JPH07197154A - TiAl系合金及びその製法 - Google Patents

TiAl系合金及びその製法

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JPH07197154A
JPH07197154A JP1205694A JP1205694A JPH07197154A JP H07197154 A JPH07197154 A JP H07197154A JP 1205694 A JP1205694 A JP 1205694A JP 1205694 A JP1205694 A JP 1205694A JP H07197154 A JPH07197154 A JP H07197154A
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Toshimitsu Tetsui
利光 鉄井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塑性加工性に優れた高温耐酸化性TiAl系
金属間化合物基合金及びその製法に関する。 【構成】 Ti濃度:42〜48原子%、Al濃
度:44〜47原子%、Nb濃度:6〜10原子%、C
r濃度:1.5〜3.5原子%を含有し、γ相中に微細
なβ相が分散してなる塑性加工性に優れた高温耐酸化性
TiAl系金属間化合物基合金及び Ti濃度:42
〜48原子%、Al濃度:44〜47原子%、Nb濃
度:6〜10原子%、Cr濃度:1.5〜3.5原子%
を含有する合金を溶解、鋳造後、1130〜1250℃
の範囲で熱処理を行って塑性加工性に優れた高温耐酸化
性TiAl系金属間化合物基合金を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電用ガスタービン、航
空機用エンジン等に用いるに適した塑性加工性に優れた
高温耐酸化性TiAl系金属間化合物基合金及びその製
法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属間化合物TiAlを主相とする合金
は従来のTi合金と比べると軽量、高強度であり、約7
00℃程度までは耐酸化性も良好であるとの好ましい特
性を有しているため、タービンブレード等の高温環境下
で使用される部位へ適用できるのではないかと期待され
てきた。上記部位は3次元的な曲面を有する複雑形状で
あり、製品形状とする一つの手法として同じ形状の型材
を用い、鍛造等によって塑性加工する手法がある。Ti
Al系金属間化合物基合金は難加工材であり、割れ、キ
ャビティ等の欠陥発生がなく製品形状まで充分に塑性加
工するためには1100℃以上に加熱する必要がある。
しかしながら工業生産レベルで1100℃以上での使用
に耐える型材は現状ないため、塑性加工は実際上困難で
あり今日まで実用化されていなかった。今日まで最もよ
く研究されているTiAl系金属間化合物基合金の組成
はAl濃度を48原子%程度と化学量論組成より若干少
なくし、添加成分としてV,Mn,Cr,Nb等を単独
で、あるいは複合して2〜5原子%程度添加するもので
ある。上記組成の合金の塑性加工性が不十分な理由とし
て以下のことが考えられる。
【0003】同組成では熱処理条件に係わらず生成相は
TiAl相(結晶構造Ll0 、以下γ相と称す)及びT
3 Al相(結晶構造D022、以下α2相と称す)の2
相である。また組織は熱処理条件によって若干異なる
が、主に粗大なγ相及び同様に粗大なラメラー組織(γ
相とα2相が交互に積層して形成される組織)によって
形成される。γ相及びα2相はともに金属間化合物相で
あり、高温域においても十分な塑性変形能を有さない。
またラメラー組織は異方性の強い組織であり、変形応力
がラメラー方向に垂直にかかった場合、変形抵抗は大き
くなりほとんど変形しない。更に各々の結晶粒が大きい
ため、粒界すべり等も生じ難い。以上の材料特性的な要
因から、従来の組成のTiAl系金属間化合物基合金は
1100℃以下では十分な塑性加工性を有さなくなる。
なお、1100℃以下で無理に加工を行っても素材には
割れ、キャビティ等の欠陥が発生し易くなり、また型材
も素材の変形抵抗が高いため変形し初期形状を保てなく
なる。更に従来技術の組成では耐酸化性は800℃を越
えると急激に劣化するため、製品に適用した場合使用可
能な温度に制約を受ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
鑑みてなされたものであり塑性加工性を改善した高温耐
酸化性TiAl系金属間化合物基合金及びその製法を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はTiAl系金
