JPH072027U - 車両用部品の樹脂レンズ - Google Patents

車両用部品の樹脂レンズ

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Publication number
JPH072027U
JPH072027U JP3089993U JP3089993U JPH072027U JP H072027 U JPH072027 U JP H072027U JP 3089993 U JP3089993 U JP 3089993U JP 3089993 U JP3089993 U JP 3089993U JP H072027 U JPH072027 U JP H072027U
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JP
Japan
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film
resin
decorative
resin lens
decorative surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP3089993U
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English (en)
Inventor
健二 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP3089993U priority Critical patent/JPH072027U/ja
Publication of JPH072027U publication Critical patent/JPH072027U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装飾フィルム3の装飾面31の破損や薄色化
を防ぎ、樹脂レンズ2の品質の向上を図ることを目的と
する。 【構成】 装飾フィルム3の装飾面31に別のフィルム
32を被覆し、その多重フィルムの装飾フィルム3を樹
脂レンズ2のプリズム素子群21に一体成形する。この
結果、装飾フィルム3の装飾面31の両面が樹脂フィル
ム30及び32で積層されているので、装飾フィルム3
を成形金型5にインサートした際に、装飾面31と成形
金型5の間に樹脂フィルム30又は32が介装し、その
樹脂フィルム30又は32を介して装飾面31が成形金
型5に直接接触するようなことがない。従って、成形圧
力等により、装飾フィルム3の装飾面31が傷付いたり
又は伸びたりして、その装飾面31が破損したり薄色化
したりすることを防ぐことができるので、樹脂レンズ2
の品質を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装飾フィルムを光拡散機能等を持ったプリズム素子群の部分に一体 に成形してなる樹脂レンズであって、例えばリヤーコンビネーションランプや車 内灯具等の車両用灯具類、並びに例えばバックライティング機能を有するリヤー フィニッシャー等の車両用装飾部品類、等の車両用部品の樹脂レンズに係り、特 に装飾フィルムの装飾面の破損や薄色化を防ぎ、品質の向上を図ることができる 車両用部品の樹脂レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、この種の車両用部品の樹脂レンズについて図4乃至図7を参照して説明 する。この例は、リヤーコンビネーションランプやバックライティング機能を有 するフィニッシャー等の車両用部品の樹脂レンズについて説明する。 図において、1は例えば合成樹脂製からなるハウジングである。このハウジン グ1は、前面に開口部10を設けると共に、この前面開口部10の全周縁部に後 述する樹脂レンズ2の脚部20用のホットメルト凹部11を設ける。 図において、2はアクリル樹脂等からなる樹脂レンズである。この樹脂レンズ 2は、後部を開口した舟形乃至皿形形状をなす。この樹脂レンズ2の後部開口部 の全周縁部にホットメルト脚部20を一体に突設する。この樹脂レンズ2の内面 に、例えば光拡散機能等を有するプリズム素子群21を刻設する。
【0003】 図において、3は装飾フィルムである。この装飾フィルム3は、図5に示すよ うに、厚さが0.1〜1.0mmの樹脂フィルム、例えばPC(ポリカーボネー ト)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))等の樹脂フィル ム30と、その樹脂フィルム30の一面に印刷や金属蒸着等により積層した装飾 面31と、からなる。 かかる装飾フィルム3を前記樹脂レンズ2のプリズム素子群21の部分に一体 成形する。すなわち、図6(A)に示すように、前記装飾フィルム3を予め成形 金型(プリズム素子群成形用の成形金型)5内に、装飾フィルム3の装飾面31 側を成形金型5の断面三角形状のプリズム素子群の成形部50側に直接当接させ てインサートし、その後成形金型5内に樹脂レンズ2の成形樹脂材料をインサー トして、樹脂レンズ2のプリズム素子群21の部分に前記樹脂フィルム3の樹脂 フィルム30を、融合して一体成形することにより、上述の樹脂レンズ2が構成 されることとなる(図6(B)参照)。
