JPH07196542A - 混合炭化水素からベンゼンを回収する方法 - Google Patents
混合炭化水素からベンゼンを回収する方法Info
- Publication number
- JPH07196542A JPH07196542A JP6298745A JP29874594A JPH07196542A JP H07196542 A JPH07196542 A JP H07196542A JP 6298745 A JP6298745 A JP 6298745A JP 29874594 A JP29874594 A JP 29874594A JP H07196542 A JPH07196542 A JP H07196542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stream
- aromatic hydrocarbons
- benzene
- mixed
- solvent system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D3/00—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
- B01D3/34—Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping with one or more auxiliary substances
- B01D3/40—Extractive distillation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C7/00—Purification; Separation; Use of additives
- C07C7/04—Purification; Separation; Use of additives by distillation
- C07C7/05—Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds
- C07C7/08—Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds by extractive distillation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 混合炭化水素流からベンゼンを分離するため
の、効率的で経済的な方法を提供すること。 【構成】 ベンゼンを含む混合流から、ベンゼンを除去
及び回収するための方法であって、抽出蒸留溶剤系と向
流接触で前記混合流を流して、前記混合流及び抽出蒸留
溶剤系を抽出蒸留して、主に前記蒸留溶剤系に溶解及び
/又は分散された前記ベンゼンからなる底流を得、前記
底流を蒸留して、前記ベンゼン並びに前記蒸留溶剤系の
一部を含むストリッパーオーバーヘッド流と、主に前記
蒸留溶剤系の成分からなるストリッパー底流とを得、前
記ストリッパー底流を抽出蒸留塔へ再循環し、ストリッ
パーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベンゼンを含む芳
香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流と
に相分離することにより分離することを含む方法。
の、効率的で経済的な方法を提供すること。 【構成】 ベンゼンを含む混合流から、ベンゼンを除去
及び回収するための方法であって、抽出蒸留溶剤系と向
流接触で前記混合流を流して、前記混合流及び抽出蒸留
溶剤系を抽出蒸留して、主に前記蒸留溶剤系に溶解及び
/又は分散された前記ベンゼンからなる底流を得、前記
底流を蒸留して、前記ベンゼン並びに前記蒸留溶剤系の
一部を含むストリッパーオーバーヘッド流と、主に前記
蒸留溶剤系の成分からなるストリッパー底流とを得、前
記ストリッパー底流を抽出蒸留塔へ再循環し、ストリッ
パーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベンゼンを含む芳
香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流と
に相分離することにより分離することを含む方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭化水素の混合流、代
表的には仕上げガソリンとするのに使用されるような種
類の流れから、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素
を除去回収するための方法に関する。
表的には仕上げガソリンとするのに使用されるような種
類の流れから、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素
を除去回収するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱分解ガソリン、接触改質ガソリン、又
はコールタール液等の原料源を、本発明の方法において
使用する混合炭化水素流の源とすることができる。ベン
ゼン並びに他の芳香族炭化水素流を含有する多くの同様
な比較的軽質の炭化水素が、仕上げガソリンを調製する
のに使用される。かつてベンゼン及び他の芳香族類は、
ガソリン中の好ましくない成分とは考えられておらず、
その高いオクタン価のために好ましいものとさえ考えら
れていた。しかしながら、仕上げガソリン中に許容でき
ると考えられるベンゼンの量について、政府が規制を始
めたため、現在状況は変化しつつある。更に、ベンゼン
及び他の芳香族炭化水素は、燃料としてよりも、それ自
身重要な石油化学製品のための開始物質としてより価値
があり、またかような使用方法においてより価値があ
る。
はコールタール液等の原料源を、本発明の方法において
使用する混合炭化水素流の源とすることができる。ベン
ゼン並びに他の芳香族炭化水素流を含有する多くの同様
な比較的軽質の炭化水素が、仕上げガソリンを調製する
のに使用される。かつてベンゼン及び他の芳香族類は、
ガソリン中の好ましくない成分とは考えられておらず、
その高いオクタン価のために好ましいものとさえ考えら
れていた。しかしながら、仕上げガソリン中に許容でき
ると考えられるベンゼンの量について、政府が規制を始
めたため、現在状況は変化しつつある。更に、ベンゼン
及び他の芳香族炭化水素は、燃料としてよりも、それ自
身重要な石油化学製品のための開始物質としてより価値
があり、またかような使用方法においてより価値があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような理由のた
め、混合炭化水素流からベンゼンを分離するための、効
率的で経済的な方法が益々必要とされており、本発明の
目的は、このような方法を提供することにある。
め、混合炭化水素流からベンゼンを分離するための、効
率的で経済的な方法が益々必要とされており、本発明の
目的は、このような方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベンゼ
ン及び他の芳香族炭化水素、並びに非芳香族炭化水素を
含有する混合流からベンゼン及び他の芳香族炭化水素を
回収するための方法が提供される。本発明の方法は、抽
出蒸留溶剤系、つまりジメチルスルホキシド(DMS
O)及び任意に一つ以上の助溶剤、好ましくは水の存在
下で、ベンゼン含有混合炭化水素原料を抽出蒸留するこ
とを含む。抽出蒸留工程において、非芳香族炭化水素は
オーバーヘッド抽残物流を形成する。溶解したベンゼン
及び/又は他の芳香族炭化水素に富んだ溶剤系を含有す
る底流は、オーバーヘッド流とは分離した底流として、
蒸留塔から通過し、よって芳香族類が他の炭化水素から
分離される。底流は、次にストリップ操作に付され、該
操作において芳香族類は、少量のジメチルスルホキシド
及び水(使用されている場合)と共にオーバーヘッド生
成物として除去され、ストリップ工程から得られる底流
生成物は、ベンゼン及び他の芳香族類に乏しい溶剤系で
ある。
ン及び他の芳香族炭化水素、並びに非芳香族炭化水素を
含有する混合流からベンゼン及び他の芳香族炭化水素を
回収するための方法が提供される。本発明の方法は、抽
出蒸留溶剤系、つまりジメチルスルホキシド(DMS
O)及び任意に一つ以上の助溶剤、好ましくは水の存在
下で、ベンゼン含有混合炭化水素原料を抽出蒸留するこ
とを含む。抽出蒸留工程において、非芳香族炭化水素は
オーバーヘッド抽残物流を形成する。溶解したベンゼン
及び/又は他の芳香族炭化水素に富んだ溶剤系を含有す
る底流は、オーバーヘッド流とは分離した底流として、
蒸留塔から通過し、よって芳香族類が他の炭化水素から
分離される。底流は、次にストリップ操作に付され、該
操作において芳香族類は、少量のジメチルスルホキシド
及び水(使用されている場合)と共にオーバーヘッド生
成物として除去され、ストリップ工程から得られる底流
生成物は、ベンゼン及び他の芳香族類に乏しい溶剤系で
ある。
【0005】ストリップ工程から得られるオーバーヘッ
ド流を凝縮し、相分離してジメチルスルホキシド及び水
の溶剤系と芳香族類とを分離してもよく、それにより芳
香族類を次の処理へとまわし、溶剤をストリッパーへ再
循環することができる。
ド流を凝縮し、相分離してジメチルスルホキシド及び水
の溶剤系と芳香族類とを分離してもよく、それにより芳
香族類を次の処理へとまわし、溶剤をストリッパーへ再
循環することができる。
【0006】DMSOは、ある条件下の抽出蒸留工程に
おいて二つの液相が認められるほど、ベンゼン及び他の
芳香族類の選択性が高く、非芳香族類の拒絶性が高い。
しかしながら、このような二つの相の存在は、本発明の
方法の効力を損ねるものではない。
おいて二つの液相が認められるほど、ベンゼン及び他の
芳香族類の選択性が高く、非芳香族類の拒絶性が高い。
しかしながら、このような二つの相の存在は、本発明の
方法の効力を損ねるものではない。
【0007】DMSOと共に助溶剤を使用することは任
意であり、使用する場合には、水が好ましい。以下に説
明するように、DMSOの溶解力性及び選択性を調節す
るために、水を使用することができる。水によってスト
リップ操作を容易にし、両方の塔の底流温度をより低く
することができる。
意であり、使用する場合には、水が好ましい。以下に説
明するように、DMSOの溶解力性及び選択性を調節す
るために、水を使用することができる。水によってスト
リップ操作を容易にし、両方の塔の底流温度をより低く
することができる。
【0008】第一の特徴として、本発明の方法は、ベン
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素及び混合非芳香族炭
