JPH0719706A - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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JPH0719706A
JPH0719706A JP18721993A JP18721993A JPH0719706A JP H0719706 A JPH0719706 A JP H0719706A JP 18721993 A JP18721993 A JP 18721993A JP 18721993 A JP18721993 A JP 18721993A JP H0719706 A JPH0719706 A JP H0719706A
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Hiroshige Hayashi
林  広茂
Noriyasu Shioji
教泰 塩地
Harunobu Iguchi
治信 井口
Kazuo Kato
一男 加藤
Yutaka Tamura
裕 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷気通路内に設けた蒸発器の霜残りの発生を
防止すると共に、冷気通路を形成する区画板に発生する
騒音を解消することができる低温ショーケースを提供す
る。 【構成】 前面に開口2を有する断熱壁3と区画板11
間に形成された冷気通路13内背部に蒸発器18を配置
し、断熱壁3に固定する。蒸発器18と熱交換した冷気
を送風機33により冷気吐出口31から吐出し、冷気吸
込口32から吸い込む。蒸発器18と区画板11の背板
11A間に位置して蒸発器カバー19を蒸発器18に固
定する。蒸発器18上方の冷気通路13を狭めるように
蒸発器18上方に突出する整流板23を蒸発器カバー1
9の上端部及び背板11Aに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、区画板と断熱壁間に形
成された冷気通路内に蒸発器を設け、冷気通路の前端上
部に形成した冷気吐出口から蒸発器と熱交換した冷気を
送風機により吐出し、冷気通路の前端下部に形成した冷
気吸込口から吸い込む低温ショーケースに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温ショーケースは、例えば
特開平4−32681号公報(F25D17/08)に
示されるように、前面に開口を有する断熱壁の内側に間
隔を存して区画板を配設し、この区画板の内方に貯蔵室
を形成すると共に、区画板と断熱壁間に冷気通路を形成
していた。そして、この冷気通路内には蒸発器を配置し
て断熱壁に固定すると共に、この蒸発器に蒸発器カバー
を取り付け、区画板との間に配置していた。また、前記
冷気通路の前端上部に冷気吐出口を、また、前記冷気通
路の前端下部には冷気吸込口をそれぞれ形成すると共
に、蒸発器と熱交換した冷気を送風機により冷気吐出口
から吐出し、冷気吸込口から吸い込むことにより、貯蔵
室の開口にエアーカーテンを形成しつつ貯蔵室内を冷却
するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蒸発器によ
る冷却運転が行われると、蒸発器には着霜が成長し始め
る。この着霜は当然に流通冷気の障害となるが、着霜は
一様に成長して来るものでは無いため、着霜の状態によ
っては冷気通路内を流れる冷気の量が場所によって不均
一となり、冷気が流れ難くなった部分には益々着霜が成
長して行くようになる。従って、蒸発器への着霜量は場
所によって不均一となり、着霜量の多い部分では除霜時
に霜残りが発生する危険性がある。
【0004】また、前記区画板の背板は通常比較的面積
の大きい薄肉の一枚鋼板にて形成されており、従来では
前述の如く区画板と蒸発器カバーとは連結されていない
ため、冷却装置の圧縮機や送風機から発生した振動によ
り背板が細かく震え、騒音を発生する問題もあった。
【0005】更に、係る低温ショーケースでは、冷気通
路の前端上部の冷気吐出口から吐出され、開口部にエア
ーカーテンを形成するための冷気の一部が貯蔵室内に入
り込んで冷却作用を発揮するため、どうしても貯蔵室内
下部の冷却が弱くなる。そのため、従来では蒸発器カバ
ーと区画板間に上端を開放した間隔を形成し、この間隔
