JPH071974Y2 - ホタルの養殖装置 - Google Patents
ホタルの養殖装置Info
- Publication number
- JPH071974Y2 JPH071974Y2 JP1990118396U JP11839690U JPH071974Y2 JP H071974 Y2 JPH071974 Y2 JP H071974Y2 JP 1990118396 U JP1990118396 U JP 1990118396U JP 11839690 U JP11839690 U JP 11839690U JP H071974 Y2 JPH071974 Y2 JP H071974Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- container
- firefly
- water chamber
- small container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は人工的にホタルを養殖するホタルの養殖装置に
関するものである。
関するものである。
従来、この種のホタル養殖装置としては、一つの容器の
一側方に粘土を傾斜状とし他側方を水室に形成したもの
が提案されている。
一側方に粘土を傾斜状とし他側方を水室に形成したもの
が提案されている。
従来の技術のように一つの容器の一側方に傾斜状の粘土
層を、他側方を水室に形成したものでは、水室内におい
て遊泳中の幼虫が水室側から外部に這い出るという問題
点がある。
層を、他側方を水室に形成したものでは、水室内におい
て遊泳中の幼虫が水室側から外部に這い出るという問題
点がある。
そこで、本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な装置で確実に養殖し、近時減少しつつある源
氏ホタルを容器内において繁殖させる装置を提供しよう
とするものである。
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、簡単な装置で確実に養殖し、近時減少しつつある源
氏ホタルを容器内において繁殖させる装置を提供しよう
とするものである。
上記目的を達成するために、本考案におけるホタルの養
殖装置は、略四角形の有底容器２箇を一組として大形容
器と小形容器とを設け、大形容器内に注水し、底面に砂
或は小石を撒布してホタルの餌「川ニナ」を遊泳させ
る。そして大形容器内の水面には小形容器を浮上させ、
該小形容器内の周辺に傾斜状に形成した粘土層を形成し
中央部に任意形状の水室を設け、該水室内に注水管と排
水管とを配管して該水室と大形容器の水を循環するよう
に構成したものである。
殖装置は、略四角形の有底容器２箇を一組として大形容
器と小形容器とを設け、大形容器内に注水し、底面に砂
或は小石を撒布してホタルの餌「川ニナ」を遊泳させ
る。そして大形容器内の水面には小形容器を浮上させ、
該小形容器内の周辺に傾斜状に形成した粘土層を形成し
中央部に任意形状の水室を設け、該水室内に注水管と排
水管とを配管して該水室と大形容器の水を循環するよう
に構成したものである。
大形容器内に水と共に川ニナを入れ、該容器の水面上に
小形容器を浮上させる。この小形容器の周辺に形成した
傾斜状粘土層の中央部の水室内にホタルの幼虫を入れ
る。そして大形容器より注水管を介して水と共に川ニナ
を供給し、水を大形容器内に還元するよう小形容器の水
室に連通した排水管を設けて口端を大形容器内に開口し
て水を排出循環させて幼虫に川ニナを給餌し、幼虫は成
長と共に粘土層内に這い上って４月頃粘土内に土繭を作
り、７月頃成虫となって大気中を飛翔する。
小形容器を浮上させる。この小形容器の周辺に形成した
傾斜状粘土層の中央部の水室内にホタルの幼虫を入れ
る。そして大形容器より注水管を介して水と共に川ニナ
を供給し、水を大形容器内に還元するよう小形容器の水
室に連通した排水管を設けて口端を大形容器内に開口し
て水を排出循環させて幼虫に川ニナを給餌し、幼虫は成
長と共に粘土層内に這い上って４月頃粘土内に土繭を作
り、７月頃成虫となって大気中を飛翔する。
実施例について図面を参照して説明する。
第１図〜第３図において、大形容器（１）は例えば木
製、ビニール樹脂箱何れでもよく、形状も任意であるが
正方形、長方形が好適である。該容器（１）内には砂又
は小石を敷いて水を充填し、ホタルの幼虫の餌として川
ニナを遊泳させている。また、容器（１）の水面には有
底小形容器（２）を浮上し、この容器（２）内には内部
の周辺に粘土層（３）を傾斜状に設け、中央部を水室
（４）に形成する。水室（４）は任意形状の筒体で周囲
に細孔を穿設してもよく、或は周辺の粘土層の中心部を
窪ませて方形の水室（４）を形成することもできる。
製、ビニール樹脂箱何れでもよく、形状も任意であるが
正方形、長方形が好適である。該容器（１）内には砂又
は小石を敷いて水を充填し、ホタルの幼虫の餌として川
ニナを遊泳させている。また、容器（１）の水面には有
底小形容器（２）を浮上し、この容器（２）内には内部
の周辺に粘土層（３）を傾斜状に設け、中央部を水室
（４）に形成する。水室（４）は任意形状の筒体で周囲
に細孔を穿設してもよく、或は周辺の粘土層の中心部を
窪ませて方形の水室（４）を形成することもできる。
また、小形容器（２）の水室内の幼虫に水と川ニナとを
