JP2002311332A - 検査用顕微鏡およびそのための対物レンズ - Google Patents

検査用顕微鏡およびそのための対物レンズ

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JP2002311332A
JP2002311332A JP2002105086A JP2002105086A JP2002311332A JP 2002311332 A JP2002311332 A JP 2002311332A JP 2002105086 A JP2002105086 A JP 2002105086A JP 2002105086 A JP2002105086 A JP 2002105086A JP 2002311332 A JP2002311332 A JP 2002311332A
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wavelength
lens
lenses
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Gerhard Hoppen
ホッペン ゲルハルト
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KLA Tencor MIE GmbH
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Leica Microsystems CMS GmbH
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    • G02B21/0016Technical microscopes, e.g. for inspection or measuring in industrial production processes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートフォーカス装置を備える検査用顕微鏡
を提供すること、および長時間安定した光学的特性を有
する対物レンズを提供することである。 【解決手段】 第2の波長は400nmより大であり、
対物レンズ(11)は光学的補正を有し、該光学的補正
は、軸方向色収差を第1と第2の波長を基準にして除去
し、前記レンズは接合剤なしで組み立てられており、少
なくとも2つのレンズ間には空隙が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に検査用の顕微鏡
と、そのための対物レンズに関する。本発明は、請求項
1の上位概念(前置部)による検査用顕微鏡に関する。
即ち、本発明の第1の局面は、400nm未満の第1の
波長の光を、被検対象物を照明するために放射する光源
と、複数のレンズから統合して構成され、開口数と焦点
距離を有する対物レンズと、鏡筒光学系と、第2の波長
の光を対象物に向けるオートフォーカス装置とを有する
検査用顕微鏡に関する。
【0002】さらに本発明の第2の局面は、請求項7の
上位概念の構成を有する対物レンズに関する。即ち、本
発明の第2の局面は、400nm未満の第1の波長の光
と、400nmより大の第2の波長の光とを透過し、複
数のレンズから統合して構成されており、開口数および
倍率を有する対物レンズに関する。
【0003】
【従来の技術及び問題点】半導体工業では、顕微鏡特に
検査用顕微鏡がウェハ、マスク、および半導体構成素子
の検査および調査のために、種々の生成フェーズにおい
て使用される。検査用顕微鏡は通常、ほぼ自動化されて
いる。これにはとりわけ、検査すべき構成素子およびウ
ェハに対する自動搬送システムおよび自動処理システ
ム、並びにオートフォーカシング手段が属する。
【0004】検査用顕微鏡は例えばドイツ特許願DE3
917260「ウェハ検査装置(Waferinspektionseinr
ichtung)」およびDE19742802C1「ウェハ
検査用顕微鏡のための顕微鏡台架(Mikroskopstativ fu
er Waferinspektionsmikroskop)」に記載されている。
【0005】顕微鏡の光学的分解能は照明光の波長と、
対物レンズの開口数に依存する。分解すべき構造体が小
