JPH07196342A - シリカ系被膜の製造方法 - Google Patents

シリカ系被膜の製造方法

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JPH07196342A
JPH07196342A JP9964794A JP9964794A JPH07196342A JP H07196342 A JPH07196342 A JP H07196342A JP 9964794 A JP9964794 A JP 9964794A JP 9964794 A JP9964794 A JP 9964794A JP H07196342 A JPH07196342 A JP H07196342A
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孝次 津久間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低温で膜形成でき、大面積の膜形成が容易で、
一度に大量の膜付けが行え、任意形状の表面に膜形成可
能な、さらに、製造装置が簡便なシリカ被膜の製法を提
供する。 【構成】メチルトリメトキシランの水溶液にフッ化アン
モニウムを添加して加水分解させて得た、メチル基を有
するケイ酸水溶液に、ソーダライムガラスを浸漬、保持
することにより、溶液中でガラス表面にメチル基を含む
シリカ被膜を析出、形成させる。さらにこの被膜を焼成
することにより、メチル基を除去した、シリカ被膜を製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカ被膜、炭化水素
などの疎水性官能基を有するシリカ被膜、及びド−プド
シリカ被膜の製造方法に関する。このようなシリカ被膜
は、絶縁性、耐殺傷性、アルカリ溶出防止性などに優
れ、撥水性コ−テイング膜や光導波路など機能膜として
利用できる。
【0002】
【従来の技術】炭化水素基を含有するシリカ、いわゆる
シリコ−ンの被膜を湿式で形成する方法として、アルキ
ルシリコンアルコキシドからなる調製液を基材に塗布
し、乾燥し、膜形成する方法が一般に行われている。ま
た、特開昭57−196744号公報、特開平4−16
505号公報などには、過飽和状態までシリカが溶解し
たケイフッ酸、あるいはケイフッ化アンモニウム溶液に
基材を入れ、溶液中でシリカ被膜を形成する、いわゆる
液相析出法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアルコキシドの
塗布法では、乾燥収縮による割れの発生、膜質の緻密
性、基材との密着性などがしばしば問題になると言われ
てきた。また、従来の液相析出法では、過飽和状態まで
シリカが溶解した溶液を必要とするため、使用する溶液
がケイフッ酸、あるいはケイフッ化アンモニウム溶液に
限定されていた。本発明は、これらの問題を回避するた
め、新規な成膜方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、シリカ系
被膜の新しい形成方法について鋭意検討を行った結果、
炭化水素、弗素および水素などの疎水性官能基を有する
ケイ酸が溶液中で基材表面に析出し、被膜を形成するこ
とを見出だし本発明に到達した。すなわち、本発明は、
炭化水素、弗素および水素の中から選ばれる少なくとも
1種以上の疎水性官能基を有するケイ酸を含む水系溶液
に、基材を浸漬または接触させ保持することにより、溶
液中で基材表面に該疎水性官能基を含むシリカを膜とし
て析出させ、被膜を形成することを特徴とする、シリカ
系被膜の製造方法である。また本発明は、上述の方法で
得られたシリカ系被膜を焼成することにより、疎水性官
能基を除去した、シリカ被膜または金属元素含有シリカ
被膜とすることを特徴とするシリカ系被膜の製造方法で
ある。以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0005】本発明でいう疎水性官能基とは、炭化水
素、弗素、及び水素の中から選ばれる。炭化水素基とし
