JPH07201592A - 積層型lc複合部品 - Google Patents
積層型lc複合部品Info
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- JPH07201592A JPH07201592A JP5334436A JP33443693A JPH07201592A JP H07201592 A JPH07201592 A JP H07201592A JP 5334436 A JP5334436 A JP 5334436A JP 33443693 A JP33443693 A JP 33443693A JP H07201592 A JPH07201592 A JP H07201592A
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- coil
- laminated
- capacitor
- stray capacitance
- composite component
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/17—Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
- H03H7/1741—Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
- H03H7/1783—Combined LC in series path
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
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- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H1/0007—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network of radio frequency interference filters
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- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/0115—Frequency selective two-port networks comprising only inductors and capacitors
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- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0021—Constructional details
- H03H2001/0057—Constructional details comprising magnetic material
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- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0021—Constructional details
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- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0092—Inductor filters, i.e. inductors whose parasitic capacitance is of relevance to consider it as filter
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮遊容量による高周波特性の悪化を抑えた積
層型LC複合部品を得る。 【構成】 フィルタ1はインダクタ部2,3とコンデン
サ部4を備えている。インダクタ部2,3にはそれぞれ
インダクタンスがL1,浮遊容量がC2のコイル23,2
4が形成されている。コンデンサ部4にはインダクタン
スがL2、浮遊容量がC3の微小コイル16,17が形成
されている。そして、微小コイル16,17はそれぞれ
コイル24,23に直列に接続されている。さらに、イ
ンダクタンスL1,L2及び浮遊容量C2,C3は、L1C2
>L2C3の関係が成立するように設定される。
層型LC複合部品を得る。 【構成】 フィルタ1はインダクタ部2,3とコンデン
サ部4を備えている。インダクタ部2,3にはそれぞれ
インダクタンスがL1,浮遊容量がC2のコイル23,2
4が形成されている。コンデンサ部4にはインダクタン
スがL2、浮遊容量がC3の微小コイル16,17が形成
されている。そして、微小コイル16,17はそれぞれ
コイル24,23に直列に接続されている。さらに、イ
ンダクタンスL1,L2及び浮遊容量C2,C3は、L1C2
>L2C3の関係が成立するように設定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ回路等を構成
するために使用される積層型LC複合部品に関する。
するために使用される積層型LC複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来より、積層型LC複合部品と
して、図9及び図10に示されたものが知られている。
図9はT型LCフィルタの電気等価回路図である。この
LCフィルタは入力電極67と出力電極68の間に電気
的に直列に接続されたコイル62,63と、電気的に並
列に接続されたコンデンサ64を備えている。コイル6
2,63には、それぞれ電気的に並列に浮遊容量65,
66が発生する。69はグランド電極である。
