JP2005190368A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体上でマウスを操作することができ、しかも、マウスを使用してもキーボード操作の邪魔になり難い電子機器を提供する。
【解決手段】筐体10と、この筐体10の上面10aに設けられたキーボード12とを具備している。筐体10は、その上面10aのうちのキーボード12の側方に位置する領域に、マウス30を操作可能するマウス操作領域31を有している。
【選択図】 図1
【解決手段】筐体10と、この筐体10の上面10aに設けられたキーボード12とを具備している。筐体10は、その上面10aのうちのキーボード12の側方に位置する領域に、マウス30を操作可能するマウス操作領域31を有している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ポータブルコンピュータのような電子機器に関する。
電子機器としては、本体ユニットにディスプレイユニットが回動自在に取付けられてなる携帯型開閉タイプのパーソナルコンピュータが知られている。このようなパーソナルコンピュータでは、ディスプレイ上においてカーソルやポインタの位置を制御する信号を本体ユニットに入力するために、マウスを用いることがある。マウスは、一般に、マウスパッド上で摺動させるようにして使用する。
ところで、パーソナルコンピュータとともにマウスを携帯することはあっても、マウスパッドまでは携帯しないことがある。この場合、マウスパッドを敷かない状態でマウスを使用しなければならないため、マウスを円滑に操作し難い。
そのため、この種のパーソナルコンピュータとしては、パームレストのクリックボタン及びマウスタッチパネルが配された個所以外の部分に、マウスパッドを一体的に設けたものが知られている。すなわち、マウスパッドは、マウスタッチパネルの左右いずれか一方に設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−351574号公報(段落0009〜段落0011、図1)
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、マウスパッドがキーボード(入力キー部)の手前、すなわち、パームレストに配置されることとなる。そのため、マウスパッド上に置かれたマウスがキーボード操作の邪魔になり易い。
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、筐体上でマウスを操作することができ、しかも、マウスを使用してもキーボード操作の邪魔になり難い電子機器の提供を目的とする。
本発明の1つの形態に係る電子機器は、外面を有する筐体と、上記筐体の外方に露出するように上記筐体に設けられたキーボードとを具備し、上記筐体は、その外面のうちの上記キーボードの側方に位置する領域に、マウスを操作するためのマウス操作領域を有している。
本発明によれば、筐体上でマウスを操作することができ、しかも、マウスを使用してもキーボード操作の邪魔になり難い電子機器が得られる。
以下、本発明の第1の実施形態を、電子機器としてのポータブルコンピュータに適用した図1を参照して説明する。
図1は、ノート型のポータブルコンピュータ1を開示している。このポータブルコンピュータ1は、本体ユニット2と、表示装置としてのディスプレイユニット3とを備えている。
本体ユニット2は、樹脂製の筐体10を有している。筐体10は、上壁11a、底壁11b、左右の側壁11c,11d、前壁11e、及び後壁11fを有して、偏平な箱状をなしている。底壁11bの外面は、搭載面であって、筐体10は、例えば、机の天板のような設置面(図示せず)に設置可能である。本体ユニット2の内部には、図示しないが、制御部としてのプリント配線板やハードディスクドライブ等が収容されている。
キーボード12は、無線又は有線により上記プリント配線板に信号を入力するものであって、筐体10の外方に露出するようにこの筐体10の上面に設けられている。詳しくは、筐体10の上壁11aの後方には、キーボード取付け部13が設けられている。キーボード12は、キーボード取付け部13に取付けられている。
筐体10の上面10a、すなわち、上壁11aの外面10aは、キーボード12の手元側(前端側)に位置する領域に、パームレスト15を有している。パームレスト15は、筐体10の全幅にわたって延びている。上壁11aの後端部には、上向きに張り出す細長凸部16が形成されている。細長凸部16は、キーボード12の後方において筐体10の略全幅にわたって延びている。また、この細長凸部16は、一対の連結凹部17a,17bを有している。これら連結凹部17a,17bは、長手方向に互いに離間している。これら連結凹部17a,17bは、細長凸部16の前方、上方、後方に向けて開放する窪みにて構成されている。
