JP2002330667A - テラリウムによる小動物飼育専用ケース - Google Patents

テラリウムによる小動物飼育専用ケース

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JP2002330667A
JP2002330667A JP2001180860A JP2001180860A JP2002330667A JP 2002330667 A JP2002330667 A JP 2002330667A JP 2001180860 A JP2001180860 A JP 2001180860A JP 2001180860 A JP2001180860 A JP 2001180860A JP 2002330667 A JP2002330667 A JP 2002330667A
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terrarium
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small animal
breeding
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Yutaka Moribe
豊 森部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト中の植物の長期間の育成条件を満
たした構造を持ち、レイアウト製作とその後の手入れ作
業がやり易い、テラリウムによる小動物飼育専用ケース
を造るのが目的である。 【解決手段】 底部に水抜き穴が加工された植物育成槽
の上部に前後、左右の仕切りとなる透明壁部分と上部の
仕切りとなる蓋を簡単でいちどに、被せて取り付けるこ
とが出来またそれを上部方向に持ち上げる事で簡単でい
ちどに取り外すことが出来るテラリウムによる小動物飼
育専用ケースを製作した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、レイアウトに使
用される植物の育成を考慮した水抜き穴を底部に備え、
レイアウト製作とその後の手入れや清掃などを困難にす
る全面の透明壁を作業の目的におおじて、簡単に取り外
したり取り付けたり出来る構造を持つテラリウムによる
小動物飼育専用ケースに関するものである。
【0002】 近年小動物を鑑賞目的で飼育する際園
芸技術を用いてケース内に植物や流木、土、砂、などを
適所にレイアウトし自然の生息環境に近い空間で飼育を
するテラリウム飼育が盛んに行われるようになったが、
そのテラリウムを製作する容器として、観賞魚の飼育用
水槽を用いることが、一般的であるが、しかしこの方法
では次のような問題点が発生する。まずレイアウトに用
いられる植物の育成の条件には水分の供給と循環が不可
欠であるが、本来水を貯めるものである水槽内では水は
引力にしたがって下方向に溜まりそのままでは循環する
ことは無くその結果水は腐敗しレイアウト中の植物に根
ぐされなどを引き起こす。また水槽に溜まった水は動か
ないためその酸素の含有量はきわめて低くこのような条
件下では普通の植物の育成は困難で、そこで用いること
のできる植物の種類は湿地帯か半湿地帯性の植物に限定
されてしまう。従ってこの方法では多種多様な植物を用
いたテラリウムによる小動物の飼育を楽しむことはでき
ない。また、水槽はその内部と外部を仕切る前後、左
右、底部の五面の壁で構成されているため、上から手を
入れて、レイアウトを製作したり、その後の手入れ作業
をするが、側面と前後方向より、手を入れてこれらの作
業を、することができないので、作業性が悪く、テラリ
ウムによる小動物飼育用の道具としては、適していな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その欠点を
無くす為に、植物の育成に不可欠な水分の循環が自動的
に行われる構造を備えていて、 内部と外部を仕切って
いる、前、後、左、右、四面の壁を目的におおじて、簡
単に取り外して、上、前、後、左、右、の全方向から手
を入れて、レイアウトの製作と、その後の手入れ作業
が、容易に出来る、テラリウムによる小動物飼育の専用
ケースの開発を課題として、研究をすすめた。
【0004】
【課題を解決する為の手段】植物の育成に不可欠な水分
の循環を自動的に行う為には、ケースの底部に水ぬき穴
を多数もうけることで、加水された水が引力にしたがっ
て底部水抜き穴より、自動的に排出できるようにした。
その結果適時霧吹きなどで少量の加水をするだけで水分
は自動的に循環し、ケース内には程よい湿度が保たれる
ようになりさらに底部の水抜き穴より常に新しい酸素の
供給が起こるので植物はその根より腐敗や汚れのない水
分と新鮮な酸素をほどよく取り込むことができるように
なり、その結果根ぐされなどをおこすことなく健康に育
ち長持ちする。また観賞魚用飼育水槽では育成できなか
った多種多様な植物の育成が可能となり、レイアウトに
用いられる植物の選択の幅がひろがった。レイアウトの
作成とその後の手入れ作業を容易とする為にはケース内
部と外部を仕切っている、上、前、後、左、右、の蓋や
壁をそれらの作業時、一度にまた簡単に取り外して目的
に応じてあらゆる方向から手を入れて作業をこなしその
後簡単に蓋や壁を一度に取り付けられる構造とすること
が最良であると考え、それらの諸条件を満たすためこの
飼育ケースの構造は、上方向の仕切りとなる正方形、長
方形、円形、楕円形のいずれかで通気性のある上蓋と前
後、左右の仕切りとなる正方形か長方形で四面の壁で構
成された立方体あるいは円形か楕円で筒状の立方体のい
ずれかの透明壁と下部に設置する正方形か長方形で五面
の壁で構成された立方体、あるいは円形または楕円で鉢
状の立方体の植物育成槽の三つの部分を接続し組み付け
た物でその三つの部分を、簡単にまたいちどに取り外し
たり取り付けたりできるものとした。特に透明壁部分は
