JPH07201090A - 光磁気ディスク用ハブ - Google Patents

光磁気ディスク用ハブ

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JPH07201090A
JPH07201090A JP35083593A JP35083593A JPH07201090A JP H07201090 A JPH07201090 A JP H07201090A JP 35083593 A JP35083593 A JP 35083593A JP 35083593 A JP35083593 A JP 35083593A JP H07201090 A JPH07201090 A JP H07201090A
Authority
JP
Japan
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hub
magneto
optical disk
groove
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP35083593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Yuzurihara
肇 譲原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07201090A publication Critical patent/JPH07201090A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハブのつば部の形状を変化させることによ
り、光磁気ディスク基板の反りや面振れの発生を防止す
る。 【構成】 ハブのディスク基板接着面の反対側の面にセ
ンター金具1を嵌め込むへこみ8を設け、つば部2の接
着面(a−b)の中央部に円周方向にリング状の溝7を
設ける。接着剤はつば部2全面または溝7のみを除いて
塗布する。溝7は、さらにつば部2の円周近傍に1本追
加して設けてもよく、円周方向に限らず半径方向(放射
状)に数個所設けてもよい。 【効果】 湿温度変化によって生じる反りや面振れが防
止でき、ディスク基板の機械特性や情報記録媒体の信号
特性の良いハブ付きの光磁気ディスクが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き換えおよび重ね書
き可能な光磁気ディスク用ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー光を用いた情報記録媒体、特に
光磁気記録媒体をディスクドライブに固定する場合、現
在マグネットクランプ方式が使用されている。従って、
媒体にはクランプするためのハブ部材がディスク中心部
に設けられている。
【0003】このハブ部材は、クランプ目的以外にも、
ハブ部材の中心点がディスク中心点に一致していること
が必要である。さもないと、情報記録媒体の機械的特性
の低下をもたらす。すなわち、ハブを情報記録媒体に固
定する際に、前記媒体を歪ませることになり、その結
果、信号特性を劣化させてしまう。その上、中心を一致
させても、ハブ部材と情報記録媒体との固定手段が一層
重要となる。
【0004】この固定手段には加熱硬化型、室温硬化
型、紫外線硬化型接着剤が使用されているが、接着剤が
硬化した時に収縮により基板が反ったり、基板に歪が入
ると記録再生特性が悪くなったり、温湿度により歪部分
から接着強度が弱くなり、ハブ部が基板から離れてしま
うという問題点があった。従って、接着剤自身の硬化特
性が重要であるが、それにも増してハブ部材の構造、形
状も重要である。
【0005】従来の光磁気ディスク用ハブとしては、例
えば、図6に示すように金属材料(センター金具)1が
はまるように金具1と同一寸法のへこみ8とつば部6を
有する高分子材料からなるハブがある。
【0006】また、このハブに固定された光磁気ディス
クの温湿度変化による歪を低下させる改良型ハブとし
て、図7に示すように、光磁気ディスク基板との接触面
の外周近傍に円周方向の溝7が形成され、この溝7から
最外周の範囲部分が接着される構造を有するハブが特開
昭63−179477号公報に開示されている。
【0007】図7に示されるハブは、温湿度変化による
基板の歪を前記の溝7およびこの溝7と外周とをつなぐ
半径(放射)方向の溝3が吸収し、接着面積を小さくす
ることと併せて、歪を増加させないように工夫されてい
る。なお、図7において、9はディスク基板の溝を嵌め
合せることにより、ハブとディスク基板の中心合わせを
正確に行うための突起である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のどの方式に於ても、光磁気ディスクをマグネットクラ
ンプ方式でディスク駆動装置に固定するために、ディス
クの中央部にハブを設ける。ハブは、駆動装置のスピン
ドル部に固定するための磁性金具1と、その金具1を保
持し、かつ、基板に接着するための基板と同種類の材料
を用いたつば部2から成る。このつば部2は、本発明で
は特に基板と接触する面を指す(図6参照)。基板とつ
ば部を接着剤により接着する場合、接着剤の硬化時の収
縮よりディスクの反り、面振れがさらに大きくなる。
【0009】また、接着剤塗布が不均一であると、不均
一に硬化するため、面振れがさらに大きくなる。また、
接着面積を小さくすると、接着強度が低下する。溝を外
