JPH0719719U - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JPH0719719U
JPH0719719U JP007275U JP727594U JPH0719719U JP H0719719 U JPH0719719 U JP H0719719U JP 007275 U JP007275 U JP 007275U JP 727594 U JP727594 U JP 727594U JP H0719719 U JPH0719719 U JP H0719719U
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JP
Japan
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light
infrared
cut filter
filter
infrared light
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Pending
Application number
JP007275U
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English (en)
Inventor
公彦 西岡
達夫 長崎
久夫 荻生
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0719719U publication Critical patent/JPH0719719U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】赤外レーザーを含む複数の赤外光発生源を同時
に用いる、というレーザーメスを併用する電子内視鏡特
有の使用状況で赤外光を除去しようとする際に生ずるフ
ィルタの損傷や劣化という問題点を具体的に解決し、赤
外光の悪影響を十分に除去した良好な画像の得られる電
子内視鏡を提供する。 【構成】光源の性質に応じた特性を持つ複数の赤外光カ
ットフィルタを同時に使用する、という構成を採用し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、撮像素子として固体撮像素子を使用する電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、固体撮像素子は赤外光を感ずるために、撮像素子として固体撮像素子 を使用する電子内視鏡においては赤外線カットフィルターを光学系中に挿入する ことが必要であり、従来は第2図に示すような構成の電子内視鏡が知られており 、第2図において、1は電子内視鏡、2は光源、3は赤外線カットフィルター、 4は光源レンズ、5はライトガイド、6は照明レンズ、7は対物レンズ、8はC CD等の固体撮像素子、9は固体撮像素子8からの信号が入力されるコントロー ルユニット、10はTVモニターである。このように構成された電子内視鏡によ れば、光源2から出た光は赤外線カットフィルター3により赤外線をカットされ た後、光源レンズ4を介してライトガイド5を通過し、照明レンズ6により被観 察物体Sを照明する。かくして照明された被観察物体Sから出た光は、対物レン ズ7により固体撮像素子8上に結像し、その像がコントロールユニット9により TVモニター10上に表示される。このとき、固体撮像素子8に入射する光は、 赤外線カットフィルター3により赤外線がカットされているためにTVモニター 10上には適正な被観察物体の像が表示され得る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成では、強力な光源光路中に赤外線カットフィルター3 が配設されているために、熱により該フィルターが割れてしまうことがあった。 また、例えばレーザープローブ11を電子内視鏡1の先端部の鉗子孔に通してY AGレーザー12によりレーザー光の照射を行う場合には、その波長が1061 nmの赤外光であるために固体撮像素子8が該レーザー光を感じ、従って観察の 妨げとなってしまう。
【0004】 本考案は、以上の点に鑑み、固体撮像素子に入射する赤外光の如き観察に不要 な光が除去されるようにした電子内視鏡を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的は、撮像素子として固体撮像素子を使用する電子内視鏡において、固 体撮像素子に入射する光路中に波長約1061nmの赤外光を除去する赤外光カ ットフィルターが、照明光学系内に600nm乃至700nm程度以上の波長に おいて透過率が低くなる赤外光カットフィルターが配設されていることを特徴と する、電子内視鏡により解決される。
【0006】
【実施例】
以下図面に示した実施例に基づき本考案を説明すれば、第1図において第2図 と同じ構成要素には第2図と同じ符号を付してその説明を省略するが、13は固 体撮像素子8の前方に配設された赤外線カットフィルターである。 本考案実施例は以上のように構成されているから、光源2から出た光は光源レ ンズ4、ライトガイド5及び照明レンズ6を介して被観察物体Sを照明し、かく して照明された被観察物体Sから出た光は対物レンズ7により赤外線カットフィ ルター13で赤外光をカットされて固体撮像素子8上に結像し、従って適正な被 観察物体Sの像がコントロールユニット9によりTVモニター10上に表示され 得る。またYAGレーザー12によりレーザーの照射を行う場合でも、該レーザ ー光は赤外線カットフィルター13により除去されるので観察の妨げにならない 。さらに、赤外線カットフィルター13が固体撮像素子8の前方に配設されてい るために光源の熱により割れるようなこともない。尚、YAGレーザーに限らず 、他の照明光以外の光を用いる場合には、その光をカットするフィルターを赤外 線カットフィルター13の代わりに使用すればよく、例えば、He−Neレーザ ー(波長632.8nm)の如き可視光レーザーを用いる場合には、第3図に示 すようなその波長のみを透過しないフィルターを赤外線カットフィルター13の 代わりに使用すればよく、観察像には殆ど影響がない。
【0007】 第4図は本考案による他の実施例の要部を示しており、対物レンズ7中に赤外 線カットフィルター14が配設されている。この構成によれば、第1図の実施例 と同様の作用が得られ、さらに該フィルター14により歪曲収差及び倍率の色収 差の補正が可能となる。 第5図は本考案を側視型内視鏡に適用した実施例で、光路を曲げるためのプリ ズム15が赤外線カットガラスにより形成されていて、該プリズムが赤外線カッ トフィルターとして作用し、かくして第1図の実施例と同様な作用が得られ、さ らにフィルターのためのスペースが不要であるという利点がある。
