合においては、これはラテック
ス段階での反応後に、または後処理後に、好ましくは乾
燥工程(たとえばスプレー乾燥)中にはじめて可能であ
る。
はじめて回収することができる。他方、ラテックス段階
でラテックス脱気体により除去した単量体を重合反応に
戻すことは技術的により簡単である。
ックス)に含まれる乳化剤(乳化剤は界面活性を有す
る)のために、特に単量体の除去に必要な脱気条件下
(たとえば真空の適用または水蒸気の流通)で重合乳濁
液が極めて容易に発泡することが障害である。
抑制するための多くの添加剤(“消泡剤”)が文献に記
載されている(たとえば界面活性剤科学シリーズ(Su
rfactantScienceSeries),45
巻:消泡−理論と工業的応用(Defoaming−T
heoryandIndustrialApplica
tions),ガレット(P.R.Garret)(編
集),マーセルデッカー社(MarcelDecke
r,Inc.,NewYork,Basel,Hong
Kong),1933を参照)。シリコーンを基剤とす
る製品が重合体ラテックス用の効率的な消泡剤として最
も広く使用されているが、これらはABS重合体の性質
に逆効果を与える(たとえば収率の抑制)ために、AB
S重合体には適当でない。
は、ABS重合体の変色につながり、これを重合体混合
物の混合成分として使用する(たとえばポリカーボネー
トと混合する)可能性を大幅に制約するために、全く同
様に不適当である。
なく、またABS重合体の諸性質を劣化させることな
く、通常の脱気技術による残留単量体の効率的な除去を
可能にする、ABS重合体ラテックス用の高度に効率的
な消泡性組成物に対する要求が存在する。
B)鉱物油、C)4ないし8個の炭素原子を有するチオ
ジカルボン酸と10ないし20個の炭素原子を有するア
ルコールとからのエステル、およびD)非イオン性乳化
剤を含む、消泡剤として好適な混合物を提供する。
重量部のA、5ないし30重量部のB、5ないし40重
量部のC、および2ないし15重量部のDを含有し、特
に好ましくは40ないし80重量部のA、7.5ないし
25重量部のB、10ないし30重量部のC、および3
ないし15重量部のDを含有する。
B、CおよびDの混合物として、または成分A、B、C
およびDの混合物の水性乳濁液もしくは分散液の形状で
使用することができる。
液は、好ましくは1ないし60重量%の、特に好ましく
は3ないし50重量%の、特に5ないし30重量%の固
体を含有する。
をABSラテックスに添加し、ついで、このラテックス
をそれ自体公知の手法で脱気する、ABSラテックスか
ら残留単量体を除去する方法をも提供する。
わゆる脂肪族アルコール、すなわち10ないし20個の
炭素原子を有する飽和の、または不飽和の脂肪族モノア
ルコールである。この型の化合物の例は、デカノール、
ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデカノール、
オクタデカノール、オクタデセノールであり、オクタデ
カノール、オクタデセノールまたはこれらの混合物が好
適に使用される。
ば炭化水素油、好ましくはパラフィン油である。
ものを基剤とするチオジカルボン酸エステルが成分Cと
して使用される。2,2’−チオジ酢酸および3,3’
−チオジプロピオン酸がチオジカルボン酸として特に好
適である。チオジカルボン酸エステルの例は:チオジプ
ロピオン酸ジドデシル、チオジプロピオン酸ジテトラデ
シルおよびチオジプロピオン酸ジオクタデシルである。
とえばエトキシル化脂肪族アルコール、プロポキシル化
脂肪族アルコール、エトキシル化脂肪酸、プロポキシル
化脂肪酸、エトキシル化アルキルフェノール、プロポキ
シル化アルキルフェノール、たとえばアルコキシル化ノ
ニルフェノールである。アルコキシル化脂肪族アルコー
ルが好ましい。
形状のABS重合体に100ないし10,000ppm
の好ましくは250ないし5000ppmの、特に50
0ないし2000ppm(いずれもABSの固体に対す
る値)の量添加する。
ラテックス生成物の後処理からラテックスの脱気までの
いかなる時点においても実行することができるが、本件
組成物は好ましくは脱気の直前に添加する。
加する温度も同様に厳密でなく、室温から100℃まで
のいずれをも選択することができる。
しくはふるい皿を有するカラム内で水蒸気の影響下に脱
気することができる。
であるが、ABS成形用混和物の諸性質を損なうことが
なく、原理的にはアニオン性乳化剤を用いて製造した全
てのABSラテックス用に好適である。
