JPH0719899Y2 - 自動車用電気湯沸装置 - Google Patents

自動車用電気湯沸装置

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JPH0719899Y2
JPH0719899Y2 JP1989086986U JP8698689U JPH0719899Y2 JP H0719899 Y2 JPH0719899 Y2 JP H0719899Y2 JP 1989086986 U JP1989086986 U JP 1989086986U JP 8698689 U JP8698689 U JP 8698689U JP H0719899 Y2 JPH0719899 Y2 JP H0719899Y2
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龍治 岩田
光司 三浦
正弘 吉田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Zojirushi Corp
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の車室内に設置して使用される自動車
用電気湯沸装置に関し、特に、ケースの内部に電気ポッ
トを収納した自動車用電気湯沸装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のこの種の自動車用電気湯沸装置として、実公昭62
-7230号公報に掲載の技術を挙げることができる。
第5図は前記公報に開示された従来の自動車用電気湯沸
装置の断面図である。
図において、101は自動車の車室内に設置されるケース
であり、その内部は隔壁102により収納室103と機構室10
4とに仕切られている。収納室103内には電気ポット105
が取出不能に収納され、その電気ポット105には、上面
が外部に露出する給水栓106、加熱用の電気ヒータ107、
及び、先端が外部に突出する注湯管108が設けられてい
る。電気ヒータ107はプラグ受け113及びプラグ114を介
して自動車のバッテリー(図示略)に接続されている。
機構室104内には、押釦スイッチ109と、その押釦スイッ
チ109の操作により制御されるモータ110と、そのモータ
110により駆動されるポンプ111とが配設されている。そ
して、ポンプ111と電気ポット105とは空気通路112を介
して接続されている。
上記のように構成された従来の自動車用電気湯沸装置に
おいては、給水栓106を抜き、水を電気ポット105内に給
水して、これを電気ヒータ107により所定温度まで加熱
する。また、注湯に際し、押釦スイッチ109をONする
と、モータ110の回転に伴いポンプ111が運転され、空気
が空気通路112を通って電気ポット105内に圧送される。
したがって、電気ポット105内の熱湯を給湯管108を介し
コップ等に注湯することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来の自動車用電気湯沸装置によると、電気
ポット105をケース101から取出せないため、電気ポット
105への給水に際し、ケース101ごと車外に持ち出すか、
或いは、別の容器で水を車室内に運んで給水するか、何
れにせよ大変面倒な操作を余儀なくされていた。また、
車室内での使用に際し、熱湯で高温に加熱された給水栓
106の上面に搭乗者が不用意に触れるおそれがあり、そ
のうえ、電気ポット105内に発生した蒸気を抜く蒸気抜
機構が設けられていないという安全使用上の問題点もあ
った。
しかも、従来の自動車用電気湯沸装置では、給湯機構が
モータ110及びポンプ111等から構成されているので、部
品点数が増加して、高価で複雑な構造となるばかりでな
く、多数の部品を収容するためにケース101に機構室104
を設ける必要があり、その結果、ケース101が大型化し
て、車室内に比較的大きな設置スペースを占めるという
不都合もあった。
この種の自動車用電気湯沸装置を特許公報でみてみる
と、実開昭60-139537号公報がある。この公報に掲載の
技術は、ケースとそこに収納する電気ポットからなるも
のであるが、そこにはエアー給湯式の加熱器が開示され
ており、湯注出路が常時開放されているため、車両の振
動によって湯口から湯が溢れる可能性があり、車室内で
