JP2002214534A - 照明装置及び照明装置を備えた赤外顕微鏡 - Google Patents

照明装置及び照明装置を備えた赤外顕微鏡

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JP2002214534A JP2001015109A JP2001015109A JP2002214534A JP 2002214534 A JP2002214534 A JP 2002214534A JP 2001015109 A JP2001015109 A JP 2001015109A JP 2001015109 A JP2001015109 A JP 2001015109A JP 2002214534 A JP2002214534 A JP 2002214534A
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Yasuhiro Yamawaki
康弘 山脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタにかかる熱の負担を軽減し、フィル
タ及びフィルタ周辺の熱の発生を抑えることができる照
明装置、この照明装置を用いた赤外顕微鏡を提供する。 【課題を解決するための手段】 【解決手段】 照明光学系と所定の波長域の赤外光を透
過するフィルタ群を有し、該フィルタ群は半導体材料か
らなるフィルタと干渉フィルタとを有する。また、赤外
光を少なくとも発する光源と、該光源から発した光を標
本に導く照明光学系と、対物レンズと、所定の波長域の
赤外光を透過するフィルタ群とを備え、該フィルタ群は
半導体材料からなるフィルタと干渉フィルタとを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から射出され
た照明光から所定の波長域の赤外光を透過する照明装
置、及びこの照明装置を備えた赤外顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体のシリコン基板にFCB検
査では、近赤外域の光を用いて観察を行う赤外顕微鏡が
用いられるようになっている。この赤外顕微鏡による観
察では、一般に、1300nmまでの波長の赤外光が用
いられる。
【0003】従来の落射型の赤外顕微鏡を図6に示す。
赤外顕微鏡1は顕微鏡本体2、照明装置3、観察鏡筒4
で構成されている。顕微鏡本体2には標本7を保持する
ためのステージ5、標本7の像を形成するための対物レ
ンズ6が設けられている。対物レンズ6は、可視波長域
から1300nmの赤外波長域の範囲で収差が良好に補
正されいる。
【0004】照明装置3は、標本7を上側から照明する
ために、顕微鏡本体2の上方に配置されている。照明装
置3は光源8、照明光学系9、フィルタ10、ハーフミ
ラー11を有する。光源8としては可視波長域から赤外
波長域までの光を発生するもので、例えばハロゲンラン
プが用いられる。ハロゲンランプは赤外域での輝度が高
いため、赤外顕微鏡の光源として適している。光源8か
ら射出した光は、照明光学系9を通過してフィルタ10
に入射する。フィルタ10としては、色ガラスフィルタ
の表面に干渉膜をコートしたものや、色ガラスフィルタ
と干渉フィルタを貼り合わせたものが用いられる。
【0005】フィルタ10では、色ガラスフィルタの分
光透過率特性と干渉膜あるいは干渉フィルタの分光透過
率特性によって、所定の波長域のみの光、例えば110
0nm〜1300nmの赤外光が通過する。光源より射
出した光から所定の波長域の光のみをフィルタ10によ
って取り出すのは、対物レンズ6が良好に像を形成でき
る波長域が可視波長域から1300nmの赤外波長域の
範囲に限られていることによる。
【0006】所定の波長域以外の光のうち長波長側、す
なわち対物レンズ6の収差が補正されていない1300
nm以上の波長域の光は、干渉膜あるいは干渉フィルタ
によって反射される。一方、所定の波長域以外の光のう
ち短波長側、すなわち可視域から近赤外域の光である
が、この波長域の光は対物レンズの結像性能の面では問
題とならない。しかしながら、この波長域の光はフレア
の原因となることがある。よって、色ガラスフィルタで
この波長域の光を吸収している。
【0007】観察鏡筒4は結像レンズ12、光路切り替
えプリズム13、接眼レンズ14を有する。結像レンズ
12は対物レンズ6との組み合わせによって、標本7の
像を所定の位置に形成する。光路切り替えプリズム13
は移動可能になっており、対物レンズ6と結像レンズ6
で形成される光路に対して挿脱される。
