JPH07201181A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JPH07201181A
JPH07201181A JP6294676A JP29467694A JPH07201181A JP H07201181 A JPH07201181 A JP H07201181A JP 6294676 A JP6294676 A JP 6294676A JP 29467694 A JP29467694 A JP 29467694A JP H07201181 A JPH07201181 A JP H07201181A
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剛 小森谷
Toshiaki Masuhara
利明 増原
Osamu Minato
修 湊
Toshio Sasaki
敏夫 佐々木
Norimasa Yasui
徳政 安井
Kotaro Nishimura
光太郎 西村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体メモリ装置のDC電流が流れる回路を
制御して、静止状態(DC)における消費電力を微少に
する。また、クロックを少なくして、時間順序を簡単化
し、レイアウト配線も簡略化する。 【構成】 データ入力回路とデータ線対との間の電気信
号の伝達を制御する手段は、ライトイネーブル信号の変
化後にデータ入力回路からデータ線対に書き込みデータ
が伝達されるようにし、メモリセルへのデータの書き込
みが終了した後に、データ線対からデータ入力回路への
電気信号の伝達を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ装置に関
し、特に、書き込みDC電流を削減して、内部直流電流
による消費電力を大幅に低減させることができる非同期
式スタティックMOSメモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のNMOSトランジスタで構成され
た非同期式スタティック型メモリ装置では、アドレス信
号に伴いXデコーダとYデコーダとが所定のメモリ・セ
ルを選択し、センス増幅器でそのセルに記憶された情報
を増幅して、出力バッファ回路に伝達し出力を得てい
る。次に、アドレスが変化すると、XデコーダとYデコ
ーダが他のメモリ・セルを選択して、そのセルに記憶さ
れた情報を読み出し、次の出力を得る。最短サイクル・
タイムは、出力のアクセス・タイムと同一である。ま
た、チップが選択状態では、Xデコーダ、Yデコーダ、
センス増幅器、出力バッファ回路等に常時DC電流が流
れるため、きわめて大きな電力を消費している。一方、
書き込み期間中にも、全く同じようにDC電流が流れて
おり、これらのDC電流はサイクル・タイムに関係なく
流れている。ところで、最近、メモリ装置の周辺回路を
CMOS化して低電力にし、かつメモリ・セルをNMO
Sトランジスタと高抵抗で構成することにより、高集積
化する方法が用いられており、これによって従来のNM
OSトランジスタのみによるメモリ装置と比較して1/
5〜1/10に消費電力を低減することが可能になっ
た。しかし、この場合でも、やはりメモリ・セルをNM
OSトランジスタで構成しているため、メモリ・セルに
常時、DC電流が流れ、全電流の約1/2を占めるまで
に至っている。
【0003】図1は、従来のスタティック型MOSメモ
リ装置の一例を示す要部構成図である。図1において、
1はメモリ・セル群(メモリ・プレーン)で、その単位
回路(メモリ・セル)2はNMOSトランジスタ3,
4,5,6と抵抗7,8から成る。このメモリ・セル2
はワード線9を駆動するデコーダ10でアクセスされ、
図示されないYデコーダによりスイッチ用MOSトラン
ジスタ13,14がオンされると、セルの内部に記憶さ
れていた1対の情報が出力され、データ線11,12に
微少な電位差として現われ、スイッチ用MOSトランジ
スタ13,14を通してコモン・データ線15,16に
現われる。このコモン・データ線15,16に現われた
微少な電位差は、アナログ型センス増幅器18により増
幅され、出力バッファ回路19に伝達される。なお、M
OSトランジスタ20,21および22,23はデータ
線11,12およびコモン・データ線15,16を所定