して、図9及び図10に示されたものが知られている。
図9はT型LCフィルタの電気等価回路図である。この
LCフィルタは入力電極67と出力電極68の間に電気
的に直列に接続されたコイル62,63と、電気的に並
列に接続されたコンデンサ64を備えている。コイル6
2,63には、それぞれ電気的に並列に浮遊容量65,
66が発生する。69はグランド電極である。
【0003】また、図10はπ型LCフィルタの電気等
価回路図である。このLCフィルタは入力電極77と出
力電極78の間に電気的に直列に接続されたコイル72
と、電気的に並列に接続されたコンデンサ73,74を
備えている。コイル72には電気的に並列に浮遊容量7
5が発生する。79a,79bはグランド電極である。
価回路図である。このLCフィルタは入力電極77と出
力電極78の間に電気的に直列に接続されたコイル72
と、電気的に並列に接続されたコンデンサ73,74を
備えている。コイル72には電気的に並列に浮遊容量7
5が発生する。79a,79bはグランド電極である。
【0004】これらのT型又はπ型LCフィルタは、コ
イル62と浮遊容量65、コイル63と浮遊容量66、
コイル72と浮遊容量75がそれぞれ並列共振し、この
共振周波数を越えた周波数ではコイル62,63,72
によるノイズ減衰作用が悪化し、浮遊容量65,66,
75を流れるノイズ電流が増加する。このため、共振周
波数より高い周波数では挿入損失が小さくなり、ノイズ
除去効果が低下するという問題があった。
イル62と浮遊容量65、コイル63と浮遊容量66、
コイル72と浮遊容量75がそれぞれ並列共振し、この
共振周波数を越えた周波数ではコイル62,63,72
によるノイズ減衰作用が悪化し、浮遊容量65,66,
75を流れるノイズ電流が増加する。このため、共振周
波数より高い周波数では挿入損失が小さくなり、ノイズ
除去効果が低下するという問題があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、浮遊容量による
高周波特性の悪化を抑えた積層型LC複合部品を提供す
ることにある。
高周波特性の悪化を抑えた積層型LC複合部品を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る積層型LC複合部品は、コイル
に微小コイルを直列に接続し、前記コイルのインダクタ
ンス及び浮遊容量をそれぞれL及びCとし、前記微小コ
イルのインダクタンス及び浮遊容量をそれぞれL’及び
C’としたとき、LC>L’C’の関係が成立すること
を特徴とする。
するため、本発明に係る積層型LC複合部品は、コイル
に微小コイルを直列に接続し、前記コイルのインダクタ
ンス及び浮遊容量をそれぞれL及びCとし、前記微小コ
イルのインダクタンス及び浮遊容量をそれぞれL’及び
C’としたとき、LC>L’C’の関係が成立すること
を特徴とする。
【0007】また、本発明に係る積層型LC複合部品
は、絶縁体とコイル用導体を積層して構成したインダク
タ部と、絶縁体とコンデンサ用導体を積層して構成した
コンデンサ部とを備え、前記コイル用導体からなるコイ
ルに、微小コイル用導体からなる微小コイルを電気的に
直列に接続し、かつ、前記微小コイルを前記コンデンサ
部又は前記インダクタ部の少なくともいずれか一方に配
設し、前記コイルのインダクタンス及び浮遊容量をそれ
ぞれL及びCとし、前記微小コイルのインダクタンス及
び浮遊容量をそれぞれL’及びC’としたとき、LC>
L’C’の関係が成立することを特徴とする。
は、絶縁体とコイル用導体を積層して構成したインダク
タ部と、絶縁体とコンデンサ用導体を積層して構成した
コンデンサ部とを備え、前記コイル用導体からなるコイ
ルに、微小コイル用導体からなる微小コイルを電気的に
直列に接続し、かつ、前記微小コイルを前記コンデンサ
部又は前記インダクタ部の少なくともいずれか一方に配
設し、前記コイルのインダクタンス及び浮遊容量をそれ
ぞれL及びCとし、前記微小コイルのインダクタンス及
び浮遊容量をそれぞれL’及びC’としたとき、LC>
L’C’の関係が成立することを特徴とする。
【0008】以上の構成により、例えば図3及び図7に
示す等価回路の積層型LC複合部品が形成される。この
LC複合部品はコイルとこのコイルに並列に発生した浮
遊容量が並列共振する第1の共振周波数と、微小コイル
とこの微小コイルに並列に発生した浮遊容量が並列共振
する第2の共振周波数を有することになる。しかも、コ
イルのインダクタンスLが微小コイルのインダクタンス
L’より大きいため、第2の共振周波数は第1の共振周
波数より高くなる。従って、周波数が第1の共振周波数
より高い領域では、微小コイルによるノイズ減衰が作用
して大きな挿入損失が維持される。この結果、従来のL
C複合部品より高周波特性が向上する。
示す等価回路の積層型LC複合部品が形成される。この
LC複合部品はコイルとこのコイルに並列に発生した浮
遊容量が並列共振する第1の共振周波数と、微小コイル
とこの微小コイルに並列に発生した浮遊容量が並列共振
する第2の共振周波数を有することになる。しかも、コ
イルのインダクタンスLが微小コイルのインダクタンス
L’より大きいため、第2の共振周波数は第1の共振周
波数より高くなる。従って、周波数が第1の共振周波数
より高い領域では、微小コイルによるノイズ減衰が作用
して大きな挿入損失が維持される。この結果、従来のL
C複合部品より高周波特性が向上する。
【0009】また、本発明に係る積層型LC複合部品
は、コンデンサ用導体を表面に設けた複数の絶縁体シー
トの1枚に、微小コイルを設けたことを特徴とする。こ
の構成により、1枚の絶縁体シートに微小コイル及びコ
ンデンサ用導体がコンパクトに配設される。
は、コンデンサ用導体を表面に設けた複数の絶縁体シー
トの1枚に、微小コイルを設けたことを特徴とする。こ
の構成により、1枚の絶縁体シートに微小コイル及びコ
