JPH0719930U - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH0719930U
JPH0719930U JP5095693U JP5095693U JPH0719930U JP H0719930 U JPH0719930 U JP H0719930U JP 5095693 U JP5095693 U JP 5095693U JP 5095693 U JP5095693 U JP 5095693U JP H0719930 U JPH0719930 U JP H0719930U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揺動可能な操作ノブの押込み操作によって複
数個のスイッチ要素を操作するものにおいて、操作ノブ
が斜め押しされた際の不具合を解消する。 【構成】 第1の操作ノブ36は、4箇所の操作部42
a〜42dの押込み操作に基づき4方向へ傾動するよう
に、スイッチボディ11に揺動可能に設ける。スイッチ
ボディ11の内部には、第1の操作ノブ36の4箇所の
コーナー部41a〜41dに対応してそれぞれ2個ず
つ、合計8個のスイッチ要素27〜34を配置する。ス
イッチ要素27〜34は、各操作部42a〜42dの押
込み操作に基づき、操作された操作部の両側に存する4
個ずつがオン操作される。第1の操作ノブ36が斜め押
しされた場合には、スイッチ要素27〜34のうちの2
個ずつしかオンされない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、4方向に揺動可能な操作ノブの押込み操作によって複数個のスイッ チ要素をスイッチング操作する構成のスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車において、左右のドアに設けられたアウタミラーの向きをモータ で調整するようにした電動ミラーに対して、そのモータを制御するためのスイッ チ装置として、次のような構成のものがある(例えば実願平1−35718号参 照)。
【0003】 すなわち、スイッチボディに略矩形状をなす操作ノブを4方向に揺動可能に設 けると共に、スイッチボディ内部の配線基板に、その操作ノブの操作に基づき押 圧されてスイッチングされる複数個のスイッチ要素を設けている。また、操作ノ ブの中央部に形成した開口部内に位置させて左右切換用の切換ノブを横方向にス ライド可能に設けると共に、上記配線基板上に、その切換ノブのスライド操作に より切り換えられる切換スイッチを設けた構成となっている。
【0004】 しかして、上記構成において、切換ノブをスライド操作して切換スイッチをス イッチング操作することにより、左右のミラーの一方を選択し、そして、操作ノ ブを揺動操作して複数個のスイッチ要素をスイッチング操作することにより、選 択した側のミラーの向きを上下左右に調整する構成となっている。
【0005】 ここで、上記操作ノブによってスイッチングされるスイッチ要素は、具体的に は図10に示すように6個配置されている。この場合、矩形状をなす操作ノブ1 の対向する2箇所のコーナー部に対応した部位に2個のスイッチ要素2a,2b を配置し、また、操作ノブ1の残りの2箇所のコーナー部の近傍においてそれぞ れコーナー部から少し外れた部位に2個ずつのスイッチ要素2c,2d及び2e ,2fを配置している。
【0006】 この構成において、操作ノブ1の上用操作部1aを押込み操作すると、図中上 側の2個のスイッチ要素2a,2cが同時にオンし、これに基づき上下用のモー タが正転されてミラーが上向きに回動され、操作ノブ1の下用操作部1cを押込 み操作すると、下側の2個のスイッチ要素2b,2fが同時にオンし、これに基 づき上下用のモータが反転されてミラーが下向きに回動される。また、操作ノブ 1の左用操作部1bを押込み操作すると、左側の2個のスイッチ要素2a,2e が同時にオンし、これに基づき左右用のモータが正転されてミラーが左向きに回 動され、操作ノブ1の右用操作部1dを押込み操作すると、右側の2個のスイッ チ要素2b,2dが同時にオンし、これに基づき左右用のモータが反転されてミ ラーが右向きに回動される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成のものにおいて、操作ノブ1が斜め押しされた場合、次の ような不具合がある。