JPH07200167A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07200167A
JPH07200167A JP34887393A JP34887393A JPH07200167A JP H07200167 A JPH07200167 A JP H07200167A JP 34887393 A JP34887393 A JP 34887393A JP 34887393 A JP34887393 A JP 34887393A JP H07200167 A JPH07200167 A JP H07200167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
switch base
stopper member
operation button
engaging
Prior art date
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Application number
JP34887393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamichi Shimodaira
匡通 下平
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、操作ボタンをオペレータが使い易い
位置に自由に動かすことができ、操作性に優れた情報処
理装置の提供を目的とする。 【構成】上面7bを有する筐体4 と、筐体の上面の後半部
8bに配置されたキーボード装置11と、筐体の上面の前半
部8aに配置され、ディプレイ画面15a 上の任意な位置に
カーソルを移動させるポインティング操作子22と、この
ポインティング操作子に隣接して位置されたコマンド操
作用の操作ボタン23a,23b とを有するポインティング操
作機構21とを備え、上記操作ボタンは、左右方向に位置
調節可能に上記筐体に取り付けられていることを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノートブック形のポー
タブルコンピュータやワードプロセッサのような携帯が
可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯が容易で、かつ高機能なノー
トブックタイプのポータブルコンピュータが種々提供さ
れている。この種のコンピュータは、キーボード装置を
有するベースユニットと、このベースユニットに開閉可
能に取り付けられたフラットパネル形のディスプレイユ
ニットとを備えている。ベースユニットは、四角形箱状
をなす合成樹脂製の筐体を有し、この筐体の上面に上記
キーボード装置が配置されている。
【0003】ところで、最近、コンピュータ用のソフト
ウェアとして、ディスプレイ画面上の任意な位置にカー
ソルを移動させる際に、これまでのカーソルキーの代り
にマウスを使用するソフトウェアが増えてきている。マ
ウスは、キーボード装置のカーソルキーによる入力に比
べてカーソル移動の応答性に優れ、能率的なポインティ
ング作業が可能となるといった利点がある。
【0004】しかしながら、マウスは片手に収まる程度
にコンパクトに形成されてはいるものの、コンピュータ
とは別体であるため、特にポータブルタイプのコンピュ
ータのように頻繁に持ち運ぶものでは、マウスも一緒に
持ち運ばなくてはならない。このため、コンピュータを
携帯する上での取り扱いに手間を要するとともに、マウ
スは、これを動かすための広いスペースを必要とするの
で、場所によっては使用できなくなるといった問題があ
る。
【0005】そのため、最近、筐体の上面にポインティ
ングデバイスとしての球体と、コマンドの実行および消
去を行う操作ボタンとを一体に組み込んだコンピュータ
が開発されている。これら球体や操作ボタンは、いずれ
もオペレータが指先で操作するものであり、上記キーボ
ード装置よりもオペレータの手元側に偏った筐体上面の
中央部において互いに隣接して位置されている。そし
て、これら球体および操作ボタンは、筐体に対する位置
が固定的に定められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記球
体や操作ボタンを操作するオペレータの手の大きさには
個人差があるとともに、オペレータの利き腕も個人によ