ンデンサ用導体がコンパクトに配設される。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る積層型LC複合部品の実
施例を添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1〜図4]第1実施例のフィルタ1は
T型のものである。図1に示すように、フィルタ1は、
インダクタ部2と3の間にコンデンサ部4を配設してい
る。インダクタ部2は複数の絶縁体シート6とコイル用
導体10,11にて構成され、インダクタ部3は複数の
絶縁体シート6とコイル用導体12,13にて構成され
ている。絶縁体シート6の材料としては、高透磁率材
料、例えばフェライト等が使用される。
施例を添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1〜図4]第1実施例のフィルタ1は
T型のものである。図1に示すように、フィルタ1は、
インダクタ部2と3の間にコンデンサ部4を配設してい
る。インダクタ部2は複数の絶縁体シート6とコイル用
導体10,11にて構成され、インダクタ部3は複数の
絶縁体シート6とコイル用導体12,13にて構成され
ている。絶縁体シート6の材料としては、高透磁率材
料、例えばフェライト等が使用される。
【0011】コイル用導体10〜13は、Ag,Ag−
Pd,Cu等のペーストをスクリーン印刷の手段にて絶
縁体シート6の表面に塗布、乾燥することにより形成し
てもよいし、スパッタリングや蒸着等の手段にて形成し
てもよい。コイル用導体10の引出し部10aは絶縁体
シート6の左辺に露出し、コイル用導体13の引出し部
13aは絶縁体シート6の右辺に露出している。
Pd,Cu等のペーストをスクリーン印刷の手段にて絶
縁体シート6の表面に塗布、乾燥することにより形成し
てもよいし、スパッタリングや蒸着等の手段にて形成し
てもよい。コイル用導体10の引出し部10aは絶縁体
シート6の左辺に露出し、コイル用導体13の引出し部
13aは絶縁体シート6の右辺に露出している。
【0012】コンデンサ部4は複数の絶縁体シート7と
コンデンサ導体14,15と微小コイル16,17にて
構成されている。絶縁体シート7の材料としては、低透
磁率材料、例えばチタン酸バリウム等のセラミックスが
使用される。微小コイル16,17はコンデンサ導体1
4と共に、1枚の絶縁体シート7の表面にコンパクトに
配設されている。微小コイル16と17は、それぞれイ
ンダクタンスL2の蛇行形状コイルであり、コンデンサ
導体14を介して電気的に接続している。コンデンサ導
体15の引出し部15a,15bはそれぞれ絶縁体シー
ト7の手前側及び奥側の辺に露出している。導体14,
15と微小コイル16,17は前記コイル用導体10〜
13と同様の手段にて形成される。20a〜20gは絶
縁体シート6,7にそれぞれ設けられたビアホールであ
る。
コンデンサ導体14,15と微小コイル16,17にて
構成されている。絶縁体シート7の材料としては、低透
磁率材料、例えばチタン酸バリウム等のセラミックスが
使用される。微小コイル16,17はコンデンサ導体1
4と共に、1枚の絶縁体シート7の表面にコンパクトに
配設されている。微小コイル16と17は、それぞれイ
ンダクタンスL2の蛇行形状コイルであり、コンデンサ
導体14を介して電気的に接続している。コンデンサ導
体15の引出し部15a,15bはそれぞれ絶縁体シー
ト7の手前側及び奥側の辺に露出している。導体14,
15と微小コイル16,17は前記コイル用導体10〜
13と同様の手段にて形成される。20a〜20gは絶
縁体シート6,7にそれぞれ設けられたビアホールであ
る。
【0013】導体10〜15及び微小コイル16,17
をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート6,7と表面に何
も設けない保護用絶縁体シート6は、積み重ねられた
後、成形され、焼成されて積層体とされる。積層された
状態では、コイル用導体10,11はビアホール20a
を介して電気的に直列に接続され、インダクタンスL1
の螺旋状のコイル23を形成する。コイル用導体12,
13はビアホール20gを介して電気的に直列に接続さ
れ、インダクタンスL1の螺旋状のコイル24を形成す
る。そして、コイル23,24のインダクタンスL1と
微小コイル16,17のインダクタンスL2は、以下の
関係式(1)が成立するように設定される。
をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート6,7と表面に何
も設けない保護用絶縁体シート6は、積み重ねられた
後、成形され、焼成されて積層体とされる。積層された
状態では、コイル用導体10,11はビアホール20a
を介して電気的に直列に接続され、インダクタンスL1
の螺旋状のコイル23を形成する。コイル用導体12,
13はビアホール20gを介して電気的に直列に接続さ
れ、インダクタンスL1の螺旋状のコイル24を形成す
る。そして、コイル23,24のインダクタンスL1と
微小コイル16,17のインダクタンスL2は、以下の
関係式(1)が成立するように設定される。
【0014】 L1C2>L2C3 ……(1) ここに、C2:コイル23,24にそれぞれ発生する浮
遊容量 C3:微小コイル16,17にそれぞれ発生する浮遊容
量 コンデンサ導体14,15は静電容量C1のコンデンサ
25を形成する。螺旋状のコイル23はビアホール20
b,20cを介して電気的に直列に微小コイル17に接
続され、螺旋状のコイル24はビアホール20d〜20
fを介して電気的に直列に微小コイル16に接続され
る。
遊容量 C3:微小コイル16,17にそれぞれ発生する浮遊容
量 コンデンサ導体14,15は静電容量C1のコンデンサ
25を形成する。螺旋状のコイル23はビアホール20
b,20cを介して電気的に直列に微小コイル17に接
