JPH0720009A - 分析装置 - Google Patents
分析装置Info
- Publication number
- JPH0720009A JPH0720009A JP14462893A JP14462893A JPH0720009A JP H0720009 A JPH0720009 A JP H0720009A JP 14462893 A JP14462893 A JP 14462893A JP 14462893 A JP14462893 A JP 14462893A JP H0720009 A JPH0720009 A JP H0720009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- peristaltic pump
- open position
- press
- pressing member
- Prior art date
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- Pending
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ペリスタルポンプ4による脈動の影響をなく
して分析精度を向上させる。 【構成】 押圧部材13を進退自在とし、この押圧部材
13を、分析期間中には、チューブ14を挟圧できない
開放位置にし、リンス期間中には、チューブ14を挟圧
できる挟圧位置にし、分析期間中には、ペリスタルポン
プ4による送液動作を行わないように構成している。
して分析精度を向上させる。 【構成】 押圧部材13を進退自在とし、この押圧部材
13を、分析期間中には、チューブ14を挟圧できない
開放位置にし、リンス期間中には、チューブ14を挟圧
できる挟圧位置にし、分析期間中には、ペリスタルポン
プ4による送液動作を行わないように構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICP(高周波誘導結
合プラズマ)発光分光分析装置や原子吸光分析装置など
のようなペリスタルポンプを備えた分析装置に関する。
合プラズマ)発光分光分析装置や原子吸光分析装置など
のようなペリスタルポンプを備えた分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、ICP発光分光分析装置の概略
構成図であり、同図において、2は試料容器、40はこ
の試料容器2からの液体試料3を送液するペリスタルポ
ンプ、5は液体試料3を霧化するネブライザ、7は霧化
された試料が導入される三重管構造のプラズマトーチで
あり、このプラズマトーチ7は、高周波コイル8による
高周波磁界によって霧化試料を励起発光させるものであ
る。
構成図であり、同図において、2は試料容器、40はこ
の試料容器2からの液体試料3を送液するペリスタルポ
ンプ、5は液体試料3を霧化するネブライザ、7は霧化
された試料が導入される三重管構造のプラズマトーチで
あり、このプラズマトーチ7は、高周波コイル8による
高周波磁界によって霧化試料を励起発光させるものであ
る。
【0003】従来では、ペリスタルポンプ40による送
液動作は、分析期間中のみならず、液体試料3を別の試
料に切換える際の蒸留水による試料導入経路の洗浄期
間、いわゆるリンス期間中にも行われている。
液動作は、分析期間中のみならず、液体試料3を別の試
料に切換える際の蒸留水による試料導入経路の洗浄期
間、いわゆるリンス期間中にも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ペリスタル
ポンプ40は、図5に示されるように、ロータ11に取
り付けられた複数個の圧送用ローラ12と押圧部材13
0との間で、可撓性のチューブ14を順次挟圧してぜん
動式に液体試料3を圧送するものである。
ポンプ40は、図5に示されるように、ロータ11に取
り付けられた複数個の圧送用ローラ12と押圧部材13
0との間で、可撓性のチューブ14を順次挟圧してぜん
動式に液体試料3を圧送するものである。
【0005】このように、複数個の圧送用ローラ12に
よって、ぜん動式に液体試料3を押し絞って圧送するの
で、ネブライザ5への送液量は、脈動することになり、
測定値にバラツキを生じて分析精度が低下するという難
点がある。
よって、ぜん動式に液体試料3を押し絞って圧送するの
で、ネブライザ5への送液量は、脈動することになり、
測定値にバラツキを生じて分析精度が低下するという難
点がある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、ペリスタルポンプによる脈動の影響をなくし
て分析精度を高めた分析装置を提供することを目的とす
る。
であって、ペリスタルポンプによる脈動の影響をなくし
て分析精度を高めた分析装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
を達成するために、次のように構成している。
【0008】すなわち、本発明は、押圧部材と回転駆動
されるロータに取り付けられた複数個の圧送用ローラと
の間で、試料搬送用の可撓性のチューブを、順次的に挟
圧してネブライザへの送液動作を行うぜん動式のペリス
タルポンプを備えた分析装置において、前記ペリスタル
ポンプの前記押圧部材を、前記チューブを挟圧できる挟
圧位置と前記チューブを挟圧できない開放位置とに進退
させる手段を設け、前記押圧部材が、分析期間中におい
ては、前記開放位置とされるようにしている。
されるロータに取り付けられた複数個の圧送用ローラと
の間で、試料搬送用の可撓性のチューブを、順次的に挟
圧してネブライザへの送液動作を行うぜん動式のペリス
タルポンプを備えた分析装置において、前記ペリスタル