上蓋を取り付けたままで、植物育成槽に対し上方向に持
ち上げる事で取り外し、下方向にかぶせることで組み付
ける構造とした。
【0005】
【発明の実施と形態】本発明は以上のような構成である
からこのケース内にレイアウトされた植物は長期間死滅
することはなく、健康に育成しつづける確率が高い、ま
た、上、左右、前後、の壁を簡単に取り外せるのでレイ
アウト製作とその後の手入れ作業が行いやすいのでこの
ケースを用いてのテラリウムによる小動物飼育は手入れ
が行き届き植物の生命感溢れる観賞価値の高いものとな
る。本発明を実施するためにこの飼育ケースの形は、正
方形の立方体のものと長方形の立方体、円形の立方体の
ものと楕円の立方体としその大きさは、飼育する小動物
の大きさとレイアウトの規模に合わせて大小さまざまな
ものを製作した。上蓋の形は各ケース上部の形と合致す
る正方形、長方形、円形、楕円形のいずれかのものと
し、通気性を考慮して小さな空気穴を多数あけたものと
網状のものを製作した。上下、左右方向の仕切りとして
存在する透明壁部分の材質はガラスとアクリルを用い正
方形、長方形の四角い立方体の製作方法はガラスとアク
リル製の四枚の板で囲いを作るように組み合わせその接
合部分を接着して製作した。また円形、楕円形の丸みの
あるタイプのものは、ガラスあるいはアクリル製の円筒
形パイプと楕円筒形パイプを目的の寸法に従い輪切りに
し製作した。底部に位置する植物育成槽の材質は、ガラ
ス、アクリル、プラスチック樹脂製の三種類とし制作方
法は透明壁部分と同様の方法で製作した立方体の枠また
は筒の最低部にその形に合致する正方形か長方形、円形
か楕円形の板を接着してとりつけたものに水抜き穴を多
数加工して製作した。植物育成槽の水抜き穴の形状は円
形でその直径は1mmから3.3mmでその数は植物育
成槽の底面面積の大小に比例して変化し、その間隔は1
0mmから50mmで配列した。また小動物の中には、
両生類などのように、湿地帯で生息している種がある
が、これらの飼育にはある程度の水面と湿地体性植物が
レイアウト中に必要とされるので、それに対応して水抜
き穴を持たない植物育生槽も製作し、水抜き穴を備えた
ものをA型植物育成層とし水抜き穴を持たないものをB
型植物育成槽とした。透明壁部分と植物育成槽を組み付
けるために、植物育成槽の外側壁上部一定部面積を透明
壁部分内側壁面積よりわずかに小さくし植物育成槽に透
明壁部分を被せて組み付けまたそれを取り外したい時
は、上方向に持ち上げる事で上蓋を取り付けたままの透
明壁部分を植物育生槽より取り外せるようにし以上の構
造のものをA型飼育ケースとした。また小動物の種類に
よっては透明壁部分脱着のわずかな間でも蝶や鳥のよう
に飛んで逃げてしまうものや動きの俊敏なものカエルや
バッタのように跳躍して瞬時に脱走を果たしてしまうも
のがあるが、これらに対しA型飼育ケースを用いるとな
にかのあやまりで透明壁部分が取り払われたときには、
脱走される危険性が高いので低部の水抜き穴は備えてあ
るが透明壁部分と植物育成槽が完全に一体となって取り
外しの出来ないものも製作しこれをB型飼育ケースとし
た。A型とB型の全ての形状の飼育ケースの透明壁部分
の側面と前後面にレイアウトの備品をボルトやネジで固
定する為のボルトとネジの挿入穴を加工した。以上の方
法で、正方形立方体と長方形立方体、円形立方体と楕円
形立方体のA型、B型飼育ケースを製作し目的に応じて
A型植物育成槽とB型植物育成槽のいずれかを選択し用
いるようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるからこ
の飼育ケースを用いてテラリウムによる小動物の飼育を
すると多種多様の植物をレイアウト中に用いる事が出来
それらの育成を長期間楽しむ事が出来る。またレイアウ
トの製作とその後の手入れ作業がやりやすいので手入れ
が行き届いた植物と小動物の生命感溢れるテラリウムに
よる小動物の飼育を楽しむ事が出来るようになった。ま
た付属効果として小動物の中には強い縄張り意識をもつ
物や潜洞性の強い物があるが、これらのものがレイアウ
ト中にあるシェルターや物陰などに縄張りを作ってその
場所が気に入って生活し始めると縄張り以外の場所への
移動行動が極端に減少する事がよくあるこのような生態
行動の条件を確認した後透明壁部分を完全に取り外たま
ま放置してもその飼育対象である小動物が脱走の意思す
ら持たなくなる事がありこのような時に限り透明壁部分
を取り外したままでの飼育が可能となるこのような場合
飼育者と小動物の間にある仕切りがなくなるので、その
視覚的効果とレイアウト中に創造された世界とその外で
ある現実の世界との一体感を得られた用な心理的な効果
が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明A型植物育成槽を備えた長方形の立方体
A型飼育ケース分解時の斜視図
【図2】本発明B型植物育成槽を備えた円形の立方体A
型飼育ケース分解時の斜視図
【図3】本発明長方形の立方体B型飼育ケース分解時の
斜視図
【符号の説明】
(1)は上蓋 (2)は透明壁部分 (3)は植物育成
槽 (4)はボルトとネジの挿入穴 (5)は水抜き穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 底部に水抜き穴が加工された植物育成
    槽を備え、その植物育成槽の上に上部の仕切りとなる上
    蓋を取り付けたままの前後、左右の仕切りとなる透明壁
    部分を被せて取り付けることが出来、またそれを上方向
    に持ち上げることで、一度で簡単に取り外すことが出来
    るテラリウムによる小動物飼育専用ケース
JP2001180860A 2001-05-10 2001-05-10 テラリウムによる小動物飼育専用ケース Pending JP2002330667A (ja)

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