JPH07203198A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07203198A
JPH07203198A JP5354528A JP35452893A JPH07203198A JP H07203198 A JPH07203198 A JP H07203198A JP 5354528 A JP5354528 A JP 5354528A JP 35452893 A JP35452893 A JP 35452893A JP H07203198 A JPH07203198 A JP H07203198A
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由紀 内田
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勇志 松久保
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忍 有本
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    • H04N1/46Colour picture communication systems
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】文字・線画等の黒色処理を円滑に行ない画像品
位の低下を防止する。 【構成】RGB信号をもとに、黒文字判定部113内の
文字の太さ判定部114で、画像中の文字/線画部分の
太さを判定し、また、エッジ検出部115で文字/線画
の輪郭情報を、彩度判定部116で彩度情報を得て、こ
れら輪郭情報と彩度情報とを組み合わせて画像処理を行
なう際に、文字や線の太さが連続して変化するように太
さ判定信号を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読み取られた原稿画像
から抽出した画像の特徴をもとに出力画像の処理をする
画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像データをデジタル的に
処理し、それをカラープリンタに出力してカラー画像を
得るカラープリント装置や、カラー原稿を色分解して電
気的に読み取り、得られたカラー画像データを用紙上に
プリント出力してカラー画像の複写を行なう、いわゆ
る、デジタルカラー複写機等、カラー印字システムの発
展にはめざましいものがある。
【0003】また、これらのシステムの普及に伴い、カ
ラー画像の印字品質に対する要求も高くなってきてお
り、特に、黒い文字や黒細線を、より黒く、シャープに
印字したいという要求が高まっている。すなわち、黒原
稿を色分解すると、黒を再現する信号としてイエロー,
マゼンタ,シアン,ブラックの各信号が発生するが、得
られた信号に基づいてそのまま印字すると、各色が4色
重ね合わせで再現されるので、色相互間の若干のズレに
より黒の細線に色にじみが生じ、本来の黒が黒く見えな
かったり、あるいは、ボケて見えたりして、印字品質を
著しく低下させていた。
【0004】これに対して、画像信号中の黒、それ以外
の色等の色情報や、細線、網点等の空間周波数の特徴を
抽出して、例えば、黒文字,色文字等のエリアを検出し
たり、さらには、中間調画像や網点画像領域等に分け
て、それぞれのエリアに応じた処理を施し、エリアが黒
文字部ならば黒単色化する方法等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、例えば、文字が明朝体等の太さが可変な
文字の場合、黒文字処理の境界線の差がくっきりと出た
り、網点画像中の文字エッジが網点のエッジ成分と区別
できないため、黒文字処理ができない等の要因にて高画
質化が妨げられるという問題がある。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、文字・線画等の黒色処
理を円滑に行ない、画像品位の低下を防止することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、原稿画像を表わすカラー画像データを処
理する画像処理装置において、前記カラー画像データよ
り線成分及び網点成分を分離して、前記原稿画像中の文
字・線画を抽出する手段と、前記文字・線画の太さを判
定する第1の判定手段と、前記文字・線画の輪郭を判定
する第2の判定手段と、前記文字・線画の彩度を判定す
る第3の判定手段と、前記第1の判定手段、前記第2の
判定手段及び前記第3の判定手段での判定結果をもと
に、所定の画像処理を行なう処理手段とを備える。
【0008】
【作用】以上の構成において、文字・線画の太さを連続
的に変化させ、黒処理による画像品位の低下を防止する
よう機能する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例に係る画像処理装
置の断面構成を示す図である。同図において、符号20
1はイメージスキャナ部であり、ここでは、原稿を読み
取り、デジタル信号処理を行なう。また、200はプリ
ンタ部であり、イメージスキャナ部201にて読み取ら
れた原稿画像に対応した画像を、用紙上にフルカラーで
プリント出力する。
【0011】イメージスキャナ部201において、原稿
圧板202にて原稿台ガラス(プラテン)203上に載
置された原稿204を、ハロゲンランプ205の光で照
射する。この原稿204からの反射光はミラー206,
207に導かれ、レンズ208により3ラインセンサ
(以下、CCDという)210上に像を結ぶ。なお、レ