安全に使用することができない。特に、所定の温度まで
上昇した状態で標高の高い登坂路の登り走行に移ると、
湯が短時間のうちに沸騰し、大変危険な状態になる可能
性がある。
そこで、本考案の課題は、給水時及び注湯時の操作を簡
単に行なうことができるとともに、車室内で安全に使用
でき、しかも、電気ポットの内部蒸気圧に対しても装置
全体を安価でかつコンパクトにできる自動車用電気湯沸
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案の自動車用電気湯沸
装置においては、自動車の車室内に設置されるケース
に、上端が開放された収納部と、外部電源に接続される
電源側端子とが設けられている。ケースの収納部内には
密栓式電気ポットが取出し可能に収納されている。この
電気ポットには、上端が開放された容器と、その容器内
の水を加熱する電気ヒータと、その電気ヒータに接続さ
れかつケースの電源側端子に着脱されるヒータ側端子
と、容器の上端に冠着された栓部材と、容器内の蒸気圧
が所定の蒸気圧以上になったとき、容器内の蒸気圧を栓
部材から外部へ導出する栓部材に設けられた小孔を所定
以上の蒸気圧で開放する弾性体の柔軟材料からなり、断
面略T字状の蒸気抜バルブとが設けられている。また、
ケースの上端には、電気ポットの栓部材を上方から覆う
ように、蓋部材が開閉可能に軸支され、その蓋部材に
は、蓋部材の閉鎖時に、電気ポットの栓部材を押圧保持
する保持部材が設けられている。
[作用] 本考案の自動車用電気湯沸装置においては、ケースの収
納部内に密栓式電気ポットが取出可能に収納されている
ため、蓋部材を開放すれば、電気ポットのみを簡単に取
出すことができて、給水時及び注湯時の操作が大変に楽
になる。また、電気ポットを取出して注湯するように構
成したから、従来とは異なり、モータまたはポンプ等を
含む給湯機構を設ける必要がなく、部品点数を削減し
て、装置全体を安価でかつコンパクトに構成することが
できる。
また、電気ポットをケース内に収納し、蓋部材を閉鎖し
た状態では、電気ポットの容器及び栓部材が外部に露出
しないので、それらの高温部分に搭乗者が触れる心配が
ない。しかも、蓋部材の閉鎖状態では、電気ポットの栓
部材が保持部材により押圧保持されるため、自動車の振
動に伴って電気ポットがケース内でガタつくおそれがな
い。そのうえ、湯沸しに伴って容器に発生した蒸気圧は
所定以上に上昇すると、蒸気抜バルブを介して栓部材か
ら容器の外部へ導出されるので、電気ポットの蒸気抜き
が確実になされる。故に、電気ポットを自動車の車室内
で安全に使用することができる。
[実施例] 以下、本考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図乃至第4図は本考案の自動車用電気湯沸装置の一
実施例を示し、第1図は全体を示す一部破断正面図、第
2図は蓋を開放した状態で示す斜視図、第3図は栓部材
を示す第1図のA−A線拡大断面図、第4図はケースと
蓋部材との掛止構造を示す部分断面図である。
第1図及び第2図に示すように、本実施例の自動車用電
気湯沸装置のケース1は、上端が開放された円筒状の収
納部2と、その収納部2の上部を外側から包囲する角筒
状の載置部3とから合成樹脂材料により一体成形されて
いる。そして、収納部2を自動車のコンソールボックス
4内に収容し、載置部3をそのコンソールボックス4上
に載置することにより、ケース1が自動車の車室内に設
置される。また、収納部2の下端には、プラグ5を介し
て自動車のバッテリー等の外部電源に接続される電源側
端子6が設けられている。
前記ケース1の収納部2内には、密栓式電気ポット8が
取出可能に収納されている。電気ポット8は上面が開放
された円筒状の容器9を備えている。容器9の上端縁に
は注ぎ口10が形成されるとともに、容器9の上部外側面
には把手11がケース1の切欠部12を介して外部へ突出す
るように一体成形されている。なお、この実施例では、
容器9は透明性を有する合成樹脂材料により成形されて
いる。
前記容器9の底部に位置するように、電気ポット8には
容器9内の水を加熱する電気ヒータ13が内装されてい
る。また、電気ポット8の下端には、電気ヒータ13に接
続され、かつ、ケース1の電源側端子6に着脱されるヒ
ータ側端子14が設けられている。
前記容器9の上端には、合成樹脂製の栓部材15が角ねじ