ては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチルなど
のアルキル基、ビニルなどのアリ−ル基、フェニルなど
の芳香族基などが挙げられる。これら疎水性官能基を有
するケイ酸とは、一般式XSi(OH)3(Xは炭化水
素、弗素または水素を示す。以下同じ。)で表示される
一官能性シロキサンを主体とするものが代表的である
が、これに加えて、X2Si(OH)2で表される二官能
性のものや、Si(OH)4で表される官能基のないも
のを一部含んでいても構わない。また、これらモノマ−
だけでなく、これらモノマ−が疎水性官能基を残したま
ま重合してポリマ−の形態となったものでもよい。
【0006】このようなケイ酸を含む溶液は、最も簡単
には、例えばRnSi(OR)4-n[1≦n≦2]、Fn
Si(OR)4-n[1≦n≦3]、およびHnSi(O
R)4-n[1≦n≦3](ただしRは炭化水素基、Fは
弗素、Hは水素である)で表されるアルコキシシラン化
合物を水に添加し、攪拌し、加水分解反応を進めること
により得られる。特に、アルコキシシラン化合物とし
て、RSi(OR)3、FSi(OR)3、およびHSi
(OR)3は、水による加水分解反応が速く、室温で短
時間攪拌することにより反応が進行するため、好ましい
ものである。
【0007】ただし、炭化水素基Rがフェニル基などの
親水性に乏しい場合は、アルコキシシランと溶媒である
水との混合が進みにくくなるので、水にエタノ−ルなど
のアルコ−ルを添加した後、攪拌して加水分解を進める
ことが好ましい。また、FSi(OR)3、HSi(O
R)3は水による加水分解が速すぎるため、やはりエタ
ノ−ルなどアルコ−ルで希釈した後、水に添加し、混合
することが好ましい。ただし、このようなアルコ−ルが
相当量含まれる水系溶媒とする場合でも、その添加量は
50vol%以下としなければ、被膜形成が困難とな
る。
【0008】本発明のケイ酸溶液を得るその他の方法と
しては、RSiCl3などのアルキルクロロシランを水
に加え、加水分解する方法があげられる。また、メチル
基を有するケイ酸の稀薄溶液が市販されており、それを
用いることもできる。
【0009】疎水性官能基を有するケイ酸の溶液濃度
は、SiO2換算で0.005〜0.5mol/lの範
囲にすることが好ましい。0.005mol/l未満で
は、ケイ酸の液中密度が小さすぎて、基材表面への膜の
析出が認めにくい。また、ケイ酸の濃度が増加するにつ
れて、基材表面での膜形成のみならず、液中でのコロイ
ド粒子の凝集も増し、沈殿を生成したり、基材表面に付
着したりする現象が見られる。ケイ酸の濃度をさらに高
くしても、膜形成に預からない沈殿凝集粒子が増えるだ
けの状態を示し始める。従って、ケイ酸濃度の上限を設
けることは難しいが、そのような状態が激しくならない
濃度は、SiO2換算で0.5mol/l以下である。
通常は、0.01〜0.1mol/lの範囲が適当であ
り、さらに好ましくは、0.02〜0.06mol/l
の範囲である。
【0010】本発明の被膜形成プロセスは、基本的に
は、上記の成膜用溶液に基材を浸漬し、所定温度に保持
しておくだけでなされる。被膜は時間経過とともに、溶
液中で基材表面に次第に厚く形成されていく。被膜形成
を促進するために、基材を浸漬した溶液は通常、室温以
上の温度に加温した状態で保持される。その際、液の蒸
発を防ぐため、容器を密閉することが好ましい。また、
溶液を攪拌したり、時間経過とともに減っていく溶液中
のケイ酸を補給するため、溶液を循環系にすることも好
ましい方法である。
【0011】基材としては、ガラス、プラスティック、
金属などあらゆる種類のものを用いることができる。
【0012】炭化水素基を有するシリカ被膜を形成する
ために、成膜用溶液として、上記炭化水素基を有するケ
イ酸と水、アルコールなどの溶媒のみを含む溶液を使用
しても勿論構わないが、この溶液に弗素化合物を溶解す
ることにより、被膜形成を最も促進することができる。
弗素化合物としては、水に溶解性をもつ物ならいかなる
ものでも使用できるが、特にNH4F、KF、NaF、
2SiF6、(NH42SiF6が好ましい。HFはシ
