JPH07196275A - エレベータードア装置の改造方法 - Google Patents

エレベータードア装置の改造方法

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JPH07196275A
JPH07196275A JP20794A JP20794A JPH07196275A JP H07196275 A JPH07196275 A JP H07196275A JP 20794 A JP20794 A JP 20794A JP 20794 A JP20794 A JP 20794A JP H07196275 A JPH07196275 A JP H07196275A
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Chiaki Yazawa
千明 矢沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドア装置の交換改修時に既設エレベーターに
生じる連続した運転不能期間が短いエレベータードア装
置の改造方法を得る。 【構成】 既設乗場ドア装置を新設乗場ドア装置に取り
替え、既設かごドア装置(1)の既設係合体を撤去し、既
設かごドア装置(1)によって動作する新設係合装置(91)
を装着する。この新設係合装置(91)の新設係合体(81)を
新設乗場ドア装置の新設係合片に係合してエレベーター
ドア装置を開閉して平常運転する。これによって、かご
ドア装置及び乗場ドア装置の両者の改造工事が順序の制
約なしでき、しかも上記両者の改造工事がそれぞれ別の
時期に可能になる。 【効果】 既設エレベーターそれぞれの事情に柔軟に対
応できて、長期間連続した運転不能状態の発生を極力短
縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設エレベーターの
ドア装置を既設ドア装置とは異種のドア装置と取り替え
て更新するエレベータードア装置の改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜図14は、例えば特公平5−1
7156号公報に示されたものに類似した従来のエレベ
ータードア装置の改造方法を説明する図で、図10は既
設かごドア装置を乗場側から見た正面図、図11は既設
乗場ドア装置をかご側から見た正面図、図12は新設か
ごドア装置を乗場側から見た正面図、図13は新設乗場
ドア装置をかご側から見た正面図、図14は図10〜図
13のドア装置の改造作業を説明した改造工程図であ
る。
【0003】図において、(1)は既設かごドア装置で、
桁(2)、桁(2)に設けられた開閉機(3)、桁(2)に設けられ
たレール(4)、レール(4)に案内されて開閉するかごの戸
(5)、開閉機(3)の動作を両方のかごの戸(5)に伝動し互
いに反対方向へ動作させるリンク機構(6)及び一方のか
ごの戸(5)に設けられてリンク機構(6)の先端のリンクに
よって駆動される作動腕からなる既設作動機構(7)とこ
の既設作動機構(7)によって係合動作する既設係合体(8)
により形成された既設係合装置(9)によって構成されて
いる。
【0004】(10)は既設乗場ドア装置で、ハンガーケー
ス(11)、ハンガーケース(11)に設けられたレール(12)、
レール(12)に案内されて開閉する乗場の戸(13)、ハンガ
ーケース(11)に設けられた巻掛伝動機構からなり両方の
乗場の戸(13)に連結されて両方の乗場の戸(13)を互いに
反対方向へ動作させる連動機構(14)、既設係合装置(9)
が設けられたかごの戸(5)に対向する乗場の戸(13)に設
けられた既設錠機構(15)、既設錠機構(15)を解錠する既
設解錠子(16)及び既設解錠子(16)を囲んで設けられて既
設かごドア装置(1)の既設係合装置(9)と係合する既設係
合片(17)によって構成されている。
【0005】上記のようなエレベータードア装置は、か
ごが乗場に対向すると既設かごドア装置(1)の既設係合
装置(9)の既設係合体(8)と既設乗場ドア装置(10)の既設
係合片(17)が係合する。そして、開閉機(3)が戸開方向
へ付勢されるとリンク機構(6)を介してかごの戸(5)が戸
開し、戸開の初期動作における既設係合体(8)の動作を
介して乗場の戸(13)の既設解錠子(16)が変位して既設錠
機構(15)が解錠される。続いて、リンク機構(6)及び連
動機構(14)により両方のかごの戸(5)及び乗場の戸(13)
がそれぞれ互いに反対方向へ戸開される。
【0006】また、かごの戸(5)及び乗場の戸(13)が戸
開状態で開閉機(3)が戸閉方向へ付勢されるとリンク機
構(6)及び連動機構(14)により両方のかごの戸(5)及び乗
場の戸(13)がそれぞれ互いに反対方向へ戸閉される。そ
して、戸閉の終期動作における既設かごドア装置(1)の
既設係合装置(9)の既設係合体(8)の動作を介して乗場の
戸(13)の既設解錠子(16)が変位して既設錠機構(15)が施
錠される。
【0007】また、(18)は新設かごドア装置で、桁
(2)、桁(2)に設けられた開閉機(3)、桁(2)に設けられた
レール(4)、レール(4)に案内されて開閉するかごの戸