の電位に保つための負荷である。次に、書き込み時に
は、データ入力バッファ回路24により出力端子25,
26に1対の高電位差をもった信号が得られ、この信号
が書き込みスイッチ用MOSトランジスタ27,28を
通してコモン・データ線15,16に現われ、さらにス
イッチ用MOSトランジスタ13,14を通してデータ
線11,12に現われる。これより先に、スイッチ用M
OSトランジスタ13,14と27,28をオンにする
ための電位がそれぞれ入力端子に与えられる。さらに、
デコーダ10によりワード線9が駆動されることによっ
て、データ線11,12上の電位情報がメモリ・セル2
に書き込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の場合、次のよう
なDC電流による電力消費が発生する。 (1)アナログ型センス増幅器18では、コモン・デー
タ線15,16に現われた微少な電位差を有する入力信
号を増幅するために、常時DC電流が流れる(センスD
C電流)。 (2)メモリ・セル2は、フリップ・フロップ回路であ
って、いまMOSトランジスタ5がオン、MOSトラン
ジスタ6がオフとすると、デコーダ10により駆動され
たワード線9により、電源電圧Vccからデータ線負荷
MOSトランジスタ20、データ線11、メモリ・セル
2のMOSトランジスタ3、同じく5を通して接地電圧
VssにDC電流が流れる(メモリ・セルDC電流)。 (3)書き込み時には、データ入力バッファ回路24の
出力端子25,26に高電位差が現われ、その1つは接
地電圧Vssレベルになる。いま、出力端子25がVs
sレベルであるとすれば、電源電圧Vccからデータ線
負荷MOSトランジスタ13、コモン・データ線15、
スイッチMOSトランジスタ27を通して接地電圧Vs
sにDC電流が流れる(書き込みDC電流)。従って、
読み出し中には、上記(1)と(2)によりサイクル・
タイムの長さに関係なく、これらのDC電流が流れる。
また、書き込み中には、上記(2)と(3)により書き
込み信号(*WE)のパルス幅に関係なく、これらのD
C電流が流れる。なお、以下、負極性信号を*で示す。
本発明の目的は、このような従来の課題を解消するた
め、特に書き込みDC電流の削減を行って、静止状態に
おける消費電力を微少にし、かつレイアウト配線が簡単
化され、高信頼性で動作可能な半導体メモリ装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体メモリ装置は、ワード線とデータ線
対と、上記ワード線と上記データ線対との交点に配置さ
れたスタティック型メモリセルと、上記データ線対と動
作電位との間に接続された一対のデータ線負荷と、上記
ワード線を選択電位に駆動するワード線選択駆動回路と
を有し、上記メモリセルに書き込むべきデータが入力さ
れるデータ入力回路と、上記データ入力回路と上記デー
タ線対との間の電気信号の伝達を制御する手段とを有
し、上記データ入力回路と上記データ線対との間の電気
信号の伝達を制御する上記手段は、ライトイネーブル信
号の変化後に上記データ入力回路から上記データ線対へ
書き込みデータが伝達しうるようにし、上記ワード線選
択駆動回路は、上記書き込みデータが上記データ入力回
路から上記データ線対へ伝達しうるようにされた後に、
上記ワード線を選択電位に駆動するようにされ、上記ワ
ード線が選択電位に駆動され、上記メモリセルへのデー
タの書き込みが終了すべき所定の期間が経過した後に、
上記データ入力回路と上記データ線対との間の電気信号
の伝達を制御する上記手段は、上記データ線対から上記
データ入力回路への電気信号の伝達を遮断することを特
徴としている。
【0006】
【作用】本発明の非同期式スタティック型半導メモリ装
置は、NMOSトランジスタと高抵抗により構成された
メモリ・セルを用いて高集積化し、周辺回路にCMOS
を用いて消費電力を減少させた装置に適用すれば、チッ
プ選択状態に流れるDC電流を大幅に低減して、消費電
力をさらに減少させることができるので、その効果は極
めて大である。しかし、NMOSトランジスタと高抵抗
により構成されたメモリ・セルと、NMOS周辺回路を
用いたメモリ装置に対しても、効果を奏することは勿論
である。本発明では、アドレスの変化を検出してコント
