JPH07201406A - 防水ゴム栓 - Google Patents

防水ゴム栓

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JPH07201406A
JPH07201406A JP33644193A JP33644193A JPH07201406A JP H07201406 A JPH07201406 A JP H07201406A JP 33644193 A JP33644193 A JP 33644193A JP 33644193 A JP33644193 A JP 33644193A JP H07201406 A JPH07201406 A JP H07201406A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber plug
electric wire
bending
wire protection
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP33644193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Maeda
章 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH07201406A publication Critical patent/JPH07201406A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線が電線挿通孔の軸方向に対して交差する
方向に引っ張られても、防水性能が低下することのない
防水ゴム栓を提供する。 【構成】 本発明は、軸方向を貫通する電線挿通孔7に
沿って、前部側に端子加締め部9と、シール用環状突起
11が形成されたゴム栓本体13とが設けられ、後部側
に電線保護筒部15が設けられた防水ゴム栓23であっ
て、ゴム栓本体13と電線保護筒部15との間に、ゴム
栓本体13に対する電線保護筒部15の曲げ力を吸収す
る曲げ吸収部25を形成したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水コネクタにおい
て、電線を挿通したのち端子収容室の後部に密栓される
防水ゴム栓に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、実開昭63−3074号公報に
記載の防水ゴム栓1と、この防水ゴム栓1が端子収容室
3に密栓されたコネクタ5の後部を示す。同図におい
て、防水ゴム栓1は、軸方向を貫通する電線挿通孔7に
沿って、前部側に端子加締め部9と、シール用環状突起
11、11、11が形成されたゴム栓本体13とが設け
られ、後部側に、電線保護筒部15が一体に弾性を有す
るゴム材料で成形されている。
【0003】そして、端子金具17の加締め部19に端
子加締め部9が電線21と共に加締められた状態で、コ
ネクタ5の端子収容室3の後部側から挿入される。そし
て、シール用環状突起11、11、11が端子収容室3
の内壁3aに密着することにより、端子収容室3の内部
が防水されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、電線挿通孔7の軸方向に対して交差した方
向に電線21を引っ張ると、電線保護筒部15がゴム栓
本体13に対して傾斜し、電線保護筒部15の傾斜に伴
ってゴム栓本体13も引っ張られて変形し、シール用環
状突起11が端子収容室3の内壁3aから離れる。この
ため、ゴム栓本体13のシール用環状突起11と内壁3
aとの間に隙間Sが生じて、防水性能が著しく低下する
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は、電線が電線挿通孔の軸
方向に対して交差する方向に引っ張られても、防水性能
が低下することのない防水ゴム栓の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、軸方向を貫通する電線挿通孔に
沿って、前部側に端子加締め部と、シール用環状突起が
形成されたゴム栓本体とが設けられ、後部側に電線保護
筒部が設けられた防水ゴム栓であって、前記ゴム栓本体
と前記電線保護筒部との間に、前記ゴム栓本体に対する
前記電線保護筒部の曲げ力を吸収する曲げ吸収部を形成
したことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、曲げ吸収部が電線保護筒部の厚みより薄い
環状の凹部であることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、曲げ吸収部がゴム栓本体と電線保護筒部と
の間に形成された屈曲自在な蛇腹部であることを特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、電線を電線挿通孔の
軸方向に対して交差する方向に引っ張ると、電線保護筒
部はゴム栓本体に対して曲げられるが、この曲げ力が曲
げ吸収部により吸収されることにより、ゴム栓本体に曲
げ力が加わることがない。これにより、ゴム栓本体のシ
ール用環状突起が端子収容室の内壁から離れることがな
いので、防水性能が低下することがない。
【0010】請求項2の発明によれば、電線を電線挿通
孔の軸方向に対して交差する方向に引っ張ると、電線保
護筒部はゴム栓本体に対して曲げられるが、このとき、
曲げの外側では環状の凹部が延びて凹部を形成する両側
壁間が開き、曲げの内側では環状の凹部が縮んで凹部を
形成する両側壁間が狭くなることにより、曲げ力が吸収
される。従って、ゴム栓本体が電線保護筒部の曲げに伴
って変形することがなく、シール用環状突起が端子収容
室の内壁から離れることがない。
【0011】請求項3の発明によれば、電線を電線挿通
孔の軸方向に対して交差する方向に引っ張ると、電線保
護筒部はゴム栓本体に対して曲げられるが、このとき、
曲げの外側では、蛇腹部の外側が延びて、内側では収縮
することにより、曲げ力が吸収される。従って、ゴム栓
本体が電線保護筒部の曲げに伴って変形することがな
く、シール用環状突起が端子収容室の内壁から離れるこ
とがない。また、蛇腹部を設けることにより、電線が軸
方向へ延びたり収縮したりしても、引張力や圧縮力が蛇
腹部が延びたり、縮んだりすることにより吸収される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る防水ゴム栓の実施例につ
いて説明する。図1(a)は、本発明に係る防水ゴム栓
23を示す断面図、図1(b)は、この防水ゴム栓23
の使用状態を示す断面図である。なお、図3及び図4に
