JPH07196631A - 非染色及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料を光化学的及び熱的に安定化する方法 - Google Patents
非染色及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料を光化学的及び熱的に安定化する方法Info
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- JPH07196631A JPH07196631A JP6302388A JP30238894A JPH07196631A JP H07196631 A JPH07196631 A JP H07196631A JP 6302388 A JP6302388 A JP 6302388A JP 30238894 A JP30238894 A JP 30238894A JP H07196631 A JPH07196631 A JP H07196631A
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- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
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- D06P1/44—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders
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- D06P1/642—Compounds containing nitrogen
- D06P1/6426—Heterocyclic compounds
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/322—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
- D06M13/35—Heterocyclic compounds
- D06M13/352—Heterocyclic compounds having five-membered heterocyclic rings
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 非染色及び染色又は捺染したポリエステル繊
維材料を光化学的及び熱的に安定化する方法であって、
式(1)〔式中、R1 は、式(2)で示される基であ
り、R2 及びR’2 は、水素、C1 −C12アルキル、C
5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェ
ニルなど、R3 は、水素又はハロゲンであり、R4 及び
R5 は、水素、C1 −C12アルキルなど、或はR4 とR
5 は、−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3
b)又は(3c)(nは、1、2、3又は4であり、R
6 及びR7 は、水素、C1 −C4 アルキルなど)の基を
形成する〕で示される化合物の少なくとも1個で、該繊
維材料を処理する方法。 【化75】 【効果】 上記方法により、光及び昇華に対する堅牢度
に優れ、ブラインド及び天幕などのアウトドアー用品で
の使用にも適したポリエステル染色物及び捺染物を得る
ことができた。
維材料を光化学的及び熱的に安定化する方法であって、
式(1)〔式中、R1 は、式(2)で示される基であ
り、R2 及びR’2 は、水素、C1 −C12アルキル、C
5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェ
ニルなど、R3 は、水素又はハロゲンであり、R4 及び
R5 は、水素、C1 −C12アルキルなど、或はR4 とR
5 は、−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3
b)又は(3c)(nは、1、2、3又は4であり、R
6 及びR7 は、水素、C1 −C4 アルキルなど)の基を
形成する〕で示される化合物の少なくとも1個で、該繊
維材料を処理する方法。 【化75】 【効果】 上記方法により、光及び昇華に対する堅牢度
に優れ、ブラインド及び天幕などのアウトドアー用品で
の使用にも適したポリエステル染色物及び捺染物を得る
ことができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非染色及び染色又は捺
染したポリエステル繊維材料を光化学的及び熱的に安定
化する方法に関する。
染したポリエステル繊維材料を光化学的及び熱的に安定
化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】非染色
及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料は、光の作
用、及び特に熱による同時の作用により損なわれる。自
動車の分野における使用に際しては、非染色及び染色又
は捺染した繊維材料を紫外線照射から有効に保護するた
めの対策は必須である。
及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料は、光の作
用、及び特に熱による同時の作用により損なわれる。自
動車の分野における使用に際しては、非染色及び染色又
は捺染した繊維材料を紫外線照射から有効に保護するた
めの対策は必須である。
【0003】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、非染
色及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料を光化学
的及び熱的に安定化する方法であって、該材料を、式
(1):
色及び染色又は捺染したポリエステル繊維材料を光化学
的及び熱的に安定化する方法であって、該材料を、式
(1):
【0004】
【化29】
【0005】〔式中、R1 は、式(2):
【0006】
【化30】
【0007】で示される基であり、R2 及びR’2 は、
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N
−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は(3
c):
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N
−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は(3
c):
【0008】
【化31】
【0009】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物の少なくとも1個で処理することからなる方法
を提供するものである。
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物の少なくとも1個で処理することからなる方法
を提供するものである。
【0010】上述した式中、置換基は以下の意味を有す
る。
る。
【0011】ハロゲンは、代表的にはフッ素、臭素、及
び好ましくは塩素である。
び好ましくは塩素である。
【0012】C1 −C12アルキルは、代表的にはメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル又はn−デ
シルである。
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル又はn−デ
シルである。
【0013】C5 −C7 シクロアルキルは、代表的には
シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルで
ある。
シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルで
ある。
【0014】(C1 −C8 アルキル)フェニルは、代表
的にはメチルフェニル、エチルフェニル、tert−ブ
チルフェニル又はジ−tert−ブチルフェニルであ
る。
的にはメチルフェニル、エチルフェニル、tert−ブ
チルフェニル又はジ−tert−ブチルフェニルであ
る。
【0015】C7 −C9 フェニルアルキルは、代表的に
はベンジル又はフェネチルである。
はベンジル又はフェネチルである。
【0016】C1 −C4 アルコキシは、メトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ又はtert−ブ
トキシである。
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ又はtert−ブ
トキシである。
【0017】C1 −C4 アルキルは、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル又はtert−ブチルである。
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル又はtert−ブチルである。
【0018】C1 −C6 モノハロアルキルは、代表的に
はクロロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2
−ブロモエチル、3−クロロ−n−プロピル又は4−ク
ロロ−n−ブチルである。
はクロロメチル、ブロモメチル、2−クロロエチル、2
−ブロモエチル、3−クロロ−n−プロピル又は4−ク
ロロ−n−ブチルである。
【0019】C1 −C6 ジハロアルキルは、代表的には
1,2−ジクロロエチル、1,2−ジブロモエチル又は
2,3−ジクロロプロピルである。
1,2−ジクロロエチル、1,2−ジブロモエチル又は
2,3−ジクロロプロピルである。
【0020】C2 −C4 アルケニルは、代表的にはビニ
ル、2−プロペニル又は2−ブテニルである。
ル、2−プロペニル又は2−ブテニルである。
【0021】C2 −C4 モノハロアルケニルは、代表的
には1−クロロエテン−1−イル又は1−ブロモエテン
−1−イルである。
には1−クロロエテン−1−イル又は1−ブロモエテン
−1−イルである。
【0022】フェニル−C1 −C4 アルキルは、代表的
にはベンジル又はフェネチルである。
にはベンジル又はフェネチルである。
【0023】本発明の方法において好ましく用いられる
化合物は、式(4):
化合物は、式(4):
【0024】
【化32】
【0025】(式中、R1 、R2 及びR3 は、式(1)
において定義されたとおりである)で示される化合物で
ある。式(4)の化合物中、R1 が、式(2):
において定義されたとおりである)で示される化合物で
ある。式(4)の化合物中、R1 が、式(2):
【0026】
【化33】
【0027】で示される基であり、R2 が、水素、C1
−C12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −
C8 アルキル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニ
ルアルキル又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 が、
水素又はハロゲンであり、R4が、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR5 が、C1 −C12アルキル、
C1 −C6 モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキ
ル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケ
ニル、C5 −C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又
はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくは
ハロゲン置換フェニルであるか、或いはR4 とR5 が、
−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