すなわち、操作ノブ1の左斜め上もしくは右斜め下が操作 された場合には、スイッチ要素2aもしくは2bのみがオンされることになるが 、この場合にはモータへの通電路は形成されず、ミラーは動かない。ところが、 操作ノブ1の右斜め上もしくは左斜め下が操作された場合には、スイッチ要素2 cと隣の組のスイッチ要素2d、もしくはスイッチ要素2eと隣の組のスイッチ 要素2fが同時にオンされることになり、この場合には、上下用及び左右用の双 方のモータが同時に通電されて、ミラーが斜めに動くことになる。このように、 操作ノブ1が斜め押しされた場合には、その操作方向によってミラーが動いたり 、動かなかったりするといった違和感があるものであった。
【0008】 なお、スイッチ要素の配置としては、従来、図11に示すように8個の配置も 行われていた。このものでは、操作ノブ1の隣り合う各コーナー部間に2個ずつ のスイッチ要素3a,3b、3c,3d、3e,3f、及び3g,3hを配置し ている。
【0009】 そして、このものにおいて、操作ノブ1の上用操作部1aを押込み操作した場 合には、図中上側の2個のスイッチ要素3a,3bが同時にオンし、下用操作部 1cを押込み操作した場合には、下側の2個のスイッチ要素3e,3fが同時に オンされる。また、操作ノブ1の左用操作部1bを押込み操作した場合には、左 側の2個のスイッチ要素3c,3dが同時にオンし、右用操作部1dを押込み操 作した場合には、右側の2個のスイッチ要素3g,3hが同時にオンされる。
【0010】 ところが、この図11の場合においても、操作ノブ1が斜め押しされた場合に は、図10の場合と同様な不具合がある。すなわち、操作ノブ1の左斜め上もし くは右斜め下が操作された場合には、スイッチ要素3aと隣の組のスイッチ要素 3c、もしくはスイッチ要素3fと隣の組のスイッチ要素3gがオンされること になるが、この場合にはモータへの通電路は形成されず、ミラーは動かない。と ころが、操作ノブ1の右斜め上もしくは左斜め下が操作された場合には、スイッ チ要素3bと隣の組のスイッチ要素3h、もしくはスイッチ要素3dと隣の組の スイッチ要素3eが同時にオンされることになり、この場合には、上下用及び左 右用の双方のモータが同時に通電されて、ミラーが斜めに動くことになる。
【0011】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、揺動可能な操作 ノブの押込み操作によって複数個のスイッチ要素をスイッチング操作するものに おいて、操作ノブが斜め押しされた場合の不具合を解消できるスイッチ装置を提 供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案のスイッチ装置は、スイッチボディと、4箇所にコーナー部を有すると 共に隣り合った各コーナー部間に操作部を有した略矩形状をなし、それら4箇所 の各操作部の押込み操作に基づき4方向に傾動するように前記スイッチボディに 揺動可能に設けられ、操作の解除に伴い中立位置に戻される操作ノブと、前記ス イッチボディ内において前記操作ノブの4箇所のコーナー部に対応してそれぞれ 2個ずつ設けられた合計8個のスイッチ要素とを具備し、これら8個のスイッチ 要素は、前記各操作部が押込み操作されることに基づき、操作された操作部の両 側に存する4個ずつがオン操作されることにより正常スイッチング動作とするこ とを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
上記した手段によれば、操作ノブが斜め押しされた場合、コーナー部に配置さ れた2個のスイッチ要素のみがオン操作されることになり、従来のように隣の組 のスイッチ要素同士が同時にオンされるようなことがなく、それぞれ同一の条件 となる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例につき図1ないし図8を参照して説明する。 まず図1ないし図4において、略矩形状をなすスイッチボディ11は、内部に これを上下に仕切る仕切り部12が形成され、上面及び下面は開放されている。 スイッチボディ11上部の立上り壁13には、係合孔14が前後左右の4箇所に 形成されており、また、上部が開放された水抜き用開口部15aが前後の2箇所 に形成されていると共に、上部が閉じられた水抜き用開口部15bが左右の2箇 所に形成されている。
