JPH07200403A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JPH07200403A
JPH07200403A JP5349617A JP34961793A JPH07200403A JP H07200403 A JPH07200403 A JP H07200403A JP 5349617 A JP5349617 A JP 5349617A JP 34961793 A JP34961793 A JP 34961793A JP H07200403 A JPH07200403 A JP H07200403A
Authority
JP
Japan
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data
memory
block
directory
processor
Prior art date
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Application number
JP5349617A
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English (en)
Inventor
Yoshio Masubuchi
美生 増渕
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチプロセッサシステムにおけるメモリ資源
の効率的を利用を実現する。 【構成】データメモリ402に付随するディレクトリ4
01には、ブロックグループに属するメモリデータの複
製がどのプロセッサに保持されているかという情報が格
納される。複数のブロックをまとめて一つのグループと
しているので、ディレクトリメモリ401のエントリ数
はブロックグループの数だけで済む。また、一つのグル
ープに属すブロック数を可変設定することにより、共有
メモリ40のデータブロック数が増えても、一定サイズ
のディレクトリメモリ401で全てのブロックを管理す
る事ができる。したがって、ブロックの個数に関係なく
一定サイズのディレクトリメモリ401を用意するだけ
でプロセッサ間における共有データの整合性を維持で
き、効率のよいメモリ資源の利用を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマルチプロセッサシス
テムに関し、特に共有メモリのデータ複製の存在場所を
その共有メモリに付随したディレクトリメモリに格納し
た情報によって管理するマルチプロセッサシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大規模な共有メモリを持つマル
チプロセッサシステムを構成する場合には、共有メモリ
に対するアクセス速度とバンド幅(バス幅×バス速度)
が性能を律する大きな要因となる。例えば、共有メモリ
に対するアクセス経路が単一のバス結合型マルチプロセ
ッサの場合、複数のプロセッサがバスを取り合うため、
アクセス頻度が高くなると競合が多く発生し、このため
の待ちが原因で性能が低下するという問題が発生する。
【0003】また、一般に共有メモリのアクセス時間
は、プロセッサの処理速度に比べて非常に大きいため、
プロセッサの性能が活かせないという欠点がある。
【0004】そこで、最近では、メモリデータの複製を
プロセッサに近いところに有し、上記の欠点を解決しよ
うという方式が考えられている。これは、メモリデータ
の複製をローカルメモリに持たせる方式やキャッシュメ
モリに持たせる方式である。
【0005】これらの方式では、共有メモリに対するグ
ローバルなアクセス経路を経ずにアクセスできるプロセ
ッサローカルなメモリに、共有メモリのデータの複製を
保持する。ローカルなメモリの場合、大規模な共有メモ
リと比べて、一般に高速アクセスが可能であり、またグ
ローバルなアクセス経路を使わないことからバンド幅の
問題も緩和される。
【0006】しかしながら、メモリデータの複製が複数
箇所に分散することから、これらの間で一貫性を保たな
ければならないという問題が生ずる。これを解決する方
法としては、次のよう方式が考えらる。すなわち、共有
メモリに付随してディレクトリメモリを有し、ここにメ
モリデータの複製がどのプロセッシングエレメントに存
在するかという情報を保持する方式である。
【0007】図5には、この方式を採用したシステムを
構成する場合の一例が示されている。この例では、シス
テムは、共有メモリ10、8つのプロセッシングエレメ
ント20、21、…27、および結合ネットワーク30
から構成される。
【0008】プロセッシングエレメント20は、CPU
201、キャッシュ202、およびネットワーク制御回
路203から成り、他のプロセッシングエレメント2
1、…27もこれと同様の構成を有する。
【0009】結合ネットワーク30は、バス、ATMス
イッチなどのクロスバスイッチ、その他の一般ネットワ
ークなど任意の形式をとることができる。
【0010】共有メモリ10は、データメモリ102、