って左右異なってくる。そのため、上記のように球体や
操作ボタンの位置が筐体上面の中央部に固定されている
と、オペレータによっては、キーボード装置に指先を添
えたままの姿勢では、球体や操作ボタンに他の指先が届
かなかったり、キーボード装置から指先を離して手を左
右に大きくずらさねばならないことがあり、ポインティ
ングデバイスの操作性を高める点でいま一歩改善の余地
が残されている。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、操作ボタンをオペレータが使い易い位置
に自由に動かすことができ、操作性に優れた情報処理装
置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された情報処理装置は、上面を有す
る箱形の筐体と、この筐体の上面の後半部に配置された
情報の入力手段と、上記筐体の上面の前半部に配置さ
れ、ディプレイ画面上の任意な位置にカーソルを移動さ
せるポインティング操作子と、このポインティング操作
子に隣接して位置されたコマンド操作用の操作ボタンと
を有するポインティング操作機構とを備えている。
【0009】そして、上記ポインティング操作機構の操
作ボタンは、左右方向に位置調節可能に上記筐体に取り
付けられていることを特徴としている。請求項2によれ
ば、上記請求項1に記載の筐体は、その上面の前半部に
左右方向に移動可能に取り付けられたスイッチ台を有
し、このスイッチ台に上記操作ボタンと、この操作ボタ
ンによりON・OFFされるスイッチが支持されている
とともに、このスイッチ台と上記筐体との間に、上記ス
イッチ台を左右方向の任意な位置で上記筐体に固定する
固定手段が介在されていることを特徴としている。
【0010】請求項3によれば、上記請求項2に記載の
固定手段は、上記スイッチ台に、このスイッチ台の移動
方向と交差する方向に移動可能に支持されたストッパ部
材を備え、このストッパ部材は、上記スイッチ台と上記
筐体との間の隙間に引き抜き可能に差し込まれる楔状の
係合部を有していることを特徴としている。
【0011】請求項4によれば、上記請求項2に記載の
固定手段は、上記スイッチ台に、このスイッチ台の移動
方向と交差する方向に移動可能に支持され、上記筐体と
対向し合う端部に係合突起を有するストッパ部材と、上
記筐体に上記スイッチ台の移動方向に沿って形成され、
上記ストッパ部材の係合突起が選択的に係脱可能に噛み
合う多数の係合歯とを備えていることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載した構成によれば、操作ボタン
は、キーボード装置の手前側で筐体の左右方向に位置調
節が可能であるから、オペレータの手の大きさあるいは
利き腕に応じて操作ボタンの位置を左右方向に自由にず
らすことができる。このため、オペレータの個人差を吸
収することができ、個々のオペレータが使い易い位置に
操作ボタンを位置させることができる。
【0013】請求項2に記載した構成によれば、操作ボ
タンを所望の位置に移動させた状態で、この操作ボタン
をスイッチ台と共に所望の位置に固定することができ
る。このため、操作ボタンを操作する際に、この操作ボ
タンが勝手にずれ動くことはないとともに、この操作ボ
タンを操作する度に操作ボタンの位置を調節し直す必要
もなく、操作性が良好となる。
【0014】請求項3に記載した構成によれば、スイッ
チ台を所望の位置に移動させた後に、ストッパ部材を移
動させて、その楔状の係合部を隙間に差し込むと、この
係合部と筐体との間に摩擦力が発生し、この摩擦力によ
りスイッチ台の左右方向への自由な移動が阻止される。
このため、スイッチ台の固定位置を左右方向に無段階的
に調節することができ、操作ボタンの固定位置の微調整
が可能となる。
【0015】請求項4に記載した構成によれば、スイッ
チ台は、そのストッパ部材の係合突起を筐体側の係合歯
に選択的に噛み合わせることで、左右方向への自由な移
動が阻止され、筐体上での位置が決定される。そのた
め、操作ボタンの固定位置を左右方向に多段階に亘って
調節することができ、オペレータの個人差に容易に対応
することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1および図2
にもとづいて説明する。図1は、B5サイズのノートブ
ックタイプのポータブルコンピュータ1を示している。