−C12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −
C8 アルキル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニ
ルアルキル又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 が、
水素又はハロゲンであり、R4が、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR5 が、C1 −C12アルキル、
C1 −C6 モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキ
ル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケ
ニル、C5 −C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又
はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくは
ハロゲン置換フェニルであるか、或いはR4 とR5 が、
−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
【0028】
【化34】
【0029】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキル、そしてR7
は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ
又はハロゲンである)の基を形成する化合物を使用する
のが特に好ましい。
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキル、そしてR7
は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ
又はハロゲンである)の基を形成する化合物を使用する
のが特に好ましい。
【0030】特に好ましい方法は、式(1)又は(4)
で示される化合物であって、R1 が、式(2)の基であ
り、R2 が、水素、C1 −C4 アルキル、C5 −C7 シ
クロアルキル、(C1 −C4 アルキル)フェニル、フェ
ニル、ベンジル又はフェネチルであり、R’2 が、水素
又はC1 −C4 アルキルであり、R3 が、水素、塩素又
は臭素であり、R4 が、水素であり、そしてR5 が、C
1 −C6 アルキル、C1 −C4 クロロアルキル、C1 −
C4 ジクロロアルキル、C1 −C4 ジブロモアルキル、
C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 クロロアルケニル、
C1 −C4 ブロモアルケニル、C5 −C7 シクロアルキ
ル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アルキル、
C1 −C4 アルコキシ、塩素又は臭素によって置換され
ている、フェニル又はベンジルであるか、或はR4 とR
5 が、−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3
b)又は(3c)(ここで、nは、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル又はハロゲンであ
る)の基を形成する化合物の少なくとも1個を使用する
ことからなる方法である。
で示される化合物であって、R1 が、式(2)の基であ
り、R2 が、水素、C1 −C4 アルキル、C5 −C7 シ
クロアルキル、(C1 −C4 アルキル)フェニル、フェ
ニル、ベンジル又はフェネチルであり、R’2 が、水素
又はC1 −C4 アルキルであり、R3 が、水素、塩素又
は臭素であり、R4 が、水素であり、そしてR5 が、C
1 −C6 アルキル、C1 −C4 クロロアルキル、C1 −
C4 ジクロロアルキル、C1 −C4 ジブロモアルキル、
C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 クロロアルケニル、
C1 −C4 ブロモアルケニル、C5 −C7 シクロアルキ
ル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アルキル、
C1 −C4 アルコキシ、塩素又は臭素によって置換され
ている、フェニル又はベンジルであるか、或はR4 とR
5 が、−N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3
b)又は(3c)(ここで、nは、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル又はハロゲンであ
る)の基を形成する化合物の少なくとも1個を使用する
ことからなる方法である。
【0031】式(4)の化合物を使用するのであれば、
R2 ’は水素である。
R2 ’は水素である。
【0032】非常に特に好ましい方法は、式(5):
【0033】
【化35】
【0034】(式中、R2 は、水素、メチル、エチル、
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチ
ル、イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、
クロロフェニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロ
エチル、1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1
−クロロビニル又は1−ブロモビニルである)で示され
る化合物の少なくとも1個を用いることからなる。
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチ
ル、イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、
クロロフェニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロ
エチル、1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1
−クロロビニル又は1−ブロモビニルである)で示され
る化合物の少なくとも1個を用いることからなる。
【0035】更に非常に特に好ましい方法は、式
(6):
(6):
【0036】
【化36】
【0037】(式中、R2 は、水素、メチル、エチル、
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR9 は、式(3a)、
(3b)又は(3c)(ここで、nは、3であり、R6
は、水素又はメチルであり、そしてR7 は、水素であ
る)の基である)で示される化合物の少なくとも1個を
用いることからなる。
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR9 は、式(3a)、
(3b)又は(3c)(ここで、nは、3であり、R6
は、水素又はメチルであり、そしてR7 は、水素であ
る)の基である)で示される化合物の少なくとも1個を
用いることからなる。
【0038】本発明の重要な方法は、式(7):
【0039】
【化37】
【0040】(式中、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、
式(1)において定義されたとおりであり、そして特
に、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、上記の特に好まし
いとした方法で記載した意味を有する)で示される化合
物の少なくとも1個を用いることからなる。
式(1)において定義されたとおりであり、そして特
に、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、上記の特に好まし
いとした方法で記載した意味を有する)で示される化合
物の少なくとも1個を用いることからなる。
【0041】更に特に重要な方法は、式(1)で示され
る少なくとも1個の化合物と、式(8):
る少なくとも1個の化合物と、式(8):
【0042】
【化38】
【0043】(式中、R2 、R’2 及びR3 は、式
(1)において定義されたとおりである)で示される化
合物との混合物を使用することからなる。特に好適な混
合物は、式(1)で示される少なくとも1個の化合物
を、式(8)の化合物(ここで、R1、R2 、R’2 及
びR3 は、上記の好ましいとした方法及び特に好ましい
とした方法で記載した意味を有する)と共に使用するそ
れらである。
(1)において定義されたとおりである)で示される化
合物との混合物を使用することからなる。特に好適な混
合物は、式(1)で示される少なくとも1個の化合物
を、式(8)の化合物(ここで、R1、R2 、R’2 及
びR3 は、上記の好ましいとした方法及び特に好ましい
とした方法で記載した意味を有する)と共に使用するそ
れらである。
【0044】非常に特に重要な方法は、式(1)で示さ
れる化合物の2個の混合物を使用することからなる。
れる化合物の2個の混合物を使用することからなる。
【0045】本発明の方法においては、式(1)で示さ
れるそれぞれの化合物ばかりでなく、式(1)の化合物
の混合物、及び式(1)の化合物と式(8)で示される
少なくとも1個の化合物との混合物も使用される。混合
物は、通常、式(1)で示される2個又は3個の化合物
からなる。この新規な方法においては、式(1)で示さ
れる化合物の2個を使用するのが好ましい。
れるそれぞれの化合物ばかりでなく、式(1)の化合物
の混合物、及び式(1)の化合物と式(8)で示される
少なくとも1個の化合物との混合物も使用される。混合
物は、通常、式(1)で示される2個又は3個の化合物
からなる。この新規な方法においては、式(1)で示さ
れる化合物の2個を使用するのが好ましい。
【0046】式(1)の化合物のうちいくつかは新規で
ある。式(1a)で示される新規化合物も、また、本発
明の目的である。
ある。式(1a)で示される新規化合物も、また、本発
明の目的である。
【0047】この新規化合物は、式(1a):
【0048】
【化39】
【0049】〔式中、R1 は、式(2a):
【0050】
【化40】
【0051】で示される基であり、R2 及びR’2 は、
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C2 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハロゲン
により置換されている、フェニル又はフェニル−C1 −
C4 アルキルであり、或はR4 とR5 は、−N−CO−
結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又は(3
c’):
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C2 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハロゲン
により置換されている、フェニル又はフェニル−C1 −
C4 アルキルであり、或はR4 とR5 は、−N−CO−
結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又は(3
c’):
【0052】
【化41】
【0053】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成するか、或はR
1 は、式:−CH2 −N(R4 )−CO−CH2 −Cl
の基であり、R2 は、水素、C2 −C12アルキル、C5
−C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニ
ル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −
C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであ
り、そしてR4 は、水素又はC1 −C4アルキルであ
る〕で示される。