に対応する区画板下部には吹出孔を形成して、蒸発器と
熱交換した後の冷気の一部を前記間隔を介して区画板の
吹出孔から貯蔵室内下部に背方から吹き出すように構成
していたが、吹出孔は単なる透孔であり、また、間隔に
も冷気が入り難かったため、吹出孔から吹き出される冷
気の量も僅かなものであった。
【0006】更にまた、従来貯蔵室内の温度制御は前記
冷気通路の前端上部の冷気吐出口内側に配置した温度セ
ンサーの出力に基づいて行われていた。ここで、係る従
来の低温ショーケースの各部の温度推移を図6に示す。
図中においてL1は貯蔵室内温度、L2は前記温度セン
サーの表面温度、L3は蒸発器の入口配管の温度をそれ
ぞれ示している。尚、除霜は定時刻T1にて行われるの
とする。また、温度センサーの表面は冷気通路の冷気吐
出口から吐出される直前の冷気により冷やされるため、
貯蔵室内温度よりも一定の温度差で低くなっている。
【0007】係る低温ショーケースにおいて冷却運転が
行われると、各温度が徐々に低下して行き、それに伴っ
て蒸発器への着霜も成長して行くが、例えば時刻T2に
おいて蒸発器の入口配管の温度が−12℃以下となる
と、蒸発器は急激に霜閉塞の状態となる。係る霜閉塞が
発生すると、冷気通路内には冷気が流れ難くなり、冷気
吐出口からは僅かな冷気しか吐出されなくなるため、貯
蔵室内温度は上昇して行く。また、冷気吐出量が少ない
ことにより、温度センサーの表面は冷やされなくなり、
逆に、外気からの温度影響により上昇して行く。そのた
め、冷却装置はその後も運転され続け、時刻T1では蒸
発器の温度は著しく低くなり、逆に貯蔵室内温度は著し
く上昇するようになる。また、蒸発器周囲には多量の霜
が成長しているため、その後の除霜にも比較的長時間
(t2)が費やされることになり、結果として貯蔵室内
の温度が異常に高くなってしまう問題があった。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、冷気通路内に設けた蒸発
器の霜残りの発生を防止すると共に、冷気通路を形成す
る区画板に発生する騒音を解消することができる低温シ
ョーケースを提供することを目的とする。
【0009】本発明のもう一つの目的は、上記に加えて
低温ショーケースの貯蔵室内下部の冷却性能を改善する
ことにある。
【0010】また、本発明の更にもう一つの目的は、低
温ショーケースの蒸発器の霜閉塞による貯蔵室内の異常
温度上昇を有効に解消することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
低温ショーケース1は、前面に開口2を有する断熱壁3
の内側に間隔を存して配設された区画板11と、この区
画板11の内方に形成された貯蔵室12と、区画板11
と断熱壁3間に形成された冷気通路13と、この冷気通
路13内背部に位置して断熱壁3に固定された蒸発器1
8と、冷気通路13の前端上部に形成された冷気吐出口
31と、冷気通路13の前端下部に形成された冷気吸込
口32とを有し、蒸発器18と熱交換した冷気を送風機
33により冷気吐出口31から吐出し、冷気吸込口32
から吸い込むものであって、蒸発器18と区画板11の
背板11A間に位置して蒸発器18に固定された蒸発器
カバー19と、この蒸発器カバー19の上端部及び背板
11Aに固定され、蒸発器18上方の冷気通路13を狭
めるように蒸発器18上方に突出する整流板23とを具
備しているものである。
【0012】また、請求項2の発明の低温ショーケース
1は上記において、蒸発器カバー19と区画板11の背
板11A間に間隔Gを形成し、この間隔Gに対応する背
板11Aには吹出孔22を形成すると共に、整流板23
には蒸発器18と整流板23間の冷気を間隔G内に案内
する連通部(連通孔)26を形成したものである。
【0013】更に、請求項3の発明の低温ショーケース
1は、前面に開口2を有する断熱壁3の内側に間隔を存
して配設された区画板11と、この区画板11の内方に
形成された貯蔵室12と、区画板11と断熱壁3間に形
成された冷気通路13と、この冷気通路13内に配設さ
れた冷却装置Rの蒸発器18と、冷気通路13の前端上
部に形成された冷気吐出口31と、冷気通路13の前端
下部に形成された冷気吸込口32とを有し、蒸発器18
と熱交換した冷気を送風機33により冷気吐出口31か
ら吐出し、冷気吸込口32から吸い込むものであって、