ンズ208には、赤外カットフィルタ231が設けられ
ている。
【0012】CCD210は、原稿204からの光情報
を色分解して、それよりフルカラー情報のレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取っ
た後、信号処理部209に送る。CCD210の各色成
分読み取りセンサ列は、各々が5000画素から構成さ
れている。これにより、原稿台ガラス203上に載置さ
れる原稿の中で最大サイズである、A3サイズの原稿の
短手方向297mmを、400dpiの解像度で読み取
る。
【0013】なお、ハロゲンランプ205,ミラー20
6は速度vで、また、ミラー207は(1/2)vで、
ラインセンサ210の電気的な走査方向(以下、主走査
方向という)に対して垂直方向(以下、副走査方向とい
う)に機械的に動くことにより、原稿204の全面を走
査する。
【0014】標準白色板211は、R,G,Bセンサ2
10−1〜210−3での読み取りデータの補正データ
を発生する。この標準白色板211は、可視光でほぼ均
一の反射特性を示し、可視では、白色の色を有してい
る。ここでは、この標準白色板211を用いて、R,
G,Bセンサ210−1〜210−3からの出力データ
の補正を行なう。
【0015】また、画像信号処理部209では、読み取
られた信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン
(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に
分解して、それをプリンタ部200に送る。また、イメ
ージスキャナ部201における1回の原稿走査(スキャ
ン)につき、M,C,Y,Bkの内、1つの成分がプリ
ンタ部200に送られ、計4回の原稿走査により1枚分
のプリントアウトが完成する。
【0016】プリンタ部200では、イメージスキャナ
部201からのM,C,Y,Bkの各画像信号がレーザ
ドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、
画信号に応じて半導体レーザ213を変調駆動する。そ
して、レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレン
ズ215、ミラー216を介して、感光ドラム217上
を走査する。
【0017】現像器は、マゼンタ現像器219、シアン
現像器220、イエロー現像器221、ブラック現像器
222により構成され、これら4つの現像器が交互に感
光ドラム217に接して、感光ドラム217上に形成さ
れたM,C,Y,Bkの静電潜像を、対応するトナーで
現像する。また、転写ドラム223は、用紙カセット2
24、または用紙カセット225より給紙された用紙を
転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現
像されたトナー像を用紙に転写する。
【0018】このようにして、M,C,Y,Bkの4色
についてのトナー像が順次、転写された後、用紙は、定
着ユニット226を通過して排紙される。
【0019】次に、本実施例に係るイメージスキャナ部
201について詳細に説明する。
【0020】図2は、CCD210の外観構成を示す図
である。同図において、210−1は赤色光(R)を読
み取るための受光素子列(フォトセンサ)であり、21
0−2,210−3は、順に、緑色光(G),青色光
(B)の波長成分を読み取るための受光素子列である。
これらR,G,Bの各センサ210−1〜210−3
は、主走査方向,副走査方向に10μmの開口をもつ。
【0021】上記の3本の異なる光学特性を持つ受光素
子列は、R,G,Bの各センサが原稿の同一ラインを読
み取るべく、互いに平行に配置されるように、同一のシ
リコンチップ上においてモノリシック構造をとる。そし
て、このような構成のCCDを用いることで、各色分解
読み取りでのレンズ等の光学系を共通にし、これによ
り、R,G,Bの色毎の光学調整を簡潔にすることが可
能となる。
【0022】図3は、図2に示す点線a−a´にてイメ
ージスキャナ部201を切断したときの断面図である。
同図に示すように、シリコン基板210−5上にR色読
み取り用のフォトセンサ210−1と、G,B各々の可
視情報を読み取るフォトセンサ210−2,210−3
が配置されている。
【0023】R色のフォトセンサ210−1上には、可
視光の内、R色の波長成分を透過するRフィルタ210
−7が配置される。同様に、G色のフォトセンサ210
−2上にはGフィルタ210−8が、また、B色のフォ
トセンサ210−3上にはBフィルタ210−9が配置
されている。なお、210−6は、透明有機膜で構成さ
れた平坦化層である。
【0024】図4は、図2において符号Bにて示される
受光素子の拡大図である。上記の各センサは、図4に示
すように、主走査方向に一画素当たり10μmの長さを
持つ。各センサは、上述のようにA3サイズの原稿の短
手方向(長さ297mm)を400dpiの解像度で読
み取ることができるように、主走査方向に5000画素
を有する。また、R,G,Bの各センサのライン間の距
離は80μmであり、400dpiの副走査方向の解像
度に対して、各8ラインずつ離れている。
【0025】次に、本実施例に係る画像処理装置のプリ
ンタ部での濃度再現法について説明する。
【0026】本実施例では、プリンタの濃度再現のため
に、従来より良く知られているPWM(パルス幅変調)
方式により、半導体レーザ213の点灯時間を画像濃度
信号に応じて制御する。これにより、レーザの点灯時間