リカ系物質を溶かすため、溶液中に含まれるケイ酸を溶
かすに相当する量以上に添加することはできないが、ご
く微量の添加は膜形成を促進する。溶液中の弗素化合物
の濃度は、F濃度として0.8〜3.5atm/lの範
囲が好ましく、さらに、好ましくは1.0〜2.5at
m/lの範囲である。
【0013】成膜液のpHは、フッ化アンモニウム系で
6〜7.5、フッ化カリウム、フッ化ナトリウム系で8
〜9、ケイフッ化アンモニウム系で3〜4、ケイフッ酸
系で3以下である。特にフッ化アンモニウム、フッ化カ
リウム系は中性付近にあり、取扱いが容易である。
【0014】炭化水素基を有するシリカ被膜の形成を促
進させるもう一つの方法は、炭化水素基を有するケイ酸
と水を含む溶液に、酸、アルカリ、及び/または無機塩
を添加する方法である。酸またはアルカリを触媒として
添加する方法では、例えば、HCl、HNO3などの酸
の場合、0.003〜0.02mol/l、アンモニア
などのアルカリの場合も同程度の微量で十分成膜を行う
ことができる。しかしながら、最も効果的で好ましいの
は、HClを1〜2mol/lと高濃度添加する方法で
ある。酸性側では、膜の密着性がよくなるので、特に酸
を添加することが好ましい。また、NH4Cl、NH
4F、KCl、KF、NaClなどの無機塩の場合は、
0.003〜0.03mol/l程度の微量の添加で成
膜可能であるが、1mol/l程度の大量の添加を行っ
ても構わない。
【0015】以上記載した炭化水素を有するケイ酸溶液
を加温して保持すると、ケイ酸コロイドの凝集により、
液の濁りが増す場合がある。この凝集コロイドは、膜形
成に関与しないばかりか、膜表面に付着するため、膜面
の平滑性を悪くする。従って、この場合、調製した液を
室温〜80℃で0.1〜数十間保持することにより、凝
集コロイド粒子の生成をほぼ終了させ、これを分離し、
残液で成膜処理することがよい。たとえば、メチルケイ
酸とフッ化アンモニウムからなる液では、60℃で2〜
4時間程度保持すれば、凝集コロイド粒子の生成はほぼ
終了時点に達する。凝集粒子を分離する方法として、通
常、フィルタ−による濾過が適する。フィルタ−の孔径
は0.1μm以上であることが好ましい。
【0016】凝集粒子の分離によって、成膜に供する液
中のSiO2濃度は、調製液に比較して当然減少する
が、0.01〜0.04mol/lの範囲にあれば、特
に問題はない。この範囲に収まるように、保持時間と温
度を選べば良い。
【0017】疎水性官能基として弗素または水素を有す
るケイ酸溶液は、FまたはHを有するシリコンアルコキ
シド、たとえば、FSi(OCH33、FSi(OC2
5 3、HSi(OCH33、HSi(OC253
どのアルコキシドを水に添加し、攪拌すればよい。この
場合、すでに述べたように、アルコ−ルで薄めて、水に
添加することが好ましい。溶媒としては、水以外に、水
/アルコ−ル混和溶液、シリカが飽和溶解したNH4
溶液などが使用できる。
【0018】本発明の製造方法のもう一つは、金属元素
含有シリカ被膜に関する。すなわち、疎水性官能基を有
するケイ酸溶液に、加水分解する性質をもつ金属フッ化
物を添加し、上述の成膜処理を行うことにより、金属元
素を含有したシリカ被膜を形成する方法である。加水分
解する性質をもつ金属フッ化物として、Ti、V、C
r、Mn、Fe、Co、Nb、Ta、Sb、Pb、Sn
などのフッ化物が存在する。特に、TiF4、SbF3
SnF2およびNbF5が好ましい。成膜用溶液は、例え
ば最も簡単には、CH3Si(OCH33などのアルキ
ルアルコキシドを水に添加し、数時間攪拌し、加水分解
させた後、金属フッ化物を加え、混合溶解させればよ
い。
【0019】添加する金属フッ化物の濃度は、形成しよ
うとする膜組成に応じて決定されるが、成膜用溶液の組
成と膜組成は、通常同じにならない。膜に含有される金
属元素は、溶液中の組成より多くなる傾向がある。たと
えばスズの場合、溶液組成を原子比Sn/Si=1/1
0にすると膜組成はSn/Si=1/3程度となる。ま
たチタンの場合、溶液組成Ti/Si=1/10にする
と、膜組成はTi/Si=2/1程度となる。通常、シ
