JPH07199926A - 編曲支援装置 - Google Patents

編曲支援装置

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JPH07199926A
JPH07199926A JP5352859A JP35285993A JPH07199926A JP H07199926 A JPH07199926 A JP H07199926A JP 5352859 A JP5352859 A JP 5352859A JP 35285993 A JP35285993 A JP 35285993A JP H07199926 A JPH07199926 A JP H07199926A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編曲支援装置において、簡単な操作によりユ
ーザが入力した演奏データに適した他のパートの演奏デ
ータを生成する。 【構成】 楽曲の演奏データ(メロディ,コード進行)
と、楽曲の各構成区間に対するアレンジ条件であるジャ
ンル(8ビートロック,ワルツ,ボサノバ等),拍子,
静動(メロディック,リズミック)および強弱(強,
中,弱)が使用者によって入力されると、アレンジ条件
に基づいて、入力された演奏データに適した他のパート
の演奏データを構成区間毎に生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、演奏者等の使用者が
入力するアレンジ条件と演奏データとに基づいて演奏デ
ータを生成する編曲支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置において、予め記憶
されている自動伴奏用の多種類の演奏パターンの中か
ら、使用者が任意の演奏パターンを選択して楽曲の進行
順に記憶していくものがある。この演奏パターンは所定
のコード(和音)を基準として作成されているので、コ
ード進行は使用者が楽曲の進行順に別途記憶しておく。
そして再生時に、記憶された演奏パターン中の演奏デー
タとコード進行中のコードを順次読み出し、コードに適
するよう演奏データを変換して伴奏データを生成する事
により、所望の楽曲の進行に適した自動伴奏を作成させ
ることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、膨大な数の演
奏パターンが記憶してある場合、使用者が全ての演奏パ
ターンを憶えていることはできない。また、それらを1
つ1つ試聴して確認することは大変に時間を費やす作業
となる。したがって、使用者が所望する演奏パターンを
選択することは大変困難になる。また、演奏パターンを
1つ1つ選択する作業をしていると楽曲全体が分かりづ
らいので、どのような演奏パターンが適しているのかの
判断自体も困難になってくる。
【0004】本発明は、使用者が楽曲の進行に基づいて
アレンジ条件を入力するのみで、自動的にアレンジ条件
に応じた演奏パターンが選択されるので、容易に楽曲に
適した自動演奏データを作成できる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の編曲支援装置
は、楽曲の複数の各区間にそれぞれ対応するアレンジ条
件を入力するアレンジ条件入力手段と、第1の演奏デー
タを供給する演奏データ供給手段と、前記アレンジ条件
に基づいて前記第1の演奏データから前記楽曲の各区間
にそれぞれ対応する第2の演奏データを生成する演奏デ
ータ生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の編曲支援装置において、使用者によっ
て入力された楽曲の複数の各区間にそれぞれ対応するア
レンジ条件に基づいて、供給された第1の演奏データか
ら演奏データ生成手段によって第2の演奏データを生成
する。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の編曲支援装置を適用した電
子楽器のブロック図である。
【0008】CPU1は、プログラムメモリ(ROM)
2に格納されている制御プログラムに基づいてワーキン
グメモリ(RAM)3を使用して電子楽器の各種制御を
行なう。操作パネル4は、LCD表示器41と操作子群
