JPH07199047A - 視線検出機能付カメラ - Google Patents

視線検出機能付カメラ

Info

Publication number
JPH07199047A
JPH07199047A JP35036393A JP35036393A JPH07199047A JP H07199047 A JPH07199047 A JP H07199047A JP 35036393 A JP35036393 A JP 35036393A JP 35036393 A JP35036393 A JP 35036393A JP H07199047 A JPH07199047 A JP H07199047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
sight detection
sight
camera
photographer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35036393A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Matsumura
孝一 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35036393A priority Critical patent/JPH07199047A/ja
Publication of JPH07199047A publication Critical patent/JPH07199047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者に意識させることなく、実使用時にお
ける視線検出データの較正用のパラメータを取得可能と
する。 【構成】 接眼検出手段23,25〜32により撮影者
がファインダを覗いたことが検出された場合に、表示手
段17に指標17c,17dを表示させ、この際視線検
出手段にて検出される視線検出データに基づいて視線検
出パラメータを算出する制御手段1と、該制御手段によ
り算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手段3
とを設け、撮影者がファインダを覗いた場合、ファイン
ダ内に撮影者が注視するべき指標を表示させ、この指標
を注視している際の視線検出データより自動的に視線検
出パラメータ算出し、該視線検出パラメータを、実使用
時の視線検出データを較正する為のパラメータとして記
憶手段に記憶するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影者のファインダ内
に置ける注視位置を検出することにより、撮影の為のパ
ラメータ(例えばズームの設定や焦点検出点の選択)の
変更を行うことのできる視線検出機能付カメラの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファインダを覗く撮影者の視線を
精度良く検出する方法として 1)眼球を赤外光で照明し、その照明光に対する白目と
黒目(詳しくは虹彩と瞳孔)の反射率変化を視角に置き
換え検出する方法(特開平4−335606号)がある
が、この方法では、検出系に対する眼球光軸のズレがあ
った場合、そのズレ分が視線検出誤差となる。そのため
この方法の場合、視線検出系をメガネに取り付け被検者
にかけさせると共に、照明素子と受光素子の眼球に対す
る位置や角度を細かく調整する必要があった。
【0003】2)眼球を赤外光で照明し、その照明光に
よる角膜上に生じる正反射像と瞳孔中心との位置関係を
CCDなどの撮像素子で撮像して視線位置を求める方法
があるが、この方法においては、検出系と眼球光軸のズ
レや個人差が存在する角膜曲率や瞳孔径/眼球回転軸ズ
レ等の補正を行う必要がある。補正の方法としては、視
線検出を行う前に視線検出範囲の所定位置を複数点注視
させ、各点における視線データより補正係数を求める。
視線データは常にその補正係数により補正された値によ
り視角を求める様に構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置においては、それぞれ以下のような問題点を有してい
た。
【0005】前者の、検出系と眼球光軸を被検者にメガ
ネをかけさせ固定する方法では、その調整が繁雑である
ばかりでなく、被検者にとっても煩わしい思いをしなけ
れならない。また、以上の様な調整は1人ではできない
ので、必ず機器を操作する人が必要である。さらに、カ
メラは手で自由に構えられるため、その都度メガネに取
り付けられた視線検出系との位置に注意を払いながらカ
メラを構える必要があり、大幅な操作性の低下につなが
る。
【0006】後者の方法においては、カメラへの視線入
力により各操作を指示することに先立ち、あらかじめフ
ァインダ内の所定の点を注視させ、その注視状態におけ
る視線データを取り込むことで視線検出系の較正を行う
必要があるが、この事はカメラやこの様な機器の取り扱
いに慣れた熟練者にとっては可能な操作であるが、カメ
ラの初心者やコンパクトカメラを使う一般的なユーザに
とっては、事前の較正作業は困難である。また、事前に
較正を行う方法においても、カメラを手に取り構えた場
合、カメラの種類やファインダ光学系のアポイント距離
などにより接眼状態は着々であり、ファインダ光軸に対
し斜めに構える事もあり、カメラを構える都度較正を行
うことが望まれていた。
【0007】(発明の目的)本発明の第1の目的は、撮
影者に意識させることなく実使用時における視線検出デ
ータの較正用のパラメータを取得することのできる視線
検出機能付カメラを提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、接眼検知を行う専
用の手段を具備することなく、第1の目的を達成するこ
