JP2002005912A - ガスクロマトグラフを用いたガス分析システム - Google Patents

ガスクロマトグラフを用いたガス分析システム

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JP2002005912A JP2000184742A JP2000184742A JP2002005912A JP 2002005912 A JP2002005912 A JP 2002005912A JP 2000184742 A JP2000184742 A JP 2000184742A JP 2000184742 A JP2000184742 A JP 2000184742A JP 2002005912 A JP2002005912 A JP 2002005912A
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gas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成の簡素化および小型化を図ると
共に、装置の稼働時間に比例するランニングコストを引
き下げることができるガスクロマトグラフを用いたガス
分析システムを提供する。 【解決手段】 濃縮動作時に測定対象成分を濃縮トラッ
プするトラップ管4と、分析動作時にトラップ管4に接
続されてこのトラップ管4から流出する測定対象成分を
分離する分離カラム3と、この分離カラム3によって分
離された各測定対象成分を吸引して分析する分析部2
と、前記トラップ管4から分離カラム3へと流れる測定
対象成分の流れを形成する減圧ポンプ8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスクロマトグラ
フを用いたガス分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスクロマトグラフを用いた
ガス分析システムが用いられている。とりわけ、測定対
象成分を選ばない質量分析計をその分析部とするガス分
析システムはその測定精度が極めて高いので有用であ
る。また、質量分析計によって分析される各成分のスペ
クトルを確実に分離するためにガスクロマトグラフを用
いることが行われている。
【0003】図4は従来から用いられるガスクロマトグ
ラフを用いたガス分析システム10の例を示す図であ
る。図4において、11は測定対象成分を吸引して分析
する分析部の一例である質量分析計、12はこの質量分
析計11に接続される分離カラム、13は測定対象ガス
Sを濃縮するトラップ管、14は六方切換弁である。
【0004】したがって、六方切換弁14はその切換え
によって、ガス分析計システム10を流れるガスの流れ
を切り換えて、その動作が測定対象ガスSの測定対象成
分をトラップ管13に濃縮する濃縮動作と、トラップ管
13に濃縮された測定対象成分を分離カラム12を介し
て分析部11に供給する分析動作とに切換えられるよう
に構成している。
【0005】15はトラップ管4に測定対象成分を濃縮
するときにサンプルガスSを吸引するためのポンプ、1
6は分析動作時にトラップ管に濃縮された測定対象成分
を分離カラム12に供給するためのキャリアガスCを供
給するボンベ、17は分析部11の上流側に設けられた
ジェット型セパレータ、18はこのジェット型セパレー
タ17に設けられたポンプである。
【0006】すなわち、前記六方切換弁14を実線で示
すように切り換えた状態(濃縮動作時)で、ポンプ15
によって測定対象ガスSをトラップ管13に濃縮するこ
とができる。そして、六方切換弁14を仮想線で示すよ
うに切り換えた状態(分析動作時)で、キャリアガス1
6を供給し、トラップ管13を一気に加熱することによ
り、濃縮された測定対象成分を分離カラム12に供給し
て各測定対象成分を分離可能としている。
【0007】また、分析動作時には前記ポンプ18を駆
動してジェット型セパレータ17を減圧し、質量分析計
11内に導入されなかったものはポンプ18等から排出
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たガスクロマトグラフを用いたガス分析システム10に
おいては、測定対象ガスSを運搬するためにヘリウム,
水素,窒素等の不活性なキャリアガスCを必要としてお
り、それだけ、ガスクロマトグラフを用いたガス分析シ