続され、螺旋状のコイル24はビアホール20d〜20
fを介して電気的に直列に微小コイル16に接続され
る。
【0015】図2に示すように、フィルタ1には、両端
部に入力電極27、出力電極28が設けられると共に、
手前側及び奥側の側面部にそれぞれグランド電極29
a,29bが設けられる。入力電極27はコイル用導体
10の引出し部10aに電気的に接続し、出力電極28
はコイル用導体13の引出し部13aに電気的に接続
し、グランド電極29a,29bはそれぞれコンデンサ
導体15の引出し部15a,15bに電気的に接続して
いる。電極27〜29bは、Ag,Ag−Pd等のペー
ストをフィルタ1に塗布、焼付けすることにより形成し
てもよいし、スパッタリングやイオンプレーティングや
蒸着等の手段にて形成してもよい。
部に入力電極27、出力電極28が設けられると共に、
手前側及び奥側の側面部にそれぞれグランド電極29
a,29bが設けられる。入力電極27はコイル用導体
10の引出し部10aに電気的に接続し、出力電極28
はコイル用導体13の引出し部13aに電気的に接続
し、グランド電極29a,29bはそれぞれコンデンサ
導体15の引出し部15a,15bに電気的に接続して
いる。電極27〜29bは、Ag,Ag−Pd等のペー
ストをフィルタ1に塗布、焼付けすることにより形成し
てもよいし、スパッタリングやイオンプレーティングや
蒸着等の手段にて形成してもよい。
【0016】図3は、フィルタ1の電気等価回路図であ
る。入力電極27と出力電極28の間にコイル23,2
4及び微小コイル16、17が直列に電気的に接続さ
れ、コンデンサ25が並列に電気的に接続されている。
浮遊容量C2はそれぞれコイル23,24に並列に発生
し、浮遊容量C3はそれぞれ微小コイル16,17に並
列に発生する。
る。入力電極27と出力電極28の間にコイル23,2
4及び微小コイル16、17が直列に電気的に接続さ
れ、コンデンサ25が並列に電気的に接続されている。
浮遊容量C2はそれぞれコイル23,24に並列に発生
し、浮遊容量C3はそれぞれ微小コイル16,17に並
列に発生する。
【0017】このフィルタ1は、コイル23と浮遊容量
C2、コイル24と浮遊容量C2がそれぞれ共振周波数f
1にて並列共振すると共に、微小コイル16と浮遊容量
C3、微小コイル17と浮遊容量C3がそれぞれ共振周波
数f2にて並列共振する。L1C2とL2C3の間には、式
(1)の関係があるため、共振周波数f2は共振周波数
f1より高くなる。従って、周波数が共振周波数f1より
低い領域では、コイル23,24によるノイズ減衰効果
が発揮され、共振周波数f1より高い領域では、微小コ
イル16,17によるノイズ減衰効果が発揮される。こ
の結果、従来のLC複合部品より高周波特性が優れたも
のが得られる。
C2、コイル24と浮遊容量C2がそれぞれ共振周波数f
1にて並列共振すると共に、微小コイル16と浮遊容量
C3、微小コイル17と浮遊容量C3がそれぞれ共振周波
数f2にて並列共振する。L1C2とL2C3の間には、式
(1)の関係があるため、共振周波数f2は共振周波数
f1より高くなる。従って、周波数が共振周波数f1より
低い領域では、コイル23,24によるノイズ減衰効果
が発揮され、共振周波数f1より高い領域では、微小コ
イル16,17によるノイズ減衰効果が発揮される。こ
の結果、従来のLC複合部品より高周波特性が優れたも
のが得られる。
【0018】図4はフィルタ1の挿入損失特性の測定結
果を示すものである。実線30aは、コイル23,24
のそれぞれのインダクタンスL1が159nH、微小コ
イル16,17のそれぞれのインダクタンスL2が10
nH、コンデンサ25の静電容量C1が128pF、コ
イル23,24にそれぞれ発生する浮遊容量C2が1p
F、微小コイル16,17にそれぞれ発生する浮遊容量
C3が2pFである場合の測定結果である。比較のため
に、微小コイル16,17を備えない、従って浮遊容量
C3も発生しない従来のフィルタの測定結果も点線30
bにて表示している。
果を示すものである。実線30aは、コイル23,24
のそれぞれのインダクタンスL1が159nH、微小コ
イル16,17のそれぞれのインダクタンスL2が10
nH、コンデンサ25の静電容量C1が128pF、コ
イル23,24にそれぞれ発生する浮遊容量C2が1p
F、微小コイル16,17にそれぞれ発生する浮遊容量
C3が2pFである場合の測定結果である。比較のため
に、微小コイル16,17を備えない、従って浮遊容量
C3も発生しない従来のフィルタの測定結果も点線30
bにて表示している。
【0019】微小コイル16,17と浮遊容量C3によ
る共振周波数f2は、コイル23,24と浮遊容量C2に
よる共振周波数f1より高周波側に位置している。すな
わち、フィルタ1は高周波領域において、従来のフィル
タより挿入損失が大きく、ノイズ除去効果に優れたもの
であることが示されている。
る共振周波数f2は、コイル23,24と浮遊容量C2に
よる共振周波数f1より高周波側に位置している。すな
わち、フィルタ1は高周波領域において、従来のフィル
タより挿入損失が大きく、ノイズ除去効果に優れたもの
であることが示されている。
【0020】[第2実施例、図5〜図8]第2実施例の
フィルタ31はπ型のものである。図5に示すように、
フィルタ31は、コンデンサ部32とインダクタ部33
とを備えている。コンデンサ部32は複数の絶縁体シー
ト35とコンデンサ導体49,50と微小コイル用導体
40,41,47,48にて構成されている。絶縁体シ
ート35の材料としては、低透磁率材料が使用される。
微小コイル用導体40,48のそれぞれの引出し部40
a,48aは絶縁体シート35の左辺及び右辺に露出し
ている。コンデンサ導体49,50のそれぞれの中央部
には矩形状の欠部49a,50aが形成されている。コ
ンデンサ導体49,50の一方の引出し部49b,50