とのできる視線検出機能付カメラを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、接眼検出手段
により撮影者がファインダを覗いたことが検出された場
合に、表示手段に指標を表示させ、この際視線検出手段
にて検出される視線検出データに基づいて視線検出パラ
メータを算出する制御手段と、該制御手段により算出さ
れた視線検出パラメータを記憶する記憶手段とを設け、
また、ファインダ内の一部の領域を他の領域と異なる見
え方に設定する設定手段と、接眼検出手段により撮影者
がファインダを覗いたことが検出された場合に、設定手
段を動作させてファインダ内の一部の領域を他の領域と
異なる見え方にし、この際視線検出手段にて検出される
視線検出データに基づいて視線検出パラメータを算出す
る制御手段と、該制御手段により算出された視線検出パ
ラメータを記憶する記憶手段とを設け、撮影者がファイ
ンダを覗いた場合、ファインダ内に撮影者が注視するべ
き指標を表示、或は、領域を形成させ、指標乃至領域を
注視している際の視線検出データより自動的に視線検出
パラメータ算出し、この視線検出パラメータを、実使用
時の視線検出データを較正する為のパラメータとして記
憶手段に記憶するようにしている。
【0010】また、本発明は、視線検出手段の構成要素
である光電変換素子が検出した反射光量が所定レベル以
上の場合に、表示手段に指標を表示させ、この際視線検
出手段にて検出される視線検出データに基づいて視線検
出パラメータを算出する制御手段と、該制御手段により
算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手段とを
設け、また、ファインダ内の一部の領域を他の領域と異
なる見え方に設定する設定手段と、視線検出手段の構成
要素である光電変換素子が検出した反射光量が所定レベ
ル以上の場合に、前記設定手段を動作させてファインダ
内の一部の領域を他の領域と異なる見え方にし、この際
視線検出手段にて検出される視線検出データに基づいて
視線検出パラメータを算出する制御手段と、該制御手段
により算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手
段とを設け、視線検出手段の構成要素である光電変換素
子と照明光源を用いて、撮影者がファインダを覗いた否
かを判別し、撮影者がファインダを覗いていると判別し
た場合は、上記と同様、ファインダ内に撮影者が注視す
るべき指標を表示、或は、領域を形成させ、指標乃至領
域を注視している際の視線検出データより自動的に視線
検出パラメータ算出し、この視線検出パラメータを、実
使用時の視線検出データを較正する為のパラメータとし
て記憶手段に記憶するようにしている。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例における視線
検出機能付カメラの全体構成を示すブロック図である。
【0013】図1において、1はシーケンス制御および
演算を行うシステムコントローラ、2はプログラムやデ
ータを記憶しているROM、3はデータを記憶するRA
M、4は被写体の光量を測定する測光回路、5はカメラ
から被写体までの距離を測定する測距回路、6はフィル
ムへの露光を行うシャッタ(不図示)の駆動回路、7は
カメラの作動状態と不作動状態を切り換えるメインスイ
ッチ、8はフィルムへの露光を指示するレリーズスイッ
チ、9はテレ方向にズーミングを行う為のテレスイッ
チ、10はワイド方向にズーミングを行う為のワイドス
イッチである。
【0014】11はズーム変倍撮影光学ブロック、12
は光学ブロック11と一体なラックギア、13はピンオ
ンギア、14はズーム変倍モータ、15はモータドライ
バ、16は撮影フィルムである。17はカメラのファイ
ンダ光学系内の所定位置に設置された透過型LCD、1
7aは光軸中心表示、17bはズームワイド方向指標、
17cはズームテレ方向指標、18は前記LCD17を
駆動するLCDドライバである。
【0015】19はカメラが構えられ、ファインダに撮
影者が接眼されたことを検出するための眼球照明用赤外
LED(以下、iREDと記す)、20はその定電流ド
ライバ、21は反射光検出用フォトトランジスタ、22
はその検出回路、23は視線検出用赤外LED(以下、
iREDと記す)、24はその定電流ドライバである。
25は、視線検出用LED23の、眼球光軸に対し向か
って左側のエリアの眼球上の反射光を検出するフォトダ
イオード、26は同眼球光軸に対し向かって右側のエリ
アの眼球上の反射光を検出するフォトダイオード、2
7,28は各々のフォトダイオード25,26が検出し
た光電流を電圧に変換する抵抗である。29,30は演
算増幅器であり、各々の演算増幅器の出力をVL ,VR
とする。31は信号選択回路、32はADコンバータで
ある。
【0016】図2は上記構成より成るカメラの前面上方
から見た外観斜視図であり、図1と同一の構成部品には
同一番号を付している。
【0017】図3は同カメラの後面下方から見た外観斜
視図であり、図4は図3に示したファインダ接眼部の拡
大図である。
【0018】図4において、カメラを構えたことを検出
する為の眼球照明用iRED19及びその反射光検出用
フォトダイオード21は、接眼レンズ33の横方向に位
置して設置される。また、視線検出用iRED23及び
その反射光検出用フォトダイオード25,26は、接眼
レンズ33の下方に設置され、やや仰いだ角度で眼球反
射光を検出する構成である。40はファインダ光軸の水
平中心を示す。
【0019】図5乃至図7は、眼球と検出エリアの軸が
ズレた状態を示す図である。
【0020】図5は眼球光軸と視線検出系中心軸間に水
平方向のズレがない状態であり、図5(a)は、眼球と
検出系を上方から見た図であり、視線検出用iRED2
3の眼球照明状態と左右のフォトダイオード25,26
の検出角度を示している。
【0021】ここで、中心軸40に対し、左(L),右
(R)を図の様に指定する。34は眼球、35は眼球の