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成するか、或はR
1 は、式:−CH2 −N(R4 )−CO−CH2 −Cl
の基であり、R2 は、水素、C2 −C12アルキル、C5
−C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニ
ル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −
C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであ
り、そしてR4 は、水素又はC1 −C4アルキルであ
る〕で示される。
【0054】好ましい化合物は、式(4a):
【0055】
【化42】
【0056】〔式中、R1 、R2 及びR3 は、式(1
a)において定義されたとおりであり、特にR1 は、式
(2a):
a)において定義されたとおりであり、特にR1 は、式
(2a):
【0057】
【化43】
【0058】で示される基であり、R2 は、水素、C1
−C12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −
C8 アルキル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニ
ルアルキル又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、
水素又はハロゲンであり、R4は、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、
C1 −C6 モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキ
ル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケ
ニル、C5 −C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又
はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくは
ハロゲン置換フェニルであるか、或はR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又
は(3c’):
−C12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −
C8 アルキル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニ
ルアルキル又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、
水素又はハロゲンであり、R4は、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、
C1 −C6 モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキ
ル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケ
ニル、C5 −C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又
はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくは
ハロゲン置換フェニルであるか、或はR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又
は(3c’):
【0059】
【化44】
【0060】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物である。
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物である。
【0061】特に好ましい化合物は、式(1a)及び
(4a)で示される化合物であって、R1 が、式(2
a)の基であり、R2 が、水素、C1 −C4 アルキル、
C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C4 アルキル)フ
ェニル、フェニル、ベンジル又はフェネチルであり、
R’2 が、水素又はC1 −C4 アルキルであり、R3
が、水素、塩素又は臭素であり、R4 が、水素であり、
そしてR5 が、C1 −C6 アルキル、C2 −C4 クロロ
アルキル、C1 −C4 ジクロロアルキル、C2 −C4 ジ
ブロモアルキル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 ク
ロロアルケニル、C1 −C4 ブロモアルケニル、C5 −
C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、塩素又は臭素
によって置換されている、フェニル又はベンジルである
か、或はR4 とR5 が、−N−CO−結合基と共に、式
(3a’)、(3b’)又は(3c’)(ここで、n
は、2、3又は4であり、R6 は、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR7 は、水素、C1 −C4 アル
キル又はハロゲンである)の基を形成する化合物であ
る。
(4a)で示される化合物であって、R1 が、式(2
a)の基であり、R2 が、水素、C1 −C4 アルキル、
C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C4 アルキル)フ
ェニル、フェニル、ベンジル又はフェネチルであり、
R’2 が、水素又はC1 −C4 アルキルであり、R3
が、水素、塩素又は臭素であり、R4 が、水素であり、
そしてR5 が、C1 −C6 アルキル、C2 −C4 クロロ
アルキル、C1 −C4 ジクロロアルキル、C2 −C4 ジ
ブロモアルキル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 ク
ロロアルケニル、C1 −C4 ブロモアルケニル、C5 −
C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1
−C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、塩素又は臭素
によって置換されている、フェニル又はベンジルである
か、或はR4 とR5 が、−N−CO−結合基と共に、式
(3a’)、(3b’)又は(3c’)(ここで、n
は、2、3又は4であり、R6 は、水素又はC1 −C4
アルキルであり、そしてR7 は、水素、C1 −C4 アル
キル又はハロゲンである)の基を形成する化合物であ
る。
【0062】非常に特に好ましい化合物は、式(5
a):
a):
【0063】
【化45】
【0064】(式中、R2 は、水素、メチル、エチル、
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチ
ル、イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、
クロロフェニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロ
エチル、1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1
−クロロビニル又は1−ブロモビニルである)で示され
る化合物である。
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチ
ル、イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、
クロロフェニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロ
エチル、1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1
−クロロビニル又は1−ブロモビニルである)で示され
る化合物である。
【0065】非常に特に好ましい化合物は、また、式
(6a):
(6a):
【0066】
【化46】
【0067】〔式中、R2 は、水素、メチル、エチル、
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR9 は、式(3
a’)、式(3b’)又は(3c’)(ここで、nは、
3であり、R6 は、水素又はメチルであり、そしてR7
は、水素である)の基である〕で示される化合物であ
る。
イソプロピル、n−プロピル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3
は、水素又は塩素であり、そしてR9 は、式(3
a’)、式(3b’)又は(3c’)(ここで、nは、
3であり、R6 は、水素又はメチルであり、そしてR7
は、水素である)の基である〕で示される化合物であ
る。
【0068】更に重要な化合物は、式(7a):
【0069】
【化47】 (式中、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、式(1a)に
おいて定義されたとおりであり、そして特にR1 、R
2 、R’2 及びR3 は、特に好ましい化合物に関して
上述したとおりの意味を有する)で示される化合物であ
る。
おいて定義されたとおりであり、そして特にR1 、R
2 、R’2 及びR3 は、特に好ましい化合物に関して
上述したとおりの意味を有する)で示される化合物であ
る。
【0070】式(1)及び(1a)の化合物は、式
(8):
(8):
【0071】
【化48】
【0072】(式中、R2 、R’2 及びR3 は、式
(1)及び(1a)のそれぞれで定義されたとおりであ
る)で示される化合物を、式(2)及び(2a):
(1)及び(1a)のそれぞれで定義されたとおりであ
る)で示される化合物を、式(2)及び(2a):
【0073】
【化49】
【0074】(式中、R4 及びR5 は、式(2)及び
(2a)のそれぞれで定義されたとおりである)で示さ
れる基を導入する化合物と反応させることによって得ら
れる。
(2a)のそれぞれで定義されたとおりである)で示さ
れる基を導入する化合物と反応させることによって得ら
れる。
【0075】本反応は、0〜100℃の温度範囲内で、
代表的には式(7)の化合物を、式(2)の基を導入す
る化合物と均質化し、得られる混合物を撹拌しながら、
濃硫酸に加えることによって行う。次に反応塊を氷水に
注ぎ、得られる物質をそれ自体公知の方法により分離す
る。
代表的には式(7)の化合物を、式(2)の基を導入す
る化合物と均質化し、得られる混合物を撹拌しながら、
濃硫酸に加えることによって行う。次に反応塊を氷水に
注ぎ、得られる物質をそれ自体公知の方法により分離す
る。
【0076】従って、本発明の別の目的は、式(1a)
の化合物の製法である。
の化合物の製法である。
【0077】式(8)及び(8a)の化合物、並びに式
(2)及び(2a)の基を導入する化合物は公知であ
り、公知の方法に類似した製法によって調製することが
できる。
(2)及び(2a)の基を導入する化合物は公知であ
り、公知の方法に類似した製法によって調製することが
できる。
【0078】式(8)及び(8a)の化合物としては、
以下の化合物:
以下の化合物:
【0079】
【化50】
【0080】が例示される。
【0081】式(2)及び(2a)の基を導入する代表
的な化合物としては、以下のN−ヒドロキシメチルベン
ズアミド、N−ヒドロキシメチルアセトアミド、N−ヒ
ドロキシメチル−4−クロロベンズアミド、N−ヒドロ
キシメチル−2,4−ジクロロベンズアミド、N−ヒド
ロキシメチルブチルアミド、N−ヒドロキシメチル−
2,3−ジクロロプロピオンアミド、N−ヒドロキシメ
チル−2,3−ジブロモプロピオンアミドが挙げられ
る。
的な化合物としては、以下のN−ヒドロキシメチルベン
ズアミド、N−ヒドロキシメチルアセトアミド、N−ヒ
ドロキシメチル−4−クロロベンズアミド、N−ヒドロ
キシメチル−2,4−ジクロロベンズアミド、N−ヒド
ロキシメチルブチルアミド、N−ヒドロキシメチル−