(5)、開閉機(3)の動作を両方のかごの戸(5)に伝動し互
いに反対方向へ動作させるリンク機構(6)及び一方のか
ごの戸(5)に設けられて一端が桁(2)に連結されたリンク
装置からなる新設作動機構(71)とこの新設作動機構(71)
によって係合動作する新設係合体(81)によって形成され
た新設係合装置(91)によって構成されている。
【0008】(19)は新設乗場ドア装置で、ハンガーケー
ス(11)、ハンガーケース(11)に設けられたレール(12)、
レール(12)に案内されて開閉する乗場の戸(13)、ハンガ
ーケース(11)に設けられて巻掛伝動機構からなり両方の
乗場の戸(13)に連結されて両方の乗場の戸(13)を互いに
反対方向へ動作させる連動機構(14)、新設係合装置(91)
が設けられたかごの戸(5)に対向する乗場の戸(13)に設
けられた新設錠機構(151)、新設錠機構(151)に連接して
設けられて新設錠機構(151)を解錠する新設解錠子(161)
及び新設解錠子(161)に隣接して設けられて新設かごド
ア装置(18)の新設係合装置(91)と係合するローラーから
なり新設係合装置(91)の新設係合体(81)と係合する新設
係合片(171)によって構成されている。
【0009】上記のようなエレベータードア装置は、か
ごが乗場に対向すると新設かごドア装置(18)の新設係合
装置(91)の新設係合体(81)と新設乗場ドア装置(19)の新
設係合片(171)が係合する。そして、開閉機(3)が戸開方
向へ付勢されるとリンク機構(6)を介してかごの戸(5)が
戸開し、戸開の初期動作における新設係合体(81)の動作
を介して乗場の戸(13)の新設解錠子(161)が変位して新
設錠機構(151)が解錠される。続いて、リンク機構(6)及
び連動機構(14)により両方のかごの戸(5)及び乗場の戸
(13)がそれぞれ互いに反対方向へ戸開される。
【0010】また、かごの戸(5)及び乗場の戸(13)が戸
開状態で開閉機(3)が戸閉方向へ付勢されるとリンク機
構(6)及び連動機構(14)により両方のかごの戸(5)及び乗
場の戸(13)がそれぞれ互いに反対方向へ戸閉される。そ
して、戸閉の終期動作における新設かごドア装置(18)の
新設係合装置(91)の新設係合体(81)の動作を介して乗場
の戸(13)の新設解錠子(161)が変位して新設錠機構(151)
が施錠される。
【0011】以上説明したように、既設かごドア装置
(1)、既設乗場ドア装置(10)と新設かごドア装置(18)、
新設乗場ドア装置(19)とは構造及び動作が異なる。特
に、かごドア装置の既設係合装置(9)と新設係合装置(9
1)が相違し、また、乗場ドア装置の既設係合片(17)と新
設係合片(171)とが相違することから既設エレベーター
のドア装置を交換改修するエレベータードア装置の改造
時には、かごドア装置の係合装置と乗場ドア装置の係合
片を同時期に取り替える必要がある。このため、エレベ
ータードア装置の改造工事は長期間を要し、既設エレベ
ーターのドア装置を交換改修する改造工事中は、既設エ
レベーターが長期間連続して使用不能になって不便であ
る。
【0012】これに対して、従来のエレベータードア装
置の改造方法では、図14に示すような改造工程によっ
てドア装置の改造作業が行われる。すなわち、図14に
示す2重枠で囲まれた機器はその工程において改造作業
中の機器、破線枠で囲まれた機器はその工程において作
動不能になっている機器である。そして、図14に示す
ように、各階の既設乗場ドア装置(10)の一部を除いて新
設乗場ドア装置(19)に取り替える作業を行うと共に既設
係合片(17)を使用して、新設係合片(171)は不動作とす
る。そして、既設かごドア装置(1)をそのまま使用して
既設係合片(17)を介してドア装置を開閉させてエレベー
ターを運転することが可能な第1期改造が行われる。
【0013】このように、第1期改造は既設エレベータ
ーを週末の1〜2日といった短期間使用停止して各乗場
について逐次行われて、既設エレベーターが長期間連続
して使用不能になる事態が回避される。次いで、全ての
乗場を新設乗場ドア装置(19)に取り替えた後、新設かご
ドア装置(18)を装着すると共に、新設係合片(171)を動
作するようにして、既設係合片(17)を不動作するか又は
撤去する図14に示す第2期改造が行われてエレベータ
ードア装置の改造が終了する。このようにして、ドア装
置の交換改修時の既設エレベーターの連続した運転不能
状態の発生を極力短縮するようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータードア装置の改造方法においては、既設乗場ド
ア装置(10)、新設乗場ドア装置(19)共に、それぞれの既
設係合片(17)及び新設係合片(171)が全ての乗場に併設
されるために改造工事費が嵩むという問題点があった。
また、改造工事の工程は乗場ドア装置から始めることが
必要で、既設エレベーターの事情によってかごドア装置
から改造する必要があるときには実施不能である。さら
に、乗場ドア装置の新設と既設の係合片の位置が相互に
近接しているときには新設と既設の係合片の併設ができ
ないために適用不能である。