ディスプレイユニット3は、表示パネルとしての液晶表示パネル20と、樹脂製のディスプレイハウジング21とを備えている。液晶表示パネル20としては、17型以上の液晶表示パネルのように、ポータブルコンピュータとしては比較的大型の液晶表示パネルを好適に用いることができる。このディスプレイユニット3では、例えば、17型ワイドタイプの液晶表示パネルを採用している。ディスプレイハウジング21は、液晶表示パネル20の表示画面20aを外方に露出させた状態で、この液晶表示パネル20を収容するものである。
詳しくは、ディスプレイハウジング21は、後述する開き位置において前側となる前壁22a、前壁22aと対向する背壁22b、及び前壁22aと背壁22bとを繋ぐ4つの周壁22c,22d,22e,22fを有して、偏平な箱状をなしている。ディスプレイハウジング21の前壁22aには、表示画面20aを露出させるための開口部23が設けられている。この開口部23は前壁22aの大部分にわたる大きさを有しており、この開口部23を通じて液晶表示パネル20の表示画面20aがディスプレイハウジング21の外方に露出されている。
ディスプレイハウジング21の一端部(後述する開き位置において下側となる端部)には、ディスプレイハウジング21の幅方向に離間して一対の脚部24a,24bが設けられている。これら脚部24a,24bは夫々、筐体10に設けられた連結凹部17a,17bに導かれ、筐体10の後端部に夫々ヒンジ金具(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
これにより、ディスプレイユニット3は、キーボード12及びパームレスト15を上方から覆うように倒される閉じ位置と、キーボード12及びパームレスト15を露出させるように起立する開き位置とにわたって回動可能となるように筐体10に接続されている。なお、図1では、ポータブルコンピュータ1を開位置で示している。
また、このポータブルコンピュータ1では、表示画面20a上においてカーソルやポインタの位置等を制御する信号を上記プリント配線板に入力する入力手段として、マウス30を用いることができるようになっている。詳しくは、筐体10は、マウス30と上記プリント配線板とを電気的に接続させるためのコネクタ(図示せず)を備えている。このコネクタは、筐体10の外壁、例えば後壁11fを介して外方に露出するように、上記筐体10に設けられている。マウス30は、筐体10に設けられた上記コネクタを介して、有線にて上記プリント配線板と電気的に接続させて使用する。なお、マウス30としては、赤外線等により、無線にてプリント配線板に上記信号を入力するものを採用してもよい。
ところで、キーボード12は、キー12aの大きさ、キー12aとキー12aとの間のピッチ、及びキー12aの配列等がJIS等により規格化されている。具体的には、キー12aとキー12aとの間隔が19mmに定められているため、一般的なキーボード12の幅(左右方向の寸法)は、大凡30cm程度となる。
そのため、15型(左右方向の幅が大凡30cm程度)以下の液晶表示パネルを備えるポータブルコンピュータでは、筐体は、キーボードの幅と略同程度となるように、その幅(左右方向の寸法)が設定されている。この場合、筐体は、キーボードの両側方に余剰領域を殆ど有していない。
これに対し、本実施形態のポータブルコンピュータ1のように、ディスプレイユニット3が17型以上の比較的大型の液晶表示パネル20を備える場合、筐体10の幅(左右方向の寸法)は、ディスプレイユニット3の幅(左右方向の寸法)に合わせて設定される。例えば、17型ワイドタイプの液晶表示パネルの幅(左右方向の寸法)は大凡40cm程度であるため、17型ワイドタイプの液晶表示パネル20を採用した本実施形態のポータブルコンピュータ1では、筐体10の幅もまた大凡40cm程度に設定されている。つまり、筐体10の幅がキーボード12の幅よりも約10cm程度大きく設定されている。
そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、筐体10の上面10aのキーボード12の側方に位置する領域、すなわち、筐体10の上面10aのうちのキーボード12の側方の余剰領域に、マウス30を操作可能なマウス操作領域31を設けている。