16を介して冠着されている。栓部材15は、その内部に断
熱空間17が形成されるように、それぞれ椀状の上部栓ピ
ース18と下部栓ピース19とから二分割可能に構成されて
いる。
第1図及び第3図に示すように、前記下部栓ピース19の
底部には、容器9内に発生した蒸気を断熱空間17へ導く
蒸気抜孔20と、その蒸気抜孔20を上方から覆う逆L字状
の規制片21とが形成されている。また、下部栓ピース19
の外周部には、蒸気抜筒22が蒸気抜孔20よりも高い位置
に設けられている。なお、下部栓ピース19の底部は、断
熱空間17内の水滴が蒸気抜孔20を介して容器9に戻るよ
うに、彎曲状に成形されている。
上部栓ピース18の外周面には、容器9の注ぎ口10に対向
可能な出口23が凹設されている。また、上部栓ピース18
の上面において、外周部には凹凸状の指当部24が形成さ
れるとともに、中央部には、大径凹部25、及びそれより
も深い小径凹部26が同心状に形成されている。小径凹部
26には、断熱空間17内の蒸気を栓部材15の外部へ導く複
数の小孔27が形成されるとともに、各小孔27を上方から
覆うようにシリコンゴム等の柔軟材料、即ち、弾性体の
柔軟材料からなる断面略T字状の蒸気抜バルブ28が挿着
されている。また、小径凹部26の上面には、一つの小孔
27に連通する横溝29が、蒸気抜バルブ28の外周を越えて
延びるように刻設されている。
一方、前記ケース1の上端には、合成樹脂材料により四
角腕状に成形された蓋部材3が、その一側縁のヒンジ部
32(第2図参照)にて開閉可能に軸支されている。蓋部
材31の中央部内側面には掛止筒33が形成されるととも
に、蓋部材31の一コーナ部には開口34が透設されてい
る。
第4図に示すように、開口34内には、蓋部材31を閉鎖状
態に保持するロック部材35が、ガイド36及びスプリング
37を介して移動可能に収容され、その下面には、ケース
1の上面の透孔38に掛止されるフック部39が突設されて
いる。また、前記透孔38の下方においてケース1には、
蓋部材31の閉鎖時にロック部材35のフック部39により閉
成されるマイクロスイッチ40が内装されている。
また、第1図乃至第3図に示すように、蓋部材31の前記
掛止筒33には、シリコンゴム等の柔軟弾性材料からなる
保持部材42が装着されている。この保持部材42には、蓋
部材31の閉鎖時に、蒸気抜バルブ28の周囲において栓部
材15の上面を押圧保持する環状の内側押圧部43、及びU
字状の外側押圧部44が突設されている。内側押圧部43は
栓部材15の大径凹部25の上面を押圧し、また、外側押圧
部44は大径凹部25の外側で栓部材15の上面を押圧する。
そして、内側押圧部43には、栓部材15の蒸気抜バルブ28
から出た蒸気をその内側押圧部43の外側へ逃がす一対の
蒸気案内部45が切欠形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の自動車用電気
湯沸装置の作用について説明する。
ケース1は、その収納部2を自動車のコンソールボック
ス4内に収容し、載置部3をコンソールボックス4上に
載置することにより、自動車の車室内に設置される。そ
して、このケース1の収納部2内に電気ポット8を収納
すると、その電気ポット8のヒータ側端子14がケース1
の電源側端子6に接続される。この状態で、蓋部材31を
閉鎖すると、ロック部材35のフック部39がケース1の透
孔38に掛止されて、蓋部材31が閉鎖状態に保持される。
このとき、栓部材15の上面が保持部材42の内側保持部43
及び外側保持部44により押圧され、電気ポット8がケー
ス1内にしっかりと保持される。また、この状態では、
電気ポット8の容器9及び栓部材15の全表面はケース1
及び蓋部材31により覆われ、把手11のみがケース1の外
部に露出する。
また、蓋部材31の閉鎖状態では、前記フック部39により
マイクロスイッチ40が閉成されるため、コンソールボッ
クス4等に設けたメインスイッチ(図示略)を閉成する
と、電気ポット8の電気ヒータ13にバッテリー等の自動
車の外部電源が投入されて、その電気ヒータ13の発熱に
より容器9内の水が加熱される。
この湯沸しに伴って容器9内に発生した蒸気は、第3図
に示すように、栓部材15の下部栓ピース19に設けた蒸気
抜孔20及び蒸気抜筒22を通って断熱空間17内に導入され