【0008】観察者による目視観察を行う場合、光路切
り替えプリズム13が光路中に挿入される。このとき、
フィルタ10は光路から取り出される。対物レンズ6か
らの光は光路切り替えプリズム13の反射面で反射され
て接眼レンズ14に導かれ、接眼レンズ14の手前に標
本7の像15を形成する。観察者はこの像15を、接眼
レンズ14を介して観察する。一方、撮像装置(赤外カ
メラ)16によって標本7の像を撮像する場合、光路切
り替えプリズム13は光路から離脱させられる。よっ
て、標本7の像は撮像装置16の撮像面に形成され、撮
像が行われる。なお、撮像装置16は観察鏡筒4と別体
で、必要に応じて脱着することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、フィル
タ10としては、色ガラスフィルタの表面に干渉膜をコ
ートしたものや、色ガラスフィルタと干渉フィルタを貼
り合わせたものが用いられる。ところが、色ガラスフィ
ルタは吸収型のフィルタであるため、可視光域から赤外
光域までの光を吸収する。特に、赤外光は熱線であるた
め、赤外光の吸収によって色ガラスフィルタ自身が発熱
してしまう。
【0010】例えば、光源からの光が長時間照射された
場合や、短時間であっても出力が大きい光源からの光が
照射された場合は、赤外線の吸収が大きくなり、熱によ
って色ガラスフィルタ及びフィルタ周辺の部材に変形や
性能劣化が生じる。また、場合よっては亀裂が生じるこ
とも有り得る。
【0011】本発明は上記のような問題点に鑑みなされ
たものであり、フィルタにかかる熱の負担を軽減し、フ
ィルタ及びフィルタ周辺の熱の発生を抑えることができ
る照明装置を提供することを目的とする。また、この照
明装置を用いた赤外顕微鏡を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の照明装置は、照明光学系と所定の波長域の
赤外光を透過するフィルタ群を有し、該フィルタ群は半
導体材料からなるフィルタと干渉フィルタとを有するこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明の赤外顕微鏡は、赤外光を少
なくとも発する光源と、該光源から発した光を標本に導
く照明光学系と、対物レンズと、所定の波長域の赤外光
を透過するフィルタ群とを備え、該フィルタ群は半導体
材料からなるフィルタと干渉フィルタとを有することを
特徴とする。
【0014】また、前記半導体材料からなるフィルタは
前記所定の波長域の短波長側の波長よりも短い波長域の
光を反射し、前記干渉フィルタは前記所定の波長域の長
波長側の波長より長い波長域の光を反射することを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の照明装置は、照明光学系
と所定の波長域の赤外光を透過するフィルタ群を有し、
該フィルタ群は半導体材料からなるフィルタと干渉フィ
ルタとを有することを特徴とするものである。また、本
発明の赤外顕微鏡は、赤外光を少なくとも発する光源
と、該光源から発した光を標本に導く照明光学系と、対
物レンズと、所定の波長域の赤外光を透過するフィルタ
群とを備え、該フィルタ群は半導体材料からなるフィル
タと干渉フィルタとを有することを特徴とするものであ
る。
【0016】このような構成を採ることにより、本発明
では、光源から射出された光が半導体材料からなるフィ
ルタと干渉フィルタを透過し、観察に必要な特定波長帯
域の照明光となる。つまり、これらのフィルタがバンド
パスフィルタの役割を果たしている事となる。
【0017】そして、観察に必要な所定の波長域より短
波長側の光を半導体材料からなるフィルタで反射し、長
波長側の光を干渉フィルタで反射する。すなわち、別々
のフィルタで光源の光を遮光するので、熱が1枚のフィ
ルタに集中することがない。この結果、それぞれフィル
タ1枚にかかる熱の負担が軽減され、フィルタは常に別
々に空冷作用を受ける形となる。よって、フィルタ及び
フィルタ周辺の枠の発熱を抑える事が出来る。
【0018】さらに、半導体材料は色ガラスと違い、観
察に必要な所定の波長域より短波長側の光を吸収でなく
反射する。よって、熱の蓄積が色ガラスより少ないの
で、発熱がさらに抑えられる。
【0019】(実施例1)図1に本発明の照明装置、及
びこの照明装置を備えた赤外顕微鏡を示す。図6と同じ
構成要素には同じ番号を付し、詳細な説明は省略する。
【0020】本実施例では、照明装置3に半導体材料か
らなるフィルタ17と干渉フィルタ18を別個に配置し
ている。本実施例の赤外顕微鏡でも、光源8から射出さ