リカ被膜への金属ド−プ量は1〜20モル%の範囲であ
るので、溶液組成として金属元素/Si原子比を1/2
0〜1/100の範囲として行えばよい。
【0020】成膜処理は、溶液に基材を浸漬し、通常、
室温から100℃までの温度に保持することにより行わ
れる。この加温は、溶液中のケイ酸の重合反応を高め、
膜形成を促すためになされる。特に好ましい温度は、3
0〜70℃である。その場合、膜形成速度は、5〜50
nm/h程度である。加圧容器を用いれば、勿論、10
0℃以上の温度に保持しても構わない。
【0021】本発明で得られる析出被膜は、疎水性官能
基を含有したシリカ被膜である。たとえば、メチル基を
有するケイ酸から得られた被膜は、通常、10〜16モ
ル%のCH3を含有するシリカ被膜となる。また、弗素
または水素を有するケイ酸から得られた被膜は、1〜5
モル%の弗素または水素を有するシリカ被膜となる。ま
た、メチル基を有するケイ酸と金属フッ化物を含む溶液
から得られた被膜は、通常、メチル基と少量の弗素およ
び金属元素を含有する被膜となる。これら炭化水素、弗
素、水素は、ケイ素原子に結合した状態で含有されてい
ると推定される。
【0022】この析出被膜は、加熱することにより、疎
水性官能基成分が除去されたシリカ被膜に容易に変換し
得る。たとえば、メチルなど炭化水素基を有するシリカ
被膜は、大気中、500℃以上の焼成で炭素分のないシ
リカ被膜となる。また、弗素を含むシリカ被膜は、大気
中、300℃以上の焼成でほぼ弗素のないシリカとな
る。
【0023】本発明で成膜を可能とならしめている物質
は、疎水性官能基をもつケイ酸である。この物質が水溶
液中に稀薄濃度存在する場合、基材表面でのケイ酸の重
合が被膜を形成する形で促進されるためと推定される。
したがって、疎水性官能基をもたないケイ酸では成膜は
不可能である。また、本発明は従来の液相析出法と異な
り、過飽和状態までシリカが溶解した溶液を必要とせ
ず、従って、過飽和状態を作り出すための添加剤の投与
も必要としない。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって、本発明をさらに説明
する。しかし本発明は、これら実施例にのみ限定される
ものではない。
【0025】(実施例1)出発液として、メチルトリメ
トキシシラン(CH3Si(OCH33)を純水に添加
し、4時間攪拌混合して得た4wt%溶液、フッ化アン
モニウム試薬を純水に溶解した36%NH4F溶液、お
よび純水を用いた。メチルトリメトキシシラン溶液を純
水で薄め、そこにNH4F溶液を投入するという操作
で、表1に示す組成の液を調製した。これら調製液を、
それぞれ表1に示す条件で保持した。その後、孔径0.
2μmのフィルタ−を用いて、凝集コロイド粒子を分離
し、成膜用の液を得た。各製膜用液中のSi濃度及びp
Hは表1に示す通りであった。これらの液を、一旦減圧
にし、液中のガスを追い出した後、基材として、ソ−ダ
ライムガラス板とシリコンウエハ−を液中に浸漬し、密
封カバ−をつけて、60℃の恒温槽に入れ、表1に示す
時間保持した。その後、基材を取り出し、水で洗浄し、
乾燥した。基材表面には膜が形成されており、膜厚をS
EM観察により求めた。得られた結果を表1にまとめて
示す。
【0026】
【表1】
【0027】(実施例2)実施例1で得られたシリコン
ウエハ−基板上の膜を赤外吸収スペクトルにより分析し
た。Si−O結合に基づく吸収とSi−CH3結合に起
因する吸収が観察され、シリコ−ン系の膜が形成されて
いることが判った。また、ESCAによる分析の結果、
主成分として、Si、O、Cが検出された。C含量は、
表1のNo1の試料で15atm%、No12で12a
tm%であった。これらの結果から得られた膜は、メチ
ル基を含む酸化ケイ素(シリコ−ン)であることが確認
された。
【0028】(実施例3)市販シリカゾル(商品名「セ
ラメ−トC−100」)とNH4F溶液及び純水を用い
て、表2に示す組成の調製液を作成した。調製液を60
℃で2h保持することにより、凝集粒子を生成させ、そ
れを孔径0.2μmのフィルタ−で分離した液を成膜用