に応じた電位の静電潜像が感光ドラム217上に形成さ
れる。そして、現像器219〜222で、静電潜像の電
位に応じた量のトナーで潜像を現像することにより、濃
度再現が行なわれる。
【0027】図5は、本実施例に係るプリンタ部での濃
度再現の制御動作を示すタイミングチャートである。符
号10201はプリンタ画素クロックであり、これは4
00dpiの解像度に相当する。なお、このクロックは
レーザドライバ212で作られる。また、プリンタ画素
クロック10201に同期して、400線の三角波10
202が作られる。なお、この400線の三角波102
02の周期は、画素クロック10201の周期と同じで
ある。
【0028】画像信号処理部209から送られる、40
0dpiの解像度で256階調(8bit)のM,C,
Y,Bkの画像データ、及び200線/400線切り換
え信号が、上記のCLOCK信号に同期して伝送される
が、レーザドライバ212で、不図示のFIFOメモリ
によりプリンタ画素クロック10201に同期合わせが
行なわれる。この8bitのデジタル画像データは、D
/A変換器(不図示)によりアナログ画像信号1020
3に変換される。そして、上述の400線三角波102
02とアナログ的に比較され、その結果、400線のP
WM出力10204が生成される。
【0029】デジタル画素データは00H(Hは、16
進を示す)からFFHまで変化し、400線PWM出力
10204は、これらの値に応じたパルス幅となる。ま
た、400線PWM出力の一周期は、感光ドラム上では
63.5μmになる。
【0030】レーザドライバ212では、400線の三
角波の他に、プリンタ画素クロック10201に同期し
て、その倍の周期の200線の三角波10205をも作
る。そして、この200線の三角波10205と400
dpiのアナログ画像信号10203とを比較すること
により、200線のPWM出力信号10206を生成す
る。200線のPWM出力信号10206は、図5に示
すように、127μmの周期で感光ドラム上に潜像を形
成する。
【0031】200線での濃度再現と400線での濃度
再現では、200線の方が濃度再現のための最小単位が
127μmと400線の2倍であるため、階調再現性が
良い。しかし、解像の点では、63.5μm単位で濃度
を再現する400線の方が、高解像度な画像記録に適し
ている。このように、200線のPWM記録は階調再現
に適しており、400線のPWM記録は解像度の点で優
れているため、画像の性質によって200線のPWMと
400線のPWMの切換えを行なうようにしている。
【0032】上記の切換えを行なうための信号が、図5
に示す200線/400線切り換え信号10207であ
り、画像信号処理部209から、400dpiの画像信
号に同期して画素単位にレーザドライバ212に入力さ
れる。この200線/400線切り換え信号が論理Low
(以下、Lレベルという)の場合には、400線のPW
M出力が選択され、それが論理High(以下、Hレベルと
いう)の場合には、200線のPWM出力が選択され
る。
【0033】次に、画像信号処理部209について説明
する。
【0034】図6は、本実施例に係るイメージスキャナ
部201の画像信号処理部209における画像信号の流
れを示すブロック図である。同図に示すように、CCD
210より出力される画像信号は、アナログ信号処理部
101に入力され、そこでゲイン調整,オフセット調整
をされた後、A/Dコンバータ102で、各色信号ごと
に8bitのデジタル画像信号R1,G1,B1に変換
される。その後、シェーディング補正部103に入力さ
れ、色ごとに標準色板211の読取り信号を用いた公知
のシェーディング補正が施される。
【0035】クロック発生部121は、1画素単位のク
ロックを発生する。また、主走査アドレスカウンタ12
2では、クロック発生部121からのクロックを計数
し、1ラインの画素アドレス出力を生成する。そして、
デコーダ123は、主走査アドレスカウンタ122から
の主走査アドレスをデコードして、シフトパルスやリセ
ットパルス等のライン単位のCCD駆動信号や、CCD
からの1ライン読み取り信号中の有効領域を表わすVE
信号、ライン同期信号HSYNCを生成する。なお、主
走査アドレスカウンタ122はHSYNC信号でクリア
され、次のラインの主走査アドレスの計数を開始する。
【0036】図2に示すように、CCD210の受光部
210−1,210−2,210−3は、相互に所定の
距離を隔てて配置されているため、図6のラインディレ
イ回路104,105において、副走査方向の空間的ず
れを補正する。具体的には、B信号に対して副走査方向
で、R,Gの各信号を副走査方向にライン遅延させてB
信号に合わせる。
【0037】入力マスキング部106は、CCD210
のR,G,Bのフィルタ210−7,210−8,21
0−9の分光特性で決まる読み取り色空間を、NTSC
の標準色空間に変換する部分であり、次式のようなマト
リックス演算を行なう。
【0038】 光量/濃度変換部(LOG変換部)107はルックアッ
プテーブルROMにより構成され、R4,G4,B4の
輝度信号がC0,M0,Y0の濃度信号に変換される。
ライン遅延メモリ108は、後述する黒文字判定部11
3で、R4,G4,B4信号から生成されるUCR,F
ILTER,SEN等の判定信号までのライン遅延分だ
け、C0,M0,Y0の画像信号を遅延させる。その結
果、同一画素に対するC1,M1,Y1の画像信号と黒
文字判定信号はマスキングUCR回路109に同時に入
力される。
【0039】マスキング及びUCR回路109は、入力
されたY1,M1,C1の3原色信号により黒信号(B