2,3−ジクロロプロピオンアミド、N−ヒドロキシメ
チル−2,3−ジブロモプロピオンアミドが挙げられ
る。
【0082】本発明は、更に、非染色ポリエステル繊維
材料を光化学的及び熱的安定化する方法であって、該繊
維材料を、分散染料に加えて、式(1):
材料を光化学的及び熱的安定化する方法であって、該繊
維材料を、分散染料に加えて、式(1):
【0083】
【化51】
【0084】〔式中、R1 は、式(2):
【化52】
【0085】で示される基であり、R2 及びR’2 は、
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或いはR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或いはR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
【0086】
【化53】
【0087】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物を含む染液で処理することからなる方法に関す
る。
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物を含む染液で処理することからなる方法に関す
る。
【0088】本発明は更に、式(1):
【0089】
【化54】
【0090】〔式中、R1 は、式(2):
【0091】
【化55】
【0092】で示される基であり、R2 及びR’2 は、
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或いはR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
それぞれ他方とは独立して、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 は、水素又はハ
ロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロ
ゲンによって置換されている、フェニル又はフェニル−
C1 −C4 アルキルであるか、或いはR4 とR5 は、−
N−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は
(3c):
【0093】
【化56】
【0094】(ここで、nは、1、2、3又は4であ
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物の少なくとも1個、特に2個又は3個、そして
好ましくは2個を含有する混合物に関し、そして特に、
式(1)で示される少なくとも1個の化合物に加えて、
式(8):
り、R6 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そし
てR7 は、水素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アル
コキシ又はハロゲンである)の基を形成する〕で示され
る化合物の少なくとも1個、特に2個又は3個、そして
好ましくは2個を含有する混合物に関し、そして特に、
式(1)で示される少なくとも1個の化合物に加えて、
式(8):
【0095】
【化57】
【0096】(式中、R2 、R’2 及びR3 は、上記で
定義されたとおりである)で示される化合物を含む混合
物に関する。
定義されたとおりである)で示される化合物を含む混合
物に関する。
【0097】式(1)の化合物に関連して上述したのと
同じく好ましい例としては、式(1)で示される化合物
の少なくとも1個と式(8)の化合物との混合物の他
に、式(1)の化合物の混合物が挙げられる。
同じく好ましい例としては、式(1)で示される化合物
の少なくとも1個と式(8)の化合物との混合物の他
に、式(1)の化合物の混合物が挙げられる。
【0098】本発明の紫外線吸収剤は、繊維材料の重量
に基づき、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3
重量%、最も好ましくは0.25〜2重量%を使用す
る。
に基づき、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3
重量%、最も好ましくは0.25〜2重量%を使用す
る。
【0099】本発明の混合物においては、式(1)の化
合物、又は式(1)の化合物の少なくとも1個と式
(8)の化合物の1個は、非常に広い範囲の比率で使用
することができ、式(1)の化合物2個、又は式(1)
の化合物1個と式(8)の化合物1個との好ましい比率
は、1:1〜10:1であり、式(1)の化合物2個と
式(8)の化合物1個との比率は、好ましくは1:1
0:1、10:1:10〜10:10:1である。
合物、又は式(1)の化合物の少なくとも1個と式
(8)の化合物の1個は、非常に広い範囲の比率で使用
することができ、式(1)の化合物2個、又は式(1)
の化合物1個と式(8)の化合物1個との好ましい比率
は、1:1〜10:1であり、式(1)の化合物2個と
式(8)の化合物1個との比率は、好ましくは1:1
0:1、10:1:10〜10:10:1である。
【0100】本発明の紫外線吸収剤は、水にはほとんど
溶けず、従って分散剤の形で適用される。このため、こ
れらの紫外線吸収剤は、適当な分散剤とともに、好都合
には石英ボールとインペラを用いて、粒子径1〜2μm
の粒子に粉砕する。
溶けず、従って分散剤の形で適用される。このため、こ
れらの紫外線吸収剤は、適当な分散剤とともに、好都合
には石英ボールとインペラを用いて、粒子径1〜2μm
の粒子に粉砕する。
【0101】式(1)の紫外線吸収剤に好適な分散剤と
しては、以下のものが挙げられる:−アルキレンオキシ
ド付加物の酸エステル若しくはその塩、代表的にはエチ
レンオキシド4〜40mol とフェノール1mol との重付
加物の酸エステル若しくはその塩、又はエチレンオキシ
ド6〜30mol と、4−ノニルフェノール1mol 、ジノ
ニルフェノール1mol 、若しくは好ましくはスチレン1
〜3mol をフェノール1mol に付加させることによって
得られた化合物1mol とのリン酸化重付加物、 −ポリスチレンスルホン酸エステル、 −脂肪酸タウリド、 −アルキル化ジフェニルオキシドモノ若しくはジスルホ
ン酸エステル −ポリカルボキシレートのスルホン酸エステル −エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド1〜
60mol 、好ましくは2〜30mol と、それぞれ炭素原
子数が8〜22である脂肪族アミン、脂肪族アミド、脂
肪酸若しくは脂肪族アルコールとの重付加物、又は炭素
原子数3〜6の3価若しくは6価のアルカノールとの重
付加物であり、その重付加物が有機ジカルボン酸又は無
機多塩基酸によって酸エステルに変換されている重付加
物、 −リグニンスルホン酸エステル、及び最も好ましくは、 −リグニンスルホン酸及び/又はフェノール及びホルム
アルデヒドの縮合物、ホルムアルデヒドと芳香族スルホ
ン酸の縮合物、代表的にはジトリルエーテルスルホン酸
塩とホルムアルデヒドの縮合物、ナフタレンスルホン酸
及び/又はナフトール−若しくはナフチルアミンスルホ
ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物、フェノールスルホ
ン酸及び/又はスルホン化ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、及びフェノール又はクレゾールとホルムアルデヒ
ド及び/又は尿素との縮合物などのホルムアルデヒド縮
合物、並びにジフェニルオキシド−ジスルホン酸誘導体
とホルムアルデヒドとの縮合物。
しては、以下のものが挙げられる:−アルキレンオキシ
ド付加物の酸エステル若しくはその塩、代表的にはエチ
レンオキシド4〜40mol とフェノール1mol との重付
加物の酸エステル若しくはその塩、又はエチレンオキシ
ド6〜30mol と、4−ノニルフェノール1mol 、ジノ
ニルフェノール1mol 、若しくは好ましくはスチレン1
〜3mol をフェノール1mol に付加させることによって
得られた化合物1mol とのリン酸化重付加物、 −ポリスチレンスルホン酸エステル、 −脂肪酸タウリド、 −アルキル化ジフェニルオキシドモノ若しくはジスルホ
ン酸エステル −ポリカルボキシレートのスルホン酸エステル −エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド1〜
60mol 、好ましくは2〜30mol と、それぞれ炭素原
子数が8〜22である脂肪族アミン、脂肪族アミド、脂
肪酸若しくは脂肪族アルコールとの重付加物、又は炭素
原子数3〜6の3価若しくは6価のアルカノールとの重
付加物であり、その重付加物が有機ジカルボン酸又は無
機多塩基酸によって酸エステルに変換されている重付加
物、 −リグニンスルホン酸エステル、及び最も好ましくは、 −リグニンスルホン酸及び/又はフェノール及びホルム
アルデヒドの縮合物、ホルムアルデヒドと芳香族スルホ
ン酸の縮合物、代表的にはジトリルエーテルスルホン酸
塩とホルムアルデヒドの縮合物、ナフタレンスルホン酸
及び/又はナフトール−若しくはナフチルアミンスルホ
ン酸とホルムアルデヒドとの縮合物、フェノールスルホ
ン酸及び/又はスルホン化ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、及びフェノール又はクレゾールとホルムアルデヒ
ド及び/又は尿素との縮合物などのホルムアルデヒド縮
合物、並びにジフェニルオキシド−ジスルホン酸誘導体
とホルムアルデヒドとの縮合物。
【0102】適切な染料は、水にごくわずかにしか溶け
ない分散染料である。従ってこれらの染料は、実質的に
は微細に分散した形で染液中に存在する。これらの染料
は、アクリドン、アゾ、アントラキノン、クマリン、メ
チン、ペリノン、ナフトキノン−イミン、キノフタロ
ン、スチロール又はニトロ染料を含む、異なる種類の染
料に属する。分散染料の混合物も、また、本発明の実施
において使用することができる。
ない分散染料である。従ってこれらの染料は、実質的に
は微細に分散した形で染液中に存在する。これらの染料
は、アクリドン、アゾ、アントラキノン、クマリン、メ
チン、ペリノン、ナフトキノン−イミン、キノフタロ
ン、スチロール又はニトロ染料を含む、異なる種類の染
料に属する。分散染料の混合物も、また、本発明の実施
において使用することができる。
【0103】染色または捺染され、ここに記載した紫外
線吸収剤により処理することができるポリエステル繊維
材料は、二酢酸セルロース及びトリ酢酸セルロース繊維
などのセルロースエステル繊維、並びに好ましくは、酸
変性されていてもよく、そしてテレフタル酸とエチレン
グリコールとの縮合、又はイソフタル酸若しくはテレフ
タル酸と1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サンとの縮合により得られる線状ポリエステル繊維、並
びにテレフタル酸及びイソフタル酸とエチレングリコー
ルとの共重合体、或はスルホイソフタル酸の組み込み物
を含むと理解されるであろう。繊維工業でほぼ独占的用
いられている線状ポリエステル繊維材料は、テレフタル
酸とエチレングリコールからなる。
線吸収剤により処理することができるポリエステル繊維
材料は、二酢酸セルロース及びトリ酢酸セルロース繊維
などのセルロースエステル繊維、並びに好ましくは、酸
変性されていてもよく、そしてテレフタル酸とエチレン
グリコールとの縮合、又はイソフタル酸若しくはテレフ
タル酸と1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サンとの縮合により得られる線状ポリエステル繊維、並
びにテレフタル酸及びイソフタル酸とエチレングリコー
ルとの共重合体、或はスルホイソフタル酸の組み込み物
を含むと理解されるであろう。繊維工業でほぼ独占的用
いられている線状ポリエステル繊維材料は、テレフタル
酸とエチレングリコールからなる。
【0104】繊維材料は、相互の配合物又は他の繊維と
の混紡として、代表的にはポリアクリロニトリル/ポリ
エステル、ポリアミド/ポリエステル、ポリエステル/
木綿、ポリエステル/ビスコース及びポリエステル/羊
