JPH0720031Y2 - 緩み防止機構付き容器キャップ - Google Patents

緩み防止機構付き容器キャップ

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JPH0720031Y2
JPH0720031Y2 JP1988011652U JP1165288U JPH0720031Y2 JP H0720031 Y2 JPH0720031 Y2 JP H0720031Y2 JP 1988011652 U JP1988011652 U JP 1988011652U JP 1165288 U JP1165288 U JP 1165288U JP H0720031 Y2 JPH0720031 Y2 JP H0720031Y2
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cap
engaging piece
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engaging
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弘章 杉浦
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、緩み防止機構付きの容器キャップに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の容器キャップとしては、実開昭61−1077
51号公報に記載された構造のものが知られている。
これは、第7図、第8図に示したように、容器口筒部1
にキャップ3を螺着する構造において、キャップ3また
は容器口筒部1に脆弱部21を介して係合手段22を設け、
この係合手段22を容器口筒部1またはキャップ3に形成
した被係合部23に係合させるようにし、キャップ3の取
り外し方向の回転を防止する形状に係合手段22を構成
し、前記脆弱部21で係合手段22を切断しないとキャップ
3を取り外せないようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造のものでは、確かにキャップ3
の緩み防止を図ることはできるが、キャップ3を取り外
す際に、係合手段22が切断されて脱落するため、係合手
段22を第7図のようにキャップ3下端に設けた場合は、
係合手段22が周囲に飛散し、また、鋭利な破断部分がキ
ャップ3に下端に露出して危険であり、第8図のよう
に、容器口筒部1の上端に係合手段22を設けた場合に
は、切断した係合手段22が容器内に落下して内容物を混
入するおそれがある。
本考案は、このような従来の問題点を解決することを技
術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次のような
技術的手段をとった。
すなわち、まず第1の手段は、容器口筒部1に複数の凹
溝2を環状に配設する一方、この容器口筒部1に環状に
配設された複数の凹溝2と、この容器口筒部1に螺着す
べきキャップ3に前記凹溝2内に係合可能に形成された
複数の係合片4とからなり、前記各係合片4は合成樹脂
により前記キャップ3と一体成形され且つ前記キャップ
3の前記容器口筒部1への螺着時にはキャップの締め付
け方向とは逆の方向に撓んだ状態で凹溝2内に係合する
可撓性を有する短冊状に形成されていることを特徴とす
る緩み防止機構付き容器キャップである。第2の手段
は、容器口筒部1に複数の凹溝2を環状に配設する一
方、この容器口筒部1に螺着すべきキャップ3に、螺着
締め付け時に前記凹溝2内に係合する係合片4を設け、
この係合片4が、合成樹脂でキャップ3と一体成形され
たものである点までは第1の手段と同一である。この第
2の手段では係合片4がキャップ3に設けた孔5を介し
てキャップ3の内外を貫通するとともに、その中間部周
囲が薄肉部7でキャップ3と一体に連結している。
そして、この薄肉部7により前記孔5は閉塞され、さら
に、この薄肉部7によって前記係合片4は孔5内におい
てキャップ3の締め付け方向と反対側に偏位した位置に
保持されている。
また、係合片4からみてキャップ3の締め付け方向側の
孔内壁5aと係合片4との間の間隔は幅広く、その間の薄
肉部7は撓んだ状態の撓み部7aとして成形され、一方、
キャップ3の締め付け方向と反対側の孔内壁5bと係合片
4との間の間隔は狭く、その間の薄肉部7はヒンジ部7b
として成形されている。
そして、ヒンジ部7bを中心に係合片4を回動したとき、
係合片4はキャップ3の締め付け方向と逆の方向になび
いた状態に傾きことは可能であるが、キャップ3を外す
方向と反対側には、ヒンジ部7bよりもキャップ3外側部
分の係合片4が孔内壁5bに当接することにより回動が阻
止されてその方向に傾くことができないよう形成され、
さらに、ヒンジ部7bは破砕可能にして、キャップ3取り
外し時にヒンジ部7bを破砕するようにした緩み防止機構
付き容器キャップである。
〔作用〕
第1の手段において、キャップ3の螺着締め付け時に前
記凹溝2内に係合片4が係合するが、その際、係合片4
