JPH0720028A - 物性測定装置 - Google Patents

物性測定装置

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JPH0720028A
JPH0720028A JP16143493A JP16143493A JPH0720028A JP H0720028 A JPH0720028 A JP H0720028A JP 16143493 A JP16143493 A JP 16143493A JP 16143493 A JP16143493 A JP 16143493A JP H0720028 A JPH0720028 A JP H0720028A
Authority
JP
Japan
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probe
sample
weight
load
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP16143493A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nakamu
中務栄治
Ippei Yamauchi
山内一平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP16143493A priority Critical patent/JPH0720028A/ja
Publication of JPH0720028A publication Critical patent/JPH0720028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特殊雰囲気下に配設される試料の荷重と変形の
状態を略リアルタイムで精度良く測定できるようにす
る。 【構成】重り5で荷重を試料Wに加え、加重に応じて増
大する試料Wの変形量を測定する。そのために、駆動機
構8及びロードセル9を用いて重り5の基準点Qとフレ
ーム3の基準点Pとの間でプローブ10を往復動させ、
又、試料Wを持ち上げその移動距離と荷重からマイクロ
コンピュータ12が物性を割り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温や高圧などの特殊
雰囲気下に配設される試料の荷重と変形の状態を精度良
く測定することの可能な物性(特に剛性)測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特殊雰囲気下に配設される試料
として耐熱材料がある。耐熱材料は高温下で使用される
が、試料の剛性がどのような状態で変化するかを把握す
る事が、品質の良い製品を得るために極めて重要な課題
とされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では特
殊雰囲気下における試料の剛性を実際に測定するのは困
難とされていたため、試料を外力により振動させ、その
共振点から間接的に剛性を求めていた。しかし、この動
的な方法では大きな変形が与えられず、測定に誤差が入
り易いという問題があった。
【0004】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、炉を始めとして、特殊雰囲気下に配
設される試料の荷重と変形の関係を精度良く測定できる
ようにした剛性測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明に係る剛性測定装置は、
試料を保持するフレームと、試料に荷重を加えることが
できる重りと、この重りの一部に設定した基準点と前記
フレームの一部に設定した基準点とに接触し得る位置に
配設され、該重りを持ち上げることができるプローブ
と、このプローブの端部に掛かる荷重を検出する第1の
検出手段と、該プローブ端部の変位を検出する第2の検
出手段と、該プローブを昇降駆動する駆動機構と、前記
第1の検出手段の検出結果を利用して駆動機構を制御し
プローブを基準点間で移動させる制御手段と、プローブ
が基準点間で移動したときに前記第2の検出手段の検出
結果を通じてプローブ端部の移動量を求めその移動量か
ら荷重に対する試料の変形量を算出する演算手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成のものであれば、駆動機構によ
ってプローブを駆動した場合に、プローブが移動してフ
レームの一部に設定した基準点又は重りの一部に設定し
た基準点に接触するごとに、第1の検出手段が検出する
荷重値が変化する。そして、制御手段がそれを契機に駆
動機構をリターンさせる。このような作動が繰り返され
て、プローブはフレーム側の基準点と重り側の基準点と
の間で往復動する。また、これに伴って第2の検出手段
がプローブ上端部の変位を検出する。
【0008】ところで、試料に荷重を加えると試料が軟
らかいほどより大きく変形する。そして、重り側の基準
点は試料の変形量に等しい距離だけ移動する。一方、フ
レーム側の基準点は不動である。したがって、プローブ
を基準点間で変位させたとき、演算手段により求められ