詳しくは、キーボード取付け部13を筐体10の一側、例えば、向かって左側(左側壁11c側)に寄せて設けている。すなわち、キーボード12を筐体10の左側に寄せて配置している。言い換えれば、ディスプレイユニット3の中心線L1とキーボード12の中心線L2とがずれている。そして、筐体10の上面10aのうち、キーボード12の他側、すなわち、向かって右側(右側壁11d側)に位置する領域をマウス操作領域31としている。
なお、マウス操作は、利き手で操作する人が多い。すなわち、右利きの人は、右手でマウス30を操作することが多い。このように、マウス操作を右手で行う場合、上述のように、キーボード12の右側方にマウス操作領域31を設けるのが好ましい。
これに対し、左利きの人等、マウス操作を左手で行う人もいる。このように、マウス30の操作を左手で行う場合、キーボード取付け部13を筐体10の右側に寄せて設け、キーボード12を筐体10の右側に寄せて配置し、筐体10の上面10aのうちのキーボード12の左側に位置する領域に、マウス操作領域31を設けるのが好ましい。
したがって、マウス操作領域31をキーボード12の右側方に配置する右利き用のポータブルコンピュータ1と、マウス操作領域31をキーボード12の左側方に配置する左利き用のポータブルコンピュータ1とを用意しておくと、ユーザーが好みに応じて、右利き用又は左利き用のポータブルコンピュータ1を選択することができる。
また、このポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31は、その周囲(例えば、パームレスト15)とは表面粗さが異なっている。また、マウス操作領域31は、その周囲(例えば、パームレスト15)とは摩擦係数が異なっている。
すなわち、筐体10の上面10aを含む筐体10の外面には、光沢を抑制するために、粗面化加工を施している。一方で、マウス操作領域31は、マウス操作の妨げになり難いように、できるだけ平滑に形成するのが好ましい。そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31に粗面化加工を施さないことが好ましい。したがって、マウス操作領域31は、その周囲より滑らかな表面粗さとなり、摩擦係数が小さくなっている。
また、一般的なマウス30は、本体部30aと、この本体部30aの底部から露出するようにこの本体部30aの内部に収容されたボール(図示せず)とを有している。マウス30は、本体部30aの底部を操作面と接触させながら、この本体部30aを動かすことで、ボールが本体部30aの内部で転がるようになっており、ボールが転がることで、表示画面20a上においてカーソルやポインタの位置が移動する。そのため、マウス30を良好に操作するためには、マウス30に内蔵されたボール(図示せず)が円滑に転がるような操作面において、マウス30を操作するのが好ましい。
したがって、マウス30に内蔵されたボールを円滑に動作させるためには、マウス操作領域31の摩擦係数は所定の範囲内であるのが好ましい。そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31に表面処理を施す等して、マウス操作領域31が所望の摩擦係数となるようにしている。なお、筐体10の粗面化処理やマウス操作領域31の表面処理は省略してもよい。また、マウス操作領域31は、その周囲と同じの表面状態(同じ表面粗さ、同じ摩擦係数)となるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、上面10aを有する筐体10と、筐体10の外方に露出するように筐体10に設けられたキーボード12とを具備している。そして、筐体10は、その上面10aのうちのキーボード12の側方に位置する領域に、マウス30を操作するためのマウス操作領域31を有している。そのため、ポータブルコンピュータ1では、マウス30のみを携帯することにより、マウスパッドを個別に携帯することなく、何処ででも円滑にマウス30を操作することができる。しかも、マウス操作領域31は、キーボード12の側方に設けられている。したがって、マウス30を使用してもキーボード12操作の邪魔になり難い。
また、マウス操作領域31は、その周囲とは異なる表面粗さに形成されている。さらに、マウス操作領域31は、その摩擦係数が、その周囲の摩擦係数とは異なるように形成されている。このように、マウス操作領域31の表面粗さや摩擦係数を調整することで、マウス30の操作環境を向上させることができる。
以下、本発明の第2の実施形態を、図2及び図3を参照して説明する。
本実施形態のポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31に、シート状のマウスパッド32を設け、マウスパッド32の外面32a上においてマウス30を操作する(摺動させる)ようにしている。