bは絶縁体シート35の手前側の辺に露出し、他方の引
出し部49c,50cは絶縁体シート35の奥側の辺に
露出している。
フィルタ31はπ型のものである。図5に示すように、
フィルタ31は、コンデンサ部32とインダクタ部33
とを備えている。コンデンサ部32は複数の絶縁体シー
ト35とコンデンサ導体49,50と微小コイル用導体
40,41,47,48にて構成されている。絶縁体シ
ート35の材料としては、低透磁率材料が使用される。
微小コイル用導体40,48のそれぞれの引出し部40
a,48aは絶縁体シート35の左辺及び右辺に露出し
ている。コンデンサ導体49,50のそれぞれの中央部
には矩形状の欠部49a,50aが形成されている。コ
ンデンサ導体49,50の一方の引出し部49b,50
bは絶縁体シート35の手前側の辺に露出し、他方の引
出し部49c,50cは絶縁体シート35の奥側の辺に
露出している。
【0021】インダクタ部33は、複数の絶縁体シート
36とコイル用導体42,43,44,45,46にて
構成されている。絶縁体シート36の材料としては、高
透磁率材料が使用される。51a〜51nは絶縁体シー
ト35,36にそれぞれ設けられたビアホールである。
導体40〜50をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート3
5,36と表面に何も設けない保護用絶縁体シート(図
示せず)は、積み重ねられた後、成形され、焼成されて
積層体とされる。積層された状態では、微小コイル用導
体40,41、47,48はそれぞれビアホール51
a,51b、51m,51nを介して電気的に直列に接
続され、インダクタンスL4の螺旋状の微小コイル5
3,54を形成する。コイル用導体42〜46はビアホ
ール51f〜51iを介して電気的に直列に接続され、
インダクタンスL3の螺旋状のコイル56を形成する。
そして、微小コイル53,54のインダクタンスL4と
コイル56のインダクタンスL3は、以下の関係式
(2)が成立するように設定される。
36とコイル用導体42,43,44,45,46にて
構成されている。絶縁体シート36の材料としては、高
透磁率材料が使用される。51a〜51nは絶縁体シー
ト35,36にそれぞれ設けられたビアホールである。
導体40〜50をそれぞれ表面に設けた絶縁体シート3
5,36と表面に何も設けない保護用絶縁体シート(図
示せず)は、積み重ねられた後、成形され、焼成されて
積層体とされる。積層された状態では、微小コイル用導
体40,41、47,48はそれぞれビアホール51
a,51b、51m,51nを介して電気的に直列に接
続され、インダクタンスL4の螺旋状の微小コイル5
3,54を形成する。コイル用導体42〜46はビアホ
ール51f〜51iを介して電気的に直列に接続され、
インダクタンスL3の螺旋状のコイル56を形成する。
そして、微小コイル53,54のインダクタンスL4と
コイル56のインダクタンスL3は、以下の関係式
(2)が成立するように設定される。
【0022】 L3C5>L4C6 ……(2) ここに、C5:コイル56に発生する浮遊容量 C6:微小コイル53,54にそれぞれ発生する浮遊容
量 コンデンサ導体49,50と微小コイル用導体40,4
1の間に静電容量C4のコンデンサ55aが形成され、
コンデンサ導体49,50と微小コイル用導体47,4
8の間に静電容量C4のコンデンサ55bが形成され
る。そして、コンデンサ導体49,50に設けられた欠
部49a,50aによって、微小コイル53,54の磁
路がコンデンサ導体49,50に形成されることにな
る。微小コイル53はビアホール51c〜51eを介し
て電気的に直列にコイル56に接続され、微小コイル5
4はビアホール51j〜51lを介して電気的に直列に
コイル56に接続される。
量 コンデンサ導体49,50と微小コイル用導体40,4
1の間に静電容量C4のコンデンサ55aが形成され、
コンデンサ導体49,50と微小コイル用導体47,4
8の間に静電容量C4のコンデンサ55bが形成され
る。そして、コンデンサ導体49,50に設けられた欠
部49a,50aによって、微小コイル53,54の磁
路がコンデンサ導体49,50に形成されることにな
る。微小コイル53はビアホール51c〜51eを介し
て電気的に直列にコイル56に接続され、微小コイル5
4はビアホール51j〜51lを介して電気的に直列に
コイル56に接続される。
【0023】図6に示すように、フィルタ31には、両
端部に入力電極57、出力電極58が設けられると共
に、手前側及び奥側の側面部にそれぞれグランド電極5
9a,59bが設けられる。入力電極57は微小コイル
用導体40の引出し部40aに電気的に接続し、出力電
極58は微小コイル用導体48の引出し部48aに電気
的に接続し、グランド電極59a,59bはそれぞれコ
ンデンサ導体49,50の引出し部49b,50b、4
9c,50cに電気的に接続している。
端部に入力電極57、出力電極58が設けられると共
に、手前側及び奥側の側面部にそれぞれグランド電極5
9a,59bが設けられる。入力電極57は微小コイル
用導体40の引出し部40aに電気的に接続し、出力電
極58は微小コイル用導体48の引出し部48aに電気
的に接続し、グランド電極59a,59bはそれぞれコ
ンデンサ導体49,50の引出し部49b,50b、4
9c,50cに電気的に接続している。
【0024】図7は、フィルタ31の電気等価回路図で
ある。入力電極57と出力電極58の間にコイル56及
び微小コイル53,54が直列に電気的に接続され、コ
ンデンサ55a,55bが並列に電気的に接続されてい
る。浮遊容量C5はコイル56に並列に発生し、浮遊容
量C6はそれぞれ微小コイル53,54に並列に発生す
る。
ある。入力電極57と出力電極58の間にコイル56及
び微小コイル53,54が直列に電気的に接続され、コ
ンデンサ55a,55bが並列に電気的に接続されてい