周近傍のみ設けても、反り、面振れを効果的に抑制する
ことができない。これらの問題は、例えば紫外線硬化型
接着剤を用いた場合、接着剤の硬化収縮率を小さくした
り、収縮を緩和するような柔軟な接着剤を用いたりする
ことで、より反り、面振れを抑えることは可能である
が、完全ではない。
【0010】すなわち、従来の光磁気ディスク用ハブに
あっては、光磁気ディスク基板の反りや面振れを完全に
防止して、情報記録媒体の信号特性の劣化を完全に防止
することができないという問題点があった。
【0011】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、ハブのつば部の形状を変化させる
ことによって、光磁気ディスク基板の反りや面振れを防
止して、機械特性の優れた、信号特性の劣化が生じない
光磁気ディスク用ハブを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光磁気ディスクをマグネットクランプ方式で駆動装置に
固定するための磁性を有する金具と、その金具を保持
し、かつ、ディスク基板に接着するための前記基板と同
種類の材料とから構成される、光磁気ディスクに接着さ
れるハブにおいて、同心円状にまたは放射状に溝が1個
または複数個形成されていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、上記構成の溝に代
えて、短冊状の孔が円周方向に複数個穿設されているこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、上記構成に加え
て、請求項1記載の溝と請求項2記載の孔の両方が形成
されいてることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、上記構成に加え
て、外周部の円周方向に、光ディスクとの接着面の反対
側の面にリング状の突起が形成されていることを特徴と
する。
【0016】請求項5記載の発明は、上記請求項1また
は4の構成に加えて、更に金属リングが外周部の円周方
向に設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、溝の深さが、ハブのつば部の厚さの1/2
以下であることを特徴とする。
【0018】本発明は、光磁気ディスク用ハブの形状,
構造に関するものであり、特に基板とハブが接着される
ハブのつば部の形状を改良することで、ディスクの機械
特性向上を図る。対象となる光磁気ディスクの種類とし
て130mm,90mm光磁気ディスクあるいは最近話
題となっているミニディスクがあるが、130mmの場
合、単板の光磁気ディスクを2枚貼り合わせるタイプの
ものであり、本発明は単板タイプの90mm,64mm
のディスクを対象とした光磁気ディスク用ハブである。
【0019】光磁気ディスクに限らず、光ディスクは機
械特性が悪いと、周知の通り記録再生信号特性が劣化し
てしまう。ディスク作製過程、すなわち4層タイプ光磁
気ディスクで言えば、ハードコート,保護膜,記録膜,
保護膜,反射膜,保護コートという過程において、基板
に応力が発生し、ポリカーボネート基板の反りや面振れ
の原因となる。さらに、紫外線硬化樹脂等の接着剤によ
るハブの接着工程においても、反りや面振れに大きな影
響を与える。従って、ハブ付け工程前で機械特性が優れ
ていても、その工程後に機械特性を悪化させてしまう。
【0020】アクリル系紫外線硬化樹脂を使用してハブ
を接着させるタイプのハブは、従来図6に示すタイプの
ものがある。接着剤は、図6において2で示すつば部に
着けるため、ここが接着面となる。
【0021】紫外線硬化樹脂は、紫外線を照射すると、
硬化収縮するため、応力発生の原因となり、ディスクの
機械特性に悪影響を及ぼす。紫外線硬化剤の収縮率が低
い接着剤を選ぶとともに、つば部の形状を工夫すること
により、収縮に伴う基板変形を抑制する。このために、
つば部に溝,孔を設けて収縮時の応力を緩和する(図1
〜図3参照)。あるいは、つば部の接着される面と反対
側の面に、収縮に伴なう変形を強制的に抑えるための補
強リングを設ける(図4〜図5参照)。ただし、これら
の形状にする際、接着強度を弱くしてしまう形状であっ
てはならない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図6および図7で示した部分と同一部分は同一符
号を用いて示す。
【0023】図1は、請求項1および6記載の発明てに
係る光磁気ディスク用ハブの第1実施例を示す平面図
(a)および一部断面図(b)である。ハブには、反デ
ィスク基板側の面にセンター金具1がはまるようにセン
ター金具1の外円周と同一寸法の外円周のへこみ8があ
る。また、つば部2の接着面(接着面は図のa−b間)
の中央から内周方向に溝7を設ける。
【0024】また、接着剤はつば部2全面(溝7も含
む)に着けるか溝7のみ接着剤を着けないことにする。
接着強度を弱くしないためにも、外周部のみとか内周部
分のみの狭い領域にみの接着剤を着けることはしない。
このとき、溝7の深さは、つば部2の厚さの1/2以下
が良い。これは、深すぎるとつば部2が接着前におい
て、この部分を境にして変形しやすくなるためである。
【0025】溝7の幅はつば部a−bが5mmの場合、
0.5〜1mm、溝7の深さはつば部2の厚さ0.5〜
1.0mmに対して0.25〜0.5mmである。溝7