化水素を含有する混合流から、ベンゼン及び/又は他の
芳香族炭化水素を適切に除去し、回収することができ
る。混合炭化水素流は、DMSO、及び任意の助溶剤、
好ましくは水を用いて、気液接触塔中で抽出蒸留され
る。このようにして、この混合炭化水素流及び抽出蒸留
溶剤系から、主に混合非芳香族炭化水素からなるオーバ
ーヘッド抽残物流と、抽出蒸留溶剤系のジメチルスルホ
キシド及び(好ましくは)水中に溶解した、主にベンゼ
ン及び/又は芳香族炭化水素からなる底流とが得られ
る。
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素及び混合非芳香族炭
化水素を含有する混合流から、ベンゼン及び/又は他の
芳香族炭化水素を適切に除去し、回収することができ
る。混合炭化水素流は、DMSO、及び任意の助溶剤、
好ましくは水を用いて、気液接触塔中で抽出蒸留され
る。このようにして、この混合炭化水素流及び抽出蒸留
溶剤系から、主に混合非芳香族炭化水素からなるオーバ
ーヘッド抽残物流と、抽出蒸留溶剤系のジメチルスルホ
キシド及び(好ましくは)水中に溶解した、主にベンゼ
ン及び/又は芳香族炭化水素からなる底流とが得られ
る。
【0009】オーバーヘッド抽残物流は、ベンゼンを除
去することによって改良された生成物流である。底流
は、分離されたベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素、並びに抽出蒸留溶剤系、通常ジメチルスルホキシド
(及び水)の成分を含有する中間生成物流である。この
混合底流は更にストリップ塔で処理されるが、そこでは
該底流は蒸留されて、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭
化水素及びジメチルスルホキシド(及び水)の一部を含
有するストリッパーオーバーヘッド流が得られる。スト
リッパーからの底流は、主にジメチルスルホキシド(及
び水)を含む。これらの材料は、好ましくは再使用及び
入来する混合炭化水素流原料との抽出蒸留のために、抽
出蒸留塔へ再循環される。
去することによって改良された生成物流である。底流
は、分離されたベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素、並びに抽出蒸留溶剤系、通常ジメチルスルホキシド
(及び水)の成分を含有する中間生成物流である。この
混合底流は更にストリップ塔で処理されるが、そこでは
該底流は蒸留されて、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭
化水素及びジメチルスルホキシド(及び水)の一部を含
有するストリッパーオーバーヘッド流が得られる。スト
リッパーからの底流は、主にジメチルスルホキシド(及
び水)を含む。これらの材料は、好ましくは再使用及び
入来する混合炭化水素流原料との抽出蒸留のために、抽
出蒸留塔へ再循環される。
【0010】ストリッパーからのオーバーヘッド流は、
好ましくは凝縮され、ベンゼン及び/又は芳香族炭化水
素を含む芳香族生成物流の軽質留分と、ジメチルスルホ
キシド(及び水)を含む重質留分とに比重分離される。
好ましくは凝縮され、ベンゼン及び/又は芳香族炭化水
素を含む芳香族生成物流の軽質留分と、ジメチルスルホ
キシド(及び水)を含む重質留分とに比重分離される。
【0011】ジメチルスルホキシド(及び水)はストリ
ップ塔へ再循環してもよい。
ップ塔へ再循環してもよい。
【0012】再循環させる際には、ストリップ塔のオー
バーヘッドから引き出された溶剤流を、ストリッパーか
らの底流と熱交換等して、溶剤流をストリップ蒸気とし
てストリップ塔へ返却してもよい。
バーヘッドから引き出された溶剤流を、ストリッパーか
らの底流と熱交換等して、溶剤流をストリップ蒸気とし
てストリップ塔へ返却してもよい。
【0013】以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0014】1.ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素、並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収す
るための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔中で、実
質的にジメチルスルホキシドからなる抽出蒸留溶剤系に
対して向流接触で、前記混合流を流し、それにより前記
混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的に前
記混合非芳香族炭化水素からなるオーバーヘッド抽残物
流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/又は分散された、実
質的に前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素から
なる底流とを得る工程と、ストリップ塔中で前記底流を
蒸留し、前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素並
びに前記蒸留溶剤系の一部を含むストリッパーオーバー
ヘッド流と、実質的に前記蒸留溶剤系の成分からなるス
トリッパー底流とを得る工程と、前記混合流を抽出蒸留
するために、前記ストリッパー底流を前記抽出蒸留塔へ
再循環する工程と、ストリッパーオーバーヘッド流を、
凝縮、及びベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を含
む芳香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤
流とに相分離することにより、分離する工程とを含む、
ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素、並びに混合非
芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼン及び/又は
他の芳香族炭化水素を除去及び回収するための方法。
素、並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収す
るための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔中で、実
質的にジメチルスルホキシドからなる抽出蒸留溶剤系に
対して向流接触で、前記混合流を流し、それにより前記
混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的に前
記混合非芳香族炭化水素からなるオーバーヘッド抽残物
流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/又は分散された、実
質的に前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素から
なる底流とを得る工程と、ストリップ塔中で前記底流を
蒸留し、前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素並
びに前記蒸留溶剤系の一部を含むストリッパーオーバー
ヘッド流と、実質的に前記蒸留溶剤系の成分からなるス
トリッパー底流とを得る工程と、前記混合流を抽出蒸留
するために、前記ストリッパー底流を前記抽出蒸留塔へ
再循環する工程と、ストリッパーオーバーヘッド流を、
凝縮、及びベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を含
む芳香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤
流とに相分離することにより、分離する工程とを含む、
ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素、並びに混合非
芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼン及び/又は
他の芳香族炭化水素を除去及び回収するための方法。
【0015】2.前記溶剤流を前記ストリップ塔へ再循
環させる工程を更に含む、上記1に記載の方法。
環させる工程を更に含む、上記1に記載の方法。
【0016】3.前記ストリップ塔へ再循環された前記
溶剤流を、前記蒸留塔底流と熱交換させる工程を更に含
む、上記2に記載の方法。
溶剤流を、前記蒸留塔底流と熱交換させる工程を更に含
む、上記2に記載の方法。
【0017】4.前記溶剤流を分離した後に前記ストリ
ッパーオーバーヘッド流を分留して、ベンゼン流とベン
ゼンより重い芳香族類流とを得る、上記1に記載の方
法。
ッパーオーバーヘッド流を分留して、ベンゼン流とベン
ゼンより重い芳香族類流とを得る、上記1に記載の方
法。
【0018】5.ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベン
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収する
ための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔内で、実質
的にジメチルスルホキシド及び水からなる抽出蒸留溶剤
系に対して向流接触で、前記混合流を流し、それにより
前記混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的
に前記混合非芳香族炭化水素からなるオーバーヘッド抽
残物流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/又は分散され
た、実質的に前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素からなる底流とを得る工程と、ストリップ塔中で前記
底流を蒸留し、前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化
水素及び前記蒸留溶剤系の一部を含むストリッパーオー
バーヘッド流と、実質的に前記蒸留溶剤系の成分からな
るストリッパー底流とを得る工程と、前記混合流を抽出
蒸留するために、前記ストリッパー底流を前記抽出蒸留
塔へ再循環させる工程と、ストリッパーオーバーヘッド
流を、凝縮、及びベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素を含む芳香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含
む溶剤流とに相分離することにより、分離する工程とを