蒸発器18上方の冷気通路13を狭めるように配設され
た整流板23と、この整流板23の上方近傍に配置され
た温度センサー43と、この温度センサー43の出力に
基づいて冷却装置Rの運転を制御する制御装置5とを具
備しているものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明の低温ショーケース1によれ
ば、整流板23が蒸発器18上方の冷気通路13を狭め
るように蒸発器18上方に突出しているため、冷気通路
13内の冷気の流れは整流板23により絞られ、均一化
される。従って、蒸発器18に成長する着霜量を均一化
することができ、除霜時の霜残りの発生を防止すること
ができる。また、蒸発器18は断熱壁3に固定され、蒸
発器カバー19はこの蒸発器18に固定されており、更
に、整流板23は蒸発器カバー19の上端部と区画板1
1の背板11Aに固定されているので、区画板11の背
板11Aが断熱壁3に連結されるかたちとなる。従っ
て、振動による騒音の発生を抑制することができる。
【0015】また、請求項2の発明の低温ショーケース
1によれば上記に加えて、蒸発器カバー19と区画板1
1の背板11A間に間隔Gを形成し、蒸発器18と整流
板23間の冷気を連通部(連通孔)26より前記間隔G
内に案内し、この間隔Gに対応する背板11Aの吹出孔
22から貯蔵室12内に吹き出すことができる。ここ
で、蒸発器18と整流板23間の冷気は整流板23にて
絞られ、静圧が上昇しているので、比較的多量の冷気が
間隔G内に案内されて貯蔵室12内に背方から吹き出さ
れるようになる。従って、貯蔵室12内下部の冷却性能
を顕著に向上させることができる。
【0016】更に、請求項3の発明の低温ショーケース
1によれば、蒸発器18上方の冷気通路13を狭めるよ
うに配設された整流板23の上方近傍に温度センサー4
3が設けられているので、蒸発器18が霜閉塞の状態に
陥った場合にも温度センサー43の表面温度は差程上昇
せず、霜閉塞により温度が低下した僅かな量の冷気によ
り温度が低下して、冷却装置Rを停止させることができ
る。それによって、蒸発器18への着霜の成長を抑制す
ることができるようになり、霜閉塞の進行を防止し、且
つ、除霜時間の短縮を図って貯蔵室12内の温度上昇を
抑制することができるようになる。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の低温ショーケース1の斜視図、図2
は図1のA−A線断面図、図3は低温ショーケース1の
制御装置5の電気回路図をそれぞれ示している。低温シ
ョーケース1は前方に開口2を有する断面略コ字状の断
熱壁3と、この断熱壁3の両側に取り付けられた断熱側
板4、4とから構成されており、断熱壁3の下方には冷
却装置Rの周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機6、凝
縮器7及び凝縮器用送風機8を設置する機械室9が構成
されている。
【0018】前記断熱壁3の内側には、背板11A及び
天板11Bから成る区画板11が、断熱壁3内面と所定
の間隔を存して取り付けられ、この区画板11の内方を
貯蔵室12としており、この貯蔵室12内には複数段の
棚16・・が架設されている。また、区画板11の下端
には貯蔵室12の底板14が連続して着脱可能に載置さ
れ、これら区画板11及び底板14と前記断熱壁3間に
一連の冷気通路13を構成している。
【0019】この冷気通路13内背部には、背板11A
の下部後方に位置して前記冷却装置Rの冷凍サイクルを
構成するプレートフィンタイプの蒸発器18が配置され
ており、蒸発器18は断熱壁3の背壁3Aに固定されて
いる。この蒸発器18と背板11Aの間には、蒸発器1
8の両側管板間に渡る蒸発器カバー19が挿入されて前
記蒸発器18の管板に固定されている。この蒸発器カバ
ー19は背板11Aとの間に間隔Gを形成してその両端
は背板11A裏面に図示しない緩衝材を介して当接して
おり、前記間隔Gの上端は開放され、下端は閉塞されて
いる。また、この間隔Gに対応する位置の背板11Aに
は、前記棚16の上下及び底板14上方に位置して複数
の吹出孔22がそれぞれ穿設されている。
【0020】一方、蒸発器カバー19の上端には図4に
示す如く本発明の整流板23がネジ24・・にて取り付
けられている。この整流板23は、前記ネジ24にて固
定される下端取付部23Aと、この下端取付部23Aよ