このコンピュータ1は、偏平な四角形箱状をなすベース
ユニット2と、フラットパネル形のディスプレイユニッ
ト3とを備えている。
【0017】ベースユニット2は、その外郭を構成する
筐体4を有している。この筐体4は、図2に示すよう
に、上面が開口されたボトムケース5と、このボトムケ
ース5の上面開口部を覆うトップカバー6とに二分割さ
れている。この筐体4は、互いに対向し合う平坦な底面
7aと上面7bおよびこれら底面7aや上面7bに連な
る周面7cとを有している。
【0018】図1に示すように、筐体4の上面7bは、
前半部8aと後半部8bとを有している。この上面7b
の前半部8aは、オペレータの手元側の端部に位置し、
この前半部8aは平坦な手置き部9をなしている。上面
7bの後半部8bは、手置き部9に連なっており、この
後半部8bには、情報の入力手段としてのキーボード装
置11が配置されている。キーボード装置11は、多数
のキー12を有し、これらキー12は、筐体4の上面7
bに対し略面一に配列されている。
【0019】なお、筐体4の上面7bの後端部には、左
右一対のディスプレイ支持部13a,13bが突設され
ている。上記ディスプレイユニット3は、薄い箱状をな
すハウジング14と、このハウジング14の内部に収容
された液晶ディスプレイ15とを備えている。この液晶
ディスプレイ15のディスプレイ画面15aは、ハウジ
ング14に開けた表示用開口部16を介して外方に露出
されている。
【0020】ハウジング14は、ディスプレイ支持部1
3a,13bの間に介在される連結部18を備えてい
る。この連結部18の左右両端部は、夫々図示しないヒ
ンジ装置を介してディスプレイ支持部13a,13bに
回動可能に支持されている。このため、ディスプレイユ
ニット3は、ディスプレイ支持部13a,13bとの連
結部を支点として、上記筐体4の手置き部9やキーボー
ド装置11を上方から覆う閉じ位置と、キーボード装置
11の後方で起立される開き位置との間に亘って回動可
能となっている。
【0021】ところで、図1に示すように、筐体4の手
置き部9には、ポインティング操作機構21が一体に組
み込まれている。ポインティング操作機構21は、上記
ディスプレイ画面15a上の任意な位置にカーソルを移
動させるポインティング操作子22と、ディスプレイ画
面15a上に表示されたコマンドの実行および取り消し
を行う一対の操作ボタン23a,23bとを備えてい
る。
【0022】ポインティング操作子22は、球状をなし
ており、その球面の一部が手置き部9に露出されてい
る。操作ボタン23a,23bは、ポインティング操作
子22よりもオペレータの手元側において、このポイン
ティング操作子22の左右両側に配置されている。そし
て、これら操作ボタン23a,23bは、手置き部9に
対し左右方向に位置調節可能に上記トップカバー6に支
持されている。この支持構造は、左右共通であるため、
一方の操作ボタン23aを代表して説明する。
【0023】図1に示すように、手置き部9には、左右
方向に延びるガイド孔24が開口されている。ガイド孔
24は、図2に示すように、互いに対向し合う前側開口
縁部24aと後側開口縁部24bとを有している。これ
ら前後の開口縁部24a,24bは、互いに平行をなす
とともに、筐体4の左右方向に沿って一直線状に延びて
いる。
【0024】このようなガイド孔24の内側には、スイ
ッチ台25が配置されている。スイッチ台25は、ガイ
ド孔24の前後の開口縁部24a,24bに摺動可能に
嵌合される嵌合溝26a,26bを有し、これら嵌合溝
26a,26bと開口縁部24a,24bとの嵌合部分
をガイドとして、上記スイッチ台25がガイド孔24に
沿って左右方向にスライド可能に上記トップカバー6に
支持されている。
【0025】そして、上記操作ボタン23aは、スイッ
チ台25に開けた貫通孔27に上下方向に変位可能に支
持されており、この操作ボタン23aの上面がスイッチ
台25の上面に露出されている。このため、操作ボタン
23aは、スイッチ台25と共に筐体4の左右方向にス
ライドされるようになっている。
【0026】スイッチ台25は、スイッチ支持部29を
有している。スイッチ支持部29は、操作ボタン23a
の下方に位置されており、このスイッチ支持部29に
は、スイッチ30が支持されている。スイッチ30は、
操作ボタン23aによってON・OFFされるもので、
フレキシブルなケーブル31を介して筐体4内に収容さ