毛の配合物として使用することができ、公知の方法によ
って回分法又は連続して染色又は捺染することができ
る。
の混紡として、代表的にはポリアクリロニトリル/ポリ
エステル、ポリアミド/ポリエステル、ポリエステル/
木綿、ポリエステル/ビスコース及びポリエステル/羊
毛の配合物として使用することができ、公知の方法によ
って回分法又は連続して染色又は捺染することができ
る。
【0105】織物材料は、異なる形態のものを使用する
ことができ、編物や織物などの反物として、又は円筒紙
管、たて糸棒上の単糸などとして好ましく使用すること
ができる。
ことができ、編物や織物などの反物として、又は円筒紙
管、たて糸棒上の単糸などとして好ましく使用すること
ができる。
【0106】染色は、連続又は回分工程により水性染液
から行う。回分染色においては、液比は、広い範囲から
選択することができ、代表的には1:4〜1:100、
好ましくは1:6〜1:50である。染色温度は少なく
とも50℃であり、通常140℃以下の温度である。好
ましい温度範囲は、80〜135℃である。
から行う。回分染色においては、液比は、広い範囲から
選択することができ、代表的には1:4〜1:100、
好ましくは1:6〜1:50である。染色温度は少なく
とも50℃であり、通常140℃以下の温度である。好
ましい温度範囲は、80〜135℃である。
【0107】連続染色法では、染液は、染料の他に助剤
を含んでいてもよく、パジング又はスロップパジングに
より反物に適用され、熱固着又はHT蒸熱の工程により
行われる。
を含んでいてもよく、パジング又はスロップパジングに
より反物に適用され、熱固着又はHT蒸熱の工程により
行われる。
【0108】線状ポリエステル繊維及びセルロース繊維
は、好ましくは密閉した耐圧容器中、100℃以上、好
ましくは110〜135℃の温度範囲内で、常圧又は加
圧下、高温での工程によって染色される。密閉容器とし
て好適なものとしては、代表的にはチーズ若しくはビー
ム染色機などの循環染色機、ウインスベック、ジェット
若しくはドラム染色機、マフ染色機、パドル又はジッガ
ーが挙げられる。
は、好ましくは密閉した耐圧容器中、100℃以上、好
ましくは110〜135℃の温度範囲内で、常圧又は加
圧下、高温での工程によって染色される。密閉容器とし
て好適なものとしては、代表的にはチーズ若しくはビー
ム染色機などの循環染色機、ウインスベック、ジェット
若しくはドラム染色機、マフ染色機、パドル又はジッガ
ーが挙げられる。
【0109】連続染色においては、パッダ又はリックロ
ーラーを用い、後処理は、テンタフレーム又はHTスチ
ーマー中、熱風を用いて行う。
ーラーを用い、後処理は、テンタフレーム又はHTスチ
ーマー中、熱風を用いて行う。
【0110】二酢酸セルロースは、好ましくは80〜8
5℃の温度範囲内で染色される。
5℃の温度範囲内で染色される。
【0111】染色のために、新規な紫外線吸収剤を使用
する際には、繊維材料をまずこれらの化合物で処理し、
次いで染色を行うか、又は好ましくは繊維材料を染浴中
で紫外線吸収剤と染料で同時に処理するように行う。し
かし、紫外線吸収剤は、パジング及び熱固着によりあら
かじめ染色を行った後に、好都合には、190〜230
℃で30秒〜5分間適用してもよい。
する際には、繊維材料をまずこれらの化合物で処理し、
次いで染色を行うか、又は好ましくは繊維材料を染浴中
で紫外線吸収剤と染料で同時に処理するように行う。し
かし、紫外線吸収剤は、パジング及び熱固着によりあら
かじめ染色を行った後に、好都合には、190〜230
℃で30秒〜5分間適用してもよい。
【0112】染液は、泡消し剤のほか、染色補助剤、分
散剤、拡散促進剤、羊毛保護剤、界面活性剤などの成分
を更に含んでいてもよい。
散剤、拡散促進剤、羊毛保護剤、界面活性剤などの成分
を更に含んでいてもよい。
【0113】染浴は、鉱酸、代表的には硫酸若しくはリ
ン酸、又は好都合には有機酸、代表的には、ギ酸、酢
酸、シュウ酸若しくはクエン酸などの脂肪族カルボン
酸、及び/又は、酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウム
若しくは酢酸ナトリウムなどの塩を含んでいてもよい。
これらの酸は、特に、本発明の実施において用いる染液
のpHを4〜5に調整するために用いる。
ン酸、又は好都合には有機酸、代表的には、ギ酸、酢
酸、シュウ酸若しくはクエン酸などの脂肪族カルボン
酸、及び/又は、酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウム
若しくは酢酸ナトリウムなどの塩を含んでいてもよい。
これらの酸は、特に、本発明の実施において用いる染液
のpHを4〜5に調整するために用いる。
【0114】繊維材料は、好ましくは、まず染料、紫外
線吸収剤及び更に助剤を含み、pH4.5〜5.5に調整
された染浴中、40〜80℃で5分間かけて処理され
る。次に温度を、10〜20分間かけて125〜130
℃に上昇させ、15〜90分間、好ましくは30分間、
この温度で処理を行う。
線吸収剤及び更に助剤を含み、pH4.5〜5.5に調整
された染浴中、40〜80℃で5分間かけて処理され
る。次に温度を、10〜20分間かけて125〜130
℃に上昇させ、15〜90分間、好ましくは30分間、
この温度で処理を行う。
【0115】染液を50〜80℃に冷却し、染色物を水
洗して、必要であればアルカリ性溶媒中従来の方法によ
り還元洗浄を行って、染色を仕上げる。次に染色物を再
び洗浄し、乾燥する。
洗して、必要であればアルカリ性溶媒中従来の方法によ
り還元洗浄を行って、染色を仕上げる。次に染色物を再
び洗浄し、乾燥する。
【0116】捺染を行うには、新規紫外線吸収剤を、捺
染糊料と水性分散剤の形で混合する。これにより捺染糊
料は、捺染される繊維材料の重量に基づき、0.5〜5
%、好ましくは1〜2%の紫外線吸収剤を含有する。
染糊料と水性分散剤の形で混合する。これにより捺染糊
料は、捺染される繊維材料の重量に基づき、0.5〜5
%、好ましくは1〜2%の紫外線吸収剤を含有する。
【0117】捺染糊料に加える染料の量は、所望する色
調に応じて異なる。使用する織物材料の重量に基づい
て、通常0.01〜15重量%、好ましくは0.02〜
10重量%の量を使用するのが有用であることが認めら
れている。
調に応じて異なる。使用する織物材料の重量に基づい
て、通常0.01〜15重量%、好ましくは0.02〜
10重量%の量を使用するのが有用であることが認めら
れている。
【0118】捺染糊料は、染料及び紫外線吸収剤の水性
分散剤を含む他に、好都合には酸に安定な増粘剤、好ま
しくはカロブ豆粉誘導体などの天然由来の物、特にアル
ギン酸ナトリウム自体又は変性セルロース、好ましくは
20〜25重量%のカルボキシメチルセルロースとの混
合物を含有する。捺染糊料は、更に、ブチロラクトン若
しくはリン酸水素ナトリウムなどの酸供与体、保存料、
金属イオン封鎖剤、乳化剤、水不溶性溶媒、酸化剤又は
脱気剤を含んでいてもよい。
分散剤を含む他に、好都合には酸に安定な増粘剤、好ま
しくはカロブ豆粉誘導体などの天然由来の物、特にアル
ギン酸ナトリウム自体又は変性セルロース、好ましくは
20〜25重量%のカルボキシメチルセルロースとの混
合物を含有する。捺染糊料は、更に、ブチロラクトン若
しくはリン酸水素ナトリウムなどの酸供与体、保存料、
金属イオン封鎖剤、乳化剤、水不溶性溶媒、酸化剤又は
脱気剤を含んでいてもよい。
【0119】特に好適な保存剤は、パラホルムアルデヒ
デ又はトリオキサンなどのホルムアルデヒド供与体、好
ましくは30〜40重量%ホルムアルデヒド水溶液であ
る。好適な金属イオン封鎖剤は、代表的にはニトリロト
リ酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウム、好ましくはポリメタリン酸ナトリウム、より特に
はヘキサメタリン酸ナトリウムである。乳化剤は、好ま
しくは、アルキレンオキシドと脂肪族アルコールの重付
加物、より特にはオレイルアルコールとエチレンオキシ
ドの重付加物である。水不溶性溶媒は、好ましくは、高
沸点飽和炭化水素、より特には沸点が160〜210℃
の範囲内であるパラフィン(ホワイトスピリッツ)であ
る。酸化剤は、代表的には芳香族ニトロ化合物、好まし
くは、アルキレンオキシド重付加物の形であってもよい
モノ−若しくはジニトロカルボン酸又はモノ−若しくは
ジニトロスルホン酸、好ましくはニトロベンゼンスルホ
ン酸である。脱気剤は、適切には高沸点溶媒、好ましく
はテルペンチン油、高級アルコール、特にC8 −C10ア
ルコール、テルペンアルコール、又は鉱物及び/又はシ
リコーン油を基剤とする脱気剤であり、好ましくは鉱物
油及びシリコーン油混合物約15〜25重量%、並びに
2−エチル−n−ヘキサノールなどのC8 アルコール約
75〜85重量%からなる市販の配合剤である。
デ又はトリオキサンなどのホルムアルデヒド供与体、好
ましくは30〜40重量%ホルムアルデヒド水溶液であ
る。好適な金属イオン封鎖剤は、代表的にはニトリロト
リ酢酸ナトリウム、エチレンジアミンテトラ酢酸ナトリ
ウム、好ましくはポリメタリン酸ナトリウム、より特に
はヘキサメタリン酸ナトリウムである。乳化剤は、好ま
しくは、アルキレンオキシドと脂肪族アルコールの重付
加物、より特にはオレイルアルコールとエチレンオキシ
ドの重付加物である。水不溶性溶媒は、好ましくは、高
沸点飽和炭化水素、より特には沸点が160〜210℃
の範囲内であるパラフィン(ホワイトスピリッツ)であ
る。酸化剤は、代表的には芳香族ニトロ化合物、好まし
くは、アルキレンオキシド重付加物の形であってもよい
モノ−若しくはジニトロカルボン酸又はモノ−若しくは
ジニトロスルホン酸、好ましくはニトロベンゼンスルホ
ン酸である。脱気剤は、適切には高沸点溶媒、好ましく
はテルペンチン油、高級アルコール、特にC8 −C10ア
ルコール、テルペンアルコール、又は鉱物及び/又はシ
リコーン油を基剤とする脱気剤であり、好ましくは鉱物
油及びシリコーン油混合物約15〜25重量%、並びに
2−エチル−n−ヘキサノールなどのC8 アルコール約
75〜85重量%からなる市販の配合剤である。
【0120】繊維材料を捺染するには、好都合には従来
の構造の捺染機、代表的には輪転グラビア、回転スクリ
ーン捺染、及び表面スクリーン捺染機を用いて、捺染糊
料を表面の全体又は一部に直接塗布する。
の構造の捺染機、代表的には輪転グラビア、回転スクリ
ーン捺染、及び表面スクリーン捺染機を用いて、捺染糊
料を表面の全体又は一部に直接塗布する。
【0121】繊維材料は、捺染後、150℃までの温度
範囲内、好ましくは80〜120℃の温度範囲で乾燥す
る。
範囲内、好ましくは80〜120℃の温度範囲で乾燥す
る。
【0122】その後、通常は、熱処理、好ましくは10
0〜220℃の温度範囲の熱処理により繊維材料の固着
を行う。熱処理は、通常は大気圧下、過熱蒸気により行
う。
0〜220℃の温度範囲の熱処理により繊維材料の固着
を行う。熱処理は、通常は大気圧下、過熱蒸気により行
う。
【0123】固着は、温度に応じて、20秒間から10
分間、好ましくは4〜8分間行う。
分間、好ましくは4〜8分間行う。
【0124】捺染物も、また水洗し、その後、場合によ
りアルカリ溶媒、好都合には亜ジチオン酸ナトリウムに
より還元後洗浄を行うことによる、従来の方法により仕
上げられる。この最後に述べた場合においては、捺染物
を再び洗浄し、脱水し、乾燥する。
りアルカリ溶媒、好都合には亜ジチオン酸ナトリウムに
より還元後洗浄を行うことによる、従来の方法により仕
上げられる。この最後に述べた場合においては、捺染物
を再び洗浄し、脱水し、乾燥する。
【0125】転写捺染においては、捺染糊料を紙に塗布
し、次に紙から繊維材料へ転写する。カレンダがけ機に
よる転写捺染は、好ましくは210〜240℃で20〜
60秒かけて行う。
し、次に紙から繊維材料へ転写する。カレンダがけ機に
よる転写捺染は、好ましくは210〜240℃で20〜
60秒かけて行う。
【0126】本発明の方法により、光及び昇華に対する
堅牢度に優れ、キャンバス、ネット及びベルトの他、自
動車の室内内張りでの用途ばかりでなく、日除け、ブラ
インド及び天幕などのいわゆるアウトドアー用品での使
用にも適したポリエステル染色物及び捺染物を得ること
が可能となる。本発明の方法は、繊維材料の特異的な前
