JP2000342071A - テラリウム - Google Patents

テラリウム

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JP2000342071A
JP2000342071A JP11153034A JP15303499A JP2000342071A JP 2000342071 A JP2000342071 A JP 2000342071A JP 11153034 A JP11153034 A JP 11153034A JP 15303499 A JP15303499 A JP 15303499A JP 2000342071 A JP2000342071 A JP 2000342071A
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JP
Japan
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terrarium
container
water
plants
ornamental
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JP11153034A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Wake
仁志 和気
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テラリウム内の湿度を適正に保つにあたっ
て、少ない灌水回数で、これを可能にし、維持保管作業
を低減できるテラリウムを提供すること。 【解決手段】 容器内に観賞用植物を配置したテラリウ
ムにおいて、前記容器の内側底部に吸水性樹脂よりなる
層を形成したことを特徴とするテラリウム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に配置した観
賞用植物の生育に適した湿度環境を調整可能なテラリウ
ムに関する。
【0002】
【従来技術】テラリウムは、ガラス鉢園芸具ともいわ
れ、例えば、リンゴなどの形をしたガラス製などの透明
性容器の中に用土を入れて、各種の観葉植物や人形など
を配置したものや、上部がドーム状のアクリル樹脂など
の透明性を有する容器の中に用土や各種保湿剤を入れ
て、各種の草花やその他装飾品などを配置したもので、
居間やオフィスなど、室内で花や葉を観賞することが出
来るようにしたものである。また、テラリウムは、植物
を観賞するだけでなく、育成することもその機能として
ある。即ち、上記用土に植物を育成するための肥料など
を含ませ、更に、テラリウム内部を植物育成のために良
好な条件とすることにより、屋外で栽培するより速く、
且つ、確実に栽培することができる。植物の育成にとっ
て、絶対的な条件の一つとして湿度がある。育成に適し
た湿度というものは、植物によって様々であるが、各種
植物に適した湿度環境を提供をすることは、植物を良好
に生育させるために必要なことである。テラリウムに、
各植物の育成に適した湿度環境を提供するためには、テ
ラリウムを恒湿室に保管するか、テラリウム内に湿度計
を設置し、適正な湿度となるよう適宜灌水するという方
法が採用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テラリ
ウムを恒湿室に保管する方法は、内部の植物を観賞する
というテラリウムの目的に合致しない。そこで、通常
は、湿度計を用いてテラリウム内部の湿度を測定し、適
正の湿度より低い場合には灌水を行い、適正の湿度より
高い場合には、灌水を控えて、適正な湿度となるように
調整を行っていた。しかし、灌水を行うのは、主に手作
業であり、テラリウムの数が多い場合、その作業工数は
多く、作業者にとって、容易な仕事ではない。また、少
ない場合であっても、保管環境によっては、毎日灌水を
行わなければならない場合があり、テラリウムの維持保
管は、面倒な作業を伴うものであった。本発明は、テラ
リウム内の湿度を適正に保つにあたって、少ない灌水回
数で、これを可能にし、維持保管作業を低減できるテラ
リウムを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器内に観賞
用植物を配置したテラリウムにおいて、前記容器の内側
底部に吸水性樹脂よりなる層を形成したことを特徴とす
るテラリウムを要旨とする。
【0005】以下、詳細に説明する。本発明における容
器は、容器内に配置した観賞用植物を育成及び観賞する
ために用いるものである。つまり、観賞用植物全体を覆
うものであると同時に容器内に配置した植物が育成及び
観賞可能な条件を満たすものであることが必要である。
植物を育成し得る必要条件は、空気と養分、そして、光