れた回路基板32に接続されている。
【0027】スイッチ台25は、このスイッチ台25を
左右方向に沿う任意な位置に固定する固定手段35を備
えている。この固定手段35は、操作ボタン23aの前
方に位置されたストッパ部材36を有している。ストッ
パ部材36は、スイッチ台25に開けたスライド孔37
に支持されており、このスイッチ台25のスライド方向
とは直交する方向、つまり筐体4の前後方向にスライド
可能となっている。
【0028】ストッパ部材36は、スイッチ台25の上
面に露出される指掛け部38と、スイッチ台25の下面
側に位置される係合部39とを有している。係合部39
の下面は、スライド孔24の後方に進むに従い上向きに
傾斜された係合面40をなしており、この係合面40の
存在により、係合部39自体が楔形に形成されている。
【0029】また、図2に示すように、手置き部9の下
面には、上記スイッチ台25の後端部の下方に張り出す
係合壁43が突設されている。係合壁43は、ガイド孔
24の全長に亘って延びており、この係合壁43の先端
とスイッチ台25の後端部下面との間には、隙間44が
形成されている。隙間44は、筐体4の内部において、
この筐体4の前方に向けて開口されており、この隙間4
4の開口端に上記楔状に尖る係合部39の先端が対向さ
れている。そして、この係合部39を有するストッパ部
材36は、圧縮コイルばね45を介して常時筐体4の後
方に向けて押圧されている。この押圧により、係合部3
9の先端が隙間44に差し込まれて、その係合面40が
係合壁43の角部に押し付けられている。
【0030】したがって、スイッチ台25は、係合面4
0と係合壁43との当接部に生じる摩擦力によって、ガ
イド孔24の左右方向への自由な移動が阻止されるよう
になっている。なお、図1に示すように、スイッチ台2
5の左右両端部には、このスイッチ台25を左右にスラ
イドさせた時に、ガイド孔24の開口部分をトップカバ
ー6の内側から覆い隠す遮閉板47a,47bが設けら
れている。
【0031】このような構成において、手置き部9上の
操作ボタン23a,23bの位置を左右に調節するに
は、まず、ストッパ部材36の指掛け部38に指先を引
っ掛け、この指掛け部38を圧縮コイルばね45の付勢
力に抗して手前側にスライドさせる。すると、図2の
(b)に示すように、係合部39が隙間44から引き抜
かれ、係合面40が係合壁43から離脱されるので、ト
ップカバー6に対するスイッチ台25の固定が解除され
る。そのため、スイッチ台25をガイド孔24に沿って
スライドさせることができ、夫々の操作ボタン23a,
23bを所望の位置に向けて左右に移動させることがで
きる。
【0032】また、スイッチ台25を所望の位置にまで
スライドさせた後に、指掛け部38から指先を離すと、
圧縮コイルばね45の付勢力によりストッパ部材36が
後方に向けて押し出され、その係合部39の先端が隙間
44に差し込まれる。このため、係合面40が係合壁4
3に押し付けられ、ここに摩擦力が発生するので、スイ
ッチ台25の自由なスライドが阻止され、操作ボタン2
3a,23bが手置き部9上の所望の位置に固定され
る。
【0033】このような本発明の第1実施例によれば、
操作ボタン23a,23bは、手置き部9上において左
右方向に位置調節が可能であるから、これら操作ボタン
23a,23bをオペレータの手の大きさや利き腕に応
じて左右にずらすことができる。したがって、オペレー
タの個人差を吸収して、全てのオペレータが使い易い位
置に操作ボタン23a,23bを位置させることがで
き、ポインティング操作機構21の操作性が向上する。
【0034】しかも、操作ボタン23a,23bを有す
るスイッチ台25は、固定手段35を介して手置き部9
上の所望の位置に固定されるので、操作ボタン23a,
23bを操作する際に、スイッチ台25がずれ動くこと
はない。また、スイッチ台25を所望の位置に固定すれ
ば、それ以降は同一のオペレータが使用する限り、スイ
ッチ台25の位置を調節し直す必要はなく、その分、操
作性が良好となる。
【0035】また、上記構成によれば、楔状をなす係合
部39をガイド孔24の全長に亘って延びている隙間4
4に差し込むことで、スイッチ台44の自由なスライド
が阻止されるので、手置き部9に対するスイッチ台25
の固定位置を無段階的に調節することができる。したが
って、操作ボタン23a,23bの固定位置の微細な調