含む、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素、並びに
混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収するための方
法。
素並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベン
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収する
ための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔内で、実質
的にジメチルスルホキシド及び水からなる抽出蒸留溶剤
系に対して向流接触で、前記混合流を流し、それにより
前記混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的
に前記混合非芳香族炭化水素からなるオーバーヘッド抽
残物流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/又は分散され
た、実質的に前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素からなる底流とを得る工程と、ストリップ塔中で前記
底流を蒸留し、前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化
水素及び前記蒸留溶剤系の一部を含むストリッパーオー
バーヘッド流と、実質的に前記蒸留溶剤系の成分からな
るストリッパー底流とを得る工程と、前記混合流を抽出
蒸留するために、前記ストリッパー底流を前記抽出蒸留
塔へ再循環させる工程と、ストリッパーオーバーヘッド
流を、凝縮、及びベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素を含む芳香族生成物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含
む溶剤流とに相分離することにより、分離する工程とを
含む、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素、並びに
混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収するための方
法。
【0019】6.前記溶剤流を前記ストリップ塔へ再循
環させる工程を更に含む、上記5に記載の方法。
環させる工程を更に含む、上記5に記載の方法。
【0020】7.前記ストリップ塔に再循環された前記
溶剤流を、前記蒸留塔底流と熱交換させる工程を更に含
む、上記6に記載の方法。
溶剤流を、前記蒸留塔底流と熱交換させる工程を更に含
む、上記6に記載の方法。
【0021】8.前記溶剤流を分離した後に、前記スト
リッパーオーバーヘッド流を分留し、ベンゼン流とベン
ゼンより重い芳香族類流とを得る工程を更に含む、上記
5に記載の方法。
リッパーオーバーヘッド流を分留し、ベンゼン流とベン
ゼンより重い芳香族類流とを得る工程を更に含む、上記
5に記載の方法。
【0022】9.ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベン
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収する
ための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔内で、実質
的にジメチルスルホキシドと、ジメチルホルムアミド、
メトキシベンゼン、エチレングリコール、混合キシレ
ン、モルホリン、エチレングリコールブチルエーテル、
ジ−メチルアセトアミド、n−エチルモルホリン、水、
及びこれらの混合物からなる群より選択される少くとも
一つの助溶剤とからなる抽出蒸留溶剤系に対して向流接
触で、前記混合流を流し、それにより前記混合流及び抽
出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的に前記混合非芳香
族炭化水素からなるオーバーヘッド抽残物流と、前記蒸
留溶剤系に溶解及び/又は分散された、実質的に前記ベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素からなる底流とを
得る工程と、ストリップ塔中で前記底流を蒸留し、前記
ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素及び前記蒸留溶
剤系の一部を含むストリッパーオーバーヘッド流と、実
質的に前記蒸留溶剤系の成分からなるストリッパー底流
とを得る工程と、前記混合流を抽出蒸留するために、前
記ストリッパー底流を前記抽出蒸留塔へ再循環させる工
程と、ストリッパーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を含む芳香族生成
物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流とに相分離
することにより、分離する工程とを含む、ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素、並びに混合非芳香族炭化水
素を含む混合流から、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭
化水素を除去及び回収するための方法。
素並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベン
ゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収する
ための方法であって、該方法は、抽出蒸留塔内で、実質
的にジメチルスルホキシドと、ジメチルホルムアミド、
メトキシベンゼン、エチレングリコール、混合キシレ
ン、モルホリン、エチレングリコールブチルエーテル、
ジ−メチルアセトアミド、n−エチルモルホリン、水、
及びこれらの混合物からなる群より選択される少くとも
一つの助溶剤とからなる抽出蒸留溶剤系に対して向流接
触で、前記混合流を流し、それにより前記混合流及び抽
出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質的に前記混合非芳香
族炭化水素からなるオーバーヘッド抽残物流と、前記蒸
留溶剤系に溶解及び/又は分散された、実質的に前記ベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素からなる底流とを
得る工程と、ストリップ塔中で前記底流を蒸留し、前記
ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素及び前記蒸留溶
剤系の一部を含むストリッパーオーバーヘッド流と、実
質的に前記蒸留溶剤系の成分からなるストリッパー底流
とを得る工程と、前記混合流を抽出蒸留するために、前
記ストリッパー底流を前記抽出蒸留塔へ再循環させる工
程と、ストリッパーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を含む芳香族生成
物流と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流とに相分離
することにより、分離する工程とを含む、ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素、並びに混合非芳香族炭化水
素を含む混合流から、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭
化水素を除去及び回収するための方法。
【0023】10.前記溶剤流を前記ストリップ塔へ再循
環させる工程を更に含む、上記9に記載の方法。
環させる工程を更に含む、上記9に記載の方法。
【0024】
【実施例】図面より、本発明の方法は、抽出蒸留塔10
と、ストリッパー塔12の二つの主な塔を使用すること
によって実施できることがわかる。ベンゼン及び/又は
他の芳香族炭化水素、並びに非芳香族炭化水素を含む混
合流を、管14を通して塔の中央下方領域から抽出蒸留
塔10内へ供給する。図面中、管14中を通過する原料
は、芳香族類及び非芳香族類の両方を含んでいる代表的
な原料であるので、「軽質改質ガソリン原料」と標識さ
れている。管16は、主にジメチルスルホキシド(及び
水)を含む二相抽出蒸留溶剤系を、抽出蒸留塔10の中
央上方領域へ供給する。この溶剤系は、管14を通して
入来する原料のより軽い成分に対する向流として、塔中
を下方へ流れる。熱交換器18において、管16中を流
れる抽出蒸留溶剤系を、管14中を流れる軽質改質ガソ
リン原料と熱交換し、溶剤系から熱を除去し、原料に熱
を加えてもよい。
と、ストリッパー塔12の二つの主な塔を使用すること
によって実施できることがわかる。ベンゼン及び/又は
他の芳香族炭化水素、並びに非芳香族炭化水素を含む混
合流を、管14を通して塔の中央下方領域から抽出蒸留
塔10内へ供給する。図面中、管14中を通過する原料
は、芳香族類及び非芳香族類の両方を含んでいる代表的
な原料であるので、「軽質改質ガソリン原料」と標識さ
れている。管16は、主にジメチルスルホキシド(及び
水)を含む二相抽出蒸留溶剤系を、抽出蒸留塔10の中
央上方領域へ供給する。この溶剤系は、管14を通して
入来する原料のより軽い成分に対する向流として、塔中
を下方へ流れる。熱交換器18において、管16中を流
れる抽出蒸留溶剤系を、管14中を流れる軽質改質ガソ
リン原料と熱交換し、溶剤系から熱を除去し、原料に熱
を加えてもよい。
【0025】塔10内での抽出蒸留により、頂部の管2
0を通して塔を出て行くオーバーヘッド流が生成され
る。このオーバーヘッド流は、凝縮器22内で冷却さ
れ、管26を通してドラム24へ入る。還流は管28を
通して塔10の頂部付近に返却され、主に非芳香族混合
炭化水素抽残物流からなる液体生成物流は、管30を通
してユニットを出る。
0を通して塔を出て行くオーバーヘッド流が生成され
る。このオーバーヘッド流は、凝縮器22内で冷却さ
れ、管26を通してドラム24へ入る。還流は管28を
通して塔10の頂部付近に返却され、主に非芳香族混合
炭化水素抽残物流からなる液体生成物流は、管30を通
してユニットを出る。
【0026】塔10の底部では、高濃度の溶剤が管32
を通して出る。塔底部の液体の一部は、再沸器回路34
中に通され、そこで低圧流と熱交換される。本発明の特
別の利点は、低圧流が抽出蒸留塔再沸器を操作するため
の適切で便利な熱源となるような操作条件であることで
ある。これにより、高価な高圧流又は他の高価な熱源が
不要となる。
を通して出る。塔底部の液体の一部は、再沸器回路34
中に通され、そこで低圧流と熱交換される。本発明の特