液とした。基材として、ソ−ダライムガラス、シリコン
ウエハーを用い、40℃で成膜処理を行った。基材上に
は、緻密な膜が形成さており、実施例2と同様の分析の
結果、シリコ−ン系被膜と確認された。結果をまとめて
表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】(実施例4)出発液として、メチルトリエ
トキシシランを純水に添加し15時間攪拌して得た4%
溶液、フッ化カリウム試薬を純水に溶解した45%溶
液、および純水を用いた。メチルトリエトキシシラン液
を純水で薄めた液を攪拌し、そこにKF溶液を投入する
という操作で、表3に示す組成の液を調製した。これら
調製液を表3に示す条件で保持した。以下、実施例1と
同様の方法で、フィルター瀘過及び減圧処理した後、表
3に示す製膜処理条件で成膜を行い、膜厚をSEM観察
により求めた。また得られた膜について、実施例2と同
様の分析を行い、シリコ−ン系被膜であることを確認し
た。さらに、膜中にはカリウムがまったく含まれないこ
ともESCA分析の結果、判った。結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】(実施例5)実施例1のソ−ダライムガラ
ス基板上のシリコーン系被膜(表1のNo1)を大気中
で、200、300、400、又は500℃で各1時間
焼成した。ESCAによる分析の結果、300℃までの
膜にはC成分が含まれるが、それ以上の温度では、Cが
まったく含まれないシリカ系被膜となることがわかっ
た。実施例4のシリコンウエハー上の試料(表3のNo
1)をHe中で、400、500、又は600℃で各1
時間焼成した。IRによる分析の結果、600℃でシリ
カ系被膜になることが判った。焼成した膜は、割れの発
生を伴わない、緻密なものであった。
【0033】(実施例6)ケイフッ化アンモニウム溶液
(濃度1mol/l)100ml中に、メチルトリメト
キシシランを純水中で加水分解した4wt%溶液9ml
を加えた。液を減圧にし、脱気した後、基材としてシリ
コンウエハ−とソ−ダライムガラスを浸漬し、60℃で
20h保持し成膜処理した。基材表面には、厚み0.6
μmの膜が形成されており、実施例2と同様の分析の結
果、シリコ−ン系膜であることが判った。
【0034】(実施例7)40℃の恒温槽に保ったケイ
フッ化水素酸溶液(濃度2mol/l)100ml中
に、メチルトリメトキシシランを純水中で加水分解した
4wt%溶液9mlを加え、攪拌した。そこに、基材と
してシリコンウエハ−とソ−ダライムガラスを浸漬し、
40℃で20h保持し成膜処理した。基材表面には、厚
み0.5μmの膜が形成されており、実施例2と同様の
分析の結果、C成分が極めて少ない酸化ケイ素膜である
ことが判った。
【0035】(実施例8)CH3Si(OCH3340
gを純水1000mlに入れ5時間攪拌し加水分解して
得たケイ酸溶液、濃塩酸および純水を用い、それぞれの
量を、11ml/10ml/79ml、11ml/20
ml/69mlおよび11ml/30ml/59mlの
割合で混合した3種の溶液を調製した。一旦減圧して脱
気した後基材として、シリコンウエハ−とソ−ダライム
ガラスを各溶液に浸漬し、60℃で20h保持し成膜処
理した。各基材表面には膜が形成されており、膜の厚み
はSEM観察より約0.4μmであると判った。また、
赤外線吸収スペクトルとESCAによる分析の結果、こ
の膜はCH3基を有する酸化ケイ素(シリコ−ン)であ
ることが判った。
【0036】(実施例9)CH3Si(OCH33の加
水分解液と、添加剤として1.0モル/リットルのHC
l溶液、1.6モル/リットルのNH3 水の一方或いは
両方を用いて、表4No1−5の調製液を調製した。こ
れらの調製液各100mlを用い、実施例1と同様にし
て成膜実験を行い、シリコ−ン被膜が形成されているこ
とを確認した。以上の結果を表4のNo1〜5に示す。
【0037】
【表4】
【0038】(実施例10)CH3Si(OC253
Si(OCH34をモル比3:1で水に加えた溶液と、
添加剤として1.6モル/リットルのNH3溶液、2.