【0015】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、ドア装置の交換改修時に既設エ
レベーターに生じる連続した運転不能期間が短いエレベ
ータードア装置の改造方法を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係るエレベータードア装置の改造方法において
は、エレベーターのかごドア装置の係合装置が乗場ドア
装置の係合片と係合することにより乗場ドア装置の施錠
が解除され、かごの戸と乗場の戸が連動して開閉するエ
レベータードア装置の改造方法において、既設乗場ドア
装置を新設乗場ドア装置に取り替えると共に、既設かご
ドア装置の既設係合装置の少なくとも既設係合体を撤去
し、既設かごドア装置の動作によって動作する新設係合
装置を装着して、この新設係合装置の新設係合体が新設
乗場ドア装置の新設係合片と係合することによりエレベ
ータードア装置が開閉されて平常運転が行われる。
【0017】また、この発明の請求項2記載の発明に係
るエレベータードア装置の改造方法においては、エレベ
ーターのかごドア装置の係合装置が乗場ドア装置の係合
片と係合することにより乗場ドア装置の施錠が解除さ
れ、かごの戸と乗場の戸が連動して開閉するエレベータ
ードア装置の改造方法において、既設かごドア装置を撤
去し、既設かごドア装置の既設係合装置用の既設係合体
が設けられた新設かごドア装置を装着して、この新設か
ごドア装置に設けられた既設係合体が新設かごドア装置
の動作を介して動作し、既設乗場ドア装置の既設係合片
と係合することによりエレベータードア装置が開閉され
て平常運転が行われる。
【0018】また、この発明の請求項3記載の発明に係
るエレベータードア装置の改造方法においては、請求項
1及び請求項2のいずれかに記載のエレベータードア装
置の改造方法に対し、複数の乗場の一部を新設乗場ドア
装置に取り替えて、複数の乗場の他部を既設乗場ドア装
置のままとして、対応するかごドア装置の係合体に適合
した係合片を有する乗場ドア装置が設けられた乗場のみ
のドア装置が開閉されて平常運転が行われる。
【0019】また、この発明の請求項4記載の発明に係
るエレベータードア装置の改造方法においては、請求項
1及び請求項2のいずれかに記載のエレベータードア装
置の改造方法に対し、かごドア装置のかごの戸を動作さ
せるリンク機構から独立して構成されてかごドア装置の
取り替えられた係合装置を動作させる作動機構が設けら
れる。
【0020】また、この発明の請求項5記載の発明に係
るエレベータードア装置の改造方法においては、請求項
4に記載のエレベータードア装置の改造方法に対し、か
ごドア装置の桁を挟圧して桁に装着されて作動機構の端
部を桁に枢持する枢着具が設けられる。
【0021】
【作用】上記のようなこの発明の請求項1記載の発明で
は、かごドア装置及び乗場ドア装置の両者の改造工事を
順序の制約なしに行うことが可能であり、しかも上記両
者の改造工事がそれぞれ別の時期に行われる。
【0022】また、上記のようなこの発明の請求項2記
載の発明では、かごドア装置及び乗場ドア装置の両者の
改造工事を順序の制約なしに行うことが可能であり、し
かも上記両者の改造工事がそれぞれ別の時期に行われ
る。
【0023】また、上記のようなこの発明の請求項3記
載の発明では、かごドア装置及び乗場ドア装置の両者の
改造工事を順序の制約なしに行うことが可能であり、し
かも上記両者の改造工事がそれぞれ別の時期に行われ
る。また、複数の乗場の一部のみのドア装置が開閉され
て平常運転が行われ、複数の乗場の他部はドア装置が開
閉が休止される。次いで複数の乗場の他部の乗場ドア装
置が取り替えられてドア装置が開閉され、全ての乗場の
平常運転が行われる。
【0024】また、上記のようなこの発明の請求項4記
載の発明では、かごドア装置のかごの戸を動作させるリ
ンク機構から独立して構成されてかごドア装置の取り替
えられた係合装置を動作させる作動機構が設けられる。
これにより、既設及び新設の係合装置の位置が離れてい
る場合であっても係合装置を動作させることが可能にな
る。
【0025】また、上記のようなこの発明の請求項5記
載の発明では、作動機構の端部を桁に枢持する枢着具
が、かごドア装置の桁を挟圧して所要位置に装着され
る。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1及び図2は、この発明の一実施例を示す
図で、図1はドア装置の改造作業を説明した改造工程
図、図2は改造中のかごドア装置を乗場側から見た正面
図である。図において、(1)は既設かごドア装置で、桁
(2)、桁(2)に設けられた開閉機(3)、桁(2)に設けられた
レール(4)、レール(4)に案内されて開閉するかごの戸
(5)及び開閉機(3)の動作を両方のかごの戸(5)に伝動し
互いに反対方向へ動作させるリンク機構(6)が設けられ
ている。(91)は新設係合装置で、新設作動機構(71)とこ
の新設作動機構(71)によって係合動作する新設係合体(8
1)により構成され、かごの戸(5)に設けられてリンク機
構(6)の先端のリンクによって新設作動機構(71)が変位