【0015】 上記仕切り部12には、略十字状をなす挿通孔16aを有する案内部16が4 隅部に形成されていると共に、水抜き用の切欠凹部17が4箇所に形成されてい る。各案内部16の上部は、仕切り部12の上面より高く形成されている。4箇 所の切欠凹部17は、それぞれ上記水抜き用開口部15a,15bと連通してい る。また、仕切り部12の略中央部には、仕切り部12の上面よりも高くなる膨 出部18が形成され、この膨出部18に、左右方向に長い挿通孔19が前後の2 箇所に形成されている。
【0016】 スイッチボディ11の下部には、基板としての配線基板20が配設されている と共に、この配線基板20の下方にコネクタ21が設けられている。配線基板2 0には、図7に示すように、配線パターン22が設けられている。また、配線基 板20上には、図5に示す、例えばシリコンゴム製の弾性部材23が配置されて いる。
【0017】 弾性部材23は、全体として矩形枠状をなしていて、上記案内部16の下方に 対応した4隅部に、内面にそれぞれ2個ずつの可動コンタクト24(図6参照) を有する弾性変形可能なコンタクトホルダ部25を有している。また、この弾性 部材23において、4辺のうち左右の短辺側の対向する2箇所には、略T字状を なす緩衝部26が一体に設けられている。
【0018】 ここで、図7に示すように、弾性部材23の4個のコンタクトホルダ部25が 有する8個の可動コンタクト24と、配線基板20における配線パターン22の 固定コンタクトとにより、8個のスイッチ要素27〜34を構成しており、これ ら8個のスイッチ要素27〜34は、図8に示すように、ミラーのモータを操作 するための操作スイッチ35を構成している。
【0019】 スイッチボディ11の上部には、操作ノブとしての略矩形状をなす第1の操作 ノブ36が配設されている。この第1の操作ノブ36は、上部側の操作体37と 、下部側の保持体38との2部材から構成されている。このうち、操作体37に は、中央部に矩形状の開口部39が形成され、左右両側部に係合孔40が形成さ れている。また、操作体37において、4箇所のコーナー部41a〜41dのう ち、隣り合った各コーナー部41a〜41d間を操作部42a〜42dとしてい る(図1参照)。操作体37の上面には、操作部42a〜42dに対応する部位 に操作方向を示す4つの記号や文字が表示されている。
【0020】 これに対して、保持体38の上面には矩形枠状の環状壁43が形成されていて 、この環状壁43の左右両側部に形成された係合爪44と操作体37の係合孔4 0とが係合することにより、操作体37と保持体38とが一体化されている。こ れら、操作体37と保持体38との間には空間部45が形成されている。
【0021】 保持体38の周縁部のうち、前縁部及び後縁部の左右両側部には突部からなる 可変ヒンジ部46が合計4箇所に形成されていると共に、左縁部及び右縁部には 突部47が2箇所に形成されている。これらのうち、4個の可変ヒンジ部46は スイッチボディ11の上記係合孔14にそれぞれ上下方向に移動可能に挿入され 、また、2個の突部47は水抜き用開口部15bにそれぞれ上下方向に移動可能 に挿入されている。
【0022】 また、保持体38において、環状壁43内の外周部である前後に位置して水抜 き孔48が2箇所に形成されている。保持体38の中央部には周囲よりも高くな る膨出部49が形成され、この膨出部49に、スイッチボディ11の挿通孔19 と連通する左右方向に長い挿通孔50が前後の2箇所に形成されている。
【0023】 そして、スイッチボディ11における4箇所の案内部16の挿通孔16aには プッシュロッド51が上下方向に移動可能に挿通されている。このプッシュロッ ド51は、下端部がコンタクトホルダ部25に上方から当接し、上端部が第1の 操作ノブ36における保持体38の下面に下方から当接している。第1の操作ノ ブ36は、各プッシュロッド51を介して各コンタクトホルダ部25の弾性力に より中立位置に付勢されていて、4箇所の操作部42a〜42dの前後左右の押 込み操作に応じて前後左右の4方向へ揺動されるようになっており、その揺動方 向に応じてプッシュロッド51を介しコンタクトホルダ部25を押圧操作するよ うに構成されている。
【0024】 ここで、上記8個のスイッチ要素27〜34は、図1に示すように、操作ノブ 36の4箇所のコーナー部41a〜41dに対応して、それぞれ2個ずつ設けら れていることがわかる。