黒目(瞳孔および虹彩)部分であり、36は瞳孔、37
は虹彩である。38は左側のフォトダイオード25によ
る検出エリア、39は右側のフォトダイオード26によ
る検出エリアである。
【0022】図5(b)は、視線が中心を向いている状
態の黒目と左右の検出エリアの位置を示す図であり、図
5(c)は、視線が左方向を向いた状態の、図5(d)
は視線が右方向を向いた状態の、それぞれ図である。
【0023】図6は検出系軸に対し眼球軸が水平方向右
にズレた状態を示す図であり、図7は逆に水平方向左に
ズレた状態を示す図である。
【0024】図8は、検出系に対し眼球軸ズレがない状
態での視角に対する左右のフォトダイオード25,26
の出力変化差(右出力−左出力)特性を示す図である。
【0025】図9は、検出系に対し眼球光軸が水平方向
にズレた状態での視角に対する左右のフォトダイオード
25,26の出力変化差(右出力−左出力)特性を示す
図である。
【0026】図10は、左方向にズレた状態の特性を示
す図である。
【0027】図11はファインダ光学系の光路図であ
り、41は対物レンズブロック、42はフィールドレン
ズであり、前記対物レンズブロック41を図1に示した
撮影レンズブロック11の変倍に応じて光軸方向に動か
すことにより、ファインダの倍率を可変にできる。な
お、連動する機構についての詳細は省略する。
【0028】次に、図12のフローチャートにしたが
い、本発明の第1の実施例における動作について説明す
る。
【0029】メインスイッチ7がオンされると、システ
ムコントローラ1はステップ10101を介してステッ
プ102より動作を開始する。 [ステップ102] 眼球照明用iRED19を点灯さ
せる。 [ステップ103] 反射光検出用フォトトランジスタ
21が所定量以上の反射光量を検出しているか否かを判
別する。この結果、所定量以上の反射光量が検出されれ
ば撮影者がファインダに接眼したと判別し、ステップ1
04に進む。一方、所定以上の反射光がなければステッ
プ125へ進む。
【0030】ここでは所定量以上の反射光量が検出され
たとして、ステップ104以降の動作について先に述べ
る。 [ステップ104] ファインダ内LCD17の中心を
示す光軸中心表示17aのセグメントを点灯させる。 [ステップ105] オフセットデータ取得までの遅れ
時間をカウントするタイマTD のカウントをスタートさ
せる。 [ステップ106] タイマTD のカウントが所定時間
経過したか否かの判別する。所定時間が経過していなけ
ればこのステップに留まり、その後所定時間が経過した
らステップ107へ進む。 [ステップ107] 視線検出を行うための視線検出用
iRED23を点灯させる。 [ステップ108] フォトダイオード25,26が検
出した反射光量の差(VR −VL )を算出し、これをオ
フセット電圧(Voffset)とする。
【0031】このフォトダイオード25,26の出力を
システムコントローラ1で検出する動作の詳細を、以下
に示す。
【0032】図1において、フォトダイオード25,2
6が検出した光電流は、各々抵抗27,28により電流
/電圧変換され、信号選択回路31により2つの内1つ
が選択される。選択された信号はADコンバータ32に
入力され、所定の分解能で量子化され、システムコント
ローラ1へ入力される。
【0033】また、眼球34は視線検出用iRED23
だけでなく、周囲光により同時に照明されているため、
それら外光成分の除去が必須である。これは、フォトダ
イオード25,26の受光面に可視光カットフィルタを
覆せるといった光学的な外光除去と共に、電気的上は視
線検出用iRED23を所定の周波数で変調し、フォト
ダイオード25,26の検出系の周波数特性をその周波
数特性に合致されたハイパス特性を持たせるといった公
知の同期検波の方法により、容易に実現可能であり、こ
こではその詳細は省略する。
【0034】ここで、オフセット電圧(Voffset)につ
いて説明する。
【0035】まず、撮影者がカメラを構え、接眼した位
置がファインダ光学系光軸と水平方向ズレがゼロの状態
においては、図5に示す通り、視線検出系の光軸40と
眼球光軸が合致している。この時、視線が中央を見てい
る状態の眼球上における検出エリアの位置を、図5
(b)に示している。該図5(b)において、前述した
通り、38は左フォトダイオード25の検出エリア、3
9は右フォトダイオード26の検出エリアである。
【0036】なお、図5(a)に示す様に、フォトダイ
オード25,26の検出の指向特性は不図示の受光レン
ズや絞りマスク等(不図示)により、眼球上において限
定されたスポット状の検出エリアを形成する様に構成さ
れている。一方、眼球照明用iRED23の照明指向特
性は、眼球上の広い領域を均一に照明する必要があるた
め、広指向性となる様に構成されているものとする。
【0037】眼球光軸と検出系光軸の水平ズレが無い状
態では、図5(b)に示す様に、左右の検出エリアにお
ける白目と黒目が占める割合は等しいために、左右の出
力差(VR −VL )はゼロとなり、オフセット電圧もゼ
ロと算出される。ここで黒目とは、前述した様に図5
(b)に示す瞳孔36と虹彩37を示すものとする。
【0038】一方、検出系光軸に対し眼球光軸が水平右
方向にズレて接眼された場合〔図6(a)の状態〕は、
視線が中央を向いている状態での左右の検出エリア内の
白目/黒目の占める割合は、図6(b)に示す様に、右
側のフォトダイオード26の検出エリア39内に黒目が
より多く占めている。このため、視線検出用iRED2
3による反射光量は左側のフォトダイオード25の方が
多いと検出され、各々のフォトダイオード25,26の
出力電圧の差は「VR −VL <0(負)」となり、この
値がオフセット電圧(Voffset)となる。
【0039】逆に、検出光軸に対し眼球光軸が水平左方
向にズレて接眼された場合〔図7(b)の状態〕は、視
線が中央を向いている状態での左右の検出エリア内の白