42とを有する。操作子群42は、図示しない伴奏生成
スイッチ,スタート/ストップスイッチ,アレンジ条件
入力スイッチ,メロディ入力スイッチ,コード進行入力
スイッチ,修正スイッチ,テンキー,カーソルキー等を
含む。CPU1はこれらの操作子の操作イベントを検出
して、イベントがあった操作子の信号を取り込んで処理
する。
【0009】使用者がLCD表示器41を見ながらメロ
ディ入力スイッチとコード進行入力スイッチとを操作し
てメロディデータとコード進行データとを入力すると、
CPU1は入力されたメロディデータ,コード進行デー
タをメロディ&コードメモリ(RAM)5に書込む。そ
して、使用者がアレンジ条件入力スイッチによりアレン
ジ条件を入力し、伴奏生成スイッチにより伴奏生成を指
示すると、CPU1はパターンテーブル(ROM)6か
ら入力されたアレンジ条件に応じた伴奏パターンナンバ
ーを読み出すとともに、この読み出された伴奏パターン
ナンバーに対応する伴奏パターンデータをパターンデー
タバンク(ROM)7から読み出す。パターンテーブル
(ROM)6には、アレンジ条件であるジャンル(8ビ
ートロック,ワルツ,ボサノバ等),拍子(4/4拍
子,3/4拍子等),静動(メロディック,リズミッ
ク),強弱(強,中,弱)の全ての組み合せに対応する
ノーマルパターンとフィルインパターンを表す伴奏パタ
ーンナンバーがベースパート,バッキングパート,ドラ
ムスパートの各パート毎に記憶されている。伴奏パター
ンデータは、ベースパート,バッキングパートについて
は、伴奏音の音高情報,発音タイミング情報と発音時間
情報からなっており、また、ドラムスパートについて
は、打楽器音の楽器情報と発音タイミング情報とからな
っている。そして、メロディ&コードメモリ(RAM)
5から読み出されたメロディデータとコード進行データ
と伴奏パターンデータとで伴奏データを生成する。音色
テーブル(ROM)8には、楽器編成に対応して、パー
ト毎の音色データの組み合せが記憶されているので、入
力されたアレンジ条件である楽器編成に応じて各パート
の音色データを読み出し、生成した伴奏データと共に生
成データメモリ(RAM)9に書込む。使用者は生成さ
れた伴奏データを操作子群42に含まれる修正スイッチ
を使用して修正操作し、それに従ってCPU1は生成デ
ータメモリ(RAM)9の伴奏データを追加/削除す
る。また、これらの処理の間、CPU1は操作子の入力
状態に応じた画面をLCD表示器41に表示をさせる。
【0010】更に、使用者がスタート/ストップスイッ
チにより自動演奏のスタート/ストップを指示すると、
CPU1は自動演奏装置10にスタート/ストップ信号
を出力し、自動演奏装置10はスタート信号を受けた
時、自動演奏処理を開始し、生成データメモリ(RA
M)9に記憶されている伴奏データおよびメロディ&コ
ードメモリ(RAM)5に記憶されているメロディデー
タとコード進行データに基づき、メロディパート,カウ
ンタメロディパート,ベースパート,バッキングパー
ト,ドラムスパート再生のための楽音情報を生成して音
源11に出力する。ストップ信号を受けた時、自動演奏
装置10は自動演奏処理を停止する。音源11からは、
生成された楽音信号がサウンドシステム12に送出され
て楽音を発生する。
【0011】つまり、これらにより、使用者がアレンジ
条件を入力するだけでアレンジ条件に適した伴奏データ
が自動的に生成され、その後生成された伴奏データを自
動演奏装置により演奏でき、使用者がそれを修正するこ
とが可能となっている。
【0012】図2に、使用者がアレンジ条件を入力する
際にLCD表示器41が表示する画面の一例を示す。ア
レンジ条件の入力の始めに使用者がテンキーを使用して
構成区間の数を入力すると、構成区間の数に応じてLC
D表示器41は同図のような表示をするが、これは構成
区間として3を入力した例である。使用者はLCD表示
器41を見ながら、アレンジ条件入力スイッチを使用し
てアレンジ条件を入力する。同図の表の縦軸に付された
ジャンル,小節数,調,拍子,テンポ,楽器編成,静
動,強弱,フィルインはアレンジ条件、横軸に付された
イントロ,区間1〜3,間奏1,2,エンディングは構
成区間を示す。使用者はカーソルキーによりカーソルを
移動させて入力する欄を選び、アレンジ条件入力スイッ
チによりアレンジ条件を選択入力する。空欄は左隣の欄