れた照明光には白色光と赤外光が含まれている。この照
明光は照明光学系9を通り、照明光路中に配置された半
導体材料からなるフィルタ17、干渉フィルタ18を通
過する。この時、所定の波長域の赤外光のみが取り出さ
れる。干渉フィルタ18から射出した光はハーフミラー
11で反射され、対物レンズ6を経て標本7を照明す
る。
【0021】標本7で反射した光は対物レンズ6を経て
平行光束となって射出し、ハーフミラー11を通過し、
結像レンズ12に入射する。撮像装置による撮像の場
合、光路切り替えプリズム13は光路から外されいる。
よって、結像レンズ12を通過した光は撮像装置である
赤外カメラ16側に導かれ、赤外カメラ16の受光面で
結像する。
【0022】ここで、半導体材料からなるフィルタ17
はシリコンを素材としている。そして、シリコン表面に
反射防止コートを施している。シリコンは1.1〜15
μmを透過する特性を持っている。一方、干渉フィルタ
18は干渉コートにより、1300nmよりも長波長側の
光が反射されるよう設計がなされている。
【0023】図2に半導体材料からなるフィルタ17が
シリコンの場合の分光透過率特性を実線で、干渉フィル
タ18の分光透過率特性を一点鎖線で、半導体材料から
なるフィルタ17と干渉フィルタ18を合わせた場合の
分光透過特性を破線で示す。図2より、半導体材料がシ
リコンであるフィルタ17では1100nmよりも長波
長側の光が透過しており、干渉フィルタ18では130
0nmから短波長側の光が透過していることがわかる。
よって、これら2枚のフィルタを組合わせると、110
0〜1300nmの赤外光が得られることがわかる。
【0024】このように、光源8からの光は、上記2枚
のフィルタ17,18を透過する事により赤外観察に必
要な1100〜1300nmの光のみとなる。よって、
この光で標本7が照明されるので、良好に結像する事が
できる。
【0025】また、照明光路中に半導体材料からなるフ
ィルタ17と干渉フィルタ18を別々に配置し、それぞ
れ光源からの光を短波長側と長波長側に分けて反射させ
るので、フィルタにかかる熱をそれぞれに分散すること
ができる。また、各々のフィルタは別々に空冷作用を受
けるので、フィルタ及びフィルタ周辺の枠の発熱を抑え
ることが出来る。
【0026】また図3に示すように、フィルタ17,1
8をフィルタスライダ19に装着しておき、このフィル
タスライダ19を照明光路に対して挿脱可能にしておく
こともできる。このフィルタスライダ19を照明光路か
ら外した場合は、可視光域での観察が可能となる。この
時、光路切り替えプリズム13を光路に挿入すれば、光
路切り替えプリズム13の反射面で標本7空の光が反射
されるので、接眼レンズ14の前方に像15が形成され
る。よって、接眼レンズ14を通して目視観察を行うこ
とができる。なお、可視光域で観察あるいは撮像を行う
場合、フィルタスライダ19とは別のフィルタスライダ
に赤外カットフィルタを装着しておき、フィルタスライ
ダ19を外した時にこの別のフィルタスライダを光路中
に挿入するのが良い。
【0027】本実施例では半導体材料からなるフィルタ
17の素材としてシリコンを用いているが、この他に、
ゲルマニウムを用いることもできる。ゲルマニウムを用
いた場合、ゲルマニウムの特性により1800nmより
も長波長側の光を透過することができる。そして、干渉
フィルタの分光透過率特性を2000nmよりも長波長
側の光を反射するよう設計しておけば、これらのフィル
タの組み合わせによって1800〜2000nmの光を
透過させることができる。なお、1800〜2000n
mで照明を行う場合は、この波長域で収差が良好補正さ
れた光学系が必要となる。
【0028】(実施例2)図4は本発明の別の照明装置
を示す概略構成図である。本実施例では照明装置20と
光源ユニット23と別体に構成されている。光源ユニッ
ト23には光源8が格納されている。照明装置20は、
照明光学系9、半導体材料からなるフィルタ21、干渉
フィルタ22、ハーフミラー11を有している。
【0029】本実施例では、半導体材料からなるフィル
タ21と干渉フィルタ22を互いに異なる方向に傾けて
配置している。上記2枚のフィルタ21,22をそれぞ
れ異なる方向に傾ける事により、フィルタで反射した光
によるフレアの発生を防止している。
【0030】また、本実施例では、半導体材料からなる
フィルタ21の素材としてガリウム砒素を用いている。
ガリウム砒素を用いた場合、ガリウム砒素の特性により
900nmよりも長波長側の光を透過することができ
る。そして、干渉フィルタ22の分光透過率特性を13