ディレクトリメモリ101、ディレクトリ情報制御部1
03から成る。データメモリ102は、複数のブロック
に分割されており、このブロックを単位として各プロセ
ッシングエレメントのキャッシュにデータがコピーされ
る。
【0011】ディレクトリメモリ101は、メモリデー
タの各ブロックの複製がどのプロセッシングエレメント
に存在するかという情報を保持している。ディレクトリ
メモリ101はメモリデータ102の各ブロック数に対
応した数のエントリを有する。このディレクトリメモリ
のエントリの構成例を図6に示す。
【0012】図6の例では、各エントリは8ビットから
なる。エントリの各ビットは、各プロセッシングエレメ
ントに対応している。このビットが“1”を表している
ときは、対応するメモリデータブロックの複製がそのプ
ロセッシングエレメントに保持されていることを示す。
【0013】このように構成されたシステムでは、ある
ブロックのメモリデータの複製に対して無効化などの処
理が必要になった場合には、まずディレクトリ情報制御
部103が、ディレクトリメモリ101のエントリを読
み出す。これにより、そのメモリデータの複製の存在す
るプロセッシングエレメントを知ることができるので、
このプロセッシングエレメントに対して所定のメッセー
ジを送ることにより所望の処理を行なうことができる。
【0014】しかし、このような構成を採用するシステ
ムでは、ブロック数に比例した量のディレクトリメモリ
が必要になる。ブロック数はデータメモリの量に比例す
るため、大容量メモリシステムにおいてはディレクトリ
メモリの容量も膨大なものとなり、その量的オーバーヘ
ッドが大きくなる。
【0015】ディレクトリメモリの量は、プロセッシン
グエレメント数に対しても比例の関係にあるため、大規
模マルチプロセッサシステムでは、上記の量的オーバー
ヘッドが顕著になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチプロセッ
サシステムでは、共有メモリのアクセスに時間がかか
り、システム性能が低下される問題があった。また、各
プロセッサにデータを分散させた場合には、プロセッサ
間における共有データの整合性を維持するために、大規
模なディレクトリ記憶が必要とされるという問題が発生
する。すなわち、この方式では、ブロック個数分のディ
レクトリ情報が必要になるため、大容量メモリを有する
システムでは、ディレクトリメモリの量が増大し、量的
なオーバーヘッドが大きくなるという弊害が生じる。
【0017】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、データブロックの個数に関係なく一定サイズの
ディレクトリメモリを用意するだけでプロセッサ間にお
ける共有データの整合性を維持できるようにし、共有デ
ータのアクセスを高速に実行でき、且つ効率のよいメモ
リ資源を利用を実現できるマルチプロセッサシステムを
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るマルチプロセッサシステムは、複数のブロックデータ
を格納する共有メモリ装置と、前記共有メモリ装置の各
ブロックのデータの複製を保持する記憶装置を各々有す
る複数のプロセッサと、前記共有メモリ装置と前記複数
のプロセッサを接続する結合路と、2以上のブロックを
含むブロックグループ単位で、そのブロックグループの
データの複製がどのプロセッサの記憶装置に保持されて
いるかを示すディレクトリ情報を保持するディレクトリ
記憶手段と、前記ディレクトリ情報に基づいて、無効化
の対象となるブロックデータを含むブロックグループの
データの複製を保持しているプロセッサを検出し、その
検出したプロセッサに無効化対象ブロックデータの発生
を通知するディレクトリ情報制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0019】このマルチプロセッサシステムにおいて
は、共有メモリ装置に付随してディレクトリ記憶装置を
有し、このディレクトリ記憶装置には、ブロックグルー
プに属するメモリデータの複製がどのプロセッサに保持
されているかという情報が格納される。複数のブロック
をまとめて一つのグループとしているので、ディレクト
リ記憶装置のエントリ数はブロックグループの数だけで
済む。また、一つのグループに属すブロック数を可変設
定することにより、共有メモリ装置のデータブロック数
が増えても、一定サイズのディレクトリ記憶装置で全て
のブロックを管理する事ができる。したがって、ブロッ
クの個数に関係なく一定サイズのディレクトリ記憶装置
を用意するだけでプロセッサ間における共有データの整
合性を維持できるようになり、共有データのアクセスを
高速に実行でき、且つ効率のよいメモリ資源の利用を実
現できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0021】図1には、この発明の一実施例に係るマル
チプロセッサシステムの構成が示されている。このマル
チプロセッサシステムは、共有メモリ40、8つのプロ
セッシングエレメント20、21、・・・27、および