が供給され、適正な温度及び湿度環境下に置かれること
である。空気と養分が供給されるようにするためには、
容器に内部と外部とを連通する貫通孔が形成され、さら
に、保水性を有する植え込み材料が配置されていること
が必要である。養分は、前記保水性を有する植え込み材
料に含まれることによって植物体に供給される。また、
光が供給されるためには、容器壁面の少なくとも一部が
透明性を有していることが必要である。そして、この容
器壁面の少なくとも一部が透明性を有していることは、
容器内部に配置した観賞用植物を観賞するためにも必要
なことである。
【0006】容器は、容器内に観賞用植物を配置するた
めに、蓋と皿との2部材よりなっており、更に、この皿
は、水を収容する下皿と、この下皿の水を吸い上げる部
材を配置するための貫通孔を形成した上皿とを組み合わ
せたものである。なお、前記貫通孔は、容器の大きさや
内部に配置する観賞用植物の種類などによって、その大
きさ、位置、数などを適宜設定することが好ましく、観
賞用植物の成長を制御するためには、容器内の温度や湿
度が適宜調節できるように、大きさが可変であればより
好ましい。容器に用いる材質は、変形しにくい程度の強
度があれば良く、ガラス、陶磁器、合成樹脂などを用い
ることができる。また、容器壁面は、容器内部の観賞用
植物が、光を享受しやすいように少なくとも一部が透明
性を有していることが必要であって、このためには、ガ
ラスや透明なポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニルなどの合成樹脂を用いることができる。
【0007】保水機能を有する植え込み材料は、容器内
に配置した観賞用植物が枯れないように、水分及び養分
を供給するために用いるものであって、容器の上皿部分
に配置される。植え込み材料としては、例えば、岩石を
用途に適する大きさに破砕した砕石や、砂、土などが用
いられるが、これらに類似するものとして、プラスチッ
ク、セラミック、ガラス、鉱石、金属、バーミキュライ
ト、ロックウールなども例示される。好ましくは観賞用
植物と同様な植物由来のバーク(松の皮)、ピートモ
ス、水苔、へご材、木炭粉などを単独若しくは適宜混合
させて使用することができる。また、植え込み材料の形
状に関しては、紛状、粒状、塊状など任意に使用でき
る。
【0008】必要に応じて、植え込み材料と併用して用
いる養分は、各種市販の肥料を適宜水に希釈して使用す
ることができる。また、観賞用植物の一部あるいは全部
の成長に必要な無機塩類、ビタミン、糖などの他に植物
ホルモン(オーキシン類、サイトカイニン類、ジベレリ
ン類、アブシジン酸など)やカゼイン分解物や酵母抽出
液などの天然物からの抽出物などが挙げられ、これらを
単独若しくは複数併用することができる。肥料成分の植
え込み材料への添加量は、用いる観賞用植物の種類や状
態などの使用目的や方法によって適宜選択できる。
【0009】本発明のテラリウムにおいては、内側底部
に吸水性樹脂よりなる層を形成する事が必要である。具
体的には、保水機能を有する植え込み材料と上皿との間
に形成することが好ましい。この吸水性樹脂よりなる層
は、テラリウム内部の湿度を適正な値に維持するために
用いるものである。この吸水性樹脂よりなる層への水分
の補給は、下皿内に収容した水を、綿や、繊維収束体の
ような毛細管力を有する部材を介して行う。即ち、毛細
管力を有する部材を上皿の貫通孔内に配置し、一端を下
皿の水に浸し、他端を吸水性樹脂と接合させることによ
って、下皿内の水分を吸水性樹脂に供給する。本発明に
用いる吸水性樹脂としては、N−イソプロピル(メタ)
アクリルアミド、N−ノルマルプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、アクリロ
イルピペリジン、アクリロイルピロリジン等のN−アル
キル置換アクリルアミドモノマーを主成分とし、これに
架橋性の多官能基モノマーを加えて重合することによっ
て得られるポリマーなどを挙げることができる。
【0010】上記吸水性樹脂よりなる層は、樹脂そのも
のをシート状に成型したものを用いたり、この樹脂を多
の樹脂と混合して発泡体としたものを用いたり、また、
不織繊維構造体に含ませて用いたりすることができる。
【0011】本発明のテラリウムに用いる観賞用植物
は、特に限定されるものではないが、産業上有用で、観
賞性の高い、ファレノプシス、デンファレ、エピデンド
ラム、オンシジウム、カトレア、ジゴペタラム、シンビ
ジウム、セロジネ、デンドロビウム、パフィオペディラ
ム、バンダ、ミルトニアなどのラン科植物が好ましく用
いられる。また、容器に配置した時の見栄えや商品価値
などを考慮すると、ミニタイプのラン科植物が好まし
く、ファレノプシス エクエストリスやそのアルバ、及