【0004】 かくして、プリズム素子群21の部分に装飾フィルム3を一体に成形した前記 樹脂レンズ2の脚部20を、前記ハウジング1のホットメルト凹部11に、例え ばホットメルト等23により接着シールして取り付けて、前記ハウジング1及び 樹脂レンズ2により灯室24を画成形成する。この灯室24内に光源バルブ4を 配設することにより、リヤーコンビネーションランプやバックライティング機能 を有するフィニッシャー等の車両用部品が構成される。そして、光源バルブ4を 点灯すると、樹脂レンズ2の装飾フィルム3の装飾がライトアップされ、また光 源バルブ4を消灯すると、樹脂レンズ2が装飾フィルム3によりスモークがかか ったように見える。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の車両用部品の樹脂レンズ2は、装飾フィルム3をプリ ズム素子群21の部分に一体成形する際に、図7に示すように、装飾フィルム3 の装飾面31が成形金型5の断面三角形状のプリズム素子群の成形部50のうち 、鋭角なエッジ51に直接当るので、成形金型5内に樹脂レンズ2の成形樹脂材 料をインサートする際の成形圧力等により、上述の装飾フィルム3の装飾面31 が上述の金型5のエッジ51に沿って伸びたり又は傷付いたりすることがある。 この場合、装飾フィルム3の装飾面31が破損したり薄色化したりする等、樹脂 レンズ2の品質上に問題がある。
【0006】 本考案の目的は、装飾フィルムの装飾面の破損や薄色化を防ぎ、品質の向上を 図ることができる車両用部品の樹脂レンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、装飾フィルムの装飾面に別のフィルムを被覆した多重フィルムを、 樹脂レンズのプリズム素子群の部分に一体成形したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案は、上記の構成により、装飾フィルムの装飾面の両面に樹脂フィルムが 積層されているので、その多重フィルムの装飾フィルムを成形金型にインサート した際に、装飾フィルムの装飾面と成形金型の間に樹脂フィルムが介装し、その 樹脂フィルムを介して装飾フィルムの装飾面が成形金型に直接接触するようなこ とがない。この結果、成形金型内に樹脂レンズの成形樹脂材料をインサートする 際の成形圧力等により、装飾フィルムの装飾面が傷付いたり又は伸びたりして、 その装飾面が破損したり薄色化したりすることを防ぐことができるので、樹脂レ ンズの品質を向上させることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の車両用部品の樹脂レンズの一実施例を図1乃至図3を参照して 説明する。この例は、リヤーコンビネーションランプやバックライティング機能 を有するフィニッシャー等の車両用部品の樹脂レンズについて説明する。なお、 図中、図4乃至図7と同符号は同一のものを示す。 図において、32は装飾フィルム3の装飾面31に被覆した別の樹脂フィルム である。この別の樹脂フイルム32は、厚さが0.1〜1.0mmの樹脂フィル ム、例えばウレタン樹脂やPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリ ル酸メチル(メタクリル樹脂))等の樹脂フィルムである。図1に示すように、 この別の樹脂フィルム32を装飾フィルム3の装飾面31側に積層して、例えば 単に重ね合わせたり、又は接着剤等で接着したりして、多重フィルムの装飾フィ ルム3を構成する。
【0010】 かくして、図2(A)に示すように、上述の多重フィルムの装飾フィルム3を 予め成形金型(プリズム素子群成形用の成形金型)5内に、装飾フィルム3の別 の樹脂フィルム32側を成形金型5の断面三角形状のプリズム素子群の成形部5 0側に直接当接させて予めインサートし、その後成形金型5内に樹脂レンズ2の 成形樹脂材料をインサートして、樹脂レンズ2のプリズム素子群21の部分に前 記樹脂フィルム3を一体成形することにより、樹脂レンズ2が構成されることと なる(図2(B)参照)。
【0011】 このとき、この実施例における本考案の樹脂レンズ2は、装飾フィルム3の装 飾面31に別の樹脂フィルム32が積層されているので、装飾フィルム3を成形 金型5内に予めインサートした際に、装飾フィルム3の装飾面31と成形金型5 の間に別の樹脂フィルム32が介装し、その別の樹脂フィルム32を介して装飾 フィルム3の装飾面31が成形金型5に直接接触するようなことがない。この結 果、成形金型5内に樹脂レンズ2の成形樹脂材料をインサートする際の成形圧力 等により、装飾フィルム3の装飾面31が傷付いたり又は伸びたりして、その装 飾面31が破損したり薄色化したりすることを防ぐことができるので、樹脂レン ズ2の品質を向上させることができる。 すなわち、図3に示すように、装飾面31と成形金型5の間の別の樹脂フィル ム32の肉厚分、成形金型5の鋭角なエッジ51に対する装飾面31の形状追従 が緩やかになり、その結果装飾面31が成形金型5の鋭角なエッジ51に対して 緩やかに小さく湾曲して、その成形金型5のエッジ51における装飾面31の伸 びが低減する。従って、装飾フィルム3の装飾面31が傷付いたり又は伸びたり して、その装飾面31が破損したり薄色化したりすることを防ぐことができる。
【0012】 特に、上述の別の樹脂フィルム32にアクリル樹脂フィルムを使用すれば、上 述の成形金型5のエッジ51における装飾面31の伸びがさらに低減するので、 装飾フィルム3の装飾面31が傷付いたり又は伸びたりして、その装飾面31が 破損したり薄色化したりすることをさらに確実に防ぐことができる。なお、この ウレタン樹脂の他に、耐熱性や柔軟性を有し、加熱しても元の形状に戻ることの ない樹脂を使用しても良い。
