JPH0719890B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタの製造方法Info
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- JPH0719890B2 JPH0719890B2 JP60091353A JP9135385A JPH0719890B2 JP H0719890 B2 JPH0719890 B2 JP H0719890B2 JP 60091353 A JP60091353 A JP 60091353A JP 9135385 A JP9135385 A JP 9135385A JP H0719890 B2 JPH0719890 B2 JP H0719890B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/67—Thin-film transistors [TFT]
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアモルファスシリコンを用いた薄膜トランジス
タの製造方法に関する。
タの製造方法に関する。
(従来技術とその問題点) アモルファスシリコン(a−Si)を用いた薄膜トランジ
スタ(TFT)は、低温形成ができることや大面積基板に
形成できることなどから、大面積光センサーのスイッチ
ング素子や大面積液晶表示のスイッチング素子をガラス
等の低価格基板に多数素子集積した形で実用化されつつ
ある。
スタ(TFT)は、低温形成ができることや大面積基板に
形成できることなどから、大面積光センサーのスイッチ
ング素子や大面積液晶表示のスイッチング素子をガラス
等の低価格基板に多数素子集積した形で実用化されつつ
ある。
典型的なアモルファスシリコン薄膜トランジスタは、ガ
ラス等の絶縁基板にゲート電極がパターニングされた上
に、窒化シリコン膜がゲート絶縁膜として、水素化アモ
ルファスシリコン膜(a−Si:H)が半導体膜としてそれ
ぞれプラズマCVD(化学気相成長)により形成され、し
かる後アモルファスシリコン膜上にソース・ドレイン電
極がパターニングされる工程を経て作成されている。こ
れは、一般に逆スタガード構造と呼ばれている薄膜トラ
ンジスタである。
ラス等の絶縁基板にゲート電極がパターニングされた上
に、窒化シリコン膜がゲート絶縁膜として、水素化アモ
ルファスシリコン膜(a−Si:H)が半導体膜としてそれ
ぞれプラズマCVD(化学気相成長)により形成され、し
かる後アモルファスシリコン膜上にソース・ドレイン電
極がパターニングされる工程を経て作成されている。こ
れは、一般に逆スタガード構造と呼ばれている薄膜トラ
ンジスタである。
しかしながら、上記のような工程で作成された構造のa
−SiTFTの出力特性は第3図破線で示したように悪い。
この構造のTFTの半導体層としてa−Si:H膜を用いる場
合、電子の電界効果易動度がノンドープ膜で最大の値が
得られるので、弱いn形であるが一般にi(真性)形と
呼ばれる膜が用いられている。このためi形a−Siに電
極金属を接触させただけの構造のTFTは、ソース・ドレ
イン電極のオーミック接触が得られ難く高抵抗な接触と
なり、ソース・ドレイン電流がこの接触抵抗で制限を受
けるため第3図破線のような特性しか得られない欠点を
有していた。
−SiTFTの出力特性は第3図破線で示したように悪い。
この構造のTFTの半導体層としてa−Si:H膜を用いる場
合、電子の電界効果易動度がノンドープ膜で最大の値が
得られるので、弱いn形であるが一般にi(真性)形と
呼ばれる膜が用いられている。このためi形a−Siに電
極金属を接触させただけの構造のTFTは、ソース・ドレ
イン電極のオーミック接触が得られ難く高抵抗な接触と
なり、ソース・ドレイン電流がこの接触抵抗で制限を受
けるため第3図破線のような特性しか得られない欠点を
有していた。
一般にa−Siと金属との接触によるオーミック性は、a
−Siの不純物濃度と接触させる金属の種類によって、そ
の界面に形成される障壁の大小により異なる。しかしな
がら、a−Siは上述の理由で不純物をドーピングしない
膜を用いている一方、他方の電極として接触させる金属
はa−Siのみでなくガラス等の他の材料との密着性の良
い材料を用いなければならない。そこで、オーミック性
を良くするために、i形a−Siと金属の間に高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層を介在させる構造が考えら
れている。
−Siの不純物濃度と接触させる金属の種類によって、そ
の界面に形成される障壁の大小により異なる。しかしな
がら、a−Siは上述の理由で不純物をドーピングしない
膜を用いている一方、他方の電極として接触させる金属
はa−Siのみでなくガラス等の他の材料との密着性の良
い材料を用いなければならない。そこで、オーミック性
を良くするために、i形a−Siと金属の間に高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層を介在させる構造が考えら
れている。