本実施形態のポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31に、シート状のマウスパッド32を設け、マウスパッド32の外面32a上においてマウス30を操作する(摺動させる)ようにしている。
詳しくは、マウス操作領域31は、底面36a及びこの底面36aの周縁から立上る周面36b,36c,36d,36eにより規定される収容凹部35を有している。マウスパッド32は、例えば、ゴムのような可撓性を有する材料で形成されたもの等、既存のマウスパッドを用いることができる。また、マウスパッド32には、所望により、着色を施したり絵柄を施したり等してもよい。
マウスパッド32は、収容凹部35の底面36aの面積と略同面積に形成されており、収容凹部35内に着脱自在に装着されている。収容凹部35からの不用意な脱落を抑制するため、マウスパッド32は、収容凹部35の底面36aに着脱自在に貼り付けるようにしてもよい。
また、マウスパッド32の厚さは、収容凹部35内に装着した際に、マウスパッド32の外面32aがパームレスト15と面一となるように設定するのが好ましい。このようにすることにより、ディスプレイユニット3を上記閉じ位置とした時に、マウスパッド32がディスプレイユニット3に干渉するのを抑制できる。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態のポータブルコンピュータ1によれば、マウス操作領域31にマウスパッド32が設けられているため、マウス30の操作環境をより向上させることができる。
しかも、マウスパッド32は、マウス操作領域31に着脱自在に設けられている。そのため、マウス30が汚れた場合等は、洗ったり取り替えたりすることができる。したがって、マウス操作領域31を衛生的に保つことができる。しかも、所望の色や絵柄のマウスパッド32を選択することで、筐体10の一部にユーザーオリジナルな部分を持たせることができる。
また、このポータブルコンピュータ1では、マウス操作領域31に、底面36a及びこの底面36aの外周から立上る周面36b,36c,36d,36eを有する収容凹部35を設け、マウスパッド32を収容凹部35内に着脱自在に装着するようにしている。つまり、マウスパッド32の装着位置が予め決められているため、筐体10へのマウスパッド32の装着(位置合わせ)が簡単である。しかも、マウスパッド32の動きが収容凹部35の周面36b,36c,36d,36eにより規制されるので、マウス操作時にマウスパッド32が不用意にずれ難い。さらに、マウスパッド32の外面32aをパームレスト15(筐体10の上面10a)と面一とすることができるため、マウスパッド32がディスプレイユニット3の開け閉めやキーボード12操作等の邪魔になり難い。
以下、本発明の第3の実施形態を、図4乃至図6を参照して説明する。
上述のように、マウス30は、右手で操作する人と左手で操作する人とがいる。そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、キーボード12は、マウス操作領域31が筐体10の一側例えば向かって右側に設けられるように、筐体10の他側である向かって左側に寄せて配置される第1の位置(図4及び図5参照)と、マウス操作領域31が筐体10の他側である向かって左側に設けられるように、筐体10の一側である向かって右側に寄せて配置される第2の位置(図6参照)との双方に配置可能としている。
上述のように、マウス30は、右手で操作する人と左手で操作する人とがいる。そのため、本実施形態のポータブルコンピュータ1では、キーボード12は、マウス操作領域31が筐体10の一側例えば向かって右側に設けられるように、筐体10の他側である向かって左側に寄せて配置される第1の位置(図4及び図5参照)と、マウス操作領域31が筐体10の他側である向かって左側に設けられるように、筐体10の一側である向かって右側に寄せて配置される第2の位置(図6参照)との双方に配置可能としている。
詳しくは、キーボード取付け部13は、底壁14a及びこの底壁14aの周縁から立上る周壁14b,14c,14d,14eを有して凹状に形成されている。なお、底壁14a及び周壁14b,14c,14d,14eは、筐体10の上壁11aの一部でもある。
キーボード取付け部13は、筐体10の幅の大部分にわたる幅を有している。本実施形態では、キーボード取付け部13の底壁11bの外面(すなわち、キーボード取付け部13の底面)の一部がマウス操作領域31となる。キーボード12としては、例えば、筐体10の内部に収容されたプリント配線板に、無線にて信号を入力可能なものを採用している。