【0025】 第1の操作部36内には左右切換用の第2の操作ノブ52が配設されている。 この第2の操作ノブ52は、操作体37の開口部39に臨む操作部53と、開口 部39よりも大きな矩形状をなし保持体38の挿通孔50を上方から覆う庇部5 4と、上下方向に延びるレバー55とを有していて、そのレバー55が、保持体 38及びスイッチボディ11の後側の挿通孔50,19に挿通されている。
【0026】 レバー55の下端部はコンタクトホルダ56に嵌合していて、このコンタクト ホルダ56は、上記配線基板20上の略中央部に左右方向に摺動可能に配設され ている。コンタクトホルダ56には、3個の可動コンタクト57(図7参照)が 取り付けられている。これら3個の可動コンタクト57と、配線基板20におけ る配線パターン22の中央部の固定コンタクトとにより、3個のスライドスイッ チ58〜60を構成しており、これら3個のスイッチ58〜60は、図8に示す ように、左右のミラーのうちの一方を選択するための切換スイッチ61を構成し ている。
【0027】 コンタクトホルダ56の前部中央部には、スプリング62及び節度ピース63 が設けられ、スイッチボディ11側には、これに対応して節度壁64(図2参照 )が設けられていて、これらスプリング62及び節度ピース63と節度壁64と により節度機構65を構成している。
【0028】 しかして、コンタクトホルダ56は、第2の操作ノブ52により左右方向にス ライドされると共に、節度機構65により左右方向の中央部の中立位置と左右の 作動位置とに保持されるようになっている。また、コンタクトホルダ56が左及 び右の作動位置である摺動終点位置へ移動したときに、このコンタクトホルダ5 6の端部が上記弾性部材23の緩衝部26に当接するようになっている。
【0029】 一方、電気的構成を示す図8において、66は左右のミラー(図示せず)のう ち左側のミラーの上下調整用モータ、67は同じく左側のミラーの左右調整用モ ータであり、また、68は右側のミラーの上下調整用モータ、69は同じく右側 のミラーの左右調整用モータであり、図8に示すように接続されている。なお、 図7において、破線で示された部分は、配線基板20の裏側において接続された パターンを示している。
【0030】 次に上記構成の作用を説明する。 第1及び第2の操作ノブ36及び52が共に中立位置に保持された状態におい て(図1〜図3参照)、第2の操作ノブ52を例えば左方向へスライド操作する と、レバー55を介してコンタクトホルダ56が左方向へ摺動し、これに伴い切 換スイッチ61の各スライドスイッチ58〜60が図8中左側へ切り換えられて その状態に保持される。これにより、左側のミラーのモータ66,67が選択さ れることになる。
【0031】 このとき、コンタクトホルダ56が左側の摺動終点位置まで移動すると、コン タクトホルダ56の左端部が弾性部材23の左側の緩衝部26に当接するように なるから、その際の衝突音は緩和されることになる。
【0032】 第2の操作ノブ52が左側へ操作された状態で、第1の操作ノブ36の上用の 操作部42aを押込み操作すると、第1の操作ノブ36は、前縁部の可変ヒンジ 部46,46を支点にして後側へ傾動し、プッシュロッド51,51を介して後 側の2箇所のコンタクトホルダ部25,25が押圧され、後側の4個のスイッチ 要素27〜30がオンされる。すると、図8において、左側のミラーの上下調整 用モータ66に矢印A方向への電流が流れ、これに伴い左側のミラーが上向きに 回動される。
【0033】 なお、第1の操作ノブ36に対する操作力を解除すると、第1の操作ノブ36 は各コンタクトホルダ部25の付勢力により中立位置に復帰すると共に、各スイ ッチ要素27〜30はオフ状態となる。
【0034】 第1の操作ノブ36の下用の操作部42cを押込み操作した場合には、第1の 操作ノブ36は、後縁部の可変ヒンジ部46,46を支点にして前側へ傾動し、 プッシュロッド51,51を介して前側の2箇所のコンタクトホルダ部25,2 5が押圧され、前側の4個のスイッチ要素31〜34がオンされる。すると、図 8において、左側のミラーの上下調整用モータ66に矢印Aとは反対方向への電 流が流れ、これに伴い左側のミラーが下向きに回動される。