属間化合物基合金の塑性加工性を向上させるためには
相、並びに組織を変化させる必要があると考え、添加成
分としてNb、Cr、V、Mn、MoのTi合金でのい
わゆるβ安定化元素に着目し、β相の安定化を図った。
β相はbcc構造の固溶体またはbccをベースとする
B2型の金属間化合物相であることより高温域での変形
能に富み、TiAl系金属間化合物基合金の塑性加工性
の向上に寄与することが期待できる。本発明者は上記添
加成分を含有する種々の組成のTiAl系金属間化合物
基合金を溶解、鋳造、熱処理のプロセスで作製し、組成
と耐酸化性、β相安定化の関係、組成、熱処理条件と組
織の関係、及び組織と塑性加工性の関係を検討した結
果、以下の1〜3に示す知見を得るに至った。
【0006】(1)組成と耐酸化性、β相安定化の関係 TiAl系金属間化合物基合金の耐酸化性を最も向
上させる添加成分はNbであり、組成としてはTi濃
度:40〜50原子%、Al濃度:42〜50原子%、
Nb添加量:6〜10原子%の耐酸化性が最良である。
しかしながらこの組成ではβ相は安定化せず、生成相は
従来のTiAl系金属間化合物基合金と同じγ相とα2
相の2相のみである。 Al濃度:47原子%以下において、6〜10原子
%のNbに加えCr、Mo、V等の更に強力なβ安定化
元素を1.5原子%以上添加するとγ相とα2相に加え
β相が安定化するが、Cr以外の添加成分では耐酸化性
はいずれもNb単独添加のものに比べ低下する。 耐酸化性がよく、かつβ相を安定化させるために
は、Ti濃度:42〜48原子%、Al濃度:44〜4
7原子%において6〜10原子%のNb、及び1.5原
子%以上のCrを複合添加する必要がある。
【0007】(2)組成、熱処理条件と組織の関係 耐酸化性がよく、かつβ相が安定するNbとCrを添加
した合金の鋳造後、並びに種々の温度での熱処理後の組
織を検討したところ、組織は以下の3つに大別できるこ
とが判った。 α2+γのラメラ組織及びγ相とβ相からなる組織 Ti濃度:42〜48原子%、Al濃度:44〜47原
子%、Nb濃度:6〜10原子%、Cr濃度:1.5〜
3.5原子%において、鋳造まま及び1000℃〜11
30℃の熱処理、1230℃以上の熱処理によって形成
される。 微細なβ相がγ相中に分散した組織 上記組成において1130℃〜1230℃の熱処理によ
って形成される。 粗大なβ相とγ相よりなる組織 Ti濃度:40〜48原子%、Al濃度:42〜44原
子%、Nb濃度:6〜10原子%、Cr濃度:3原子%
以上において鋳造まま、及び1000℃以上の熱処理に
よって形成される。なお、β相の割合はより、の方
が多い。
【0008】(3)組織と塑性加工性の関係 上記〜の組織の工業生産レベルで可能な1025℃
程度での塑性加工性は次のとおりである。 のラメラーが存在する組織では変形抵抗が大きく、従
来技術の合金と同様に割れ、キャビティ等の欠陥が発生
し易くなる。 の組織は良好な塑性加工性を示す。 の組織はよりは良好であるがよりは劣り、加工率
が大きくなると欠陥が発生し易くなる。
【0009】本発明は、以上示した知見に基づいてなさ
れたもので、 (1)Ti濃度:42〜48原子%、Al濃度:44〜
47原子%、Nb濃度:6〜10原子%、Cr濃度:
1.5〜3.5原子%を含有し、γ相中に微細なβ相が
分散してなることを特徴とする塑性加工性に優れた高温
耐酸化性TiAl系金属間化合物基合金。 (2)Ti濃度:42〜48原子%、Al濃度:44〜
47原子%、Nb濃度:6〜10原子%、Cr濃度:
1.5〜3.5原子%を含有する合金を溶解、鋳造後、
1130〜1230℃の範囲で熱処理を行うことを特徴
とする塑性加工性に優れた高温耐酸化性TiAl系金属
間化合物基合金の製法。である。
【0010】
【作用】以下、本発明に係わる合金における各成分の作
用並びに限定理由及び熱処理温度の限定理由を示す。 (1)Ti Tiは本発明合金の主要構成元素である。Ti濃度が4
2原子%未満になるとβ相が安定化しないため、従来技
術の合金と同様の組織となり、塑性加工性が低下する。
一方Ti濃度が48原子%を越えると粗大なβ相の割合
が多くなるため塑性加工性が低下する。 (2)Al Alは本発明合金の主要構成元素である。Al濃度が4
4原子%未満になると粗大なβ相の割合が多くなるため
塑性加工性が低下する。一方Al濃度が47原子%を越
えるとβ相が安定化しないため、従来技術の合金と同様
の組織となり塑性加工性が低下する。 (3)Nb 主な作用は耐酸化性の向上であるが、β相安定化効果も
若干もつ。Nb濃度が6原子%未満では添加効果が認め
られない。一方Nb濃度が10原子%を越えると耐酸化
性が低下する。 (4)Cr β相を安定化させる作用をもつ。Cr濃度が1.5原子
%未満では添加効果が認められない。一方がCr濃度が