る。浮遊容量C5はコイル56に並列に発生し、浮遊容
量C6はそれぞれ微小コイル53,54に並列に発生す
る。
【0025】このフィルタ31は、コイル56と浮遊容
量C5が共振周波数f1にて並列共振すると共に、微小コ
イル53と浮遊容量C6、微小コイル54と浮遊容量C6
がそれぞれ共振周波数f2にて並列共振する。L3C5と
L4C6の間には、式(2)の関係があるため、共振周波
数f2は共振周波数f1より高くなる。従って、周波数が
共振周波数f1より低い領域では、コイル56によるノ
イズ減衰効果が発揮され、共振周波数f1より高い領域
では微小コイル53,54によるノイズ減衰効果が発揮
される。この結果、従来のLC複合部品より高周波特性
が優れたものが得られる。
量C5が共振周波数f1にて並列共振すると共に、微小コ
イル53と浮遊容量C6、微小コイル54と浮遊容量C6
がそれぞれ共振周波数f2にて並列共振する。L3C5と
L4C6の間には、式(2)の関係があるため、共振周波
数f2は共振周波数f1より高くなる。従って、周波数が
共振周波数f1より低い領域では、コイル56によるノ
イズ減衰効果が発揮され、共振周波数f1より高い領域
では微小コイル53,54によるノイズ減衰効果が発揮
される。この結果、従来のLC複合部品より高周波特性
が優れたものが得られる。
【0026】図8はフィルタ31の挿入損失特性の測定
結果を示すものである。実線60aは、コイル56のイ
ンダクタンスL3が318nH、微小コイル53,54
のそれぞれのインダクタンスL4が10nH、コンデン
サ55a,55bのそれぞれの静電容量C4が64p
F、コイル56に発生する浮遊容量C5が1pF、微小
コイル53,54に発生するそれぞれの浮遊容量C6が
1pFである場合の測定結果である。比較のために、微
小コイル53,54を備えない、従って浮遊容量C 6も
発生しない従来のフィルタの測定結果も点線60bにて
表示している。
結果を示すものである。実線60aは、コイル56のイ
ンダクタンスL3が318nH、微小コイル53,54
のそれぞれのインダクタンスL4が10nH、コンデン
サ55a,55bのそれぞれの静電容量C4が64p
F、コイル56に発生する浮遊容量C5が1pF、微小
コイル53,54に発生するそれぞれの浮遊容量C6が
1pFである場合の測定結果である。比較のために、微
小コイル53,54を備えない、従って浮遊容量C 6も
発生しない従来のフィルタの測定結果も点線60bにて
表示している。
【0027】微小コイル53,54と浮遊容量C6によ
る共振周波数f2は、コイル56と浮遊容量C5による共
振周波数f1より高周波側に位置している。すなわち、
フィルタ31は高周波領域において、従来のフィルタよ
り挿入損失が大きく、ノイズ除去効果に優れたものであ
ることが示されている。
る共振周波数f2は、コイル56と浮遊容量C5による共
振周波数f1より高周波側に位置している。すなわち、
フィルタ31は高周波領域において、従来のフィルタよ
り挿入損失が大きく、ノイズ除去効果に優れたものであ
ることが示されている。
【0028】[他の実施例]本発明に係る積層型LC複
合部品は前記実施例に限定されるものではなく、その要
旨の範囲内で種々に変形することができる。
合部品は前記実施例に限定されるものではなく、その要
旨の範囲内で種々に変形することができる。
【0029】積層型LC複合部品はT型、π型に限ら
ず、L型等であってもよい。また、前記実施例はインダ
クタ部とコンデンサ部の絶縁体の材料が異なっている
が、同じ材料を用いてもよい。さらに、前記実施例の複
合部品は、絶縁体シートを積み重ねた後、一体的に焼成
するものであるが、必ずしもこれに限定しない。例え
ば、以下に説明する製法によって複合部品を製作しても
よい。ペースト状の絶縁体材料を塗布、乾燥して絶縁体
材料膜を形成した後、その絶縁体材料膜の表面にペース
ト状のコイル用導体、微小コイル用導体、あるいはコン
デンサ用導体を形成する。こうして順に重ね塗りするこ
とによって積層体を形成した後、一体的に焼成する。
ず、L型等であってもよい。また、前記実施例はインダ
クタ部とコンデンサ部の絶縁体の材料が異なっている
が、同じ材料を用いてもよい。さらに、前記実施例の複
合部品は、絶縁体シートを積み重ねた後、一体的に焼成
するものであるが、必ずしもこれに限定しない。例え
ば、以下に説明する製法によって複合部品を製作しても
よい。ペースト状の絶縁体材料を塗布、乾燥して絶縁体
材料膜を形成した後、その絶縁体材料膜の表面にペース
ト状のコイル用導体、微小コイル用導体、あるいはコン
デンサ用導体を形成する。こうして順に重ね塗りするこ
とによって積層体を形成した後、一体的に焼成する。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、コイルに微小コイルを直列に接続し、コイルの
インダクタンスLと浮遊容量Cの積が微小コイルのイン
ダクタンスL’と浮遊容量C’の積より大きな値になる
ように設定したので、積層型LC複合部品はコイルによ
る第1の共振周波数とこの第1の共振周波数より高い微
小コイルによる第2の共振周波数を有することになる。
従って、周波数が第1の共振周波数より高い領域では、
微小コイルによるノイズ減衰効果が作用して大きな挿入
損失が維持される。この結果、高周波領域において従来
のLC複合部品より浮遊容量による特性の悪化が抑えら
れ、高周波特性の優れた積層型LC複合部品が得られ
る。
よれば、コイルに微小コイルを直列に接続し、コイルの
インダクタンスLと浮遊容量Cの積が微小コイルのイン
ダクタンスL’と浮遊容量C’の積より大きな値になる
ように設定したので、積層型LC複合部品はコイルによ
る第1の共振周波数とこの第1の共振周波数より高い微
小コイルによる第2の共振周波数を有することになる。
従って、周波数が第1の共振周波数より高い領域では、
微小コイルによるノイズ減衰効果が作用して大きな挿入