【0035】 また、第1の操作ノブ36の左用の操作部42bを押込み操作した場合には、 第1の操作ノブ36は、右側の可変ヒンジ部46,46を支点にして左側へ傾動 し、プッシュロッド51,51を介して左側の2箇所のコンタクトホルダ部25 ,25が押圧され、左側の4個のスイッチ要素27,28,31,32がオンさ れる。すると、図8において、左側のミラーの左右調整用モータ67に矢印A方 向への電流が流れ、これに伴い左側のミラーが左向きに回動される。
【0036】 第1の操作ノブ36の右用の操作部42dを押込み操作した場合には、第1の 操作ノブ36は、左側の可変ヒンジ部46,46を支点にして右側へ傾動し、プ ッシュロッド51,51を介して右側の2箇所のコンタクトホルダ部25,25 が押圧され、右側の4個のスイッチ要素29,30,33,34がオンされる。 すると、図8において、左側のミラーの左右調整用モータ67に矢印Aとは反対 方向への電流が流れ、これに伴い左側のミラーが右向きに回動される。
【0037】 一方、第1及び第2の操作ノブ36及び52が共に中立位置に保持された状態 において、第2の操作ノブ52を上述とは逆の右方向へスライド操作した場合に は、レバー55を介してコンタクトホルダ56が右方向へ摺動し、これに伴い切 換スイッチ61の各スライドスイッチ58〜60が図8中右側へ切り換えられて その状態が保持される。これにより、右側のミラーのモータ68,69が選択さ れることになる。
【0038】 このとき、コンタクトホルダ56が右側の摺動終点位置まで移動すると、前述 の場合と同様に、コンタクトホルダ56の右端部が弾性部材23の右側の緩衝部 26に当接するようになるから、その際の衝突音は緩和されることになる。
【0039】 そして、第2の操作ノブ52が右側へ操作された状態で、第1の操作ノブ36 の各操作部42a〜42dが押込み操作された場合には、前述した左側のミラー の上下調整用モータ66の代わりに右側のミラーの上下調整用モータ68が選択 され、また、左側のミラーの左右調整用モータ67の代わりに右側のミラーの左 右調整用モータ69が選択される以外は作用が同様であるので、その説明は省略 する。
【0040】 ここで、第2の操作ノブ52が左側または右側へ操作された状態で、第1の操 作ノブ36が斜め押しされた場合、すなわちコーナー部41a〜41dの1箇所 が押圧操作された場合、その操作された部分に対応する2個ずつのスイッチ要素 27,28、31,32、33,34、29,30がオン操作されることになる が、どの場合もモータ66〜69への通電回路は形成されず、したがってミラー は動かない。
【0041】 一方、上記構成のものにおいて、例えば第1の操作ノブ36部分に水が掛かり 、その水が中央部の開口部39から内部へ浸入したような場合、その水は、図2 に矢印Bで示すように、第2の操作ノブ52の操作部53及び庇部54の外面に 沿って流れ、第1の操作ノブ36における保持体38にて受けられる。そして、 その水は保持体38の外周部側に形成された水抜き孔48から、スイッチボディ 11の仕切り部12上に流れ落ち、切欠凹部17及び水抜き用開口部15a,1 5bを通してスイッチボディ11の外部へ排出されることになる。
【0042】 また、第1の操作ノブ36の周縁部からスイッチボディ11内に水が浸入した ような場合には、その水は、仕切り部12上に受けられた後、やはり切欠凹部1 7及び水抜き用開口部15a,15bを通してスイッチボディ11の外部へ排出 されることになる。
【0043】 したがって、第1の操作ノブ36部分に水が掛かったとしても、その水が配線 基板20側へ浸入することを確実に防止することができ、ひいては各スイッチ要 素27〜34、及びスライドスイッチ58〜60側へ水が浸入することを確実に 防止することができる。よって、それらスイッチ27〜34、58〜60の接点 間に絶縁不良が生じたり、電蝕が発生したりする不具合を確実に防止できる。
【0044】 上記した第1実施例によれば、第1の操作ノブ36の操作に基づき操作される 8個のスイッチ要素27〜34は、すべて第1の操作ノブ36のコーナー部41 a〜41dに対応する部位に2個ずつ配置しているから、第1の操作ノブ36が 斜め押しされた場合、各コーナー部に配置された2個のスイッチ要素27,28 、31,32、33,34、29,30のみがオン操作されることになり、従来 のように隣の組のスイッチ要素同士が同時にオンされるようなことがない。しか もこの場合、4個のスイッチ要素がオン操作されない限り正常スイッチング動作 とはならないから、いずれの場合もモータへの通電路は形成されず、ミラーは動 かない。したがって、第1の操作ノブ36がどの方向に斜め押しされた場合でも 同一の条件となるから、操作方向によってミラーが動いたり、動かなかったりす るといった違和感を解消することができる。