逆スタガード型構造では、a−Siを形成した後高濃度に
ドープしたn+a−Si:H半導体層を形成し、この上に電極
としての金属を形成し、これをパターニングすることで
ソース・ドレイン電極を形成する。このパターニングは
ソースドレイン電極金属のエッチングとは別にソース・
ドレイン間(TFTのチャネル部)のn+層をエッチングす
る必要性があった(これをチャネルエッチングと呼
ぶ)。ソース・ドレイン電極金属に例えばCrを用いた場
合は、硫酸第2セリウムアンモニウム水溶液などのCrエ
ッチャントでエッチングし、又、a-Sin+層は弗硝酸の希
釈液などSiエッチャントでエッチングするという方法に
よってパターニングされていた。しかしながら、前述の
ようにチャネルエッチングが別途の工程として必要であ
ること、およびエッチングのむらや残しが発生しやすい
など加工性と再現性に問題があった。又、逆にエッチン
グが過剰であった場合、下地のi型a−Si層までもエッ
チングされてしまうため、TFTのチャネル部の半導体層
が薄すぎる結果となり、第4図1点は線で示したような
特性となってしまう。
ドープしたn+a−Si:H半導体層を形成し、この上に電極
としての金属を形成し、これをパターニングすることで
ソース・ドレイン電極を形成する。このパターニングは
ソースドレイン電極金属のエッチングとは別にソース・
ドレイン間(TFTのチャネル部)のn+層をエッチングす
る必要性があった(これをチャネルエッチングと呼
ぶ)。ソース・ドレイン電極金属に例えばCrを用いた場
合は、硫酸第2セリウムアンモニウム水溶液などのCrエ
ッチャントでエッチングし、又、a-Sin+層は弗硝酸の希
釈液などSiエッチャントでエッチングするという方法に
よってパターニングされていた。しかしながら、前述の
ようにチャネルエッチングが別途の工程として必要であ
ること、およびエッチングのむらや残しが発生しやすい
など加工性と再現性に問題があった。又、逆にエッチン
グが過剰であった場合、下地のi型a−Si層までもエッ
チングされてしまうため、TFTのチャネル部の半導体層
が薄すぎる結果となり、第4図1点は線で示したような
特性となってしまう。
さらに、逆スタガード型のTFTにおいては、a−Si膜と
絶縁膜とはプラズマCVDで連続形成されて、そのa−Si
膜のi層とn+層も連続で形成されている。これらは連続
形成の場合がTFT特性の良好なものが得られることに基
づいていた。これは、チャネル部が後工程で露出して汚
染されてしまう構造となるためである。
絶縁膜とはプラズマCVDで連続形成されて、そのa−Si
膜のi層とn+層も連続で形成されている。これらは連続
形成の場合がTFT特性の良好なものが得られることに基
づいていた。これは、チャネル部が後工程で露出して汚
染されてしまう構造となるためである。
一方、基本的にチャネルエッチングが不要な順スタガー
ド構造の薄膜トランジスタの場合は、ソース・ドレイン
電極パターニングの後、a−Si膜と絶縁膜のパターニン
グを行い、その後ゲート電極をパターニングするとい
う、前述した逆スタガードの場合の逆手順を経ることに
なる。ここで高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を
設けてオーミック特性を改善することは別工程でエッチ
ングが必須となり、困難とされていた。しかしながら一
方では、オーミック特性を改善するためには高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層を設けることが必要である
ことも、前述の第3図の例で著しい差異があることより
明らかであった。
ド構造の薄膜トランジスタの場合は、ソース・ドレイン
電極パターニングの後、a−Si膜と絶縁膜のパターニン
グを行い、その後ゲート電極をパターニングするとい
う、前述した逆スタガードの場合の逆手順を経ることに
なる。ここで高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を
設けてオーミック特性を改善することは別工程でエッチ
ングが必須となり、困難とされていた。しかしながら一
方では、オーミック特性を改善するためには高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層を設けることが必要である
ことも、前述の第3図の例で著しい差異があることより
明らかであった。
従って、順スタガード型では、ソース・ドレイン電極用
金属膜を金属膜を形成した後高濃度にドープしたn+a−
Si:H半導体層を形成し、ソース・ドレイン電極領域以外
のソース・ドレイン間等不要な領域をエッチング除去す
るため、該高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層のエ
ッチングに引き続いてソース・ドレイン電極用金属もエ
ッチングする。しかし、この工程には下記のような問題
点が存在していた。
金属膜を金属膜を形成した後高濃度にドープしたn+a−
Si:H半導体層を形成し、ソース・ドレイン電極領域以外
のソース・ドレイン間等不要な領域をエッチング除去す