目/黒目の占める割合は、図7(b)に示す通り、左側
のフォトダイオード25の検出エリア38内に黒目部分
がより多く占められている。このため、フォトダイオー
ド25,26の出力電圧の差は「VR −VL >0
(正)」となり、この値がオフセット電圧(Voffset
となる。
【0040】次に、オフセット電圧値を算出した後の動
作を説明する。 [ステップ109] オフセット電圧値(Voffset)を
RAM3に記憶する。 [ステップ110] ファインダ内LCD17の中心を
示す光軸中心表示17aのセグメントを消灯する。 [ステップ111] 再びフォトトランジスタ21の反
射光量レベルを判別し、まだ接眼状態が継続されている
か否かを判別する。この結果、反射光量が所定レベル以
上あればステップ112へ進み、所定レベル未満であれ
ばステップ127へ進む。
【0041】ここでは反射光量が所定レベル未満であっ
たとして、ステップ127へ進むものとする。 [ステップ127] 視線検出用iRED23を消灯
し、後述するステップ125へと進む。
【0042】上記ステップ111において、反射光量が
所定レベル以上あれば前述した様にステップ112へ進
み、ズーミング制御に使用するべく視線検出を開始す
る。 [ステップ112] 再び左右のフォトダイオード2
5,26の出力を検出し、各々の出力差(VR −VL
より上記ステップ109でメモリされたオフセット電圧
(Voffset)を引いた電圧値を視線検出出力VEye とし
て算出する。 [ステップ113] 上記の視線検出出力(VEye )の
値と所定値V1 〜V4 (図8〜図10参照)の比較を行
う。もし、「V2 <VEye <V1 」と判別されればステ
ップ114へ、「V4 <VEye <V3 」と判別されれば
ステップ118へ進む。
【0043】ここで、視線検出出力(VEye )と視角の
対応について、図8乃至図10により説明する。
【0044】まず、眼球光軸と検出系光軸の水平方向の
ズレ量がゼロの場合の左右のフォトダイオード25,2
6の差出力(VR −VL )とファインダ内における視角
の対応を示す特性は、図8の太線に示す通りである。つ
まり、左右のフォトダイオード25,26の差出力(V
R −VL )が中心に対し、左右の視角に1対1で対応し
ており、この差出力を検出することにより、撮影者がフ
ァインダ内の注視している部分の水平成分が検出でき
る。ファインダ内に設置された透過型LCD17のファ
インダ光学系内における水平方向の可視範囲は、図8に
一点鎖線で示す範囲である。
【0045】また、ファインダ内LCD17上に設置さ
れたズームテレ方向指標17c及びズームワイド方向指
標17bの視角に対する設置位置は次の通りである。
【0046】ズームテレ方向指標17cは、視角A2
上,A1 以下に、ズームワイド方向指標17bは、A3
以上,A4 以下に、各々設置される。またこれらの視角
に対応する左右のフォトダイオード25,26の差出力
(VR −VL )は、ズームワイド方向指標17cはV
Tele-Min(=V2 )以上,VTele-Max(=V1 )以下、
ズームワイド方向指標17bはVWide-Min(=V4 )以
上,VWide-Max(=V3)以下となる様に設定されてい
る。
【0047】ここで、検出系軸と眼球光軸の水平方向の
ズレがゼロの場合は、原点を通ることは言うまでもな
い。
【0048】次に、眼球光軸が左又は右にズレた場合
は、図9又は図10において、太線で示す通り、原点に
対しズレた特性となる。眼球光軸が検出系に対し水平右
方向にズレれば負のオフセット電圧(図9)が生じ、逆
に水平左方向にズレれば正のオフセット電圧(図10)
が生じることになる。
【0049】そこで、前記ステップ112により、検出
された左右のフォトダイオード25,26の出力(V
R ,VL )の差出力(VR −VL )より上記ステップ1
19でメモリしたオフセット電圧(Voffset)を減じる
ことにより、太線の特性を原点を通る特性(図9又は図
10にて点線で示す)に補正する。
【0050】そして、このステップ113において、検
出された左右のフォトダイオード25,26の差出力
(VR −VL )の補正出力である視線検出出力VEye
(=VR−VL −Voffset)が所定範囲内にあると判別
されると、ステップ114又はステップ117へ進む。 [ステップ114,117] 上記の状態が所定時間以
上継続しているか否かの判別を行い、もし所定時間以
上、各々の指標が注視されていると判別するとステップ
115又はステップ118へ進む。 [ステップ115,118] 注視された指標の方向に
所定量のズームドライバ15への通電を行い、ズーム変
倍モータ14が駆動してフィルム16への撮像系の変倍
レンズブロック11が所定量移動する様に構成されてい
る。
【0051】変倍レンズブロック11は、ズーム変倍モ
ータ14が駆動されると、ピニオンギア13が回転しラ
ックギア14が光軸方向に直線運動することにより移動
する様に構成されている。 [ステップ116,119] ここでは検出されたズー
ム制御方向に相当するマークを点灯させ、撮影者に視線
が検出され対応した処理が行われた事の確認を促す。つ
まり、テレ方向の通電であれば、セグメント17e
(T)、ワイド方向の通電であればセグメント17d
(W)が各々所定時間点灯する様に構成されている。
【0052】以上のマーク点灯処理後は、再びステップ
111に戻り、接眼状態の判別が行われる。
【0053】一方、上記ステップ113において、視線
検出出力(VEye )が「V2 以上,V1 以下」、或は、
「V4 以上,V3 以下」のいずれかの状態でもなかった
場合は、ステップ120へ進む。 [ステップ120] レリーズスイッチ8の状態を判別
し、オンれていればステップ121へ進む。一方、オン
されていなければステップ112へ戻り、再び左右のフ
ォトダイオード25,26の出力を検出し、メモリされ
たオフセット値(Voffset)を減じた値による視線検出
