JPH07201282A - ガス放電表示パネル - Google Patents

ガス放電表示パネル

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JPH07201282A
JPH07201282A JP5353688A JP35368893A JPH07201282A JP H07201282 A JPH07201282 A JP H07201282A JP 5353688 A JP5353688 A JP 5353688A JP 35368893 A JP35368893 A JP 35368893A JP H07201282 A JPH07201282 A JP H07201282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
display panel
electrode
substrate
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP5353688A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Nakajima
文男 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okaya Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Okaya Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okaya Electric Industry Co Ltd filed Critical Okaya Electric Industry Co Ltd
Priority to JP5353688A priority Critical patent/JPH07201282A/ja
Publication of JPH07201282A publication Critical patent/JPH07201282A/ja
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面基板側の透明電極が、ある放電セルにお
いて損傷したとしても、当該透明電極自体の断線とはな
らず、したがって損傷箇所以外の放電セルが放電不能と
なることのないガス放電表示パネルを実現する。 【構成】 帯状の陰極18を複数本並設した背面基板12
と、帯状の透明陽極24を複数本並設した透明な前面基板
14とを、各基板の電極が所定の間隙を隔てて交差するよ
うに配置して各電極の交差部分毎に放電セル28を形成す
ると共に、両基板の周縁を気密封止して外囲器16とな
し、内部に放電ガスを封入したガス放電表示パネル10に
おいて、前面基板14の電極形成面に各透明電極24間を仕
切る前面側バリアリブ26の第1の隔壁26aを形成すると
共に、各透明電極24の右側辺部24aが、第1の隔壁26a
によって覆われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス放電表示パネルに
係り、特に、透明電極を形成した透明な前面基板と、電
極を形成した背面基板とを、両基板の電極が所定の間隙
を隔てて対向するよう配置すると共に、両基板周縁を気
密封止して外囲器となし、該外囲器内に放電ガスを封入
した構造を有するガス放電表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、従来のガス放電表示
パネル50は、一面に帯状の陰極52を複数本並設した絶縁
材からなる背面基板54と、一面に帯状の透明陽極56を複
数本並設した透明絶縁材よりなる前面基板58とを、陰極
52と透明陽極56とが所定の間隙を隔てて略直交するよう
配置し、両基板周縁を封着材を介して気密封止して外囲
器60となし、該外囲器60の内部空間に所定の放電ガスを
封入してなる。
【0003】上記透明陽極56と陰極52との交差部分毎
に、放電セル62がドット・マトリクス状に多数形成され
る。各放電セル62は、背面基板54の対向面に形成された
格子状の背面側バリアリブ64と、前面基板58の対向面に
形成された格子状の前面側バリアリブ66とによって囲繞
されている。また、背面側バリアリブ64の頂面には、ス
ペーサ68が所定の間隔をおいて形成されており、背面側
バリアリブ64と前面側バリアリブ66との間には、スペー
サ68の高さに相当する隙間70が形成されており、各放電
セル62はこの隙間70を介して相互に連通される。
【0004】しかして、上記透明陽極56と陰極52間に選
択的に直流電圧を印加することにより、所望の放電セル
62において放電が生成され、該放電に基づく光が透明陽
極56及び前面基板58を透過して外部に放射される。この
結果、前面基板58の表示面に任意の文字や図形等が表示
される。なお、上記隙間70を介して、各放電セル62間の
イオンの流通が確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前面基
板58側に形成される電極(すなわち透明陽極56)は、表
示の妨げにならないように、あくまでも透光性を保つ必
要がある。したがって、前面基板58側の電極は、NES
A膜(SnO2)やITO膜(In23・SnO2)等の
透明導電膜によって形成しなければならないと共に、膜