るため、該高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層のエ
ッチングに引き続いてソース・ドレイン電極用金属もエ
ッチングする。しかし、この工程には下記のような問題
点が存在していた。
すなわち、順スタガード構造のソース・ドレイン電極用
金属上に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を形成
し、ソース・ドレイン電極をパターニングする際、ソー
ス・ドレイン電極領域以外のソース・ドレイン間等の不
要な領域をエッチング除去するため、該高濃度にドープ
したn+a−Si:H半導体層のエッチングに引き続いてソー
ス・ドレイン電極用金属もエッチングする必要がある。
ソース・ドレイン間はTFTのチャネル部と呼ばれ、ソー
ス・ドレイン電流をコントロールする重要な領域である
が、特に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層のエッ
チングにおける再現性・制御性・均一性が悪く問題であ
った。
金属上に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を形成
し、ソース・ドレイン電極をパターニングする際、ソー
ス・ドレイン電極領域以外のソース・ドレイン間等の不
要な領域をエッチング除去するため、該高濃度にドープ
したn+a−Si:H半導体層のエッチングに引き続いてソー
ス・ドレイン電極用金属もエッチングする必要がある。
ソース・ドレイン間はTFTのチャネル部と呼ばれ、ソー
ス・ドレイン電流をコントロールする重要な領域である
が、特に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層のエッ
チングにおける再現性・制御性・均一性が悪く問題であ
った。
これは順スタガード構造の場合、チャネル部をクローズ
する形となるものの、下地のソース・ドレイン間のエッ
チング仕上がりがTFT特性を左右することを意味してい
る。例えば、弗硝酸希釈液で高濃度にドープしたn+a−
Si:H半導体膜とソース・ドレイン電極金属のCr膜とをエ
ッチングした場合、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導
体膜との界面でエッチングが進まなくなったり、不均一
性や仕上がり面が粗荒面となったり、残しが多いなどの
エッチング不良を極めて頻繁に発生させていた。
する形となるものの、下地のソース・ドレイン間のエッ
チング仕上がりがTFT特性を左右することを意味してい
る。例えば、弗硝酸希釈液で高濃度にドープしたn+a−
Si:H半導体膜とソース・ドレイン電極金属のCr膜とをエ
ッチングした場合、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導
体膜との界面でエッチングが進まなくなったり、不均一
性や仕上がり面が粗荒面となったり、残しが多いなどの
エッチング不良を極めて頻繁に発生させていた。
高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層は導電膜である
ので、エッチング残として存在すると逆にスタガード型
・順スタガード型の両構造ともにその部分のTFTにおい
て、ソース・ドレイン間リークを生じさせる結果とな
り、第4図破線で示したような特性となってしまう。こ
れに対し、第4図実線で示したような特性はリーク電流
の原因となる高濃度ドープa−Si層の残しやソース・ド
レイン金属の残しが発生せず、正常な構造に仕上がった
場合の特性である。つまり、このリーク原因の残しの発
生を抑えつつ、オーミック性を改善するための再現と、
制御が困難であった。
ので、エッチング残として存在すると逆にスタガード型
・順スタガード型の両構造ともにその部分のTFTにおい
て、ソース・ドレイン間リークを生じさせる結果とな
り、第4図破線で示したような特性となってしまう。こ
れに対し、第4図実線で示したような特性はリーク電流
の原因となる高濃度ドープa−Si層の残しやソース・ド
レイン金属の残しが発生せず、正常な構造に仕上がった
場合の特性である。つまり、このリーク原因の残しの発
生を抑えつつ、オーミック性を改善するための再現と、
制御が困難であった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上記ソース・ドレイン電極の形成方法
の欠点を解決することにより、a−SiTFTの特性及び再
現性を向上し、さらには素子の均一性及び歩留りの向上
も達成することにある。
の欠点を解決することにより、a−SiTFTの特性及び再
現性を向上し、さらには素子の均一性及び歩留りの向上
も達成することにある。
(発明の構成) 本発明は、絶縁基板上に逆スタガード構造のアモルファ
スシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該薄膜
トランジスタのソース・ドレインのパターニング工程に
おいて、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体膜を形成