ポンプの前記押圧部材を、前記チューブを挟圧できる挟
圧位置と前記チューブを挟圧できない開放位置とに進退
させる手段を設け、前記押圧部材が、分析期間中におい
ては、前記開放位置とされるようにしている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、押圧部材を進退自在とし、
この押圧部材を、分析期間中には、チューブを挟圧でき
ない開放位置にするので、分析期間中には、ペリスタル
ポンプは送液動作を行わない。したがって、分析期間中
にペリスタルポンプの脈動が分析精度に悪影響を及ぼす
ことがない。
この押圧部材を、分析期間中には、チューブを挟圧でき
ない開放位置にするので、分析期間中には、ペリスタル
ポンプは送液動作を行わない。したがって、分析期間中
にペリスタルポンプの脈動が分析精度に悪影響を及ぼす
ことがない。
【0010】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例について
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の概略構成図で
あり、上述の従来例に対応する部分には、同一の参照符
号を付す。
あり、上述の従来例に対応する部分には、同一の参照符
号を付す。
【0012】この実施例のICP発光分光分析装置1
は、試料容器2からの液体試料3を、ペリスタルポンプ
4によって可撓性のチューブ14を介してネブライザ5
に供給し、このネブライザ5で液体試料3を霧化し、搬
送管6を経由して三重管構造のプラズマトーチ7に導入
し、高周波コイル8による高周波磁界により霧化試料を
励起発光させて分析を行うものである。
は、試料容器2からの液体試料3を、ペリスタルポンプ
4によって可撓性のチューブ14を介してネブライザ5
に供給し、このネブライザ5で液体試料3を霧化し、搬
送管6を経由して三重管構造のプラズマトーチ7に導入
し、高周波コイル8による高周波磁界により霧化試料を
励起発光させて分析を行うものである。
【0013】この実施例では、ペリスタルポンプ4によ
る脈動の影響をなくして分析精度を高めるために、ペリ
スタルポンプ4は、図2に示されるように構成されてい
る。
る脈動の影響をなくして分析精度を高めるために、ペリ
スタルポンプ4は、図2に示されるように構成されてい
る。
【0014】すなわち、ペリスタルポンプ4は、ロータ
11に取り付けられた複数個の圧送用ローラ12と押圧
部材13との間で、可撓性のチューブ14を順次挟圧し
てぜん動式に液体試料3を圧送するものであり、この押
圧部材13は、支軸15に揺動可能に取り付けられてい
る。
11に取り付けられた複数個の圧送用ローラ12と押圧
部材13との間で、可撓性のチューブ14を順次挟圧し
てぜん動式に液体試料3を圧送するものであり、この押
圧部材13は、支軸15に揺動可能に取り付けられてい
る。
【0015】さらに、この押圧部材13を、圧送用ロー
ラ12との間でチューブ14を挟圧できる挟圧位置(図
2の状態)と、図3に示されるチューブ14を挟圧でき
ない開放位置とに進退させる手段として、空気圧式のピ
ンシリンダ16およびダンパ17を有しており、ダンパ
17の一端はピンシリンダ16のピストン16aに、他
端は押圧部材13の下部に取り付けられている。
ラ12との間でチューブ14を挟圧できる挟圧位置(図
2の状態)と、図3に示されるチューブ14を挟圧でき
ない開放位置とに進退させる手段として、空気圧式のピ
ンシリンダ16およびダンパ17を有しており、ダンパ
17の一端はピンシリンダ16のピストン16aに、他
端は押圧部材13の下部に取り付けられている。
【0016】かかる構成のペリスタルポンプ4を備える
ICP発光分光分析装置では、分析期間中においては、
図示しない切換スイッチが操作されてピンシリンダ16
が非作動状態とされ、ピストン16aがピンシリンダ1
6内に退入され、これによって、押圧部材13は、支軸
15を中心に時計回りに揺動し、図3に示されるチュー
ブ14を挟圧できない開放位置とされるとともに、ロー
タ12の回転が停止され、ペリスタルポンプ4による送
液動作は行われず、ネブライザ5の負圧のみで液体試料
3が吸い上げられ、吸い上げられた液体試料3は、ネブ
ライザ5で霧化され、搬送管6を経由して三重管構造の
プラズマトーチ7に導入され、高周波コイル8による高
周波磁界により励起発光されて分析される。
ICP発光分光分析装置では、分析期間中においては、
図示しない切換スイッチが操作されてピンシリンダ16
が非作動状態とされ、ピストン16aがピンシリンダ1
6内に退入され、これによって、押圧部材13は、支軸
15を中心に時計回りに揺動し、図3に示されるチュー
ブ14を挟圧できない開放位置とされるとともに、ロー
タ12の回転が停止され、ペリスタルポンプ4による送
液動作は行われず、ネブライザ5の負圧のみで液体試料
3が吸い上げられ、吸い上げられた液体試料3は、ネブ
ライザ5で霧化され、搬送管6を経由して三重管構造の
プラズマトーチ7に導入され、高周波コイル8による高
周波磁界により励起発光されて分析される。
【0017】このように分析期間中には、チューブ14
は開放状態されてペリスタルポンプ4による送液動作は
行われないので、従来のようにペリスタルポンプ4によ
る脈動によって、測定値にバラツキが生じることがな
く、分析精度が向上する。
は開放状態されてペリスタルポンプ4による送液動作は
行われないので、従来のようにペリスタルポンプ4によ
る脈動によって、測定値にバラツキが生じることがな
く、分析精度が向上する。
【0018】一方、液体試料3を別の液体試料に切換え
る際の蒸留水による試料導入経路の洗浄期間、いわゆる
リンス期間中には、前記切換スイッチが操作されてピン