ルスルホン酸塩、アラールキルスルホン酸塩、飽和の、
または不飽和の脂肪酸の石鹸、ならびに、アルカリ不均
化した、もしくは加水分解したアビエチン酸もしくはト
ール油酸、またはDE−OS3639904およびDE
−OS3913509に記載されているジカルボン酸の
石鹸である。
体は、好ましくはポリブタジエンラテックスの存在下に
おけるスチレンとアクリロニトリルとの遊離基乳化重合
により得られる生成物(いわゆるグラフト生成物)であ
る。ここでは、グラフト単量体のスチレンおよびアクリ
ロニトリルは、完全に、または部分的にα−メチルスチ
レンおよび/またはメタクリル酸メチルで置き換えるこ
ともでき;加えて、グラフト生成物は別個に製造した樹
脂様重合体のラテックスと混合したものであってもよ
い。
アクリロニトリル共重合体、α−メチルスチレン/アク
リロニトリル共重合体、メタクリル酸メチル/アクリロ
ニトリル共重合体、メタクリル酸メチル/スチレン共重
合体およびスチレン/α−メチルスチレン/アクリロニ
トリル重合体である。
用いて実施した:55重量部の、405nmの平均粒子
直径d50を有するポリブタジエンラテックスの存在下に
おける45重量部のスチレンとアクリロニトリルとの単
量体混合物(重量比72:28)の、乳化剤として3重
量部の不均化されたアビエチン酸のナトリウム塩(ドレ
シネート(Dresinate)731)を用いる遊離
基乳化重合により製造したABSラテックス。ラテック
スの固体含有量約35重量%。
len)932、ハンセン・アンド・ローゼンタール
(HansenandRosenthal,Hambu
rg)) チオジカルボン酸エステル成分C1:チオジプロピオン
酸ジドデシル(イルガノックス(Irganox)PS
800、チバガイギー(Ciba−Geigy)) チオジカルボン酸エステル成分C2:チオジプロピオン
酸ジテトラデシル(イルガノックスPS801、チバガ
イギー) チオジカルボン酸エステル成分C3:チオジプロピオン
酸ジオクタデシル(イルガノックスPS802、チバガ
イギー) 非イオン性乳化剤成分D1:エトキシル化オクタデセノ
ール(酸化エチレン10モル対オクタデセノール1モ
ル)(乳化剤O/10、バイエル社(BayerA
G)) 非イオン性乳化剤成分D2:エトキシル化ノニルフェノ
ール(乳化剤NP10、バイエル社) 表1に与えた消泡性混合物を十分な水の中で高速撹拌機
を用いて70℃で乳化して、20重量%の消泡剤含有量
を有する乳濁液を製造した。ついで、これらの乳濁液を
ABSラテックスに、表1に与えた量添加した。
ュレートした、ふるい皿を有するカラムを用いて評価し
た。使用したカラムは150cmの高さ(ふるい皿から
の)と8cmの直径とを有していた。ふるい皿板は23
個の孔を有し、各孔は5mmの直径を有していた。
m/秒の流速の空気と水蒸気との一定流を通過させ、つ
いで、1分の期間ののちに得られる泡の深さと150c
mの泡冠(頂部を越えて吹き出たもの)を作るのに要す
る時間とを測定した。
物油、C)4ないし8個の炭素原子を有するチオジカル
ボン酸と10ないし20個の炭素原子を有するアルコー
ルとからのエステル、およびD)非イオン性乳化剤を含
む、消泡剤としての使用に適した混合物。
30重量部のB、5ないし40重量部のC、および2な
いし15重量部のDを含む1記載の混合物。
オクタデセノール、B)パラフィン油、C)チオジプロ
ピオン酸ジドデシル、およびD)アルコキシル化脂肪族
アルコールおよび/またはアルコキシル化アルキルフェ
ノールを含む1記載の混合物。 4.1記載の消泡性混合物をABSラテックスに添加
し、ついで、このラテックスをそれ自体公知の手法で脱
気することを特徴とする、ABSラテックスから残留単
量体を除去する方法。
テックス。
Claims (3)
- 【請求項1】 A)C10−C20のアルコール、B)鉱物
油、C)4ないし8個の炭素原子を有するチオジカルボ
ン酸と10ないし20個の炭素原子を有するアルコール
とからのエステル、およびD)非イオン性乳化剤を含
む、消泡剤としての使用に適した混合物。 - 【請求項2】 請求項1記載の消泡性混合物をABSラ
テックスに添加し、ついで、このラテックスをそれ自体
公知の手法で脱気することを特徴とする、ABSラテッ
クスから残留単量体を除去する方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の方法により得られるAB
Sラテックス。
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