示す防水ゴム栓1と同構成部分については図面に同符号
を付して重複した説明を省略する。
【0013】図1(a)に示すように、本実施例の防水
ゴム栓23は、ゴム栓本体13と電線保護筒部15との
間に、ゴム栓本体13に対する電線保護筒部15の曲げ
力を吸収する曲げ吸収部25が形成されている。この曲
げ吸収部25は、ゴム栓本体13の後端部と電線保護筒
部15との間に設けられた2つの環状の凹部27、29
で構成されている。これらの凹部27、29は、電線保
護筒部15の厚みT1より薄い厚みT2に形成された底
部27a、29aを有しており、曲げ力に対して、ゴム
栓本体13、電線保護筒部15より弱く設定されいる。
【0014】電線21が、電線挿通孔7の軸方向に対し
て交差する方向に引っ張られて、電線保護筒部15がゴ
ム栓本体13に対して曲げられると、曲げ力が曲げ吸収
部25により吸収される。すなわち、図1(b)に示す
ように、電線保護筒部15が電線21の曲げに伴って電
線21の曲げ方向に向かうと、曲げの外側では、凹部2
7、29に引張力が加わって、凹部27、29の開口が
開き、底部27a、29bが延びる。また、曲げの内側
では凹部27、29に圧縮力が加わって、凹部27、2
9の開口がそれぞれ狭まり、底部27a、29aが収縮
する。このため、電線保護筒部15が電線21の曲げ方
向に向かっても、ゴム栓本体13に曲げ力が伝わること
がなく、ゴム栓本体13は変形することがない。これに
より、シール用環状突起11が端子収容室3の内壁3a
から離れることがなく、これらのシール用環状突起11
と内壁3aとの間に隙間が生じることがない。
【0015】従って、電線21が電線挿通孔7の軸方向
に対して交差する方向に引っ張られても、防水性能が低
下することがない。
【0016】なお、この実施例では、凹部27、29で
曲げ吸収部25を形成したが、凹部は2つ以上でも良
い。この凹部を複数設けることにより、曲げ力が吸収し
やすくなる。
【0017】次に、図2に示す他の実施例について説明
する。本実施例の防水ゴム栓31の曲げ吸収部33は、
ゴム栓本体13と電線保護筒部15との間に伸縮自在で
かつ屈曲自在な蛇腹部35で構成されている。この蛇腹
部35は、ゴム栓本体13と電線保護筒部15との間が
電線保護筒部15より薄肉に形成され、この薄肉部分が
蛇腹状に屈曲形成されている。
【0018】電線21が、電線挿通孔7の軸方向に対し
て交差する方向に引っ張られて、電線保護筒部15がゴ
ム栓本体13に対して曲げられると、電線保護筒部15
が電線21の曲げに伴って電線21の曲げ方向に向かう
が、曲げの外側では、蛇腹部35に引張力が加わって、
蛇腹部35が延びる。また、曲げの内側では蛇腹部35
に圧縮力が加わって、蛇腹部35が収縮する。このた
め、電線保護筒部15が電線21の曲げ方向に向かって
も、ゴム栓本体13に曲げ力が伝わることがなく、ゴム
栓本体13は変形することがない。これにより、シール
用環状突起11が端子収容室3の内壁3aから離れるこ
とがなく、これらのシール用環状突起11と内壁3aと
の間に隙間が生じることがない。
【0019】従って、電線21が電線挿通孔7の軸方向
に対して交差する方向に引っ張られても、防水性能が低
下することがない。
【0020】また、この実施例では、電線21に軸方向
の引張力や圧縮力が加わっても、蛇腹部分が延びたり、
縮んだりすることにより吸収することが出来る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ゴム栓本体と電線保護筒部との間に曲げ吸収
部を設けたことにより、電線保護筒部がゴム栓本体に対
して曲げられても、ゴム栓本体に曲げ力が加わることが
なく、変形しないので、ゴム栓本体のシール用環状突起
が端子収容室の内壁から離れることがないので、防水性
能が低下することがない。
【0022】請求項2記載の発明によれば、電線保護筒
部がゴム栓本体に対して曲げられても、曲げの外側では
凹部が延びて開き、曲げの内側では凹部が縮むことによ
り、ゴム栓本体に曲げ力が加わることがない。よって、
ゴム栓本体が変形しないので、ゴム栓本体のシール用環
状突起が端子収容室の内壁から離れることがない。
【0023】請求項3記載の発明によれば、電線保護筒
部がゴム栓本体に対して曲げられても、曲げの外側で
は、蛇腹部が延び、曲げの内側では蛇腹部が収縮するの
で、曲げ力がゴム栓本体に加わることがない。よって、
ゴム栓本体が変形しないので、ゴム栓本体のシール用環
状突起が端子収容室の内壁から離れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水ゴム栓を示し、(a)は防水
ゴム栓を示す断面図、(b)は防水ゴム栓を端子収容室
内に装着した状態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る防水ゴム栓の他の実施例を示す断
面図である。
【図3】従来の防水ゴム栓を示す断面図である。
【図4】従来の防水ゴム栓において、電線挿通孔の軸方
向に対して交差する方向に電線を引っ張った状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
7 電線挿通孔 9 端子加締め部 11 シール用環状突起 13 ゴム栓本体 15 電線保護筒部 23、31 防水ゴム栓 25、33 曲げ吸収部 27、29 凹部 35 蛇腹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向を貫通する電線挿通孔に沿って、
    前部側に端子加締め部と、シール用環状突起が形成され
    たゴム栓本体とが設けられ、後部側に電線保護筒部が設
    けられた防水ゴム栓であって、前記ゴム栓本体と前記電
    線保護筒部との間に、前記ゴム栓本体に対する前記電線
    保護筒部の曲げ力を吸収する曲げ吸収部を形成したこと
    を特徴とする防水ゴム栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記曲げ
    吸収部が前記電線保護筒部の厚みより薄い環状の凹部で
    あることを特徴とする防水ゴム栓。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、前記曲げ
    吸収部が前記ゴム栓本体と前記電線保護筒部との間に形
    成された屈曲自在な蛇腹部であることを特徴とする防水
    ゴム栓。
JP33644193A 1993-12-28 1993-12-28 防水ゴム栓 Pending JPH07201406A (ja)

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