して動作する。
【0027】上記のようなエレベータードア装置の改造
方法において、まず第1期改造では前述の図11による
既設乗場ドア装置(10)が図13の新設乗場ドア装置(19)
に取り替えられる。そして、既設かごドア装置(1)の既
設係合装置(9)のみを外して、新設係合装置(91)が装着
されて図2に示す状態となる。これによって、第1期改
造が終了して次の第2期改造まではエレベーターが平常
運転されて一般の乗客の使用に供される。なお、図1に
示す2重枠で囲まれた機器はその工程において改造作業
中の機器である。
【0028】次いで、第2期改造では第1期改造により
改造した図2に示す既設かごドア装置(1)を撤去して前
述の図12の新設かごドア装置(18)を装着する。これに
よって、新設かごドア装置(18)及び新設乗場ドア装置(1
9)が据付けられてエレベータードア装置の改造が終了す
る。このような、エレベータードア装置の改造方法によ
って、既設乗場ドア装置(10)、新設乗場ドア装置(19)共
に、それぞれの既設係合片(17)及び新設係合片(171)が
全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を節減
することができる。
【0029】また、乗場ドア装置の新設と既設の係合片
の位置が相互に近接して配置される構造であっても改造
工事を行うことができる。また、第1期改造において、
既設係合装置(9)が装備された新設かごドア装置(18)を
装着して既設乗場ドア装置(10)を開閉し、第2期改造に
おいて、新設乗場ドア装置(19)を装着すると共に、新設
かごドア装置(18)に新設係合装置(91)を装備するエレベ
ータードア装置の改造工程も可能である。
【0030】このようにして、かごドア装置及び乗場ド
ア装置の両者の改造工事をそれぞれ別の時期に、また、
上記両者の改造工事を順序の制約なしに行うことができ
て、既設エレベーターそれぞれの事情に柔軟に対応でき
る。そして、ドア装置の交換改修時の既設エレベーター
の長期間連続した運転不能状態の発生を極力短縮するこ
とができる。
【0031】また、既設かごドア装置(1)に仮設される
新設係合装置(91)、新設作動機構(71)、新設係合体(81)
等はドア装置の改造工事終了後に、他のドア装置の改造
工事に転用することができる。これによって、ドア装置
の改造工事の費用を更に節減することができる。
【0032】実施例2.図3〜図5は、この発明の他の
実施例を示す図で、図3は改造中のかごドア装置を乗場
側から見た正面図、図4は図3のIV部拡大図、図5は
図4の左側面図である。図において、(1)は既設かごド
ア装置で、桁(2)、桁(2)に設けられた開閉機(3)、桁(2)
に設けられたレール(4)、レール(4)に案内されて開閉す
るかごの戸(5)、開閉機(3)の動作を両方のかごの戸(5)
に伝動し互いに反対方向へ動作させるリンク機構(6)及
び既設作動機構(7)が設けられている。(91)は新設係合
装置で、一端が桁(2)に枢着された新設作動機構(71)と
この新設作動機構(71)によって係合動作する新設係合体
(81)により構成されている。
【0033】(20)は桁(2)の長手端部に装着された枢着
具で、新設作動機構(71)の端部を枢持したピン(21)、桁
(2)を挟む凹所(22)及び凹所(22)の一方の側壁にねじ込
まれて桁(2)を押圧するボルト(23)によって構成さてい
る。そして、かごの戸(5)はリンク機構(6)及び既設作動
機構(7)を介して開閉動作し、また新設係合装置(91)は
新設作動機構(71)の変位により新設係合体(81)が動作す
る。
【0034】上記のようなエレベータードア装置の改造
方法において、前述の図1及び図2の実施例と同様に第
1期改造が行われ、この第1期改造において、既設かご
ドア装置(1)の既設係合体(8)のみを外して、新設係合装
置(91)が装着されて図3に示す状態となる。次いで前述
の図1及び図2の実施例と同様な第2期改造が行われ
る。したがって、詳細な説明を省略するが図3〜図5の
実施例においても図1及び図2の実施例と同様な作用が
得られることは明白である。
【0035】また、図3〜図5の実施例において既設係
合装置(9)と新設係合装置(91)の位置が大きく外れてい
る場合は、既設作動機構(7)を新設係合装置(91)でな
く、かごの戸(5)に直接装着し、新設係合装置(91)をか
ごの戸(5)に既設作動機構(7)とは別の位置に直接装着す
る。このような装置の配置であっても図3〜図5の構成
と同様な作用が得られることは明白である。
【0036】また、図3〜図5の実施例における第1期
改造において、新設係合装置(91)を装着するときに新設
作動機構(71)の端部が枢着具(20)により桁(2)の長手端
部に枢着される。この枢着具(20)は桁(2)に穴明け等の
加工を要することなく桁(2)の適所に桁(2)の長手端部を
挟圧して適所に装着することができ、改造作業を能率化
し所要時間を短縮することができる。
【0037】実施例3.図6及び図7も、この発明の他
の実施例を示す図で、図6はドア装置の改造作業を説明
した改造工程図、図7は改造中のかごドア装置を乗場側