ステム10の小型化を難しくしていた。
【0009】すなわち、キャリアガスを充填したガスボ
ンベ16はそれ自体が重く大型であると共に、圧力調節
用のレギュレータ等を必要とすることから、装置全体の
重量を増し、容積を大きくする原因となっていた。
【0010】また、分析中、キャリアガスCの消費によ
って分析システム10のランニングコストが引き上げら
れることが避けられなかった。
【0011】さらに、キャリアガスCの流量が増大する
ことによって、分離カラム12による測定対象成分の分
離が不十分になることを避けるため分離カラム12を長
くする必要があり、これもガス分析システム10の小型
化の妨げとなっていた。
【0012】本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなさ
れたものであって、その目的とするところは、装置構成
の簡素化および小型化を図ると共に、装置の稼働時間に
比例するランニングコストを引き下げることができるガ
スクロマトグラフを用いたガス分析システムを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のガスクロマトグラフを用いたガス分析シス
テムは、濃縮動作時に測定対象成分を濃縮トラップする
トラップ管と、分析動作時にトラップ管に接続されてこ
のトラップ管から流出する測定対象成分を分離する分離
カラムと、この分離カラムによって分離された各測定対
象成分を吸引して分析する分析部と、前記トラップ管か
ら分離カラムへと流れる測定対象成分の流れを形成する
圧力調節手段を設けたことを特徴としている。(請求項
1)
【0014】つまり、圧力調節手段によってトラップ管
の上流側と、分離カラムの下流側との間に圧力差を設け
ることにより、トラップ管から分離カラムへと流れる測
定対象成分の流れを形成することができ、従来はガスク
ロマトグラフに不可欠とされていたキャリアガスを不要
とし、装置構成の簡略化を達成することができる。
【0015】本発明によれば、キャリアガスを用いる必
要がないので、ランニングコストを大幅に低減すること
ができる。そして、キャリアガスのガスボンベ16をな
くすことにより、そのレギュレータを設ける必要もな
い。
【0016】すなわち、ガス分析システムを可及的に小
型化することができ、このガスクロマトグラフを用いた
ガス分析システムをポータブル化することが可能であ
る。
【0017】前記圧力調節手段が分離カラムと分析部の
間に設けられた減圧ポンプである場合には、減圧ポンプ
によって分離カラムと分析部の間の圧力を大気圧より減
圧した状態に制御することができる(請求項2)。この
場合、減圧ポンプによって制御された圧力と大気圧との
差によって定まる流量の測定対象成分をトラップ管から
分離カラムへと流すことができる。同時に減圧ポンプに
よって分析部の上流側の圧力を予備的に減圧できるの
で、分析部の測定対象成分の流入部に急激な圧力差が生
じることがなく、分析部を保護することができる。
【0018】また、分析部に吸引されなかった余分なガ
スは減圧ポンプによって確実に排出されるので、分離カ
ラムを流れるガスの流れを自在に設定できる。すなわ
ち、従来より細い分離カラムを用いることによりガスの
流れを遅くでき、従来より短く細い分離カラムによって
確実に各測定対象成分を分離することができる。つま
り、ガスクロマトグラフを用いたガス分析システムのさ
らなる小型化を図ることができる。
【0019】前記分析動作時にトラップ管の上流側にお
いて測定対象成分の流入をカットする零ガス生成器を有
する場合には(請求項3)、たとえ大気中に測定対象成
分が含まれていたとしても、分析動作時に、トラップ管
や分離カラムを流れるガスに、大気に含まれる僅かな成
分の影響を受けることがなく、バックグランドの安定化
を図ることができる。
【0020】異なる直径および/または異なる長さを有
する分離カラムを切替え可能に複数設けて、測定対象成
分の分離速度を切替え可能とする場合には(請求項
4)、前記圧力調節手段の設定を変えることなく測定対
象成分の分離速度を切り換えることができ、それだけ正
確な制御を行うことができる。
【0021】前記分析部が測定対象成分の吸引部に測定
対象成分を選択的に透過するメンブレンを有する場合に
は(請求項5)、分離カラムを流れる測定対象成分の流
量がたとえ少なくても、測定対象成分を選択的に吸引で