処理又は後処理を必要としない。更にまた、ポリエステ
ル繊維配合物と同様ポリエステル繊維から製造された織
物を通してなされる紫外線照射光の拡散透過の減少が、
式(1)の化合物による処理を受けたポリエステル繊維
材料によって達成される。
堅牢度に優れ、キャンバス、ネット及びベルトの他、自
動車の室内内張りでの用途ばかりでなく、日除け、ブラ
インド及び天幕などのいわゆるアウトドアー用品での使
用にも適したポリエステル染色物及び捺染物を得ること
が可能となる。本発明の方法は、繊維材料の特異的な前
処理又は後処理を必要としない。更にまた、ポリエステ
ル繊維配合物と同様ポリエステル繊維から製造された織
物を通してなされる紫外線照射光の拡散透過の減少が、
式(1)の化合物による処理を受けたポリエステル繊維
材料によって達成される。
【0127】以下の実施例及び適用例では、パーセント
は重量パーセントである。染料及び紫外線吸収剤の量
は、純品の量に基づく。
は重量パーセントである。染料及び紫外線吸収剤の量
は、純品の量に基づく。
【0128】
紫外線吸収剤の調製 実施例1 式(100):
【0129】
【化58】
【0130】で示される化合物135g 及びN−ヒドロ
キシメチルベンズアミド132g を均質化し、次いで0
〜5℃で撹拌しながら90分間かけて硫酸(95〜97
%)660mlに加えた。0〜5℃で2時間放置して、反
応を終了させた。得られた粘性のある黄色の溶液を、0
〜5℃の氷と水の混合物3000g に20分間かけて注
いだ。得られた薄黄色の懸濁液を30分間撹拌し、ろ過
した。ろ過により得られた物質を、中性になるまで水洗
し、次いで乾燥して、式(101):
キシメチルベンズアミド132g を均質化し、次いで0
〜5℃で撹拌しながら90分間かけて硫酸(95〜97
%)660mlに加えた。0〜5℃で2時間放置して、反
応を終了させた。得られた粘性のある黄色の溶液を、0
〜5℃の氷と水の混合物3000g に20分間かけて注
いだ。得られた薄黄色の懸濁液を30分間撹拌し、ろ過
した。ろ過により得られた物質を、中性になるまで水洗
し、次いで乾燥して、式(101):
【0131】
【化59】
【0132】で示される化合物206g (理論値の96
%)を得た。
%)を得た。
【0133】下記式:
【0134】
【化60】
【0135】(式中、R2 及びR3 は、第1表において
定義されたとおりである)のベンゾトリアゾールを用
い、N−ヒドロキシメチルベンズアミドに代えて、式:
OH−CH2 −R(式中、Rは、第1表において定義さ
れたとおりである)で示される化合物の等量を用いた以
外は実施例1と同じ操作を行って、下記式:
定義されたとおりである)のベンゾトリアゾールを用
い、N−ヒドロキシメチルベンズアミドに代えて、式:
OH−CH2 −R(式中、Rは、第1表において定義さ
れたとおりである)で示される化合物の等量を用いた以
外は実施例1と同じ操作を行って、下記式:
【0136】
【化61】
【0137】(式中、R、R1 及びR3 は、第1表にお
いて定義されたとおりである)で示される化合物を得
た。
いて定義されたとおりである)で示される化合物を得
た。
【0138】
【表1】
【0139】実施例17 式(105):
【0140】
【化62】
【0141】のベンゾトリアゾールを用い、N−ヒドロ
キシメチルベンズアミドにの代えて、式:HO−CH2
−NH−CO−CH2 Clで示される化合物の等量を用
いた以外は実施例1と同じ操作を行って、式(10
6):
キシメチルベンズアミドにの代えて、式:HO−CH2
−NH−CO−CH2 Clで示される化合物の等量を用
いた以外は実施例1と同じ操作を行って、式(10
6):
【0142】
【化63】
【0143】で示される化合物を得た。本化合物の融点
は、198〜200℃であった。
は、198〜200℃であった。
【0144】実施例18 実施例1で得られた式(100)の化合物348.8g
、N−ヒドロキシメチルベンズアミド124.7g 及
びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド104.7
g を均質化し、次いで0〜5℃で撹拌しながら90分間
かけて、硫酸(95〜97%)1700mlに加えた。溶
液を5℃で10分間撹拌し、更に温度を室温にまで上昇
させながら撹拌を続けた。3時間後、黄色の溶液を、氷
と水の混合物6000g に注ぎ、90分間撹拌し、次い
でろ過した。ろ過によって得られた物質を中性になるま
で水洗し、乾燥して、式(102)及び(103):
、N−ヒドロキシメチルベンズアミド124.7g 及
びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド104.7
g を均質化し、次いで0〜5℃で撹拌しながら90分間
かけて、硫酸(95〜97%)1700mlに加えた。溶
液を5℃で10分間撹拌し、更に温度を室温にまで上昇
させながら撹拌を続けた。3時間後、黄色の溶液を、氷
と水の混合物6000g に注ぎ、90分間撹拌し、次い
でろ過した。ろ過によって得られた物質を中性になるま
で水洗し、乾燥して、式(102)及び(103):
【0145】
【化64】
【0146】
【化65】
【0147】で示される化合物の混合比1:1の混合物
529g (収率:理論値の98%)を得た。本混合物の
融点は、182〜199℃であった。
529g (収率:理論値の98%)を得た。本混合物の
融点は、182〜199℃であった。
【0148】実施例19 実施例18の操作におおむね従って、式(100)の化
合物11.3g 、N−ヒドロキシメチルベンズアミド
2.1g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド
5.1g を均質化し、次いで25分間かけて硫酸(95
〜97%)55mlに加えて、乾燥後、式(102)及び
(103)で示される化合物の混合比1:3の混合物1
6.3g を得た。本混合物の融点は、178〜190℃
であった。
合物11.3g 、N−ヒドロキシメチルベンズアミド
2.1g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド
5.1g を均質化し、次いで25分間かけて硫酸(95
〜97%)55mlに加えて、乾燥後、式(102)及び
(103)で示される化合物の混合比1:3の混合物1
6.3g を得た。本混合物の融点は、178〜190℃
であった。
【0149】実施例20 実施例18の操作におおむね従って、式(100)の化
合物11.3g 、ヒドロキシメチルベンズアミド3.3
g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド2.7
g を均質化し、次いで25分間かけて硫酸(95〜97
%)55mlに加え、乾燥後、式(102)、(103)
及び(104):
合物11.3g 、ヒドロキシメチルベンズアミド3.3
g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド2.7
g を均質化し、次いで25分間かけて硫酸(95〜97
%)55mlに加え、乾燥後、式(102)、(103)
及び(104):
【0150】
【化66】
【0151】で示される化合物の混合比4:4:2の混
合物15.7g を得た。本混合物の融点は、170〜1
85℃であった。
合物15.7g を得た。本混合物の融点は、170〜1
85℃であった。
【0152】実施例21 実施例18の操作におおむね従って、式(100)の化
合物23.6g 、ヒドロキシメチルベンズアミド4.1
g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド10.
2g を均質化し、次いで45分間かけて硫酸(95〜9
7%)110mlに加えた。反応終了後、式(105):
合物23.6g 、ヒドロキシメチルベンズアミド4.1
g 及びN−ヒドロキシメチルクロロアセトアミド10.
2g を均質化し、次いで45分間かけて硫酸(95〜9
7%)110mlに加えた。反応終了後、式(105):
【0153】
【化67】
【0154】で示される化合物8.3g を反応混合物に
加えた。本化合物の溶解後すぐに、得られた黄色溶液
を、速やかに氷と水の混合物600g に注ぎ、15分間
撹拌した。生成物をろ過により分離し、中性になるまで
水洗し、乾燥して、式(102)、(103)及び(1
05)の化合物の混合比1:3:1の混合物42.8g
を得た。本混合物の融点は、160〜181℃であっ
た。
加えた。本化合物の溶解後すぐに、得られた黄色溶液
を、速やかに氷と水の混合物600g に注ぎ、15分間
撹拌した。生成物をろ過により分離し、中性になるまで
水洗し、乾燥して、式(102)、(103)及び(1
05)の化合物の混合比1:3:1の混合物42.8g
を得た。本混合物の融点は、160〜181℃であっ
た。
【0155】実施例22 実施例1で得られた式(100)の化合物5.6g を、
式(105)の化合物7.9g 及びN−ヒドロキシメチ
ルクロロアセトアミド6.8g と共に均質化し、混合物
を20分間かけて硫酸(95〜97%)55mlに加え
た。次いで実施例18の操作を繰り返し、乾燥後、式
(103)及び(106):
式(105)の化合物7.9g 及びN−ヒドロキシメチ
ルクロロアセトアミド6.8g と共に均質化し、混合物
を20分間かけて硫酸(95〜97%)55mlに加え
た。次いで実施例18の操作を繰り返し、乾燥後、式
(103)及び(106):
【0156】
【化68】
【0157】で示される化合物の混合比1:1の混合物
17.8g を得た。本混合物の融点は、168〜176
℃であった。
17.8g を得た。本混合物の融点は、168〜176
℃であった。
【0158】適用例 実施例23及び24(浸染法) PESトリコット10g の試料3片を、HT染色機、例
えばターボマット(Turbomat(商標:ニーデルハスリ
(Niederhasli )のマシス(Mathis)社提供)中、1:
10の液比で染色した。染液には、2g/l の硫酸アンモ
ニウム、0.5g/l の染色助剤、例えばユニバディン3
−フレックス(Univadin 3-flex (商標))、並びに式
(I):
えばターボマット(Turbomat(商標:ニーデルハスリ
(Niederhasli )のマシス(Mathis)社提供)中、1:
10の液比で染色した。染液には、2g/l の硫酸アンモ
ニウム、0.5g/l の染色助剤、例えばユニバディン3
−フレックス(Univadin 3-flex (商標))、並びに式
(I):
【0159】
【化69】
【0160】で示される染料0.035%、式(II):
【0161】
【化70】
【0162】(式中、Rは、比率1:1の−C2 H5 及
びフェニルである)で示される染料0.016%、式
(III ):
びフェニルである)で示される染料0.016%、式
(III ):
【0163】
【化71】
【0164】で示される染料0.02%、及び式(I
V):
V):
【0165】
【化72】
【0166】(式中、Rは、−(CH2 )3 −OCH3
(142部)及び−(CH2 )3 −O(CH2 )2 OC
H3 (58部)である)で示される染料0.016%を
含有していた。
(142部)及び−(CH2 )3 −O(CH2 )2 OC
H3 (58部)である)で示される染料0.016%を
含有していた。
【0167】染液1は、その他の成分を含有していなか
ったが、染液2には、式(103):
ったが、染液2には、式(103):
【0168】
【化73】
【0169】で示される化合物0.75%を追加し、染
液3には式(101):
液3には式(101):
【0170】
【化74】
【0171】で示される化合物0.75%を、25%粉
末配合剤として追加した。
末配合剤として追加した。
【0172】粉末配合剤の調製:紫外線吸収剤の活性成
分5g を、トリスチリルフェニルポリエチレングリコー
ルリン酸のトリエタノールアミン塩2.5g を水12.
5mlに溶解した溶液と共に、石英ボール(直径1mm)2
0g を加えて、インペラを用いて粉砕(1500rpm )
して粒子径<2μm の粒子とした。粉末配合剤は、水に
より25%に調製した。
分5g を、トリスチリルフェニルポリエチレングリコー
ルリン酸のトリエタノールアミン塩2.5g を水12.