ロール・クロック回路を起動し、必要な回路を制御して
読み書き動作が終了した時点で動作を停止させることに
より、DC電流を減少させることができる。さらに、コ
ントロール・クロックの数を最低限に減らすことによ
り、クロック回路の占有する面積を小さくして、レイア
ウト配線を簡単にし、クロックのタイミングおよび時間
順序の難しさをなくしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図2から図5までは、それぞれ本発明の実施
例を示すパルス発生器およびパルス集合回路の論理図で
あり、アドレスの変化を検出してクロックを発生し、そ
れらを集合する回路を示す。図2(a)には、インバー
タを直列接続した入出力バッファ回路と、ナンド回路の
組み合わせからなるパルス発生器(点線内)50が示さ
れている。アドレス入力レベルに変化があると、入力信
号が複数個のインバータを通過する際に、インバータ間
に発生する信号の伝搬遅延がパルス発生器50において
検出され、図11、図12(c)に示すようなパルス信
号φPiを発生する。なお、図11は、本発明による読
み出し動作のタイムチャート、図12は書き込み動作の
タイムチャートである。
【0008】図2(a)のパルス発生器の構成を、図2
(b)に示す。図2(b)では、CMOSトランジスタ
を用いてナンド回路を構成しているが、勿論NMOSト
ランジスタを用いても構成することができる。図2
(a)に示すように、インバータの出力線51〜54は
それぞれ2番目と5番目、3番目と6番目に接続された
インバータの出力であるから、入力端子にハイ・レベル
信号‘H’が入力した場合には、それぞれ‘H’,
‘L’と‘L’,‘H’が左右のナンド回路に入力され
る。この場合、図2(b)の左側のナンド回路ではPM
OSとNMOSトランジスタが1個ずつオンしてハイレ
ベルを、右側のナンド回路でもPMOSとNMOSトラ
ンジスタが1個ずつオンしてハイレベルを、それぞれ中
央のナンド回路に出力するので、中央のナンド回路では
両方のNMOSトランジスタがオンしてロー・レベルが
出力信号φPiとして得られる。アドレス信号が変化す
るときには、過渡レベルとなり、インバータの出力線5
1と53、または52と54、どちらか2つがハイレベ
ル‘H’になる。この場合には、図2(b)に示す左側
または右側のナンド回路からローレベルが出力されるの
で、中央のナンド回路はNMOSトランジスタとPMO
Sトランジスタが1個ずつオンして、出力信号φPiと
してハイレベルが得られる。アドレスの変化する過渡状
態は瞬間的にしか起らないため、出力信号φPiは図1
1、図12のようなパルス波形となる。
【0009】図2(a)に示すパルス発生器は、各アド
レス信号入力バッファ回路ごとに設けられている。ま
た、本発明においては、各アドレス信号入力バッファ回
路とともに、*WE(ライト・イネーブル信号)の入力
バッファ回路にも、図2(a)と同一のパルス発生器が
設けられる。図3に示すように、各アドレス入力バッフ
ァ回路のパルス発生器の出力信号φPiと、*WE入力
バッファ回路のパルス発生器の出力信号φPiとを集め
て、パルス集合回路に入力されると、ある一定期間だけ
出力信号φPは低レベルになる。図4は、図3のパルス
集合回路をCMOSトランジスタで構成した場合、図5
は同じくNMOSトランジスタ(Dはディプレション
型、Eはエンハンスメント型)で構成した場合である。
パルス信号φPiが入力したとき、出力信号φPを低レ
ベルに保持する時間は、図4に示す負荷PMOSトラン
ジスタ55の伝達定数βRと節点56の容量によって定
まる。また、異なるアドレス入力信号が殆んど同時に変
化したときには、出力信号φPの低レベルの時間が長く
保持される。この出力信号φPによって、各回路の動作
を停止するためのスイッチ回路のコントロール・クロッ
クをリセットする。
【0010】図4において、パルス信号φPiがいずれ
も入力せず、チップ・セレクト信号(*CS)のみが入
力すると(ローレベル)、PMOSトランジスタ55の
みがオンするため、節点56はハイレベル‘H’とな
り、最後から2段目のインバータのNMOSトランジス
タをオンにして最終段のインバータのPMOSトランジ
スタをオンにする。これによって、パルス信号φPiが
入力しない期間、つまりアドレスの変化もライト信号も