k)を抽出し、さらに、プリンタ212での記録色材の
色濁りを補正する演算を施して、Y2,M2,C2,B
k2の信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット
幅(8bit)で出力する。
【0040】主走査変倍回路110は、公知の補間演算
により画像信号及び黒文字判定信号の主走査方向の拡大
縮小処理を行なう。また、空間フィルタ処理部(出力フ
ィルタ)111は、後述するように、LUT117から
の2bitのFILTER信号に基づいて、エッジ強
調,スムージング処理の切換えを行なう。
【0041】このように処理されたM4,C4,Y4,
Bk4の面順次の画像信号と、200線/400線の切
換え信号であるSEN信号は、上記のレーザドライバ2
12に送られ、プリンタ部200でPWMによる濃度記
録が行なわれる。
【0042】図7は、図6に示す画像信号処理部209
における各制御信号のタイミングを示す図である。同図
において、VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区
間信号であり、論理“1”の区間において、画像読取り
(スキャン)を行なって、順次、(C),(M),
(Y),(Bk)の出力信号を形成する。また、VE信
号は、主走査方向の画像有効区間信号であり、論理
“1”の区間において主走査開始位置のタイミングをと
り、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。そ
して、CLOCK信号は画素同期信号であり、“0”→
“1”の立ち上がりタイミングで画像データを転送し、
上記のA/Dコンバータ102,黒文字判定部113等
の各信号処理部に供給するとともに、レーザドライバ2
12に画像信号、200線/400線の切り換え信号を
伝送するのに用いられる。次に、本実施例における黒文
字/黒線画の検出について説明する。[エッジ検出部の
説明]上述のように、入力マスキング部106にてマス
キング変換された信号R4,G4,B4は、黒文字判定
部113のエッジ検出回路115に入力され、以下の式
に従って輝度信号Yを算出する。なお、図8は、エッジ
検出回路115の内部構成を示すブロック図であり、図
9は、輝度算出回路250の詳細構成を示す図である。
【0043】 Y=0.25R+0.5G+0.25B …(2) 図9において、入力された色信号R,G,Bは、各々に
対して、乗算器301,302,303で係数0.2
5,0.5,0.25が乗じられた後、加算器304,
305で加算され、上記の式(2)に従った輝度信号Y
が算出される。
【0044】輝度信号Yは、図10に示すFIFO40
1〜402により、各1ラインずつ遅延した3ライン分
に拡張され、公知のラプラシアンフィルタ403〜40
6にかけられる。そして、同図に示す4方向の内、フィ
ルタの出力であるエッジ量の絶対値aが最小の値をとる
方向を求め、その方向をエッジmin方向とする。これ
を、図8に示すエッジmin方向検出部251が行な
う。
【0045】次に、エッジmin方向スムージング部2
52で、上記エッジmin方向検出部251で求めたエ
ッジのmin方向に対してスムージング処理を施す。こ
の処理により、エッジ成分の最も大きい方向のみを保存
し、その他の方向を平滑化することができる。
【0046】すなわち、複数の方向に対してエッジ成分
が大きい網点成分は、上記の処理でエッジ成分が平滑化
されて、その特徴が減少し、一方、一方向にのみエッジ
成分が存在する文字/細線については、その特徴が保存
される、という効果が上げられる。なお、必要に応じ
て、この処理を繰り返すことで、線成分と網点成分の分
離がより一層、効果的に行なわれ、従来のエッジ検出法
では検知できなかった、網点中に存在する文字成分も検
知することが可能となる。
【0047】その後、図8に示すエッジ検出部253で
は、上述のラプラシアンフィルタにかけられ、エッジ量
の絶対値がa以下のものが除去され、a以上のもののみ
が論理“1”として出力される。
【0048】なお、図11は、エッジ検出の例を示す図
であり、輝度データYに係る画像データ(a)が、エッ
ジ検出信号として(b)のごとく生成される。
【0049】エッジ検出部115では、さらに、上記の
判定信号を7×7,5×5,3×3のブロックサイズで
膨張した信号と、膨張なし及びエッジなしの5つのコー
ドで表わしたものが、エッジ検出部115からの出力信
号“edge”(3ビット)である。ここで、信号の膨
張とは、ブロック中の全ての画素の信号値をOR演算す
ることを言う。 [彩度判定部の説明]図12は、黒文字判定部113を
構成する彩度判定回路116の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。ここでは、入力された色信号R4,G4,
B4に対して、最大値検出部601と最小値検出部60
2によって、最大値max(R,G,B)、及び最小値
min(R,G,B)がそれぞれ抽出され、その差ΔC
が、減算器603で算出される。そして、次段のLUT
(ルックアップテーブル)604では、図13に示すよ
うな特性に従ってデータ変換が行なわれ、彩度信号Cr
が生成される。
【0050】図13においては、ΔCの値が0に近い
程、彩度が低く(無彩色に近く)、また、ΔCが大きい
程、有彩色の度合いが強いことを示している。換言すれ
ば、Crは、無彩色の度合いが強い程、大きい値を示
し、また、有彩色の度合いが強い程、その値が0に近づ
く。なお、図6に示す彩度判定部116からの出力信号
“col”は、色,黒,中間(色と黒の間の色)、白が