と同様になる。アレンジ条件で”フィルインあり”の入
力がされた構成区間では所定の小節数毎にフィルインパ
ターンが入れられる。イントロにフィルインは入れない
から、構成区間イントロのアレンジ条件フィルインの欄
は入力できないようになっている。また、イントロ,間
奏,エンディングが必要でないときは、対応する構成区
間の小節数の欄に0を入力すればよい。こうして入力さ
れたアレンジ条件は各構成区間ごとに設定される。
【0013】次に、図3の概念図を参照して伴奏生成の
処理の概要を説明する。B1〜B3は使用者から入力さ
れたアレンジ条件を、B4,B5はそれぞれメロディ&
コードメモリ(RAM)5に記憶されているコード進行
データとメロディデータとを示す。更に、B6はパター
ンデータバンク(ROM)7に対応し、B7は生成デー
タメモリ(RAM)9に対応する。まず、アレンジ条件
のジャンル,拍子,静動,強弱,フィルイン(B1)に
よりパターンデータバンク(ROM)7からアレンジ条
件に応じたベースパターンを選択する(B8)。選択さ
れたベースパターンをコード(B4)と調(B3)に基
づいて音高変換する(B9)。そして、楽器編成(B
2)に対応した音色データを設定し(B10)、この音
色データを音高変換された伴奏データと共に生成データ
メモリ(RAM)9に記憶する(B7)。これらB8〜
10は各構成区間毎に入力された小節数(B1)に応じ
て処理され、この様にして、ベースパートの伴奏データ
が生成、記憶される。バッキングパート,ドラムスパー
トについてもベースパートと同様に生成し、生成データ
メモリ(RAM)9に記憶される。但し、ドラムスパー
トについては音高変換と音色設定の処理はない。カウン
タメロディパートはメロディ(B5),コード(B4)
と調(B3)に基づいて生成され(B11)、楽器編成
(B2)に対応した音色データが設定されて(B1
2)、生成データとともに生成データメモリ(RAM)
9に記憶される(B7)。このようにして、各パートの
伴奏データが生成、記憶されるが、この記憶された伴奏
データについて使用者(B13)が伴奏データの追加ま
たは削除をすることも可能である(B14)。
【0014】図4は、この実施例における制御プログラ
ムのメインルーチン、図5〜8はサブルーチンのフロー
チャートである。
【0015】まず、電源の投入等によってCPU1が図
4のメインルーチン処理を開始すると、ステップS1で
は各フラグ及びレジスタのセット等の初期設定を行い、
ステップS2で伴奏生成スイッチのオンイベントの有無
を判定する。オンイベントがなければステップS4に進
み、あればステップS3に進んで図5の伴奏生成の処理
を行なう。伴奏生成の処理の詳細については後述する
が、この処理で生成された伴奏データは生成データメモ
リ(RAM)9に記憶される。その後ステップS4に進
む。
【0016】ステップS4では修正スイッチのイベント
の有無を検出し、ない時はステップS6に進み、ある時
はステップS5に進んで、使用者の操作にしたがって生
成データメモリ(RAM)9に記憶されている伴奏デー
タの追加/削除を行なう。この場合、使用者の操作に従
ってLCD表示器41に生成データメモリ(RAM)9
に記憶されている伴奏データを表示させるので、使用者
はLCD表示器41を見つつ伴奏データの追加/削除を
行なうことになる。この伴奏データの追加または削除に
ついては一般的手法を用いるが、データ一つ一つの単位
でも、音符単位でも、パターン単位でもよい。この時追
加するデータ,音符またはパターンを使用者が直接番号
でも指定できるようにしてもよい。その後ステップS6
の処理をする。
【0017】ステップS6ではスタート/ストップスイ
ッチのオンイベントの有無を判定して、オンイベントが
なければステップS11に進み、オンイベントがあれば
ステップS7でフラグRUNを反転し、ステップS8で
RUN=1か否かの判定をする。RUN=1ならば自動
演奏のスタートが指示されたことになるので、ステップ
S9で自動演奏スタート信号を、各区間毎に設定された
テンポデータのうち第1番目の区間のテンポデータと共
に自動演奏装置10に出力し、レジスタMに1を代入
し、ステップS11に進む。尚、このテンポデータは後
述するステップで設定される。自動演奏装置10では、