り前方に屈曲された連結部23Bと、この連結部23B
前端より立ち上がり前記背板11A裏面に当接する前端
取付部23Cと、この前端取付部23Cより斜め後上方
に延在し、蒸発器18の上方の冷気通路13内に突出し
た傾斜部23Dとから成り、蒸発器カバー19の略全幅
に渡っている。前記傾斜部23Dの先端は断熱壁3の背
壁3Aと所定の間隔を存しており、それによって蒸発器
18上方の冷気通路13を狭めている。また、整流板2
3の連結部23Cは傾斜部23Dの下方において前記間
隔Gの上端に位置しており、この連結部23Cには連通
部としての複数の連通孔26が穿設されている。更に、
整流板23の前端取付部23Cにはネジ孔27・・が形
成されており、このネジ孔27にて整流板23は区画板
11の背板11Aにネジ28・・により固定されてい
る。
【0021】一方、係る冷気通路13の前端上部は断熱
壁3の開口2上縁に位置しており、そこには冷気吐出口
31が形成され、冷気通路13の前端下部は開口2の下
縁に位置してそこには冷気吸込口32が形成されてい
る。そして、前記底板14下方の冷気通路13内には送
風機33が配設されている。また、前記冷気吐出口31
の下端後縁には温度計34が取り付けられると共に、こ
の温度計34の上後方に位置する部分の天板11Bには
補助吐出口36が穿設されている。
【0022】次に、図3においての制御装置5は汎用の
マイクロコンピュータ41にて構成されており、このマ
イクロコンピュータ41には除霜復帰センサー42と温
度センサー43の出力が入力され、マイクロコンピュー
タ41の出力には前記圧縮機6、送風機33及び凝縮器
用送風機8と、前記冷却装置Rの冷凍サイクルに取り付
けられたホットガス電磁弁44が接続されている。前記
温度センサー43及び除霜復帰センサー42は例えば不
特性サーミスタから成り、図4の如くいずれも前記整流
板23の真上(近傍上方)に配置されて断熱壁3の背壁
3Aに取り付けられている。
【0023】以上の構成で次に図5の各部の温度推移を
参照しながら、本発明の低温ショーケース1の動作を説
明する。マイクロコンピュータ41は温度センサー43
の出力に基づき、例えばその表面温度が下限温度である
−7℃になると圧縮機6及び凝縮器用送風機8を停止
し、上限温度である−3℃になると圧縮機6及び凝縮器
用送風機8を起動する。また、送風機33は連続して運
転されるものとし、予め定められた時刻T1にてホット
ガス電磁弁44を開き、蒸発器18に圧縮機6から吐出
された高温冷媒を流して蒸発器18の除霜に入り、除霜
復帰センサー42の表面温度が例えば+5℃となると除
霜を終了するものとする。
【0024】図5において、L1は貯蔵室12内温度を
示しており、L2は温度センサー43の表面温度を、ま
た、L3は蒸発器18の入口配管の温度をそれぞれ示し
ている。マイクロコンピュータ41により圧縮機6、送
風機33が運転されると、蒸発器18には凝縮器7にて
凝縮され、図示しない減圧装置にて減圧された冷媒が流
入して蒸発し、蒸発器18の温度は低下して行く。この
蒸発器18と熱交換した冷気は、送風機33により冷気
通路13内を上方に吹き上げられるが、蒸発器18上方
には整流板23の傾斜部23Dが存在するため、その先
端と断熱壁3の背壁3A間にて絞られる。それによっ
て、傾斜部23Dと背壁3A間から上方に向かう冷気
(図2に白抜き矢印で示す)は加速され、冷気吐出口3
1から開口2に吐出される。
【0025】この冷気吐出口31から吐出された冷気は
冷気吸込口32に向かって流れ、開口2にエアーカーテ
ンを形成すると共に、一部は貯蔵室12内方に引き込ま
れてそこを冷却する。一方、送風機33により吹き上げ
られた冷気の一部は整流板33に衝突し、その傾斜に沿
って前下方に指向され(図2に細線矢印で示す)、連通
孔26から間隔G内に流入して下方に向かい、区画板1
1の背板11Aの吹出孔22から貯蔵室12の背方より
貯蔵室12内下部に吹き出される。このとき、蒸発器1
8と整流板23間の冷気は整流板23にてせき止めるよ
うに絞られ、静圧が上昇している。従って、この高圧力
により連通孔26からは比較的多量の冷気が間隔G内に
案内されて貯蔵室12内に吹き出されるようになるの
で、比較的温度が上がり勝ちな貯蔵室12内下部の冷却
性能を顕著に向上させることができるようになる。
【0026】また、整流板23は蒸発器カバー19の上
