JPH07196684A - 置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体 - Google Patents

置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体

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JPH07196684A
JPH07196684A JP6299961A JP29996194A JPH07196684A JP H07196684 A JPH07196684 A JP H07196684A JP 6299961 A JP6299961 A JP 6299961A JP 29996194 A JP29996194 A JP 29996194A JP H07196684 A JPH07196684 A JP H07196684A
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JP
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hydroxy
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water
dimethyl
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JP6299961A
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English (en)
Inventor
Alexander C Campbell
アレキサンダー・カプルズ・キヤンベル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J43/00Normal steroids having a nitrogen-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton
    • C07J43/003Normal steroids having a nitrogen-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton not condensed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P23/00Anaesthetics

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式IIIで代表される置換2β−モルホリノ−
アンドロスタン誘導体またはその医薬的に容認可能な
塩、および当該化合物またはその医薬的に容認可能な塩
を含む医薬組成物。 〔式中、Rは、独立に(1−4C)アルキル、フェニル
及びベンジルから選択されるか、または2つの置換基R
が一緒になって−(CH2n−(ここでnは2〜6であ
る)である1〜4個の置換基を表わし;R4はH2
(H、OH)またはOであり;Xは、H、ハロゲン、O
H、CN、N3、SCN、(1−6C)アルキル、(1
−6C)アルコキシ、モノ(又はジ)(1−6C)アル
キルアミノ、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル等から選択され;YはOまたはS
である〕 【効果】 かかるステロイドは極めて強力な静脈麻酔薬
である。本発明化合物は、速やかな誘導期と、理想的な
“意識消失時間”対“完全協調への覚醒”プロファイル
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置換2β−モルホリノ
−アンドロスタン誘導体、その製造方法、それを含む医
薬組成物、及びかかるステロイドの麻酔薬としての使用
に係わる。
【0002】
【産業上の利用分野及び発明が解決しようとする課題】
アンドロスタンは式 ヘキサデカヒドロ−10,13−
ジメチル−1H−シクロペンタ[a]−フェナントレン
骨格を有するステロイドである。13−メチル基のみを
有する化合物は19−ノルアンドロスタンと命名されて
おり、17位にエチル側鎖を有するアンドロスタンはプ
レグナンと命名されている。単純化のため、本明細書に
おいてはアンドロスタンなる用語のみを使用する。しか
しながらアンドロスタンなる用語は、19−ノルアンド
ロスタン、プレグナンまたは19−ノルプレグナンと解
釈され得る。実験説明においては一般化学名を使用す
る。
【0003】静脈麻酔活性を有するアンドロスタン誘導
体は当分野において公知である。それらは、他のステロ
イド系麻酔薬と比較して副作用が少ない。かかるステロ
イドは幾つかの位置に置換基を有し得る(例えば英国特
許第1,376,892号、同第1,380,248
号、同第1,430,932号、同第1,570,39
4号、同第1,377,608号及び同第1,581,
234号明細書;並びに米国特許第3,983,111
号明細書参照)。1つのよく知られた例に、ドイツ特許
第2,030,402号明細書に記載のごときアルファ
キサロンがある。
【0004】種々の基で置換したときにかかるステロイ
ドは有利な特性を有し得るが、置換基が麻酔活性を低下
させ得ることも見い出されている。
【0005】水溶性麻酔性化合物は好ましくは静脈麻酔
に使用し得るが故に、水溶性麻酔性化合物を得ることは
特に有利である。ステロイド骨格の種々の位置に水溶性
を向上させる基を有する麻酔性アンドロスタン誘導体が
公知である。かかる基を導入することで活性または安定
性が常に増加するわけではない。静脈活性を有する水溶
性麻酔性アンドロスタン誘導体の研究において、2β−
アミノ誘導体、特に2β−モルホリノ誘導体は好ましい
と言われている。例えば英国特許第1,377,608
号及び同第1,581,234号明細書並びに米国特許
第3,983,111号明細書には、モルホリノ基がス
テロイドの2β、11αまたは21位に結合したアンド
ロスタン誘導体が、麻酔活性を有する化合物として開示
されている。しかしながら、アルファキサロンの2β−
モルホリノ誘導体の活性はアルファキサロン自体より著
しく低い。
【0006】モルホリノ基がアルキル、スピロシクロア
ルキル、フェニルまたはベンジルで置換された置換2β
−モルホリノ−アンドロスタン誘導体は、一般に未置換
のモルホリノ基を含む対応類似物より優れた治療指数を
有する極めて強力な麻酔性化合物であることが見い出さ
れている。更に本発明の化合物は、速やかな誘導期(o
nset time)と、理想的な“意識消失時間(s
leep duration)”対“完全協調への覚
醒”プロファイルとを有する。
【0007】麻酔活性に加え、本発明化合物は、鎮静及
び無痛法や、GABA関連疾患、例えば不安(例えば恐
慌攻撃)、ストレス、睡眠障害、産後うつ病及び月経前
緊張や、発作緩和に使用し得る。
【0008】本発明は、式I:
【0009】
【化5】
【0010】〔式中、Rは、各々が独立に(1−4C)
アルキル、フェニル及びベンジルから選択されるか、ま
たは同じ炭素原子にある2つが一緒になって−(C
2n−(ここでnは2〜6である)である1〜4個の
置換基を表わし;YはOまたはSである〕の基の窒素に
2β位で結合した置換2β−モルホリノ−アンドロスタ
ン誘導体またはその医薬的に容認可能な塩に係わる。
【0011】好ましい本発明の化合物は、式II:
【0012】
【化6】
【0013】〔式中、Rは、各々が独立に(1−4C)
アルキル、フェニル及びベンジルから選択されるか、ま
たは同じ炭素原子にある2つが一緒になって−(C
2n−(ここでnは2〜6である)である1〜4個の
置換基を表わし;R1、R2及びR3は独立にHまたはメ
チルであり;R4はH2、(H,OH)またはOであり;
ZはCNまたはCOCH2Xであり;Xは、H、ハロゲ
ン、OH、CN、N3、SCN、(ハロゲンで任意に置
換された)(1−6C)アルキル、シクロヘキシル、
(1−6C)アルコキシ、フェノキシ、フェニル−(1
−6C)アルコキシ、(1−6C)アシルオキシ、(1
−6C)アシルチオ、ピロリジニル、ピペリジニル、モ
ルホリニル、チオモルホリニル、及び(1−6C)アル
キルで任意に置換されたアミノから選択され;YはOま
たはSであり;破線は任意の結合であり、H(5)は、
4,5−または5,6−結合が二重結合である場合は不
在である〕のアンドロスタン誘導体またはその医薬的に
容認可能な塩である。
【0014】特に有効な本発明の化合物は、式III:
【0015】
【化7】
【0016】〔式中、R、R4、X及びYは前述の意味
を有する〕のステロイドまたはその医薬的に容認可能な
塩である。
【0017】好ましい化合物は、Rが1つまたは2つの
メチル基を表わす本発明のステロイドである。より好ま
しい化合物は、モルホリノ(モルホリニル)基の2位に
2つのメチル基を有する。
【0018】他の好ましい化合物は、R4がOである式
IIIのステロイドである。更に好ましいのは、Xが
H、Cl、OH、CN、N3、SCN、(1−6C)ア
シルオキシまたは(1−6C)アシルチオであり、Yが
Oである式IIIのステロイド誘導体である。
【0019】最も好ましいのは、式IV:
【0020】
【化8】
【0021】を有するステロイドまたはその医薬的に容
認可能な塩である。
【0022】モルホリンなる用語(及びこれから派生す
る用語)は、モルホリン及びチオモルホリンに対して使
用される。
【0023】Xの定義に使用された(1−6C)アルキ
ルなる用語は、1〜6個の炭素原子を有する分枝状また
は非分枝状アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ペンチル、ネオペンチルまたはヘキシルを意
味する。
【0024】(1−4C)アルキルなる用語は、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec
−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルを意味す
る。
【0025】(1−6C)アシルオキシ及び(1−6
C)アシルチオに使用されるアシルなる用語は、1〜6
個の炭素原子を有する1−オキソ−アルキルを意味す
る。
【0026】(1−6C)アルコキシなる用語は1〜6
個の炭素原子を有するアルキルオキシを意味するが、こ
こでアルキルは、(1−6C)アルキル基について前記
したのと同じ意味を有する。
【0027】ハロゲンなる用語は、フルオロ、クロロ、
ブロモまたはヨウドを意味する。
【0028】−(CH2n−なる用語においてnは2
(スピロシクロプロパン)から6(スピロシクロヘプタ
ン)である。nは4または5であるのが好ましくは、5
であるのが最も好ましい。
【0029】本発明の置換2β−モルホリノ−アンドロ
スタン誘導体は当分野において周知の方法によって製造
し得る。
【0030】一般的な方法は、適当に置換されたモルホ
リン(またはチオモルホリン)またはその塩を、必要な
場合には適当に保護した2,3−エポキシ−アンドロス
タンまたは2,3−エポキシ−19−ノルアンドロスタ
ンと接触させることにより、置換モルホリンをアンドロ
スタン誘導体の2β位に縮合することからなる。存在す
る場合には保護基を除去した後、得られたステロイドを
当分野において公知の方法によって単離及び精製し、次
いで必要であれば、ステロイドの21位に置換基を導入
する。
【0031】2,2−ジ置換モルホリン誘導体は、2−
アミノエタノールと適当な2−クロロ−1,1−ジアル
キルエタノールとを縮合するか、または2−アミノエタ
ノールを適当な2,2−ジアルキルオキシランに添加す
ることにより製造される。次いで、得られたN−(2,
2−ジアルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミンを例えばピリジン中のトシル
クロリドで処理することにより保護し、N−(2,2−
ジアルキル−2−ヒドロキシエチル)−N−[(4−メ
チルフェニル)−スルホニル]−N−[2−[(4−メ
チルフェニル)スルホニルオキシ]エチル]アミノを
得、これを環化し、N−脱保護し、要求される置換モル
ホリン誘導体を得る。
【0032】他の置換モルホリン誘導体は、文献記載の
方法(G.R.Brownら,J.Pharm.Pha
rmacol.,1990,42,797;G.Bet
toniら,Tetrahedron,1980,
,409)に従って製造し得る。
【0033】置換モルホリノ基は1つ以上のキラル炭素
原子を含むことができ、従って化合物は純粋な立体異性
体または立体異性体の混合物として得ることができる。
純粋な立体異性体を得る方法は当分野において公知であ
り、例えばキラル誘導を伴なう合成、結晶化、またはク
ロマトグラフィーによる。
【0034】本発明化合物は、HCl、HBr、HI、
2SO4、H3PO4、酢酸、プロピオン酸、グリコール
酸、マレイン酸、マロン酸、メタンスルホン酸、フマル
酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸及びアスコ
ルビン酸といった医薬的に容認可能な有機または無機酸
を用いて遊離塩基を処理することにより、医薬的に容認
可能な塩に変換し得る。
【0035】表Iに、本発明化合物の治療指数を、未置
換モルホリニル基を含む対応類似物の治療指数と比較し
て示す。治療指数(T.I.)とは、動物の50%致死
量(LD50)と催眠量(HD50)の比と定義される。こ
こで催眠量とは、10秒間静脈投与した後に動物の50
%で立ち直り反射を30秒間以上喪失させる化合物の量
である。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】#=基準化合物;conv.=痙攣性;A
c=アセチル;Ph=フェニル;*=2つの置換基R
c。
【0040】本発明化合物は非経口的に投与することが
でき、ヒトには体重1kg当たり0.001〜10mg