は、接着時の収縮による基板の反りを吸収するため、機
械特性のaxial deflection(軸たわみ)、tilt(かし
ぎ)を小さくすることが可能となる。そのため複屈折も
小さくなる。溝7はさらに内周位置に一本追加しても良
い。また、円周方向に限らず、径方向に放射状に数ケ所
設けても同様の効果が得られる。
【0026】図2は、請求項2記載の発明に係る光磁気
ディスク用ハブの第2実施例を示す図である。つば部2
のa−b面に孔4を設けることで、接着面積を減らし、
反りそのものを小さくする。孔4は、同心円状に数ケ
所、対称に設けて、この円周上は、接着剤を着けないよ
うにする。孔4の大きさは、長方形の場合、上記と同様
のつば部2の寸法に対して、径方向の幅1mm、周方向
長さ2mmの大きさで、90°間隔に4ケ所設置する。
これにより反りが小さくなる。
【0027】図3は、請求項3記載の発明に係る光磁気
ディスク用ハブの第3実施例を示す図である。この実施
例では、上記第1実施例と第2実施例の相乗作用による
効果が得られる。
【0028】図4は、請求項4記載の発明に係る光磁気
ディスク用ハブの第4実施例を示す平面図(a)および
断面図(b)である。つば部2の接着面とは反対側の面
に凸状の補強部5を円周上に設け、基板の反りや、接着
剤の不均一塗布による面振れを強制的に抑えることが可
能になる。この補強部5はつば部2と同じ材料で、径方
向幅1〜2mm、厚さがつば部2の厚さの1/2程度の
0.25〜0.5mmが良い。この形状により反り、面
振れが小さくなる。
【0029】図5は、請求項5記載の発明に係る光磁気
ディスク用ハブの第5実施例を示す平面図(a)および
断面図(b)である。この実施例は、上記第4実施例の
効果を更に高めてより効果的にするために、つば部2に
金属リング6を埋め込み、基板の反りを強制的に抑え、
反りや面振れを小さくすることが可能になる。また、金
属をリング状でなく、放射状に設けることも効果的であ
る。上記の形状,構造を有するハブを用いることで機械
特性の良い光磁気ディスクが得られ、記録再生特性も同
時に向上する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ハブのセンター金具を
嵌めこむへこみの外周方向に設けられたつば部の形状に
変化を持たせるので、温湿度変化によって生じる反りや
面振れを小さくすることができ、光磁気ディスク基板の
機械特性、情報記録媒体の信号特性の良い光磁気ディス
クを得ることができる。従って、このハブに固定された
光磁気ディスクは、パーソナルコンピューター、大型コ
ンピューターの内蔵および外部メモリー、画像情報ファ
イル用メモリーとして好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク用ハブの第1実施
例に示す図で、(a)は平面図、(b)は部分断面図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図6】従来の光磁気ディスク用ハブの一例を説明する
図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図7】従来のハブの別の例を示す図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 センター金具 2 ハブのヘリ部 3 放射(半径)方向の溝 4 円周方向の孔 5 円周方向(リング状)の補強部 6 円周方向の金属補強部(リング) 7 円周方向(リング状)の溝 8 へこみ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクをマグネットクランプ方
    式で駆動装置に固定するための磁性を有する金具と、そ
    の金具を保持し、かつ、ディスク基板に接着するための
    前記基板と同種類の材料とから構成される、光磁気ディ
    スクに接着されるハブにおいて、同心円状にまたは放射
    状に溝が1個または複数個形成されていることを特徴と
    する光磁気ディスク用ハブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溝に代えて、短冊状の孔
    が円周方向に複数個穿設されていることを特徴とする光
    磁気ディスク用ハブ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の溝と請求項2記載の孔の
    両方が形成されていることを特徴とする光磁気ディスク
    用ハブ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のハブにおいて、外周部の
    円周方向に、光ディスクとの接着面の反対側の面にリン
    グ状の突起が形成されていることを特徴とする光磁気デ
    ィスク用ハブ。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載のハブにおいて、
    更に金属リングが外周部の円周方向に設けられているこ
    とを特徴とする光磁気ディスク用ハブ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の溝の深さが、ハブのつば
    部の厚さの1/2以下であることを特徴とする光磁気デ
    ィスク用ハブ。
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