入力しない時間には、パルス集合回路の出力φPはハイ
レベル‘H’である。一方、パルス信号φPiが1つで
も入力すると、そのNMOSトランジスタをオンして、
初段の負荷PMOSトランジスタ55がオンしているに
もかかわらず、節点56の電位をローレベル‘L’に低
下させる。これにより、最終から2段目のインバータの
PMOSトランジスタをオンにし、最終段インバータの
NMOSトランジスタをオンにして、出力φPをローレ
ベル‘L’にする。パルス集合回路の出力φPは、図1
1、図12に示すような波形である。なお、図4のPM
OSトランジスタ57は、正帰還用で、節点56の立ち
上りの波形を整形するためのものである。図5のように
NMOSトランジスタで構成しても、全く同一動作を行
う。しかし、CMOSトランジスタで構成すれば、静止
状態では電流が全く流れないため、消費電力が微少です
む。なお、*WE入力バッファ回路のパルス発生器から
のパルスφPiもパルス集合回路の入力に加えた理由
は、所定のメモリ・セルから情報を読み出してから、ア
ドレス番地を変えることなく、そのメモリ・セルに書き
込むことができるようにするためである。さらに、所定
のメモリ・セルに書き込んでから、そのメモリ・セル自
体から読み出すことも可能となる。このパルス集合回路
の出力信号φPを用いて、一連のコントロール・クロッ
ク回路を制御するのである。
【0011】図6は、本発明の一実施例を示すコントロ
ール・クロックを用いたデコーダ回路の論理図であり、
図7は、本発明の一実施例を示すコントロール・クロッ
クを用いたメモリ装置の要部構成図である。また、図
8、図9および図10は、図6と図7に用いるコントロ
ール・クロック回路の論理図である。図6において、ワ
ード・ドライバ60によりデコーダ10の出力をワード
線9に伝達するが、クロックφDCがローレベルのときに
は、NMOSトランジスタ60′がオフとなり、デコー
ダ10の出力に関係なくワード線9がローレベルとなっ
て、メモリ・セルのDC電流を抑止する。デコーダ10
とワード・ドライバ60をCMOSで構成すれば、静止
状態では消費電力は微少ですむ。
【0012】図7において、クロックφSENはNMOS
トランジスタ18′およびPMOSトランジスタ30,
31を制御し、センス増幅器18のパワーのオン,オフ
およびその出力端子61,62のプリチャージをコント
ロールする。次に、クロックφDSはNMOSトランジス
タ63′およびPMOSトランジスタ32,33を制御
し、データ・ストア回路63のパワーのオン,オフおよ
びセンス増幅器18の出力と出力バッファ回路19の入
力間との開閉スイッチをコントロールする。なお、デー
タ・ストア回路63は、このセンス増幅器18の検出し
た情報を、センス増幅器18のパワーをオフした後も保
持して、出力バッファ回路19に供給する。このデータ
・ストア回路63は、CMOSトランジスタで構成され
たフリップ・フロップ回路にすれば、静止状態では電力
消費が微少ですむ。次に、クロックφTR1は、NMOS
トランジスタ19′を制御し、出力バッファ回路19の
パワーをオン,オフして、この出力のハイ・インピーダ
ンス状態をコントロールする。また、クロックφCDは、
PMOSトランジスタ22,23およびNMOSトラン
ジスタ27,28を制御し、コモン・データ線15,1
6のプリチャージ、およびデータ入力バッファ回路24
の出力とコモン・データ線15,16間の開閉スイッチ
をコントロールする。また、クロックφDIBは、PMO
Sトランジスタ24′を制御し、データ入力バッファ回
路24のパワーをオン,オフして、この出力端子25,
26のプリチャージをコントロールする。
【0013】図11は、コントロール・クロック信号の
読み出し時のタイムチャートであり、図12は、同じく
書き込み時のタイムチャートである。図11において、
時間TCが読み出しサイクル・タイムであり、時間TA
は読み出すために必要な回路の動作期間、時間TBはそ
の後、出力バッファ回路19とデータ・ストア回路63
だけが動作している静止(DC動作)状態の期間であ
る。時間TBの消費電力は非常に少なく、また時間TA
は消費電力が一定しているので、サイクル・タイムTC
が長くなるとそれだけ時間TBが長くなり、サイクル・
タイムの平均消費電力は少なくなる。図12において、