る。なお、蒸気抜孔20から進入した蒸気は規制片21に当
って拡散される。また、蒸気抜孔20が目詰り、或いは、
熱湯の湯面で閉鎖された場合は、蒸気抜筒22のみが蒸気
抜きを行なう。
そして、断熱空間17内の蒸気圧が所定値を超過すると、
その蒸気圧により蒸気抜バルブ28が作動されて、上部栓
ピース18の複数の小孔27が開放される。したがって、断
熱空間17内の蒸気は、各小孔27を通って保持部材42の内
側押圧部43内に吐出され、更に、そこから蒸気案内部45
を介して蓋部材31の内側空間へ案内される。なお、断熱
空間17内の蒸気圧が所定値以下であれば、蒸気は一つの
小孔27及びそれに連通する横溝29を通って栓部材15の外
部へ吐出される。
電気ポット8の熱湯を注湯する場合には、指でロック部
材35を第4図の矢印方向へ押動すると、保持部材42の弾
力で蓋部材31が押し上げられ、フック部39がケース1の
透孔38から解離される。この状態で、蓋部材31を開放す
ると、フック部39の離間によりマイクロスイッチ40が開
放されて、電気ヒータ13への通電が遮断される。この状
態で、把手11を持って、ケース1から電気ポット8を取
出し、栓部材15を、その出口23が容器9の注ぎ口10に対
向する位置まで回動して、その注ぎ口10からコップ等に
注湯する。なお、電気ポット8への給水は、ケース1か
ら電気ポット8を取出し、栓部材15を外して行なう。
このように、本実施例の自動車用電気湯沸装置において
は、自動車のコンソールボックス4内に設置されるケー
ス1に、上端が開放された収納部2と、外部電源に接続
される電源側端子6とが設けられている。ケース1の収
納部2内には密栓式電気ポット8が取出し可能に収納さ
れ、その密栓式電気ポット8には、上端が開放された容
器9と、その容器9内の水を加熱する電気ヒータ13と、
その電気ヒータ13に接続されかつケース1の電源側端子
6に着脱されるヒータ側端子14と、容器9の上端に螺着
された栓部材15と、容器9内の蒸気を栓部材15から外部
へ導出する蒸気抜バルブ28とが設けられている。また、
ケース1の上端には、電気ポット8の栓部材15を上方か
ら覆うように、蓋部材31が開閉可能に軸支されている。
そして、この蓋部材31の内面には保持部材42が装着さ
れ、その保持部材42には、蓋部材31の閉鎖時に、蒸気抜
バルブ28の周囲で栓部材15を押圧保持する内側押圧部43
及び外側押圧部44が突設されるとともに、蒸気抜バルブ
28から出た蒸気を内側押圧部43の外部へ案内する蒸気案
内部45が形成されている。
したがって、上記実施例の自動車用電気湯沸装置によれ
ば、ケース1の収納部2内に電気ポット8が取出可能に
収納されているため、蓋部材31を開放すれば、密閉式電
気ポット8のみを簡単に取出すことができて、給水時及
び注湯時の操作が大変に楽になる。また、電気ポット8
を取出して注湯できるように構成したから、従来とは異
なり、モータまたはポンプ等を含む給湯機構を設ける必
要がなく、部品点数を削減して、装置全体を安価でかつ
コンパクトに構成することができる。
また、本実施例の断面略T字状の蒸気抜バルブ28は、容
器9内の蒸気圧が所定の蒸気圧以上になったとき、容器
9内の蒸気圧を栓部材15から外部へ導出する栓部材15に
設けられた小孔27を所定以上の蒸気圧で開放する弾性体
の柔軟材料からなりものであるから、簡単な構造で、し
かも廉価で、確実に所定以上の蒸気圧で小孔27から蒸気
圧を排出できるから、電気ポット8の安全性を高めるこ
とができる。
また、電気ポット8をケース1内に収納し、蓋部材31を
閉鎖した状態では、電気ポット8の容器9及び栓部材15
の表面が外部に露出しないので、それらの高温部分に搭
乗者が触れる心配がない。しかも、蓋部材31の閉鎖状態
では、電気ポット8の栓部材15が保持部材42の内側押圧
部43及び外側押圧部44により押圧保持されるため、自動
車の振動に伴って電気ポット8がケース1内でガタつく
おそれがない。そのうえ、湯沸しに伴って容器9内に発
生した蒸気は、蒸気抜バルブ28を介して栓部材15から容
器9の外部へ導出されるので、電気ポット8の蒸気抜き
が確実になされる。それ故、電気ポット8を自動車の車
室内で安全に使用することができる。
なお、上記実施例では、保持部材42の内側押圧部43及び
外側押圧部44が、蒸気抜バルブ28の周囲において栓部材
15の中央部上面を押圧するので、その押圧力を栓部材15