【0045】 また、このものによれば、通常の操作において、第1の操作ノブ36の操作部 42a〜42dのうちの1箇所の操作部を押込み操作した際に、操作された操作 部とは反対側に存する4個のスイッチ要素が中途半端にオン操作されるという不 具合はなく、操作されるべき4個のスイッチ要素のみを確実にオンさせることが できる。
【0046】 図9は本考案の第2実施例を示したものであり、上記した第1実施例とは次の 点が異なっている。 すなわち、上記第1実施例の場合には、操作スイッチ35(8個のスイッチ要 素27〜34)及び切換スイッチ61(スライドスイッチ58〜60)により、 各モータ66〜69を直接通断電制御する、いわゆる直切用の構成としたものに 適用したが、図9の第2実施例の場合には、各モータ66〜69を、マイクロコ ンピュータを備えたドア用制御回路70を介して制御する構成としている。
【0047】 この場合、ドア用制御回路70は、VL、VR、HL、HRの4つの端子と、 B、Eの2つの端子とのうちの、どの端子間が短絡したかを判別することにより どのスイッチ(8個のスイッチ要素27〜34及びスライドスイッチ58〜60 )が操作されたかを判別し、その判別に基づき、駆動回路71を介して各モータ 66〜69を制御する。
【0048】 なお、この第2実施例においては、モータ66〜69を制御するについて、8 個のスイッチ要素27〜34のうち、C端子に接続された2個のスイッチ要素2 8と33の信号は必要としないため、それら2個のスイッチ要素28、33は、 いわば遊びとなっている。
【0049】 このように、本考案のスイッチ装置は、第1実施例で示した直切用と、第2実 施例で示した、マイクロコンピュータを用いた、いわば間接用との双方に使用す ることができる。
【0050】
【考案の効果】
以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、4方向に揺動可能な操作ノ ブの押込み操作によって複数個のスイッチ要素をスイッチング操作するものにお いて、8個のスイッチ要素を操作ノブの4箇所のコーナー部に対応して2個ずつ 配置した構成としたので、操作ノブが斜め押しされたとしても、従来のように隣 の組のスイッチ要素同士が同時にオンされることがなく、どの方向に斜め押しさ れたとしても同一の条件となるから、斜め押しされた際の従来の不具合を解消す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す平面図
【図2】図1中イ−イ線に沿う断面図
【図3】図1中ロ−ロ線に沿う断面図
【図4】主要部品の分解斜視図
【図5】弾性部材の平面図
【図6】図5中ハ−ハ線に沿う拡大断面図
【図7】配線基板の平面図
【図8】電気回路図
【図9】本考案の第2実施例を示す図8相当図
【図10】従来構成におけるスイッチ要素の配置図
【図11】異なる従来構成における図10相当図
【符号の説明】
11はスイッチボディ、27〜34はスイッチ要素、3
6は第1の操作ノブ(操作ノブ)、41a〜41dはコ
ーナー部、42a〜42dは操作部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチボディと、 4箇所にコーナー部を有すると共に隣り合った各コーナ
    ー部間に操作部を有した略矩形状をなし、それら4箇所
    の各操作部の押込み操作に基づき4方向に傾動するよう
    に前記スイッチボディに揺動可能に設けられ、操作の解
    除に伴い中立位置に戻される操作ノブと、 前記スイッチボディ内において前記操作ノブの4箇所の
    コーナー部に対応してそれぞれ2個ずつ設けられた合計
    8個のスイッチ要素とを具備し、 これら8個のスイッチ要素は、前記各操作部が押込み操
    作されることに基づき、操作された操作部の両側に存す
    る4個ずつがオン操作されることにより正常スイッチン
    グ動作とすることを特徴とするスイッチ装置。
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