きるので、より精度の高い測定を行うことができる。
【0022】前記メンブレンを切替え可能に複数設けて
測定対象成分の流量を調節可能とし、測定対象成分の分
離速度を切替え可能とする場合には(請求項6)、前記
圧力調節手段の設定を変えることなく測定対象成分の分
離速度を切り換えることができ、それだけ正確な制御を
行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明のガスクロマト
グラフを用いたガス分析システム1の一例を示す図であ
って、図1は濃縮動作時におけるガスの流れを示し、図
2は分析動作時おけるガスの流れを示している。
【0024】これらの図において、2は測定対象成分と
して例えばHC(ハイドロカーボン)を吸引して分析す
る分析部の一例である質量分析計、3はこの質量分析計
2に接続される分離カラム、4は測定対象ガスSを濃縮
するトラップ管、4aはトラップ管4を急速に加熱可能
とするヒータ、5は六方切換弁、6はトラップ管4に測
定対象成分HCを濃縮するときにサンプルガスSを吸引
するためのサンプリングポンプ、7は分析部2の上流側
に設けられた予備真空室、8はこの予備真空室7を1P
a程度に減圧するための減圧ポンプ、9は大気から測定
対象成分HCを取り除くための零ガス生成器である。
【0025】また、予備真空室7はその下流側において
分離カラム3の充填剤を薄膜状に加工してなるメンブレ
ン7aによって質量分析計2と隔てられており、測定対
象成分HCを選択的に透過可能としている。なお、質量
分析計2内は測定中は例えば10-6Pa程度の高真空に
保たれ、予備真空室7は減圧ポンプ8によって1Pa程
度の圧力になるように制御される。すなわち、質量分析
計2は予備真空室7から測定対象成分HCを抽出して吸
引しこれを分析可能としている。この場合、予備真空室
7の体積がデッドボリュームとなるので、前記体積を可
及的に小さくすることが好ましい。
【0026】なお、本例では質量分析計2の入力側にお
ける圧力が1Pa程度になるように制御されることを説
明しやすいように質量分析計2の前に予備真空室7を開
示しているが、本発明は予備真空室7のような空間を設
けることが重要ではなく、減圧ポンプ8を圧力調節手段
として用い、大気圧との間に約100Pa程度の圧力差
を設ける点が重要である。また、分析部2は質量分析計
に限られるものではなく、大気圧よりも減圧した状態で
サンプルガスを吸引して分析する分析計であれば使用可
能である。
【0027】次に、前記ガスクロマトグラフを用いたガ
ス分析システム1の動作を説明すると、六方切換弁5は
その切換えによって、ガス分析システム1を流れるガス
の流れを切り換えることができる。図1は六方切換弁5
の切換えによってガス分析システム1によるガス分析を
行う第1段階(濃縮動作時)の接続状態を示している。
この接続状態では、測定対象ガスSは矢印a,b,c,
d,eに示す順に流れる。
【0028】つまり、ガス分析システム1のコントロー
ラ(図外)は測定を開始すると、六方切換弁5を図1に
示すように切り換えて、図外のファンなどを用いてトラ
ップ管4を冷却し、ポンプ6を稼働する。これによっ
て、測定対象ガスSは矢印a,b,cに示すようにトラ
ップ管4に流入して、測定対象ガスSに含まれる各成分
がトラップ管4に濃縮され、矢印d,eに示すようにサ
ンプリングポンプ6によって排出される。
【0029】図2は六方切換弁5が切換えられた第2段
階(分析動作時)の接続状態を示している。この接続状
態では、ガスが矢印f,g,h,i,jに示す順に流れ
て質量分析計2に流入する。
【0030】つまり、ガス分析システム1のコントロー
ラはトラップ管4に対する測定対象ガスSの濃縮が完了
すると、六方切換弁5を図2に示すように切り換えて、
測定の第2段階に移行する。そして、減圧ポンプ8を稼
働して予備真空室7の圧力を1Pa程度に減圧し、トラ
ップ管4に備えられたヒータ4aによってトラップ管4
を一気に昇温加熱する。
【0031】このとき、減圧ポンプ8によって予備真空
室7内の圧力は1Pa程度に減圧されているので、大気
との間に100Pa程度の圧力差が生じており、これに
よって零ガス生成器9によって測定対象成分HCを取り
除いた大気A(空気)が矢印f,gに示すように流れ、
トラップ管4から一気に離脱した測定対象成分HCを含
んで矢印h,iに示すように分離カラム3に流入する。