5mlに溶解した溶液と共に、石英ボール(直径1mm)2
0g を加えて、インペラを用いて粉砕(1500rpm )
して粒子径<2μm の粒子とした。粉末配合剤は、水に
より25%に調製した。
【0173】染液1〜3を、希酢酸を用いてpH5に調整
し、徹底的に分散させた。染色に際しては、染液とトリ
コット試料を圧力ボンベに入れ、染色を70℃で開始し
た。5分後、2℃/分の速度で温度を135℃に上昇さ
せた。染液を135℃で30分間保持し、ついで60℃
にまで冷却した。続いて、染色物を洗浄し、36°Be水
酸化ナトリウム2ml/l及び亜ジチオン酸ナトリウム3g/
l を含有する溶液により70℃で30分間かけて還元後
洗浄を行った。次いで染色物を温水及び冷水で濯ぎ、乾
燥した。DIN75.202(FAKRA)及びSAE
J1885に準拠して染色物に光を照射することによっ
て耐光堅牢特性を測定した。結果を第2表に示した。
し、徹底的に分散させた。染色に際しては、染液とトリ
コット試料を圧力ボンベに入れ、染色を70℃で開始し
た。5分後、2℃/分の速度で温度を135℃に上昇さ
せた。染液を135℃で30分間保持し、ついで60℃
にまで冷却した。続いて、染色物を洗浄し、36°Be水
酸化ナトリウム2ml/l及び亜ジチオン酸ナトリウム3g/
l を含有する溶液により70℃で30分間かけて還元後
洗浄を行った。次いで染色物を温水及び冷水で濯ぎ、乾
燥した。DIN75.202(FAKRA)及びSAE
J1885に準拠して染色物に光を照射することによっ
て耐光堅牢特性を測定した。結果を第2表に示した。
【0174】
【表2】
【0175】第2表は、式(103)及び(101)の
紫外線吸収剤の使用により、得られたグレー染色物の耐
光堅牢特性が著しく改善されることを証明している。
紫外線吸収剤の使用により、得られたグレー染色物の耐
光堅牢特性が著しく改善されることを証明している。
【0176】実施例25〜26(浸染法) 以下の染料を配合して使用し、実施例2及び3の操作を
繰り返した(染液4〜6)。 式(I)の染料:0.37% 式(II)の染料:0.067% 式(III )の染料: 0.010% 式(IV) の染料:0.013%
繰り返した(染液4〜6)。 式(I)の染料:0.37% 式(II)の染料:0.067% 式(III )の染料: 0.010% 式(IV) の染料:0.013%
【0177】式(102)及び(101)の化合物の配
合剤を、染液5及び6に加えた。染色物を調製し、仕上
げ、実施例2及び3の操作に準じてその耐光堅牢特性の
試験を行った。結果を第3表に示した。
合剤を、染液5及び6に加えた。染色物を調製し、仕上
げ、実施例2及び3の操作に準じてその耐光堅牢特性の
試験を行った。結果を第3表に示した。
【0178】
【表3】
【0179】第3表は、式(102)及び(101)の
紫外線吸収剤を使用することによって、得られるベージ
ュ染色物の耐光堅牢特性が著しく改善されることを証明
している。
紫外線吸収剤を使用することによって、得られるベージ
ュ染色物の耐光堅牢特性が著しく改善されることを証明
している。
【0180】実施例27〜30(パジング熱固着工程) 実施例23〜26の記載に従い、実施例23及び24に
おおむね従って、グレー染色物用の染液を3種類、及び
実施例25及び26におおむね従って、ベージュ染色物
用の染液を3種類調製した。パジングのためには、各染
液に、エチレンオキシドを10単位有するノニルフェノ
ールポリグリコールなどの分散剤を0.5g/l 含有させ
た。対照染色物(紫外線吸収剤なし)、25%粉末配合
剤としての式(102)の化合物28g/l による染色
物、25%粉末配合剤としての式(101)の化合物2
8g/l による染色物をそれぞれ、グレー染色物及びベー
ジュ染色物用に調製した。パジングは、95%ピンチオ
フ実施(Pinch-off effect)により行い、染色物は速や
かに、110℃で3分間乾燥し、次に190℃で60分
間熱固着を行った。得られた染色物の耐光堅牢特性を、
DIN75.202及びSAEJ1885に従って測定
し、第4表に示した結果を得た。
おおむね従って、グレー染色物用の染液を3種類、及び
実施例25及び26におおむね従って、ベージュ染色物
用の染液を3種類調製した。パジングのためには、各染
液に、エチレンオキシドを10単位有するノニルフェノ
ールポリグリコールなどの分散剤を0.5g/l 含有させ
た。対照染色物(紫外線吸収剤なし)、25%粉末配合
剤としての式(102)の化合物28g/l による染色
物、25%粉末配合剤としての式(101)の化合物2
8g/l による染色物をそれぞれ、グレー染色物及びベー
ジュ染色物用に調製した。パジングは、95%ピンチオ
フ実施(Pinch-off effect)により行い、染色物は速や
かに、110℃で3分間乾燥し、次に190℃で60分
間熱固着を行った。得られた染色物の耐光堅牢特性を、
DIN75.202及びSAEJ1885に従って測定
し、第4表に示した結果を得た。
【0181】
【表4】
【0182】耐光堅牢特性の評価は、式(102)及び
(101)の化合物が、熱固着状態においても効果を有
することを示している。
(101)の化合物が、熱固着状態においても効果を有
することを示している。
【0183】実施例31及び32(直接捺染) 加工ポリエステルトリコットを捺染するための捺染糊料
を、市販増粘剤、染料、及び要望されているような紫外
線吸収剤から調製した。市販増粘剤は、以下の組成であ
る。 デンプンエーテル増粘剤 120g アルギン酸ナトリウム増粘剤 480g リン酸二水素ナトリウム 5g 塩素酸ナトリウム 5g 捺染助剤(例えば、ライオプリント(LYOPRINT)AP
(商標)) 5g 脱イオン水 385g 市販増粘剤 1000g
を、市販増粘剤、染料、及び要望されているような紫外
線吸収剤から調製した。市販増粘剤は、以下の組成であ
る。 デンプンエーテル増粘剤 120g アルギン酸ナトリウム増粘剤 480g リン酸二水素ナトリウム 5g 塩素酸ナトリウム 5g 捺染助剤(例えば、ライオプリント(LYOPRINT)AP
(商標)) 5g 脱イオン水 385g 市販増粘剤 1000g
【0184】成分A、B及びCを混合して、3種類の捺
染糊料13、14及び15を得た。 A)式(I)の染料1.4g 式(II)の染料0.9g 式(III )の染料0.5g 式(IV)の染料1.3g B)紫外線吸収剤0g (糊料13)又は 式(102)の化合物(糊料14)7.5g 又は 式(101)の化合物(糊料15)7.5g 及び C)市販増粘剤を加えて合計1000g とした。
染糊料13、14及び15を得た。 A)式(I)の染料1.4g 式(II)の染料0.9g 式(III )の染料0.5g 式(IV)の染料1.3g B)紫外線吸収剤0g (糊料13)又は 式(102)の化合物(糊料14)7.5g 又は 式(101)の化合物(糊料15)7.5g 及び C)市販増粘剤を加えて合計1000g とした。
【0185】式(102)及び(101)の化合物は、
微細に分散した25%粉末配合剤の形で使用した。
微細に分散した25%粉末配合剤の形で使用した。
【0186】清浄にしたトリコット片を、上記の捺染糊
料で、手捺染台(ジンマー( Zimmer )社(オーストリ
ア、クラゲンフルト)提供)で捺染した。次に試料を1
00℃で10分間乾燥し、過熱蒸気により180℃で8
分かけて蒸熱した。次に染色物を水で濯ぎ、38°Be水
酸化ナトリウム2ml/l及び亜ジチオン酸ナトリウム3g/
l の溶液により70℃で30分間還元後洗浄に付した。
最後に試料を徹底的に濯ぎ、80℃で乾燥し、その耐光
堅牢特性の試験を行った。
料で、手捺染台(ジンマー( Zimmer )社(オーストリ
ア、クラゲンフルト)提供)で捺染した。次に試料を1
00℃で10分間乾燥し、過熱蒸気により180℃で8
分かけて蒸熱した。次に染色物を水で濯ぎ、38°Be水
酸化ナトリウム2ml/l及び亜ジチオン酸ナトリウム3g/
l の溶液により70℃で30分間還元後洗浄に付した。
最後に試料を徹底的に濯ぎ、80℃で乾燥し、その耐光
堅牢特性の試験を行った。
【0187】
【表5】
【0188】第5表は、捺染物の耐光堅牢特性は、式
(102)及び(101)の紫外線吸収剤により改善さ
れることを証明している。
(102)及び(101)の紫外線吸収剤により改善さ
れることを証明している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 3/52 Z 5/00 103 5/06 DBC (72)発明者 ハンス ペーター ヘリー スイス国 4153 ライナッハ アウシュト ラーセ 15アー (72)発明者 ゲルハルト ライナート スイス国 4123 アルシュヴィル ヴァイ アーヴェーク 1/7 (72)発明者 ペーター ズッター スイス国 4132 ムッテンツ ゼーメット リシュトラーセ 14/2
Claims (24)
- 【請求項1】 非染色及び染色又は捺染したポリエステ
ル繊維材料を光化学的及び熱的に安定化する方法であっ
て、式(1): 【化1】 〔式中、R1 は、式(2): 【化2】 で示される基であり、R2 及びR’2 は、それぞれ他方
とは独立して、水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7
シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニル、フ
ェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −C4 ア
ルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであり、R
4 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR5
は、C1 −C12アルキル、C1 −C6 モノハロアルキ
ル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −C4 アルケニ
ル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5 −C7 シクロ
アルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アル
キル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンにより置
換されている、フェニル若しくはフェニル−C1 −C4
アルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N−CO−結
合基と共に、式(3a)、(3b)又は(3c): 【化3】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成する〕で示される化合物の少
なくとも1個で、該繊維材料を処理することを特徴とす
る方法。 - 【請求項2】 式(4): 【化4】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、請求項1において定義
されたとおりである)で示される化合物の少なくとも1
個を使用することからなる請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 式(4)〔式中、R1 は、式(2): 【化5】 で示される基であり、R2 は、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、そしてR3 は、水素
又はハロゲンであり、R4 は、水素又はC1 −C4 アル
キルであり、そしてR5 は、C1 −C12アルキル、C1
−C6 モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、
C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又は
C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハ
ロゲン置換フェニルであるか、或はR4 とR5 は、−N
−CO−結合基と共に、式(3a)、(3b)又は(3
c): 【化6】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成する〕で示される化合物の少
なくとも1個を使用することからなる請求項2記載の方
法。 - 【請求項4】 式(1)又は(4)〔R1 は、式(2)
の基であり、R2 は、水素、C1 −C4 アルキル、C5
−C7 シクロアルキル、(C1 −C4 アルキル)フェニ
ル、フェニル、ベンジル又はフェネチルであり、R’2
は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、R3 は、水
素、塩素又は臭素であり、R4 は、水素であり、そして
R5 は、C1 −C6 アルキル、C1 −C4 クロロアルキ
ル、C1−C4 ジクロロアルキル、C1 −C4 ジブロモ
アルキル、C1 −C4 アルケニル、C1 −C4 クロロア
ルケニル、C1 −C4 ブロモアルケニル、C5 −C7 シ
クロアルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4
アルキル、C1 −C4 アルコキシ、塩素又は臭素によっ
て置換されている、フェニル若しくはベンジルである
か、或はR4 とR5 は、−N−CO−結合基と共に、式
(3a)、(3b)又は(3c)(ここで、nは、2、
3又は4であり、R6 は、水素又はC1 −C4アルキル
であり、そしてR7 は、水素、C1 −C4 アルキル又は
ハロゲンである)の基を形成する〕で示される化合物の
少なくとも1個を使用することからなる請求項1又は2
記載の方法。 - 【請求項5】 式(5): 【化7】 (式中、R2 は、水素、メチル、エチル、イソプロピ
ル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3 は、水素又
は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチル、イソプ