から見た正面図である。図において、(18)は新設かごド
ア装置で、桁(2)、桁(2)に設けられた開閉機(3)、桁(2)
に設けられたレール(4)、レール(4)に案内されて開閉す
るかごの戸(5)及び開閉機(3)の動作を両方のかごの戸
(5)に伝動し互いに反対方向へ動作させるリンク機構(6)
が設けられている。
【0038】(9)は既設係合装置で、既設作動機構(7)と
この既設作動機構(7)によって係合動作する既設係合体
(8)により構成され、かごの戸(5)に設けられて既設作動
機構(7)の先端が図3に示す枢着具(20)と同様な枢着具
(20)によって桁(2)の長手端部に枢着されて、かごの戸
(5)の動作によって既設作動機構(7)の変位により既設係
合体(8)が動作する。
【0039】上記のようなエレベータードア装置の改造
方法において、まず第1期改造では前述の図10の既設
かごドア装置(1)が図12の新設かごドア装置(18)に取
り替えられる。ただし、新設かごドア装置(18)は新設係
合装置(91)に代えて少なくとも既設係合体(8)が装着さ
れて図7に示す状態となる。これによって、第1期改造
が終了して次の第2期改造まではエレベーターが平常運
転されて一般の乗客の使用に供される。なお、図6に示
す2重枠で囲まれた機器はその工程において改造作業中
の機器である。
【0040】次いで、第2期改造では図11の既設乗場
ドア装置(10)を撤去して前述の図13の新設乗場ドア装
置(19)を装着する。また、第1期改造で装着した新設か
ごドア装置(18)の既設係合体(8)を新設係合装置(91)、
新設係合体(81)に取り替える。これによって、新設かご
ドア装置(18)及び新設乗場ドア装置(19)が据付けられて
エレベータードア装置の改造が終了する。このような、
エレベータードア装置の改造方法において、既設乗場ド
ア装置(10)、新設乗場ドア装置(19)共に、それぞれの既
設係合片(17)及び新設係合片(171)が全ての乗場に併設
されることがない。また、かごドア装置及び乗場ドア装
置の両者の改造工事をそれぞれ別の時期に、また、上記
両者の改造工事を順序の制約なしに行うことができる。
したがって、詳細な説明を省略するが図6及び図7の実
施例においても図1及び図2の実施例と同様な作用が得
られることは明白である。
【0041】実施例4.図8も、この発明の他の実施例
を示す図で、図8はドア装置の改造作業を説明した改造
工程図である。図において、図8に示す2重枠で囲まれ
た機器はその工程において改造作業中の機器、破線枠で
囲まれた機器はその工程において作動不能になっている
機器である。まず、第1期改造では、既設エレベーター
の乗場の1階置きに図11の既設乗場ドア装置(10)が図
13の新設乗場ドア装置(19)に取り替えられる。そし
て、既設かごドア装置(1)がそのままとされて既設乗場
ドア装置(10)のままの乗場の階の既設係合片(17)に対応
する。
【0042】これによって、第1期改造が終了して次の
第2期改造までは、既設乗場ドア装置(10)のままの乗場
のみを対象にエレベーターが平常運転されて一般の乗客
の使用に供される。次いで、第2期改造では前述の図2
の場合と同様に既設かごドア装置(1)の既設係合装置(9)
のみが新設係合装置(91)に取り替えられる。そして、第
1期改造で新設乗場ドア装置(19)が装着された乗場の階
の新設係合片(171)に対応する。これによって、第2期
改造が終了して次の第3期改造までは、新設乗場ドア装
置(19)の乗場のみを対象にエレベーターが平常運転され
て一般の乗客の使用に供される。
【0043】次いで、第3期改造が行われ、第1期改造
で既設乗場ドア装置(10)のままとした乗場の階におい
て、既設乗場ドア装置(10)が新設乗場ドア装置(19)に取
り替えられる。なお、既設かごドア装置(1)は第2期改
造の状態のままにされる。これによって、第3期改造が
終了して次の第4期改造までは、第3期改造の状態で全
ての乗場を対象にエレベーターが平常運転されて一般の
乗客の使用に供される。
【0044】そして、第4期改造が行われ、第2期改造
における既設かごドア装置(1)が撤去されて新設かごド
ア装置(18)が装着される。これによって、新設かごドア
装置(18)及び新設乗場ドア装置(19)が据付けられてエレ
ベータードア装置の改造が終了する。このような、エレ
ベータードア装置の改造方法において、既設乗場ドア装
置(10)、新設乗場ドア装置(19)共に、それぞれの既設係
合片(17)及び新設係合片(171)が全ての乗場に併設され
ることがない。また、かごドア装置及び乗場ドア装置の
両者の改造工事をそれぞれ別の時期に、また、上記両者
の改造工事を順序の制約なしに行うことができる。した
がって、詳細な説明を省略するが図8の実施例において
も図1及び図2の実施例と同様な作用が得られることは
明白である。
【0045】また、複数の乗場それぞれの乗場ドア装置
が逐次改造される。また、図8の実施例において、第1
期改造と第2期改造を同時期に、第2期改造と第3期改
造を同時期に、また、第3期改造と第4期改造を同時期
にそれぞれ行うことも可能である。これによって、既設
エレベーターそれぞれの事情に柔軟に対応でき、ドア装