さければ小さいほど、照明光の波長を短く選択しなけれ
ばならない。なぜなら対物レンズの開口数を任意に上昇
することはできないからである。乾燥対象物の場合に
は、最大で0.9から0.95の開口数を達成すること
ができる。高集積回路用のウェハの構造サイズは紫外線
の使用を要求する。現在のところ、248nmから36
5nmの間の照明波長が通常である。
【0006】標準的対物レンズは光スペクトルの可視領
域で、すなわち400nmから800nmのスペクトル
領域で使用される。紫外線による適用に対しては標準的
対物レンズは適さない。なぜなら標準的対物レンズの透
過度が、選択された波長が紫外線領域に入れば入るほど
劇的に減少するからである。
【0007】可視領域でも紫外線領域でも色収差のない
対物レンズが公開番号JP20000105340Aの
日本特許願に開示されている。この対物レンズは少なく
とも3つのフッ化バリウムを含むガラス種からなる。こ
こでは複数のレンズが複数の群にまとめられており、そ
れらの第1,第2および第4の群が正の屈折率を、第3
の群が負の屈折率を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】極端に波長の短い紫外
線を照射することにより、標準的対物レンズにも生物学
的対象物にも、これらが本来は紫外線領域に対して作製
されていたにもかかわらず損傷が生じる。標準的対物レ
ンズの場合、この損傷はとりわけガラス内の着色ないし
光変色(fototrop)作用によるものであり、このことは
ガラス構造の化学的変質により透過度が減少する。この
形式の損傷はしばしば可逆的である。紫外線領域に対し
て特別に設計された対物レンズは通常は石英ガラスまた
はフッ化カルシウムから作製される。これらの材料から
なるガラスは紫外線領域で高い透過度を有し、紫外線光
によって変化しない。にもかかわらずこの特殊対物レン
ズでも標準的対物レンズと同じように不可逆的な損傷が
生じ、これが徐々に混濁することによって透過度が減少
し、分解能が悪化することが知見された。この問題点は
これまで完全には理解されていなかった。
【0009】検査用顕微鏡がオートフォーカスシステム
を装備している場合には付加的な問題点が発生する。こ
こではオートフォーカス光が検査用顕微鏡のビーム路に
入力結合(差込入射)され、対物レンズにより合焦され
る。解像度調整は例えば被検構成部材から反射される光
の結像コントラストを四象限分割式フォトダイオードを
用いて検出することにより行われる。検査用顕微鏡は可
視光線でも紫外線でも使用可能でなければならないか
ら、オートフォーカスシステムの光による測定過程の影
響を回避するためにはオートフォーカス光の波長はこれ
らのスペクトル領域内にあってはならない。また半導体
検知器の感度はスペクトルの赤から赤外線領域で最大で
あるから、オートフォーカス光波長をこの領域に選択す
ると有利である。一方、対物レンズの光学的特性は一般
的に波長の異なる光に対しては異なるから、このことは
オートフォーカスシステムの、前記理由によるエラーが
不可分の信号の評価を困難にするという問題がある。
【0010】本発明の一局面における課題は、上記の問
題点を解決した、オートフォーカス装置を備える検査用
顕微鏡を提供することである。
【0011】本発明の別の第2局面における課題は、長
時間安定した光学的特性を有する対物レンズを提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1局面の課題は、
請求項1の特徴部分の構成を有する検査用顕微鏡によっ
て解決される。即ち、前記第2の波長は400nmより
大であり、対物レンズは光学的補正を有し、該光学的補
正は、軸方向色収差を第1と第2の波長に関して除去
し、前記レンズは接合剤なしで組み立てられており、少
なくとも2つのレンズ間には空隙が形成されている、こ
とを特徴とする。
【0013】前記第2局面の課題は、請求項7の特徴部
分の構成によって解決される。即ち、光学的補正を有
し、該補正は軸方向色収差を第1と第2の波長に関して
除去し、レンズは接合剤なしで組み立てられている、こ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】各従属請求項に、夫々発明の実施
の形態を示すが、これらは、併せて、夫々独立した保護