端部と区画板11の背板11Aの双方に固定されている
ので、区画板11の背板11Aが断熱壁3の背壁3Aに
連結されるかたちとなり、従って、圧縮機6や送風機3
3、或いは凝縮器用送風機8の運転時の振動によっても
振動し難くなり、所謂ビビリ音(騒音)の発生が防止若
しくは抑制される。更に、温度計34には補助吐出口3
6から冷気が吐出されて吹き付けられているので、温度
計34を貯蔵室12内上方前部に配置しているにも係わ
らず、貯蔵室12内温度を適切に表示することが可能と
なる。
【0027】このような冷却運転によって貯蔵室12内
の温度及び温度センサー43の表面温度も低下して行き
(温度センサー43の表面温度は、蒸発器18と熱交換
した直後の冷気により冷やされるため、貯蔵室12内温
度よりも一定の温度差で低くなっている。)、また、蒸
発器18の温度低下に伴って蒸発器18には着霜が成長
し始めるが、冷気通路13内の冷気の流れは前述の如く
整流板23により絞られるため、全体として均一化され
る。従って、蒸発器18に成長する着霜量も均一化され
るようになり、後述する蒸発器18の除霜時における霜
残りの発生を防止することができるようになる。
【0028】一方、係る着霜の成長により蒸発器18は
熱交換し難くなるため、その入口配管の温度(L3)も
次第に低下して行き、例えば図5の時刻T2において蒸
発器18の入口配管の温度が−12℃以下となると、蒸
発器18は急激に霜閉塞の状態となる。係る霜閉塞が発
生すると、冷気通路13内には冷気が殆ど流れなくな
り、冷気吐出口31からは僅かな冷気しか吐出されなく
なるため、貯蔵室12内温度は上昇して行く。
【0029】しかしながら、本発明では蒸発器18上方
の冷気通路13を狭めるように配設された整流板23の
真上(上方近傍)に温度センサー43が設けられている
ので、蒸発器18が霜閉塞の状態に陥った場合にも温度
センサー43の表面温度は差程上昇せず、逆に僅かな量
ではあるものの霜閉塞により温度低下した冷気が到達す
ることにより温度が低下して、前記時刻T3には下限温
度に達し、マイクロコンピュータ41は冷却装置Rの圧
縮機6を停止させる。それによって、蒸発器18への着
霜の成長が抑制され、霜閉塞の進行が防止される。
【0030】尚、圧縮機6の停止により各温度(L1〜
L3)は上昇して行くため、やがて温度センサー43の
表面温度も前記上限温度に達し、マイクロコンピュータ
41は圧縮機6を起動する。この冷却装置Rの停止期間
は3分程と短いため、貯蔵室12内の温度上昇は少な
い。一方、圧縮機6が起動した時点では蒸発器18の着
霜は減少しているため、冷気は再び貯蔵室12内に吐出
されるようになり、それによって、貯蔵室12内の温度
は再び低下し始める。そして、前述同様に時刻T1にな
るとマイクロコンピュータ41はホットガス電磁弁44
を開き、蒸発器18に圧縮機6から吐出された高温冷媒
を直接流入させて蒸発器18の除霜を開始する。
【0031】係る除霜運転により、蒸発器18の着霜が
融解して行き、前記除霜復帰センサー42の表面温度が
前記+5℃に達すると、マイクロコンピュータ41は除
霜復帰センサー42の出力に基づいてホットガス電磁弁
44を閉じ、除霜を終了する。この場合にも蒸発器18
への着霜は、前記冷却装置R(圧縮機6)の停止期間に
より従来(霜閉塞が進行した状態)よりも減少されてい
るので、除霜時間(t1)も短縮され、それによって、
貯蔵室12内の温度上昇も抑制される。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、整流板が蒸発器上方の冷気通路を狭めるように蒸発
器上方に突出しており、冷気通路内の冷気の流れは整流
板により絞られ、均一化されるので、蒸発器に成長する
着霜量を均一化することができ、除霜時の霜残りの発生
を防止することができる。また、蒸発器は断熱壁に固定
され、蒸発器カバーはこの蒸発器に固定されており、更
に、整流板は蒸発器カバーの上端部と区画板の背板に固
定されているので、区画板の背板が断熱壁に連結される
かたちとなり、冷却装置の振動により発生する騒音を抑
制することができるものである。
【0033】また、請求項2の発明によれば上記に加え
て、蒸発器カバーと区画板の背板間に間隔を形成し、蒸
発器と整流板間の冷気を連通部よりこの間隔内に案内す
るようにしているので、蒸発器と熱交換した冷気を前記