3モル/リットルのHF溶液、および1.0モル/リッ
トルのHNO3溶液とを用いて、表4のNo6−8の調
製液を調製した。各々の液100mlに、基材としてソ
−ダライムガラス板を浸漬し、30℃で、40時間保持
した後、基材を取りだし、水で洗浄し、乾燥させ、基材
上に膜が形成されていることを確認した。膜厚をSEM
観察から求めた。以上、得られた結果を表4のNo6〜
8に示す。
【0039】(実施例11)オルガノシロキサンを含む
市販シリカゾル(商品名セラメ−トC−100)と添加
剤としてNH3、HCl、HFを使用して、表5の初期
調製液を調製した後調製液を表5に記載の温度、時間で
放置し、初期沈殿を発生させた。その液を孔径0.2μ
mのフィルタ−に通し、沈殿を除去した。瀘液を調製液
としてソーダライムガラス又はシリコンウエハーの基材
を浸漬し、60℃で15時間保持し、シリコ−ン系膜の
形成を行った。以上の結果を表5のNo1〜6に示す。
【0040】
【表5】
【0041】(実施例12)添加剤として、1mol/
lの濃度に調製したNH4F溶液、NH4Cl溶液KF溶
液、KCl溶液、およびNaCl溶液を用いた以外は、
実施例10と同様の方法で表6の初期調製液を調製し、
表6に記載の温度、時間で放置し、初期沈殿を発生させ
た。その液を実施例10と同様にして瀘過し、瀘液を調
製液としてソーダライムガラスを60℃、20時間浸漬
し、表6のNo1〜9の結果を得、シリコ−ン膜の形成
を確認した。
【0042】
【表6】
【0043】(実施例13)CH3SiCl3を水に吸収
させ、加水分解した溶液(Si濃度0.2モル/リット
ル)をケイ酸溶液として用いた以外は、実施例11と同
様の方法で表7の初期調製液を調製し、表7に記載の時
間、温度で放置し、初期沈殿を発生させた。その液を実
施例11と同様にして瀘過し、瀘液を調製液としてソー
ダライムガラスを70℃、15時間浸漬し、表7のNo
1〜4の結果を得、シリコ−ン膜の形成を確認した。
【0044】
【表7】
【0045】(実施例14)実施例8で出発液として用
いたケイ酸溶液をSi濃度0.15mol/lとなるよ
う純水で薄め、80℃で20時間保持した。これによ
り、液の濁りが増加したので、孔径0.2μmのフィル
タ−で凝集沈殿を除去した。除去後の瀘液中のSi濃度
は、0.12mol/lとなった。この瀘液に基材とし
てスライドガラスを液面に垂直となるように浸漬した。
容器を密閉後、再び80℃で20時間保持した。これに
より、スライドガラス上にシリコ−ン膜が形成できた。
【0046】(実施例15)実施例8で得られたガラス
基板上のシリコ−ン被膜を大気中500℃で1時間焼成
した。ESCAによる分析の結果、SiとOのみが検出
され、CH成分が除去されたシリカ膜になることが判っ
た。
【0047】(実施例16)試薬フルオロトリエトキシ
シラン、FSi(OC2530.54gをエタノ−ル
10mlに溶かし、それを水90mlに攪拌しながら添
加した。液は懸濁したが、30分間静置した。その後、
基材として、シリコン基板とソ−ダライムガラス板を浸
漬し、密封した。それを40℃に保持した恒温槽に入
れ、40時間放置した。一方、同様にして、保持温度を
70℃とし、24時間放置する実験も行った。それぞれ
の放置後、基材を液から取り出し、水で洗浄し、乾燥さ
せた。保持温度にかかわらず、シリコン基板、ソ−ダラ
イムガラスのどちらの基材上にも、薄膜が形成されてい
た。
【0048】シリコン上の薄膜の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、SiO2に特有な吸収が見られた。また
ESCAにより分析した結果、Si:33atm%、
O:65atm%、F:2atm%の値が得られた。こ
れらの結果から、少量の弗素を含む二酸化ケイ素の薄膜
が得られていることがわかった。またSEM観察によっ
て膜を観察した結果、膜厚は、保持温度40℃で0.3
μm,70℃で0.2μmであることがわかった。
【0049】(実施例17)試薬トリメトキシシラン、
HSi(OCH330.49gをエタノ−ル20mlに
溶かし、それを水80mlに攪拌しながら添加した。液
は懸濁したが、30分間静置した。その後、基材として
シリコン基板とソ−ダライムガラス板を浸漬し、密封し
た。それを60℃に保持した恒温槽に入れ、40時間放