また、図5及び図6に示すように、キーボード12は、その後端部に第1の係合部としての一対の凹部41a,41bを有している。一方、筐体10は、一対の凹部41a,41bと夫々係合して、キーボード12を上記第1の位置に固定する第2の係合部としての一対の突起43a,43bと、凹部41a,41bと夫々係合して、キーボード12を上記第2の位置に固定する第3の係合部としての一対の突起45a,45bとを有している。突起43a,43b及び突起45a,45bは夫々、付勢手段としてのコイルばね46と、このコイルばね46の一端部(先端部)に設けられたキャップ部材47とを有している。
筐体10の内部には、周壁14eの内面に沿うように、支柱50が設けられている。この支柱50には、突起43a,43b,45a,45bに夫々対応させて、4つの支持部51,51b,51c,51dが突設されている。支持部51,51b,51c,51dは夫々、突起43a,43b,45a,45bが夫々備えるコイルばね46を貫通させた状態で、これらコイルばね46の他端部(基端部)を各々支持している。また、周壁14eには、突起43a,43b,45a,45bに臨んで、4つの開口部52a,52b,52c,52dが設けられている。
このようにすることにより、突起43a,43b,45a,45bは、コイルばね46が収縮してキャップ部材47が筐体10内に収容される収容位置と、コイルばね46の弾性力によりキャップ部材47が開口部52a,52b,52c,52dを介して筐体10の外方に突出する突出位置との間で突没自在となる。
向かって右側にマウス操作領域31を設けたい場合には、キーボード12を第1の位置に取付ける。その場合、凹部41a,41bの位置と突起43a,43bの位置とを合わせ、且つ、突起43a,43bと突起45a,45bのうちの向かって左側の突起45aとをキーボード12の後端部に当接させてこれらを収容位置としながら、キーボード12をキーボード取付け部13内に挿入する。キーボード12がキーボード取付け部13に挿入されると、突起43a,43bは、凹部41a,41bと夫々対向するため、ばね46の弾性力により突出位置となる。これにより、突起43a,43bが凹部41a,41bに入り込み、キーボード12が第1の位置に固定される(図5参照)。なお、突起45aは、キーボード12の後端部に当接しているので、収容位置のままであり、突起45bは、キーボード12に当接しないので、突出位置のままである。したがって、突起45a,45bは、キーボード12の第1の位置への着脱の邪魔になり難い。
一方、向かって左側にマウス操作領域31を設けたい場合には、キーボード12を第2の位置に取付ける。その場合、凹部41a,41bの位置と突起45a,45bの位置とを合わせ、且つ、突起45a,45bと突起43a,43bのうちの向かって右側の突起43bとをキーボード12の後端部に当接させてこれらを収容位置としながら、キーボード12をキーボード取付け部13内に挿入する。キーボード12がキーボード取付け部13に挿入されると、突起45a,45bは、凹部41a,41bと夫々対向するため、ばね46の弾性力により突出位置となる。これにより、突起45a,45bが凹部41a,41bに入り込み、キーボード12が第2の位置に固定される(図6参照)。なお、突起43bは、キーボード12の後端部に当接しているので、収容位置のままであり、突起43aは、キーボード12に当接しないので、突出位置のままである。したがって、突起43a,43bは、キーボード12の第2の位置への着脱の邪魔になり難い。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
なお、キーボード12を第1の位置とした時のマウス操作領域31、及び、キーボード12を第2の位置とした時のマウス操作領域31は、キーボード取付け部13の底面の一部であるが、第1の実施形態のように、その周囲に対して、表面粗さや摩擦係数を異ならせてもよい。
また、マウス操作領域31には、第2の実施形態のように、マウスパッド32を設けてよい。この場合、キーボード取付け部13の一部(第1の位置では、キーボード取付け部13の右側の周壁14cとキーボード12の右側部との間の領域、第2の位置では、キーボード取付け部13の左側の周壁14bとキーボード12の左側部との間の領域)がマウスパッド32を収容する収容凹部35に相当する。