の対象をも構成している。その引照をもって、各従属請
求項の記載事項はここにも記載されているものと見な
す。なお、各請求項に付記した図面参照符号は図示の態
様に発明を限定することを意図しない。本発明の利点
は、本発明の検査用顕微鏡ないし本発明の対物レンズに
よって、検査すべき対象物を紫外線および深紫外線によ
って検査でき、これにより検査用顕微鏡に損傷の発生し
ないことである。さらに汎用オートフォーカス装置を使
用することができ、この装置の光は標準的対物レンズを
使用する場合でも透過される。
【0015】個々のレンズ間の光学的接合剤の化学的変
化によって、特殊対物レンズでも発生する非可逆的損傷
自体は、紫外線光およびとりわけ深紫外線光の照射によ
り惹起されることが知見された。これまで従来技術から
公知の対物レンズは1つより多い(2以上の)波長に対
して補正されており、相互に接合された(verkittet)
レンズないしレンズ群を有する。本発明はこの問題点を
完全に解消し、さらに、視準化入射の場合には、オート
フォーカスに対して使用される対物レンズと、照明光に
対して使用される対物レンズとがほぼ同じバックフォー
カス(後側焦点距離)となるよう構成され、これにより
オートフォーカス装置が確実に機能するよう構成されて
いる。
【0016】有利な構成では、光学的合成(組合せ)レ
ンズは第1および第2の波長に対してほぼ透明である。
このレンズは有利には、フッ化カルシウム、または石英
ガラス、またはフッ化バリウム、またはフッ化リチウ
ム、またはフッ化ストロンチウムから作製される。特に
有利な構成では、隣接するレンズはそれぞれフッ化カル
シウムと石英ガラスから作製される。
【0017】具体的構成では、第1の波長は248nm
であり、第2の波長は903nmである。高解像度の適
用に対しては開口数が0.8より大であり、高い倍率を
有する対物レンズを使用するのが特に有利である。この
ことは、動作間隔が0.15mmより大であるときに対
物レンズの焦点距離が有利には3.5mm未満であるこ
とを意味する。
【0018】ぺリクル(Pelliclen)を有するマスクで
は大きな空き動作間隔が重要であるが、このマスクの検
査の際には、空き動作間隔が少なくとも7mmであり、
開口数が少なくとも0.5から0.55の対物レンズが
特に有利である。
【0019】対物レンズの構造サイズの点からは、すべ
ての収差を対物レンズでだけ補正するのではなく、対物
レンズと鏡筒光学系との共働作用により全体補正を達成
すると特に有利である。軸方向色収差は第1と第2の波
長に関してだけ対物レンズで補正すれば良い。なぜな
ら、オートフォーカス装置の光のビーム路は鏡筒光学系
を通らないからである。第2の波長に対する補正は、特
別な場合には画像中央に制限してもよい。
【0020】有利には鏡筒光学系は同様に光学的接合剤
を含まず、鏡筒光学系と対物レンズとの共働作用によっ
て対物レンズの軸方向色収差が第1の波長の上下10n
m未満の領域で補償されるように構成される。さらに鏡
筒光学系を、これと対物レンズとの共働作用によって鏡
筒光学系の横方向色収差が第1の波長の上下10nm未
満の領域で補償されるように構成すると有利である。
【0021】
【実施例】図面には本発明が概略的に示されており、以
下図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の検査用顕微鏡の実施形態
を示す。光源3として水銀ランプ5を用い、この水銀ラ
ンプは243から266nmの領域の第1の波長の照明
光ビーム7を放射する。照明光ビーム7は部分透過性の
ミラー9によって対物レンズ11に偏向され、そこで検
査すべき対象物13にフォーカス(合焦)される。対象
物13はxyファイン(微細)ポジショニングテーブル
15に配置されており、このxyファインポジショニン
グテーブル15はフォーカシングのために照明光軸に沿
って走行可能であり、電気モータ17により駆動され
る。対象物から発する検知光19は対物レンズ11を介
し、そして部分透過性ミラー19を通って鏡筒光学系2
1に達し、最後にTVカメラ23に到達する。鏡筒光学
系は複数のレンズから接合剤なしで組み立てられてい
る。TVカメラの画像は図示しないモニタ上でユーザに
表示される。検査用顕微鏡はオートフォーカス装置25