るプローブ端部の移動量は試料が変形した分に応じて変
化する。そして、この演算手段がかかる移動量から試料
の変形量を算出し、試料の剛性として取り扱う。
【0009】しかして、このような構成のものであれ
ば、1本のプローブを用いるだけで試料の剛性を測定す
ることができる。そのため、炉などの特殊雰囲気に配設
される試料に対してプローブをセットできさえすれば、
試料の昇温と並行してほぼリアルタイムで試料の剛性を
継続して測定することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照して
説明する。
【0011】この剛性測定装置は、例えばセラミックス
の板状の試料に適用されるもので、炉胴1内に設けられ
た炉床2に、頂板3aと底板3bの間を柱3cで連結し
た構造のフレーム3を載置し、このフレーム3の底板3
b上に試料Wの両端を保持させるようにしている。この
フレーム3の頂板部3aの上面に本発明の基準点Pが設
定されている。また、そのフレーム3の頂板部3aに孔
3dを穿設し、その孔3dに重り5の下端部5bを挿通
して、試料Wに添接させている。この重り5の上端部5
aの下面に本発明の基準点Qが設定されている。
【0012】一方、炉胴1には昇降アーム6を内有した
サブチャンバ7が連設されている。サブチャンバ7の内
部は炉胴1に設けた開口部1aを介して該炉胴1の内部
と気密に連通している。昇降アーム6の上部6aはサブ
チャンバ7を貫通して炉外の駆動機構8に昇降駆動可能
に保持されているとともに、その下端6bに第1の検出
手段であるロードセル9の固定端9aを連結し、該ロー
ドセル9の自由端9bにプローブ10を懸下させてい
る。そして、該プローブ10の上端部10aに掛かる荷
重を検出するようにしている。また、前記昇降アーム6
の上端6cには第2の検出手段であるマグネスケール1
1が装着されており、このマグネスケール11によりプ
ローブ上端部10aの変位を検出するようにしている。
【0013】プローブ10は、長尺な棒状のもので、コ
字形をなすその下端部10bに突出する接触部10cを
形成しており、その接触部10cを該プローブ10の昇
降動作を通じてフレーム3側の基準点P又は重り5側の
基準点Qに接触させまた重り5を持ち上げ得るようにし
ている。
【0014】さらに、前記ロードセル9の検出信号a及
び前記マグネスケール11の検出信号bを、本発明の制
御手段及び演算手段としての役割を担うマイクロコンピ
ュータ12に入力している。このマイクロコンピュータ
12は、CPU12a、メモリ12b及びインターフェ
ース12cを備えた通常のシステムであり、メモリ12
b内に予め格納されている制御プログラムに従って所定
の演算を行い、制御信号cや演算データdの出力等を行
うようにしている。すなわち、このマイクロコンピュー
タ12は、ロードセル9の検出値がある設定値を上回っ
た場合に駆動機構8の駆動方向を下向きに切換え、逆に
ロードセル9の検出値がある設定値を下回った場合に駆
動機構8の駆動方向を上向きに切換えるための制御信号
cを出力する制御手段としての機能と、プローブ10が
両基準点間P、Qで移動したときのマグネスケール11
の検出値からプローブ上端部10aの移動量を求め、そ
の移動量から試料Wの変形量を算出する演算手段として
の機能とを営むようになっている。なお、データdは図
示しない位置でモニタ等に表示させるようにしている。
【0015】次に、本実施例の作動を説明する。
【0016】駆動機構8によってプローブ10を駆動す
ると、プローブ10が移動してフレーム3の基準点P又
は重り5の基準点Qに接触するごとに、ロードセル9が
検出する荷重値が変化する。そして、その信号aを入力
したマイクロコンピュータ12がその荷重変化ごとに制
御信号cを出力し、駆動機構8の駆動方向を切換える。
そのため、プローブ10はフレーム3側の基準点Pと重
り5側の基準点Qとの間で移動させられる。そして、こ
れに伴ってマグネスケール11がプローブ上端部10a
の変位を検出し、その変位信号bをマイクロコンピュー
タ12に入力する。
【0017】一方、重り5によって荷重が加えられる
と、該重り5は試料Wが軟らかいほど下に変位する。そ
して、重り5側の基準点Qは試料Wの変形量に等しい距
離だけ沈降する。一方、フレーム3側の基準点Pは不動
である。したがって、プローブ10を移動範囲で変位さ
せたとき、プローブ10に加わる荷重Wとプローブ上端
部10aの変位量Xは図3に示すように変化する。ここ
で、プローブ10が剛体であれば試料Wの変形量は図3
から求めることができる。同図において、点1はプロー
ブ10の移動下限であり、点2はプローブ10と重り5
の接点であり、点3は試料Wと重り5の接点であり、点
4はプローブ10の移動上限である。なお、プローブ1
0の弾性が無視できないときは、プローブ下端の全移動
量Lからプローブ10が重り5に接触する前の移動量l
1 と重り5が試料Wから離れた後の移動量l2 を差引く
ことにより、試料Wの変形量が算出できる。一方、この
実施例において一定荷重をかけたときの試料Wの変形を
測定するのであれば、l1 の測定だけで十分である。
【0018】なお、各部の具体的な構成は上述した実施