の投与量で投与するのが好ましい。例えば標準参考文献
Gennaroら,Remington’s Phar
maceutical Sciences(第18版,
Mack Publishing Company,1
990,特に第8部,第84及び85章参照:Pare
nteral Preparations and I
ntravenous Admixtures)に記載
のごとく医薬的に適当な助剤と混合し、本発明化合物は
医薬的に適当な液体によって溶液、懸濁液またはエマル
ジョンの形態の注射製剤として施用し得る。有効化合物
の機能を妨害しない医薬的に容認可能な添加剤、例えば
着色料を、投与単位製剤を製造するために使用し得る。
本発明化合物は静脈投与するのが好ましい。
【0041】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明す
る。
【0042】通則:特に記載のない限り、旋光はクロロ
ホルム中で室温で測定した。cはg/100mlで表わ
される濃度である。
【0043】実施例1(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−プレグナン−11,
20−ジオン 2,2−ジメチルモルホリン ヒドロクロリド 窒素下に10℃で撹拌しながら2−アミノエタノール
(400ml)に1−クロロ−2−メチル−2−プロパ
ノール(135ml)を10分間かけて滴下して加え
た。次いで冷却浴を除去し、室温で48時間撹拌を続け
た。メタノール(440ml)中に水酸化ナトリウム
(48.8g)を含む溶液を添加し、得られた白色懸濁
液を10分間撹拌した。混合物をkieselguhr
パッドで濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残油を真空
下で蒸留し、1−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]
−2−メチル−2−プロパノール(133g)を得た。
融点100〜108℃(1.5mmHg)。
【0044】0〜10℃のピリジン(275ml)中に
1−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチル
−2−プロパノール(58.0g)を含む撹拌溶液に4
−トルエンスルホニルクロリド(166.1g)を少し
ずつ添加した。得られた溶液を室温で15時間撹拌し、
次いで水(1リットル)中に注ぎ込んだ。混合物をジク
ロロメタンで抽出し、有機層を塩酸(2.5M)及びブ
ラインで洗浄した。硫酸マグネシウムで脱水した後、減
圧下で溶剤を除去し、1−{N−[(4−メチルフェニ
ル)スルホニル]−N−[(4−メチルフェニル)スル
ホニルオキシエチル]アミノ}−2−メチル−2−プロ
パノール(155.8g)を得た。δ(CDCl3
1.23(s,6H),2.44,2,46(6H),
3.08(s,2H),3.45(t,2H),4.3
5(t,2H)及び7.25−7.85(m,8H)。
【0045】メタノール(350ml)中に1−{N−
[(4−メチルフェニル)スルホニル]−N−[(4−
メチルフェニル)スルホニルオキシエチル]アミノ}−
2−メチル−2−プロパノール(72.2g)を含む撹
拌溶液に、ナトリウムメトキシド(9.7g)を添加
し、溶液を室温で1.5時間撹拌した。ナトリウムメト
キシド(9.7g)を更に添加し、混合物を更に30分
間撹拌した。懸濁液を水(1.2リットル)中に注ぎ込
み、混合物を20分間撹拌した。無色固体を濾別し、水
で洗浄し、真空下に60℃で乾燥し、2,2−ジメチル
−4−[(4−メチルフェニル)スルホニル]モルホリ
ン(41.0g)を得た。融点95〜97℃。
【0046】窒素雰囲気下70℃の1−ペンタノール
(250ml)中に2,2−ジメチル−4−[(4−メ
チルフェニル)スルホニル]モルホリン(25.0g)
を含む撹拌溶液に、ナトリウム(24.0g)を1.2
5時間かけて少しずつ添加し、混合物を1時間還流加熱
した。1−ペンタノール(100ml)を更に加えた
後、溶液を減圧下で蒸留し、生成物と1−ペンタノール
の混合物を冷却浴中に浸漬した容器内に回収した。メタ
ノール中に乾燥塩化水素を含む溶液を添加することによ
り留出液を酸性化した。減圧下で溶剤を除去し、メタノ
ール及びジエチルエーテルの混合物(1:5 v/v)
から生成物を結晶させ、2,2−ジメチルモルホリンヒ
ドロクロリド(1:1)塩(12.4g)を得た。融点
136〜137℃。
【0047】1,2−エタンジオール中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジイル
アセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌
混合物(3.5:1)(500g)に、2,2−ジメチ
ルモルホリンヒドロクロリド(806g)及び粉末水酸
化ナトリウム(212g)を添加した。混合物を113
℃で加熱し、次いで水(30リットル)中に注ぎ込ん
だ。沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、水(2.5リ
ットル)中に懸濁させた。水(500ml)中にメタン
スルホン酸(204ml)を含む溶液を添加し、混合物
を室温で1時間撹拌し、濾過した。濾液を酢酸エチルで
抽出し、水性相を水酸化ナトリウム水溶液(4M)を用
いてpH9に調整した。沈殿した固体を濾別し、真空下
で乾燥し、アセトン−ヘキサンから2回結晶させ、(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジ
メチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−
ジオン(294g)を得た。融点163℃;[α]D
128°(c1.1)。
【0048】実施例2(2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン (2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,2
0−ジオン(8.0g)、2−アミノエタノール(40
ml)、トルエン(200ml)及びDowex 50
−W樹脂(0.8g)を、水分離器を取り付けたフラス
コに入れた。混合物を10時間還流加熱し、この間に約
15mlの留出液を水分離器内に回収した。フラスコの
内容物を高温のうちに濾過し、残留物を熱トルエンで濯
いだ。濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減
圧下で溶剤を除去し、(2β,3α,5α)−3−ヒド
ロキシ−20−[(2−ヒドロキシエチル)イミノ]−
2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナ
ン−11−オンを得た。δ(CDCl3)0.50
(s,3H),1.05(s,3H),1.21(s,
3H),1.23(s,3H)及び2.36(s,2
H)。
【0049】テトラヒドロフラン(175ml)中に
(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−20−[(2
−ヒドロキシエチル)イミノ]−2−(2,2−ジメチ
ル−4−モルホリニル)プレグナン−11−オン(8.
77g)を含む溶液にN−クロロスクシンイミド(2.
16g)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌し、塩酸
(53ml;1M)を添加した。室温で1.25時間撹
拌した後、反応混合物を水(1リットル)中に注ぎ込ん
だ。炭酸ナトリウム水溶液を用いてpHを9に調整し、
沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、ジクロロメタン中
に溶解した。硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶
剤を除去し、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィ
ーにかけた。精製した生成物をジエチルエーテルから結
晶させ、(2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒ
ドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−11,20−ジオン(3.23g)を
得た。融点206〜208℃(dec);[α]D+1
30.5°(c0.57)。
【0050】実施例3(2β,3α,5α)−21−(アセチルチオ)−3−
ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−11,20−ジオン エタノール(11.1ml)中に実施例2の21−クロ
ロ化合物(2.22g)を含む溶液にチオ酢酸カリウム
(1.32g)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で4
0分間還流加熱し、次いで水(100ml)中に注ぎ込
んだ。沈殿した固体を濾過し、水で洗浄し、ジクロロメ
タン中に溶解した。溶液を硫酸ナトリウム上で脱水した
後、減圧下で溶剤を除去し、残留物をシリカゲル上でク
ロマトグラフィーにかけた。精製した生成物をメタノー
ルから結晶させ、(2β,3α,5α)−21−(アセ
チルチオ)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル
−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオン
(1.46g)を得た。融点181〜182℃;[α]
D+131.9°(c0.88)。
【0051】実施例4(2β,3α,5α)−21−(アセチルオキシ)−3
−ヒドロキシ−2−(2, 2−ジメチル−4−モルホリ
ニル)プレグナン−11,20−ジオン 実施例2の21−クロロ化合物(0.5g)、ヨウ化カ
リウム(0.04g)、氷酢酸(1.05ml)及び
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の溶液に酢
酸カリウム(0.83g)を添加し、混合物を窒素雰囲
気下に65℃で1.5時間加熱した。次いで混合物を水
(200ml)中に注ぎ込み、炭酸ナトリウム水溶液を
pHが9を超えるまで添加した。沈殿した固体を濾別
し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解した。硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、減圧下で溶剤を除去し、残留物
をメタノールから結晶させ、(2β,3α,5α)−2
1−(アセチルオキシ)−3−ヒドロキシ−2−(2,
2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,
20−ジオン(0.33g)を得た。融点158〜16
0℃;[α]D+123.0°(c0.68)。
【0052】実施例5(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(シス−
2,6−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン 1,2−エタンジオール(180ml)中に(英国特許
第1,039,441号明細書に記載のごとく製造し
た)(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナ
ン−11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジ
イルアセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の
撹拌混合物(3.5:1)(9.0g)に、シス−及び
トランス−2,6−ジメチルモルホリンの混合物(60
ml)を添加した。混合物を125℃で2.5時間加熱
し、次いで水(1.8リットル)中に注ぎ込んだ。沈殿
した固体を濾別し、水で洗浄し、メタノール(150m
l)中に溶解した。次いでメタンスルホン酸をpHが7
より低くなるまで添加し、この溶液を室温で1時間撹拌
し、次いで水(1リットル)中に注ぎ込んだ。混合物を
ジエチルエーテルで抽出し、次いで水性相に炭酸ナトリ
ウムをpHが9を超えるまで添加した。得られた混合物
をジエチルエーテルで抽出し、有機相を水で洗浄し、硫
酸ナトリウムで脱水した。減圧下で溶剤を除去し、残留
物をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。精製
した生成物をメタノールから結晶させ、(2β,3α,
5α)−3−ヒドロキシ−2−(シス−2,6−ジメチ
ル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオ
ン(0.87)gを得た。融点172.5〜174.5
℃;[α]D+142.5°(c0.54)。
【0053】実施例6(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,2
0−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパント
リカルボキシレート(1:1)塩 メタノール(4ml)中にクエン酸(368mg)を含
む溶液を、メタノール(6ml)中に実施例1の(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジ
メチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−
ジオン(854mg)を含む溶液に添加した。減圧下で
溶剤を除去し、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,
3−プロパントリカルボキシレート(1:1)塩(1.