置した。放置後、基材を液から取り出し、水で洗浄し、
乾燥させた。シリコン、ソ−ダライムどちらの基材上に
も、多孔質の薄膜が形成されていた。
【0050】シリコン上の薄膜の赤外吸収スペクトルを
測定した結果、SiO2に特有な吸収が見られた。ま
た、ESCAにより分析した結果、Si:35atm
%、O:65atm%の値が得られた。これらの結果か
ら、二酸化ケイ素の薄膜が得られていることがわかっ
た。またSEM観察によって膜を観察した結果、膜厚
は、0.2μmであることがわかった。
【0051】(実施例18)出発液として、メチルトリ
メトキシシラン(CH3Si(OCH33)を純水に添
加し、4時間攪拌混合した4wt%溶液と、TiF4
薬、および純水を用いた。メチルトリメトキシシラン溶
液を純水で薄め、攪拌しながら、そこに、TiF4を所
定量投入し、さらに攪拌するという操作で、表8に示す
組成の液を調製した。これらの液を、一旦減圧にし、液
中のガスを追い出した後、基材として、石英ガラス板と
シリコンウエハ−を液中に浸漬し、密封カバ−をつけ
て、60℃の恒温槽に入れ、15時間保持した。その
後、基材を取り出し、水で洗浄し、乾燥した。
【0052】基材表面には膜が形成されており、膜厚を
SEM観察により求めた。またシリコンウエハ−基板上
に形成された膜を、赤外吸収スペクトルにより分析した
ところ、Si−O結合に基づく吸収と、Si−CH3
合に起因する吸収とが観察され、炭化水素基含有シリカ
被膜が形成されていることが判った。また、ESCAに
よる分析の結果、主成分としてSi、Ti、O、Cが検
出され、さらにNo.1の被膜ではFが検出された。結
果を表8に示す。表中、n.d.は検出されないことを
示す。膜組成は表8に示す通りであり、Tiがド−プさ
れていることが判った。
【0053】
【表8】
【0054】(実施例19)TiF4試薬をSnF2試薬
に代えた以外は、実施例18と同様の方法で膜形成を行
った。基材表面には膜が形成されており、膜圧をSEM
観察により求めた。またシリコンウエハー基板上に形成
された膜を、赤外吸収スペクトルにより分析したとこ
ろ、Si−O結合に基づく吸収と、Si−CH3結合に
起因する吸収とが観察され、炭化水素含有シリカ被膜が
形成されていることが判った。また、ESCAによる分
析の結果、主成分としてSi、Sn、O、Cが検出さ
れ、さらにNo.1の被膜ではFが検出された。結果を
表9に示す。表中、n.d.は検出されないことを示
す。膜組成は表9に示す通りであり、Snがド−プされ
ていることが判った。
【0055】
【表9】
【0056】(実施例20)実施例18、19で得られ
た石英ガラス板上の膜を大気中、800℃で、1時間、
焼成した。得られた膜をESCAにより分析した結果、
C、Fはまったく検出されず、実施例18で得られた膜
を焼成したものからは、Si、O、Tiのみが検出さ
れ、実施例19で得られた膜を焼成したものからは、S
i、O、Snのみが検出された。ド−プ元素であるT
i、SnのSiに対するモル比はそれぞれ焼成前と同じ
であった。このことから、TiあるいはSnがド−プさ
れ、炭化水素基を含まないシリカ膜であることが判っ
た。
【0057】(実施例21)ビニルトリメトキシシラン
CH2 CHSi(OCH33、トリフルオロプロピルト
リメトキシシランCF3CH2CH2Si(OCH33
水及びフッ化アンモニウムを用いて、ビニルトリメトキ
シシラン0.03mol/l及びフッ化アンモニウム
1.5mol/lを含む溶液、ならびにトリフルオロプ
ロピルメトキシシラン0.03mol/l及びフッ化ア
ンモニウム1.5mol/lを含む溶液をそれぞれ調製
した。各溶液をガラス製ビ−カ−に入れ、攪拌しながら
60℃に加熱し、15時間保持した。保持後、溶液を排
出し、ビ−カ−の内面に被膜が形成されていることを確
認した。ビ−カ−の一部を切り出し、IRスペクトルを
測定した結果、それぞれビニル基を含むシリカ被膜、ト
リフルオロプロピル基を含むシリカ被膜であることがわ
かった。
【0058】
【発明の効果】本発明は、液相中でシリカ系被膜を直接
形成する方法を提供する。本法の特徴として、低温で膜
形成できる、大面積の膜形成が容易である、一度に大量
の膜付けが行える、任意形状の表面に膜形成可能、さら
