JPH07196352A - セメント用急結材及びコンクリート、モルタルの凝結 、硬化を促進する方法 - Google Patents

セメント用急結材及びコンクリート、モルタルの凝結 、硬化を促進する方法

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JPH07196352A
JPH07196352A JP35513693A JP35513693A JPH07196352A JP H07196352 A JPH07196352 A JP H07196352A JP 35513693 A JP35513693 A JP 35513693A JP 35513693 A JP35513693 A JP 35513693A JP H07196352 A JPH07196352 A JP H07196352A
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Minoru Takehiro
実 武広
Yoshiaki Tsuchida
良明 土田
Tomonobu Ueyasu
知伸 上保
Hisashi Suzuki
寿 鈴木
Shunichiro Uchida
俊一郎 宇智田
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Chichibu Onoda Cement Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、コンクリート、モルタルの凝
結、硬化を著しく促進させるセメント用急結材及びこれ
を用いたコンクリート、モルタルの凝結、硬化を促進す
る方法を得ようとするものである。 【構成】 Ca(AlFe1−x(ただ
し、0<X<1)を含むCaO−Al−Fe
−NaO系焼成物で、かつCaOを65〜40重量
部、Alを5〜45重量部、Feを10〜
40重量部、NaOを5〜20重量部含む焼成物を基
材とするセメント用急結材である。また、このセメント
用急結材をセメントに対し2〜25重量部添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル工事等で使
用される吹き付け用コンクリート、モルタルに使用する
セメント用急結材及びこれを用いたコンクリート、モル
タルの凝結、硬化を促進する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非常に短時間でセメントを凝結、硬化さ
せるためには、極めて速いスピードで水和物を生成する
ように調整された混和材をセメントに混合する必要があ
る。また、凝集性のある水和生成物の生成速度を調整す
ることが可能となれば、これによりコンクリートやモル
タルの初期強度を著しく高めたり、凝結時間を極端に短
くすることができる。そして、このような特性を持つセ
メント用急結材を用いてトンネルの天井部、橋台下等の
天板にコンクリートやモルタルを吹き付ける、いわゆる
吹付け工法が広く行われている。
【0003】この工法に適用するためのセメント用急結
材として、従来から様々なものが使用されている。吹付
工事に使用するコンクリートとして必要な特性は、付着
性が良好で跳ね返りが少ないこと、コンクリートの凝結
が早く付着後直ちに硬化すること、芯材となる鋼材を腐
食させないこと等が上げられる。
【0004】すでに公知の多くのセメント用急結材を大
別すると、水ガラスを主体とするもの、アルミン酸塩を
主体とするもの、か焼明ばん石を主体としたもの等があ
る。しかしながら、水ガラスを主体とするものは、硬化
後のコンクリートの強度が向上せず、長期安定性が不十
分で、しかもアルカリ量も多くアルカリ公害を生じる恐
れがある。
【0005】また、アルミン酸ソーダと炭酸ソーダとか
らなる急結材は、その添加量の変動により凝結時間、初
期強度が大きく変化し、品質が安定しないという問題点
が指摘されている。また、これは吸湿性が高く、アルカ
リ量も多く長期安定性にも問題があった。か焼明ばん石
を主体とするものは、付着性が低く初期強度発現性も低
い。また、通常では特に問題を生じないが、厳冬期に急
結性能が低下するもの、硬化後の強度発現に特に問題の
あるセメント用急結材等もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、セメント
ペースト、モルタル、コンクリートの凝結、硬化を著し
く促進させ、しかも高い初期強度及び長期強度発現が期
待できるセメント用急結材を得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の原理は、水和
活性に富んだ組成物をセメントに添加することにより、
セメントの水和を促進するとともに、添加した組成物が
セメントペースト液相中の各イオンと反応し、急速に凝
集性のある水和物を生成することによる凝結、及び硬化
を促進することにある。
【0008】CaOが65〜40重量部、Al
5〜45重量部、Feが10〜40重量部、Na
Oが5〜20重量部の組成のCaO−Al−F
−NaO系焼成物で、かつCa(Al
1−x(ただし、0<X<1)を含む焼成物
(CAFN系焼成物と呼ぶ)は、非常に水和活性に優れ
ており、これを含有するセメント用急結材(請求項1)