別の利点は、低圧流が抽出蒸留塔再沸器を操作するため
の適切で便利な熱源となるような操作条件であることで
ある。これにより、高価な高圧流又は他の高価な熱源が
不要となる。
【0027】塔10は、11a、11b、11cにおい
て内部に三つの区域の構造パッキング又はランダムパッ
キングを載置した塔として図示されるが、所望があれ
ば、トレー等の他の液気接触装置を使用してもよい。
て内部に三つの区域の構造パッキング又はランダムパッ
キングを載置した塔として図示されるが、所望があれ
ば、トレー等の他の液気接触装置を使用してもよい。
【0028】前述したように、ベンゼン及び/又は芳香
族炭化水素を含む高濃度の溶剤は、管32を通してスト
リッパー12へ通される。オーバーヘッド流が管36を
通してストリッパー塔12の頂部を出る結果となる条件
が、ストリッパー中に維持される。この流れは熱交換器
38内で凝縮され、分離器ドラム40内へ流入し、そこ
で密度差によって軽質芳香族がより重質の溶剤から相分
離する。管42は、ドラム40内のより軽質の流れであ
る分離された芳香族類を、管44を通して更なる処理の
ため、又は管46を通して還流するために搬送する。管
48を通してドラム40に真空がしかれる。ドラム40
からのより重質の分離材料は、管50を通ってストリッ
パー塔12の下方領域へ戻る。このような回路となって
いるため、この分離材料は、管16を通してストリッパ
ー12の底部から出て行く低濃度の二相溶剤と、熱交換
器52内で熱交換することができる。管50中を通る流
れを、バルブ76を備えた管78を通して管16内へバ
イパスしてもよい。再沸器回路54を通して、熱を便利
にストリッパー塔14へ供給してもよい。また、本発明
の利点は、再沸回路54を操作するのに低圧流を使用す
ることができる操作条件であることである。
族炭化水素を含む高濃度の溶剤は、管32を通してスト
リッパー12へ通される。オーバーヘッド流が管36を
通してストリッパー塔12の頂部を出る結果となる条件
が、ストリッパー中に維持される。この流れは熱交換器
38内で凝縮され、分離器ドラム40内へ流入し、そこ
で密度差によって軽質芳香族がより重質の溶剤から相分
離する。管42は、ドラム40内のより軽質の流れであ
る分離された芳香族類を、管44を通して更なる処理の
ため、又は管46を通して還流するために搬送する。管
48を通してドラム40に真空がしかれる。ドラム40
からのより重質の分離材料は、管50を通ってストリッ
パー塔12の下方領域へ戻る。このような回路となって
いるため、この分離材料は、管16を通してストリッパ
ー12の底部から出て行く低濃度の二相溶剤と、熱交換
器52内で熱交換することができる。管50中を通る流
れを、バルブ76を備えた管78を通して管16内へバ
イパスしてもよい。再沸器回路54を通して、熱を便利
にストリッパー塔14へ供給してもよい。また、本発明
の利点は、再沸回路54を操作するのに低圧流を使用す
ることができる操作条件であることである。
【0029】ストリッパー塔12は、二つの区域の構造
パッキング又はランダムパッキング13a、13bを装
填した状態で示されているが、所望であれば、トレー等
他の液気接触手段を使用してもよい。
パッキング又はランダムパッキング13a、13bを装
填した状態で示されているが、所望であれば、トレー等
他の液気接触手段を使用してもよい。
【0030】二相抽出蒸留溶剤系の一つの成分であるジ
メチルスルホキシドは、他の種々の抽出蒸留において使
用される抽出蒸留溶剤として知られているが、本発明に
おいて、芳香族炭化水素に対する非芳香族炭化水素の比
揮発度を増加させるのに特に効果的であることがわかっ
た。したがって、選択性を増加する。DMSOのベンゼ
ン及び他の芳香族類に対する選択性、及びその非芳香族
類に対する汚染物質拒絶性は、前述したように抽出蒸留
工程において二つの液相が観察されることによって示さ
れる。二つの液相を有する蒸留塔の設計及び操作は、相
を混合するのが困難なため、一般に避けられてきたが、
適切に設計された装置におけるDMSO(及び水)のよ
り優れた選択性は、抽出蒸留操作で生じ得るいかなる効
率の損失をも相殺する以上のものであることを見出し
た。DMSOとベンゼンのための他の抽出蒸留溶剤との
比較を表1に示す。
メチルスルホキシドは、他の種々の抽出蒸留において使
用される抽出蒸留溶剤として知られているが、本発明に
おいて、芳香族炭化水素に対する非芳香族炭化水素の比
揮発度を増加させるのに特に効果的であることがわかっ
た。したがって、選択性を増加する。DMSOのベンゼ
ン及び他の芳香族類に対する選択性、及びその非芳香族
類に対する汚染物質拒絶性は、前述したように抽出蒸留
工程において二つの液相が観察されることによって示さ
れる。二つの液相を有する蒸留塔の設計及び操作は、相
を混合するのが困難なため、一般に避けられてきたが、
適切に設計された装置におけるDMSO(及び水)のよ
り優れた選択性は、抽出蒸留操作で生じ得るいかなる効
率の損失をも相殺する以上のものであることを見出し
た。DMSOとベンゼンのための他の抽出蒸留溶剤との
比較を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】主溶剤の特性を以下の3つの形式で変化さ
せるために助溶剤を使用してもよい。 (1)主溶剤の選択性を高める。 (2)主溶剤からの芳香族類のストリップを容易にす
る。 (3)二つの蒸留塔の底部における所定の操作圧力のた
めの操作温度を低下させる。
せるために助溶剤を使用してもよい。 (1)主溶剤の選択性を高める。 (2)主溶剤からの芳香族類のストリップを容易にす
る。 (3)二つの蒸留塔の底部における所定の操作圧力のた
めの操作温度を低下させる。
【0033】(2)及び(3)の目的を達成するため
に、助溶剤のnbpは一般にDMSOのnbp(189
℃)よりも低くなければならないが、助溶剤から抽出し
た芳香族類を分離するのが困難となる程低くてはならな
い。助溶剤の適当な(限定する物ではない)例は、ジメ
チルホルムアミド(DMF)、メトキシベンゼン、エチ
レングリコール、混合キシレン、モルホリン、エチレン
グリコールブチルエーテル、ジ−メチルアセトアミド、
n−エチルモルホリン、及び水である。
に、助溶剤のnbpは一般にDMSOのnbp(189
℃)よりも低くなければならないが、助溶剤から抽出し
た芳香族類を分離するのが困難となる程低くてはならな
い。助溶剤の適当な(限定する物ではない)例は、ジメ
チルホルムアミド(DMF)、メトキシベンゼン、エチ
レングリコール、混合キシレン、モルホリン、エチレン
グリコールブチルエーテル、ジ−メチルアセトアミド、
n−エチルモルホリン、及び水である。
【0034】溶剤系の最適能力を達成するために、二つ
以上の助溶剤が必要又は望ましいこともある。
以上の助溶剤が必要又は望ましいこともある。
【0035】水を(助溶剤として)使用するか否かは任
意である。好ましい助溶剤である水は、本発明に従って
三つの重要な機能つまり効果を有することがわかった。
第一に、水はDMSOの選択性に影響を与えるため、最
終的な芳香族類の回収率及びその回収時の純度を制御す
るための重要な制御可能な変量として、溶剤中に使用す
ることができる。一般に、水は芳香族類を溶解するため
のDMSOの選択性を高め、DMSOの非芳香族類に対
する拒絶性を高める一方で、溶剤中の全ての炭化水素の
溶解力性を減少させる。
意である。好ましい助溶剤である水は、本発明に従って
三つの重要な機能つまり効果を有することがわかった。
第一に、水はDMSOの選択性に影響を与えるため、最
終的な芳香族類の回収率及びその回収時の純度を制御す
るための重要な制御可能な変量として、溶剤中に使用す
ることができる。一般に、水は芳香族類を溶解するため
のDMSOの選択性を高め、DMSOの非芳香族類に対
する拒絶性を高める一方で、溶剤中の全ての炭化水素の
溶解力性を減少させる。
【0036】第二に、水は、ストリッパー内で溶剤から
芳香族類をストリップする際の容易性を高める。
芳香族類をストリップする際の容易性を高める。
【0037】第三に、水によって、抽出蒸留塔及びスト
リッパー塔の両方において、低い底流温度を用いること
ができる。
リッパー塔の両方において、低い底流温度を用いること
ができる。
【0038】水は閉鎖ループ中で操作され、廃棄水流は
ないことに留意すべきである。
ないことに留意すべきである。
【0039】ジメチルスルホキシドには、抽出蒸留溶剤
系の特に望ましい成分となるべき、他の特徴がある。こ
れは本方法の操作条件において化学的、熱的に安定であ
る。また、低コストで、比較的非毒性、容易に生物学的
に崩壊し、炭素鋼に対して非腐食性であるので、使用す
る塔を比較的廉価に構成することができる。
系の特に望ましい成分となるべき、他の特徴がある。こ
れは本方法の操作条件において化学的、熱的に安定であ
る。また、低コストで、比較的非毒性、容易に生物学的
に崩壊し、炭素鋼に対して非腐食性であるので、使用す
る塔を比較的廉価に構成することができる。
【0040】本発明の方法の現在好ましい操作条件を表
2にまとめる。
2にまとめる。
【0041】
【表2】
【0042】真空管48は、既知の形式の溶剤スクラッ
バー56を含み、除去しなければ周囲に漏れてしまう可
能性のある極微量の芳香族類を除去する。
バー56を含み、除去しなければ周囲に漏れてしまう可
能性のある極微量の芳香族類を除去する。
【0043】例えば、管16中を塔10へ流れる低濃度
溶剤の一部を、管58を通して引出してスクラッバー5
6へ搬送し、ドラム46から管48を通してスクラッバ
ーの下方部分へ導入される芳香族蒸気に対する向流とし
て、スクラッバー中を下方へ流してもよい。芳香族蒸気
は溶剤中に溶解され、管60を通してスクラッバーを出
る。管60は、ストリッパー12への再循環のために、
高濃度溶剤を管50内に搬送する。
溶剤の一部を、管58を通して引出してスクラッバー5
6へ搬送し、ドラム46から管48を通してスクラッバ
ーの下方部分へ導入される芳香族蒸気に対する向流とし
て、スクラッバー中を下方へ流してもよい。芳香族蒸気
は溶剤中に溶解され、管60を通してスクラッバーを出
る。管60は、ストリッパー12への再循環のために、
高濃度溶剤を管50内に搬送する。
【0044】本発明の方法によって回収された、管44
中を通る混合芳香族類の流れを、分留塔62内へ搬送
し、そこで側流管64を通して除去されるベンゼンと、
底流管66を通して除去される、ベンゼンより重質の芳
香族類とに分離することにより、本発明に従って分留し
てもよい。オーバーヘッド流は管68を通して塔62を
出て、交換器70で凝縮され、ドラム72内へ通過す
る。凝縮物の炭化水素部分は、還流として管74を通っ
て塔62へ通過し、水部分は、管76を通して再循環管