厚にも制約があるため、その強度確保には一定の限界が
ある。このため、前面基板58側の電極は、組立工程時の
不手際や、放電時におけるスパッタ等によって損傷し易
いものであった。しかも、図5のB−B’断面図である
図6に示すように、1本の透明陽極56が、ある放電セル
62aにおいて損傷すると、当該放電セル62aが放電不能
となるばかりでなく、当該透明陽極56自体が断線するこ
とによって、断線箇所の先に位置する放電セル62b以下
も連鎖的に放電不能となる恐れがあった。
【0006】これに対し、上記陰極52は、背面基板54側
の電極であるがゆえに、透光性を確保する必要がない。
したがって、その材質の選定及び厚さの設定に関する自
由度が高く、ある程度以上の強度を確保することができ
る。現に、上記陰極52は、銀・パラジウム(Ag・P
d)等よりなる帯状の陰極基体52aと、該陰極基体52a
の表面にLaB6とBaAl24との混合物等よりなる
エミッタ物質を積層させたエミッタ層52bとから構成さ
れている。このため、陰極52は耐衝撃性及び耐スパッタ
性に優れており、陰極52自体が断線する程の損傷を受け
る可能性は低いといえる。
【0007】この発明は、上記従来例の問題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、前面基板
側の透明電極が、ある放電セルにおいて損傷したとして
も、当該透明電極自体の断線とはならず、したがって損
傷箇所以外の放電セルが放電不能となることのないガス
放電表示パネルを実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るガス放電表示パネルは、一面に帯状の
電極を複数本並設した絶縁材よりなる背面基板と、一面
に帯状の透明電極を複数本並設した透明絶縁材よりなる
前面基板とを、各基板の電極が所定の間隙を隔てて交差
するように配置して各電極の交差部分毎に放電セルを形
成すると共に、両基板の周縁を気密封止して外囲器とな
し、該外囲器内に所定の放電ガスを封入してなるガス放
電表示パネルにおいて、上記前面基板の電極形成面に各
透明電極間を仕切る複数の隔壁を形成すると共に、各透
明電極の少なくとも片方の側辺部が、上記隔壁によって
覆われるよう構成した。上記透明電極の両方の側辺部
が、上記隔壁によって覆われるよう構成してもよい。
【0009】
【作用】帯状の透明電極の少なくとも片方の側辺部が隔
壁によって覆われているため、該透明電極が、ある放電
セルにおいて損傷しても、隔壁に覆われている部分を通
じて電源供給を維持できる。このため、当該透明電極自
体が断線することがなく、したがって、上記損傷が生じ
た箇所以外の放電セルが放電不能となることはない。
【0010】
【実施例】以下に、この発明に係るガス放電表示パネル
を、添付図面に基づいて説明する。図1は、ガス放電表
示パネル10を示す概略断面図である。このガス放電表示
パネル10は、平板ガラス等の絶縁材よりなる背面基板12
と、同じく平板ガラス等の透明絶縁材よりなる前面基板
14を、所定の間隙を隔てて対向配置し、両基板周縁を低
融点ガラス等の図示しない封着材を介して気密封止して
外囲器16を形成し、該外囲器16の内部空間に、Ne、A
r、He、Xe等の希ガスを主体とした放電ガスを封入
することを基本構成としている。
【0011】背面基板12の対向面12aには、陰極18が形
成されている。この陰極18は、背面基板12の対向面12a
に被着形成された銀・パラジウム(Ag・Pd)等より
なる帯状の陰極基体18aと、該陰極基体18aの表面にL
aB6とBaAl24との混合物等よりなるエミッタ物
質をプラズマ溶射によって付着させたエミッタ層18bと
から構成される。なお、図1には現われていないが、実
際には複数本の陰極18が、背面基板12の対向面12a上に
並設されている。背面基板12の対向面12aには、さらに
背面側バリアリブ20が配置されている。この背面側バリ
アリブ20は、低融点ガラスを印刷・焼成等して形成さ
れ、各陰極18間を仕切る第1の隔壁20aと、各陰極18を
所定の長さ毎に区切る第2の隔壁20bを有する格子形状
を備えている。さらに、背面側バリアリブ20の第1の隔
壁20aと第2の隔壁20bとの交点部分の頂面には、ガラ
ス等の絶縁材よりなるスペーサ22が突設されている。
【0012】前面基板14の対向面14aには、NESA膜
(SnO2)やITO膜(In23・SnO2)等の透明
導電膜よりなる帯状の透明陽極24が複数本被着形成され
ている。前面基板14の対向面14aには、さらに前面側バ
リアリブ26が配置されている。この前面側バリアリブ26
は、上記背面側バリアリブ20と同様に、低融点ガラスを
印刷・焼成等して形成され、各透明陽極24間を仕切る第
1の隔壁26aと、各透明陽極24を所定の長さ毎に区切る
第2の隔壁26bを有する格子形状を備えている。また、
図1のA−A’断面図である図2、及び前面基板14の対
向面14a側を示す斜視図である図3に示すように、各透
明陽極24の長辺の一辺側(図中では右側辺部24a)は、
前面側バリアリブ26の第1の隔壁26aによって覆われて
いる。
【0013】上記背面基板12と前面基板14とは、各基板
の電極が所定の間隙を隔てて略直交するよう配置され、
両電極の交差部分毎に、背面側バリアリブ20及び前面側
バリアリブ26によって囲繞された放電セル28が、ドット