シリンダ16が作動状態とされ、ピストン16aが上方
へ進出し、これによって、押圧部材13は、支軸15を
中心に反時計回りに揺動し、圧送用ローラ12との間で
チューブ14を挟圧できる図2に示される挟圧位置とさ
れるとともに、ロータ11が駆動され、従来例と同様に
送液動作が行われ、これによって、効率的にリンスが行
われることになる。
る際の蒸留水による試料導入経路の洗浄期間、いわゆる
リンス期間中には、前記切換スイッチが操作されてピン
シリンダ16が作動状態とされ、ピストン16aが上方
へ進出し、これによって、押圧部材13は、支軸15を
中心に反時計回りに揺動し、圧送用ローラ12との間で
チューブ14を挟圧できる図2に示される挟圧位置とさ
れるとともに、ロータ11が駆動され、従来例と同様に
送液動作が行われ、これによって、効率的にリンスが行
われることになる。
【0019】なお、試料導入経路の空気層の排出の際に
も、押圧部材13が挟圧位置とされてペリスタルポンプ
4が駆動される。
も、押圧部材13が挟圧位置とされてペリスタルポンプ
4が駆動される。
【0020】上述の実施例では、空気圧式のピンシリン
ダ16によって押圧部材13を進退させるようにしたけ
れども、ソレノイドなどを用いて電気的に進退させるよ
うにしてもよいのは勿論である。
ダ16によって押圧部材13を進退させるようにしたけ
れども、ソレノイドなどを用いて電気的に進退させるよ
うにしてもよいのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、押圧部材
を進退自在とし、この押圧部材を、分析期間中には、チ
ューブを挟圧できない開放位置にするので、分析期間中
には、ペリスタルポンプは送液動作を行わない。したが
って、分析期間中にペリスタルポンプの脈動が分析精度
に悪影響を及ぼすことがない。
を進退自在とし、この押圧部材を、分析期間中には、チ
ューブを挟圧できない開放位置にするので、分析期間中
には、ペリスタルポンプは送液動作を行わない。したが
って、分析期間中にペリスタルポンプの脈動が分析精度
に悪影響を及ぼすことがない。
【図1】本発明の一実施例のICP発光分光分析装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】図1のペリスタルポンプの動作状態を示す正面
図である。
図である。
【図3】図1のペリスタルポンプの非動作状態を示す正
面図である。
面図である。
【図4】従来例の概略構成図である。
【図5】従来例のペリスタルポンプの正面図である。
3 液体試料 4,40 ペリスタルポンプ 5 ネブライザ 11 ロータ 12 圧送用ローラ 13,130 押圧部材 14 チューブ 16 ピンシリンダ 17 ダンパ
Claims (1)
- 【請求項1】 押圧部材と回転駆動されるロータに取り
付けられた複数個の圧送用ローラとの間で、試料搬送用
の可撓性のチューブを、順次的に挟圧してネブライザへ
の送液動作を行うぜん動式のペリスタルポンプを備えた
分析装置において、 前記ペリスタルポンプの前記押圧部材を、前記チューブ
を挟圧できる挟圧位置と前記チューブを挟圧できない開
放位置とに進退させる手段を設け、 前記押圧部材が、分析期間中においては、前記開放位置
とされることを特徴とする分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462893A JPH0720009A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462893A JPH0720009A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720009A true JPH0720009A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15366467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14462893A Pending JPH0720009A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720009A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0837242A1 (fr) * | 1996-10-21 | 1998-04-22 | René Boisseau | Pompe péristaltique à galets débrayables |
JP2015522739A (ja) * | 2012-05-23 | 2015-08-06 | フィジディア | 直線蠕動ポンプ |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14462893A patent/JPH0720009A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0837242A1 (fr) * | 1996-10-21 | 1998-04-22 | René Boisseau | Pompe péristaltique à galets débrayables |
FR2754860A1 (fr) * | 1996-10-21 | 1998-04-24 | Boisseau Rene | Pompe peristaltique a galets debrayables |
JP2015522739A (ja) * | 2012-05-23 | 2015-08-06 | フィジディア | 直線蠕動ポンプ |
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