する工程に続き金属膜を形成して、前記金属膜と高濃度
にドープしたn+a−Si:H半導体膜とを反応させ、該反応
で形成されるアモルファスシリコン・シリサイド変成層
を弗酸対水の比が1対50から1対500の希弗酸でエッチ
ングすることを少なくとも含むことを特徴とする薄膜ト
ランジスタの製造方法である。
スシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該薄膜
トランジスタのソース・ドレインのパターニング工程に
おいて、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体膜を形成
する工程に続き金属膜を形成して、前記金属膜と高濃度
にドープしたn+a−Si:H半導体膜とを反応させ、該反応
で形成されるアモルファスシリコン・シリサイド変成層
を弗酸対水の比が1対50から1対500の希弗酸でエッチ
ングすることを少なくとも含むことを特徴とする薄膜ト
ランジスタの製造方法である。
また本発明は、絶縁基板上に順スタガード構造のアモル
ファスシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該
薄膜トランジスタのソース・ドレインのパターニング工
程において、金属膜を形成する工程に続き高濃度にドー
プしたn+a−Si:H半導体層を形成し、前記金属膜と前記
高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とを反応させシ
リサイド変成層を形成する工程と、ソース・ドレイン電
極の該高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とシリサ
イド変成層と金属膜の3層膜をCF4系もしくはCCl4系の
ドライエッチングによってパターニングする工程を少な
くとも含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
法である。
ファスシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該
薄膜トランジスタのソース・ドレインのパターニング工
程において、金属膜を形成する工程に続き高濃度にドー
プしたn+a−Si:H半導体層を形成し、前記金属膜と前記
高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とを反応させシ
リサイド変成層を形成する工程と、ソース・ドレイン電
極の該高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とシリサ
イド変成層と金属膜の3層膜をCF4系もしくはCCl4系の
ドライエッチングによってパターニングする工程を少な
くとも含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
法である。
(構成の詳細な説明) 本発明の第1の製造方法は、逆スタガード構造のアモル
ファスシリコンTFTに好適に用いられる製造方法であ
る。つまり、硫酸第2セリウムアンモニウム等の金属電
極用のエッチャントを用いてCr,Ti等の金属電極をエッ
チングすると、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層
と電極金属との反応によって生成したシリサイド層はエ
ッチングされないためエッチングはストップする。この
後、シリサイドを希弗酸でエッチングすることによって
高濃度ドープしたn+a−Si:H半導体層に達したところで
エッチングがストップする。これに続いて高濃度ドープ
したn+a−Si:H半導体層をエッチングすることで、制御
性良く過不足のないエッチングが可能となる。
ファスシリコンTFTに好適に用いられる製造方法であ
る。つまり、硫酸第2セリウムアンモニウム等の金属電
極用のエッチャントを用いてCr,Ti等の金属電極をエッ
チングすると、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層
と電極金属との反応によって生成したシリサイド層はエ
ッチングされないためエッチングはストップする。この
後、シリサイドを希弗酸でエッチングすることによって
高濃度ドープしたn+a−Si:H半導体層に達したところで
エッチングがストップする。これに続いて高濃度ドープ
したn+a−Si:H半導体層をエッチングすることで、制御
性良く過不足のないエッチングが可能となる。
本願第2の発明は、順スタガード構造のTFTに好適に用
いられる製造方法である。つまり、金属膜をパターニン
グする前に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を形
成してシリサイドを形成し、これをCF4系もしくはCCl4
系のドライエッチングを行ってからa−Si層を形成する
ことによって、金属膜と、金属膜の上部に形成されたシ
リサイド変成層と、a−Si膜とで確実なオーミックコン
タクトをとることが可能となる。又、アモルファスシリ
コンn+層は高温(〜300℃以上)で形成されるため、シ