それぞれ2ビットのコードで表現される。 [文字の太さ判定部の説明]図14は、黒文字判定部1
13を構成する文字の太さ判定回路114の構成を示す
ブロック図である。
【0051】図14において、入力マスキング回路10
6からの出力であるレッド信号データR4,グリーン信
号G4,ブルー信号B4が最小値検出部2011に入力
される。この最小値検出部2011では、入力されたR
GB信号の最小値MIN RGBを求める。次に、平均値検
出部2012にMIN RGBを入力し、そこで、注目画素
近傍の5画素×5画素のMIN RGBの平均値AVE5
と、同じく近傍3画素×3画素のMIN RGBの平均値A
VE3を求める。
【0052】文字・中間調検出部2013へはAVE5
とAVE3が入力され、ここでは、画素毎に注目画素の
濃度、及び、注目画素とその近傍の平均濃度との変化量
を検出することによって、注目画素が、文字または中間
調領域の一部であるかどうかの判別を行なう。
【0053】図15は、文字・中間調検出回路2013
の内部構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、文字・中間調検出回路では、最初に、加算器203
0でAVE3に適当なオフセット値OFST1を加え、
その値とAVE5とをコンパレータ2031にて比較す
る。また、コンパレータ2032では、加算器2030
からの出力と、適当なリミット値LIM1とを比較す
る。そして、それぞれのコンパレータからの出力値が、
OR回路2033に入力される。
【0054】OR回路2033では、 AVE3+OFST1<AVE5 …(3) または、 AVE3+OFST1<LIM1 …(4) のときに、出力信号BINGRAが論理“H”になる。
つまり、この文字・中間調検出回路によって、注目画素
近傍に濃度変化が存在する場合(文字エッジ部)、また
は、注目画素付近が、ある値以上の濃度を持っている場
合(文字の内部及び中間調部)に、文字・中間調領域信
号BINGRAが論理“H”になる。
【0055】一方、図16にその詳細構成を示す網点領
域検出部2014では、網点領域を検出するため、ま
ず、最小値検出回路2011にて検出されたMIN RGB
に、加算器2040にて適当なオフセット値OFST2
を加え、その結果をコンパレータ2041にてAVE5
と比較する。また、コンパレータ2042では、加算器
2040からの出力と適当なリミット値LIM2とを比
較する。そして、それぞれの出力値が、OR回路204
3に入力され、そこで、 MIN RGB+OFST2<AVE5 …(5) または、 MIN RGB+OFST2<LIM2 …(6) のときに、OR回路2043からの出力信号BINAM
Iが論理“H”になる。そして、このBINAMI信号
を用いて、エッジ方向検出回路2044で画素毎のエッ
ジの方向を求める。
【0056】図17は、エッジ方向検出回路2044で
のエッジ方向検出の規則を示す図である。すなわち、注
目画素近傍の8画素が、図17に示す(0)〜(3)の
いずれかの条件を満たす場合に、エッジ方向信号DIR
AMIの0ビット〜3ビットのいずれかが、それぞれ論
理“H”になる。
【0057】さらに、次段の対向エッジ検出回路204
5においては、注目画素を囲む5画素×5画素の領域
で、互いに対向するエッジを検出する。そこで、図18
に示すように、注目画素のDIRAMI信号をA33と
した座標系における、対向エッジ検出の規則を以下に示
す。すなわち、 (1)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット0が
“H”、かつ、A33,A24,A34,A44,A1
5,A25,A35,A45,A55のいずれかのビッ
ト1が“H” (2)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット1が
“H”、かつ、A33,A24,A34,A44,A1
5,A25,A35,A45,A55のいずれかのビッ
ト0が“H” (3)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット2が
“H”、かつ、A33,A42,A43,A44,A5
1,A52,A53,A54,A55のいずれかのビッ
ト3が“H” (4)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット3が
“H”、かつ、A33,A42,A43,A44,A5
1,A52,A53,A54,A55のいずれかのビッ
ト2が“H” そして、上記(1)〜(4)の内、いずれかの条件を満
たしたとき、EAAMIを“H”にする(対向エッジ検
出回路2045で対向エッジが検出された場合には、対
向エッジ信号EAAMIが“H”になる)。
【0058】膨張回路2046では、EAAMI信号に
対して3画素×4画素の膨張を行ない、注目画素の近傍
3画素×4画素にEAAMIが“H”の画素があれば、
注目画素のEAAMI信号を“H”に起き換える。さら
に、収縮回路2047と膨張回路2048を用いて5画
素×5画素の領域で孤立した検出結果を除去し、出力信
号EBAMIを得る。ここで、収縮回路2047は、入
力された全ての信号が“H”のときにのみ“H”を出力
する回路である。
【0059】次に、カウント部2049では、膨張回路
2048の出力信号EBAMIが“H”である画素の個
数を、適当な大きさを持つウィンドウ内で数える。本実
施例では、注目画素を含む5画素×64画素の領域を参
照する。なお、ウィンドウの形を図19に示す。
【0060】図19において、ウィンドウ内のサンプル