スタート信号を受けると、メロディ&コードメモリ(R
AM)5に記憶されているメロディデータとコード進行
データ,生成データメモリ(RAM)9に記憶されてい
る伴奏データ(音色データも含む)に基づいて、テンポ
データに従ったテンポで自動演奏を開始する。
【0018】また、RUN=0ならば自動演奏のストッ
プが指示されたことになるので、ステップS10で自動
演奏ストップ信号を自動演奏装置10に出力し、ステッ
プS11に進む。自動演奏装置10では、ストップ信号
を受けると自動演奏を停止する。
【0019】ステップS11ではRUN=1か否かを判
定し、RUN=0であればステップS15に移る。RU
N=1ならばステップS12で、楽曲の構成区間が変化
したか否か判定し、構成区間が変化していなければステ
ップS15に移る。構成区間が変化していればステップ
S13にてレジスタMの値(構成区間の番号を示す)を
1インクリメントし、ステップS14に移る。ステップ
S14ではレジスタMに記憶されている数値に対応する
区間(すなわち第M番目の区間)に設定されたアレンジ
条件であるテンポデータを自動演奏装置10に出力す
る。このアレンジ条件の設定の詳細については後述す
る。その後ステップS15の処理をする。このようにし
て自動演奏再生時に設定されている各構成区間のテンポ
が自動的に設定される。
【0020】ステップS15ではその他の処理をする。
その後ステップS2に戻り、ステップS2〜S15の処
理を繰返す。
【0021】図5は伴奏生成処理を示す。始めにステッ
プS23でメロディデータとコード進行データ入力の処
理をする。その際、使用者はメロディ入力スイッチを使
用してメロディデータを、コード進行入力スイッチを使
用してコード進行データを1曲分入力し、入力されたデ
ータはメロディ&コードメモリ(RAM)5に記憶され
る。次にステップS24ではアレンジ条件入力の処理を
する。ここでは、前述した様に、使用者により入力され
たアレンジ条件を各構成区間毎に設定する。
【0022】つぎに、ステップS25〜S28で伴奏デ
ータを自動生成する。伴奏生成の処理の概念は前述した
が、以下にその具体的な処理を説明していく。まず、ス
テップS25では図6に示される、入力されたアレンジ
条件に適したベースパート生成の処理をする。次のステ
ップS26ではバッキングパート生成の処理(図7)
を、ステップS27ではドラムスパート生成の処理(図
8)を、ステップS28ではカウンタメロディパートの
生成の処理を行なって、元のルーチンに戻る。ステップ
S28ではメロディ&コードメモリ(RAM)5から読
み出されるメロディデータと、メロディデータのそれぞ
れの発音タイミングに対応するコード進行データのコー
ドとからカウンタメロディパートの演奏データが作成さ
れるが、この方法は、特公昭63ー42273,特公昭
63ー42274等に記載されている周知の技術である
ので、ここでは説明を省略する。
【0023】次に、図6を参照しながらベースパート生
成の処理について説明する。ステップS31ではレジス
タNに1を代入する。ステップS32では、レジスタN
に記憶されている数値に対応する区間(以下、第N番目
の区間という)に対して設定されたアレンジ条件(ジャ
ンル,拍子,静動,強弱)に基づいて、パターンテーブ
ル(ROM)6からベースパートのノーマルパターンと
フィルインパターンの両方の伴奏パターンナンバーを読
み出す。そして、パターンデータバンク(ROM)7か
ら、読み出されたノーマルパターン又はフィルインパタ
ーンの伴奏ナンバーに対応する伴奏パターンデータをそ
の区間に対して設定された小節数に対応する長さに相当
する分だけ繰り返し読み出し、バッファに記憶する。こ
の場合、上記のノーマルパターンかフィルインパターン
かの選択は、この第N番目の区間の”フィルイン”の有
無に応じて行なわれ、”フィルインあり”に設定されて
いたら、4小節ごとにフィルインパターンを選択し、そ
の他の小節はノーマルパターンを選択する。また、”フ
ィルインなし”に設定されていたら、常にノーマルパタ
ーンを選択する。続くステップS33では、バッファに
記憶された各伴奏音の発音タイミングに対応するコード
を、メロディ&コードメモリ(RAM)5に記憶されて
いるコード進行データから各々読み出し、各伴奏音の音
高を対応するコードに適した音高に変換し、その後第N