・マトリクス状に形成されている。なお、背面側バリア
リブ20と前面側バリアリブ26との間には、上記スペーサ
22が介在するため、両バリアリブ間には該スペーサ22の
高さに相当する隙間30が形成される。各放電セル28は、
この隙間30を介して連通されている。
【0014】しかして、図示しない電源より、上記透明
陽極24−陰極18間に放電開始電圧以上の直流電圧を印加
すると、放電セル28内で放電が生成し、所定の発光色を
有する光が、透明陽極24及び前面基板14を透過して外部
に放射される。この電圧印加を、図示しない制御・駆動
回路を介して選択的に実行することにより、所望の放電
セル28において放電発光を生成させ、前面基板14の表示
面14bに任意の文字や図形を表示することができる。な
お、放電に際しては、上記隙間30を通じて、各放電セル
28間のイオンの流通が確保される。
【0015】各透明陽極24の右側辺部24aが、当該透明
陽極24が係る各放電セル28を通して、所定の幅に亘っ
て、前面側バリアリブ26の第1の隔壁26aに覆われてい
るため、ある放電セル28において透明陽極24が損傷して
も、該第1の隔壁26aの内部に埋設された部分は損傷を
受けず、当該透明陽極24自体が断線することがない。し
たがって、透明陽極24の損傷によって当該放電セル28が
放電不能となるのはともかく、当該透明電極24が係る他
の放電セル28が連鎖的に放電不能となることはない。
【0016】各透明陽極24の幅を広げることにより、或
いは前面側バリアリブ26の第1の隔壁26a間のピッチを
狭めることにより、図4に示すように、各透明陽極24の
両方の側辺部(右側辺部24a及び左側辺部24b)を、当
該透明陽極24が係る各放電セル28を通して、所定の幅に
亘って、前面側バリアリブ26の第1の隔壁26aによって
覆うよう構成してもよい。この場合、透明陽極24の断線
防止がより確実となる。
【0017】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、上記においては直流駆動型のガス放電
表示パネルを例示したが、交流駆動型のガス放電表示パ
ネルに応用してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るガス放電表示パネルは、帯
状の透明電極の少なくとも片方の側辺部が隔壁によって
覆われているため、該透明電極が、ある放電セルにおい
て損傷しても、隔壁に覆われている部分を通じて電源供
給を維持できる。このため、当該透明電極自体が断線す
ることがなく、したがって、上記損傷が生じた箇所以外
の放電セルが放電不能となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放電表示パネルの一実施例を
示す概略断面図である。
【図2】図1のA−A’概略断面図である。
【図3】上記実施例に係る前面基板の対向面側を示す概
略斜視図である。
【図4】他の実施例を示す概略断面図である。
【図5】従来例を示す概略断面図である。
【図6】図5のB−B’断面図である。
【符号の説明】
10 ガス放電表示パネル 12 背面基板 12a 背面基板の対向面 14 前面基板 14a 前面基板の対向面 16 外囲器 18 陰極 20 背面側バリアリブ 24 透明陽極 24a 透明陽極の右側辺部 24b 透明陽極の左側辺部 26 前面側バリアリブ 26a 前面側バリアリブの第1の隔壁 26b 前面側バリアリブの第2の隔壁 28 放電セル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に帯状の電極を複数本並設した絶縁
    材よりなる背面基板と、一面に帯状の透明電極を複数本
    並設した透明絶縁材よりなる前面基板とを、各基板の電
    極が所定の間隙を隔てて交差するように配置して各電極
    の交差部分毎に放電セルを形成すると共に、両基板の周
    縁を気密封止して外囲器となし、該外囲器内に所定の放
    電ガスを封入してなるガス放電表示パネルにおいて、上
    記前面基板の電極形成面に各透明電極間を仕切る複数の
    隔壁を形成すると共に、各透明電極の少なくとも片方の
    側辺部が、上記隔壁によって覆われることを特徴とする
    ガス放電表示パネル。
  2. 【請求項2】 上記透明電極の両方の側辺部が、上記隔
    壁によって覆われることを特徴とする請求項1に記載の
    ガス放電表示パネル。
JP5353688A 1993-12-30 1993-12-30 ガス放電表示パネル Pending JPH07201282A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410330A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示装置およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0410330A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Oki Electric Ind Co Ltd ガス放電表示装置およびその製造方法

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