22g)を得た。[α]D+96.6°(c1.0
3)。
【0054】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0055】(i)出発材料として実施例2の21−ク
ロロ化合物とメタンスルホン酸を使用し、(2β,3
α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
11,20−ジオン メタンスルホネート(1:1)塩
を形成した。[α]D+104.3°(c1.20)。
【0056】(ii)出発材料として実施例3の21−
(アセチルチオ)化合物とメタンスルホン酸を使用し、
(2β,3α,5α)−21−(アセチルチオ)−3−
ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−11,20−ジオン メタンスルホネ
ート(1:1)塩を形成した。[α]D+110°(c
0.8)。
【0057】(iii)出発材料として実施例4の21−
(アセチルオキシ)化合物とメタンスルホン酸を使用
し、(2β,3α,5α)−21−(アセチルオキシ)
−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モル
ホリニル)プレグナン−11,20−ジオン メタンス
ルホネート(1:1)塩を形成した。[α]D+99.
4°(c0.81)。
【0058】(iv)出発材料として実施例5のシス−
2,6−ジメチル−4−モルホリニル化合物とクエン酸
を使用し、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2
−(シス−2,6−ジメチル−4−モルホリニル)プレ
グナン−11,20−ジオン 2−ヒドロキシ−1,
2,3−プロパントリカルボキシレート(1:1)塩を
形成した。[α]D+100.5°(c1.09)。
【0059】実施例7(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
11,20−ジオン メタノール(2.4リットル)中に(Cameron
ら,J.Chem.Soc.,1955,2807に記
載のごとく製造した)(3β,5α)−3−ヒドロキシ
プレグナン−11,20−ジオン(97.1g)を含む
撹拌溶液に塩化アセチル(9.71ml)を添加し、次
いでメタノール(1リットル)中に臭素(18.5m
l)を含む溶液を室温で30分間かけて添加した。反応
混合物を水(30リットル)中に注ぎ込み、沈殿した固
体を濾別し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解し
た。溶液を硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶剤
を除去し、粗(3β,5α)−21−ブロモ−3−ヒド
ロキシプレグナン−11,20−ジオン(120g)を
得た。δ(CDCl3)0.61(s,3H),1.0
2(s,3H),3.00−3.20(m,1H),
3.49−3.62(m,2H)及び3.85(s,2
H)。
【0060】アセトン(4.8リットル)中に(3β,
5α)−21−ブロモ−3−ヒドロキシプレグナン−1
1,20−ジオン(120g)を含む溶液に、酢酸カリ
ウム(240g)、ヨウ化カリウム(6g)及び氷酢酸
(250ml)を添加し、混合物を3時間還流加熱し
た。反応混合物を水(50リットル)中に注ぎ込み、沈
殿した固体を濾別し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に
溶解した。溶液を硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下
で溶剤を除去した。残留物をシリカゲル上でクロマトグ
ラフィーにかけ、精製した生成物をジエチルエーテルか
ら結晶させ、(3β,5α)−21−(アセチルオキ
シ)−3−ヒドロキシプレグナン−11,20−ジオン
(26g)を得た。融点163〜165℃;[α]D
103.3°(c0.97)。
【0061】ピリジン(260ml)中に(3β,5
α)−21−(アセチルオキシ)−3−ヒドロキシプレ
グナン−11,20−ジオン(26g)を含む溶液に4
−トルエンスルホニルクロリド(52g)を添加し、溶
液を室温で4時間撹拌した。反応混合物を水(2.6リ
ットル)中に注ぎ込み、沈殿した固体を濾別し、水で洗
浄し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液を硫酸ナトリ
ウムで脱水した後、減圧下で溶剤を除去した。残留物を
メタノールから結晶させ、(3β,5α)−21−(ア
セチルオキシ)−3−{[(4−メチルフェニル)スル
ホニル]オキシ}プレグナン−11,20−ジオン(3
5g)を得た。融点155〜156℃;[α]D+6
2.4°(c1.11)。
【0062】コリジン(350ml)中に(3β,5
α)−21−(アセチルオキシ)−3−{[(4−メチ
ルフェニル)スルホニル]オキシ}プレグナン−11,
20−ジオン(35g)を含む溶液を2時間還流加熱し
た。反応混合物を、塩酸(614ml;5M)を含む水
(3.5リットル)中に注ぎ込み、沈殿した固体を濾別
し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液を
硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶剤を除去し
た。残留物をメタノールから結晶させ、(5α)−21
−(アセチルオキシ)プレグヌ−2−エン−11,20
−ジオン及びその3−エン異性体の混合物(3:1)
(18.8g)を得た。
【0063】炭酸カリウムのメタノール溶液(190m
l;0.19M)を、メタノール(188ml)中に
(5α)−21−(アセチルオキシ)プレグヌ−2−エ
ン−11,20−ジオン及びその3−エン異性体(1
8.8g)を含む懸濁液に添加した。得られた溶液を室
温で30分間撹拌し、水(3.7リットル)中に注ぎ込
んだ。混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で溶剤を除去
した。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーにか
け、(5α)−21−ヒドロキシプレグヌ−2−エン−
11,20−ジオン及びその3−エン異性体の混合物
(3:1)(15.3g)を得た。
【0064】1,2−エタンジオール(15ml)及び
トリエチルオルトホルメート(30ml)中の(5α)
−21−ヒドロキシプレグヌ−2−エン−11,20−
ジオン及びその3−エン異性体の撹拌混合物(3:1)
(15.2g)に4−トルエンスルホン酸(0.91
g)を添加した。混合物を80℃で15分間加熱し、次
いで炭酸ナトリウム(0.83g)を含む水(450m
l)中に注ぎ込んだ。混合物をジエチルエーテルで抽出
し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減
圧下で溶剤を除去した。残留物をアルミナ上でクロマト
グラフィーにかけ、(5α)−21−ヒドロキシプレグ
ヌ−2−エン−11,20−ジオン 20−環状1,2
−エタンジイルアセタール及びその3−エン異性体の混
合物(3:1)(12.7g)を得た。
【0065】ジクロロメタン(26ml)中に(5α)
−21−ヒドロキシプレグヌ−2−エン−11,20−
ジオン 20−環状1,2−エタンジイルアセタール及
びその3−エン異性体の混合物(3:1)(6.52
g)を含む撹拌溶液に、ジクロロメタン(68ml)中
に3−クロロ過安息香酸(3.6g)を含む溶液を、温
度を25℃以下に維持しながら添加した。溶液を室温で
1.5時間撹拌し、炭酸水素カリウム(8.05g)を
添加した。水(100ml)を添加し、有機相を水、チ
オ硫酸ナトリウム溶液及び水で順次洗浄し、次いで硫酸
ナトリウムで脱水した。減圧下で溶剤を除去し、(2
α,3α,5α)−2,3−エポキシ−21−ヒドロキ
シプレグナン−11,20−ジオン 20−環状1,2
−エタンジイルアセタール及びその3α,4α−エポキ
シ異性体の混合物(3:1)(6.8g)を得た。
【0066】1,2−エタンジオール(60ml)中の
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシ−21−ヒド
ロキシプレグナン−11,20−ジオン 20−環状
1,2−エタンジイルアセタール及びその3α,4α−
エポキシ異性体の撹拌混合物(3:1)(3.0g)に
2,2−ジメチルモルホリン(9.2g)を添加し、混
合物を3時間還流加熱した。反応混合物を水(600m
l)中に注ぎ込み、沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し
た。固体をメタノール(100ml)中に溶解し、メタ
ノール(50ml)中にメタンスルホン酸(3.0g)
を含む溶液を添加した。この溶液を50℃で1時間撹拌
し、真空下で約50mlに濃縮し、炭酸ナトリウム水溶
液をpHが9を超えるまで添加した。混合物をジクロロ
メタンで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで脱水した。
減圧下で溶剤を除去し、残留物をシリカゲル上でクロマ
トグラフィーにかけた。シュウ酸塩の結晶化によって生
成物を更に精製した。次いで水性炭酸ナトリウムメタノ
ール溶液で処理することにより遊離塩基を再生した。ア
セトンから結晶させ、(2β,3α,5α)−3,21
−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホ
リニル)プレグナン−11,20−ジオン(227m
g)を得た。δ(CDCl3)0.60(s,3H),
1.05(s,3H),1.23(s,3H),1.2
5(s,3H)及び4.16(s,2H)。
【0067】実施例8(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
11,20−ジオン メタンスルホネート(1:1)塩 メタノール(10ml)中にメタンスルホン酸(17.