時間TCは書き込み(*WE)信号が書き込み用のロー
レベル‘L’の期間であり、時間TAは書き込みに必要
な回路の動作期間であり、時間TBは書き込み終了後の
静止(DC動作)状態の期間である。時間TBの消費電
力は非常に少なく、また読み出し時と同じように、時間
TAは一定しているので、*WE信号のローレベルの幅
が長くなると、それだけ時間TBが長くなり、書き込み
の平均消費電力は少なくなる。
【0014】次に、図6、図7および図11により、ス
タンド・バイ時と読み出し時の動作を説明する。スタン
ド・バイ時と読み出し時の動作を説明する。スタンド・
バイ時には、クロックφDC,クロックφSEN,クロック
φDS,クロックφTR1,クロックφCD,クロックφWL
ローレベルになり、クロックφDIBのみがハイレベルに
なる。すなわち、図6のワード・ドライバ60と図7の
センス増幅器18、データ・ストア回路63をパワー・
オフにし、出力バッファ回路19の出力をハイ・インピ
ーダンス状態にし、データ入力バッファ回路24の出力
端子25,26をプリチャージする。また、センス増幅
器18の出力、およびコモン・データ線15,16をプ
リチャージする。センス増幅器18の出力は、出力バッ
ファ回路19の出力に直結し、データ入力バッファ回路
24の出力は、コモン・データ線15,16から切り離
す。
【0015】次に、読み出し時には、先ずクロックφ
TR1がハイレベルになり、出力バッファ回路19をハイ
・インピーダンス出力状態から正常のバッファ状態にす
る。クロックφPiによりクロックφPがローレベルか
らハイレベルになると、クロックφDCがハイレベルとな
り、ワード・ドライバ60をパワー・オンして、ワード
線9がデコーダ10の出力により選択される。ワード線
9が選択され始めると、クロックφSENがハイレベルと
なり、センス増幅器18の出力端子61,62をプリチ
ャージより解除して、センス増幅器18をパワー・オン
する。この時点では、クロックφDSがローレベルである
ため、センス増幅器18の出力は、出力バッファ回路1
9の入力に直結され、この状態では出力バッファ回路1
9はセンス増幅器18の出力にもとづいて出力を与え
る。センス増幅器18が正しい情報を検出して出力バッ
ファ回路19にこの情報を伝達し始めた頃、クロックφ
DSがハイレベルとなり、この情報をデータ・ストア回路
63に保持して、センス増幅器18の出力を出力バッフ
ァ回路19の入力から切り離す。この時点で、クロック
φDCがローレベルとなるので、ワード・ドライバ60は
パワー・オフし、ワード線9がローレベルになり、メモ
リ・セルのDC電流を阻止する。同時に、クロックφ
SENがローレベルになり、センス増幅器18をパワー・
オフし、センスDC電流を阻止するとともに、この出力
端子61,62をプリチャージする。読み出し中は、ク
ロックφCDはローレベルに、またクロックφDIBはハイ
レベルに、それぞれ維持される。これによって、読み出
し静止(DC)状態(時間TB)では、データ・ストア
回路63と出力バッファ回路19だけがDC動作状態と
なり、消費電力はきわめて低減される。
【0016】次に、図6、図7および図12により、書
き込み時の動作を説明する。書き込み時には、書き込み
信号(*WE)がローレベルになると、パルスPiによ
ってクロックφPがローレベルからハイレベルに変り、
クロックφSEN,クロックφDS,クロックφTR1はローレ
ベルとなる。これにより、センス増幅器18、データ・
ストア回路63はパワー・オフされ、出力バッファ回路
19はハイ・インピーダンス出力状態を維持する。すな
わち、書き込み時には、先ずクロックφTR1がローレベ
ルとなり、出力バッファ回路19をハイ・インピーダン
スにする。そして、クロックφCDがハイ・レベルになる
と、コモン・データ線15,16のプリチャージが解除
され、コモン・データ線15,16がデータ入力バッフ
ァ回路24の出力に直結される。この時点では、クロッ
クφDIBはハイレベルであるため、データ入力バッファ
回路24の出力はプリチャージされている。そして、ク
ロックφPがハイレベルになると、クロックφDCがハイ
レベルとなり、ワード・ドライバ60がパワー・オンさ
れる。デコーダ10により、選択されたワード線9がハ
イレベルになる頃に、クロックφDIBがローレベルにな
り、データ入力バッファ回路24がパワー・オンされ