リサイドはその時点で形成することができる。
いられる製造方法である。つまり、金属膜をパターニン
グする前に高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層を形
成してシリサイドを形成し、これをCF4系もしくはCCl4
系のドライエッチングを行ってからa−Si層を形成する
ことによって、金属膜と、金属膜の上部に形成されたシ
リサイド変成層と、a−Si膜とで確実なオーミックコン
タクトをとることが可能となる。又、アモルファスシリ
コンn+層は高温(〜300℃以上)で形成されるため、シ
リサイドはその時点で形成することができる。
又、従来の順スタガード型のTFTにおいても高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層と金属膜との間に多少のシ
リサイドの形成があったものと考えられるが、従来はこ
れをパターニングする時に弗硝酸を用いていたためにシ
リサイドを加工性良く完全にエッチングすることができ
ず、かつ高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層の残し
やソース・ドレイン金属の残しが頻発していたものと考
えられる。本発明ではCF4系もしくはCCl4系のドライエ
ッチングを行うことによってシリサイドの完全な除去が
可能となり、前述のような問題が発生しなくなったと考
えられる。
ープしたn+a−Si:H半導体層と金属膜との間に多少のシ
リサイドの形成があったものと考えられるが、従来はこ
れをパターニングする時に弗硝酸を用いていたためにシ
リサイドを加工性良く完全にエッチングすることができ
ず、かつ高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層の残し
やソース・ドレイン金属の残しが頻発していたものと考
えられる。本発明ではCF4系もしくはCCl4系のドライエ
ッチングを行うことによってシリサイドの完全な除去が
可能となり、前述のような問題が発生しなくなったと考
えられる。
(実施例1) 第1図(a)〜(d)は本願発明の製造方法を示す説明
図である。
図である。
第1図(a)において、絶縁基板11上にCrによるゲート
電極12がパターニングされている。その上にゲート絶縁
膜14のSiNおよび、半導体層15のa−Si:H膜のi層と高
濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10がプラズマCVD
形成される。その後、TFTとなる領域をアイランド形成
する。(b)図において、この上に基板11を100℃に加
熱してCrの金属膜67を形成する。このCr金属膜67をソー
ス・ドレイン電極にパターニングした後、基板11の温度
を150℃〜300℃に設定してITO透明導電膜13を形成す
る。この時高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10を
Cr金属膜67とが反応し、CrSix変成層(クロムシリサイ
ド層)18が形成される。CrSixも広義にシリサイドと呼
ぶことにする。(c)図において、ドレイン電極16とソ
ース電極17とをパターニングし、(d)図において同一
マスクで連続してITO,Cr,CrSix,及びa−Sin+層をエッ
チングする。
電極12がパターニングされている。その上にゲート絶縁
膜14のSiNおよび、半導体層15のa−Si:H膜のi層と高
濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10がプラズマCVD
形成される。その後、TFTとなる領域をアイランド形成
する。(b)図において、この上に基板11を100℃に加
熱してCrの金属膜67を形成する。このCr金属膜67をソー
ス・ドレイン電極にパターニングした後、基板11の温度
を150℃〜300℃に設定してITO透明導電膜13を形成す
る。この時高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10を
Cr金属膜67とが反応し、CrSix変成層(クロムシリサイ
ド層)18が形成される。CrSixも広義にシリサイドと呼
ぶことにする。(c)図において、ドレイン電極16とソ
ース電極17とをパターニングし、(d)図において同一
マスクで連続してITO,Cr,CrSix,及びa−Sin+層をエッ
チングする。
まず、(c)図において第2塩化鉄と塩酸との水溶液で
ITOをエッチングする。次に硫酸第2セリウムアンモニ
ウム水溶液でCrをエッチングする。ここで、クロムシリ
サイド層(CrSix)18はエッチングされずにエッチング
はストップする。しかる後、(d)図においてHF:H2O=
1:50〜1:500程度の希弗酸でCrSix18をエッチングする。
この希弗酸が濃い濃度の場合ホトレジストの耐性が悪い
が、上記のように極めて薄い濃度のものでエッチングが
可能であることが実験より解った。又、この希弗酸で
は、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10はエッチ
ングされないので、ここでもエッチングはストップす
る。この後(d)図において上記同一ソース・ドレイン
電極パターンをそのまま用いて、高濃度にドープしたn+
a−Si:H半導体層10をHF+HNO3+CH3COOH(I)=1:40:
60でエッチングする。
ITOをエッチングする。次に硫酸第2セリウムアンモニ
ウム水溶液でCrをエッチングする。ここで、クロムシリ
サイド層(CrSix)18はエッチングされずにエッチング
はストップする。しかる後、(d)図においてHF:H2O=
1:50〜1:500程度の希弗酸でCrSix18をエッチングする。
この希弗酸が濃い濃度の場合ホトレジストの耐性が悪い
が、上記のように極めて薄い濃度のものでエッチングが
可能であることが実験より解った。又、この希弗酸で
は、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層10はエッチ
ングされないので、ここでもエッチングはストップす
る。この後(d)図において上記同一ソース・ドレイン
電極パターンをそのまま用いて、高濃度にドープしたn+
a−Si:H半導体層10をHF+HNO3+CH3COOH(I)=1:40:
60でエッチングする。
高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層はCCl4系やCF4
系などを用いたドライエッチングで行うこともできる。
これら一連のエッチングによってソース17とドレイン16
が完全に分離し、TFTのチャネル部19が形成され、TFT構
造が完成する。
系などを用いたドライエッチングで行うこともできる。
これら一連のエッチングによってソース17とドレイン16
が完全に分離し、TFTのチャネル部19が形成され、TFT構
造が完成する。
本実施例においては、上述したごとく、TFTチャネル部1
9のエッチングにおいて、シリサイド層18が電極金属の
エッチャントにはエッチングされないため、エッチング
ストッパーとして作用している。シリサイド層18がエッ
チングストッパーとして作用することにより、従来ソー
ス・ドレイン電極金属n+層のエッチングに過不足が生じ
ることを著しく減少できた。この結果、大面積にTFT素
子を多数設けるようなTFTアレイも各素子とも均一な特
性が得られるように改善できた。又、ロット間のばらつ
きも少なく、TFT製造プロセスの再現性も向上できた。
9のエッチングにおいて、シリサイド層18が電極金属の
エッチャントにはエッチングされないため、エッチング
ストッパーとして作用している。シリサイド層18がエッ
チングストッパーとして作用することにより、従来ソー
ス・ドレイン電極金属n+層のエッチングに過不足が生じ
ることを著しく減少できた。この結果、大面積にTFT素
子を多数設けるようなTFTアレイも各素子とも均一な特
性が得られるように改善できた。又、ロット間のばらつ
きも少なく、TFT製造プロセスの再現性も向上できた。
(実施例2) 図2(d)は本願発明の実施例の構成を示す図であり、
第2図(a)〜(d)はかかる構成を達成するための工
程を説明する図である。
第2図(a)〜(d)はかかる構成を達成するための工
程を説明する図である。
図2(a)において、絶縁基板21上に透明導電膜23がパ
ターニングされている。同一基板のこの上にTiの金属膜
267を形成する。次に、(b)図において、高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層20をTi金属膜267上に200度
で形成する。すると、下地Ti267膜と高濃度にドープし
たn+a−Si:H半導体層20とは、a−Si形成中に反応し、
その中間層としてTiSix変成層(チタンシリサイド層)2
8が形成される。TiSix変成層を高濃度にドープしたn+a
−Si:H半導体層形成途中で作るには、プラズマ中では基
板温度はTiとa−Siが反応する室温から、ガラスの耐熱
温度550℃までの広範囲な領域で行うことができる。こ
の後、(c)図において、TFTのソース電極27とドレイ
ン電極26となるパターニングを行う。この際、CF4系ま
たはCCl4系のドライエッチングを行なうと高濃度にドー
プしたn+a−Si:H半導体層20とTiSixシリサイド変成層2
8とTi金属膜267とを連続してエッチングすることができ
る。従来では、Al,Si等のエッチングにおいてCCl4やCF4
を用いる半導体プロセスはあったが、シリサイドがエッ
チング可能であるとした報告はない。このエッチングの
結果、TFTのチャネル部29となる領域が形成される。続
く(d)図において、ソース・ドレイン領域を少なくと
も含むようにa−Si:H膜のi層25及びゲート絶縁膜のSi
N24をプラズマCVDにより形成する。次にTFT領域をアイ
ランド形成し、ゲート電極にNiCrを形成し、ゲート電極
22のパターニングを行うとTFT構造が完成する。
ターニングされている。同一基板のこの上にTiの金属膜
267を形成する。次に、(b)図において、高濃度にド
ープしたn+a−Si:H半導体層20をTi金属膜267上に200度
で形成する。すると、下地Ti267膜と高濃度にドープし
たn+a−Si:H半導体層20とは、a−Si形成中に反応し、
その中間層としてTiSix変成層(チタンシリサイド層)2
8が形成される。TiSix変成層を高濃度にドープしたn+a
−Si:H半導体層形成途中で作るには、プラズマ中では基
板温度はTiとa−Siが反応する室温から、ガラスの耐熱
温度550℃までの広範囲な領域で行うことができる。こ
の後、(c)図において、TFTのソース電極27とドレイ
ン電極26となるパターニングを行う。この際、CF4系ま
たはCCl4系のドライエッチングを行なうと高濃度にドー
プしたn+a−Si:H半導体層20とTiSixシリサイド変成層2
8とTi金属膜267とを連続してエッチングすることができ
る。従来では、Al,Si等のエッチングにおいてCCl4やCF4
を用いる半導体プロセスはあったが、シリサイドがエッ
チング可能であるとした報告はない。このエッチングの
結果、TFTのチャネル部29となる領域が形成される。続
く(d)図において、ソース・ドレイン領域を少なくと
も含むようにa−Si:H膜のi層25及びゲート絶縁膜のSi
N24をプラズマCVDにより形成する。次にTFT領域をアイ
ランド形成し、ゲート電極にNiCrを形成し、ゲート電極
22のパターニングを行うとTFT構造が完成する。
本実施例においてはソース・ドレイン電極上にa−Si膜
のn+層があるばかりでなく、シリサイド層が形成されて
いるため、オーミック性は極めて優れている。従来のよ
うにアルミニウムをソース・ドレイン電極として用いた
場合より特性が安定なTFTが得られるようになった。同
様に、ITOなどの透明導電膜をソース・ドレイン電極と
して用いたシリサイド層が形成されない場合と比較する
と著しいTFT特性の向上が見られた。また、a−Si膜の
n+層やシリサイド層のエッチング仕上がりが良好なた
め、TFT特性にリーク電流等の劣化をもたらすことがな
くなった。
のn+層があるばかりでなく、シリサイド層が形成されて
いるため、オーミック性は極めて優れている。従来のよ
うにアルミニウムをソース・ドレイン電極として用いた
場合より特性が安定なTFTが得られるようになった。同
様に、ITOなどの透明導電膜をソース・ドレイン電極と
して用いたシリサイド層が形成されない場合と比較する
と著しいTFT特性の向上が見られた。また、a−Si膜の
n+層やシリサイド層のエッチング仕上がりが良好なた
め、TFT特性にリーク電流等の劣化をもたらすことがな
くなった。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したとおり、本願第1の発明において
はソース・ドレイン電極金属のエッチングと半導体層の
エッチングとの2回以上の工程にわけてエッチングする
ので、最下層の高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層
のエッチング再現性、制御性が向上し、歩留まりが向上
できた。第2の発明においては、金属シリサイド膜の加
工性に優れたエッチング工程の採用による再現性と制御
性の大きな効果が得られた。また、両発明ともロット間
ばかりでなく、同一基板上に多数素子を作りつけたTFT
アレイ等の素子間ばらつきを少なくし、均一な特性のも
のを作成できる利点も得られる。
はソース・ドレイン電極金属のエッチングと半導体層の
エッチングとの2回以上の工程にわけてエッチングする
ので、最下層の高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層
のエッチング再現性、制御性が向上し、歩留まりが向上
できた。第2の発明においては、金属シリサイド膜の加
工性に優れたエッチング工程の採用による再現性と制御
性の大きな効果が得られた。また、両発明ともロット間
ばかりでなく、同一基板上に多数素子を作りつけたTFT
アレイ等の素子間ばらつきを少なくし、均一な特性のも
のを作成できる利点も得られる。
第1図及び第2図(a)〜(d)図はそれぞれ本発明の
実施例を説明する薄膜トランジスタの製造工程を説明す
る断面図、第3図及び第4図はそれぞれ従来例の薄膜ト
ランジスタの特性を説明する図である。 11,21……絶縁基板、12,22……ゲート電極、13,23……
透明導電膜、14,24……ゲート絶縁膜、15,25……半導体
層、16,26……ドレイン電極、17,27……ソース電極、1
8,28……シリサイド変成層、19,29……チャネル部、67,
267……金属膜、10,20……高濃度にドープしたn+a−Si
半導体層。
実施例を説明する薄膜トランジスタの製造工程を説明す
る断面図、第3図及び第4図はそれぞれ従来例の薄膜ト
ランジスタの特性を説明する図である。 11,21……絶縁基板、12,22……ゲート電極、13,23……
透明導電膜、14,24……ゲート絶縁膜、15,25……半導体
層、16,26……ドレイン電極、17,27……ソース電極、1
8,28……シリサイド変成層、19,29……チャネル部、67,
267……金属膜、10,20……高濃度にドープしたn+a−Si
半導体層。
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁基板上に逆スタガード構造のアモルフ
ァスシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該薄
膜トランジスタのソース・ドレインのパターニング工程
において、高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体膜を形
成する工程に続き金属膜を形成して、前記金属膜と高濃
度にドープしたn+a−Si:H半導体膜とを反応させ、該反
応で形成されるアモルファスシリコン・シリサイド変成
層を弗酸対水の比が1対50から1対500の希弗酸でエッ
チングすることを少なくとも含むことを特徴とする薄膜
トランジスタの製造方法。 - 【請求項2】絶縁基板上に順スタガード構造のアモルフ
ァスシリコン薄膜トランジスタを設ける製造方法の該薄
膜トランジスタのソース・ドレインのパターニング工程
において、金属膜を形成する工程に続き高濃度にドープ
したn+a−Si:H半導体層を形成し、前記金属膜と前記高
濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とを反応させシリ
サイド変成層を形成する工程と、ソース・ドレイン電極
の該高濃度にドープしたn+a−Si:H半導体層とシリサイ
ド変成層と金属膜の3層膜をCF4系もしくはCCl4系のド
ライエッチングによってパターニングする工程を少なく
とも含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091353A JPH0719890B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60091353A JPH0719890B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61248564A JPS61248564A (ja) | 1986-11-05 |
JPH0719890B2 true JPH0719890B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14024030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60091353A Expired - Lifetime JPH0719890B2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719890B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0669095B2 (ja) * | 1985-10-21 | 1994-08-31 | 株式会社日立製作所 | 薄膜トランジスタ |
JPH0622246B2 (ja) * | 1987-07-22 | 1994-03-23 | 日本電気株式会社 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
US5943559A (en) * | 1997-06-23 | 1999-08-24 | Nec Corporation | Method for manufacturing liquid crystal display apparatus with drain/source silicide electrodes made by sputtering process |
JP3431128B2 (ja) * | 1998-08-05 | 2003-07-28 | シャープ株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
JP2011029610A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-02-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及びその作製方法 |
KR20130030295A (ko) | 2010-07-02 | 2013-03-26 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체 장치 및 그 제작 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60211982A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-24 | Hitachi Ltd | 薄膜トランジスタ |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP60091353A patent/JPH0719890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61248564A (ja) | 1986-11-05 |
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