50へと引き出される。
中を通る混合芳香族類の流れを、分留塔62内へ搬送
し、そこで側流管64を通して除去されるベンゼンと、
底流管66を通して除去される、ベンゼンより重質の芳
香族類とに分離することにより、本発明に従って分留し
てもよい。オーバーヘッド流は管68を通して塔62を
出て、交換器70で凝縮され、ドラム72内へ通過す
る。凝縮物の炭化水素部分は、還流として管74を通っ
て塔62へ通過し、水部分は、管76を通して再循環管
50へと引き出される。
【0045】操作例 本発明の操作は、以下の実施例を考察することにより、
更によく理解されるであろう。
更によく理解されるであろう。
【0046】実施例1−接触改質ガソリン炭化水素留分
の抽出蒸留 接触改質ガソリン由来の流れを、以下の組成となるよう
に予備分留した。
の抽出蒸留 接触改質ガソリン由来の流れを、以下の組成となるよう
に予備分留した。
【0047】
【表3】
【0048】この流れを87℃に予備加熱し、大気圧で
操作する抽出蒸留塔へ供給した。DMSO及び2.1重
量%の水からなる溶剤混合物を、61℃で上方領域へ供
給した。還流をオーバーヘッド生成物と1:1の割合で
塔に返却した。この操作により、0.44重量%のベン
ゼン、0.02重量%のトルエン、及び残量の非芳香族
類を含有するオーバーヘッド抽残物流を得た。底流生成
物は、主に溶剤、水及び芳香族類を含み、0.3%n−
ヘプタン及び極少量のより低い沸点を有する非芳香族類
を含んでいた。これは、実質的に非芳香族類を含まない
ベンゼン留分が、引き続き行われる慣用の蒸留により得
られることを示している。
操作する抽出蒸留塔へ供給した。DMSO及び2.1重
量%の水からなる溶剤混合物を、61℃で上方領域へ供
給した。還流をオーバーヘッド生成物と1:1の割合で
塔に返却した。この操作により、0.44重量%のベン
ゼン、0.02重量%のトルエン、及び残量の非芳香族
類を含有するオーバーヘッド抽残物流を得た。底流生成
物は、主に溶剤、水及び芳香族類を含み、0.3%n−
ヘプタン及び極少量のより低い沸点を有する非芳香族類
を含んでいた。これは、実質的に非芳香族類を含まない
ベンゼン留分が、引き続き行われる慣用の蒸留により得
られることを示している。
【0049】実施例2−溶剤ストリップ 100mmHg絶対圧力で操作される溶剤ストリッパー
塔の中間点に、抽出蒸留流からの抽出材料を供給した。
塔を再沸騰させ、生蒸気を芳香族生成物に対して重量比
0.17:1.0の割合で塔の底部に供給した。オーバ
ーヘッドを、主に芳香族類と重質非芳香族炭化水素であ
る上方相と、主にDMSO及び水である下方相とに分割
した。上方相の一部を還流として、生成物流と1:1の
割合で塔に返却した。下方相は15%のDMSO及び残
量の水を含有していた。底流生成物は、基本的に全ての
炭化水素をストリップされ、DMSO及び0.6%の
水、並びに<10ppmのC6−C8芳香族類から構成さ
れていた。
塔の中間点に、抽出蒸留流からの抽出材料を供給した。
塔を再沸騰させ、生蒸気を芳香族生成物に対して重量比
0.17:1.0の割合で塔の底部に供給した。オーバ
ーヘッドを、主に芳香族類と重質非芳香族炭化水素であ
る上方相と、主にDMSO及び水である下方相とに分割
した。上方相の一部を還流として、生成物流と1:1の
割合で塔に返却した。下方相は15%のDMSO及び残
量の水を含有していた。底流生成物は、基本的に全ての
炭化水素をストリップされ、DMSO及び0.6%の
水、並びに<10ppmのC6−C8芳香族類から構成さ
れていた。
【図1】図1は、本発明の方法を図示し、使用される装
置を非常に概略的に示した、率面概略工程流れ図であ
る。
置を非常に概略的に示した、率面概略工程流れ図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロイド・バーグ アメリカ合衆国モンタナ州,ボーズマン, サウス・サード・アベニュー・1314 (72)発明者 ジョン・カール・マッキンタイアー アメリカ合衆国ニュージャージー州,ハケ ッツタウン,カントリーサイド・ドライ ブ・96 (72)発明者 ロンダ・ダブリュー・ウィッチャーリー アメリカ合衆国モンタナ州59714,ベルグ レード,スプリングヒル・ロード・9466
Claims (3)
- 【請求項1】 ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素、並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベ
ンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収す
るための方法であって、該方法は、 抽出蒸留塔中で、実質的にジメチルスルホキシドからな
る抽出蒸留溶剤系に対して向流接触で、前記混合流を流
し、それにより前記混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸
留して、実質的に前記混合非芳香族炭化水素からなるオ
ーバーヘッド抽残物流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/
又は分散された、実質的に前記ベンゼン及び/又は他の
芳香族炭化水素からなる底流とを得る工程と、 ストリップ塔中で前記底流を蒸留し、前記ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素並びに前記蒸留溶剤系の一部
を含むストリッパーオーバーヘッド流と、実質的に前記
蒸留溶剤系の成分からなるストリッパー底流とを得る工
程と、 前記混合流を抽出蒸留するために、前記ストリッパー底
流を前記抽出蒸留塔へ再循環する工程と、 ストリッパーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベンゼン
及び/又は他の芳香族炭化水素を含む芳香族生成物流
と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流とに相分離する
ことにより、分離する工程とを含む、ベンゼン及び/又
は他の芳香族炭化水素、並びに混合非芳香族炭化水素を
含む混合流から、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素を除去及び回収するための方法。 - 【請求項2】 ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素
並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼ
ン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収するた
めの方法であって、該方法は、 抽出蒸留塔内で、実質的にジメチルスルホキシド及び水
からなる抽出蒸留溶剤系に対して向流接触で、前記混合
流を流し、それにより前記混合流及び抽出蒸留溶剤系を
抽出蒸留して、実質的に前記混合非芳香族炭化水素から
なるオーバーヘッド抽残物流と、前記蒸留溶剤系に溶解
及び/又は分散された、実質的に前記ベンゼン及び/又
は他の芳香族炭化水素からなる底流とを得る工程と、 ストリップ塔中で前記底流を蒸留し、前記ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素及び前記蒸留溶剤系の一部を
含むストリッパーオーバーヘッド流と、実質的に前記蒸
留溶剤系の成分からなるストリッパー底流とを得る工程
と、 前記混合流を抽出蒸留するために、前記ストリッパー底
流を前記抽出蒸留塔へ再循環させる工程と、 ストリッパーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベンゼン
及び/又は他の芳香族炭化水素を含む芳香族生成物流
と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流とに相分離する
ことにより、分離する工程とを含む、ベンゼン及び/又
は他の芳香族炭化水素、並びに混合非芳香族炭化水素を
含む混合流から、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素を除去及び回収するための方法。 - 【請求項3】 ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水素
並びに混合非芳香族炭化水素を含む混合流から、ベンゼ
ン及び/又は他の芳香族炭化水素を除去及び回収するた
めの方法であって、該方法は、 抽出蒸留塔内で、実質的にジメチルスルホキシドと、ジ
メチルホルムアミド、メトキシベンゼン、エチレングリ
コール、混合キシレン、モルホリン、エチレングリコー
ルブチルエーテル、ジ−メチルアセトアミド、n−エチ
ルモルホリン、水、及びこれらの混合物からなる群より
選択される少くとも一つの助溶剤とからなる抽出蒸留溶
剤系に対して向流接触で、前記混合流を流し、それによ
り前記混合流及び抽出蒸留溶剤系を抽出蒸留して、実質
的に前記混合非芳香族炭化水素からなるオーバーヘッド
抽残物流と、前記蒸留溶剤系に溶解及び/又は分散され
た、実質的に前記ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素からなる底流とを得る工程と、 ストリップ塔中で前記底流を蒸留し、前記ベンゼン及び
/又は他の芳香族炭化水素及び前記蒸留溶剤系の一部を
含むストリッパーオーバーヘッド流と、実質的に前記蒸
留溶剤系の成分からなるストリッパー底流とを得る工程
と、 前記混合流を抽出蒸留するために、前記ストリッパー底
流を前記抽出蒸留塔へ再循環させる工程と、 ストリッパーオーバーヘッド流を、凝縮、及びベンゼン
及び/又は他の芳香族炭化水素を含む芳香族生成物流
と、前記蒸留溶剤系の成分を含む溶剤流とに相分離する
ことにより、分離する工程とを含む、ベンゼン及び/又
は他の芳香族炭化水素、並びに混合非芳香族炭化水素を
含む混合流から、ベンゼン及び/又は他の芳香族炭化水
素を除去及び回収するための方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/163,025 US5399244A (en) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | Process to recover benzene from mixed hydrocarbons by extractive distillation |
US08/163,025 | 1993-12-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196542A true JPH07196542A (ja) | 1995-08-01 |