【0032】また分離カラム3から質量分析計2直前の
メンブレン7aの間は減圧ポンプ8により引圧(予備真
空)となっているので、系内の空気Aがキャリアガスと
して極少量ずつサンプリングされる。分離カラム3では
トラップ管4から一気に離脱した各成分の脱着を繰り返
し、その沸点の違いによって各成分を分離しながら下流
側に流出する。
【0033】そして、分離カラム3により成分毎に分離
されたガスは沸点の低いものから順に矢印jに示すよう
に予備真空室7およびメンブレン7aを介して分析部2
に供給される。
【0034】すなわち、本例のガス分析システム1で
は、キャリアガスとして零ガス生成器9を介して測定対
象成分HCを取り除いた空気Aを用いているので、特別
なキャリアガスを流すためのボンベが不要である。した
がって、これによってガス分析システム1の構成を簡素
化し、その製造コストを削減できると共に、小型で軽量
にすることができ、ガス分析システム1のポータブル化
に寄与できる。
【0035】また、一般に大気圧はほゞ101325P
aであるから、真空と大気の圧力差は最大でも100K
Pa程度である。したがって、分離カラム3の減圧に高
真空は要求されておらず、この減圧を行なう減圧ポンプ
8は大型の真空ポンプを用いる必要がない。本例におい
て用いた減圧ポンプは、チュービングポンプ(蠕動ポン
プ:Peristaltic Pump)を改良したものであり、その構
成が簡素であるから、それだけガス分析システム1の小
型化および軽量化を図ることができると共に、その製造
コストを引き下げることができる。
【0036】さらに、前述の分析動作時にその動作時間
に比例したキャリアガスを消費することがないので、測
定にかかるランニングコストを可及的に引き下げること
ができる。
【0037】加えて、質量分析計2の前段の予備真空室
7は減圧ポンプ8によって1Pa程度まで減圧されてい
るので、質量分析計2の吸引部に設けられたメンブレン
7aに大きな圧力がかかることはなく、これを確実に保
護できる。
【0038】そして、分析動作時には予備真空室7は減
圧ポンプ8によって常に排出されているので、図2の矢
印f〜jに示すガスの流れを保つことができ、極微小な
流れであっても確実に測定対象成分HCを流すことがで
きる。したがって、分離カラム3の直径および長さを自
在に設定可能であり、短く細い分離カラム3を用いて各
成分を十分に分離でき、ガス分析システム1の小型化に
寄与できる。
【0039】また、前記分離カラム3を、異なる直径お
よび/または異なる長さを有する分離カラム3’に切り
換えることにより、各成分の分離状態や測定にかかる所
要時間を変えることも可能である。同様に、前記メンブ
レン7aを、厚みの異なる別のメンブレン7a’と取り
替えることにより、質量分析計2に流入する測定対象成
分の濃度を調節することも可能である。
【0040】なお、本例では一例として減圧ポンプ8に
よって調節される予備真空室7の圧力を1Pa程度とす
る例を開示しているが、本発明は減圧ポンプ8によって
調節される圧力を限定するものではないことは言うまで
もない。
【0041】すなわち、メンブレン7aの厚みを変える
ことにより、メンブレン7aの耐圧範囲内で減圧ポンプ
8によって調節される圧力を変更することも可能であ
り、これによって、大気圧との差を調節することができ
る。すなわち、減圧ポンプ8によって調節される圧力を
変更することにより、同一の直径および長さを有する分
離カラム3によって流量を変更することも可能となる。
【0042】さらに、上述した例では圧力調節手段とし
て減圧ポンプ8を用いて、零ガス生成器9が大気圧の空
気Aを流入するものであるが、本発明はこれに限られる
ものではない。すなわち、圧力調節手段として減圧ポン
プ8と共にトラップ管4に空気Aを流入するための加圧
ポンプを設けて流量を調節可能としてもよい。
【0043】また、圧力調節手段として減圧ポンプ8の
代わりに分離カラム3と予備真空室7の間にキャピラリ
管を設けて圧力を調節することも可能である。圧力調節
手段としてにトラップ管4に空気Aを流入するための加
圧ポンプと、分離カラム3と予備真空室7の間に設けら
れたキャピラリ管を兼用してもよい。いずれにしても圧
力調節手段はトラップ管4から分離カラム3へと流れる
測定対象成分の流れを形成するものである。
【0044】加えて、本例では空気Aの入力側において