は、セメントに添加すると、急速に凝集性のある水和物
を生成させることができる。そして、このCAFN系焼
成物を、モルタルやコンクリートに添加した場合に、注
水直後のゲル状物質の生成、これに続くカルシウムアル
ミネート水和物の生成、さらに、モノサルフェート水和
物及びエトリンガイトの生成が短時間で大量に行われ、
コンクリートの付着性が増大するとともに凝結及び硬化
を促進することができる。
【0009】また、上記CAFN系焼成物中のNa
5〜20重量部をZrO 5〜15重量部に置換した
CaO−Al−Fe−ZrO系焼成物(C
AFZ系焼成物と呼ぶ)、及び上記CAFN系焼成物中
のNaO 5〜20重量部をMgO 5〜15重量部
に置換したCaO−Al−Fe−MgO系
焼成物(CAFM系焼成物と呼ぶ)も、セメント用急結
材に用いた場合(請求項2、3)、上記CAFN系焼成
物を含有するセメント用急結材と同様に、セメントに添
加すると急速に凝集性のある水和物を生成させることが
でき、モルタルやコンクリートに添加した場合に、注水
直後のゲル状物質の生成、これに続くカルシウムアルミ
ネート水和物の生成、さらに、モノサルフェート水和物
及びエトリンガイトの生成が短時間で大量に行われ、コ
ンクリートの付着性が増大するとともに凝結及び硬化を
促進することができる。
【0010】また上記CAFN系焼成物、CAFZ系焼
成物、及びCAFM系焼成物に対し、石膏、石灰、炭酸
アルカリ、アルミン酸ソーダ及び水酸化アルミニウムの
少なくとも1種を混合したセメント用急結材(請求項
4)を、モルタルやコンクリートに添加した場合も、注
水直後のゲル状物質の生成、これに続くカルシウムアル
ミネート水和物の生成、モノサルフェート水和物及びエ
トリンガイトの生成が短時間で大量に行われ、凝結、及
び硬化を促進することができるが、石膏、石灰、炭酸ア
ルカリ、アルミン酸ソーダ及び水酸化アルミニウムを添
加することにより、生成する水和物の量比や生成時期を
調整することができ、これにより、凝結時間の調整等が
可能になる。
【0011】また上記CAFN系焼成物、CAFZ系焼
成物、及びCAFM系焼成物100重量部に対し、石膏
を5〜35重量部、石灰を5〜40重量部、炭酸アルカ
リを5〜50重量部、アルミン酸ソーダを10〜50重
量部添加したセメント用急結材(請求項5)は、特に、
超短時間で凝結することが必要な場合の配合であり、さ
らに、これに加えて、水酸化アルミニウムを25重量部
以下添加したセメント用急結材(請求項6)は、低温で
の物性をより良くした場合の配合である。
【0012】そして、コンクリートまたはモルタルを混
練する際に請求項1〜6に記載したセメント用急結材の
いずれかをセメントに対して2〜25%添加する(請求
項7)と、コンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を
促進することができる。
【0013】上記CAFN系焼成物は、1000℃以上
の温度で焼成される。微量成分としてSiO、K
O、ZrO、MgO、TiO等を5%程度含有して
いても良い。そして、このCAFN系焼成物は、結晶
質、ガラス質のいずれでも良く、ロータリーキルンや電
気炉等の適切な加熱設備により焼成されるが、ガラス質
の場合、強酸化雰囲気下で溶融した後、急冷する。そし
て、NaOの揮散を考慮すると、温度が高い程Na
Oの揮散が多くなるので、必ずしも高い温度で焼成する
必要はない。なお、結晶質の場合、Ca(AlFe
1−x以外にアルミン酸ソーダ及びfree−
CaOが存在する。
【0014】また、上記CAFZ系焼成物は、微量成分
として、SiO、KO、NaO、MgO、TiO
等を5%程度含有していても良い。そして、このCA
FZ系焼成物は、ガラス質が好ましく、電気炉等の適切
な加熱設備により強酸化雰囲気下で溶融した後、急冷す
る。
【0015】そして、上記CAFM系焼成物は、微量成
分として、SiO、KO、NaO、ZrO、Ti
等を5%程度含有していても良い。そして、このC
AFM系焼成物は、ガラス質が好ましく、電気炉等の適
切な加熱設備により強酸化雰囲気下で溶融した後、急冷
する。
【0016】上記の組成のCAFN系、CAFZ系、C
AFM系の焼成物を含有する急結材をセメントに添加す
ると、ゲルの生成→カルシウムアルミネート水和物の生
成→エトリンガイト及びモノサルフェート水和物の生成
の順で水和が進行し、この反応の形態が非常に良好な急
結性能を示すことが明らかになった。しかしながら、こ
の急結反応メカニズムの性能をより高くするためには、
石膏、石灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソーダ及び水酸
化アルミニウムの一種以上を混合しセメントに添加する
ことは有効的である(請求項4)。
【0017】また、上記CAFN系、CAFZ系、CA
FM系の焼成物に対し、石膏、石灰、炭酸アルカリ、ア
ルミン酸ソーダ、さらに水酸化アルミニウムを一定の割
合で混合することにより、より優れた急結性能を示す
(請求項5及び6)。石膏は、エトリンガイト及びモノ
サルフェート水和物の生成のバランスを図るものであ
り、水不溶性のII型無水石膏が最も好ましい。その添
加量は、使用温度によって異なるが、上記焼成物100