JP2673788B2 JP2673788B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=22588141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6298745A Expired - Fee Related JP2673788B2 (ja) | 1993-12-06 | 1994-12-02 | 混合炭化水素からベンゼンを回収する方法 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5399244A (ja) |
EP (1) | EP0658615A3 (ja) |
JP (1) | JP2673788B2 (ja) |
KR (1) | KR950016822A (ja) |
CN (1) | CN1108232A (ja) |
AU (1) | AU7904394A (ja) |
BR (1) | BR9404870A (ja) |
CA (1) | CA2134849A1 (ja) |
CZ (1) | CZ303694A3 (ja) |
HU (1) | HUT71392A (ja) |
RU (1) | RU94042914A (ja) |
SK (1) | SK148394A3 (ja) |
TW (1) | TW272134B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09309846A (ja) * | 1996-02-03 | 1997-12-02 | Krupp Uhde Gmbh | 改質ガソリンから純粋な芳香族化合物を製出する方法およびこの方法を実施するための装置 |
JP2018505869A (ja) * | 2015-02-23 | 2018-03-01 | オールニュー ケミカル テクノロジー カンパニーAllnew Chemical Technology Company | 芳香族回収のための抽出蒸留 |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5458741A (en) * | 1994-01-14 | 1995-10-17 | Lloyd Berg | Separation of benzene from close boiling hydrocarbons by extractive distillation |
DE4437702C1 (de) * | 1994-10-21 | 1995-11-23 | Krupp Koppers Gmbh | Verfahren zur Gewinnung von reinem Benzol und reinem Toluol |
EP0769484B1 (en) * | 1995-10-20 | 2001-06-13 | Mitsubishi Chemical Corporation | Method for separating cyclohexene |
ZA972966B (en) * | 1996-05-21 | 1997-11-21 | Glitsch Int Inc | Recovery of styrene from purolysis gasoline by extractive distillation. |
US6565742B1 (en) | 1997-09-03 | 2003-05-20 | Gtc Technology Inc. | Aromatics separation process and method of retrofitting existing equipment for same |
US6616831B1 (en) | 1997-09-03 | 2003-09-09 | Gtc Technology Inc. | Aromatics separation process and method of retrofitting existing equipment for same |
US6800253B2 (en) * | 1999-04-23 | 2004-10-05 | Denim Engineering, Inc. | Apparatus and process for improved aromatic extraction from gasoline |
US6303021B2 (en) * | 1999-04-23 | 2001-10-16 | Denim Engineering, Inc. | Apparatus and process for improved aromatic extraction from gasoline |
CN1083819C (zh) * | 1999-06-11 | 2002-05-01 | 中国石油化工集团公司 | 利用萃取精馏分离芳烃的方法 |
US6660899B2 (en) | 2001-02-14 | 2003-12-09 | Gaylord Chemical Corporation | Methods for enhanced aromatic extraction employing sulfone-sulfoxide compositions |
KR100433826B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2004-05-31 | 한모기술주식회사 | 추출법과 증류법을 병용한 용제회수 방법 |
US7790943B2 (en) * | 2006-06-27 | 2010-09-07 | Amt International, Inc. | Integrated process for removing benzene from gasoline and producing cyclohexane |
CN101168492B (zh) * | 2006-10-27 | 2010-10-13 | 北京金伟晖工程技术有限公司 | 一种芳烃萃取系统及其方法 |
EP2195281A1 (de) * | 2007-09-28 | 2010-06-16 | Basf Se | Verfahren zur gewinnung von aromatischen kohlenwasserstoffen aus einem kohlenwasserstoffgemisch |
JP5566291B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2014-08-06 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 炭化水素混合物から芳香族炭化水素を得るための方法 |
US8282816B2 (en) * | 2009-04-28 | 2012-10-09 | Uop Llc | Extractive distillation process and system |
US8696871B2 (en) * | 2009-06-02 | 2014-04-15 | Uop Llc | Apparatus for removing a contaminant from a solvent separation process |
US20100300939A1 (en) * | 2009-06-02 | 2010-12-02 | Uop Llc | Process for Removing a Contaminant from an Aromatic Selective Solvent |
CN102060347B (zh) * | 2009-11-17 | 2012-03-28 | 中国石油化工集团公司 | 回收低碳烃类和低碳含氧有机物的污水处理工艺 |
CN102060402B (zh) * | 2009-11-17 | 2012-03-28 | 中国石油化工集团公司 | 一种回收低碳烃类和低碳含氧有机物的污水处理方法 |
ITMI20112271A1 (it) | 2011-12-15 | 2013-06-16 | Sime Srl | Separazione di famiglie idrocarburiche o di singoli componenti via distillazioni estrattive consecutive realizzate in una sola colonna. |
EP2882830B1 (en) | 2012-08-09 | 2018-01-03 | Council of Scientific & Industrial Research | A process for production of benzene lean gasoline by recovery of high purity benzene from unprocessed cracked gasoline fraction containing organic peroxides |
US10160701B2 (en) * | 2014-12-12 | 2018-12-25 | Uop Llc | Processes for the recovery of aromatic hydrocarbons from vapor gas streams |
CN108431180B (zh) | 2015-12-21 | 2021-09-03 | 沙特基础工业全球技术公司 | 由焦化石脑油生产烯烃和芳烃的方法和系统 |
AR110493A1 (es) | 2016-12-08 | 2019-04-03 | Shell Int Research | Un método para pretratar y convertir hidrocarburos |
KR102308606B1 (ko) * | 2017-08-25 | 2021-10-06 | 주식회사 엘지화학 | 비점 차이가 작은 혼합물의 분리 정제 방법 |
CN109364695B (zh) * | 2018-10-08 | 2021-04-20 | 南京林业大学 | 一种回收工业废气中甲苯的吸收剂及其应用 |
BR112021020625A2 (pt) * | 2019-04-18 | 2021-12-21 | Shell Int Research | Recuperação de hidrocarbonetos alifáticos |
CN114728818A (zh) * | 2019-11-13 | 2022-07-08 | 巴斯夫欧洲公司 | 处理含有4,4’-二氯二苯亚砜和/或4,4’-二氯二苯砜作为杂质的水的方法 |
KR102480353B1 (ko) * | 2020-09-17 | 2022-12-27 | 한국화학연구원 | 코크스 제조 부산물을 이용한 중질유분의 열분해에 의한 경질화 방법 |