結合ネットワーク30から構成される。プロセッシング
エレメント20は、CPU201、キャッシュ202、
およびネットワークアクセス制御部203から構成され
ている。同様に、プロセッシングエレメント21は、C
PU211、キャッシュ212、およびネットワークア
クセス制御部213から構成され、プロセッシングエレ
メント27は、CPU271、キャッシュ272、およ
びネットワークアクセス制御部273から構成されてい
る。
【0022】また、各プロセッシングエレメントのCP
Uを、図2に示されているように複数個のCPU901
〜903によって構成する事もできる。この場合には、
これらCPU901〜903によって1つのキャッシュ
904が共有されることになる。
【0023】共有メモリ40は、データメモリ402、
ディレクトリメモリ401、ディレクトリ情報制御部4
03、およびグループ情報制御部404から構成されて
いる。データメモリ402は、複数のブロックデータを
格納している。このブロックを単位として各プロセッシ
ングエレメントのキャッシュにデータがコピーされる。
【0024】ここで、プロセッシングエレメントiに対
応するディレクトリメモリエントリのビット位置は、 di で表され、これが“1”ならばプロセッシングエレメン
トi に当該メモリデータの複製が存在することを示す。
【0025】また、この実施例では、メモリのブロック
は2個1組になって1グループを構成する。
【0026】ディレクトリメモリ401のエントリの構
成例を図3に示す。各エントリは8ビットから成り、こ
の各ビットが各プロセッシングエレメントに対応してい
る。いま、このブロックグループに属する2つのブロッ
クの複製を持つプロセッシングエレメントが、図3の8
01および802で表されるとすると、この実施例にお
けるディレクトリメモリの対応エントリのビット列は8
10のようになる。すなわちブロック801はプロセッ
シングエレメントd2、d4、およびd7に複製が保持
され、ブロック802はプロセッシングエレメントd
2、およびd6に複製が保持されている。したがって、
このブロックグループに対応するディレクトリエントリ
は、プロセッシングエレメントd2、d4、d6、およ
びd7に複製が保持されていることを示す。
【0027】ここで、801および802は説明の便宜
上示した図であり、実際にこのような情報がメモリ上に
存在するわけではない。
【0028】なお、ブロックグループは、一般的に次の
ような方法で構成できる。
【0029】いま、メモリブロックに与えられたアドレ
ス(以下、ブロックアドレスと呼ぶ)を構成するビット
列を bn-1 , bn-2 , ・・・b1 .b0 とする。
【0030】ここで、 k=2m 個のブロックを組にして1グループを構成するために
は、ディレクトリメモリのアドレスを構成するビット列
(以下、ブロックグループアドレスと呼ぶ)を bn-1 , bn-2 , ・・・bm+1 ,bm とすれば良い。
【0031】ディレクトリメモリのアドレスとしては、
メモリアドレスの上位ビット部を使用する事ができる。
【0032】結合ネットワーク30は、バス、ATMス
イッチなどのクロスバスイッチ、その他の一般ネットワ
ークなど任意の形式をとることができるが、この構成に
関してはこの発明とは関係ないため、詳細は省略する。
【0033】次に、上述のごとく構成した実施例の動作
について説明する。
【0034】あるブロックのメモリデータの複製に対し
て無効化などの処理が必要になった場合には、ブループ
情報制御部404がブロックアドレスからブロックグル
ープアドレスを決定する。
【0035】ディレクトリ情報制御部403は、このブ
ロックグループアドレスを用いてディレクトリメモリ4
01のエントリを読み出す。読み出されたエントリ情報
から、そのブロックグループに属するメモリデータの複
製を保持する可能性のあるプロセッシングエレメントの
候補を知ることができるので、このプロセッシングエレ
メントの一つに対して所定のメッセージを送る。
【0036】これを受けたプロセッシングエレメントは
所定の処理を行ない、その終了時にはその旨をディレク
トリ情報制御部403に伝える。
【0037】このとき、メッセージを受けたプロセッシ
ングエレメントは、該当するメモリブロックを保持して
いない場合には、直ちに処理終了の旨をディレクトリ情
報制御部403に伝える。
【0038】ディレクトリ情報制御部403は、候補プ
ロセッシングエレメントの全てに対してこの処理を繰り
返し行なうことにより、所望の動作が実現できる。
【0039】例えば、プロセッシングエレメント20が
キャッシュ202にライトした場合には、次のようなメ
ッセージがネットワークアクセス制御部203からディ
レクトリ制御部403に送られる。
【0040】メッセージ(プロセッサID、ライト、メ
モリアドレス) ディレクトリ制御部403は、そのメッセージセからラ
イトアクセスが実行されたことを認識し、そのライトア
クセスされたブロックグループをグループ制御部404
を用いて調べる。この場合、メモリアドレスがディレク