00nmよりも長波長側の光を反射するよう設計してお
けば、これらのフィルタの組み合わせによって900〜
1300nmの光を透過させることができる。
【0031】(実施例3)図5は本発明の別の照明装
置、及びこの照明装置を用いた赤外顕微鏡を示す概略構
成図である。本実施例の赤外顕微鏡は、透過型の赤外顕
微鏡である。赤外顕微鏡24は顕微鏡本体25、光源ユ
ニット26、観察鏡筒27で構成されている。
【0032】顕微鏡本体2には照明装置が内臓されてい
る。また、標本7を下方から照明するためステージ5の
下側にコンデンサ32が設けられている。照明装置は照
明光学系28、半導体材料からなるフィルタ29、干渉
フィルタ30、ミラー31を有する。よって、光源ユニ
ットから射出した照明光は、照明光学系28、半導体材
料からなるフィルタ29、干渉フィルタ30を通過した
後、ミラー31で上方に反射され、コンデンサ32を介
して標本7の下方から照射される。
【0033】光源ユニット26は顕微鏡本体に対して脱
着可能になっており、内部には光源8が格納されてい
る。観察鏡筒4は結像レンズ12を有し、対物レンズ6
との組み合わせによって、標本7の像を所定の位置に形
成する。
【0034】本実施例では、照明光学系28とミラー3
1の間の照明光路中に、半導体材料のからなるフィルタ
29と干渉フィルタ30を配置している。ここで、半導
体材料からなるフィルタ29の素材としてテルル化カド
ミウムを用いている。テルル化カドミウムを用いた場
合、テルル化カドミウムの特性により900nmよりも
長波長側の光を透過することができる。そして、干渉フ
ィルタ30の分光透過率特性を1300nmよりも長波
長側の光を反射するよう設計しておけば、これらのフィ
ルタの組み合わせによって900〜1300nmの光を
透過させることができる。
【0035】なお、上記実施例では、いずれも光源側に
半導体材料からなるフィルタを配置しているが、光源側
に干渉フィルタを配置しても良い。ただし、干渉フィル
タに不純物がある場合や光源の光強度が大きい場合は、
熱によって干渉フィルタに亀裂が生じる可能性がある。
そこで、半導体材料からなるフィルタを光源側に配置し
ておけば、赤外光の一部が半導体材料からなるフィルタ
でカットされるので、干渉フィルタにおける変形や亀裂
の発生、あるいは干渉膜の剥離を防止することができ
る。
【0036】以上説明した以外に、本発明は以下のよう
な特徴を備えている。
【0037】[1] 少なくとも赤外光を発する光源
と、標本の像を形成する対物光学系を備えた赤外顕微鏡
において、赤外の特定波長帯域のみを透過する半導体材
料からなるフィルタと、前記フィルタの透過帯域の任意
波長より長波長の光を反射する干渉フィルタを照明光路
中に備えた事を特徴とする赤外顕微鏡。
【0038】[2] [1]の赤外顕微鏡において前記
赤外の特定波長帯域のみを透過する半導体材料からなる
フィルタがシリコンからなるフィルタである事を特徴と
する赤外顕微鏡。
【0039】[3] [1]の赤外顕微鏡において前記
赤外の特定波長帯域のみを透過する半導体材料からなる
フィルタがゲルマニウムからなるフィルタである事を特
徴とする赤外顕微鏡。
【0040】[4] [1]の赤外顕微鏡において前記
赤外の特定波長帯域のみを透過する半導体材料からなる
フィルタがガリウム砒素からなるフィルタである事を特
徴とする赤外顕微鏡。
【0041】[5] [1]の赤外顕微鏡において前記
赤外の特定波長帯域のみを透過する半導体材料からなる
フィルタがテルル化カドミウムからなるフィルタである
事を特徴とする赤外顕微鏡。
【0042】[6] [1]から[5]の赤外顕微鏡に
おいて、前記干渉フィルタは1300nmより長波長の
光を反射することを特徴とする赤外顕微鏡。
【0043】[7] [1]から[5]の赤外顕微鏡に
おいて、前記干渉フィルタは2000nmより長波長の
光を反射することを特徴とする赤外顕微鏡。
【0044】[8] [1]から[7]の赤外顕微鏡に
おいて、前記半導体材料からなるフィルタと、前記干渉
フィルタが互いに異なる方向に、光軸に対して傾けて配
置されている事を特徴とする赤外顕微鏡。
【0045】[9] [1]から[8]の赤外顕微鏡に
おいて、前記半導体材料からなるフィルタと、前記干渉
フィルタがフィルタスライダにより挿脱可能である事を
特徴とする赤外顕微鏡。
【0046】[10] 少なくとも赤外光を発する光源
を装着可能な赤外用照明装置において、赤外の特定波長
帯域のみを透過する半導体材料からなるフィルタと、前
記フィルタの透過帯域の任意波長より長波長の光を反射
する干渉フィルタを照明光路中に備えた事を特徴とする