に効率よく作用させて、電気ポット8を確実に保持する
ことができる。しかも、この場合、保持部材42に蒸気案
内部45が形成されているから、蒸気抜バルブ28から出た
蒸気は、内側押圧部43内に封じ込められることなく、蓋
部材31の内側空間へスムーズに排出される。ただし、保
持部材42の押圧位置は、栓部材15の中央部に限定される
ものではなく、栓部材15の外周部であってもよい。
また、上記実施例では、保持部材42が蓋部材31とは別体
に設けられているが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、蓋部材の内面に保持部材を一体に突出形成して
もよい。しかしながら、上記実施例のように別部材で構
成した場合には、蓋部材31をハードカバーとして硬質の
合成樹脂材料で成形でき、そして、保持部材42を押圧力
に富んだ柔軟弾性材料で成形できるという特有の効果が
得られる。
[考案の効果] 以上のように、本考案の自動車用電気湯沸装置は、車室
内に設置されるケースに収納部及び電源側端子を設け、
前記収納部内には密栓式電気ポットを取出し可能に収納
し、その電気ポットには容器、電気ヒータ、ヒータ側端
子、栓部材、及び蒸気抜バルブを設け、また、ケースの
上端には蓋部材を開閉可能に軸支し、その蓋部材には電
気ポットの栓部材を押圧保持する保持部材を設けたもの
であるから、給水時及び注湯時の操作を簡単に行なうこ
とができるとともに、車室内で安全に使用でき、しか
も、装置全体を安価でかつコンパクトに構成できる。特
に、容器に発生した蒸気圧は所定以上に上昇すると、蒸
気抜バルブを介して栓部材から容器の外部へ導出される
ので、電気ポットの蒸気抜きが確実になされる。故に、
電気ポットを自動車の車室内で安全に使用することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の自動車用電気湯沸装置の全
体を示す一部破断正面図、第2図は本考案の一実施例の
自動車用電気湯沸装置で使用する蓋を開放した状態で示
す斜視図、第3図は栓部材を示す第1図のA−A線拡大
断面図、第4図は本考案の一実施例の自動車用電気湯沸
装置で使用するケースと蓋部材との掛止構造を示す部分
断面図、第5図は従来の自動車用電気湯沸装置の断面図
である。 図において、 1:ケース、2:収納部 6:電源側端子、8:電気ポット 9:容器、13:電気ヒータ 14:ヒータ側端子、15:栓部材 28:蒸気抜バルブ、31:蓋部材 42:保持部材 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三浦 光司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)考案者 吉田 正弘 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−293245(JP,A) 実開 昭60−139537(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車室内に設置され、上面が開放さ
    れた収納部、及び、外部電源に接続される電源側端子を
    有するケースと、 前記ケースの収納部内に取出し可能に収納され、上面が
    開放された容器、容器内の水を加熱する電気ヒータ、電
    気ヒータに接続されかつケースの電源側端子に着脱され
    るヒータ側端子、容器の上端に冠着された栓部材、及
    び、容器内の蒸気圧が所定の蒸気圧以上になったとき、
    容器内の蒸気圧を栓部材から外部へ導出する栓部材に設
    けられた小孔を所定以上の蒸気圧で開放する弾性体の柔
    軟材料からなり、断面略T字状の蒸気抜バルブを有する
    密栓式電気ポットと、 前記電気ポットの栓部材を上方から覆うようにケースの
    上端に開閉可能に軸支され、閉鎖時に栓部材を押圧保持
    する保持部材を有する蓋部材と を具備することを特徴とする自動車用電気湯沸装置。
JP1989086986U 1989-07-25 1989-07-25 自動車用電気湯沸装置 Expired - Lifetime JPH0719899Y2 (ja)

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