JP3423507B2 - キャップ - Google Patents
キャップInfo
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- JP3423507B2 JP3423507B2 JP28680495A JP28680495A JP3423507B2 JP 3423507 B2 JP3423507 B2 JP 3423507B2 JP 28680495 A JP28680495 A JP 28680495A JP 28680495 A JP28680495 A JP 28680495A JP 3423507 B2 JP3423507 B2 JP 3423507B2
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- Japan
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- breaking
- peripheral wall
- inner cylinder
- cylinder
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Description
の乗り越え係合手段により周壁を嵌合係止させて装着す
るキャップが極一般に知られている。これらのキャップ
を装着した容器は、その未使用を表現する目的で種々の
方法を採用している。例えば、簡単なものとして、キャ
ップ周壁と容器体胴部とにシール片を掛け渡して貼着等
する方法がある。この方法では、キャップを外すために
はシール片を取り除かなければならないため、シール片
が存在すれば容器が未使用であることが明確に判る。
覆してシュリンクフィルムによるシュリンク包装等を施
す方法もあり、この場合も同様の理由で容器の未使用が
判る。
た未使用の表現には、それぞれ容器体及びキャップとい
う容器に必要な部材の外にシール片とかシュリンクフィ
ルムとかの材料が必要となり、またそれらを装着するた
めの装置も必要となる。更には、それらの材料を加工す
るための工程も増加し容器内容物の充填作業もより煩雑
化する。
で、特殊構成のキャップとすることにより、容器体等へ
のキャップの装着の際に、特別の工程を必要とせずにバ
ージンシール性が付与されて充填作業の簡素化を図れる
とともに、そのシール機能はキャップと一体に形成でき
るため特別に別の材料や装置を必要とせず、また、開封
後は通常の螺子キャップとして使用することの出来る優
れたキャップを提案するものである。
プは上記課題を解決するため、容器体5の口頚部6に周
壁7内面を螺着させた下端面開口の筒状をなす内筒2
と、該内筒外周を被覆して回動可能且つ抜け出し不能な
状態で嵌合させた下端面開口の筒状をなす外筒3とを備
え、上記外筒3の周壁10下端に下面開口の嵌合溝11を凹
設するとともに、該嵌合溝11内に内筒外面下端より突設
した破断突起14を貫通させ、且つ、その先端に連結した
表示板4を外筒外側に立設させてなり、上記破断突起の
嵌合溝内への嵌合係止状体に於いて、上記内筒2に対す
る外筒3の螺着回動方向への回動を不能に、且つ、螺着
回動方向と逆方向へ少なくとも上記破断突起14の破断が
可能な回動幅の回動を可能に構成した回動規制機構を設
け、容器体口頚部からの螺脱の際に、容器体口頚部との
摩擦力により静止する内筒と回動する外筒とから生じる
剪断力により上記破断突起14が破断して表示板4が外れ
る如く構成してなることを特徴とするキャップとして構
成した。
動規制機構が、上記破断突起の嵌合溝内への嵌合係止状
体に於いて、内筒周壁7外面の任意位置に突縦設した係
止リブ16と、該係止リブ16の螺着回動方向と反対側面に
当接係止させるとともに、外筒周壁10内面に突縦設した
係合リブ17と、上記係止リブ16の螺着回動方向と反対方
向離間位置の少なくとも上記破断突起14の破断が可能な
内筒周壁外面位置に突縦設した第2係止リブ16a とで構
成してなる回動防止機構である請求項1記載のキャップ
として構成した。
面を参照して説明する。図1乃至図4に示す如く、本発
明のキャップ1は、内筒2と、外筒3と、表示板4とを
備えている。
面を螺着させた下端面開口の筒状をなしており、本実施
例では、円筒状の周壁7上端縁より頂壁8を延設し、周
壁7外周下部より外方へフランジ9を突設している。
可能且つ抜け出し不能な状態で嵌合させた下端面開口の
筒状をなし、また、その周壁10下端に下面開放の嵌合溝
11を凹設している。図示例では、内筒2のフランジ9外
周より若干大きめの内周を有する円筒状周壁10上端縁よ
り頂壁12を延設し、周壁10内周下端縁部に突周設した突
条13を上記フランジ9を乗り越えてその下面に係止させ
ることにより上方への抜け出しを不能に嵌合させてい
る。また、上記突条13上面から頂壁12下面に至る長さ
は、上記内筒2の周壁7及びフランジ9下面から頂壁8
上面に至る長さより若干大きめに構成して内筒2に対し
て外筒3が比較的容易に回動することができる程度に余
裕をもって嵌合させている。但し、当初は後述する破断
突起が嵌合溝11へ嵌合しているため、実際にはその破断