る。これにより、出力端子25,26に出力信号が現わ
れ、コモン・データ線15,16、データ線11,12
を通して選択されたメモリ・セル2に書き込まれる。
【0017】メモリ・セルへの書き込みが終了した頃
に、クロックφWLをハイレベルにし、クロックφCDをロ
ーレベルにして、コモン・データ線15,16をデータ
入力バッファ回路24の出力から切り離すことにより、
書き込みDC電流を阻止する。同時に、コモン・データ
線15,16をプリチャージする。また、クロックφ
DIBをハイレベルにして、データ入力バッファ回路24
をパワー・オフにし、この出力端子25,26をプリチ
ャージする。さらに、クロックφDCをローレベルにし
て、選択されたワード線9をローレベルにする。これに
よって、メモリ・セル2のDC電流を阻止する。なお、
クロックφPがローレベルになると、クロックφWLもロ
ーレベルとなる。このようにして、書き込みDC動作状
態(時間TB)では、メモリ・セル書き込みの終了状態
であるため、消費電力はきわめて低減される。
【0018】次に、コントロール・クロック回路の動作
を、図8〜図12により説明する。図8は、ワード・ド
ライバ60のMOSトランジスタ60′を制御するクロ
ックφDCの発生論理を示しており、また図9は、センス
増幅器18のMOSトランジスタ18′、30、31を
制御するクロックφSENと、データ・ストア回路63の
MOSトランジスタ63′、32、33を制御するクロ
ックφDSの発生論理を示し、また図10は、出力バッフ
ァ回路19のMOSトランジスタ19′を制御するクロ
ックφTR1と、データ入力バッファ回路24のMOSト
ランジスタ24′を制御するクロックφDIBと、コモン
・データ線15,16のスイッチMOSトランジスタ2
2,23,27,28を制御するクロックφCDと、さら
にクロックφDCを制御するクロックφWLとの発生論理を
示す。なお、チップ動作中に、クロックφPがローレベ
ルになると、クロックφTR1を除く全てのクロックはリ
セットされる。クロックφTR1は、*WE信号か*CS信
号をローレベルからハイレベルにすることにより、リセ
ットされる。
【0019】先ず、図10において、書き込み中には、
図12に示すように*WEはローレベルであり、クロッ
クφPはハイレベル、*CSはローレベルであるから、
インバータ81、ノア・ゲート82を経由したクロック
φTR1はローレベルになる。また、クロックφPのハイ
レベルがアンド・ゲート86,89、遅延回路71,7
2を通過してもハイレベルであるため、クロックφDIB
とクロックφWLはいずれもハイレベルとなる。さらに、
*WE,*CSのローレベルが、ノア・ゲート83、8
5、インバータ84を通過することにより、クロックφ
CDはローレベルとなる。このような状態は、図12の時
間TBの状態に合致する。次に、図9において、読み出
し時には、クロックφPはハイレベル、WEはハイレベ
ルであるから、ナンド・ゲート77、ノア・ゲート78
を経由したクロックφSENはローレベルとなり、遅延回
路70、インバータ79、アンド・ゲート80を経由し
たクロックφDSはハイレベルとなる。この状態は、図1
1の時間TBの状態に合致する。
【0020】また、図8において、読み出し時には、ク
ロックφPはハイレベル、クロックφWLはローレベル、
クロックφDSはハイレベルであるから、オア・ゲート7
3、ナンド・ゲート74、インバータ75で同一レベル
が保持され、アンド・ゲート76を経由したクロックφ
DCはローレベルとなる。この状態は、図11の時間TB
の状態に合致する。このように、図6、図7の半導体メ
モリ装置においては、実際の読み書き動作時間(TA)
は一定であるため、サイクル・タイム(TC)が長くな
るほど、平均電力は低下する。センス増幅器18はラッ
チ式でないため、クロックφSENおよびクロックφDS
遅れて起動しても、アクセス・タイムには殆んど影響を
与えない。また、クロックの数は、完全なクロック式メ
モリ装置では、18個以上必要であるのに対して、図
6、図7の回路ではクロックが6個ですむので、占有面
積は完全なクロック式では、チップの10%も必要とな
るのに対して、本発明では3%ですむ。このため、本発
明のメモリ装置では、レイアウト配線が簡単化され、ク