重量部に対し5〜35重量部の範囲とする。使用温度が
5〜10℃では石膏の配合比は5〜10重量部が好まし
い。低温度使用の場合、石膏が5重量部未満あるいは1
0重量部以上となると、エトリンガイトの生成量が低
く、強度発現が低くなる恐れがあるので、上記範囲が好
ましい。使用温度が10〜30℃では、石膏は10〜2
0重量部、使用温度が30℃以上の場合は20〜35重
量部でさらに良好な急結性を示す。
【0018】石灰は、実質上80%以上のCaOまたは
Ca(OH)となり、エトリンガイトの生成量及び生
成速度を制御する重要な役割を果たす。その配合比は、
上記焼成物100重量部に対し5〜40重量部の範囲と
する。これが40重量部を超えると、強度発現性が低下
し、またこれが5重量部未満では十分な急結性を示さな
い。石灰は生石灰を用いる場合は、硬焼としてCa2+
イオンの溶出を極力低下させたものが良好な性能を示
す。
【0019】炭酸アルカリ金属塩は、炭酸リチウム、炭
酸ソーダ、炭酸カリウム等で急結性を付与する場合の補
完的役割を果たす副材で、上記焼成物100重量部に対
し5〜50重量部とする。これが5重量部未満ではAl
イオンの溶出を増進することができず、十分な急
結性を示さない。またこれが50重量部を超えると長期
強度及び耐久性が低下し好ましくない。
【0020】さらにアルミン酸ソーダを、上記焼成物1
00重量部に対し10〜50重量部配合する。これが1
0重量部未満であると急結性が著しく低下し、またこれ
が50重量部を超えると耐久性は低下する。
【0021】さらに水酸化アルミニウムを上記焼成物1
00重量部に対し25重量部以下配合することにより、
より急結性能を向上させることができる。この水酸化ア
ルミニウムは、アルミン酸ソーダの配合比が多い場合
は、多く必要としない。アルミン酸ソーダの配合比が1
5重量部以下のときは使用すると良好な結果が得られ
る。また、水酸化アルミニウムの配合比は、使用温度が
20℃以下のときは10〜25重量部、20℃以上のと
きは10%未満として使用すると好ましい。
【0022】請求項7の発明は、コンクリートまたはモ
ルタルを混練する際に、請求項1ないし6のいずれかに
記載のセメント用急結材をセメントに対し、2〜25重
量%添加するものである。すなわち、請求項1ないし6
に記載の急結材を、セメントに予め混合しておかない
で、コンクリートまたはモルタルの混練に際して添加し
てコンクリートまたはモルタルの凝結、硬化を促進する
方法である。この方法は通常、コンクリートまたはモル
タルの吹付けで行われるものであるが、この発明はこう
した場合に用いる急結材として請求項1ないし6に記載
したものを用い、かつセメントに対し2〜25重量%添
加するというものである。これが2重量%未満では凝
結、硬化速度が遅く吹付け工事用としては十分でなく、
またこれが25重量%を超えると長期強度及び耐久性が
低下し好ましくない。
【0023】本発明の構成は以上の通りであるが、この
発明の最も特徴とするところは良好な急結性能を示した
急結材について検討を加えた結果から、Ca(Al
Fe1−xを含む上記CAFN系、CAFZ
系、CAFM系焼成物を配合した急結材は、注水直後か
らの数分間、ゲルの生成→カルシウムアルミネート水和
物の生成→モノサルフェート水和物及びエトリンガイト
の生成の順で水和が進行し、この反応の形態が非常に良
好な急結性能を示すことと、セメントの急結性を得るの
に必要なCa2+、Al3+イオンの溶出を、石膏、石
灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソーダ及び水酸化アルミ
ニウムを混合することによりコントロールして、急結性
をより高めたことにある。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 (焼成物)使用したCa(AlFe1−x
含有のCAFN系、CAFZ系及びCAFM系焼成物の
化学組成を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】使用した原料はCaO源に生石灰、Al
源に日本軽金属社製の純アルミナ、Fe源と
してベンガラ、NaO源として炭酸ソーダ、MgO源
にMgCO(試薬特級)、ZrO源にZrO(試薬特
級)を使用し、CAFN系はロータリーキルンにより1
200℃で焼成し、CAFZ系及びCAFM系は電気炉
で完全に溶融した後、圧縮空気で急冷した。 (急結材)上記で得られたCa(AlFe1−x
含有の各種の焼成物を用い、これに表2に示す割
合で無水石膏、生石灰、水酸化アルミニウム、炭酸ソー
ダ及びアルミン酸ソーダを配合して急結材とした。
【0027】
【表2】
【0028】(急結材の評価方法)次の急結材の性能評
価方法によって、1、2、3、4、5及び10分後のプ
ロクター貫入抵抗値を求めた。結果を表3に示す。プロ
クター貫入抵抗値は凝結に続く強度の増進を示す。 (急結材の性能評価方法)口径10cm、高さ15cm
の円筒型ポリ容器にセメント(普通ポルトランドセメン
ト)400gを秤取り、これに水240ml(水セメン
ト比0.6)を入れた後、直径5cmの羽付ハンドドリ
ルで1000rpmの回転数で1分間混合し、28gの
急結材を添加後、5秒間攪拌し、セメントペーストを平