置の交換改修時の既設エレベーターの長期間連続した運
転不能状態の発生を極力少なくすることができる。
【0046】実施例5.図9も、この発明の他の実施例
を示す図で、図9はドア装置の改造作業を説明した改造
工程図である。図において、図9に示す2重枠で囲まれ
た機器はその工程において改造作業中の機器、破線枠で
囲まれた機器はその工程において作動不能になっている
機器である。まず、第1期改造では既設かごドア装置
(1)を撤去して前述の図12の新設かごドア装置(18)が
装着される。そして、新設かごドア装置(18)の新設係合
装置(91)が既設係合装置(9)と取り替えられて既設乗場
ドア装置(10)の既設係合片(17)に対応する。これによっ
て、第1期改造が終了して次の第2期改造までは、エレ
ベーターが平常運転されて一般の乗客の使用に供され
る。
【0047】次いで、第2期改造では既設エレベーター
の乗場の1階置きに図11の既設乗場ドア装置(10)が図
13の新設乗場ドア装置(19)に取り替えられる。これに
よって、第2期改造が終了して次の第3期改造までは、
既設乗場ドア装置(10)のままの乗場の階のみを対象とし
てエレベーターが平常運転されて一般の乗客の使用に供
される。
【0048】そして、第3期改造で、第1期改造の新設
かごドア装置(18)の既設係合装置(9)が新設係合装置(9
1)と取り替えられて新設乗場ドア装置(19)が装着された
乗場の階の新設係合片(171)に対応する。これによっ
て、第3期改造が終了して次の第4期改造までは、新設
乗場ドア装置(19)の乗場のみを対象にエレベーターが平
常運転されて一般の乗客の使用に供される。
【0049】次いで、第4期改造で、既設乗場ドア装置
(10)のままの乗場の階が新設乗場ドア装置(19)と取り替
えられて、新設かごドア装置(18)の新設係合装置(91)と
対応する。これによって、新設かごドア装置(18)及び新
設乗場ドア装置(19)が据付けられてエレベータードア装
置の改造が終了する。このような、エレベータードア装
置の改造方法において、既設乗場ドア装置(10)、新設乗
場ドア装置(19)共に、それぞれの既設係合片(17)及び新
設係合片(171)が全ての乗場に併設されることがない。
また、かごドア装置及び乗場ドア装置の両者の改造工事
をそれぞれ別の時期に、また、上記両者の改造工事を順
序の制約なしに行うことができる。したがって、詳細な
説明を省略するが図9の実施例においても図1及び図2
の実施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0050】また、複数の乗場それぞれの乗場ドア装置
が逐次改造される。また、図9の実施例において、第1
期改造と第2期改造を同時期に、第2期改造と第3期改
造を同時期に、また、第3期改造と第4期改造を同時期
にそれぞれ行うことも可能である。これによって、既設
エレベーターそれぞれの事情に柔軟に対応でき、ドア装
置の交換改修時の既設エレベーターの長期間連続した運
転不能状態の発生を極力少なくすることができる。
【0051】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、エレベーターのかごドア装置の係合装置
が乗場ドア装置の係合片と係合することにより乗場ドア
装置の施錠が解除され、かごの戸と乗場の戸が連動して
開閉するエレベータードア装置の改造方法において、既
設乗場ドア装置を新設乗場ドア装置に取り替えると共
に、既設かごドア装置の既設係合装置の少なくとも既設
係合体を撤去し、既設かごドア装置の動作によって動作
する新設係合装置を装着して、この新設係合装置の新設
係合体が新設乗場ドア装置の新設係合片と係合すること
によりエレベータードア装置を開閉して平常運転を行う
ものである。
【0052】これによって、かごドア装置及び乗場ドア
装置の両者の改造工事を順序の制約なしに行うことが可
能であり、しかも上記両者の改造工事をそれぞれ別の時
期に行うことができる。また、既設乗場ドア装置、新設
乗場ドア装置共に、それぞれの既設係合片及び新設係合
片が全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を
節減することができる。また、乗場ドア装置の新設と既
設の係合片の位置が相互に近接して配置される構造であ
っても改造工事を行うことができる。そして、既設エレ
ベーターそれぞれの事情に柔軟に対応できて、ドア装置
の交換改修時の既設エレベーターの長期間連続した運転
不能状態の発生を極力短縮し既設エレベーターの運転不
能による不便を少なくする効果がある。
【0053】また、この発明の請求項2記載の発明は以
上説明したように、エレベーターのかごドア装置の係合
装置が乗場ドア装置の係合片と係合することにより乗場
ドア装置の施錠が解除され、かごの戸と乗場の戸が連動
して開閉するエレベータードア装置の改造方法におい
て、既設かごドア装置を撤去し、既設かごドア装置の既
設係合装置用の既設係合体が設けられた新設かごドア装
置を装着して、この新設かごドア装置に設けられた既設
係合体が新設かごドア装置の動作を介して動作し、既設
乗場ドア装置の既設係合片と係合することによりエレベ