を有しており、オートフォーカス装置は図示しないレー
ザによって903nmの第2の波長のオートフォーカス
光ビーム27を形成する。このオートフォーカス光ビー
ムは二色ビームスプリッタ28により照明ビーム路に入
力結合(差込入射)され、対物レンズ11によりフォー
カスされる。対象物により反射されたオートフォーカス
光は対物レンズ11を通り、二色ビームスプリッタ28
を介してオートフォーカス装置に戻り、そこで図示しな
い四分割フォトダイオードに偏向される。この四象限分
割式(4分割)フォトダイオードの電気信号が対象物1
3と対物レンズ11の焦点面との相対位置を判定するた
めに電子的に評価される。オートフォーカス装置25は
ファインポジショニングテーブル15の電気モータを制
御して、検査すべき対象物13の表面が対物レンズ11
の焦点面に来るようにする。対物レンズ11は接合剤な
しで組み立てられたレンズだけを含み、第1と第2の波
長に関して視準化されて光出射する際には同じバックフ
ォーカスを有する。これは開口数が0.9の場合には1
50倍の倍率である。対物レンズ11の軸方向色収差は
238nmから258nmの領域であり、鏡筒光学系2
1での対抗する軸方向色収差により補償される。横方向
色収差も同様である。
【0023】図2は対物レンズ11の内部構造を示す。
この対物レンズは21のレンズを含み、これらは参照符
号29から69により示されている。対物レンズ11
は、図9に示した焦点距離200mmの鏡筒光学系と関
連して150倍の倍率と、0.9の開口数を有する。レ
ンズ29〜69はそれぞれ2つの境界面71〜153を
有し、レンズは石英ガラスまたはフッ化カルシウムから
作製される。レンズ29〜69の間には空隙が存在す
る。対物レンズは視準化されてビームが出射される際に
は248nmと903nmの波長の光に対して、0.4
18mmの同じバックフォーカスを有する。レンズ29
〜69の境界面71〜153の曲率半径、並びに個々の
レンズのガラス種およびそれら相互の間隔は次の表1に
示されている。なおガラス名の欄のQUARZGLASは石英ガ
ラスを、CAF2はフッ化カルシウムCaF2を夫々示す。
(以下の表において同じ)
【0024】
【表1】
【0025】図3は線図に、対物レンズ11の相対的バ
ックフォーカスを波長λに依存して示す。248nmを
中心に数nmの領域では僅かな軸方向色収差の存在する
ことがわかる。この軸方向色収差は1つの軸方向色収差
内に存在する。この軸方向色収差は検査用顕微鏡では有
利には特別に構成された鏡筒光学系によって補償され、
これにより広帯域の光源を収差なしで使用することがで
きる。
【0026】図4は、対物レンズ11の別の実施形態の
内部構造を示す。この対物レンズは、参照符号155か
ら185の付された16のレンズを含む。対物レンズ1
1は図9に示された200mmの焦点距離を有する鏡筒
光学系と関連して63倍の倍率と、0.55の開口数を
有する。レンズ155〜185はそれぞれ2つの境界面
187〜249を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ
化カルシウムから作製される。レンズ155〜185の
間には空隙がある。この対物レンズは視準化されてビー
ムが出射される際に、248nmと903nmの波長の
光に対して同じバックフォーカス7.7mmを有する。
動作間隔は7.0mmである。レンズ155〜185の
境界面187〜249の曲率半径、並びに個々のレンズ
のガラス種とそれら相互の間隔は次の表2に示されてい
る。
【0027】
【表2】
【0028】図5は、対物レンズ11の別の実施形態の
内部構造を示す。この対物レンズは、参照符号251〜
283の付された17のレンズを含む。対物レンズ11
は、図9に示された焦点距離200mmの鏡筒光学系と
関連して150倍の倍率と、0.90の開口数を有す
る。レンズ251〜283はそれぞれ2つの境界面28
5〜351を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ化カ
ルシウムから作製される。レンズ251〜283間には
空隙がある。この対物レンズは視準化されてビームが出
射される際に波長248nmと903nmの光に対し、
0.364mmの同じバックフォーカスを有する。動作