滑にした後、静置した。急結材を添加した後、1/20
inのプロクター貫入針を使用し1in.貫入した時
の抵抗値を1、2、3、4、5及び10分後に測定し
た。
【0029】
【表3】
【0030】この発明の急結材を用いたセメントペース
トは凝結、硬化が極めて迅速なうえに、初期及び長期
(28日)の強度発現も比較例(20℃)と比べ格段に
良好である。さらに、5℃という厳しい条件下でも、従
来品が通常2分でも強度発現しないことと比べ、良好な
結果を示していると言うことができる。
【0031】なお、この発明のセメント急結材の吸湿性
については以下のようにして試験したところ良好な結果
を得た。20℃、相対湿度80%の室内に1週間急結材
を放置した後、性能試験を実施したが効果にほとんど変
化は認められなかった。
【0032】
【発明の効果】この発明の急結材は、以上の通り優れた
急結性を示すとともに、初期及び長期の強度発現もよ
く、これまでの問題点を解消した急結材ということがで
きる。そのため、これをコンクリートまたはモルタルの
吹付けに用いると、施工が確実にできて、一層強固な構
築物を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 寿 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 小野田 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 宇智田 俊一郎 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 小野田 セメント株式会社中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CaOが65〜40重量部、Al
    が5〜45重量部、Feが10〜40重量部、N
    Oが5〜20重量部の組成のCaO−Al
    Fe−NaO系焼成物で、かつCa(Al
    Fe1−x(ただし、0<X<1)を含む焼成
    物を含有することを特徴とするセメント用急結材。
  2. 【請求項2】 CaOが65〜40重量部、Al
    が5〜45重量部、Feが10〜40重量部、Z
    rOが5〜15重量部の組成のCaO−Al−F
    −ZrO系焼成物で、かつCa(AlFe
    1−x(ただし、0<X<1)を含む焼成物を
    含有することを特徴とするセメント用急結材。
  3. 【請求項3】 CaOが65〜40重量部、Al
    が5〜45重量部、Feが10〜40重量部、M
    gOが5〜15重量部の組成のCaO−Al−F
    −MgO系焼成物で、かつCa(AlFe
    1−x(ただし、0<X<1)を含む焼成物を
    含有することを特徴とするセメント用急結材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の焼成物
    に対し、石膏、石灰、炭酸アルカリ、アルミン酸ソーダ
    及び水酸化アルミニウムの少なくとも1種を混合したこ
    とを特徴とするセメント用急結材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の焼成物
    100重量部に対し、石膏を5〜35重量部、石灰を5
    〜40重量部、炭酸アルカリを5〜50重量部、アルミ
    ン酸ソーダを10〜50重量部添加したことを特徴とす
    るセメント用急結材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の焼成物
    100重量部に対し、石膏を5〜35重量部、石灰を5
    〜40重量部、炭酸アルカリを5〜50重量部、アルミ
    ン酸ソーダを10〜50重量部、水酸化アルミニウムを
    25重量部以下添加したことを特徴とするセメント用急
    結材。
  7. 【請求項7】 コンクリートまたはモルタルを混練する
    際に、請求項1ないし6のいずれかに記載したセメント
    用急結材を、セメントに対し2〜25重量%添加するこ
    とを特徴とするコンクリート、モルタルの凝結、硬化を
    促進する方法。
JP35513693A 1993-12-28 1993-12-28 セメント用急結材及びコンクリート、モルタルの凝結 、硬化を促進する方法 Pending JPH07196352A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100982469B1 (ko) * 2010-03-29 2010-09-15 (주)피엠씨 초속경·초조강·방청·항균 성능을 가지는 긴급 공사용 모르타르 조성물 및 이에 의한 콘크리트 구조물의 공사방법

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KR100982469B1 (ko) * 2010-03-29 2010-09-15 (주)피엠씨 초속경·초조강·방청·항균 성능을 가지는 긴급 공사용 모르타르 조성물 및 이에 의한 콘크리트 구조물의 공사방법

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