点は、主走査方向に4画素おきに9点、副走査方向に5
ライン分の合計45点ある。1つの注目画素に対して、
ウィンドウが主走査方向に移動することにより、ウィン
ドウは、図19の(1)〜(9)の9つ用意されたこと
になる。すなわち、注目画素を中心として5画素×64
画素の領域を参照したことになる。そして、それぞれの
ウィンドウにおいてEBAMIをカウントし、EBAM
Iが“H”となる個数が適当なしきい値を越えた場合
に、図14の網点領域検出部2014は、網点領域信号
AMIを論理“H”として出力する。
【0061】この網点領域検出回路2014での処理に
より、上記のBINGRA信号では孤立点の集合として
検出された網点画像を、領域信号として検出することが
可能になる。そして、これらの検出された文字・中間調
領域信号BINGRAと網点領域信号AMIは、図14
のOR回路2015においてOR演算され、結果として
入力画像の2値化信号PICTが生成される。このPI
CT信号は、エリアサイズ判定回路2016に入力さ
れ、そこで、2値化信号のエリアサイズが判定される。
【0062】ここで、孤立点の集合について簡単に説明
する。
【0063】上述の画像領域判定は、画像をある濃度で
2値化して、2値画像にて行なう。このとき、点や線
は、文字や面積を持った領域を中間調と判定する。しか
し、網点画像を単純に2値化すると、網点の構成要素で
あるドットによる細かい点の集合体が発生する。
【0064】そこで、ある程度の面積を有する領域中に
孤立点の集合体が存在するかどうかを判定することで、
ドットが網点画像であるか否かの判別をする。すなわ
ち、ある領域中にドットが相当数ある場合は、その領域
は網点画像であり、また、注目画素がドットの一部で
も、その周囲にドットが存在しない場合には、その注目
画素は文字の一部である、と判定する。
【0065】図20は、エリアサイズ判定回路2016
の内部構成を示すブロック図である。同図に示す回路に
は、複数の収縮回路2081と膨張回路2082のペア
が存在し、それぞれ、参照する領域のサイズが異なって
いる。入力されたPICT信号は、収縮回路の大きさに
合わせてライン遅延された後に収縮回路2081に入力
される。本実施例では、23画素×23画素から、35
画素×35画素までの大きさの7種類の収縮回路を用意
している。
【0066】この収縮回路2081から出力された信号
は、ライン遅延された後に膨張回路2082に入力され
る。本実施例では、収縮回路の出力に対応して、27画
素×27画素から39画素×39画素までの大きさの7
種類の膨張回路を用意し、それぞれの膨張回路からの出
力信号PICT_FHを得る。
【0067】上記の出力信号PICT_FHについて
は、注目画素が文字の一部である場合には、その文字の
太さによってPICT_FHの出力が定まる。この様子
を、図22に示す。例えば、PICT信号が幅26画素
を持つ帯状に存在する場合、27×27より大きいサイ
ズの収縮を行なうと出力は全て0になり、また、25×
25より小さいサイズの収縮を行なった後に、それぞれ
のサイズに応じた膨張を行なうと、幅30画素の帯状の
出力信号PICT_FHが得られる。
【0068】そこで、これら出力PICT_FHをエン
コーダ2083に入力することにより、注目画素が属す
る画像領域信号ZONE_Pが求まる。なお、図23
は、エンコーダ2083のエンコードルールを示す図で
ある。
【0069】このような処理によって、広い領域におい
てPICT信号が“H”である写真画像や網点画像は、
領域7(最大値)として定義され、また、エリアサイズ
が最大値よりも小さい(細い)文字や線画像は、その大
きさ(太さ)に応じた多値の画像領域に定義される。本
実施例では、ZONE信号を3ビットとし、文字の太さ
を8段階で表わす。そして、最も細い文字を0、最も太
い文字(文字以外の領域も含む)を7とする。
【0070】図20に示すZONE補正部2084は、
図21に示すように、複数のFIFOによりライン遅延
されたZONE_P信号が入力される平均値算出部21
10を有し、そこで、10画素×10画素の平均値が算
出される。このZONE_P信号は、文字が太いほど値
が大きく、また、それが細いほど信号値が小さくなって
いるため、この平均値算出部の出力が、そのまま補正Z
ONE信号となる。
【0071】ここで、補正に用いるためのブロックサイ
ズは、文字の太さを判定するためのブロックサイズの大
きさに応じて定めるのが望ましい。そして、この補正Z
ONE信号を用いて、それ以後の処理を行なうことで、
急激に文字/線の太さが変化する部分においても、太さ
の判定は滑らかに変化し、黒文字処理の変化による画像
品位の低下が、より改善される。
【0072】ここで、上述の通り、ZONE信号が段階
7であるエリアは、中間調領域とみなすことができる。
そこで、これを利用して、ZONE信号とエッジ信号よ
り、網点や中間調の領域内に存在する文字/線を、他の
領域の文字/線と区別することが可能である。以下、そ
の方法について述べる。
【0073】図24は、網点/中間調中の文字検出のた
めのアルゴリズムを示す図である。ここでは、まず、上
述のPICT信号に対して、符号2111で示された部
分にて、5×5のブロックで膨張処理を行なう。この処
理により、不完全な検出になりやすい網点領域に対し
て、その検出領域を補正する。
【0074】次に、この出力信号に対して、符号211
2にて示される部分で、11×11のブロックの収縮処
理を行なう。これらの処理によって得られた信号FCH
は、PICT信号に対して3画素分収縮した信号とな
る。
【0075】図25は、上記のアルゴリズムによる処理