3.5原子%を越えると粗大なβ相の割合が多くなるた
め塑性加工性が低下する。 (5)熱処理温度 本発明に係わる合金では熱処理は鋳造時に形成されるラ
メラー組織を消滅させ、生成相がγ相とβ相の2相で、
微細なβ相がγ相中に分散した組織とすることを目的と
して行う。1130℃未満では効果が不十分であり、ラ
メラー組織が残存するため塑性加工性は低い。一方12
30℃を越えると相変化によって新たにラメラー組織が
形成されるため塑性加工性が低下する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。純
度99.9%のTi、純度99.99%のAl、純度9
9.9%のNb、及び純度99.9%のCrを原料とし
て用い、非消耗電極式アーク溶解炉によって、表Aに示
す組成のインゴットを作製した。次にこのインゴットを
鋳造ままで、あるいは種々の温度で5時間Ar雰囲気中
で熱処理した後、機械加工により直径12mm、高さ1
2mmの円柱状試験片に加工し圧縮試験を実施した。試
験条件は試験温度1025℃、ひずみ速度1×10-3
sであり、初期高さの1/4まで圧縮し、最大応力、並
びに断面組織での割れ、キャビティ等の欠陥発生有無に
より塑性加工性を評価した。また15mm×20mm×
2mmの平板状の酸化試験片を切り出し、エメリー紙で
1000番まで研磨した後、酸化試験を行った。試験温
度は900℃であり大気中で100時間保持した後の酸
化増量により耐酸化性を評価した。
【0012】例1〜3はTi−Al2元系でAl濃度:
48原子%の合金の鋳造まま及び鋳造後1200℃、1
300℃で熱処理したものの結果であるが、いずれも圧
縮試験時の最大応力は190MPa以上であり、欠陥発
生が認められた。また耐酸化性についても酸化増量が2
5.1mg/cm2 以上と不十分であった。例4〜6は
Al濃度:48原子%でCrを3at%添加した合金の
鋳造まま及び鋳造後1200℃、1300℃で熱処理し
たものの結果であるが、いずれも圧縮試験時の最大応力
は170MPa以上であり、欠陥発生が認められた。ま
た耐酸化性についても酸化増量が24.1mg/cm2
以上と不十分であった。
【0013】例7〜12は本発明に係わる合金であり、
Ti:42原子%、Al:47原子%、Nb:9原子
%、Cr:2原子%を含有する合金の鋳造まま及び11
00℃、1150℃、1200℃、1250℃、135
0℃で熱処理したものの結果である。1150℃、12
00℃熱処理後では最大応力は140MPa以下であり
欠陥発生はなかった。一方鋳造まま、及び1100℃、
1250℃、1350℃熱処理後では最大応力は170
MPa以上であり欠陥発生が認められた。また耐酸化性
は酸化増量が3.5mg/cm2 以下と例1〜6と比較
すると大幅に優れていた。
【0014】例13〜18は本発明に係わる合金であ
り、Ti:45原子%、Al:45原子%、Nb:8原
子%、Cr:2原子%を含有する合金の鋳造まま及び1
100℃、1150℃、1200℃、1250℃、13
50℃で熱処理したものの結果である。1150℃、1
200℃熱処理後では最大応力は120MPa以下であ
り欠陥発生はなかった。一方鋳造まま及び1100℃、
1250℃、1350℃熱処理後では最大応力は160
MPa以上であり欠陥発生が認められた。また耐酸化性
は酸化増量が3.3mg/cm2 以下と例1〜6と比較
すると大幅に優れていた。
【0015】例19〜24は本発明に係わる合金であ
り、Ti:48原子%、Al:44原子%、Nb:6原
子%、Cr:2原子%を含有する合金の鋳造まま及び1
100℃、1150℃、1200℃、1250℃、13
50℃で熱処理したものの結果である。1150℃、1
200℃熱処理後では最大応力は120MPa以下であ
り欠陥発生はなかった。一方鋳造まま及び1100℃、
1250℃、1350℃熱処理後では最大応力は150
MPa以上であり欠陥発生が認められた。また耐酸化性
は酸化増量が4.6mg/cm2 以下と例1〜6と比較
すると大幅に優れていた。
【0016】例25〜30は本発明に係わる合金であ
り、Ti:45原子%、Al:45原子%、Nb:8.
5原子%、Cr:1.5原子%を含有する合金の鋳造ま
ま及び1100℃、1150℃、1200℃、1250
℃、1350℃で熱処理したものの結果である。115
0℃、1200℃熱処理後では最大応力は160MPa
以下であり欠陥発生はなかった。一方鋳造まま及び11
00℃、1250℃、1350℃熱処理後では最大応力
は190MPa以上であり欠陥発生が認められた。また
耐酸化性は酸化増量が3.5mg/cm2 以下と例1〜
6と比較すると大幅に優れていた。
【0017】例31〜36は本発明に係わる合金であ
り、Ti:45原子%、Al:45原子%、Nb:6.