間隔に対応する背板の吹出孔から貯蔵室内に吹き出すこ
とができる。特に、蒸発器と整流板間の冷気は整流板に
て絞られ、静圧が上昇しているので、比較的多量の冷気
が間隔内に案内されて貯蔵室内に背方から吹き出される
ようになり、従って、貯蔵室内下部の冷却性能を顕著に
向上させることができるものである。
【0034】更に、請求項3の発明によれば、蒸発器上
方の冷気通路を狭めるように配設された整流板の上方近
傍に温度センサーが設けられているので、蒸発器が霜閉
塞の状態に陥った場合にも温度センサーの表面温度は上
昇せず、霜閉塞により温度低下した僅かな量の冷気によ
り温度が低下して、冷却装置を停止させることができる
ようになる。それによって、蒸発器の霜閉塞の進行が防
止されると共に、除霜時間の短縮も図られ、それによっ
て貯蔵室内の温度上昇を抑制することができるようにな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温ショーケースの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の低温ショーケースの制御装置の電気回
路図である。
【図4】本発明の低温ショーケースの整流板部分の一部
切欠斜視図である。
【図5】本発明の低温ショーケースの各部の温度推移を
示す図である。
【図6】従来の低温ショーケースの各部の温度推移を示
す図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 開口 3 断熱壁 5 制御装置 6 圧縮機 11 区画板 11A 背板 12 貯蔵室 13 冷気通路 18 蒸発器 19 蒸発器カバー 22 吹出孔 23 整流板 26 連通孔 31 冷気吐出口 32 冷気吸込口 33 送風機 43 温度センサー G 間隔 R 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 一男 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田村 裕 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口を有する断熱壁の内側に間隔
    を存して配設された区画板と、該区画板の内方に形成さ
    れた貯蔵室と、前記区画板と断熱壁間に形成された冷気
    通路と、該冷気通路内背部に位置して前記断熱壁に固定
    された蒸発器と、前記冷気通路の前端上部に形成された
    冷気吐出口と、前記冷気通路の前端下部に形成された冷
    気吸込口と有し、前記蒸発器と熱交換した冷気を送風機
    により前記冷気吐出口から吐出し、前記冷気吸込口から
    吸い込む低温ショーケースにおいて、前記蒸発器と前記
    区画板の背板間に位置して蒸発器に固定された蒸発器カ
    バーと、該蒸発器カバーの上端部及び前記背板に固定さ
    れ、前記蒸発器上方の冷気通路を狭めるように蒸発器上
    方に突出する整流板とを具備したことを特徴とする低温
    ショーケース。
  2. 【請求項2】 蒸発器カバーと区画板の背板間には間隔
    を形成し、該間隔に対応する前記背板には吹出孔を形成
    すると共に、整流板には前記蒸発器と整流板間の冷気を
    前記間隔内に案内する連通部を形成したことを特徴とす
    る請求項1の低温ショーケース。
  3. 【請求項3】 前面に開口を有する断熱壁の内側に間隔
    を存して配設された区画板と、該区画板の内方に形成さ
    れた貯蔵室と、前記区画板と断熱壁間に形成された冷気
    通路と、該冷気通路内に配設された冷却装置の蒸発器
    と、前記冷気通路の前端上部に形成された冷気吐出口
    と、前記冷気通路の前端下部に形成された冷気吸込口と
    を有し、前記蒸発器と熱交換した冷気を送風機により前
    記冷気吐出口から吐出し、前記冷気吸込口から吸い込む
    低温ショーケースにおいて、前記蒸発器上方の冷気通路
    を狭めるように配設された整流板と、該整流板の上方近
    傍に配置された温度センサーと、該温度センサーの出力
    に基づいて前記冷却装置の運転を制御する制御装置とを
    具備したことを特徴とする低温ショーケース。
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