番目の区間に設定された調に応じて更に音高変換してバ
ッファに記憶しなおす。
【0024】次のステップS34では、ベースパートの
音色について、第N番目の区間に対して設定されたアレ
ンジ条件のうちの楽器編成に対応する音色データを音色
テーブル(ROM)8から読み出し、バッファに記憶さ
れている伴奏パターンデータと共に生成データメモリ
(RAM)9に書き込む。このとき、Nが2以上であれ
ば、つまり第2番目以降の区間であれば、生成データメ
モリ(RAM)9に記憶されているベースパートの第
(Nー1)番目の区間の伴奏パターンデータに連結して
記憶する。
【0025】次にステップS35で第N番目の構成区間
が最終区間か判断する。最終区間でなければ、ステップ
S36でレジスタNをインクリメントしてステップS3
2に戻り、最終区間ならば元のルーチンに戻る。
【0026】図7にはバッキングパート生成処理を示
す。これは前述のベースパート生成処理とほぼ同じであ
り、ステップS41〜S46が前述のステップS31〜
S36の処理に各々対応しているので、ここでは説明を
省略する。
【0027】図8にはドラムスパート生成処理を示す。
まずステップS51ではレジスタNに1を代入する。ス
テップS52では、第N番目の区間に対して設定された
アレンジ条件(ジャンル,拍子,静動,強弱)に基づい
て、パターンテーブル(ROM)6からドラムスパート
のノーマルパターンとフィルインパターンの両方の伴奏
パターンナンバーを読み出す。そして、パターンデータ
バンク(ROM)7から、読み出されたノーマルパター
ン又はフィルインパターンの伴奏ナンバーに対応する伴
奏パターンデータをその区間に対して設定された小節数
に対応する長さに相当する分だけ繰り返し読み出し、バ
ッファに記憶する。このとき、ノーマルパターンとフィ
ルインパターンのどちらを選択するかはベースパートの
場合と同様の処理をするので、説明を省く。続くステッ
プS53では、バッファに記憶されている伴奏パターン
データを生成データメモリ(RAM)9に書き込む。こ
の時Nが2以上であれば、つまり第2番目以降の区間で
あれば、生成データメモリ(RAM)9に記憶されてい
るドラムスパートの第(Nー1)番目の区間の伴奏パタ
ーンデータに連結して記憶する。
【0028】次にステップS54で第N番目の区間が最
終区間か判断する。最終区間でなければステップS55
でレジスタNをインクリメントしてステップS52に戻
り、最終区間ならば元のルーチンに戻る。
【0029】以上の実施例では、強弱を各構成区間毎に
設定しているので正確だが、強弱は感覚的なものなの
で、使用者にとっては分かりづらいことがある。更に構
成区間が変化すると突然音量も変化することになりかね
ない。そこで強弱をグラフィカルに使用者が設定する他
の実施例を図9で説明する。
【0030】図9は、LCD表示器41上のアレンジ条
件のうちの強弱を入力する画面であり、縦軸は強弱、横
軸は小節番号を示す。使用者は操作子群42に含まれる
マウスを使用してLCD表示器41上のカーソルを移動
させ、グラフ上の点を指示することによって強弱の時間
変化を入力する。そして、次の図10のステップS24
−1〜24−4の処理を伴奏生成処理(図5)のステッ
プS24とステップS25の間で行うことにより、各構
成区間の強弱が設定される。
【0031】図10では、始めにステップS24−1で
レジスタNに1を代入する。次にステップS24−2
で、第N番目の構成区間の最初の小節頭に設定された強
弱の入力値をしきい値T1,T2(T1<T2)とそれ
ぞれ比較し、入力値がT1以下だったら”弱”、T1よ
り大きくT2以下だったら”中”、T2より大きかった
ら”強”として、その構成区間の強弱として設定する。
次にステップS24−3で第N番目の構成区間が最終区
間か判断する。最終区間でなければ、ステップS24−
4でレジスタNを1インクリメントしてステップS24
−2に戻り、最終区間であればステップS25に進む。
このようにして全構成区間の強弱を設定する。尚、ここ
では構成区間の最初の小節頭に設定された入力値を強,
中,弱の設定値に変換したが、これに限らず、構成区間
の時間的中間地点の入力値でも、その構成区間の入力値
の平均値でもよい。
【0032】更に、図9にて入力された強弱で自動演奏