整が可能となり、多くのオペレータが使い易い位置に操
作ボタン23a,23bを容易にセットすることができ
る。
【0036】なお、本発明は、上記第1実施例に特定さ
れるものではなく、図3および図4に本発明の第2実施
例を示す。この第2実施例は、主にスイッチ台25を手
置き部9上の所望の位置に固定する固定手段51の構成
が上記第1実施例と相違しており、それ以外の構成は同
一である。したがって、この第2実施例において、上記
第1実施例と同一の構成部分には、同一の参照符号を付
してその説明を省略する。
【0037】図4に示すように、係合壁43の先端に
は、多数の係合歯52が形成されている。これら係合歯
52は、ガイド孔24の長手方向に一列に並んで配置さ
れている。また、ストッパ部材36の係合部53は、平
坦な板状をなしており、この係合部53の係合歯52と
の対向部には、いずれかの係合歯52に選択的に噛み合
う係合突起54が突設されている。この係合突起54
は、圧縮コイルばね45の付勢力を受けて係合歯52と
噛み合っており、この噛み合いにより、スイッチ台25
の自由なスライドが阻止されている。
【0038】このような構成の第2実施例において、手
置き部9上の操作ボタン23a,23bの位置を左右に
調節するには、上記第1実施例と同様に、ストッパ部材
36の指掛け部38を圧縮コイルばね45の付勢力に抗
して手前側にスライドさせる。すると、図3の(b)に
示すように、係合突起54が係合歯52から離脱し、係
合突起54と係合歯52との噛み合いが外れる。そのた
め、トップカバー6に対するスイッチ台25の固定が解
除され、スイッチ台25をガイド孔24に沿って左右に
スライドさせることができる。
【0039】また、スイッチ台25を所望の位置にまで
スライドさせた後に、指掛け部38から指先を離すと、
圧縮コイルばね45の付勢力によりストッパ部材36が
後方に向けて押圧され、その係合突起54がいずれかの
係合歯52と噛み合う。この噛み合いにより、スイッチ
台25の自由なスライドが阻止され、操作ボタン23
a,23bが手置き部9上の所望の位置に固定される。
【0040】このような第2実施例においても、操作ボ
タン23a,23bをオペレータの手の大きさや利き腕
に応じて左右にずらすことができ、ポインティング操作
機構21の操作性が向上する。また、ストッパ部材36
の係合突起54を、多数の係合歯52のいずれかに選択
的に噛み合わせることで、スイッチ台25のスライドが
阻止されるので、手置き部9上での操作ボタン23a,
23bの固定位置を左右方向に多段階に亘って調節する
ことができる。したがって、オペレータの個人差に容易
に対応することができる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に制約されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変
更して実施可能である。例えば操作ボタンの数は二つに
限らず、一つあるいは三つでも良いとともに、カーソル
を移動させるポインティング操作子も球形のものに限ら
ず、例えばジョイスティックのような棒状体であっても
良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載した構成によれば、操作
ボタンは、筐体の上面において左右方向に位置調節が可
能であるから、この操作ボタンをオペレータの手の大き
さや利き腕等に応じて左右にずらすことができる。した
がって、オペレータの個人差を吸収して、全てのオペレ
ータが使い易い位置に操作ボタンを自由に位置させるこ
とができ、ポインティング操作機構の操作性が向上す
る。
【0043】請求項2に記載した構成によれば、操作ボ
タンを有するスイッチ台は、固定手段を介して筐体の上
面の所望の位置に固定されるので、操作ボタンの操作時
にスイッチ台が不所望にずれ動くことはない。また、一
旦スイッチ台を所望の位置に固定すれば、それ以降は同
一のオペレータが使用する限り、スイッチ台の位置を調
節し直す必要はなく、上記スイッチ台の動きが防止され
ることと合わせて、操作ボタンの操作性が良好となる。
【0044】請求項3に記載した構成によれば、ストッ
パ部材と筐体との間に生じる摩擦力により、スイッチ台
の左右方向への自由な移動が阻止されるので、操作ボタ
ンの固定位置を左右方向に無段階的に調節することがで