出力(VEye )の判別を行う。
【0054】上記のレリーズスイッチ8がオンされた場
合について説明する。 [ステップ121] 測光回路4により測光を行う。 [ステップ122] 測距回路5により被写体までの距
離を測定する。 [ステップ123] 上記ステップ121で測定した被
写体輝度とカメラに装着されているフィルム16の感度
により決定される秒時だけシャッタ(不図示)を開放
し、フィルム16へ露光を行う。 [ステップ124] 1駒分のフィルム給送を行う。給
送手段については不図示である。
【0055】上記のフィルム給送後は再びステップ11
1に戻り、撮影者の接眼状態の検出を行う。
【0056】上記ステップ103において反射光検出用
フォトトランジスタ21が所定量以上の反射光量を検出
していない場合、又は、ステップ127において視線検
出用iRED23を消灯した後は、前述した様にステッ
プ125へと進む。 [ステップ125] ここではメインスイッチ7がオフ
されたか否かを判別し、オンのままであればステップ1
03へ戻り、同様の動作を繰り返す。一方、オフしてい
ればステップ126へ進む。 [ステップ126] 眼球照明用iRED19をオフ
し、処理を終了する。
【0057】ここで、眼球照明用iRED19の発する
光が視線検出用のフォトダイオード25,26の受光検
出エリアに入り、視線検出出力に影響しない様に設定す
る必要であることは言うまでもない。影響を排除する方
法として具体的には、眼球照明用iRED19の検出エ
リアに指向特性を持たせ、視線検出エリア38及び39
と重ならない様に設定する光学的方法と前述の外光除去
の同期検波とタイミングをズラして接眼検出を時分割的
に行う電気的方法があるが、ここでその詳細の説明は省
略する。
【0058】(第2の実施例)上記の第1の実施例で
は、接眼検出時に中心を注視させる為にファインダ内に
透過型LCD17により指標を表示する構成であった
が、これでは指標以外の領域を注視してしまうことも可
能である。指標以外の領域を注視した状態で左右のフォ
トトランジスタのオフセット値をメモリしてしまうと、
注視した部分と中心との差分がそのまま誤差となり、所
望の指標を注視しても対応した動作が行われないと言っ
た不具合が生じる。
【0059】そこで、本発明の第2の実施例において
は、接眼検出時とオフセット値測定終了まではファイン
ダ内において注視を行うべき部分のみ可視状態に設定
し、測定終了後に全視野を可視可能な構成にしたもので
ある。
【0060】図13に全体構成図を示し、図1と同じ部
分は同一符号を付してある。
【0061】図13において、43,44はファインダ
の所定位置に設定される遮蔽マスクであり、46は右ね
じ,左ねじが形成されたマスク送り軸、47はマスク送
り軸駆動用モータ、48はモータドライバである。な
お、マスク送り軸駆動用モータ47の正転で開口部49
が縮む方向となり、逆転で開口部が開がる方向となるも
のである。
【0062】遮蔽マスク43,44はマスク送り軸46
と合わせたねじ方向を各々持たせたネジ部43a,44
a部が形成されている。従って、マスク送り軸駆動用モ
ータ47を回転することにより、遮蔽マスク43,44
が各々図中の矢印方向に移動し、開口部49のサイズが
可変な構成となっている。
【0063】図14は、この第2の実施例におけるファ
インダ光学系の光路図であり、遮光マスク43,44は
フィールドレンズ42に近接して配置される。
【0064】図15は、接眼検出時と接眼検知後オフセ
ット値測定終了までの期間、注視を必要とする部分のみ
可視状態に設定した状態を示す図であり、49が可視開
口部である。
【0065】図16は、オフセット値測定終了後に遮蔽
マスク43,44が視野外に退避した状態であり、透過
型LCD17を通して視野の全体が確認可能である。
【0066】次に、図17のフローチャートに従い、第
2の実施例における動作について説明する。
【0067】メインスイッチ7がオンされると、システ
ムコントローラ1はステップ201を介してステップ2
02へ進み、眼球照明用iRED19を点灯させる。そ
して次のステップ203において、反射光が所定レベル
以上であるか否かを判別し、所定以上であればステップ
204へ進み、マスク送り軸駆動用モータ47を所定量
駆動し、ファインダ内に遮蔽マスク43,44を差し込
み、可視領域をファインダの略中心近傍の一部分に限定
する。
【0068】ここで、マスク送り軸駆動用モータ47の
駆動量であるが、マスク移動を検出するスイッチを設け
て所定量移動した事を判別し、該モータ47の通電を切
る処理を行う構成としてもよいし、該モータ47をステ
ップ駆動タイプで構成し、オープンループ制御を行う構
成としてもよい。
【0069】その後、ステップ208,209におい
て、オフセット値を測定及び記憶を行い、次のステップ
210において、マスク送り軸駆動用モータ47を上記
ステップ204とは逆方向に所定量移動し、ファインダ
内の遮蔽マスク43,44による遮蔽状態を無くす。
【0070】以下の処理は、図12に示した第1の実施
例と同一であるので、ここではその説明は省略する。
【0071】以上の様に、接眼検出時とオフセット値測
定終了までの期間、ファインダ内の注視部分のみ可視状
態に設定し、測定終了後は全視野可視可能な構成とする
ことにより、確実に眼球光軸ズレに伴うオフセット値の
補正が可能となり、誤差の少ない視線検出が可能とな
る。
【0072】(第3の実施例)上記の第1の実施例で
は、接眼検出用のセンサ(iRED19,フォトトラン
ジスタ21)と視線検出用のセンサ(iRED23,フ
ォトダイオード25,26)を独立して、別に設置して
いたが、本発明の第3の実施例においては、視線検出用
のセンサを接眼検出用として兼用する構成したものであ
る。
【0073】図18に全体構成図を示し、図1と同じ部
分は同一符号を付してある。
【0074】図19は、図18の構成のカメラの背面斜
視図、図20は、図19に示すファインダ接眼レンズ部