の音量をも制御する。これは図11に示される割込み処
理によって行われ、この割込み処理は自動演奏に同期し
て4分音符長ごとに行われる。まずステップS61で、
RUN=1か、つまり現在自動演奏が再生されているか
否かを判定する。自動演奏が停止状態(RUN=0)で
あればそのまま元のルーチンに戻る。自動演奏が再生状
態(RUN=1)であればステップS62で、現在の自
動演奏の時間的位置に対応する、図9により入力された
強弱の値を読み取る。この入力値をマスターボリューム
値に変換する。変換に関しては、テーブルを用いる等の
周知の技術を使用すればよい。次にステップS63でこ
のマスターボリューム値を自動演奏装置に出力して元の
ルーチンに戻る。
【0033】このようにして他の実施例では、アレンジ
条件の強弱を図9のようにして画像的に表示するので、
使用者に分かりやすく入力させることができ、また、自
動演奏の音量なども容易に微妙な変化をさせることがで
きる。
【0034】尚、上記実施例ではアレンジ条件で”フィ
ルインあり”の設定をすると、4小節毎に1回のフィル
インパターンが伴奏データに入るが、8小節に1回で
も、頻度を使用者が設定できるようにしてもよい。ま
た、実施例では既存の伴奏パターンをパターンデータバ
ンク(ROM)7に記憶してあるが、パターンデータバ
ンクをRAMで構築し、使用者から入力される任意の伴
奏パターンを記憶できるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
望のメロディやコード進行等の第1の演奏データに適し
た伴奏等の他のパートを作成する編曲支援装置におい
て、アレンジ条件入力手段によって楽曲の複数の区間に
それぞれ対応するアレンジ条件を入力し、このアレンジ
条件に基づいて前記第1の演奏データから前記楽曲の複
数区間にそれぞれ対応する演奏データを生成するので、
簡単な操作により、第1の演奏データに適した伴奏等の
他のパートを作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の編曲支援装置のブロック図。
【図2】実施例におけるアレンジ条件入力画面を示す
図。
【図3】実施例における伴奏生成処理の概念図。
【図4】実施例におけるメインルーチンのフローチャー
ト。
【図5】実施例における伴奏生成処理のフローチャー
ト。
【図6】実施例におけるベースパート生成処理のフロー
チャート。
【図7】実施例における、バッキングパート生成処理の
フローチャート。
【図8】実施例におけるドラムスパート生成処理のフロ
ーチャート。
【図9】実施例におけるアレンジ条件入力画面で示され
る強弱に関する入力方法の他の例。
【図10】実施例における伴奏生成処理の他の例を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…CPU、2…プログラムメモリ、3…ワーキングメ
モリ、5…メロディ&コードメモリ、6…パターンテー
ブル、7…パターンデータバンク、8…音色テーブル、
9…生成データメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲の複数の区間にそれぞれ対応するア
    レンジ条件を入力するアレンジ条件入力手段と、 第1の演奏データを供給する演奏データ供給手段と、 前記アレンジ条件に基づいて前記第1の演奏データから
    前記楽曲の複数区間にそれぞれ対応する第2の演奏デー
    タを生成する演奏データ生成手段とを備えたことを特徴
    とする編曲支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7728215B2 (en) 2004-09-16 2010-06-01 Sony Corporation Playback apparatus and playback method

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US7728215B2 (en) 2004-09-16 2010-06-01 Sony Corporation Playback apparatus and playback method

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