例のみに限定されるものではない。例えば、図2に示す
ように、フレーム103の下方に重り105を配置した
り、スペーサを兼ねたバイアス用の重り100を置いて
一定の荷重を常に加えておくようにしてもよい。また、
荷重を2カ所で加えたり、隙間εを小さくして試料Wの
変形量を制限してもよい。さらに、重りの下端部を針状
にして試料に埋没するようにすれば試料の軟化を測定す
ることもできる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。一方、本発明の応用とし
て、試料の粘性、塑性、クリープ等を測定することがで
きる。さらに、試料の降伏や極限強さ等を測定すること
も可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の物性測定装置は、以上説明した
ように、重りで試料に荷重を加え、荷重に応じて増大す
る試料の変形を測定するために、駆動機構及び第1の検
出手段を用いて重りの基準点とフレームの基準点との間
でプローブを移動させ、また重りを持ち上げその移動距
離を第2の検出手段で検出して演算手段により試料の変
形量を算出するようにしたものである。そのため、プロ
ーブ1本をセットできさえすれば、炉を始めとする特殊
雰囲気下で試料の剛性、その他の物性を精度良く測定す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す要部断面図。
【図3】本発明の一実施例に関して測定原理を説明する
ための図。
【符号の説明】
P…フレーム側の基準点 Q…重り側の基準点 W…試料 3、103…フレーム 5、105…重り 8…駆動機構 9…第1の検出手段(ロードセル) 10、110…プローブ 10a…プローブ上端部 11…第2の検出手段(マグネスケール) 12…制御手段、演算手段(マイクロコンピュータ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を保持するフレームと、試料に荷重を
    加えることができる重りと、この重りの一部に設定した
    基準点と前記フレームの一部に設定した基準点とに接触
    し得る位置に配設され、該重りを持ち上げることができ
    るプローブと、このプローブの端部に掛かる荷重を検出
    する第1の検出手段と、該プローブ端部の変位を検出す
    る第2の検出手段と、該プローブを昇降駆動する駆動機
    構と、前記第1の検出手段の検出結果を利用して駆動機
    構を制御しプローブを基準点間で移動させる制御手段
    と、プローブが基準点間で移動したときに前記第2の検
    出手段の検出結果を通じてプローブ端部の移動量を求め
    その移動量から荷重に対する試料の変形量を算出する演
    算手段とを具備してなることを特徴とする物性測定装
    置。
JP16143493A 1993-06-30 1993-06-30 物性測定装置 Pending JPH0720028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16143493A JPH0720028A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 物性測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16143493A JPH0720028A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 物性測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0720028A true JPH0720028A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15735043

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16143493A Pending JPH0720028A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 物性測定装置

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JP (1) JPH0720028A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167512A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Nippon Steel & Sumitomo Metal 高圧ガス中の試験装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167512A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Nippon Steel & Sumitomo Metal 高圧ガス中の試験装置

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