7mg)を含む溶液を、メタノール(10ml)中に
(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
11,20−ジオン(85ml)を含む溶液に添加し
た。減圧下で溶剤を除去し、(2β,3α,5α)−
3,21−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4
−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオン メ
タンスルホネート(1:1)塩(103mg)を得た。
δ(CDCl3)0.63(s,3H),1.07
(s,3H),1.34(s,3H),1.52(s,
3H)及び4.18(s,2H)。
【0068】実施例9(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
20−オン 1,2−エタンジオール(60ml)中の(米国特許第
3,415,817号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシ−21−ヒド
ロキシプレグナン−20−オン 環状1,2−エタンジ
イルアセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の
撹拌混合物(3:1)(4.0g)に2,2−ジメチル
モルホリン(3.0g)を添加し、混合物を窒素雰囲気
下で4時間還流加熱した。混合物を水(1リットル)中
に注ぎ込み、沈殿した固体を濾別し、水で洗浄した。固
体をメタノール(100ml)中に溶解し、メタノール
(50ml)中にメタンスルホン酸(2.0g)を含む
溶液を添加した。この溶液を55℃で1時間撹拌し、次
いで水(1リットル)中に注ぎ込んだ。炭酸ナトリウム
水溶液をpHが9を超えるまで添加した。沈殿した固体
を濾別し、ジクロロメタン中に溶解し、溶液を硫酸ナト
リウムで脱水した。減圧下で溶剤を除去し、残留固体を
シリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた。精製した
精製物をまずアセトンから結晶させ、次いでメタノール
から結晶させ、(2β,3α,5α)−3,21−ジヒ
ドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−20−オン(1.40g)を得た。融
点184〜186℃。
【0069】実施例10(2β,3α,5α)−21−(アセチルオキシ)−3
−ヒドロキシ−2−(2, 2−ジメチル−4−モルホリ
ニル)プレグナン−20−オン 乾燥ピリジン(9.6ml)中にメタンスルホニルクロ
リド(2.48ml)を含む溶液を、乾燥ピリジン(3
3ml)中に実施例9の3,21−ジヒドロキシ化合物
(3.26g)を含む溶液に−25℃で約5分間かけて
添加した。溶液を−25℃で約1.5時間撹拌し、水
(400ml)中に注ぎ込んだ。炭酸ナトリウム水溶液
をpHが9を超えるまで添加し、沈殿した固体を濾別
し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液を硫酸ナトリウ
ムで脱水し、減圧下で溶剤を除去し、(2β,3α,5
α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−
モルホリニル)−21−[(メチルスルホニル)オキ
シ]プレグナン−20−オン(3.80g)を得た。δ
(CDCl3)0.65(s,3H),0.86(s,
3H),3.22(s,3H)及び4.79(m,2
H)。
【0070】エタノール(15ml)中の(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル
−4−モルホリニル)−21−[(メチルスルホニル)
オキシ]プレグナン−20−オン(1.0g)に無水酢
酸カリウム(470mg)を添加し、溶液を1.5時間
還流加熱した。反応混合物を水(150ml)中に注ぎ
込み、沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、固体をジク
ロロメタン中に溶解した。溶液を硫酸ナトリウムで脱水
した後、減圧下で溶剤を除去し、残留物をシリカゲル上
でクロマトグラフィーにかけた。精製した生成物をメタ
ノールから結晶させ、(2β,3α,5α)−21−
(アセチルオキシ)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−
ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オン
(330mg)を得た。融点174〜175℃;[α]
D+13.9°(c0.5)。
【0071】実施例11(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
20−オン メタンスルホネート(1:1)塩 メタノール(10ml)中にメタンスルホン酸(429
mg)を含む溶液を、メタノール(20ml)中に実施
例9の(2β,3α,5α)−3,21−ジヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−20−オン(2.0g)を含む溶液に添加した。
減圧下で溶剤を除去し、(2β,3α,5α)−3,2
1−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モル
ホリニル)プレグナン−20−オン メタンスルホネー
ト(1:1)塩(2.43g)を得た。[α]D+10
8.4°(c0.6)。
【0072】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0073】出発材料として実施例10の21−(アセ
チルオキシ)化合物を使用し、(2β,3α,5α)−
21−(アセチルオキシ)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
20−オン メタンスルホネート(1:1)塩を得た。
[α]D+113.3°(c0.5)。
【0074】実施例12(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オ
1,2−エタンジオール(100ml)中の(英国特許
第1,039,441号明細書に記載のごとく製造し
た)(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナ
ン−20−オン 環状1,2−エタンジイルアセタール
及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌混合物
(3:1)(7.0g)に2,2−ジメチルモルホリン
(10.8g)を添加し、混合物を窒素雰囲気下で2時
間還流加熱した。反応混合物を水(1リットル)中に注
ぎ込み、沈殿した固体を濾別し、水で洗浄した。固体を
メタノール(200ml)中に溶解し、メタノール(5
0ml)中にメタンスルホン酸(5.5g)を含む溶液
を添加した。この溶液を室温で1時間撹拌し、次いで真
空下で容積約50mlまで濃縮した。炭酸ナトリウム水
溶液をpHが9を超えるまで添加し、混合物を水(1リ
ットル)中に注ぎ込んだ。沈殿した固体を濾別し、ジク
ロロメタン中に溶解した。溶液を硫酸ナトリウムで脱水
した後、減圧下で溶剤を除去した。固体残留物をシリカ
ゲル上でクロマトグラフィーにかけ、精製した生成物を
メタノールから結晶させ、(2β,3α,5α)−3−
ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−20−オン(3.45g)を得た。融
点174〜175.5℃。
【0075】同様の方法で、但し他の置換モルホリン誘
導体を使用し、下記のアルキル化モルホリン誘導体を製
造した。
【0076】(rac)−2−メチルモルホリンを使用
し、(i)及び(ii)の混合物を得た: (i)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
[(2R)−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−
20−オン。融点196〜198℃;[α]D+15
1.5°(c0.8); (ii)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
[(2S)−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−
20−オン。融点163〜167℃;[α]D+160
°(c1.0)。
【0077】メタノール及びアセトン−ヘキサンから分
別結晶させることにより、(i)及び(ii)の混合物を
分離した。
【0078】(rac)−2−エチルモルホリンを使用
し、(iii)及び(iv)の混合物を得た: (iii)(2β,3α,5α)−2−[(2R)−エチ
ル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナン−
20−オン。融点190〜192℃;[α]D+15
1.8°(c0.9); (iv)(2β,3α,5α)−2−[(2S)−エチル
−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナン−2
0−オン。融点120.5〜122℃;[α]D+15
6.6°(c0.6)。
【0079】アセトンから分別結晶させることにより、
(iii)及び(iv)の混合物を分離した。
【0080】(+)−2−フェニルメチルモルホリンを
使用し、 (v)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
[(2R)−フェニルメチル−4−モルホリニル]プレ
グナン−20−オンを得た。δ(CDCl3)0.61
(s,3H),0.83(s,3H),2.12(s,
3H)及び7.15−7.38(m,5H)。
【0081】(−)−2−フェニルメチルモルホリンを
使用し、 (vi)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
[(2S)−フェニルメチル−4−モルホリニル]プレ
グナン−20−オンを得た。δ(CDCl3)0.60
(s,3H),0.80(s,3H),2.12(s,
3H)及び7.12−7.35(m,5H)。
【0082】(出発材料として2,2−ジエチルオキシ
ランを用い、実施例16で(2R)−メチルモルホリン
ヒドロクロリドについて記載した方法と同様に調製し
た)2,2−ジエチルモルホリンを使用し、 (vii)(2β,3α,5α)−(2,2−ジエチル−
4−モルホリニル)−3−ヒドロキシプレグナン−20
−オンを得た。δ(CDCl3)0.62(3H,
s),0.88(s,3H)及び2.10(s,3
H)。
【0083】2,6−ジメチルモルホリンを使用し、シ
ス−及び2つのトランス−2,6−ジメチル−4−モル
ホリニル異性体の混合物を得、これから、ジエチルエー
テルから塩酸塩を結晶させ、メタノールから遊離塩基を
結晶させることにより、(viii)及び(ix)を分離し
た: (viii)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
(シス−2,6−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−20−オン。δ(CDCl3)0.57(s,3
H),1.05(s,3H),1.14(d,J 6.
4Hz,3H),1.19(d,J 6.4Hz,3
H)及び2.11(s,3H); (ix)(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
(トランス−2,6−ジメチル−4−モルホリニル)プ
レグナン−20−オン。
【0084】実施例13(2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−[(2R)−メチル−4−モルホリニル]プレグ
ナン−20−オン 実施例12(i)の(2R)−メチル−4−モルホリニ
ル化合物(1.61g)、2−アミノエタノール(8m
l)、トルエン(40ml)及びDowex50−W樹
脂(160mg)を、水分離器を取り付けたフラスコに
入れた。混合物を7時間還流加熱し、この間に約7ml
の留出液を水分離器内に回収した。フラスコの内容物を
高温のうちに濾過し、冷却した残留物をジエチルエーテ
ルで濯いだ。濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水
し、減圧下で溶剤を除去した。残留物をジエチルエーテ
ルから結晶させ、(2β,3α,5α)−20−[(2
−ヒドロキシエチル)イミノ]−2−[(2R)−メチ
ル−4−モルホリニル]プレグナン−3−オールを得
た。融点162〜165℃;[α]D+111.6°
(c0.75)。
【0085】テトラヒドロフラン(24ml)中に(2
β,3α,5α)−20−[(2−ヒドロキシエチル)
イミノ]−2−[(2R)−メチル−4−モルホリニ
ル]プレグナン−3−オール(1.19g)を含む懸濁
液にN−クロロスクシンイミド(348mg)を添加し
た。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、次いで塩酸
(7.7ml;1M)を加えた。室温で2時間撹拌した
後、反応混合物を水(150ml)中に注ぎ込んだ。炭
酸ナトリウム水溶液をpHが9を超えるまで添加し、沈
殿した固体を濾別し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に
溶解した。硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶剤
を除去し、残留物をメタノールから結晶させ、(2β,
3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ−2−
[(2R)−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−
20−オン(0.855g)を得た。融点191〜19
8℃(dec);[α]D+161°(c0.69)。
【0086】実施例14(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オ
ン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリカルボ
キシレート(1:1)塩 メタノール(20ml)中にクエン酸(141ml)を
含む溶液を、メタノール(20ml)中に実施例12の
2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)化合物
(290mg)を含む溶液に添加した。減圧下で溶剤を