5原子%、Cr:3.5原子%を含有する合金の鋳造ま
ま及び1100℃、1150℃、1200℃、1250
℃、1350℃で熱処理したものの結果である。115
0℃、1200℃熱処理後では最大応力は140MPa
以下であり欠陥発生はなかった。一方鋳造まま及び11
00℃、1250℃、1350℃熱処理後では最大応力
は170MPa以上であり欠陥発生が認められた。また
耐酸化性は酸化増量が4.3mg/cm2 以下と例1〜
6と比較すると大幅に優れていた。
【0018】例37、38はTi濃度が本発明の範囲外
のものの結果で、1200℃熱処理後において最大応力
は180MPa以上であり欠陥発生が認められた。な
お、耐酸化性は酸化増量が4.5mg/cm2 以下と例
1〜6と比較すると大幅に優れていた。
【0019】例38、39はAl濃度が本発明の範囲外
のものの結果で、1200℃熱処理後において最大応力
は180MPa以上であり欠陥発生が認められた。な
お、耐酸化性は酸化増量が4.5mg/cm2 以下と例
1〜6と比較すると大幅に優れていた。
【0020】例40、41はNb濃度が本発明の範囲外
のものの結果である。1200℃熱処理後において、最
大応力は150MPa以上であり欠陥発生が認められ
た。しかしながら耐酸化性は酸化増量が7.1mg/c
2 以上と例1〜6と比較すると優れていたが、例7〜
36に較べると劣っていた。
【0021】例42、43はCr濃度が本発明の範囲外
のものの結果であるが、1200℃熱処理後において、
最大応力は180MPa以上であり欠陥発生が認められ
た。なお、耐酸化性は酸化増量が3.3mg/cm2
下と例1〜6と比較すると大幅に優れていた。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】以下、上記例1,例16,例38の走査型
電子顕微鏡による反応電子像の写真を示す。図1は例1
のTi−Al2元系合金の鋳造ままの走査型電子顕微鏡
による反射電子像である。ここで黒い母相はγ相であ
り、灰色の相はα2相である。この図より生成相はγ相
とα2相の2相であり、組織はγ相とα2相が層状に積
み重なったラメラー組織で各ラメラー粒の粒径は大きい
ことが判る。図2は例16の本発明の合金の1200℃
熱処理後の走査型電子顕微鏡による反射電子像である。
ここで黒い母相はγ相であり、白色の相はβ相である。
この図より生成相はγ相とβ相の2相であり、組織は微
細なβ相が分散した組織であることが判る。図3は例3
8であり、本発明の合金よりAl濃度が少ないものの1
200℃熱処理後の走査型電子顕微鏡による反射電子像
である。ここで黒い母相はγ相であり、白色の相はβ相
である。この図より生成相はγ相とβ相の2相であり、
粗大なβ相の割合が多いことが判る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ター
ビンブレード等の塑性加工により製品形状とするものに
適した、塑性加工性に優れた、高温耐酸化性TiAl系
金属間化合物基合金が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例において製造した例1のTiA
l系金属間化合物基合金(比較例)の金属組織を示す走
査型電子顕微鏡による反射電子像写真。
【図2】本発明の実施例において製造した例16のTi
Al系金属間化合物基合金(実施例)の金属組織を示す
走査型電子顕微鏡による反射電子像写真。
【図3】本発明の実施例において製造した例38のTi
Al系金属間化合物基合金(比較例)の金属組織を示す
走査型電子顕微鏡による反射電子像写真。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ti濃度:42〜48原子%、Al濃
    度:44〜47原子%、Nb濃度:6〜10原子%、C
    r濃度:1.5〜3.5原子%を含有し、γ相中に微細
    なβ相が分散してなることを特徴とする塑性加工性に優
    れた高温耐酸化性TiAl系金属間化合物基合金。
  2. 【請求項2】 Ti濃度:42〜48原子%、Al濃
    度:44〜47原子%、Nb濃度:6〜10原子%、C
    r濃度:1.5〜3.5原子%を含有する合金を溶解、
    鋳造後、1130〜1230℃の範囲で熱処理を行うこ
    とを特徴とする塑性加工性に優れた高温耐酸化性TiA
    l系金属間化合物基合金の製法。
JP1205694A 1994-01-10 1994-01-10 TiAl系合金及びその製法 Withdrawn JPH07197154A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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