ータードア装置を開閉して平常運転を行うものである。
【0054】これによって、かごドア装置及び乗場ドア
装置の両者の改造工事を順序の制約なしに行うことが可
能であり、しかも上記両者の改造工事をそれぞれ別の時
期に行うことができる。また、既設乗場ドア装置、新設
乗場ドア装置共に、それぞれの既設係合片及び新設係合
片が全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を
節減することができる。また、乗場ドア装置の新設と既
設の係合片の位置が相互に近接して配置される構造であ
っても改造工事を行うことができる。そして、既設エレ
ベーターそれぞれの事情に柔軟に対応でき、ドア装置の
交換改修時の既設エレベーターの長期間連続した運転不
能状態の発生を極力短縮し既設エレベーターの運転不能
による不便を少なくする効果がある。
【0055】また、この発明の請求項3記載の発明は以
上説明したように、請求項1及び請求項2のいずれかに
記載のエレベータードア装置の改造方法に対し、複数の
乗場の一部を新設乗場ドア装置に取り替えて、乗場の他
部を既設乗場ドア装置のままとして、対応するかごドア
装置の係合体に適合した係合片を有する乗場ドア装置が
設けられた乗場のみのドア装置が開閉されて平常運転が
行われる。
【0056】これによって、かごドア装置及び乗場ドア
装置の両者の改造工事を順序の制約なしに行うことが可
能であり、しかも上記両者の改造工事をそれぞれ別の時
期に行うことができる。また、既設乗場ドア装置、新設
乗場ドア装置共に、それぞれの既設係合片及び新設係合
片が全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を
節減することができる。また、乗場ドア装置の新設と既
設の係合片の位置が相互に近接して配置される構造であ
っても改造工事を行うことができる。そして、既設エレ
ベーターそれぞれの事情に柔軟に対応でき、ドア装置の
交換改修時の既設エレベーターの長期間連続した運転不
能状態の発生を極力短縮し既設エレベーターの運転不能
による不便を少なくする効果がある。
【0057】また、複数の乗場の一部のみのドア装置が
開閉されて平常運転が行われ、複数の乗場の他部はドア
装置が開閉が休止される。次いで複数の乗場の他部の乗
場ドア装置が取り替えられてドア装置が開閉され、全て
の乗場の平常運転が行われる。これによって、複数の乗
場それぞれの乗場ドア装置を逐次改造することができ、
既設エレベーターそれぞれの事情に一層柔軟に対応でき
て、ドア装置の交換改修時の既設エレベーターの長期間
連続した運転不能状態の発生を極力少なくする効果があ
る。
【0058】また、この発明の請求項4記載の発明は以
上説明したように、請求項1及び請求項2のいずれかに
記載のエレベータードア装置の改造方法に対し、かごド
ア装置のかごの戸を動作させるリンク機構から独立して
構成されて、かごドア装置の取り替えられた係合装置を
動作させる作動機構を設けたものである。
【0059】これによって、かごドア装置及び乗場ドア
装置の両者の改造工事を順序の制約なしに行うことが可
能であり、しかも上記両者の改造工事をそれぞれ別の時
期に行うことができる。また、既設乗場ドア装置、新設
乗場ドア装置共に、それぞれの既設係合片及び新設係合
片が全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を
節減することができる。また、乗場ドア装置の新設と既
設の係合片の位置が相互に近接して配置される構造であ
っても改造工事を行うことができる。
【0060】そして、既設エレベーターそれぞれの事情
に柔軟に対応できて、ドア装置の交換改修時の既設エレ
ベーターの長期間連続した運転不能状態の発生を極力短
縮し既設エレベーターの運転不能による不便を少なくす
る効果がある。また、既設及び新設の係合装置の位置が
離れている場合であっても、簡易な加工により係合装置
を動作させることができ、ドア装置の改造工事を迅速化
して既設エレベーターの運転不能による不便を少なくす
る効果がある。
【0061】また、この発明の請求項5記載の発明は以
上説明したように、請求項4に記載のエレベータードア
装置の改造方法に対し、かごドア装置の桁を挟圧して桁
に装着されて作動機構の端部を桁に枢持する枢着具を設
けたものである。
【0062】これによって、かごドア装置及び乗場ドア
装置の両者の改造工事を順序の制約なしに行うことが可
能であり、しかも上記両者の改造工事をそれぞれ別の時
期に行うことができる。また、既設乗場ドア装置、新設
乗場ドア装置共に、それぞれの既設係合片及び新設係合
片が全ての乗場に併設されることがなく、改造工事費を
節減することができる。また、乗場ドア装置の新設と既
設の係合片の位置が相互に近接して配置される構造であ
っても改造工事を行うことができる。
【0063】そして、既設エレベーターそれぞれの事情
に柔軟に対応できて、ドア装置の交換改修時の既設エレ
ベーターの長期間連続した運転不能状態の発生を極力短
縮し既設エレベーターの運転不能による不便を少なくす
る効果がある。また、作動機構の端部を桁に枢持する枢
着具が、かごドア装置の桁を挟圧して適所に装着される