間隔は0.2mmである。レンズ251〜283の境界
面285〜351の曲率半径、並びに個々のレンズのガ
ラス種とそれら相互間の間隔は次の表3に示されてい
る。
【0029】
【表3】
【0030】図6は、対物レンズ11の別の実施形態の
内部構造を示す。この対物レンズは、参照符号353〜
389の付された19のレンズを含む。対物レンズ11
は、図9に示された焦点距離200mmの鏡筒光学系と
関連して150倍の倍率と、0.90の開口数を有す
る。レンズ353〜389はそれぞれ2つの境界面39
1〜465を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ化カ
ルシウムから作製される。レンズ353〜389間には
空隙がある。この対物レンズは視準化されてビームが出
射される際に波長248nmと903nmの光に対し、
0.42mmの同じバックフォーカスを有する。動作間
隔は0.2mmである。レンズ353〜389の境界面
391〜465の曲率半径、並びに個々のレンズのガラ
ス種とそれら相互間の間隔は次の表4に示されている。
【0031】
【表4】
【0032】図7は、対物レンズ11の別の実施形態の
内部構造を示す。この対物レンズは、参照符号467〜
505の付された20のレンズを含む。対物レンズ11
は、図9に示された焦点距離200mmの鏡筒光学系と
関連して200倍の倍率と、0.90の開口数を有す
る。レンズ467〜505はそれぞれ2つの境界面50
7〜587を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ化カ
ルシウムから作製される。レンズ467〜505間には
空隙がある。この対物レンズは視準化されてビームが出
射される際に波長248nmと903nmの光に対し、
0.384mmの同じバックフォーカスを有する。動作
間隔は0.2mmである。レンズ467〜505の境界
面507〜587の曲率半径、並びに個々のレンズのガ
ラス種とそれら相互間の間隔は次の表5に示されてい
る。
【0033】
【表5】
【0034】図8は、対物レンズ11の別の実施形態の
内部構造を示す。この対物レンズは、参照符号589〜
623の付された20のレンズを含む。対物レンズ11
は、図9に示された焦点距離200mmの鏡筒光学系と
関連して63倍の倍率と、0.90の開口数を有する。
レンズ589〜623はそれぞれ2つの境界面625〜
695を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ化カルシ
ウムから作製される。レンズ589〜623間には空隙
がある。この対物レンズは視準化されてビームが出射さ
れる際に波長248nmと903nmの光に対し、0.
417mmの同じバックフォーカスを有する。動作間隔
は0.2mmである。レンズ589〜623の境界面6
25〜695の曲率半径、並びに個々のレンズのガラス
種とそれら相互間の間隔は次の表6に示されている。
【0035】
【表6】
【0036】図9は、鏡筒光学系21の内部構造を示
す。この鏡筒光学系は参照符号697〜699の付され
た3つのレンズを含む。鏡筒光学系21は波長248n
mにおいて200mmの焦点距離を有する。レンズ69
7,699,701はそれぞれ2つの境界面703〜71
3を有し、それぞれ石英ガラスまたはフッ化カルシウム
から作製される。レンズ697,699,701間には空
隙がある。この鏡筒光学系は接合剤を含んでおらず、鏡
筒光学系21と対物レンズ11との共働作用によって対
物レンズ11の軸方向色収差が第1の波長の上下10n
mの領域で補償されるように構成されている。さらに鏡
筒光学系21は、鏡筒光学系21と対物レンズ11との
共働作用によって鏡筒光学系21の横方向色収差が第1
の波長の上下10nm未満の領域で補償されるように構
成されている。レンズ697〜701の境界面703〜
713の曲率半径、並びに個々のレンズのガラス種とそ
れら相互間の間隔は次の表7に示されている。
【0037】
【表7】
【0038】
【発明の効果】本発明の第1の局面において、請求項1
の基本構成により、紫外線領域の光によって透過度の劣
化損傷を受けることなしかつ、異なった波長の光に対し
色収差が補正可能なようにオートフォーカス装置を備え