ロック信号の時間順序の複雑さがなくなり、簡単とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内部コントロール・クロック回路により、DC電流が流
れる回路を制御するので、静止状態(DC状態)におけ
る消費電力は微少となる。また、クロックが少なくてす
むため、時間順序が簡単となり、レイアウト配線も簡単
化され、信頼性の高い、低消費電力のメモリ動作が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体メモリ装置の要部構成図である。
【図2】本発明に用いるパルス発生器の構成図である。
【図3】本発明に用いるパルス集合回路(その1)の構
成図である。
【図4】同じく本発明に用いるパルス集合回路(その
2)の構成図である。
【図5】同じく本発明に用いるパルス集合回路(その
3)の構成図である。
【図6】本発明の一実施例を示すデコーダ回路の構成図
である。
【図7】本発明の一実施例を示す半導体メモリ装置の要
部構成図である。
【図8】図6に用いられるコントロール・クロック回路
の論理図である。
【図9】図6、図7に用いられるコントロール・クロッ
ク回路の論理図である。
【図10】図7に用いられるコントロール・クロック回
路の論理図である。
【図11】本発明の読み出し時のクロック信号のタイム
チャートである。
【図12】本発明の書き込み時のクロック信号のタイム
チャートである。
【符号の説明】
2…メモリ・セル、9…ワード線、10…デコーダ、1
1,12…データ線、15,16…コモン・データ線、
18…センス増幅器、19…出力バッファ回路、20,
21…データ線負荷MOSトランジスタ、22,23…
コモン・データ線プリチャージMOSトランジスタ、2
4…データ入力バッファ回路、50…パルス発生器、6
0…ワード・ドライバ、30,31…出力端子のプリチ
ャージMOSトランジスタ、63…データ・ストア回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 敏夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安井 徳政 東京都小平市上水本町1450番地 株式会社 日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 西村 光太郎 東京都小平市上水本町1450番地 株式会社 日立製作所武蔵工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線と、データ線対と、 上記ワード線と上記データ線対との交点に配置されたス
    タティック型メモリセルと、 上記データ線対と動作電位との間に接続された一対のデ
    ータ線負荷と、 上記ワード線を選択電位に駆動するワード線選択駆動回
    路とを有し、 上記メモリセルに書き込むべきデータが入力されるデー
    タ入力回路と、 上記データ入力回路と上記データ線対との間の電気信号
    の伝達を制御する手段とを有し、 上記データ入力回路と上記データ線対との間の電気信号
    の伝達を制御する上記手段は、ライトイネーブル信号の
    変化後に上記データ入力回路から上記データ線対へ書き
    込みデータが伝達しうるようにし、 上記ワード線選択駆動回路は、上記書き込みデータが上
    記データ入力回路から上記データ線対へ伝達しうるよう
    にされた後に、上記ワード線を選択電位に駆動するよう
    にされ、 上記ワード線が選択電位に駆動され、上記メモリセルへ
    のデータの書き込みが終了すべき所定の期間が経過した
    後に、上記データ入力回路と上記データ線対との間の電
    気信号の伝達を制御する上記手段は、上記データ線対か
    ら上記データ入力回路への電気信号の伝達を遮断するこ
    とを特徴とする半導体メモリ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5552587A (en) * 1978-10-06 1980-04-17 Hitachi Ltd Static semiconductor memory circuit

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