の様子を具体的に示す図である。同図には、FCH信
号、ZONE信号、そして、エッジ信号を組み合わせる
ことで、白地中のエッジと、網点/中間調中のエッジの
区別ができ、網点画像中においても網点成分を強調して
しまうことなく、また、写真の縁等の黒文字処理が不必
要な部分を処理することなく黒文字処理を行なうことが
できる様子が示されている。 [LUTの説明]次に、図6に示す黒文字判定部113
を構成するLUT117について説明する。
【0076】LUT117は、図6の文字の太さ判定部
114,エッジ検出部115,彩度判定部116各々で
判定された信号を入力して、図26に示すような表に従
って、“ucr”,“filter”,“sen”の各
処理用の信号を出力する。これらは、それぞれ、マスキ
ングUCR係数、空間フィルタ係数、プリンタ解像度を
制御するための信号である。
【0077】図26に示す表において、各信号とその値
の意味するところは、 sen−0:200線,1:400線 filter−0:スムージング,1:強エッジ強調,
2:中エッジ強調,3:弱エッジ強調 ucr−0〜7:黒多い〜黒少ない FCH:0:画像の縁,1:画像の縁ではない また、図26に示す表の特徴としては、 (1)文字の太さに応じて多値の黒文字処理が可能 (2)エッジ領域の範囲が複数用意されているため、文
字の太さに応じて黒文字処理領域を選択することができ
る。なお、本実施例では、最も細い文字に対しても最も
広い領域を処理する (3)文字のエッジと文字の内部の処理の度合に差を付
けて黒文字処理を行ない、より滑らかな黒の量の変化を
実現している (4)網点/中間調中の文字を、白地中の文字と区別し
て処理を行なう (5)文字のエッジ,文字の内部,網点/中間調画像に
対して、それぞれ空間フィルタの係数を変える。また、
文字エッジに対しても、太さに応じて係数を変化させる (6)文字の太さによってプリンタの解像度を変化させ
る (7)色文字に対しては、マスキングUCR係数以外
は、全て黒文字と同じ処理を行なう、ことである。
【0078】なお、言うまでもなく、本実施例での処理
に限らず、入力信号に対して様々な組み合わせによる色
々な処理方法が考えられる。
【0079】一方、マスキングUCR処理回路109で
は、LUT117から出力されるUCR制御信号ucr
により、黒信号Bkの生成及び出力マスキングを行な
う。
【0080】図28に、このマスキングUCR演算式を
示す。
【0081】まず、C1,M1,Y1の最小値MIN C
MYを求め、式(2101)によりBK1を求める。次
に、式(2102)により、4×8のマスキングを行な
い、C2,M2,Y2,Bk2を出力する。この式(2
102)において、係数m11〜m84は、使用するプ
リンタにより定まるマスキング係数、係数k11〜k8
4は、UCR信号により決定されるUCR係数である。
【0082】網点/中間調画像(ZONE信号が7)に
対しては、UCR係数は全て1.0であるが、最も細い
文字(ZONE信号が0)に対しては、Bk単色が出力
されるようにUCR係数を設定する。また、中間の太さ
に対しては、その太さに応じた色味の変化が滑らかにつ
ながるようにUCR係数を決定し、Bkの量を制御す
る。
【0083】また、空間フィルタ処理部111では、5
画素×5画素のフィルタを2個用意し、1個目のフィル
タの出力信号を2個目のフィルタの入力につなげてい
る。フィルタ係数として、スムージング1、スムージン
グ2、エッジ強調1、エッジ強調2の4つを用意し、L
UT117からのfilter信号によって係数を画素
ごとに切り替える。また、2つのフィルタを用いること
により、スムージングの後にエッジ強調をして、モアレ
を軽減したエッジ強調を実現し、また、2種類のエッジ
強調係数を組み合わせることにより、より高品位の画像
の出力を可能にしている。
【0084】以上説明したように、本実施例によれば、
画像中の文字/線画部分の太さを判定し、文字/線画の
輪郭情報と彩度情報と組み合わせて画像処理を行なう際
に、文字や線の太さが連続して変化するように太さ判定
信号を補正することで、文字や線が急激に変化する部分
においても、より滑らかな太さ判定が可能になり、黒再
現の高品位化が実現できる。
【0085】なお、上記実施例では、図6に示すよう
に、黒文字判定部113に対する入力としてRGB信号
を用いたが、これに限定されず、例えば、LOG変換部
107の出力であるCMY信号を用いて行なってもよ
い。
【0086】また、上記の実施例では、黒文字判定部1
13を構成する文字の太さ判定回路114への入力は、
RGB信号を用いている。しかし、これに限定されず、
例えば、図27に示すように、Lab変換部2010を
通してL信号を得、これを用いて、その後の処理を行な
うようにしてもよい。なお、図26において、図14に
示す文字の太さ判定回路の同一構成要素には同一符号を
用いている。
【0087】本発明は、複数の機器から構成されるシス
テムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用して
も良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像中の文字/線画部分の太さを判定し、文字/線画の
輪郭情報と彩度情報と組み合わせて画像処理を行なう
際、文字や線の太さが連続して変化するように太さを補
正することで、黒再現の高品位化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像処理装置の断面構成
を示す図である。
【図2】CCD210の外観構成を示す図である。