は短冊状でそれ自体可撓性を有するので、キャップ3の
締め付け方向と逆の方向になびいた状態で凹溝2内に係
合する。よって、キャップ3を外す方向に回しても、係
合片4がつっかえ棒として作用する。但し、回動力が所
定の力以上になると係合片4が逆方向に反転し、キャッ
プ3の回動を許容する。
第2の手段では、キャップ3の締め付け時に、係合片4
のキャップ3内側先端が容器口筒部1に当接することに
より、ヒンジ部7bを境に係合片4がキャップ3の締め付
け方向と逆の方向になびいた状態に傾き、最終的に係合
片4のキャップ3内側先端が凹溝2内に落ち込んで係合
する。キャップ3を取り外す方向に回した時には、ヒン
ジ部7bよりもキャップ3外側部分の係合片4が孔内壁5b
に当接して係合片4の回動を阻止し、それ以上はヒンジ
部7bを破砕しない限りキャップ3を回動することができ
ない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
〈第1の手段の実施例〉 まず、第1の手段の実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
キャップ3を螺着すべき容器口筒部1上端の天面に複数
の凹溝2が環状に配設されている。一方、前記キャップ
3内の天板3aの内面には、容器口筒部1の上端天面に対
応した部位に、キャップ3の螺着締め付け時に前記凹溝
2内に係合する係合片4が複数、環状に配設されてい
る。
各係合片4は合成樹脂によりキャップ3と一体成形され
た短冊状であり、かつ、それ自体可撓性を有し、これに
よりキャップ3の締め付け時にはキャップ3の締め付け
方向と逆の方向になびいた状態で凹溝2内に係合するよ
う形成されている。
そして、〔作用〕の項で説明ように、キャップ3の螺着
締め付け時に、係合片4がキャップ3の締め付け方向と
逆の方向になびいた状態で凹溝2内に係合してつっかえ
棒として作用し、緩み防止となる。
キャップ3を外す際は、キャップ3の外す方向への回動
力が所定の力以上になると係合片4が逆方向に反転し、
キャップ3の回動を許容する。
この係合片4は再使用が可能であり、何度キャップ3の
着脱を行なっても緩み防止機構として作用する。
〈第2の手段の実施例〉 第4図、第5図に示したように、キャップ3を螺着すべ
き容器口筒部1の上端天面に複数の凹溝2が環状に配設
されている。一方、前記キャップ3内の天板には、容器
口筒部1の上端天面に対応した部位に、複数の孔5が環
状に配設されている。
各孔5内には係合片4がキャップ3の内外を貫通するよ
うに設けられ、この係合片4はその中間部周囲が薄肉部
7でキャップ3と一体に連結されている。
そして、この薄肉部7により前記孔5は閉塞され、さら
に、この薄肉部7によって前記係合片4は孔5内におい
てキャップ3の締め付け方向と反対側に偏位した位置に
保持されている。
偏位したことにより、係合片4からみてキャップ3の締
め付け方向側の孔内壁5aと係合片4との間の間隔は幅広
く、その間の薄肉部7は波状に撓んだ状態の撓み部7aと
して成形されている。一方、キャップ3の締め付け方向
と反対側の孔内壁5bと係合片4との間の間隔は狭く、そ
の間の薄肉部7はヒンジ部7bとして成形されている。ま
た、撓み部7aとヒンジ部7bとを結ぶ線を基準にした場合
の係合片4両側の各薄肉部7cは、係合片4の回動時に撓
むか破断されるようになっている。なお、この部分は最
初からスリットになっていても良い。
そして、ヒンジ部7bを中心に係合片4を回動したとき、
係合片4はキャップ3の締め付け方向と逆の方向になび
いた状態に傾くことは可能であるが、キャップ3を外す
方向と反対側には、ヒンジ部7bよりもキャップ3外側部
分の係合片4が孔内壁5bに当接することにより、回動が
阻止されてその方向に傾くことができないよう形成さ
れ、さらに、ヒンジ部7bは破砕可能にして、キャップ3
取り外し時にヒンジ部7bを破砕するようにしてある。
第2の手段では、キャップ3の締め付け時に、係合片4
のキャップ3内側先端が容器口筒部1に当接することに
より、ヒンジ部7bを境に係合片4がキャップ3の締め付
け方向と逆の方向になびいた状態に傾き、最終的に係合
片4のキャップ3内側先端が凹溝2内に落ち込んで係合
する。キャップ3を外す方向に回した時には、ヒンジ部
7bよりもキャップ3外側部分の係合片4が孔内壁5bに当
接して係合片4の回動を阻止しキャップ3の緩み防止と
して作用する。キャップ3を開く場合は、さらにキャッ
プ3を回すとヒンジ部7bが破砕し、キャップ3の取り外
しが可能となる。
このように、一度キャップ3を開くと、破砕したヒンジ
部7bがキャップ3の外側から視認できるので、キャップ
3の開封の有無が確認できる。すなわち、キャップ3を
容器の口筒部から外す時には係合片4を接続支持してい
るヒンジ部7bが破断してキャップ3は何の抵抗もなく回
転することになると共にヒンジ部7bの破断はキャップ3
の外側上部から孔5を介して確認することもできること
からバージンシール即ち既開封確認機構としての機能を
有する。このように、このキャップはそれに設けられた