きる。このため、操作ボタンの固定位置の微調整が可能
となり、多くのオペレータが使い易い位置に操作ボタン
を容易にセットすることができる。
【0045】請求項4に記載した構成によれば、スイッ
チ台は、そのストッパ部材の係合突起を筐体側の係合歯
に選択的に噛み合わせることで、左右方向への自由な移
動が阻止されるので、操作ボタンの固定位置を左右方向
に多段階に亘って調節することができる。このため、オ
ペレータの個人差に容易に対応することができ、ポイン
ティング操作機構の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるポータブルコンピ
ュータの斜視図。
【図2】(a)は、スイッチ台を固定手段を介してトッ
プカバーに固定した状態を示す断面図。(b)は、スイ
ッチ台の固定を解除した状態の断面図。
【図3】(a)は、本発明の第2実施例において、その
スイッチ台を固定手段を介してトップカバーに固定した
状態を示す断面図。(b)は、スイッチ台の固定を解除
した状態の断面図。
【図4】図3の(a)のAーA線に沿う断面図。
【符号の説明】
4…筐体 7b…上面 8a…前半部 8b…後半部 11…入力手段(キーボード装置) 15a…ディスプレイ画面 21…ポインティング操作機構 22…ポインティング操作子 23a,23b…操作ボタン 25…スイッチ台 35,51…固定手段 36…ストッパ部材 39…係合部 40…傾斜面(係合面) 52…係合歯 54…係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/03 380 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を有する箱形の筐体と、 この筐体の上面の後半部に配置された情報の入力手段
    と、 上記筐体の上面の前半部に配置され、ディプレイ画面上
    の任意な位置にカーソルを移動させるポインティング操
    作子と、このポインティング操作子に隣接して位置され
    たコマンド操作用の操作ボタンとを有するポインティン
    グ操作機構と、を備えている情報処理装置において、 上記ポインティング操作機構の操作ボタンは、左右方向
    に位置調節可能に上記筐体に取り付けられていることを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記筐体は、
    その上面の前半部に左右方向に移動可能に取り付けられ
    たスイッチ台を有し、このスイッチ台に上記操作ボタン
    と、この操作ボタンによりON・OFFされるスイッチ
    とが支持されているとともに、このスイッチ台と上記筐
    体との間に、上記スイッチ台を左右方向の任意な位置で
    上記筐体に固定する固定手段が配置されていることを特
    徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記固定手段
    は、上記スイッチ台に、このスイッチ台の移動方向と交
    差する方向に移動可能に支持されたストッパ部材を備
    え、このストッパ部材は、上記スイッチ台と上記筐体と
    の間の隙間に引き抜き可能に差し込まれる楔状の係合部
    を有していることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、上記固定手段
    は、上記スイッチ台に、このスイッチ台の移動方向と交
    差する方向に移動可能に支持され、上記筐体と対向し合
    う端部に係合突起を有するストッパ部材と、上記筐体に
    上記スイッチ台の移動方向に沿って形成され、上記スト
    ッパ部材の係合突起が選択的に係脱可能に噛み合う多数
    の係合歯とを備えていることを特徴とする情報処理装
    置。
JP34887393A 1993-12-27 1993-12-27 情報処理装置 Pending JPH07200167A (ja)

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JP34887393A JPH07200167A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 情報処理装置

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