に、製造装置が簡便なものとなるなどが挙げられる。従
って、工業上、価値ある方法となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−296289 (32)優先日 平5(1993)11月26日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素、弗素および水素の中から選ばれ
    る少なくとも1種以上の疎水性官能基を有するケイ酸を
    含む水系溶液に、基材を浸漬または接触させ保持するこ
    とにより、溶液中で基材表面に該疎水性官能基を含むシ
    リカを膜として析出させ、被膜を形成することを特徴と
    する、シリカ系被膜の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、疎水性官
    能基を有するアルコキシシラン化合物を水系溶媒に添加
    し、加水分解することにより、疎水性官能基を有するケ
    イ酸を含む水系溶液を調製することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の方法において、疎水性官
    能基を有するアルコキシシシランとして、以下の化合物
    を使用することを特徴とする方法; RnSi(OR)4-n[1≦n≦2]、 FnSi(OR)4-n[1≦n≦3]、または HnSi(OR)4-n[1≦n≦3] (ただし、Rは炭化水素基、Fは弗素、Hは水素を示
    す)。
  4. 【請求項4】請求項1〜3いずれかに記載の方法におい
    て、炭化水素基を有するケイ酸を含む水系溶液に、弗素
    化合物、酸、アルカリ、及び/又は無機塩を溶解させ、
    そこに基材を浸漬または接触させ、保持することによ
    り、基材表面への炭化水素基を有するシリカの析出を促
    進させ、炭化水素基含有シリカ被膜を形成することを特
    徴とする方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の方法において、弗素化合
    物としてフッ化アンモニウム、フッ化カリウム、フッ化
    ナトリウム、ケイフッ化水素酸、ケイフッ化アンモニウ
    ムのいずれか1種以上を使用する方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3いずれかに記載の方法におい
    て、疎水性官能基を有するケイ酸を含む水系溶液に、添
    加剤として、加水分解する性質をもつ金属フッ化物を溶
    解させ、その溶液に基材を浸漬または接触させ、保持す
    ることにより、添加金属元素と疎水性官能基とを含有す
    るシリカ被膜を、基材表面に溶液中で形成することを特
    徴とする方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の方法において、添加剤で
    ある金属フッ化物として、フッ化チタン、フッ化アンチ
    モン、フッ化スズ、フッ化ニオブ、及びフッ化タンタル
    の中から選ばれる少なくとも1種以上を使用することを
    特徴とする方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7いずれかに記載の方法におい
    て、基材を浸漬または接触させた溶液を、室温以上の温
    度に加熱した状態で保持することにより、被膜形成を促
    進させることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8いずれかに記載の方法におい
    て、溶液中の疎水性官能基を有するケイ酸濃度が、Si
    2濃度として、0.005〜0.5モル/リットルの
    範囲であることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜9いずれかの項に記載の方法
    で得られたシリカ系被膜を焼成することにより、疎水性
    官能基を除去した、シリカ被膜または金属元素含有シリ
    カ被膜とすることを特徴とするシリカ系被膜の製造方
    法。
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