KR102455988B1 (ko) * | 2020-10-08 | 2022-10-18 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 석탄계 원료의 정제방법 |
CN113149806A (zh) * | 2021-04-19 | 2021-07-23 | 江西西林科股份有限公司 | 萃取精馏纯化2,4,4-三甲基-1-戊烯的复合溶剂及纯化方法 |
KR102630831B1 (ko) * | 2023-06-22 | 2024-01-29 | 주)씨에스캠 | 중유의 탄화물질 제거장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4923771A (ja) * | 1972-06-09 | 1974-03-02 |
Family Cites Families (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US479390A (en) * | 1892-07-19 | calcutt | ||
US2834822A (en) * | 1958-05-13 | Toluene | ||
US2655467A (en) * | 1953-10-13 | Process for separating predomi | ||
US2768131A (en) * | 1952-12-19 | 1956-10-23 | Houdry Process Corp | Extractive distillation of aromatics |
US2842484A (en) * | 1954-12-30 | 1958-07-08 | Union Oil Co | Separation of hydrocarbons |
US3005032A (en) * | 1957-08-19 | 1961-10-17 | Monsanto Chemicals | Solvent extraction of naphthalenic from non-naphthalenic aromatic hydrocarbons using dimethyl sulfoxide |
US3050573A (en) * | 1957-12-06 | 1962-08-21 | Shell Oil Co | Extractive distillation |
US3114783A (en) * | 1959-08-27 | 1963-12-17 | Exxon Research Engineering Co | Separation of aromatics from hydrocarbon streams |
BE616436A (ja) * | 1961-04-14 | |||
US3227632A (en) * | 1962-10-22 | 1966-01-04 | Koppers Co Inc | Recovery of aromatic hydrocarbon by extractive distillation with anhydrous liquid propylene carbonate |
BE756198A (nl) * | 1969-09-26 | 1971-03-16 | Shell Int Research | Werkwijze voor het scheiden van een uitgangsmengsel met behulp van vloeistof-vloeistofextractie |
JPS49803B1 (ja) * | 1970-01-07 | 1974-01-10 | ||
US3681202A (en) * | 1970-06-01 | 1972-08-01 | Petro Tex Chem Corp | Method of purifying unsaturated hydrocarbons by extractive distillation with side stream removal and solvent mix |
US3862254A (en) * | 1970-10-16 | 1975-01-21 | Air Prod & Chem | Production of aromatic hydrocarbons |
AU462261B2 (en) * | 1970-12-29 | 1975-06-19 | SNAMPROGETTI Sp. A | Process for the recovery of aromatic hydrocarbons from mixtures containing the same |
US3723256A (en) * | 1971-06-14 | 1973-03-27 | Universal Oil Prod Co | Aromatic hydrocarbon recovery by extractive distillation, extraction and plural distillations |
DE2147535A1 (de) * | 1971-09-23 | 1973-03-29 | Akzo Gmbh | Verfahren zur herstellung von cyclischen carbonsaeureimiden |
FR2176488B1 (ja) * | 1972-03-20 | 1975-03-21 | Inst Francais Du Petrole | |
US3882013A (en) * | 1973-03-15 | 1975-05-06 | Yakov Rafailovic Katsobashvili | Method of producing highly aromatized low-sulphur hydrocarbon petroleum stock |
US4053369A (en) * | 1974-05-30 | 1977-10-11 | Phillips Petroleum Company | Extractive distillation |
SU499256A1 (ru) * | 1974-07-22 | 1976-01-15 | Ленинградский Ордена Трудового Красного Знамени Технологический Институт Им. Ленсовета | Способ выделени ароматических углеводородов из смеси с неароматическими углеводородами |
US3996305A (en) * | 1975-03-27 | 1976-12-07 | Universal Oil Products Company | Fractionation of aromatic streams |
US4041091A (en) * | 1976-02-19 | 1977-08-09 | Uop Inc. | Fractionation of aromatic streams |
DE2724365C3 (de) * | 1977-05-28 | 1979-09-06 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zum Trennen eines C4 -Kohlenwasserstoffgemisches durch extraktive Destillation |
US4152217A (en) * | 1978-06-30 | 1979-05-01 | Exxon Research & Engineering Co. | Amine regeneration process |
SU891606A1 (ru) * | 1980-04-19 | 1981-12-23 | Белорусский технологический институт им. С.М.Кирова | Способ выделени ароматических углеводородов из их смесей с неароматическими |
US4371427A (en) * | 1981-06-16 | 1983-02-01 | Phillips Petroleum Company | Extractive distillation |
US4401517A (en) * | 1981-11-20 | 1983-08-30 | Phillips Petroleum Company | Vapor-liquid extractive distillation with dialkyl sulfone/water combination |
US4363704A (en) * | 1981-11-20 | 1982-12-14 | Lloyd Berg | Separation of toluene from non-aromatic hydrocarbons by extractive distillation |
US4514262A (en) * | 1982-08-02 | 1985-04-30 | Lloyd Berg | Separation of benzene from non-aromatic hydrocarbons by extractive distillation |
US4488937A (en) * | 1984-04-11 | 1984-12-18 | Lloyd Berg | Separation of m-xylene from o-xylene by extractive distillation |
US4738755A (en) * | 1984-04-11 | 1988-04-19 | Lloyd Berg | Separation of m-xylene from o-xylene by extractive distillation |
US4585526A (en) * | 1984-04-11 | 1986-04-29 | Lloyd Berg | Separation of m-xylene from o-xylene by extractive distillation |
US4822947A (en) * | 1986-04-21 | 1989-04-18 | Lloyd Berg | Separation of m-xylene from o-xylene by extractive distillation with DMSO |
US4801357A (en) * | 1988-04-01 | 1989-01-31 | Lloyd Berg | Separation of acetic acid from dioxane by extractive distillation |