突起を破断除去しない限り内外両筒相互の回動は起こら
ない様に構成している。
のもので、容器体に最初にキャップを装着した際にはキ
ャップと一体に連結しており、最初にキャップを外した
際には分離して容器が開封されたことが一見して判る様
に設けられたものであり、所謂バージンシール機能を容
器に付与するためのものである。
して内筒2と一体に形成しており、内筒2外面下端より
突設した破断突起を上記嵌合筒11内に貫通させ、その先
端に連結した表示板4を外筒3外側に立設させている。
内筒2との連結部位を容易に剪断可能な薄肉部15に形成
しており、また、表示板4は、外筒3外面に沿って湾曲
した正面視矩形状をなす湾曲板状に形成している。この
表示板の形状は上記したものに限らず、その他の形状で
あっても良い。
設けている。この回動規制機構は、上記破断突起14の嵌
合溝11内への嵌合係止状態に於いて、内筒2に対する外
筒3の螺着回動方向への回動を不能に、且つ、螺着回動
方向と逆方向へ少なくとも上記破断突起14の破断が可能
な回動幅の回動を可能に構成したものである。
ャップ1を螺着させる場合には内筒2及び外筒3が同時
に回動するため、破断突起14に負荷はかからず、その結
果、表示板4はそのままの状態となる。一方、キャップ
1を螺脱させる場合には、内筒に対して外筒が回動可能
なため、また、内筒は容器体口頚部との摩擦力により係
止されるため、静止する内筒2と回動する外筒3とから
生じる剪断力で破断突起14が破断し、その結果表示板4
が外れる如く構成している。
の任意位置に突縦設した係止リブと、該係止リブの螺着
回動方向と反対側面に当接係止させるとともに、外筒周
壁10内面に突縦設した係合リブと、上記係止リブの螺着
回動方向と反対方向離間位置の少なくとも上記破断突起
14の破断が可能な内筒周壁外面位置に突縦設した第2係
止リブとを備えたものが挙げられる。
周壁7外面の任意位置に少なくとも1ヶ所設け、該係止
リブの螺着回動方向と反対側面に側面が接する状態で位
置する係合リブを少なくとも1ヶ所設けておけば所期の
目的を達成することができる。通常の螺子は時計回りに
回動させることにより螺着し、その反対回りに回動させ
ることにより螺脱するため、係止リブの向かって右側面
に係合リブの側面が当接する如く位置させておく。ま
た、キャップと容器体口頚部の螺子が特殊な逆螺子の場
合には、上記と反対側に当接する如く位置させておけば
良い。尚、この場合には係止リブが第2係止リブを兼ね
ることとなる。
去した開封後にキャップを使用する場合、内筒2に対し
て外筒3がその着脱の都度に大きな回動幅をもって空回
りするため、第2係止リブを別に形成することがより好
ましい。
間を破断突起14の剪断に必要な最小限の幅、例えば、破
断突起14の横幅程度の係合リブの回動可能な幅に設定す
ると、開封後の内筒と外筒の空回りが極めて少なくなり
より好ましい。
隔4ヶ所に係止リブ16を突縦設し、一方、外筒周壁10内
面の周方向等間隔4ヶ所に係合リブ17を突縦設して回動
規制機構を構成している。この場合には各係止リブ16が
第2係止リブ16a をそれぞれ兼ねる。
ぞれ周方向等間隔に複数設けると、内筒に対する外筒の
嵌合バラスンが良く、各リブにより生じる内筒と外筒と
の間の隙間を埋めて内外筒間のガタが生じる等の不都合
を防止できる如く構成している。係止リブ16及び係合リ
ブ17の数は上記各4ヶ所に限らず、各2ヶ所でも、各3
ヶ所でも、各5ヶ所以上でも良いが、上記理由から比較
的多い数が好ましい。
6外周に内筒周壁7内面を螺合させて装着する。この
際、外筒3の回動に伴い、内筒2の各係止リブ16に外筒
3の各係合リブ17が最初から常時当接係止されて、内筒
2に対して外筒3が回動することはなく、螺着時には両
者は一体的に回動し、その結果、破断突起14の薄肉部15
に負荷は掛からない(図4(a) 参照)。従って、従来使
用している通常のキャッパー(キャップ装着機)を使用
して充填作業を行える。
螺脱すれば良い。この際、外筒3の螺脱方向への回動に
伴い、各係合リブ17は内筒2の各係止リブ16と離間する
方向へ回動して外筒3は内筒2に対して回動し、一方、
内筒2はその内周の容器体口頚部6外周との間の摩擦力
により静止しており、薄肉部15の部分から破断突起14を
破断して表示板4が破断突起ともども外れる(図4(b)
参照)。尚、この内筒2と口頚部6との摩擦力は、容器
体への内容物充填時の締めトルクが一般に大きいため、
破断突起14を破断分離するための剪断応力よりも充分大
きく、破断突起の破断に支障はない。
リブ17が回動方向の各第2係止リブ16a (係止リブ16)
に当接するため、内筒に対する外筒の回動が止まるとと
もに螺脱が始まり、キャップを容器体から外すことがで
きる。
ップ同様回動螺着させ、また、回動螺脱させて使用す
る。尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成すると良
い。
構成としたことにより、一見して容器の未使用を判別で
きるものである。また、そのバージンシール機能もキャ
ップと一体に形成されているため、従来のようなシール
片やシュリンクフィルム等の特別に別の部材を必要とせ