マウス操作領域31にマウスパッド32を設ける場合には、マウスパッド32は、マウス操作領域31をなす空間、すなわち、第1の位置では、キーボード取付け部13の右側の周壁14cとキーボード12の右側部との間の領域、第2の位置では、キーボード取付け部13の左側の周壁14bとキーボード12の左側部との間の領域に嵌合する大きさとするのが好ましい。なお、キーボード12の大きさ、及び、キーボード取付け部13の大きさは変化しないので、キーボード取付け部13の右側の周壁14cとキーボード12の右側部との間の領域と、キーボード取付け部13の左側の周壁14bとキーボード12の左側部との間の領域とは、実質的に同じ大きさとなる。そのため、右側にマウス操作領域31を設けた場合と左側にマウス操作領域31を設けた場合とで、マウスパッド32を共有できる。
本実施形態のポータブルコンピュータ1によれば、キーボード12は、マウス操作領域31が筐体10の一側に設けられるように筐体10の他側に寄せて配置される第1の位置と、マウス操作領域31が筐体10の他側に設けられるように筐体10の一側に寄せて配置される第2の位置との双方に配置可能である。したがって、右利き用のポータブルコンピュータと左利き用のポータブルコンピュータとを用意することなく、1つのポータブルコンピュータ1で、マウス操作領域31をキーボード12の一側及び他側の双方に設けることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においては種々の態様で実施し得ることは言うまでも無い。
1…ポータブルコンピュータ(電子機器)、 3…ディスプレイユニット(表示装置)、 10…筐体、 10a…筐体の上面、 12…キーボード、 15…パームレスト、 30…マウス、 31…マウス操作領域、 32…マウスパッド、 32a…マウスパッドの外面、 35…収容凹部(凹部)、 41a,41b…凹部(第1の係合部)、 43a,43b…突起(第2の係合部)、 45a,45b…突起(第3の係合部)
Claims (10)
- 筐体と、
上記筐体の上面に設けられたキーボードとを具備し、
上記筐体は、その上面の上記キーボードの側方に位置する領域に、マウスを操作可能なマウス操作領域を有していることを特徴とする電子機器。 - 上記キーボードは、上記マウス操作領域が上記筐体の一側に設けられるように上記筐体の他側に寄せて配置される第1の位置と、上記マウス操作領域が上記筐体の他側に設けられるように上記筐体の一側に寄せて配置される第2の位置との双方に配置可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 上記キーボードは、第1の係合部を有しているとともに、上記筐体は、上記第1の係合部と係合して上記キーボードを上記第1の位置に固定する第2の係合部と、上記第1の係合部と係合して上記キーボードを上記第2の位置に固定する第3の係合部とを有していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 上記マウス操作領域は、その周囲とは異なる表面粗さに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 上記マウス操作領域は、その周囲とは摩擦係数が異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 上記マウス操作領域に、マウスパッドが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 上記マウスパッドは、上記マウス操作領域に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
- 上記マウス操作領域は、底面及びこの底面の外周から立上る周面を有する凹部を有しているとともに、上記マウスパッドは、上記凹部内に着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
- 上記筐体の外面は、パームレストを有しているとともに、上記マウスパッドの外面は、上記パームレストと面一であることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
- 筐体と、
前記筐体と回動可能な表示装置と、
前記筐体の上面に設けられたキーボードとを有し、
前記表示装置の中心線と前記キーボードの中心線がずれていることを特徴とする電子機器。
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2003
- 2003-12-26 JP JP2003433641A patent/JP2005190368A/ja active Pending
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