除去し、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−
20−オン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパント
リカルボキシレート(1:1)塩(430mg)を得
た。[α]D+99.5°(c1.0)。
【0087】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0088】(i)出発材料として実施例12の2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)化合物とメタ
ンスルホン酸を使用し、(2β,3α,5α)−3−ヒ
ドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)プレグナン−20−オン メタンスルホネート
(1:1)塩を得た。融点212〜213℃;[α]D
+113.2°(c0.6)。
【0089】(ii)出発材料として実施例12(i)の
(2R)−2−メチル−4−モルホリニル)化合物とメ
タンスルホン酸を使用し、(2β,3α,5α)−3−
ヒドロキシ−2−[(2R)−2−メチル−4−モルホ
リニル]プレグナン−20−オン メタンスルホネート
(1:1)塩を得た。融点230℃(dec);[α]
D+121.5°(c0.83)。
【0090】(iii)出発材料として実施例12(ii)
の(2S)−メチル−4−モルホリニル化合物とメタン
スルホン酸を使用し、(2β,3α,5α)−3−ヒド
ロキシ−2−[(2S)−2−メチル−4−モルホリニ
ル]プレグナン−20−オンメタンスルホネート(1:
1)塩を得た。融点111〜115℃。
【0091】(iv)出発材料として実施例12(iii)
の(2R)−エチル−4−モルホリニル化合物とクエン
酸を使用し、(2β,3α,5α)−2−[(2R)−
エチル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナ
ン−20−オン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパ
ントリカルボキシレート(1:1)塩を得た。[α]D
+107.7°(c1.0)。
【0092】(v)出発材料として実施例12(iv)の
(2S)−エチル−4−モルホリニル化合物とクエン酸
を使用し、(2β,3α,5α)−2−[(2S)−エ
チル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナン
−20−オン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパン
トリカルボキシレート(1:1)塩を得た。[α]D
113.2°(c0.8)。
【0093】(vi)出発材料として実施例12(v)の
(2R)−フェニルメチル−4−モルホリニル化合物と
メタンスルホン酸を使用し、(2β,3α,5α)−3
−ヒドロキシ−2−[(2R)−フェニルメチル−4−
モルホリニル]プレグナン−20−オン メタンスルホ
ネート(1:1)塩を得た。融点208〜210℃;
[α]D+113.3°(c1.3)。
【0094】(vii)出発材料として実施例12(vi)
の(2S)−フェニルメチル−4−モルホリニル化合物
とメタンスルホン酸を使用し、(2β,3α,5α)−
3−ヒドロキシ−2−[(2S)−フェニルメチル−4
−モルホリニル]プレグナン−20−オン メタンスル
ホネート(1:1)塩を得た。[α]D+105.6°
(c1.0)。
【0095】(viii)出発材料として実施例12(vi
i)の2−(2,2−ジエチル−4−モルホリニル)化
合物とクエン酸を使用し、(2β,3α,5α)−2−
(2,2−ジエチル−4−モルホリニル)−3−ヒドロ
キシプレグナン−20−オン 2−ヒドロキシ−1,
2,3−プロパン−トリカルボキシレート(1:1)塩
を得た。δ(CDCl3)0.63(s,3H)及び
2.12(s,3H)。
【0096】(ix)出発材料として実施例12(viii)
の2−(シス−2,6−ジメチル−4−モルホリニル)
化合物と塩酸を使用し、(2β,3α,5α)−3−ヒ
ドロキシ−2−(シス−2,6−ジメチル−4−モルホ
リニル)プレグナン−20−オン ヒドロクロリド
(1:1)塩を得た。融点228〜235℃;[α]D
+143.9°(c0.9)。
【0097】(x)出発材料として実施例12(ix)の
2−(トランス−2,6−ジメチル−4−モルホリニ
ル)化合物とメタンスルホン酸を使用し、(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(トランス−2,6
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オ
ン メタンスルホネート(2:3)塩(異性体A)を得
た。δ(CDCl3)0.63(s,3H),0.93
(s,3H),1.25(d,3H),1.60(d,
3H),2.12(s,3H)及び2.85(s,3
H)。
【0098】(xi)出発材料として実施例13の21−
クロロ−2−[(2R)−メチル−4−モルホリニル]
化合物とメタンスルホン酸を使用し、(2β,3α,5
α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ−2−[(2R)
−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−20−オン
メタンスルホネート(1:1)塩を得た。融点205
〜207℃;[α]D+131.7°(c0.8)。
【0099】実施例15注射用製剤 (a)実施例6の化合物 10〜50mg/ml 塩化水素 pH3に十分な量 塩化ナトリウム 等張に十分な量 注射用蒸留水 1mlまで (b)実施例6の化合物 10〜50mg/ml 酢酸ナトリウム三水和物 2.26mg 酢酸 5.0mg 塩化水素または水酸化ナトリウム pH4〜5に十分な量 塩化ナトリウム 等張に十分な量 注射用蒸留水 1mlまで (c)実施例6の化合物 10〜50mg/ml リン酸一水素二ナトリウム 5mg リン酸または水酸化ナトリウム pH6〜8に十分な量 塩化ナトリウム 等張に十分な量 注射用蒸留水 1mlまで (d)、(e)及び(f):(a)、(b)及び(c)
において塩化ナトリウムをマンニトールで置き換え、次
いで生成物を凍結乾燥した。
【0100】実施例16(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2
R)−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−11,
20−ジオン (2R)−メチルモルホリンヒドロクロリド (K.Rossenら,Synth.Commun.,
1993,23,1071に記載の方法によって製造し
た)(R)−メチルオキシラン(23g)を、4℃の水
(65ml)中に2−アミノエタノール(96ml)を
含む撹拌溶液に1時間かけて滴下して加えた。混合物を
4℃で更に1.5時間撹拌し、次いで室温で17時間撹
拌した。減圧下で水分及び過剰な2−アミノタノールを
除去し、残留物を真空下で蒸留し、(R)−1−[2−
(ヒドロキシエチル)アミノ]−2−プロパノール(3
6.8g)を得た。沸点106〜112℃(0.5mm
Hg);[α]D−44.5°(c0,7)。
【0101】実施例1で2,2−ジメチルモルホリンに
ついて記載した方法に従い、上記(R)−1−[2−
(ヒドロキシエチル)アミノ]−2−プロパノールから
(2R)−メチルモルホリン ヒドロクロリド[δ(C
55N)1.08(d,J 6.2Hz,3H),2.
93(dd,J 12.6,11.0Hz,1H),
3.24(dt,J 12.4,4.2Hz,1H),
3.54(m,2H),3.96(m,1H)及び4.
26(m,2H)]を製造した。(2R)−メチルモル
ホリンヒドロクロリド(7.5g)及び粉末水酸化ナト
リウム(2.18g)を、1,2−エタンジオール(5
0ml)中の(英国特許第1,309,441号明細書
に記載のごとく製造した)(2α,3α,5α)−2,
3−エポキシプレグナン−11,20−ジオン 20−
環状1,2−エタンジイルアセタール及びその3α,4
α−エポキシ異性体の撹拌混合物(3.5:1)(5.
0g)に添加し、混合物を110℃で20時間加熱し
た。反応混合物を水(500ml)中に注ぎ込み、沈殿
した固体を濾別し、水で洗浄した。固体をメタノール
(45ml)中に懸濁させ、メタンスルホン酸(1.7
ml)及び水(10ml)を加えた。得られた混合物を
周囲温度で45分間撹拌し、水で希釈し、次いで酢酸エ
チルで抽出した。水性相に水酸化ナトリウム水溶液(4
M)をpHが9を超えるまで添加した。沈殿した固体を
濾別し、ジクロロメタン中に溶解し、溶液を水で洗浄し
た。硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶剤を除去
した。固体残留物をジエチルエーテルから結晶させ、精
製した生成物(3.17g)をジクロロメタン−ジエチ
ルエーテルから再結晶させ、(2β,3α,5α)−3
−ヒドロキシ−2−[(2R)−メチル−4−モルホリ
ニル]プレグナン−11,20−ジオン(2.34g)
を得た。融点180〜182℃;[α]D+136.5
°(c0.7)。
【0102】同様に、2,2−ジメチルモルホリンの製
造において記載したのと同様の方法で製造した2−置換
アミンを使用し、下記の化合物を製造した。
【0103】(i)(2β,3α,5α)−3−ヒドロ
キシ−2−[(2R)−エチル−4−モルホリニル]プ
レグナン−11,20−ジオン。融点188〜191
℃;[α]D+130.4°(c0.5)。
【0104】(ii)(2β,3α,5α)−3−ヒドロ
キシ−2−[(2S)−エチル−4−モルホリニル]プ
レグナン−11,20−ジオン。融点85〜86℃;
[α]D+140°(c0.6)。
【0105】ラセミ2−エチルモルホリンから製造した
(i)及び(ii)の混合物をアセトン−ヘプタンから結
晶させて(i)を得た。異性体(ii)は、母液をクロマ
トグラフィーにかけ、次いでエタノール−ジエチルエー
テルからシュウ酸塩を結晶させることにより得た。
【0106】(iii)(2β,3α,5α)−3−ヒド
ロキシ−2−(2,2−ジブチル−4−モルホリニル)
プレグナン−11,20−ジオン。融点159.5〜1
62.5℃;[α]D+109.2°(c0.5)。
【0107】実施例17(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジフェニル−4−モルホリニル)プレグナン−11,
20−ジオン 1,2−エタンジオール(37ml)中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジイル
アセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌
混合物(3.5:1)(3.74g)に、2,2−ジフ
ェニルモルホリン(5.97g)(G.E.M.Mou
ssaら,Indian J.Chem.Sect.
B.,1980,19,798)を添加した。反応混合
物を窒素雰囲気下に125℃で24時間加熱し、次いで
温度を24時間で140℃まで上昇させた。混合物を2
4時間還流加熱してから、水(2ml)を添加した。更
に24時間沸騰させた後、混合物を水に注ぎ込み、ジエ
チルエーテルで抽出した。有機相を塩酸(1M)で抽出
し、水性相を炭酸ナトリウムでpHが9を超えるまで処
理した。ジエチルエーテルで抽出した後、有機相を硫酸
ナトリウムで脱水し、減圧下で溶剤を除去した。得られ
た油状物をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ、
精製した生成物をジエチルエーテル及びメタノールから
順次結晶させ、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジフェニル−4−モルホリニル)プレ
グナン−11,20−ジオン(643mg)を得た。融
点248〜250℃;[α]D+166.2°(c0.
7)。
【0108】実施例18(2β,3α,5α)−2−[(2S)−フェニルメチ
ル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナン−
11,20−ジオン 1,2−エタンジオール(30ml)中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジイル
アセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌
混合物(3.5:1)(3.03g)に、(−)−2−
フェニルメチルモルホリン(4.3g)(G.R.Br
ownら,J.Pharm.Pharmacol.,1
990,42,797)を添加した。反応混合物を窒素
雰囲気下に115℃で24時間加熱し、水に注ぎ込み、
t−ブチルメチルエーテルで抽出し、有機相を減圧下で
乾固した。残留物をメタノール(45ml)中に溶解
し、撹拌溶液に水(5ml)及びメタンスルホン酸
(2.5ml)を添加した。1時間後、溶液を水で希釈
し、酢酸エチルで抽出した。水性相を炭酸ナトリウムで
pHが9を超えるまで処理し、次いで酢酸エチルで抽出
した。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、
減圧下で溶剤を除去した。残留物をシリカゲル上でクロ
マトグラフィーにかけ、精製した生成物をメタノールか
ら結晶させ、(2β,3α,5α)−2−[(2S)−
フェニルメチル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシ
プレグナン−11,20−ジオン(2.03g)を得
た。融点160〜161.5℃;[α]D+159°
(c0.6)。
【0109】実施例19(2β,3α,5α)−2−[2(R)−フェニルメチ
ル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナン−
11,20−ジオン 実施例18の2(S)−フェニルメチル−4−モルホリ
ニルジアステレオ異性体において記載した方法によっ
て、但し(−)−鏡像異性体に代えて(rac)−2−
フェニルメチルモルホリン(G.R.Brownら,
J.Pharm.Pharmacol.,1990,4
2,797)を使用し、表題化合物を製造した。ジアス
テレオ異性体の混合物をジエチルエーテルから結晶さ
せ、(2β,3α,5α)−2−[2(R)−フェニル
メチル−4−モルホリニル]−3−ヒドロキシプレグナ
ン−11,20−ジオンを得た。融点170〜171.