損失が維持される。この結果、高周波領域において従来
のLC複合部品より浮遊容量による特性の悪化が抑えら
れ、高周波特性の優れた積層型LC複合部品が得られ
る。
【0031】また、本発明に係る積層型LC複合部品
は、コンデンサ用導体を表面に設けた複数の絶縁体シー
トの1枚に微小コイルを設けたので、微小コイルを表面
に設けるための絶縁体シートを新たに増やす必要がな
く、部品の大型化を防止することができる。
は、コンデンサ用導体を表面に設けた複数の絶縁体シー
トの1枚に微小コイルを設けたので、微小コイルを表面
に設けるための絶縁体シートを新たに増やす必要がな
く、部品の大型化を防止することができる。
【図1】本発明に係る積層型LC複合部品の第1実施例
を示す組立て斜視図。
を示す組立て斜視図。
【図2】図1に示した積層型LC複合部品の斜視図。
【図3】図2に示した積層型LC複合部品の電気等価回
路図。
路図。
【図4】図2に示した積層型LC複合部品の挿入損失特
性の測定結果を示すグラフ。
性の測定結果を示すグラフ。
【図5】本発明に係る積層型LC複合部品の第2実施例
を示す組立て斜視図。
を示す組立て斜視図。
【図6】図5に示した積層型LC複合部品の斜視図。
【図7】図6に示した積層型LC複合部品の電気等価回
路図。
路図。
【図8】図6に示した積層型LC複合部品の挿入損失特
性の測定結果を示すグラフ。
性の測定結果を示すグラフ。
【図9】従来例を示す電気等価回路図。
【図10】別の従来例を示す電気等価回路図。
1…フィルタ 2,3…インダクタ部 4…コンデンサ部 6,7…絶縁体シート 10,11,12,13…コイル用導体 14,15…コンデンサ導体 16,17…微小コイル 23…コイル 25…コンデンサ 27…入力電極 28…出力電極 31…フィルタ 32…コンデンサ部 33…インダクタ部 35,36…絶縁体シート 40,41,47,48…微小コイル用導体 42,43,44,45,46…コイル用導体 49,50…コンデンサ導体 53,54…微小コイル 55a,55b…コンデンサ 56…コイル 57…入力電極 58…出力電極 L1,L3…コイルのインダクタンス L2,L4…微小コイルのインダクタンス C2,C5…コイルの浮遊容量 C3,C6…微小コイルの浮遊容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 幸夫 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 等価回路で、入力電極と出力電極の間に
直列に接続されたコイルと、入力電極と出力電極の間に
並列に接続されたコンデンサとを備えた積層型LC複合
部品において、 前記コイルに微小コイルを直列に接続し、前記コイルの
インダクタンス及び浮遊容量をそれぞれL及びCとし、
前記微小コイルのインダクタンス及び浮遊容量をそれぞ
れL’及びC’としたとき、LC>L’C’の関係が成
立することを特徴とする積層型LC複合部品。 - 【請求項2】 絶縁体とコイル用導体を積層して構成し
たインダクタ部と、絶縁体とコンデンサ用導体を積層し
て構成したコンデンサ部とを備えた積層型LC複合部品
において、 前記コイル用導体からなるコイルに、微小コイル用導体
からなる微小コイルを電気的に直列に接続し、かつ、前
記微小コイルを前記コンデンサ部又は前記インダクタ部
の少なくともいずれか一方に配設し、前記コイルのイン
ダクタンス及び浮遊容量をそれぞれL及びCとし、前記
微小コイルのインダクタンス及び浮遊容量をそれぞれ
L’及びC’としたとき、LC>L’C’の関係が成立
することを特徴とする積層型LC複合部品。 - 【請求項3】 コイル用導体を表面に設けた絶縁体シー
トを複数積層して構成したインダクタ部と、コンデンサ
用導体を表面に設けた絶縁体シートを複数積層して構成
したコンデンサ部とを備えた積層型LC複合部品におい
て、 前記コイル用導体からなるコイルに電気的に直列に接続
する微小コイルを、前記コンデンサ用導体を表面に設け
た絶縁体シートの1枚に設け、前記コイルのインダクタ
ンス及び浮遊容量をそれぞれL及びCとし、前記微小コ
イルのインダクタンス及び浮遊容量をそれぞれL’及び
C’としたとき、LC>L’C’の関係が成立すること
を特徴とする積層型LC複合部品。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334436A JPH07201592A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 積層型lc複合部品 |
US08/361,527 US5530411A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-22 | Laminate type LC composite device having a micro coil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334436A JPH07201592A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 積層型lc複合部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201592A true JPH07201592A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18277364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334436A Pending JPH07201592A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 積層型lc複合部品 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5530411A (ja) |