【0013】 なお、上述の実施例においては、別の樹脂フィルム32を成形金型5側に位置 させて元の樹脂フィルム30を樹脂レンズ2のプリズム素子群21と融合一体化 させたものであるが、その逆に元の樹脂フィルム30を成形金型5側に位置させ て別の樹脂フィルム32を樹脂レンズ2のプリズム素子群21と融合一体化させ たものであっても良い。 また、上述の実施例においては、リヤーコンビネーションランプやバックライ ティング機能を有するフィニッシャー等の車両用部品の樹脂レンズについて説明 したが、本考案の車両用部品の樹脂レンズは、その他の車両用部品の樹脂レンズ にも適用される。
【0014】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の車両用部品の樹脂レンズは、装飾フィルム の装飾面の破損や薄色化を防ぎ、品質の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用部品の樹脂レンズの一実施例を
示し、本考案の樹脂レンズに使用する装飾フィルムの一
部拡大断面図である。
【図2】(A)は図1に示す装飾フィルムを成形金型に
インサートする状態を示した説明図、(B)は(A)に
より樹脂レンズのプリズム素子群に図1に示した装飾フ
ィルムを一体に成形した樹脂レンズの一部拡大断面図で
ある。
【図3】図2(A)に示す成形金型及び装飾フィルムに
より樹脂レンズを成形する状態を示した一部拡大断面図
である。
【図4】プリズム素子群に装飾フィルムを一体成形して
なる樹脂レンズを使用したリヤーコンビネーションラン
プやバックライティング機能を有するフィニッシャー等
の車両用部品の断面図である。
【図5】従来の車両用部品の樹脂レンズを示し、従来の
樹脂レンズに使用する装飾フィルムの一部拡大断面図で
ある。
【図6】(A)は図5に示す装飾フィルムを成形金型に
インサートする状態を示した説明図、(B)は(A)に
より樹脂レンズのプリズム素子群に図5に示した装飾フ
ィルムを一体に成形した樹脂レンズの一部拡大断面図で
ある。
【図7】図6(A)に示す成形金型及び装飾フィルムに
より樹脂レンズを成形する状態を示した一部拡大断面図
である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…樹脂レンズ、21…プリズム素子
群、24…灯室、3…装飾フィルム、30…樹脂フィル
ム、31…装飾面、32…別の樹脂フィルム、4…光源
バルブ、5…成形金型、50…プリズム素子群の成形
部、51…エッジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 11:00 31:30

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾フィルムを金型内にインサートし、
    その装飾フィルムをプリズム素子群に一体成形してなる
    車両用部品の樹脂レンズにおいて、前記装飾フィルムの
    装飾面に別のフィルムを被覆した多重フィルムを、前記
    プリズム素子群の部分に、一体成形してなることを特徴
    とする車両用部品の樹脂レンズ。
JP3089993U 1993-06-10 1993-06-10 車両用部品の樹脂レンズ Pending JPH072027U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089993U JPH072027U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用部品の樹脂レンズ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3089993U JPH072027U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用部品の樹脂レンズ

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JPH072027U true JPH072027U (ja) 1995-01-13

Family

ID=12316584

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JP3089993U Pending JPH072027U (ja) 1993-06-10 1993-06-10 車両用部品の樹脂レンズ

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JP (1) JPH072027U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125774A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sakaiya:Kk マイクロレンズ付き合成樹脂成形品の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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