活性炭を用いた零ガス生成器9を設けているので、分離
カラム3内の汚染を防止し、バックグランドの上昇を抑
えることができるが本発明はこれに限られるものではな
い。すなわち、測定対象成分が通常の空気Aに含まれな
い成分である場合には、零ガス生成器9を省略してもよ
い。
【0045】さらに、上述した各例では、トラップ管4
にサンプルガスSまたは空気Aを切り換えて流入し、ト
ラップ管4からのガスをサンプリングポンプ6または分
離カラム3に切り換えて流入する弁体を六方切換弁5と
しているが、本発明はこれに限られるものではない。
【0046】図3は図1,2に示した六方切換弁5の代
わりに2つの三方弁5a,5bを用いた例を示してい
る。本例に示す実線矢印a’〜e’は濃縮動作時におけ
るサンプルガスSの流れを示しており、仮想線矢印f’
〜j’は分析動作時における空気Aの流れを示してい
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧力調節手段によってトラップ管の上流側と、分離カラ
ムの下流側との間に圧力差を設けて、トラップ管から分
離カラムへと流れる測定対象成分の流れを形成するの
で、従来はガスクロマトグラフに不可欠とされていたキ
ャリアガスを不要としすることができる。つまり、キャ
リアガスを用いる必要がないので、ランニングコストを
大幅に低減することができると共に、キャリアガスを封
入するガスボンベも、そのレギュレータを設ける必要も
ないので、ガス分析システムを可及的に小型化すること
ができる。すなわち、ガスクロマトグラフを用いたガス
分析システムをポータブル化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスクロマトグラフを用いたガス分析
システムの濃縮動作時における状態を示す説明図であ
る。
【図2】前記ガス分析システムの分析動作時における状
態を示す図である。
【図3】前記ガス分析システムの変形例を示す図であ
る。
【図4】従来のガスクロマトグラフを用いたガス分析シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ガスクロマトグラフを用いたガス分析システム、2
…分析部、3…分離カラム、4…トラップ管、7a…メ
ンブレン、8…減圧ポンプ(圧力調節手段)、9…零ガ
ス生成器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃縮動作時に測定対象成分を濃縮トラッ
    プするトラップ管と、分析動作時にトラップ管に接続さ
    れてこのトラップ管から流出する測定対象成分を分離す
    る分離カラムと、この分離カラムによって分離された各
    測定対象成分を吸引して分析する分析部と、前記トラッ
    プ管から分離カラムへと流れる測定対象成分の流れを形
    成する圧力調節手段を設けたことを特徴とするガスクロ
    マトグラフを用いたガス分析システム。
  2. 【請求項2】 前記圧力調節手段が分離カラムと分析部
    の間に設けられた減圧ポンプである請求項1に記載のガ
    スクロマトグラフを用いたガス分析システム。
  3. 【請求項3】 前記分析動作時にトラップ管の上流側に
    おいて測定対象成分の流入をカットする零ガス生成器を
    有する請求項1または2に記載のガスクロマトグラフを
    用いたガス分析システム。
  4. 【請求項4】 異なる直径および/または異なる長さを
    有する分離カラムを切替え可能に複数設けて、測定対象
    成分の分離速度を切替え可能とする請求項1〜3の何れ
    かに記載のガスクロマトグラフを用いたガス分析システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記分析部が測定対象成分の吸引部に測
    定対象成分を選択的に透過するメンブレンを有する請求
    項1〜4の何れかに記載のガスクロマトグラフを用いた
    ガス分析システム。
  6. 【請求項6】 前記メンブレンを切替え可能に複数設け
    て測定対象成分の流量を調節可能とし、測定対象成分の
    分離速度を切替え可能とする請求項5に記載のガスクロ
    マトグラフを用いたガス分析システム。
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