5℃;[α]D+91.6°(c0.6)。
【0110】実施例20(2β,3α,5α)−2−(2,2−ジエチル−4−
モルホリニル)−3−ヒドロキシプレグナン−11,2
0−ジオン (実施例1の2,2−ジメチルモルホリンの製造と同様
の方法で公知の2,2−ジエチルオキシラン(B.Ri
ckbornら,J.Am.Chem.Soc.,19
71,93,1693)から製造した)2,2−ジエチ
ルモルホリンヒドロクロリド(9.6g)を、1,2−
エタンジオール(50ml)中の(英国特許第1,03
9,441号明細書に記載のごとく製造した)(2α,
3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−11,2
0−ジオン 20−環状1,2−エタンジイルアセター
ル及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌混合物
(3.5:1)(5.0g)に添加した。次いで粉末水
酸化ナトリウム(2.14g)を添加し、混合物を11
0℃で22時間加熱し、水(500ml)中に注ぎ込ん
だ。沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、メタノール
(45ml)及び水(10ml)の混合物中に懸濁させ
た。メタンスルホン酸(1.4ml)を添加し、得られ
た溶液を室温で45分間撹拌し、次いで水(500m
l)中に注ぎ込んだ。酢酸エチルで抽出した後、水性相
に水酸化ナトリウム水溶液(4M)をpHが9を超える
まで添加した。沈殿した固体を濾別し、水で洗浄し、ジ
クロロメタン中に溶解した。溶液を水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで脱水した後、減圧下で溶剤を除去し、非晶質
固体を得、これをジエチルエーテルから結晶させ、(2
β,3α,5α)−2−(2,2−ジエチル−4−モル
ホリニル)−3−ヒドロキシプレグナン−11,20−
ジオン(2.04g)を得た。融点177〜179℃;
[α]D+126.0°(c0.7)。
【0111】実施例21(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[4−
(1−オキサ−4−アザスピロ[5.5]ウンデカニ
ル)]プレグナン−11,20−ジオン 1,2−エタンジオール(50ml)中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジイル
アセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌
混合物(9:1)(4.0g)に、1−オキサ−4−ア
ザスピロ[5.5]ウンデカン(7g)(J.M.Mc
Manusら,J.Med.Chem.,1965,
8,766)を添加した。混合物を120〜125℃で
23時間加熱し、水(500ml)中に注ぎ込み、混合
物をジエチルエーテルで抽出した。有機相を水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下で溶剤を除去
し、残留物をメタノール(56ml)及び水(10m
l)の混合物中に溶解した。メタンスルホン酸(2.1
ml)を添加し、溶液を室温で30分間撹拌し、次いで
水(500ml)中に注ぎ込んだ。ジエチルエーテルで
抽出した後、水性相に水酸化ナトリウム水溶液(4M)
をpHが9を超えるまで添加し、混合物をジエチルエー
テルで抽出した。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム
で脱水し、減圧下で溶剤を除去した。得られた油状物を
シリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ、精製した生
成物をジエチルエーテルから結晶させ、(2β,3α,
5α)−3−ヒドロキシ−2−[(4−(1−オキサ−
4−アザスピロ[5.5]ウンデカニル)]プレグナン
−11,20−ジオン(2.8g)を得た。融点203
〜205°;[α]D+120.0°(c0.6)。
【0112】実施例22(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン 1,2−エタンジオール(50ml)中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジイル
アセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌
混合物(9:1)(5.0g)に、粗2,2,6,6−
テトラメチルモルホリン ヒドロクロリド(15.4
g)(E.Nowakの欧州特許出願公開第25287
5号明細書)を添加した。粉末水酸化ナトリウム(3.
43g)を添加し、混合物を120〜125℃で22時
間加熱し、次いで水(500ml)中に注ぎ込んだ。こ
の混合物をジエチルエーテルで抽出し、有機相を水で洗
浄した。硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶剤を
除去し、残留物をメタノール(100ml)及び水(2
0ml)中に溶解した。メタンスルホン酸(4ml)を
添加し、溶液を室温で45分間撹拌し、次いで水(1リ
ットル)中に注ぎ込んだ。ジエチルエーテルで抽出した
後、水性相に水酸化ナトリウム水溶液(4M)をpHが
9を超えるまで添加した。混合物をジエチルエーテルで
抽出し、有機相を水で洗浄した。硫酸ナトリウムで脱水
した後、減圧下で溶剤を除去し、残留物をシリカゲル上
でクロマトグラフィーにかけた。精製した生成物をアセ
トン−ヘキサンから結晶させ、(2β,3α,5α)−
3−ヒドロキシ−2−(2,2,6,6−テトラメチル
−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオン
(361mg)を得た。融点212〜215℃;[α]
D+126.8°(c0.5)。
【0113】実施例23(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2
R)−メチル−4−モルホリニル]プレグナン−11,
20−ジオン メタンスルホネート(1:1)塩 エタノール(5ml)中にメタンスルホン酸(445m
g)を含む溶液を、エタノール(20ml)中に(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2R)−
メチル−4−モルホリニル]プレグナン−11,20−
ジオン(2.0g)を含む懸濁液に添加した。減圧下で
溶剤を除去し、残留物をアセトン−ジエチルエーテルか
ら結晶させ、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−
2−[(2R)−メチル−4−モルホリニル]プレグナ
ン−11,20−ジオン メタンスルホネート(1:
1)塩(2.22g)を得た。融点230℃(de
c);[α]D+108.9°(c0.8)。
【0114】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0115】(i)出発材料として実施例16(i)の
2−エチルモルホリン化合物を使用し、(2β,3α,
5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2R)−エチル−4
−モルホリニル]プレグナン−11,20−ジオン メ
タンスルホネート(1:1)塩を得た。[α]D+11
2.7°(c0.2)。
【0116】(ii)出発材料として実施例16(ii)の
2−エチルモルホリン化合物を使用し、(2β,3α,
5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2S)−エチル−4
−モルホリニル]プレグナン−11,20−ジオン メ
タンスルホネート(1:1)塩を得た。[α]D+11
0°(c0.6)。
【0117】実施例24(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジブチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,2
0−ジオン メタンスルホネート(1:1)塩 エタノール(7ml)中にメタンスルホン酸(181m
g)を含む溶液を、エタノール(3ml)中に(2β,
3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジブチ
ル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオ
ン(1.0g)を含む懸濁液に添加した。得られた懸濁
液を加熱して溶液にし、減圧下で溶剤を除去し、(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジ
ブチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−
ジオン メタンスルホネート(1:1)塩(1.06
g)を得た。[α]D+86.3°(c0.7)。
【0118】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0119】(i)出発材料として実施例17の2,2
−ジフェニルモルホリン化合物を使用し、(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジフェニ
ル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオ
ン メタンスルホネート(1:1)塩を得た。[α]D
+23.1°(c0.5)。
【0120】(ii)出発材料として実施例20の2,2
−ジエチルモルホリン化合物を使用し、(2β,3α,
5α)−2−(2,2−ジエチル−4−モルホリニル)
−3−ヒドロキシプレグナン−11,20−ジオン メ
タンスルホネート(1:1)塩を得た。[α]D+9
7.7°(c0.7)。
【0121】(iii)出発材料として実施例21の2−
スピロシクロヘキシルモルホリン化合物を使用し、(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[4−(1−
オキサ−4−アザスピロ[5.5]ウンデカニル)]プ
レグナン−11,20−ジオンメタンスルホネート
(1:1)塩を得た。[α]D+98.1°(c0.