JP (1) | JPH07201592A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010147320A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Alps Electric Co Ltd | 高周波回路モジュール |
CN117200728A (zh) * | 2023-11-07 | 2023-12-08 | 江苏灿勤科技股份有限公司 | 一种带内抑制效果好的分列式带阻滤波器 |
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US5705966A (en) * | 1996-08-02 | 1998-01-06 | I.T.-Tel Ltd. | LC-type dielectric strip line resonator |
JP3513787B2 (ja) * | 1996-11-18 | 2004-03-31 | 株式会社村田製作所 | Lc複合部品 |
JP3394401B2 (ja) * | 1996-11-22 | 2003-04-07 | ティーディーケイ株式会社 | ローパスフィルタ |
US5834994A (en) * | 1997-01-17 | 1998-11-10 | Motorola Inc. | Multilayer lowpass filter with improved ground plane configuration |
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US5923077A (en) * | 1998-02-11 | 1999-07-13 | Bourns, Inc. | Passive component integrated circuit chip |
CN1161880C (zh) * | 1999-09-21 | 2004-08-11 | 株式会社村田制作所 | 电感电容滤波器 |
JP2003152490A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | Murata Mfg Co Ltd | 積層型lc複合部品 |
TWI281781B (en) * | 2004-08-25 | 2007-05-21 | Murata Manufacturing Co | Noise filter and noise filter array |
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WO2013058144A1 (ja) * | 2011-10-18 | 2013-04-25 | 株式会社村田製作所 | 複合電子部品 |
CN205212798U (zh) * | 2013-05-09 | 2016-05-04 | 株式会社村田制作所 | Lc并联谐振元件 |
WO2014185231A1 (ja) * | 2013-05-15 | 2014-11-20 | 株式会社村田製作所 | 信号伝送ケーブル、および通信機器モジュール |
DE102016111072A1 (de) | 2016-06-16 | 2017-12-21 | Infineon Technologies Ag | Hochfrequenzeinrichtung |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0158909U (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | ||
US5197170A (en) * | 1989-11-18 | 1993-03-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of producing an LC composite part and an LC network part |
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EP0566145B1 (en) * | 1992-04-16 | 1998-08-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency low-pass filter |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334436A patent/JPH07201592A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-22 US US08/361,527 patent/US5530411A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010147320A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Alps Electric Co Ltd | 高周波回路モジュール |
CN117200728A (zh) * | 2023-11-07 | 2023-12-08 | 江苏灿勤科技股份有限公司 | 一种带内抑制效果好的分列式带阻滤波器 |
CN117200728B (zh) * | 2023-11-07 | 2024-02-02 | 江苏灿勤科技股份有限公司 | 一种带内抑制效果好的分列式带阻滤波器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5530411A (en) | 1996-06-25 |
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