ので、桁等を既設エレベーターの現場で加工を要するこ
となく容易に枢着具を着脱することができ、ドア装置の
改造工事を迅速化して既設エレベーターの運転不能によ
る不便を少なくする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、ドア装置の改
造を説明した改造工程図。
【図2】図1に対応する改造中のかごドア装置を乗場側
から見た正面図。
【図3】この発明の実施例2を示す図で、改造中のかご
ドア装置を乗場側から見た正面図。
【図4】図3のIV部拡大図。
【図5】図4の左側面図。
【図6】この発明の実施例3を示す図で、ドア装置の改
造を説明した改造工程図。
【図7】図6に対応する改造中のかごドア装置を乗場側
から見た正面図。
【図8】この発明の実施例4を示す図で、ドア装置の改
造を説明した改造工程図。
【図9】この発明の実施例5を示す図で、ドア装置の改
造を説明した改造工程図。
【図10】従来のエレベータードア装置の改造方法を説
明する図で、既設かごドア装置を乗場側から見た正面
図。
【図11】図10に対応する既設乗場ドア装置をかご側
から見た正面図。
【図12】図10に対応する新設かごドア装置を乗場側
から見た正面図。
【図13】図10に対応する新設乗場ドア装置をかご側
から見た正面図。
【図14】図10〜図13のドア装置の改造を説明した
改造工程図。
【符号の説明】
1 既設かごドア装置 2 桁 5 かごの戸 6 リンク機構 7 既設作動機構 8 既設係合体 9 既設係合装置 10 既設乗場ドア装置 13 乗場の戸 17 既設係合片 18 新設かごドア装置 19 新設乗場ドア装置 20 枢着具 71 新設作動機構 81 新設係合体 91 新設係合装置 171 新設係合片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターのかごドア装置の係合装置
    が乗場ドア装置の係合片と係合することにより上記乗場
    ドア装置の施錠が解除され、かごの戸と乗場の戸が連動
    して開閉するエレベータードア装置の改造方法におい
    て、既設上記乗場ドア装置を新設乗場ドア装置に取り替
    えると共に、既設上記かごドア装置の既設係合装置の少
    なくとも既設係合体を撤去し、上記既設かごドア装置の
    動作によって動作する新設係合装置を装着して、この新
    設係合装置の新設係合体が上記新設乗場ドア装置の新設
    係合片と係合することによりドア装置を開閉して平常運
    転することを特徴とするエレベータードア装置の改造方
    法。
  2. 【請求項2】 エレベーターのかごドア装置の係合装置
    が乗場ドア装置の係合片と係合することにより上記乗場
    ドア装置の施錠が解除され、かごの戸と乗場の戸が連動
    して開閉するエレベータードア装置の改造方法におい
    て、既設上記かごドア装置を撤去し、上記既設かごドア
    装置の既設係合装置用の既設係合体が設けられた新設か
    ごドア装置を装着して、この新設かごドア装置に設けら
    れた上記既設係合体が上記新設かごドア装置の動作を介
    して動作し、既設上記乗場ドア装置の既設係合片と係合
    することによりドア装置を開閉して平常運転することを
    特徴とするエレベータードア装置の改造方法。
  3. 【請求項3】 複数の乗場の一部を新設乗場ドア装置に
    取り替えて、上記乗場の他部を既設乗場ドア装置のまま
    として、対応するかごドア装置の係合体に適合した係合
    片を有する乗場ドア装置が設けられた上記乗場のみのド
    ア装置を開閉して平常運転することを特徴とする請求項
    1及び請求項2のいずれかに記載のエレベータードア装
    置の改造方法。
  4. 【請求項4】 かごドア装置のかごの戸を動作させるリ
    ンク機構から独立して構成されて上記かごドア装置の取
    り替えられた係合装置を動作させる作動機構としたこと
    を特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の
    エレベータードア装置の改造方法。
  5. 【請求項5】 かごドア装置の桁を挟圧して上記桁に装
    着されて作動機構の端部を上記桁に枢持する枢着具を備
    えたことを特徴とする請求項4記載のエレベータードア
    装置の改造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

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US7681695B2 (en) 2006-02-21 2010-03-23 Inventio Ag Method of modernizing the car door system of an elevator, and modernizing constructional set for carrying out the method

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