8)。
【0122】実施例25(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,
2,6,6−テトラメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン メタンスルホネート1:
1)塩 メタノール(5ml)中にメタンスルホン酸(63m
g)を含む溶液を、メタノール(5ml)中に(2β,
3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2,6,6
−テトラメチル−4−モルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン(311mg)を含む懸濁液に添加し
た。減圧下で溶剤を除去し、残留物をジエチルエーテル
から結晶させ、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ
−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−モルホリ
ニル)プレグナン−11,20−ジオン メタンスルホ
ネート(1:1)塩(354mg)を得た。融点211
〜217℃(dec);[α]D+109.7°(c
0.6)。
【0123】実施例26(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2
S)−フェニルメチル−4−モルホリニル]プレグナン
−11,20−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,3−
プロパントリカルボキシレート(1:1)塩 メタノール(20ml)中にクエン酸(766mg)を
含む溶液を、メタノール(80ml)中に(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2S)−フェニ
ルメチル−4−モルホリニル]プレグナン−11,20
−ジオン(2.03g)を含む溶液に添加した。減圧下
で溶剤を除去し、(2β,3α,5α)−3−ヒドロキ
シ−2−[(2S)−フェニルメチル−4−モルホリニ
ル]プレグナン−11,20−ジオン 2−ヒドロキシ
−1,2,3−プロパントリカルボキシレート(1:
1)塩(2.8g)を得た。[α]D+120.0°
(c0.7)。
【0124】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0125】(i)出発材料として実施例19の2−フ
ェニルメチルモルホリン化合物を使用し、(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−[(2R)−フェニ
ルメチル−4−モルホリニル]プレグナン−11,20
−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリ
カルボキシレート(1:1)塩を得た。[α]D+8
6.0°(c0.7)。
【0126】(ii)出発材料として実施例20の2,2
−ジエチルモルホリン化合物を使用し、(2β,3α,
5α)−2−(2,2−ジエチル−4−モルホリニル)
−3−ヒドロキシプレグナン−11,20−ジオン 2
−ヒドロキシ−1,2,3−プロパントリカルボキシレ
ート(1:1)塩を得た。[α]D+90.9°(c
1.0)。
【0127】実施例27(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン 1,2−エタンジオール(160ml)中の(英国特許
第1,039,441号明細書に記載のごとく製造し
た)(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナ
ン−11,20−ジオン 環状1,2−エタンジイルア
セタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の撹拌混
合物(3.5:1)(8.0g)に、2,2−ジメチル
チオモルホリン(40ml)(J.M.McManus
ら,J.Med.Chem.,1965,8,766)
を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下に125℃で5
時間加熱し、次いで塩化ナトリウム水溶液(1.6リッ
トル)中に注ぎ込んだ。沈殿した固体を濾別し、水で洗
浄し、メタノール(160ml)及びジクロロメタン
(5〜10ml)の混合物中に溶解した。水(10m
l)及びメタンスルホン酸(3ml)を添加した後、溶
液を45分間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。水を加
え、混合物を酢酸エチルで抽出した。水性相を炭酸ナト
リウムでpHが9を超えるまで処理し、次いで酢酸エチ
ルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧
下で溶剤を除去した。生成物をジクロロメタン−メタノ
ールから結晶させ、(2β,3α,5α)−3−ヒドロ
キシ−2−(2,2−ジメチル−4−チオモルホリニ
ル)プレグナン−11,20−ジオン(1.88g)を
得た。融点201〜203℃;[α]D+149.7°
(c0.6)。
【0128】実施例28(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−20
−オン 1,2−エタンジオール(50ml)中の(英国特許第
1,039,441号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナン−
20−オン 環状1,2−エタンジイルアセタール及び
その3α,4α−エポキシ異性体の撹拌混合物(3:
1)(2.5g)に、2,2−ジメチルチオモルホリン
(10ml)(J.M.McManusら,J.Me
d.Chem.,1965,8,766)を添加した。
反応混合物を7時間還流加熱し、次いで塩化ナトリウム
水溶液(800ml)中に注ぎ込んだ。沈殿した固体を
濾別し、水で洗浄した。メタノール(200ml)中に
溶解し、水(2ml)及びメタンスルホン酸(2.0
g)を添加した後、溶液を45分間撹拌し、次いで減圧
下で濃縮した。得られた溶液を水で希釈し、次いで炭酸
ナトリウムでpHが9を超えるまで処理した。沈殿した
固体を濾別し、ジクロロメタン中に溶解し、硫酸ナトリ
ウムで脱水し、減圧下で溶剤を除去した。残留固体をシ
リカゲル上でクロマトグラフィーにかけ、精製した生成
物をメタノールから結晶させ、(2β,3α,5α)−
3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−チオモ
ルホリニル)プレグナン−20−オン(672mg)を
得た。融点184〜185℃;[α]−96.2°
(c0.9)。
【0129】実施例29(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロ
パントリカルボキシレート(1:1)塩 (2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン(1.39g)に、メタノール(70
ml)中にクエン酸(576mg)を含む溶液を添加し
た。混合物を暖めて溶液とし、減圧下で溶剤を除去し、
(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−1
1,20−ジオン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロ
パントリカルボキシレート(1:1)塩(1.96g)
を得た。[α]D+92.2°(c0.5)。
【0130】実施例30(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−20
−オン メタンスルホネート(1:1)塩 メタノール(20ml)中にメタンスルホン酸(100
mg)を含む溶液を、メタノール(30ml)中に(2
β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジ
メチル−4−チオモルホリニル)プレグナン−20−オ
ン(464mg)を含む溶液に添加した。減圧下で溶剤
を除去し、残留物をアセトンから結晶させ、(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル
−4−チオモルホリニル)プレグナン−20−オン メ
タンスルホネート(1:1)塩(337mg)を得た。
融点171〜177℃;[α]D+104.6°(c
0.9)。
【0131】実施例31(2β,3α,5α,11β)−3,11−ジヒドロキ
シ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレ
グナン−20−オン 1,2−エタンジオール(400ml)中の(英国特許
第1,039,441号明細書に記載のごとく製造し
た)(2α,3α,5α)−2,3−エポキシプレグナ
ン−11,20−ジオン 20−環状1,2−エタンジ
イルアセタール及びその3α,4α−エポキシ異性体の
撹拌混合物(3.5:1)(20g)に、2,2−ジメ
チルモルホリンヒドロクロリド(120g)を添加し
た。次いで無水炭酸ナトリウム(42g)を慎重に加
え、発泡がおさまるまで混合物を60〜70℃で加熱し
た。更に混合物を120〜130℃で4.5時間加熱
し、次いで水(4リットル)中に注ぎ込んだ。沈殿した
固体を濾別し、水で洗浄し、真空下で乾燥した。得られ
た固体(A)の一部(2.5g)を撹拌しながらエタノ
ール(25ml)中に懸濁させ、ホウ水素化ナトリウム
(2.25g)を少しずつ添加した。混合物を室温で1
5時間撹拌し、水(250ml)中に注ぎ込み、沈殿し
た固体を濾別し、水で洗浄し、メタノール(25ml)
中に溶解した。メタンスルホン酸(1.0ml)を添加
し、溶液を室温で1時間撹拌し、水(250ml)中に
注ぎ込んだ。ジクロロメタンで抽出した後、水性相に炭
酸ナトリウムをpHが9を超えるまで添加した。得られ
た混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下で溶剤を除去し
てゴム質を得、それをジエチルエーテルから結晶させ、
(2β,3α,5α,11β)−3,11−ジヒドロキ
シ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレ
グナン−20−オン(755mg)を得た。融点224
〜228℃;[α]D+136.4°(c0.14)。
【0132】実施例32(2β,3α,5α,11α)−3,11−ジヒドロキ
シ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレ
グナン−20−オン 実施例31の固体(A)の一部(4.0g)をエタノー
ル(140ml)中に溶解し、ナトリウム(8.5g)
を4時間かけて少しずつ添加した。混合物を水(1.4
リットル)中に注ぎ込み、沈殿した固体を濾別し、水で
洗浄し、メタノール(40ml)中に溶解した。メタン
スルホン酸(1.6ml)を添加し、溶液を室温で1時
間撹拌し、水(400ml)中に注ぎ込んだ。酢酸エチ
ルで抽出した後、水性相に炭酸ナトリウムをpHが9を
超えるまで添加した。得られた混合物をジクロロメタン
で抽出し、有機相を水で洗浄した。硫酸ナトリウムで脱
水した後、減圧下で溶剤を除去し、残留物をシリカゲル
上でクロマトグラフィーにかけた。精製した生成物をジ
エチルエーテルから結晶させ、(2β,3α,5α,1
1α)−3,11−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメ
チル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オン(7
50mg)を得た。融点182〜185℃;[α]D
125.6°(c0.25)。
【0133】実施例33(2β,3α,5α,11β)−3,11−ジヒドロキ
シ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレ
グナン−20−オン 2−ヒドロキシ−1,2,3−プ
ロパントリカルボキシレート(1:1)塩 メタノール(3ml)中にクエン酸(92mg)を含む
溶液を、メタノール(2ml)中に(2β,3α,5
α,11β)−3,11−ジヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−20−オ
ン(213mg)を含む懸濁液に添加した。得られた溶
液を減圧下で乾固し、(2β,3α,5α,11β)−
3,11−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4
−モルホリニル)プレグナン−20−オン 2−ヒドロ
キシ−1,2,3−プロパントリカルボキシレート
(1:1)塩を得た。[α]D+119°(c0.
3)。
【0134】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0135】出発材料として実施例32の11α−ヒド
ロキシ化合物を使用し、(2β,3α,5α,11α)
−3,11−ジヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−
4−モルホリニル)プレグナン−20−オン 2−ヒド
ロキシ−1,2,3−プロパントリカルボキシレート
(1:1)塩を得た。[α]D+90.6°(c0.
6)。
【0136】実施例34(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−21−チオシアナト
プレグナン−20−オン メタノール(63ml)中に(2β,3α,5α)−2
1−クロロ−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル
−4−モルホリニル)プレグナン−20−オンメタンス
ルホネート(1:1)塩(1.5g)を含む混合物に、
水(32ml)中にチオシアン酸カリウム(5.14
g)を含む溶液を添加した。得られた溶液を室温で72
時間撹拌し、次いで水中に注ぎ込み、炭酸ナトリウムを
pHが9を超えるまで添加した。沈殿した固体を濾別
し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液を
硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で溶剤を除去した。残
留物をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ、精製
した生成物をまずメタノールから結晶させ、次いでジエ
チルエーテルから結晶させ、(2β,3α,5α)−3
−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリ
ニル)−21−チオシアナトプレグナン−20−オン
(497mg)を得た。融点165.5〜166.5
℃;[α]D+121.1°(c1.3)。
【0137】実施例35(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−21−チオシアナト
プレグナン−11,20−ジオン (2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン(3.1g)に、メタノール
(63ml)中にメタンスルホン酸(615mg)を含
む溶液を添加し、次いで水(32ml)中にチオシアン
酸カリウム(12.4g)を含む溶液を添加した。得ら
れた溶液を室温で24時間撹拌し、水に注ぎ込み、炭酸
ナトリウムをpHが9を超えるまで添加した。沈殿した
固体を濾別し、水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解し
た。この溶液を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で溶剤
を除去した。残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィ
ーにかけ、精製した生成物をまずジエチルエーテルから
結晶させ、次いでメタノールから結晶させ、(2β,3
α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル
−4−モルホリニル)−21−チオシアナトプレグナン
−11,20−ジオン(572mg)を得た。融点19
7〜198℃;[α]D+99.3°(c0.8)。
【0138】実施例36(2β,3α,5α)−21−アジド−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン メタノール(10ml)及び水(0.25ml)中に
(2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン(500mg)、アジ化ナト
リウム(140mg)及びN,N−ジメチルホルムアミ
ド(1.25ml)を含む撹拌混合物を2時間還流加熱
し、冷却し、水(50ml)中に注ぎ込んだ。得られた
沈殿物を濾別し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液を
水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で溶
剤を除去し、残留物(422mg)をシリカゲル上でク
ロマトグラフィーにかけた。精製した生成物をジクロロ
メタン−メタノールから結晶させ、(2β,3α,5
α)−21−アジド−3−ヒドロキシ−2−(2,2−
ジメチル−4−モルホリニル)プレグナン−11,20
−ジオン(176mg)を得た。δ(CDCl3)0.