びその変異種、交配種が例示され、ファレノプシス ア
マビリス、ファレノプシス ベノーサなどのファレノプ
シスと上記ファレノプシス エクエストリスやそのアル
バとの交配種が例示される。さらには、ミニタイプのデ
ンファレ、カトレア、オンシジウムなども例示できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例に使用するテラリウム
の一例について、添付図面を参照にして説明をするが、
本発明に係るテラリウムの構造は、以下の構造に限定さ
れるものではない。容器1は、頭部を切り取った無底の
ドーム状の蓋2と、上皿3と下皿4とよりなっており、
蓋2は、下皿4と組み合って容器1の外観を構成し、観
賞用植物5を植え込んだ植え込み材料6が載置される上
皿3は、下皿4内に配置されている。蓋2は、透明状材
質により形成されており、材質としては、ガラス、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの合成
樹脂を用いることが可能である。また、蓋2は、その頭
部が切り取られているが、これは容器1の内外を連通さ
せ、容器1内に配置した観賞用植物5が育成できるよう
に設けたものであり、その大きさ、形状、位置は、容器
1内に配置した観賞用植物5の種類によって最も良好な
ものとなせば良く任意である。本発明のテラリウムにお
いては、上皿3に、吸水性樹脂よりなる層6が形成され
ていることが必要である。更に、この吸水性樹脂よりな
る層6の上には、観賞用植物5を植え込んだ植え込み材
料7を載置する。なお、上皿3は、ガラス、陶磁器また
は合成樹脂他各種材質のものを、透明、不透明に限らず
用いることができる。前記植え込み材料7は、観賞用植
物5に水分や必要に際して肥料などの養分を供給するも
のであり、保水機能を有しているものであれば、その材
質について限定はなく、用土、バーク、ピートモス、水
苔など用いることができる。下皿4は、その内部に水を
貯蔵するものであり、且つ、前記上皿3を配置するとと
もに、前記蓋2の受け部となっているものであり、その
材質は、前記上皿3と同様にガラス、陶磁器または合成
樹脂他各種材質のものを、透明、不透明に限らず用いる
ことができる。下皿4に貯蔵された水は、上皿3の底部
に形成された貫通孔内に配置された毛細管力を有する部
材(図示せず)によって、吸水性樹脂よりなる層6に供
給される。観賞用植物5は、一般にテラリウムに用いら
れる観賞用植物であれば、特に限定なく用いることがで
きるが、ラン科植物などが好ましく、容器に配置したと
きの見栄えや商品価値などを考慮すると、ミニタイプの
ラン科植物が特に好ましく、ファレノプシス エクエス
トリスやそのアルバ、及びその変異種、交配種が例示さ
れ、ファレノプシス アマビリス、ファレノプシス ベ
ノーサなどのファレノプシスと上記ファレノプシス エ
クエストリスやそのアルバとの交配種が例示される。さ
らには、ミニタイプのデンファレ、カトレア、オンシジ
ウムなども例示できる。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るテラリウムは、容器中に配置した吸水性樹脂よりな
る層に、下皿内の水が自動的に供給され、吸水性樹脂よ
りなる層を適宜選択することによって、容器中に配置し
た観賞用植物の適正湿度を保つことができるので、灌水
の頻度を大きく低下することが可能であり、維持管理が
容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテラリウムの実施例の正面模式図
【図2】本発明に係るテラリウムの実施例の分解模式図
【符号の説明】
1 容器 2 蓋 3 上皿 4 下皿 5 観賞用植物 6 吸水性樹脂よりなる層 7 植え込み材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に観賞用植物を配置したテラリウ
    ムにおいて、前記容器の内側底部に吸水性樹脂よりなる
    層を形成したことを特徴とするテラリウム。
JP11153034A 1999-05-31 1999-05-31 テラリウム Pending JP2000342071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330667A (ja) * 2001-05-10 2002-11-19 Yutaka Moribe テラリウムによる小動物飼育専用ケース
KR20220057992A (ko) * 2020-10-30 2022-05-09 서울시립대학교 산학협력단 테라리움용 전용 용기

Cited By (3)

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