共に供給するため循環機構を設け、該機構の注水管
（５）の一端を大形容器（１）内に開口し、他端を小形
容器（２）内の水室（４）に注水開口し、水を調節する
ために排水管（６）の一端を水室（４）内に、他端を大
形容器（１）内に開口してモーターによって前述の如く
水を循環させる。（７）は蛇口であって、大形容器
（１）の外側壁に設けて容器（１）内の水を排水し新し
い水を供給するのである。
共に供給するため循環機構を設け、該機構の注水管
（５）の一端を大形容器（１）内に開口し、他端を小形
容器（２）内の水室（４）に注水開口し、水を調節する
ために排水管（６）の一端を水室（４）内に、他端を大
形容器（１）内に開口してモーターによって前述の如く
水を循環させる。（７）は蛇口であって、大形容器
（１）の外側壁に設けて容器（１）内の水を排水し新し
い水を供給するのである。
本考案は上述のように構成されているので次に記載する
効果を奏する。
効果を奏する。
従来の容器であると、再三水を取換える都度幼虫並びに
川ニナを取り出さねばならず、さらに幼虫が容器外に這
い出る虞れがあるが、本考案では、大小２個の容器を組
合せて一方の大形容器内には水と川ニナとを入れてお
き、水面に小形容器を浮上させ、小形容器内には器内の
周辺に傾斜させた土繭用粘土層を形成して中央部に水室
を設けたので、水室内の幼虫が粘土層に容易に這い上っ
て器内で土繭を作ることができて器外に這い出ることな
く、また、注水管及び排水管を設けてモーターにより水
を循環機構に形成し水中に酸素の欠乏を防止して水室内
の幼虫及び川ニナの成育もよく源氏ホタルの養殖に著大
な効果を奏するものである。
川ニナを取り出さねばならず、さらに幼虫が容器外に這
い出る虞れがあるが、本考案では、大小２個の容器を組
合せて一方の大形容器内には水と川ニナとを入れてお
き、水面に小形容器を浮上させ、小形容器内には器内の
周辺に傾斜させた土繭用粘土層を形成して中央部に水室
を設けたので、水室内の幼虫が粘土層に容易に這い上っ
て器内で土繭を作ることができて器外に這い出ることな
く、また、注水管及び排水管を設けてモーターにより水
を循環機構に形成し水中に酸素の欠乏を防止して水室内
の幼虫及び川ニナの成育もよく源氏ホタルの養殖に著大
な効果を奏するものである。
第１図は、本考案装置の大小容器の取り付け状態を示す
斜視図、第２図は本考案の小形容器の平面図、第３図は
同上の断面図、第４図は従来のホタルの養殖装置を示す
断面図である。 １…大形容器、２…小形容器 ３…粘土層、４…水室 ５…注水管、６…排水管
斜視図、第２図は本考案の小形容器の平面図、第３図は
同上の断面図、第４図は従来のホタルの養殖装置を示す
断面図である。 １…大形容器、２…小形容器 ３…粘土層、４…水室 ５…注水管、６…排水管
Claims (1)
- 【請求項１】下部容器内に中間容器の下方部を浸漬して
上下容器内の水を循環しうるように配置した蛍飼育装置
において、貯水の大形容器（１）内に小形容器（２）を
浮上させ、該小形容器（２）内の周辺に粘土層（３）を
傾斜状に形成し、該粘土層（３）の内部に任意形状の水
室（４）を設け、前記大形容器（１）の水を前記小形容
器（２）の前記水室（４）内に循環送水することができ
るよう配管構成したホタルの養殖装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990118396U JPH071974Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ホタルの養殖装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990118396U JPH071974Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ホタルの養殖装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0474955U JPH0474955U (ja) | 1992-06-30 |
| JPH071974Y2 true JPH071974Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31866311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990118396U Expired - Lifetime JPH071974Y2 (ja) | 1990-11-10 | 1990-11-10 | ホタルの養殖装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH071974Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0310850Y2 (ja) * | 1985-05-25 | 1991-03-18 |
-
1990
- 1990-11-10 JP JP1990118396U patent/JPH071974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0474955U (ja) | 1992-06-30 |
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