と視線検出用照明iREDと検出用フォトダイオードの
配置図を示す。
【0075】次に、図21のフローチャートに従い、第
3の実施例における動作について説明する。
【0076】メインスイッチ7がオンされると、システ
ムコントローラ1はステップ301を介してステップ3
02へ進み、視線検出用iRED23を点灯する。そし
て、ステップ303において、視線検出用フォトダイオ
ード25,26の受光レベルをADコンバータ32で量
子化した値が所定値以上であるか否かを判別し、所定値
以上であればステップ304へ進み、所定値未満であれ
ばステップ324へ進む。
【0077】それ以降の処理は、図12に示した第1の
実施例とほぼ同一であるので、その説明は省略する。
【0078】以上の構成、つまり接眼検出を視線検出用
のセンサで行うことにより、コストえを低く押さえるこ
とができると共に、カメラ内での接眼検出用の投光/受
光素子のスペースを節約することが可能である。
【0079】ここで、以上の各実施例を要約すると、カ
メラのファイダが覗かれた事を検出した場合、ファイン
ダ内の所定の位置に撮影者の注視を促す表示を行い、そ
の表示が点灯中の視線検出データを測定する。そして、
測定された視線検出データより視線検出用の較正パラメ
ータを算出し、メモリに記憶する。
【0080】次に、実際に視線の検出を行う場合には、
その都度検出された視線データに対し、記憶した較正パ
ラメータにより較正された視角データにより注視位置を
判別する。そして、注視位置がファインダ内の所定位置
に相当する場合には、所定の撮影の為のパラメータの変
更(実施例ではテレ,ワイドのズームの変更を示してい
るが、画面サイズ,ストロボモード,Tv値,Av値の
変更であってのよい)を行うようにする。
【0081】更には、接眼時にファインダの所定位置の
注視をより確実なものとするために、接眼検出時から較
正用視線データ検出終了までの期間は、注視が必要な部
分以外はその部分とファインダの見え方が異なるように
設定する。特に、注視が必要な部分以外を遮蔽状態に設
定すれば、確実に必要な部分を注視させることができる
ことを提示している。
【0082】加えて、眼球を照明し、その照明光に対す
る反射光量の白目と黒目部分の違いを利用して視線状態
を検出する視線検出装置においては、接眼検出を前述の
照明反射光量が所定レベル以上か否かを判別することに
より行う構成にしている。
【0083】従って、本実施例によれば以下のような効
果がある。
【0084】つまり、ファインダへの接眼を検出し、撮
影者にファインダ内の所定点を注視を促した状態で視線
検出較差を自動で行う事により、カメラの取り扱いに慣
れた熟練者だけでなく、コンパクトカメラを使う一般ユ
ーザにおいても特に意識することなく、視線入力のため
の較正が自動的に行われる。
【0085】また、ファインダ内の注視が必要な部分以
外を注視部分とは異なる見え方に設定することにより、
より確実な較正が行える様になる。
【0086】更には、視線検出用の照明手段と光電交換
素子により接眼の検出をも行う構成とすることにより、
より小型なコストを抑えたカメラが実現できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接眼検出手段により撮影者がファインダを覗いたことが
検出された場合に、表示手段に指標を表示させ、この際
視線検出手段にて検出される視線検出データに基づいて
視線検出パラメータを算出する制御手段と、該制御手段
により算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手
段とを設け、また、ファインダ内の一部の領域を他の領
域と異なる見え方に設定する設定手段と、接眼検出手段
により撮影者がファインダを覗いたことが検出された場
合に、設定手段を動作させてファインダ内の一部の領域
を他の領域と異なる見え方にし、この際視線検出手段に
て検出される視線検出データに基づいて視線検出パラメ
ータを算出する制御手段と、該制御手段により算出され
た視線検出パラメータを記憶する記憶手段とを設け、撮
影者がファインダを覗いた場合、ファインダ内に撮影者
が注視するべき指標を表示、或は、領域を形成させ、指
標乃至領域を注視している際の視線検出データより自動
的に視線検出パラメータ算出し、この視線検出パラメー
タを、実使用時の視線検出データを較正する為のパラメ
ータとして記憶手段に記憶するようにしている。
【0088】よって、撮影者に意識させることなく、実
使用時における視線検出データの較正用のパラメータを
取得することが可能となる。
【0089】また、本発明によれば、視線検出手段の構
成要素である光電変換素子が検出した反射光量が所定レ
ベル以上の場合に、表示手段に指標を表示させ、この際
視線検出手段にて検出される視線検出データに基づいて
視線検出パラメータを算出する制御手段と、該制御手段
により算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手
段とを設け、また、ファインダ内の一部の領域を他の領
域と異なる見え方に設定する設定手段と、視線検出手段
の構成要素である光電変換素子が検出した反射光量が所
定レベル以上の場合に、前記設定手段を動作させてファ
インダ内の一部の領域を他の領域と異なる見え方にし、
この際視線検出手段にて検出される視線検出データに基
づいて視線検出パラメータを算出する制御手段と、該制
御手段により算出された視線検出パラメータを記憶する
記憶手段とを設け、視線検出手段の構成要素である光電
変換素子と照明光源を用いて、撮影者がファインダを覗
いた否かを判別し、撮影者がファインダを覗いていると
判別した場合は、上記と同様にして実使用時の視線検出
データを較正する為のパラメータとして記憶手段に記憶
するようにしている。
【0090】よって、接眼検知を行う専用の手段を具備