ロピル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、クロロフェ
ニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロエチル、
1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1−クロロ
ビニル又は1−ブロモビニルである)で示される化合物
の少なくとも1個を使用することからなる請求項1〜4
のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 式(6): 【化8】 〔式中、R2 は、水素、メチル、エチル、イソプロピ
ル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3 は、水素又
は塩素であり、そしてR9 は、式(3a)、式(3b)
又は(3c)(ここで、nは、3であり、R6 は、水素
又はメチルであり、そしてR7 は、水素である)の基で
ある〕で示される化合物の少なくとも1個を使用するこ
とからなる請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項7】 式(7): 【化9】 (式中、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、請求項1にお
いて定義されたとおりであり、そして特にR1 、R2 、
R’2 及びR3 は、請求項4において定義されたとおり
である)で示される化合物少なくとも1個を使用するこ
とからなる請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 式(1)の化合物の少なくとも1個と、
式(8): 【化10】 (式中、R2 、R’2 及びR3 は、請求項1において定
義されたとおりである)で示される化合物との混合物を
使用することからなる請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 式(1)で示される化合物の2個の混合
物を使用することからなる請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 繊維材料に基づいて、式(1)の化合
物0.01〜5重量%を使用することからなる請求項1
〜9のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項11】 染色に適用する際に、式(1)の化合
物を染浴又はパジング液に直接加える請求項1〜10の
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項12】 捺染に適用する際に、式(1)の化合
物を捺染糊料と混合する請求項1〜10のいずれか1項
記載の方法。 - 【請求項13】 式(1a): 【化11】 〔式中、R1 は、式(2a): 【化12】 で示される基であり、R2 及びR’2 は、それぞれ他方
とは独立して、水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7
シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニル、フ
ェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −C4 ア
ルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであり、R
4 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR5
は、C1 −C12アルキル、C2 −C6 モノハロアルキ
ル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −C4 アルケニ
ル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5 −C7 シクロ
アルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アル
キル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンによって
置換されている、フェニル又はフェニル−C1 −C4 ア
ルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N−CO−結合
基と共に、式(3a’)、(3b’)又は(3c’): 【化13】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成するか、或はR1 は、−CH
2 −N(R4 )−CO−CH2 −Clの基であり、R2
は、水素、C2 −C12アルキル、C5 −C7 シクロアル
キル、(C1 −C8 アルキル)フェニル、フェニル、C
7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −C4 アルコキシで
あり、R3 は、水素又はハロゲンであり、そしてR4
は、水素又はC1 −C4 アルキルである〕で示される化
合物。 - 【請求項14】 式(4a): 【化14】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、請求項13において定
義されたとおりである)で示される請求項13記載の化
合物。 - 【請求項15】 R1 が、式(2a): 【化15】 で示される基であり、R2 が、水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、(C1 −C8 アルキ
ル)フェニル、フェニル、C7 −C9 フェニルアルキル
又はC1 −C4 アルコキシであり、R3 が、水素又はハ
ロゲンであり、R4が、水素又はC1 −C4 アルキルで
あり、そしてR5 が、C1 −C12アルキル、C1 −C6
モノハロアルキル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −
C4 アルケニル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5
−C7 シクロアルキル、非置換フェニル、又はC1 −C
4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲン置
換フェニルであるか、或はR4 とR5 が、−N−CO−
結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又は(3
c’): 【化16】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成する、請求項14記載の化合
物。 - 【請求項16】 R1 が、式(2a)の基であり、R2
が、水素、C1 −C4 アルキル、C5 −C7 シクロアル
キル、(C1 −C4 アルキル)フェニル、フェニル、ベ
ンジル又はフェネチルであり、R’2 が、水素又はC1
−C4 アルキルであり、R3 が、水素、塩素又は臭素で
あり、R4 が、水素であり、そしてR5 が、C1 −C6
アルキル、C2 −C4 クロロアルキル、C1 −C4 ジク
ロロアルキル、C2 −C4 ジブロモアルキル、C1 −C
4 アルケニル、C1 −C4 クロロアルケニル、C1 −C
4 ブロモアルケニル、C5 −C7 シクロアルキル、フェ
ニル、又はそれぞれ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4
アルコキシ、塩素又は臭素によって置換されたフェニル
若しくはベンジルであるか、或はR4 とR5 が、−N−
CO−結合基と共に、式(3a’)、(3b’)又は
(3c’)(ここで、nは、2、3又は4であり、R6
は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7
は、水素、C1 −C4 アルキル又はハロゲンである)の
基を形成する、請求項13又は14記載の化合物。 - 【請求項17】 式(5a): 【化17】 (式中、R2 は、水素、メチル、エチル、イソプロピ
ル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3 は、水素又
は塩素であり、そしてR8 は、メチル、エチル、イソプ
ロピル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、イソブチル、n−ブチル、フェニル、クロロフェ
ニル、ジクロロフェニル、1,2−ジクロロエチル、
1,2−ジブロモエチル、シクロヘキシル、1−クロロ
ビニル又は1−ブロモビニルである)で示される請求項
13〜16のいずれか1項記載の化合物。 - 【請求項18】 式(6a): 【化18】 〔式中、R2 は、水素、メチル、エチル、イソプロピ
ル、n−プロピル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、イソブチル又はn−ブチルであり、R3 は、水素又
は塩素であり、そしてR9 は、式(3a’)、(3
b’)又は(3c’)(ここで、nは、3であり、R6
は、水素又はメチルであり、そしてR7 は、水素であ
る)の基である〕で示される請求項13〜16のいずれ
か1項記載の化合物。 - 【請求項19】 式(7a): 【化19】 (式中、R1 、R2 、R’2 及びR3 は、請求項13に
おいて定義されたとおりであり、そして特にR1 、R
2 、R’2 及びR3 は、請求項16において定義された
とおりである)で示される、請求項13又は16記載の
化合物。 - 【請求項20】 請求項13記載の式(1a)の化合物
を製造するための方法であって、式(8a): 【化20】 (式中、R2 、R’2 及びR3 は、式(1a)において
定義されたとおりである)で示される化合物を、式(2
a): 【化21】 (式中、R4 及びR5 は、請求項13記載の式(2a)
における意味を有する)で示される基を導入する化合物
と反応させることを特徴とする方法。 - 【請求項21】 非染色ポリエステル繊維材料を光化学
的及び熱的に安定化する方法であって、染色可能な繊維
材料を、分散染料に加えて、式(1): 【化22】 〔式中、R1 は、式(2): 【化23】 で示される基であり、R2 及びR’2 は、それぞれ他方
とは独立して、水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7
シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニル、フ
ェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −C4 ア
ルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであり、R
4 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR5
は、C1 −C12アルキル、C1 −C6 モノハロアルキ
ル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −C4 アルケニ
ル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5 −C7 シクロ
アルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アル
キル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンによって
置換されている、フェニル又はフェニル−C1 −C4 ア
ルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N−CO−結合
基と共に、式(3a)、(3b)又は(3c): 【化24】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成する〕で示される化合物を含
有する染液で処理することを特徴とする方法。 - 【請求項22】 染色し得る又は染色若しくは捺染され
たポリエステル繊維材料を光化学的に安定化するための
請求項13記載の化合物の用途。 - 【請求項23】 式(1): 【化25】 〔式中、R1 は、式(2): 【化26】 で示される基であり、R2 及びR’2 は、それぞれ他方
とは独立して、水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7
シクロアルキル、(C1 −C8 アルキル)フェニル、フ
ェニル、C7 −C9 フェニルアルキル又はC1 −C4 ア
ルコキシであり、R3 は、水素又はハロゲンであり、R
4 は、水素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR5
は、C1 −C12アルキル、C1 −C6 モノハロアルキ
ル、C1 −C6 ジハロアルキル、C1 −C4 アルケニ
ル、C1 −C4 モノハロアルケニル、C5 −C7 シクロ
アルキル、フェニル、又は、それぞれ、C1 −C4 アル
キル、C1 −C4 アルコキシ若しくはハロゲンによって
置換されている、フェニル若しくはフェニル−C1 −C
4 アルキルであるか、或はR4 とR5 は、−N−CO−
結合基と共に、式(3a)、(3b)又は(3c): 【化27】 (ここで、nは、1、2、3又は4であり、R6 は、水
素又はC1 −C4 アルキルであり、そしてR7 は、水
素、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ又はハ
ロゲンである)の基を形成する〕で示される化合物の少
なくとも1個を含む混合物。 - 【請求項24】 請求項23記載の式(1)で示される
化合物の少なくとも1個に加えて、式(8): 【化28】 (式中、R2 、R’2 及びR3 は、請求項23において
定義されたとおりである)で示される化合物を含む請求
項23記載の混合物。
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