緩み防止機構がバージンシール作用をもすることから、
容器口筒部に対するキャップ3のバージンシールを特別
な装置を用いることなく付与することができる。
〈第1・第2の手段の他の実施例〉 これは、第1の手段において、第6図に示したように、
凹溝2を容器口筒部1の上側部周囲に環状に設け、係合
片4もこれに対応して、キャップ3の螺子筒の上部内側
に設けたものである。同様のことは第2の手段でも行な
える。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の緩み防止機構付き容器キ
ャップによれば、係合片がキャップに形成された孔の内
外を貫通し且つ中間部周囲を薄肉部でキャップに接続支
持されて形成され、しかもこの係合片が孔内おいてキャ
ップの締め付け方向と反対側に偏位した位置にあって、
係合片からみてキャップの締め付け方向側の孔内壁と係
合片との間の間隔を広く且つその間の薄肉部を撓み部と
して成形し、他方キャップの締め付け方向と反対側の孔
内壁と係合片との間隔を狭く且つその間の薄肉部を破断
可能なヒンジとしたことによって、キャップの緩み防止
機構と共にバージンシールとしても機能させることがで
きる。従来、キャップのバージンシールは容器の口筒部
に固着する形式のものであり、このようなキャップを容
器の口筒部に取り付けるには特殊な装置を用いなければ
ならなかった。しかし、本考案の緩み防止機構付き容器
キャップによれば、キャップを容器の口筒部に通常のよ
うに螺着するだけで容器の口筒部に装着されたキャップ
にはバージンシール作用が与えられることから容器口筒
部に対するキャップのバージンシールが非常に容易にな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1の手段の一実施例を示す
図で、第1図はその縦断面図、第2図はその係合片の係
合状態を示す断面図、第3図は容器口筒部の平面図であ
る。第4図及び第5図は第2の手段を示す図で、第4図
はその縦断面図、第5図はその係合片の係合状態を示す
断面図である。第6図は他の実施例を示す縦断面図であ
る。第7図及び第8図は従来例を示す図である。 1…容器口筒部、2…凹溝、3…キャップ、4…係合
片、5…孔、5a,5b…孔内壁、7…薄肉部、7a…撓み
部、7b…ヒンジ部7b。
フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭52−88846号(実開 昭54− 14847号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭55−60794号(実開 昭56− 164959号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭58−15087号(実開 昭59− 121351号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器口筒部1に環状に配設された複数の凹
    溝2と、この容器口筒部1に螺着すべきキャップ3に前
    記凹溝2内に係合可能に形成された複数の係合片4とか
    らなり、前記係合片4は、合成樹脂により前記キャップ
    3と一体成形され、前記キャップ3に設けた孔5を介し
    て前記キャップ3の内外を貫通すると共に、中間部周囲
    が薄肉部7でキャップ3と一体に連結し、この薄肉部7
    により前記孔5が閉塞され、更に、この薄肉部7によっ
    て前記係合片4は孔5内おいてキャップ3の締め付け方
    向と反対側に偏位した位置に保持され、係合片4からみ
    てキャップ3の締め付け方向側の孔内壁5aと係合片4と
    の間の間隔は幅広く、その間の薄肉部7は撓んだ状態の
    撓み部7aとして成形され、一方、キャップ3の締め付け
    方向と反対側の孔内壁5bと係合片との間隔は狭く、その
    間の薄肉部7はヒンジ7bとして成形され、そして、ヒン
    ジ部7bを中心に係合片4を回動したとき、係合片4はキ
    ャップ3の締め付け方向と逆の方向になびいた状態に傾
    くことは可能であるが、キャップ3を外す方向と反対側
    には、ヒンジ部7bよりもキャップ3外側部分の係合片4
    が孔内壁5bに当接することにより回動が阻止されてその
    方向に傾くことができないよう形成され、そしてヒンジ
    部7bは破断可能にして、キャップ3の取り外し時にヒン
    ジ部7bを破砕するように形成したことを特徴とする緩み
    防止機構付き容器キャップ。
JP1988011652U 1988-01-30 1988-01-30 緩み防止機構付き容器キャップ Expired - Lifetime JPH0720031Y2 (ja)

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JPH01116157U JPH01116157U (ja) 1989-08-04
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