【0008】 第6図は他の実施例を示しており、対物レンズ7を構成するレンズ要素の一つ 16が赤外線カットガラスにより形成されていて、該レンズ要素16が赤外線カ ットフィルターとして作用し、かくして第1図の実施例と同様な作用が得られ、 さらにフィルターのためのスペースが不要である。 第7図はさらに他の実施例を示しており、対物レンズ7を構成するレンズ要素 のうち最後部のレンズ要素17が赤外線カットガラスにより形成されていて且つ 固体撮像素子8のパッケージ8aに接合されており、該レンズ要素17が赤外線 カットフィルターとして作用すると共に固体撮像素子8の保護のために役立つ。 かくして第6図の実施例と同様の作用が得られ、而も固体撮像素子8の保護部材 が不要になる。この場合、レンズ要素17が直接固体撮像素子8の表面に接合さ れていてもよい。
【0009】 第8図は、第1図の実施例において光源2の前方にも赤外線カットフィルター 18を配設した実施例を示しており、フィルター18は例えば第9図に示すよう に630乃至950nmの光をカットするものであればよく、またフィルター1 3は例えば第10図に示すように950nm乃至1100nmの光をカットする ものであればよい。この構成によれば、二つの赤外線カットフィルター13及び 18により、630乃至1100nmという広い範囲の赤外光が除去され得、而 もフィルター13は、この場合、第10図の如き特性であれば熱線吸収フィルタ ーでよいので、低コストで且つ耐久性が強いという利点がある。
【0010】 第11図は、第8図の実施例においてフィルター18の代わりにライトガイド 5の射出端と照明レンズ6との間に赤外線カットフィルター19を配設した実施 例で、第8図の実施例と同様の作用が得られる。尚、ライトガイド5の入射端の 赤外線カットフィルターを配設し、または照明レンズ6を赤外線カットガラスに より形成しても同様の効果が得られ、而も赤外線カットフィルターが光源により 割れるようなことはない。
【0011】 尚、以上の説明においては、赤外線カットするフィルターを配設する場合につ いて述べたが、これに限らず、観察に用いない波長の光をカットするフィルター を配設すれば、レーザー光、可視光等の他の波長の光を除去することができるの はいうまでもない。 赤外カットガラスは、レンズ、プリズムなどの表面に赤外カットコーティング をつけたものでもよい。
【0012】 上述の説明では、赤外カットフィルターを用いた場合について述べたが、赤外 カットフィルターをカラーバランス補正フィルター、色温度補正フィルターで置 き換え、色再現性の向上を図ることも可能である。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、撮像光路中に設けた第1の赤外光カットフ ィルター及び照明光学系内に設けた第2の赤外光カットフィルターにより、観察 に不要な赤外光は確実に除去され得、明瞭な観察像を得ることができる。又、物 体像を形成するレンズ系の内部に第1の赤外光カットフィルターを設けることに より、フィルター設置の為のスペースが不要となり装置の小型化に極めて有効で ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電子内視鏡の一実施例を示す概略
図。
【図2】本考案の従来例を示す概略図。
【図3】本考案による可視光レーザーを用いる場合に備
えられているフィルターの特性グラフを示す図。
【図4】本考案による他の実施例の要部を示す図。
【図5】本考案を側視型内視鏡に適用させた実施例を示
す図。
【図6】本考案による他の実施例を示す図。
【図7】本考案による他の実施例を示す図。
【図8】本考案による他の実施例を示す図。
【図9】本考案の第8図の実施例で光源と光源レンズと
の間に使用される赤外線カットフィルターの特性のグラ
フを示す図。
【図10】本考案の第8図の実施例で対物レンズと固体
撮像素子との間に使用される赤外線カットフィルターの
特性のグラフを示す図。
【図11】本考案による他の実施例を示す図、
【符号の説明】
1 電子内視鏡 2 光源 3、13、14、18、19 赤外線カットフィルター 4 光源レンズ 5 ライトガイド 6 照明レンズ 7 対物レンズ 8 固体撮像素子 9 コントロールユニット 10 TVモニター 11 レーザープローブ 12 YAGレーザー 15 プリズム 16、17 レンズ要素
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 M

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を照明光学系を介して物体に
    照射し、物体からの光を観察光学系を介して固体撮像素
    子で受光して物体像を得るようにした内視鏡撮像装置に
    おいて、前記固体撮像素子に入射する光の光路中に波長
    約1061nmの赤外光を除去する第1の赤外光カットフィ
    ルターを設けると共に、前記照明光学系内には600n
    m乃至700nm程度以上の波長において透過率が低く
    なっている第2の赤外光カットフィルターを設けたこと
    を特徴とする内視鏡撮像装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、
    物体像を形成するレンズ系の内部に前記第1の赤外光カ
    ットフィルターを設けたことを特徴とする内視鏡撮像装
    置。
JP007275U 1994-06-21 1994-06-21 電子内視鏡 Pending JPH0719719U (ja)

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ID=18528039

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4705342B2 (ja) * 2004-06-22 2011-06-22 日立マクセル株式会社 光学フィルタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5784027A (en) * 1980-11-13 1982-05-26 Olympus Optical Co Endoscope
JPS5929683U (ja) * 1982-08-16 1984-02-24 三菱電機株式会社 冷蔵庫の断熱扉体

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Effective date: 19961015