た検査用顕微鏡が達成される。また本発明の第2の局面
において、長時間安定した光学的特性を有する対物レン
ズが達成される。これは特に、異なった波長の光即ち、
紫外線領域と可視光ないし赤外域について、達成され
る。さらに、本発明の各局面において、夫々の従属請求
項の特徴によって付加的な利点が本文既述のとおり、達
成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査用顕微鏡の実施形態を示す。
【図2】本発明の対物レンズの実施形態の内部構造を示
す。
【図3】対物レンズの相対的バックフォーカスを波長に
依存して示す線図である。
【図4】本発明の対物レンズの別の実施形態の内部構造
を示す。
【図5】本発明の対物レンズの別の実施形態の内部構造
を示す。
【図6】本発明の対物レンズの別の実施形態の内部構造
を示す。
【図7】本発明の対物レンズの別の実施形態の内部構造
を示す。
【図8】本発明の対物レンズの別の実施形態の内部構造
を示す。
【図9】鏡筒光学系の内部構造を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BB07 2H052 AB24 AC04 AC12 AC27 AD09 AD18 AF14 AF21 2H087 KA09 LA01 LA27 NA03 NA04 NA14 PA03 PA15 PA17 PB03 PB15 PB16 PB19 PB20 QA03 QA06 QA07 QA12 QA14 QA21 QA22 QA25 QA26 QA31 QA34 QA42 QA45 QA46 UA03 UA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 400nm未満の第1の波長の光を、被
    検対象物(13)を照明するために放射する光源(3)
    と、複数のレンズから統合して構成され、開口数と焦点
    距離を有する対物レンズ(11)と、鏡筒光学系(2
    1)と、第2の波長の光を対象物(13)に向けるオー
    トフォーカス装置(25)とを有する検査用顕微鏡にお
    いて、 前記第2の波長は400nmより大であり、 対物レンズ(11)は光学的補正を有し、 該光学的補正は、軸方向色収差を第1と第2の波長に関
    して除去し、 前記レンズは接合剤なしで組み立てられており、少なく
    とも2つのレンズ間には空隙が形成されている、ことを
    特徴とする検査用顕微鏡。
  2. 【請求項2】 収差は対物レンズ(11)と鏡筒光学系
    (21)との共働作用によって補正される、請求項1記
    載の検査用顕微鏡。
  3. 【請求項3】 鏡筒光学系(21)は、接合剤なしで組
    み立てられたレンズ(697〜701)を含む、請求項
    1記載の検査用顕微鏡。
  4. 【請求項4】 鏡筒光学系(21)は、鏡筒光学系(2
    1)と対物レンズ(11)との共働作用によって対物レ
    ンズ(11)の軸方向色収差が第1の波長の上下10n
    m未満の領域で補償されるように構成されている、請求
    項1記載の検査用顕微鏡。
  5. 【請求項5】 第1の波長は243nmから266nm
    の領域にある、請求項1記載の検査用顕微鏡。
  6. 【請求項6】 第2の波長は800nmより大である、
    請求項1記載の検査用顕微鏡。
  7. 【請求項7】 400nm未満の第1の波長の光と、4
    00nmより大の第2の波長の光とを透過し、複数のレ
    ンズから統合して構成されており、開口数および倍率を
    有する対物レンズにおいて、光学的補正を有し、該補正
    は軸方向色収差を第1と第2の波長に関して除去し、 レンズは接合剤なしで組み立てられている、ことを特徴
    とする対物レンズ。
  8. 【請求項8】 開口数は0.55より大きく、焦点距離
    は3.5mmより小さい、請求項7記載の対物レンズ。
  9. 【請求項9】 第1の波長は243nmから266nm
    の領域にある、請求項7記載の対物レンズ。
  10. 【請求項10】 第2の波長は800nmより大であ
    る、請求項7記載の対物レンズ。
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