トリ制御部403からグループ制御部404に渡され、
グループ制御部404からライトアクセスされたブロッ
クを含むグループが通知される。
【0041】この後、ディレクトリ制御部403は、そ
のグループに対応するディレクトリ401のエントリを
リードし、該当するデータブロックを使用している可能
性のあるプロセッシングエレメント候補を調べる。そし
て、プロセッシングエレメント20以外の全ての候補プ
ロセッシングに対して、更新データブロック、すなわち
無効化対象ブロックデータ、の発生等を通知するための
メッセージ等を示すメッセージを送る。
【0042】このメッセージを受け取ったプロセッシン
グエレメントは、もし該当するデータブロックをキャッ
シュに保持していれば、そのデータブロックの無効化処
理などを行う。
【0043】以上のように、このマルチプロセッサシス
テムにおいては、データメモリ402に付随するディレ
クトリ401には、ブロックグループに属するメモリデ
ータの複製がどのプロセッサに保持されているかという
情報が格納される。複数のブロックをまとめて一つのグ
ループとしているので、ディレクトリメモリ401のエ
ントリ数はブロックグループの数だけで済む。また、一
つのグループに属すブロック数を可変設定することによ
り、共有メモリ40のデータブロック数が増えても、一
定サイズのディレクトリメモリ401で全てのブロック
を管理する事ができる。したがって、ブロックの個数に
関係なく一定サイズのディレクトリメモリ401を用意
するだけでプロセッサ間における共有データの整合性を
維持でき、効率のよいメモリ資源の利用を実現できる。
【0044】なお、以上の説明においては、候補となる
プロセッシングエレメントに対してメッセージを逐次送
っていたが、結合ネットワーク30に複数のエレメント
に対して同時にメッセージを送るブロードキャスト機能
が備わっていれば、これを利用することもできる。
【0045】さらに、ここでは、共有メモリ40が一箇
所に集中して存在する例を示したが、共有メモリ40を
プロセッシングエレメント間に分散して存在させること
も可能である。
【0046】この場合、この発明のマルチプロセッサシ
ステムは図4のような分散共有メモリ型マルチプロセッ
サとして実現される。
【0047】図4に示されているように、この例では、
マルチプロセッサシステムは、複数のプロセッシングエ
レメント60、61、・・・67、および結合ネットワ
ーク80から構成されている。
【0048】プロセッシングエレメント60は、CPU
601、キャッシュ602、データメモリ605、ディ
レクトリメモリ606、ディレクトリ情報制御部60
3、およびグループ情報制御部604から成る。同様
に、プロセッシングエレメント61は、CPU611、
キャッシュ612、データメモリ615、ディレクトリ
メモリ616、ディレクトリ情報制御部613、および
グループ情報制御部614から構成され、プロセッシン
グエレメント67は、CPU671、キャッシュ67
2、データメモリ675、ディレクトリメモリ676、
ディレクトリ情報制御部673、およびグループ情報制
御部674から構成されている。
【0049】このマルチプロセッサシステムは、メモリ
を分散共有しており、各プロセッシングエレメントに分
散して存在するメモリ605,615,…675は全て
のCPU601,611,…671から直接に、あるい
は結合ネットワーク80を介してアクセスすることがで
きる。この場合、これらメモリ605,615,…67
5は、連続したアドレス空間にマッピングされている。
【0050】メモリデータの複製はブロック単位で各プ
ロセッシングエレメントのキャッシュに保持される。メ
モリブロックをグループ化する方法、ディレクトリメモ
リエントリの構成等は、図1の場合と全く同様である。
【0051】例えば、プロセッシングエレメント60が
キャッシュ602にライトした場合には、ディレクトリ
制御部603は、そのライトアクセスしたブロックグル
ープをグループ制御部604を用いて調べる。この後、
ディレクトリ制御部603は、そのグループに対応する
ディレクトリ606のエントリをリードし、該当するデ
ータブロックを使用している可能性のあるプロセッシン
グエレメント候補を調べる。そして、プロセッシングエ
レメントに対して、更新データブロック、すなわち無効
化対象ブロックデータの発生等を通知するためのメッセ
ージを送る。
【0052】また、各プロセッシングエレメントのディ
レクトリ制御部は、そのプロセッシングエレメントに存
在するデータブロックを含むブロックグループが他のプ
ロセッシングエレメントによってライトアクセスされた
場合にも同様の処理を行い、更新データを含むブロック
グループを通知する処理などを行う。
【0053】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して
実施できる。例えば、ここではプロセッシングエレメン
トの数を8つ、ブロックグループに属するブロックの数
を2つとしたが、この数に特に意味はなく、実施例中に
示した計算式を満たす範囲で自由に構成して実施するこ