ず、また、それらを施すための設備も必要としない。
時にバージンシール機能を付与することができるため、
従来使用されているキャッパーを使用することも可能
で、内容物の充填作業も容易に行える。更に、開封後は
通常の螺子キャップと同様に容器体に回動螺着でき、ま
た、回動螺脱できる。
果に加え、構造が極めて簡単であり、キャップを表示板
付きの内筒と外筒との二部材で構成できるため、部材数
が少なく、製造が容易で安価に形成出来る利点を兼ね備
えている。
部縦断面図である。
図である。
頚部,7…内筒周壁,10…外筒周壁,11…嵌合溝,14…
破断突起,16…係止リブ,16a …第2係止リブ,17…係
合リブ,
Claims (2)
- 【請求項1】 容器体5の口頚部6に周壁7内面を螺着
させた下端面開口の筒状をなす内筒2と、該内筒外周を
被覆して回動可能且つ抜け出し不能な状態で嵌合させた
下端面開口の筒状をなす外筒3とを備え、上記外筒3の
周壁10下端に下面開口の嵌合溝11を凹設するとともに、
該嵌合溝11内に内筒外面下端より突設した破断突起14を
貫通させ、且つ、その先端に連結した表示板4を外筒外
側に立設させてなり、上記破断突起の嵌合溝内への嵌合
係止状体に於いて、上記内筒2に対する外筒3の螺着回
動方向への回動を不能に、且つ、螺着回動方向と逆方向
へ少なくとも上記破断突起14の破断が可能な回動幅の回
動を可能に構成した回動規制機構を設け、容器体口頚部
からの螺脱の際に、容器体口頚部との摩擦力により静止
する内筒と回動する外筒とから生じる剪断力により上記
破断突起14が破断して表示板4が外れる如く構成してな
ることを特徴とするキャップ。 - 【請求項2】 上記回動規制機構が、上記破断突起の嵌
合溝内への嵌合係止状体に於いて、内筒周壁7外面の任
意位置に突縦設した係止リブ16と、該係止リブ16の螺着
回動方向と反対側面に当接係止させるとともに、外筒周
壁10内面に突縦設した係合リブ17と、上記係止リブ16の
螺着回動方向と反対方向離間位置の少なくとも上記破断
突起14の破断が可能な内筒周壁外面位置に突縦設した第
2係止リブ16a とで構成してなる回動防止機構である請
求項1記載のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28680495A JP3423507B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28680495A JP3423507B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999962A JPH0999962A (ja) | 1997-04-15 |
JP3423507B2 true JP3423507B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=17709270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28680495A Expired - Fee Related JP3423507B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3423507B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100622207B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2006-09-07 | 저팬 크라운 코르크 가부시키가이샤 | 합성수지제 용기덮개 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2894027B1 (fr) * | 2005-11-25 | 2008-02-29 | Nicolas Bara | Procede securise de prelevement et d'analyse d'echantillons |
JP5399332B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-01-29 | 株式会社吉野工業所 | 注出栓 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP28680495A patent/JP3423507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100622207B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2006-09-07 | 저팬 크라운 코르크 가부시키가이샤 | 합성수지제 용기덮개 |
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---|---|
JPH0999962A (ja) | 1997-04-15 |
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