することなく、上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における視線検出機能付
カメラの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの前面上方から見た外観斜視図で
ある。
【図3】図1のカメラの後面下方から見た外観斜視図で
ある。
【図4】図3に示すファインダ接眼部の拡大図である。
【図5】本実施例において眼球と検出エリアの軸がズレ
た状態を示す図である。
【図6】本実施例において検出系軸に対し眼球軸が水平
方向右にズレた状態を示す図である。
【図7】図6とは逆に水平方向左にズレた状態を示す図
である。
【図8】本実施例において検出系に対し眼球軸ズレがな
い状態での視線出力特性を示す図である。
【図9】本実施例において検出系に対し眼球光軸が水平
方向にズレた状態での視線出力特性を示す図である。
【図10】本実施例において左方向にズレた状態での視
線出力特性を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例におけるファインダ光
学系を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施例におけるカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例における視線検出機能
付カメラの全体構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第2の実施例におけるファインダ光
学系を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施例でのファインダの見え
方を説明する為の図である。
【図16】同じく本発明の第2の実施例でのファインダ
の見え方を説明する為の図である。
【図17】本発明の第2の実施例におけるカメラの動作
を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第3の実施例における視線検出機能
付カメラの全体構成を示すブロック図である。
【図19】図18のカメラの後面下方から見た外観斜視
図である。
【図20】図19に示すファインダ接眼部の拡大図であ
る。
【図21】本発明の第3の実施例におけるカメラの動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システムコントローラ 17 透過型LCD 17c,17d ズーム方向指標 19 眼球照明用iRED 21 フォトトランジスタ 23 視線検出用iRED 25,26 フォトダイオード 31 信号選択回路 32 ADコンバータ 27,28 抵抗 29,30 演算増幅器 43,44 遮蔽マスク 46 送り軸 47 送り軸駆動用モータ 49 マスク開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影者がファインダを覗いた事を検出す
    る接眼検出手段と、ファインダ内を覗く撮影者の注視位
    置を検出する視線検出手段と、ファインダ内の所定の位
    置に指標を表示する表示手段とを備えた視線検出機能付
    カメラにおいて、前記接眼検出手段により撮影者がファ
    インダを覗いたことが検出された場合に、前記表示手段
    に指標を表示させ、この際前記視線検出手段にて検出さ
    れる視線検出データに基づいて視線検出パラメータを算
    出する制御手段と、該制御手段により算出された視線検
    出パラメータを記憶する記憶手段とを設けたことを特徴
    とする視線検出機能付カメラ。
  2. 【請求項2】 撮影者がファインダを覗いた事を検出す
    る接眼検出手段と、ファインダ内を覗く撮影者の注視位
    置を検出する視線検出手段とを備えた視線検出機能付カ
    メラにおいて、ファインダ内の一部の領域を他の領域と
    異なる見え方に設定する設定手段と、前記接眼検出手段
    により撮影者がファインダを覗いたことが検出された場
    合に、前記設定手段を動作させてファインダ内の一部の
    領域を他の領域と異なる見え方にし、この際前記視線検
    出手段にて検出される視線検出データに基づいて視線検
    出パラメータを算出する制御手段と、該制御手段により
    算出された視線検出パラメータを記憶する記憶手段とを
    設けたことを特徴とする視線検出機能付カメラ。
  3. 【請求項3】 検出された視線検出データを視線検出パ
    ラメータにて補正して得られる補正視線データにより、
    撮影者がファインダ内の所定の領域を注視したことを判
    別した場合は、カメラの所定の撮影の為のパラメータを
    変更する変更手段を具備したことを特徴とする請求項1
    又は2記載の視線検出機能付カメラ。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、ファインダ内の一部の
    領域を除いた他の領域を遮光状態にする手段であること
    を特徴とする請求項2記載の視線検出機能付カメラ。
  5. 【請求項5】 撮影者の眼球を照明する照明光源と前記
    照明光に対する反射光を検出する光電変換素子を有し、
    ファインダ内を覗く撮影者の注視位置を検出する視線検
    出手段と、ファインダ内の所定の位置に指標を表示する
    表示手段とを備えた視線検出機能付カメラにおいて、前
    記光電変換素子が検出した照明光源による反射光量が所
    定レベル以上の場合に、前記表示手段に指標を表示さ
    せ、この際前記視線検出手段にて検出される視線検出デ
    ータに基づいて視線検出パラメータを算出する制御手段
    と、該制御手段により算出された視線検出パラメータを
    記憶する記憶手段とを設けたことを特徴とする視線検出
    機能付カメラ。
  6. 【請求項6】 撮影者の眼球を照明する照明光源と前記