赤外用照明装置。
【0047】[11] [10]の赤外用照明装置にお
いて前記赤外の特定帯域のみを透過する半導体材料から
なるフィルタがシリコンからなるフィルタである事を特
徴とする赤外用照明装置。
【0048】[12] [10]の赤外用照明装置にお
いて前記赤外の特定帯域のみを透過する半導体材料から
なるフィルタがゲルマニウムからなるフィルタである事
を特徴とする赤外用照明装置。
【0049】[13] [10]の赤外用照明装置にお
いて前記赤外の特定帯域のみを透過する半導体材料から
なるフィルタがガリウム砒素からなるフィルタである事
を特徴とする赤外用照明装置。
【0050】[14] [10]の赤外用照明装置にお
いて前記赤外の特定帯域のみを透過する半導体材料から
なるフィルタがテルル化カドミウムからなるフィルタで
ある事を特徴とする赤外用照明装置。
【0051】[15] [10]から[14]の赤外用
照明装置において、前記干渉フィルタは1300nmよ
り長波長の光を反射する事を特徴とする赤外用照明装
置。
【0052】[16] [10]から[14]の赤外用
照明装置において、前記干渉フィルタは2000nmよ
り長波長の光を反射する事を特徴とする赤外用照明装
置。
【0053】[17] [10]から[16]の赤外用
照明装置において、前記半導体材料からなるフィルタ
と、前記干渉フィルタが互いに異なる方向に、光軸に対
して傾けて配置されている事を特徴とする赤外用照明装
置。
【0054】[18] [10]から[17]の赤外用
照明装置において、前記半導体材料からなるフィルタ
と、前記干渉フィルタがフィルタスライダにより挿脱可
能である事を特徴とする赤外用照明装置。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による赤外
顕微鏡では、赤外観察時にフィルタにかかる熱の負担を
軽減し、フィルタ及びフィルタ周辺の枠の発熱を抑える
ことができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であって、照明装置及び該
照明鏡筒を備えた落射型の赤外顕微鏡を示す図である。
【図2】 本発明の半導体材料(シリコン)からなるフ
ィルタ、干渉フィルタ、及びこれらのフィルタの組み合
わせの分光透過率特性を示す図である。
【図3】本発明の照明鏡筒に用いられるフィルタスライ
ダを示す図である。
【図4】本発明の第2実施例であって、照明装置を示す
図である。
【図5】本発明の第3実施例であって、照明装置及び該
照明鏡筒を備えた透過型の赤外顕微鏡を示す図である。
【図6】従来の赤外顕微鏡を示す図である。
【符号の説明】
1、24 赤外顕微鏡 2、25 顕微鏡本体 3、20 照明装置 4、27 観察鏡筒 5 ステージ 6 対物レンズ 7 標本 8 光源 9、28 照明光学系 10 フィルタ 11 ハーフミラー 12 結像レンズ 13 光路切り替えプリズム 14 接眼レンズ 15 標本の像 16 撮像装置(赤外カメラ) 17、21、29 半導体材料からなるフィルタ 18、22、30 干渉フィルタ 19 フィルタスライダ 23、26 光源ユニット 31 ミラー 32 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系と所定の波長域の赤外光を透
    過するフィルタ群を有し、該フィルタ群は半導体材料か
    らなるフィルタと干渉フィルタとを有することを特徴と
    する照明鏡筒。
  2. 【請求項2】 赤外光を少なくとも発する光源と、該光
    源から発した光を標本に導く照明光学系と、対物レンズ
    と、所定の波長域の赤外光を透過するフィルタ群とを備
    え、該フィルタ群は半導体材料からなるフィルタと干渉
    フィルタとを有することを特徴とする赤外顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記半導体材料からなるフィルタは前記
    所定の波長域の短波長側の波長よりも短い波長域の光を
    反射し、前記干渉フィルタは前記所定の波長域の長波長
    側の波長より長い波長域の光を反射することを特徴とす
    る請求項2記載の赤外顕微鏡。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100661794B1 (ko) * 2006-05-24 2006-12-28 주훈 적외선 흑체가 내장된 적외선 열상 현미경
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