62(s,3H),1.06(s,3H),1.22
(s,3H),1.24(s,3H)及び3.85
(s,2H)。
【0139】実施例37(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−11,20−ジオキ
ソプレグナン−21−カルボニトリル メタノール(10ml)及び水(0.25ml)中に
(2β,3α,5α)−21−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)プレグ
ナン−11,20−ジオン(500mg)、シアン化ナ
トリウム(500mg)及びN,N−ジメチルホルムア
ミド(1.25ml)を含む撹拌混合物を16時間還流
加熱した。得られた溶液を冷却し、水(50ml)中に
注ぎ込んだ。混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相
を水でpHが7になるまで洗浄した。溶液を硫酸ナトリ
ウムで脱水した後、減圧下で溶剤を除去し、残留物(4
30mg)をシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけ
た。精製した生成物(208mg)をジクロロメタン−
メタノールから結晶させ、(2β,3α,5α)−3−
ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)−11,20−ジオキソプレグナン−11,20−
カルボニトリル(96mg)を得た。δ(CDCl3
0.62(s,3H),1.06(s,3H),1.2
2(s,3H),1.26(s,3H)及び3.38
(s,2H)。
【0140】実施例38(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−21−チオシアネー
トプレグナン−20−オン メタンスルホネート(1:
1)塩 メタノール(100ml)中にメタンスルホン酸(88
mg)を含む溶液を、(2β,3α,5α)−3−ヒド
ロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)
−21−チオシアネートプレグナン−20−オン(45
5mg)に添加し、得られた溶液から溶剤を除去し、
(2β,3α,5α)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)−21−チオシアナト
プレグナン−20−オン メタンスルホネート(1:
1)塩(432mg)を得た。[α]D+100.8°
(c0.4)。
【0141】同様の方法で下記の塩を製造した。
【0142】(i)出発材料として実施例35の21−
チオシアナト化合物を使用し、(2β,3α,5α)−
3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホ
リニル)−21−チオシアナトプレグナン−11,20
−ジオン メタンスルホネート(1:1)塩を得た。
[α]D+83.3°(c0.5)。
【0143】(ii)出発材料として実施例36の21−
アジド化合物を使用し、(2β,3α,5α)−21−
アジド−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4
−モルホリニル)プレグナン−11,20−ジオン メ
タンスルホネート(1:1)塩を得た。[α]D+11
6.5°(c0.9)。
【0144】(iii)出発材料として実施例37の21
−シアノ化合物を使用し、(2β,3α,5α)−3−
ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)−11,20−ジオキソプレグナン−21−カルボ
ニトリル メタンスルホネート(1:1)塩を得た。δ
(CDCl3)0.66(s,3H),1.09(s,
3H),1.34(s,3H),1.52(s,3
H),2.81(s,3H),3.42(s,2H)及
び4.27(t,J 13Hz,1H)。
【0145】実施例39(2β,3α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタ
ン−17−カルボニトリル 1,2−エタンジオール(12ml)中に(英国特許第
1,434,919号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α,17β)−2,3−エポキシアン
ドロスタン−17−カルボニトリル(1.2g)を含む
混合物に、2,2−ジメチルモルホリンヒドロクロリド
(2.43g)及び水酸化ナトリウム(640mg)を
添加し、混合物を窒素雰囲気下135℃で24時間加熱
した。反応混合物を水(100ml)中に注ぎ込み、沈
殿した固体を濾別し、ジクロロメタン中に溶解した。溶
液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した。減圧下で
溶剤を除去し、残留物(1.55g)をシリカゲル上で
クロマトグラフィーにかけた。精製した生成物(1.1
8g)をエーテル−ヘプタンから結晶させ、(2β,3
α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−
ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタン−17−
カルボニトリル(903mg)を得た。融点170〜1
73℃;[α]D+117.5°(c0.8)。
【0146】実施例40(2β,3α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタ
ン−11−オン−17−カルボニトリル 1,2−エタンジオール(50ml)中の(英国特許第
1,434,919号明細書に記載のごとく製造した)
(2α,3α,5α,17β)−2,3−エポキシアン
ドロスタン−11−オン−17−カルボニトリル及びそ
の3α,4α−エポキシ異性体の混合物(4:1)
(1.2g)に、2,2−ジメチルモルホリンヒドロク
ロリド(9.67g)及び水酸化ナトリウム(2.55
g)を添加し、混合物を窒素雰囲気下で、まず120℃
で19時間加熱し、次いで150℃で4.5時間加熱し
た。反応混合物を水(500ml)中に注ぎ込み、沈殿
した固体を濾別し、ジクロロメタン中に溶解した。溶液
を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧下で
溶剤を除去し、残留物(6.9g)をシリカゲル上でク
ロマトグラフィーにかけた。精製した生成物(4.3
g)をエタノール及びアセトン−ジエチルエーテルから
順次結晶させ、(2β,3α,5α,17β)−3−ヒ
ドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニ
ル)アンドロスタン−11−オン−17−カルボニトリ
ル(2.37g)を得た。融点206〜210℃;
[α]D+122.9°(c0.8)。
【0147】実施例41(2β,3α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタ
ン−17−カルボニトリル メタンスルホネート(1:
1)塩 エタノール(2ml)中にメタンスルホン酸(186m
g)を含む溶液を、エタノール(8ml)中に(2β,
3α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−(2,2
−ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタン−17
−カルボニトリル(800mg)を含む懸濁液に添加
し、混合物を5分間撹拌した。減圧下で溶剤を除去して
固体を得、これをエタノール−ジエチルエーテルから析
出させ、(2β,3α,5α,17β)−3−ヒドロキ
シ−2−(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)アン
ドロスタン−17−カルボニトリル メタンスルホネー
ト(1:1)塩(890mg)を得た。[α]D+10
0.2°(c0.2)。
【0148】実施例42(2β,3α,5α,17β)−3−ヒドロキシ−2−
(2,2−ジメチル−4−モルホリニル)アンドロスタ
ン−11−オン−17−カルボニトリル 2−ヒドロキ
シ−1,2,3−プロパントリカルボキシレート(1:
1)塩 エタノール(5ml)中に(2β,3α,5α,17
β)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−
モルホリニル)アンドロスタン−11−オン−17−カ
ルボニトリル(500mg)を含む混合物を5分間撹拌
した。減圧下で溶剤を除去し、ジクロロメタン−ジエチ
ルエーテルから結晶させ、(2β,3α,5α,17
β)−3−ヒドロキシ−2−(2,2−ジメチル−4−
モルホリニル)アンドロスタン−11−オン−17−カ
ルボニトリル 2−ヒドロキシ−1,2,3−プロパン
トリカルボキシレート(1:1)塩(427mg)を得
た。[α]D+80.8°(c0.5)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、Rは1〜4個の置換基を表わし、各置換基が独
    立に(1−4C)アルキル、フェニル及びベンジルから
    選択されるか、または同じ炭素原子にある2つが一緒に
    なって−(CH2n−(ここでnは2〜6である)であ
    り;YはOまたはSである〕の基の窒素に2β位で結合
    した置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体また
    はその医薬的に容認可能な塩。
  2. 【請求項2】 式II: 【化2】 〔式中、Rは1〜4個の置換基を表わし、各置換基が独
    立に(1−4C)アルキル、フェニル及びベンジルから
    選択されるか、または同じ炭素原子にある2つが一緒に
    なって−(CH2n−(ここでnは2〜6である)であ
    り;R1、R2及びR3は独立にHまたはメチルであり;
    4はH2、(H,OH)またはOであり;ZはCNまた
    はCOCH2Xであり;Xは、H、ハロゲン、OH、C
    N、N3、SCN、(ハロゲンで任意に置換された)
    (1−6C)アルキル、シクロヘキシル、(1−6C)
    アルコキシ、フェノキシ、フェニル−(1−6C)アル
    コキシ、(1−6C)アシルオキシ、(1−6C)アシ
    ルチオ、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、
    チオモルホリニル、及び(1−6C)アルキルで任意に
    置換されたアミノから選択され;YはOまたはSであ
    り;破線は任意の結合であり、H(5)は、4,5−ま
    たは5,6−結合が二重結合である場合は不在である〕
    を有する請求項1に記載の置換2β−モルホリノ−アン
    ドロスタン誘導体またはその医薬的に容認可能な塩。
  3. 【請求項3】 式III: 【化3】 〔式中、Rは、独立に(1−4C)アルキル、フェニル
    及びベンジルから選択されるか、または2つの置換基R
    が一緒になって−(CH2n−(ここでnは2〜6であ
    る)である1〜4個の置換基を表わし;R4はH2
    (H,OH)またはOであり;Xは、H、ハロゲン、O
    H、CN、N3、SCN、(ハロゲンで任意に置換され
    た)(1−6C)アルキル、シクロヘキシル、(1−6
    C)アルコキシ、フェノキシ、フェニル−(1−6C)
    アルコキシ、(1−6C)アシルオキシ、(1−6C)
    アシルチオ、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニ
    ル、チオモルホリニル、及び(1−6C)アルキルで任
    意に置換されたアミノから選択され;YはOまたはSで
    ある〕を有する請求項1に記載の置換2β−モルホリノ
    −アンドロスタン誘導体またはその医薬的に容認可能な
    塩。
  4. 【請求項4】 XがH、Cl、OH、CN、N3、SC
    N、C(1−6)アシルオキシまたはC(1−6)アシ
    ルチオであり、YがOである請求項3に記載の置換2β
    −モルホリノ−アンドロスタン誘導体。
  5. 【請求項5】 Rが、モルホリノ基の2位にある1つま
    たは2つのメチル基を表わす請求項1から4のいずれか
    一項に記載の置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘
    導体。
  6. 【請求項6】 R4がOである請求項1から5のいずれ
    か一項に記載の置換2β−モルホリノ−アンドロスタン
    誘導体。
  7. 【請求項7】 式V: 【化4】 を有する請求項1に記載の置換2β−モルホリノ−アン
    ドロスタン誘導体またはその医薬的に容認可能な塩。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体の製造方
    法であって、適当に置換されたモルホリン(またはチオ
    モルホリン)またはその塩を、必要な場合には適当に保
    護した2,3−エポキシ−アンドロスタンまたは2,3
    −エポキシ−19−ノルアンドロスタン誘導体と接触さ
    せることにより前記置換モルホリンをアンドロスタン誘
    導体の2β位に縮合し、次いで存在する場合には保護基
    を除去し、得られたステロイドを、当分野において公知
    の方法によって単離及び精製し、必要であれば前記ステ
    ロイドの21位に置換基を導入することを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか一項に記載の
    置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体及び医薬
    的に適当な助剤を含む医薬組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1から8のいずれか一項に記載
    の置換2β−モルホリノ−アンドロスタン誘導体の、麻
    酔活性を有する医薬の製造のにおける使用。
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