とができる。また、図4に示す実施例においても、各プ
ロセッシングエレメントに含まれるCPUは数は1つに
限らず複数個のCPUを含むように構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メモリの容量に関係なく一定のディレクトリメモリ
を用意するだけで済み、メモリ効率の高いディレクトリ
方式マルチプロセッサを実現できる。したがって、大規
模なマルチプロセッサシステムを構築することが容易に
なり、システムの性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るマルチプロセッサシ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施例のマルチプロセッサシステムにおける
CPUの構成の一例を示す図。
【図3】同実施例のマルチプロセッサシステムにおける
ディレクトリメモリのエントリ内容を示す図。
【図4】この発明のマルチプロセッサシステムの他の構
成の一例を示すブロック図。
【図5】従来のマルチプロセッサシステムの構成の一例
を示すブロック図。
【図6】図5のマルチプロセッサシステムにおけるディ
レクトリメモリのエントリ内容を示す図。
【符号の説明】
20、21、27、60、61、67、90…プロセッ
シングエレメント、201、211、271、601、
901、902、903…CPU、202、212、2
72、602、904…キャッシュ、30、80…結合
ネットワーク、10、40…メモリ、101、401、
606…ディレクトリメモリ、102、402、605
…データメモリ、103、403、603…ディレクト
リ情報制御部、404、604…グループ情報制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックデータを格納する共有メ
    モリ装置と、 前記共有メモリ装置の各ブロックデータの複製を保持す
    る記憶装置を各々有する複数のプロセッサと、 前記共有メモリ装置と前記複数のプロセッサを接続する
    結合路と、 2以上のブロックを含むブロックグループ単位で、その
    ブロックグループのデータの複製がどのプロセッサの記
    憶装置に保持されているかを示すディレクトリ情報を保
    持するディレクトリ記憶手段と、 前記ディレクトリ情報に基づいて、無効化の対象となる
    ブロックデータを含むブロックグループのデータの複製
    を保持しているプロセッサを検出し、その検出したプロ
    セッサに無効化対象ブロックデータの発生を通知するデ
    ィレクトリ情報制御手段とを具備することを特徴とする
    マルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 前記ディレクトリ記憶手段は、前記複数
    のプロセッサ毎に前記ブロックグループに含まれるデー
    タの複製を持つか否かを示す複数のビットから構成され
    るディレクトリ情報を保持することを特徴とする請求項
    1記載のマルチプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 前記ディレクトリ情報制御手段は、前記
    各プロセッサがそのプロッセッサの記憶装置をアクセス
    するために発行するメモリアドレスを受信し、そのメモ
    リアドレスから前記無効化対象のブロックデータを含む
    ブロックグループを決定する手段と、その決定されたブ
    ロックグループに対応するディレクトリ情報によって指
    定されるプロセッサに対して無効化対象ブロックデータ
    の発生を通知する手段とを含むことを特徴とする請求項
    1記載のマルチプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 中央処理装置、複数のブロックデータを
    格納するローカルメモリ、およびこのローカルメモリの
    各ブロックのデータの複製を保持するキャッシメモリ装
    置を各々が有し前記ローカルメモリを互いに共有する複
    数のプロセッサと、前記複数のプロセッサを接続する結
    合路とを含むマルチプロセッサシステムにおいて、 2以上のブロックを含むブロックグループ単位で、ブロ
    ックグループのデータの複製がどのプロセッサに保持さ
    れているかを示すディレクトリ情報を保持するディレク
    トリ記憶手段と、 前記ディレクトリ情報に基づいて、無効化の対象となる
    ブロックデータを含むブロックグループのデータの複製
    を保持しているプロセッサを検出し、その検出したプロ
    セッサに無効化対象ブロックデータの発生を通知するデ
    ィレクトリ情報制御手段とを具備することを特徴とする
    マルチプロセッサシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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