US4806209A (en) * | 1988-04-25 | 1989-02-21 | Lloyd Berg | Separation of formic acid from dioxane by extractive distillation |
US4955468A (en) * | 1989-09-08 | 1990-09-11 | Phillips Petroleum Company | Separation of hydrocarbon mixtures |
US5069757A (en) * | 1990-07-02 | 1991-12-03 | Phillips Petroleum Company | Separation of aromatics from alkanes |
US5032232A (en) * | 1990-10-31 | 1991-07-16 | Phillips Petroleum Company | Extractive distillation of hydrocarbon mixtures |
DE4109632A1 (de) * | 1991-03-23 | 1992-09-24 | Krupp Koppers Gmbh | Verfahren zur abtrennung von aromaten durch extraktivdestillation |
US5135617A (en) * | 1991-07-01 | 1992-08-04 | Phillips Petroleum Company | Separation of aromatic from olefinic hydrocarbons by extractive distillation |
US5145562A (en) * | 1991-07-01 | 1992-09-08 | Phillips Petroleum Company | Extractive distillation of mixtures containing aromatic and olefinic hydrocarbons |
-
1993
- 1993-12-06 US US08/163,025 patent/US5399244A/en not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-11-01 CA CA002134849A patent/CA2134849A1/en not_active Abandoned
- 1994-11-11 EP EP94308360A patent/EP0658615A3/en not_active Withdrawn
- 1994-11-25 AU AU79043/94A patent/AU7904394A/en not_active Abandoned
- 1994-11-25 KR KR1019940031133A patent/KR950016822A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-12-02 CZ CZ943036A patent/CZ303694A3/cs unknown
- 1994-12-02 JP JP6298745A patent/JP2673788B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-02 SK SK1483-94A patent/SK148394A3/sk unknown
- 1994-12-02 HU HU9403470A patent/HUT71392A/hu unknown
- 1994-12-05 BR BR9404870A patent/BR9404870A/pt not_active Application Discontinuation
- 1994-12-05 RU RU94042914/04A patent/RU94042914A/ru unknown
- 1994-12-06 CN CN94119481A patent/CN1108232A/zh active Pending
-
1995
- 1995-01-09 TW TW084100131A patent/TW272134B/zh active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4923771A (ja) * | 1972-06-09 | 1974-03-02 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09309846A (ja) * | 1996-02-03 | 1997-12-02 | Krupp Uhde Gmbh | 改質ガソリンから純粋な芳香族化合物を製出する方法およびこの方法を実施するための装置 |
JP2018505869A (ja) * | 2015-02-23 | 2018-03-01 | オールニュー ケミカル テクノロジー カンパニーAllnew Chemical Technology Company | 芳香族回収のための抽出蒸留 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5399244A (en) | 1995-03-21 |
EP0658615A3 (en) | 1996-01-03 |
BR9404870A (pt) | 1995-08-01 |
AU7904394A (en) | 1995-06-15 |
JP2673788B2 (ja) | 1997-11-05 |
SK148394A3 (en) | 1995-07-11 |
CN1108232A (zh) | 1995-09-13 |
CZ303694A3 (en) | 1995-07-12 |
HUT71392A (en) | 1995-11-28 |
EP0658615A2 (en) | 1995-06-21 |
TW272134B (ja) | 1996-03-11 |
HU9403470D0 (en) | 1995-06-28 |
CA2134849A1 (en) | 1995-06-07 |
KR950016822A (ko) | 1995-07-20 |
RU94042914A (ru) | 1996-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2673788B2 (ja) | 混合炭化水素からベンゼンを回収する方法 | |
JP3842700B2 (ja) | 抽出蒸留を用いた芳香族化合物の分離方法およびその方法で用いる複合溶媒 | |
JP6442614B2 (ja) | 芳香族回収のための抽出蒸留 | |
US5310480A (en) | Processes for the separation of aromatic hydrocarbons from a hydrocarbon mixture | |
US5849982A (en) | Recovery of styrene from pyrolysis gasoline by extractive distillation | |
EP0459627A1 (en) | Method for removal of dimethyl ether and methanol from C4 hydrocarbon streams | |
US4175034A (en) | Closed-loop vacuum fractionation process | |
US5225072A (en) | Processes for the separation of aromatic hydrocarbons from a hydrocarbon mixture | |
KR20110010701A (ko) | 수용성 추출 용매를 사용한 개선된 추출 증류 공정 | |
EP1280869B1 (en) | Aromatics separation from petroleum streams | |
JPS6143331B2 (ja) | ||
US3707575A (en) | Process for separating c5 hydrocarbons by solvent extraction and extractive distillation | |
US5139651A (en) | Aromatic extraction process using mixed polyalkylene glycol/glycol ether solvents | |
JP2644318B2 (ja) | 気化器燃料用の配合成分として使用するために適当な芳香族濃縮物の製造法 | |
US4693810A (en) | Process for the separation of hydrocarbons from a mixed feedstock | |
US5022981A (en) | Aromatic extraction process using mixed polyalkylene glycol/glycol ether solvents | |
KR20120037488A (ko) | 스티렌 함유 공급 원료로부터 스티렌을 회수하기 위한 공정 및 시스템 | |
US4306945A (en) | Extracting aromatic hydrocarbons from mixtures containing same | |
US3725255A (en) | Process for separating aromatic hydrocarbons from mixtures containingthem by liquid-liquid extraction and azeotropic distillation | |
US5008004A (en) | Aromatics extraction process having improved water stripper | |
KR100623187B1 (ko) | 추출 증류에 의해 방향족 물질을 분리하는 방법 및 여기에사용되는 혼합 용매 | |
KR850001273B1 (ko) | 윤활유 용매 정제법 | |
KR100295714B1 (ko) | 탄화수소혼합물로부터방향족탄화수소를분리시키기위한단일탑추출증류법 | |
TW575658B (en) | Aromatics purification from petroleum streams | |
WO1999047478A1 (fr) | Procede de fabrication de 1,2-butadiene purifie |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |