JPH07198112A - 噴霧量可変バーナ - Google Patents
噴霧量可変バーナInfo
- Publication number
- JPH07198112A JPH07198112A JP5350886A JP35088693A JPH07198112A JP H07198112 A JPH07198112 A JP H07198112A JP 5350886 A JP5350886 A JP 5350886A JP 35088693 A JP35088693 A JP 35088693A JP H07198112 A JPH07198112 A JP H07198112A
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- Japan
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- pressure
- combustion
- pump
- variable
- nozzle
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- Pending
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- Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
Abstract
戻り流路に空気溜りを生じたとき、噴霧圧が低くても着
火性を良くし、安定燃焼を継続する噴霧量可変バーナに
関するものである。 【構成】 リターン機能付ノズル1の戻り流路5の中間
に圧力センサ6を設け、圧力センサ6が所定圧以下を検
知している間は燃焼用送風機7の送風量を下げると共
に、圧可変ポンプ3が最高圧力運転をするようにし、同
時にイグナイタ7の放電を行なうようにしたもので、着
火時の噴霧燃料に空気が過剰に混じっていても着火性能
が良くなり、通常燃焼時に圧力センサ6が所定圧以下を
検知した時にも、臭気発生、燃焼音の低下に寄与する。
Description
焼用として用いられる噴霧量可変バーナに関するもので
ある。
れるバーナの種類は多数あるが、液体燃料に圧力をかけ
て、噴霧ノズルから霧状に噴出して燃焼させる圧力噴霧
式バーナが最も用いられており、圧力噴霧式バーナにも
供給圧が一定で、特定噴霧パターンを形成するノズル孔
から一定流量の液体燃料を噴出させるものと、噴霧ノズ
ルの先端部に戻り流路を接続し、戻り流路に液体燃料を
戻すことによって噴出量を可変するものがある。
ン機能付ノズルと言い、噴霧ノズルに送られる圧力を固
定して、戻り流量を調節する流量調整弁により流量(燃
焼量)を可変するバーナと、流路に供給圧可変ポンプと
供給圧固定ポンプとを設け、供給圧可変ポンプの圧力を
変化させて、噴霧量を可変し、大燃焼量と小燃焼量との
切換幅を大きく取るバーナとがある。
ズルを備えた噴霧量可変バーナは、往き流路と戻り流路
の間を、ポンプの運転により液体燃料が循環するもので
あるから、機器の使用初期とか、使用中に燃料切れを起
こした燃料補給直後とか、通常燃焼中でも給油経路の途
中に未だ空気溜りの層が出来ておるときには、ノズルか
ら噴出する燃料に空気が混じって規定の流量の燃料が噴
出できず、送風量が多すぎる為に点火時であれば、空気
過剰による着火ミス、着火してもドレンの多量流出によ
る油煙の発生や、着火音が大きいトラブルが起きる。ま
た、燃焼中に空気まじりがあると臭気発生或いは途中消
炎等の問題点がある。
決するため、リターン機能付ノズル1の往き流路2に供
給圧可変ポンプ3と供給圧固定ポンプ4とを設け、リタ
ーン機能付ノズル1からの戻り流路5を供給圧可変ポン
プ3の出口側3aと供給圧固定ポンプ4の入口側4aと
の間に合流させてなる噴霧量可変バーナにおいて、供給
圧可変ポンプ3の出口側3aに圧力センサ6を設け、圧
力センサ6が所定圧以下を検知している間は供給圧可変
ポンプ3を最高圧力運転に設定し、同時にイグナイタ7
の放電を行ない、かつ燃焼用送風機8の送風量を下げる
構成としたものである。
により、供給圧可変ポンプ3の出口側3aに設けた圧力
センサ6が、設計時の所定圧以下を検出したときは、燃
焼用送風機8の回転数を下げる信号を出したり、供給圧
可変ポンプ3を最高圧運転に設定するなどの信号と、イ
グナイタ7の放電を継続する信号を送ることにより、空
気混じりの燃料であっても吐出圧が少しでも高くなるよ
うにし、かつ噴霧量が少なくても空気過剰にならず、正
常着火したり、燃焼中であれば途中消炎や不完全燃焼が
起きないようにしたものである。
と、1は内部に往き流路2と戻り流路5と連通する液体
燃料の流路を備えたリターン機能付ノズルで、リターン
機能付ノズル1に供給される液体燃料の大部分はリター
ン機能付ノズル1に設けられているノズル孔から霧状に
なって噴出し、一部の燃料は戻り流路5を経て、往き流
路2に再び合流するものである。
で、電磁プランジヤーの往復動によりポンプ作用をする
電磁ポンプが一般的であり、大型化すれば機械式のポン
プも用いられる。4は供給圧可変ポンプ3とリターン機
能付ノズル1との間の往き流路2に設けた供給圧固定ポ
ンプで、一例としてあげれば供給圧固定ポンプ4の能力
を7Kgf/cm2 、供給圧可変ポンプ3の能力を2〜
7kgf/cm2 程度のものを組み合わせ、燃焼量6,
000〜40,000Kcal/hの性能が得られる。
1へ送られた液体燃料の一部が、リターン機能付ノズル
1から噴出せずに戻る戻り流路で、供給圧可変ポンプ3
の出力に応じて戻り流量は可変され、該戻り流路5は供
給圧可変ポンプ3の出口側3aと供給圧固定ポンプ4の
入口側4aとの間に合流させる。1aはリターン機能付
ノズル1に出来るだけ近い場所に取り付けた逆止弁で、
戻り流路5の圧力が燃焼熱などによって異常に高くなっ
ても、燃料が戻り流路5側からリターン機能付ノズル1
へ流れないようにしている。
る圧力センサで、圧力の変化を半導体素子や、ゴムベロ
ーズとバネとで構成する機械式のセンサが検出して電子
制御回路へ信号を送る。該電子制御回路は後記するイグ
ナイタ7の放電を制御したり、燃焼用送風機8の回転数
を変えたり、或いは供給圧可変ポンプ3を最高圧力運転
に設定する制御を行なう。7は着火時に放電を行なうイ
グナイタ、8はリターン機能付ノズル1より噴出される
液体燃料の燃焼に必要な空気を供給する燃焼用送風機で
り、圧力センサ6が所定圧以下であると検知すると、供
給圧可変ポンプ3を最高圧力運転に設定し、同時にイグ
ナイタ7の放電を行ない、燃焼用送風機8の送風量を下
げ、着火に適当な空気量を送る。
油タンクから送られる燃料の空気抜き弁などに接続され
ている。10はリターン機能付ノズル1を内蔵し、燃焼
用送風機などと連接したバーナ本体、11は給湯機・暖
房機などの燃焼室、12は機器枠体、13は排気口であ
る。
している状態で、図示せざる運転スイッチを「入」に
し、出湯温度を所望の温度にセットし、供給圧可変ポン
プ4を作動させると、燃料圧力は図2中通常時圧力線
(実線)の如く短時間で一定圧力まで急上昇するもの
で、この時燃焼用送風機7から送られてくる空気との混
合バランスが合ってイグナイタ7の火花で着火燃焼を開
始する。この着火するまでの遅れ時間はt1 と結ばれる
点で、普通は運転開始とほぼ同時に着火するものであ
り、イグナイタ7は遅れ間のt1 よりも長い点火安全時
間tx まで作動すして、燃焼を安定させている。
燃料切れを起こすと、往き流路2の端部9が接続された
空気抜き弁などで空気を抜いても、往き流路2・戻り流
路5内に空気溜りが生ずるもので、燃料補給後に運転を
再開しても、往き流路2・戻り流路5内の空気が追い出
される迄は、図2中の油切れ時の圧力線(点鎖線)の如
く、一定の圧力になるまで長い時間を必要とするもので
ある。この時、燃焼用送風機8から送られてくる空気量
が通常のままであると、着火が確実にかつ安定に行なわ
れる点火時間はt2 が必要になるが、この点火時間のt
2 までの時間は点火安全時間tx より長い為にイグナイ
タ7が既に停止しており、着火ミスを起こしたり、或い
は着火しても不安定燃焼(片燃えしたり、スス発生)を
することになる。
途中にまだ空気溜りの部分がある時には、燃焼用送風機
8から送られてくる空気量が通常のままであれば、途中
消炎や不完全燃焼を起こして悪臭を発生させることにな
る。
に溜った空気が、往き流路2・戻り流路5間を循環しな
がらノズルからの噴霧燃料に混じって少しづつ噴出され
る為に起きており、この噴霧燃料に空気が混じっている
間は燃料圧が規定圧まで上昇せず、噴出する燃料は空気
に邪魔されて少量となる。
ために、燃焼用送風機8の回転を落としたり、他の実施
例としてダンパー調整するなどして、送風量を落として
やると、t2 より短いt3 の位置で安定着火することが
実験的に解ったもので、供給圧可変ポンプ3の出口側3
aの圧力を圧力センサ6で検知し、安定着火に必要な送
風量に下げる信号を送り、早く空気を抜くために供給圧
可変ポンプ3を最高圧力運転に設定する信号を送るもの
である。また、着火後の燃焼は非常に不安定であるか
ら、点火安全時間のtX 後も圧力センサ6が低圧力を検
出している間は、安定燃焼するようにイグナイタ7の放
電を行なう信号を送っている。
する時にも、点火時と同様に供給圧可変ポンプ3を最高
圧にして燃焼用送風機の送風圧を下げ、イグナイタ7を
作動させれば、途中消炎せずに燃焼が継続すると共に燃
焼が安定するので、悪臭の発生もない。
るから、往き流路2・戻り流路5に空気溜りがあること
により液体燃料の噴霧圧力が下がれば、圧力センサ6が
これを検知して、供給圧可変ポンプ3の最高圧力運転に
よって出口側3aの圧力を高めると共に、燃焼用送風機
8よりの送風量を下げて着火に適正な空気量とし、更に
イグナイタ7の放電を行なったから、着火時から燃焼が
安定し、途中消炎の恐れもなく、臭気やススの発生がな
いものである。
時において、圧力センサ6が規程圧を検出するまでの間
にも作動するから、着火ミスや不安定着火によるドレン
の発生がなく、着火したとしても炎が片寄ったり息つき
燃焼をしたりして燃焼音が大きくなるなどの欠点が解消
されるものである。
時の噴霧圧変化を比較した説明図である。
状況を示す説明図である。
の全体構成を示す要部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 リターン機能付ノズル1の往き流路2に
供給圧可変ポンプ3と供給圧固定ポンプ4とを設け、リ
ターン機能付ノズル1からの戻り流路5を供給圧可変ポ
ンプ3の出口側3aと供給圧固定ポンプ4の入口側4a
との間に合流させてなる噴霧量可変バーナにおいて、 供給圧可変ポンプ3の出口側3aに圧力センサ6を設
け、圧力センサ6が所定圧以下を検知している間は供給
圧可変ポンプ3を最高圧力運転に設定し、同時にイグナ
イタ7の放電を行ない、かつ燃焼用送風機8の送風量を
下げることを特徴とする噴霧量可変バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350886A JPH07198112A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 噴霧量可変バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350886A JPH07198112A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 噴霧量可変バーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07198112A true JPH07198112A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18413566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5350886A Pending JPH07198112A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 噴霧量可変バーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07198112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408033B (de) * | 1997-10-08 | 2001-08-27 | Vaillant Gmbh | Verfahren zur anpassung eines brennerbeheizten heizgerätes |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5350886A patent/JPH07198112A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408033B (de) * | 1997-10-08 | 2001-08-27 | Vaillant Gmbh | Verfahren zur anpassung eines brennerbeheizten heizgerätes |
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