【図3】図2に示す点線a−a´にてイメージスキャナ
部201を切断したときの断面図である。
【図4】図2において符号Bにて示される受光素子の拡
大図である。
【図5】実施例に係るプリンタ部での濃度再現の制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】実施例に係るイメージスキャナ部201の画像
信号処理部209における画像信号の流れを示すブロッ
ク図である。
【図7】図6に示す画像信号処理部209における各制
御信号のタイミングを示す図である。
【図8】エッジ検出回路115の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】文字の太さ判定回路114を説明するための図
である。
【図10】FIFO及びラプラシアンフィルタによるラ
イン遅延の様子を示す図である。
【図11】エッジ検出の例を示す図である。
【図12】黒文字判定部113を構成する彩度判定回路
116の詳細な構成を示すブロック図である。
【図13】LUTでのデータ変換特性を示す図である。
【図14】黒文字判定部113を構成する文字の太さ判
定回路114の構成を示すブロック図である。
【図15】文字・中間調検出回路2013の内部構成を
示すブロック図である。
【図16】網点領域検出部2014の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図17】エッジ方向検出回路2044でのエッジ方向
検出の規則を示す図である。
【図18】対向エッジ検出の規則を示す図である。
【図19】カウント部2049でのウィンドウの形を示
す図である。
【図20】エリアサイズ判定回路2016の内部構成を
示すブロック図である。
【図21】ZONE補正部2084の構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】文字の太さに応じたPICT_FHの出力を
定める様子を示す図である。
【図23】エンコーダ2083のエンコードルールを示
す図である。
【図24】網点/中間調中の文字検出のためのアルゴリ
ズムを示す図である。
【図25】図23に示すアルゴリズムによる処理の様子
を具体的に示す図である。
【図26】LUT117の入出力対応の内容を示す図で
ある。
【図27】文字の太さ判定回路114の変形例を示すブ
ロック図である。
【図28】マスキングUCR演算式を示す図である。
【符号の説明】
101 アナログ信号処理部 102 A/Dコンバータ 103 シェーディング補正部 113 黒文字判定部 114 文字の太さ判定回路 115 エッジ検出回路 116 彩度判定回路 200 プリンタ部 201 イメージスキャナ部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/40 D 1/46 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を表わすカラー画像データを処
    理する画像処理装置において、 前記カラー画像データより線成分及び網点成分を分離し
    て、前記原稿画像中の文字・線画を抽出する手段と、 前記文字・線画の太さを判定する第1の判定手段と、 前記文字・線画の輪郭を判定する第2の判定手段と、 前記文字・線画の彩度を判定する第3の判定手段と、 前記第1の判定手段、前記第2の判定手段及び前記第3
    の判定手段での判定結果をもとに、所定の画像処理を行
    なう処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の判定手段は、注目画素及び該
    注目画素に隣接する画素をもとに文字・線画の太さを判
    定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー画像データは、フルカラーの
    画像データであることを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記原稿画像は、光学的に読み取られた
    画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿画像は、イエロー、シアン、マ
    ゼンタ、ブラックの4色の色成分を有し、前記処理手段
    は、あらかじめ用意した、該4色についての信号変換の
    際の複数の下色除去量の割合いを、前記判定された文字
    ・線画の太さにより変化させることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理手段は、あらかじめ用意され
    た、前記輪郭を判定するための参照領域についての複数
    種の領域幅を、前記判定された文字・線画の太さにより
    変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記処理手段は、あらかじめ用意された
    複数の空間フィルタ係数を、前記判定された文字・線画
    の太さにより切り替えることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理手段は、前記抽出した文字・線
    画について、該文字・線画が白地中にある場合と、網点
    あるいは中間調中にある場合とで異なる画像処理を行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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