    照明光に対する反射光を検出する光電変換素子を有し、
    ファインダ内を覗く撮影者の注視位置を検出する視線検
    出手段とを備えた視線検出機能付カメラにおいて、ファ
    インダ内の一部の領域を他の領域と異なる見え方に設定
    する設定手段と、前記光電変換素子が検出した照明光源
    による反射光量が所定レベル以上の場合に、前記設定手
    段を動作させてファインダ内の一部の領域を他の領域と
    異なる見え方にし、この際前記視線検出手段にて検出さ
    れる視線検出データに基づいて視線検出パラメータを算
    出する制御手段と、該制御手段により算出された視線検
    出パラメータを記憶する記憶手段とを設けたことを特徴
    とする視線検出機能付カメラ。
JP35036393A 1993-12-30 1993-12-30 視線検出機能付カメラ Pending JPH07199047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35036393A JPH07199047A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 視線検出機能付カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35036393A JPH07199047A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 視線検出機能付カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07199047A true JPH07199047A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18409985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35036393A Pending JPH07199047A (ja) 1993-12-30 1993-12-30 視線検出機能付カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07199047A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109923499A (zh) * 2016-09-27 2019-06-21 托比股份公司 便携式眼睛追踪装置
WO2021210235A1 (ja) * 2020-04-14 2021-10-21 キヤノン株式会社 電子機器
JP2021184123A (ja) * 2020-05-21 2021-12-02 キヤノン株式会社 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109923499A (zh) * 2016-09-27 2019-06-21 托比股份公司 便携式眼睛追踪装置
CN109923499B (zh) * 2016-09-27 2022-07-29 托比股份公司 便携式眼睛追踪装置
WO2021210235A1 (ja) * 2020-04-14 2021-10-21 キヤノン株式会社 電子機器
CN115427883A (zh) * 2020-04-14 2022-12-02 佳能株式会社 电子装置
JP2021184123A (ja) * 2020-05-21 2021-12-02 キヤノン株式会社 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5335035A (en) Visual line direction detecting device for the camera
US5598248A (en) Optical apparatus having visual point detection function
JPH01274736A (ja) 注視点方向検出装置を有する光学装置
JP2632941B2 (ja) カメラ
US6584284B1 (en) Camera provided with focus adjusting apparatus
US5515131A (en) Optical apparatus having a function of inputting data of a visual axis
JP3327651B2 (ja) 視線検出機能付光学装置
JPH07199047A (ja) 視線検出機能付カメラ
US5734930A (en) Optical apparatus having a visual axis detector
JP2007133027A (ja) 撮像装置
JP3542410B2 (ja) 視線検出手段を有する機器
JP2004012503A (ja) カメラ
JP4365925B2 (ja) ファインダ内表示装置
JP4136070B2 (ja) カメラ
JPH07289518A (ja) 視線検出装置、まばたき検出装置及びカメラ
JP2744419B2 (ja) 視線検出手段を備えたカメラ
JPH11249220A (ja) ファインダ表示装置
JP3391892B2 (ja) 視線検出装置、光学装置及び視線検出方法
JP2744420B2 (ja) 視線検出手段を備えたカメラ
JP2000131599A (ja) 視線選択機能を有する装置およびカメラ
JP2000039551A (ja) カメラ
JPH0829673A (ja) 視線検出装置及びカメラ
JP2744405B2 (ja) 視線検出装置
JP3332581B2 (ja) 光学装置、カメラ、視線検出装置、視線検出方法、及び、接眼部と眼球位置の相対位置判別方法。
JPH0943680A (ja) 視線検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02